JPH0782553A - 赤外発光材料 - Google Patents
赤外発光材料Info
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- JPH0782553A JPH0782553A JP5254897A JP25489793A JPH0782553A JP H0782553 A JPH0782553 A JP H0782553A JP 5254897 A JP5254897 A JP 5254897A JP 25489793 A JP25489793 A JP 25489793A JP H0782553 A JPH0782553 A JP H0782553A
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- emitting material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い発光出力を有するネオジム賦活発光材料
を提供する。 【構成】 本発明の発光材料は、下記の一般式、 ABx Nd1-x P4 O12 (式中、AはLi,NaおよびKからなる群から選択さ
れる少なくとも一種類以上のアルカリ金属元素であり、
BはSb,Lu,Ga,Sc,Y,La,Ce,Gd,
In,Bi,AlおよびTlからなる群から選択される
少なくとも一種類以上の三価のイオンとなりうる金属元
素であり、0.05≦x≦0.8である)で示される組
成を有する。
を提供する。 【構成】 本発明の発光材料は、下記の一般式、 ABx Nd1-x P4 O12 (式中、AはLi,NaおよびKからなる群から選択さ
れる少なくとも一種類以上のアルカリ金属元素であり、
BはSb,Lu,Ga,Sc,Y,La,Ce,Gd,
In,Bi,AlおよびTlからなる群から選択される
少なくとも一種類以上の三価のイオンとなりうる金属元
素であり、0.05≦x≦0.8である)で示される組
成を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光材料に関する。更に
詳細には、本発明はネオジムイオン(Nd3+)で賦活さ
れた赤外発光材料に関する。
詳細には、本発明はネオジムイオン(Nd3+)で賦活さ
れた赤外発光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、蛍光体を用いて郵便物にマークを
付したり、例えば、バーコードなどにより必要な情報を
所定の用紙に記録したりして、蛍光体マークからの発光
のみを蛍光体の励起波長に合致した励起光源で照射し
て、マーク部分を選択的に検出し、この検出によって郵
便物を仕分けたり、用紙に記録された情報を光学的カー
ドリーダーなどで正確に読み取ることが行われている。
付したり、例えば、バーコードなどにより必要な情報を
所定の用紙に記録したりして、蛍光体マークからの発光
のみを蛍光体の励起波長に合致した励起光源で照射し
て、マーク部分を選択的に検出し、この検出によって郵
便物を仕分けたり、用紙に記録された情報を光学的カー
ドリーダーなどで正確に読み取ることが行われている。
【0003】この方式によれば、情報を記録する有色
(例えば、黒色)インクを用いたバーコードと異なり、
記録されたマークがある場合にのみ蛍光信号を検出する
ために、励起光源の反射光は無視でき、原理的にコント
ラスト比は高くなり、読取誤動作が少なくなると考えら
れている。
(例えば、黒色)インクを用いたバーコードと異なり、
記録されたマークがある場合にのみ蛍光信号を検出する
ために、励起光源の反射光は無視でき、原理的にコント
ラスト比は高くなり、読取誤動作が少なくなると考えら
れている。
【0004】従来、光学的マーキング用発光材料として
は、ネオジムイオン(Nd3+)で賦活された波長105
0nm付近に大きな発光ピークを示す赤外発光材料、例
えば、LiNdP4 O12などが知られていた。光学的マ
ーキングにおいては、発光材料によりマーキングを施し
た媒体を、発光材料の励起波長に合致した発光スペクト
ルを有する励起光源で照射し、発光材料からの発光のみ
を選択的に検出することにより、媒体に記録された情報
を正確に読み取ることが可能である。特に、LiNdP
4 O12発光材料を用いることの利点の一つは、吸収およ
び発光イオンであるネオジムイオンの赤外における吸収
断面積が大きいので、発光材料層を薄くしても情報の読
取が可能なことであった。
は、ネオジムイオン(Nd3+)で賦活された波長105
0nm付近に大きな発光ピークを示す赤外発光材料、例
えば、LiNdP4 O12などが知られていた。光学的マ
ーキングにおいては、発光材料によりマーキングを施し
た媒体を、発光材料の励起波長に合致した発光スペクト
ルを有する励起光源で照射し、発光材料からの発光のみ
を選択的に検出することにより、媒体に記録された情報
を正確に読み取ることが可能である。特に、LiNdP
4 O12発光材料を用いることの利点の一つは、吸収およ
び発光イオンであるネオジムイオンの赤外における吸収
断面積が大きいので、発光材料層を薄くしても情報の読
取が可能なことであった。
【0005】しかしながら、従来のネオジム賦活発光材
料の発光出力は比較的低く、光学的マーキング用、特に
カードリーダ用として必ずしも満足できるものではなか
った。
料の発光出力は比較的低く、光学的マーキング用、特に
カードリーダ用として必ずしも満足できるものではなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、波長1050nm付近で高い発光出力を有するネオ
ジム賦活発光材料を提供することである。
は、波長1050nm付近で高い発光出力を有するネオ
ジム賦活発光材料を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、下記の一般式、 ABx Nd1-x P4 O12 (式中、AはLi,NaおよびKからなる群から選択さ
れる少なくとも一種類以上のアルカリ金属元素であり、
BはSb,Lu,Ga,Sc,Y,La,Ce,Gd,
In,Bi,AlおよびTlからなる群から選択される
少なくとも一種類以上の三価のイオンとなりうる金属元
素であり、0.05≦x≦0.8である)で示される組
成を有することを特徴とする赤外発光材料を提供する。
に、本発明では、下記の一般式、 ABx Nd1-x P4 O12 (式中、AはLi,NaおよびKからなる群から選択さ
れる少なくとも一種類以上のアルカリ金属元素であり、
BはSb,Lu,Ga,Sc,Y,La,Ce,Gd,
In,Bi,AlおよびTlからなる群から選択される
少なくとも一種類以上の三価のイオンとなりうる金属元
素であり、0.05≦x≦0.8である)で示される組
成を有することを特徴とする赤外発光材料を提供する。
【0008】
【作用】前記のように、ネオジム賦活発光材料、ANd
P4 O12(但し、AはLi,NaおよびKからなる群か
ら選択される少なくとも一種類以上のアルカリ金属元素
である)において、発光中心であるネオジムイオン(N
d3+)の一部をSb,Lu,Ga,Sc,Y,La,C
e,Gd,In,Bi,AlおよびTlからなる群から
選択される少なくとも一種類以上の三価のイオン、例え
ば、ガドリニウムイオン(Gd3+)および/またはイッ
トリウムイオン(Y3+)によって置換することにより、
波長1050nm付近において従来の発光材料よりも大
きな発光出力を有する発光材料を提供することができ
る。
P4 O12(但し、AはLi,NaおよびKからなる群か
ら選択される少なくとも一種類以上のアルカリ金属元素
である)において、発光中心であるネオジムイオン(N
d3+)の一部をSb,Lu,Ga,Sc,Y,La,C
e,Gd,In,Bi,AlおよびTlからなる群から
選択される少なくとも一種類以上の三価のイオン、例え
ば、ガドリニウムイオン(Gd3+)および/またはイッ
トリウムイオン(Y3+)によって置換することにより、
波長1050nm付近において従来の発光材料よりも大
きな発光出力を有する発光材料を提供することができ
る。
【0009】本発明の発光材料は、基本的にNdの4f
電子の4f−4f遷移により発光するものであるが、従
来の発光材料に比べて発光強度が高い理由は、ネオジム
イオンの吸光、発光の波長域にわたって、大きな吸光お
よび発光のない三価を取りうる金属イオンを有するテト
ラ燐酸塩を母体として、これに発光中心となるネオジム
イオンを賦活したことによるものと思われる。また、L
i,NaまたはKなどのアルカリ金属の添加により発光
材料の結晶性が改善され、この結晶性の改善により発光
強度が更に向上されるものと思われる。
電子の4f−4f遷移により発光するものであるが、従
来の発光材料に比べて発光強度が高い理由は、ネオジム
イオンの吸光、発光の波長域にわたって、大きな吸光お
よび発光のない三価を取りうる金属イオンを有するテト
ラ燐酸塩を母体として、これに発光中心となるネオジム
イオンを賦活したことによるものと思われる。また、L
i,NaまたはKなどのアルカリ金属の添加により発光
材料の結晶性が改善され、この結晶性の改善により発光
強度が更に向上されるものと思われる。
【0010】本発明の赤外発光材料は、大きな発光出力
が得られるので、光学的マーキング用発光材料として好
ましい特性を備えている。前記母体を形成する三価のイ
オンとなる元素の種類によって異なるが、特に0.1≦
x≦0.7の範囲の発光材料は大きな発光強度が得られ
る。
が得られるので、光学的マーキング用発光材料として好
ましい特性を備えている。前記母体を形成する三価のイ
オンとなる元素の種類によって異なるが、特に0.1≦
x≦0.7の範囲の発光材料は大きな発光強度が得られ
る。
【0011】前記のように、本発明では、三価を取りう
るイオンの濃度xを規定したが、この範囲外では十分満
足しうる発光強度は得られない。この理由は明らかでな
いが、例えば、xが0.05未満では濃度消光により量
子効率が低下し、また、xが0.8超では発光中心であ
るネオジムイオンの濃度が希薄となるため十分な発光が
得られなくなるためであろうと想像される。
るイオンの濃度xを規定したが、この範囲外では十分満
足しうる発光強度は得られない。この理由は明らかでな
いが、例えば、xが0.05未満では濃度消光により量
子効率が低下し、また、xが0.8超では発光中心であ
るネオジムイオンの濃度が希薄となるため十分な発光が
得られなくなるためであろうと想像される。
【0012】本発明の発光材料は様々な方法で製造でき
るが、例えば、Nd2 O3 ,Gd2O3 ,Y2 O3 また
は焼成により容易に酸化物に変化する炭酸化物、硝酸化
物、シュウ酸化物など、およびLi2 CO3 ,NH4 H
2 PO4 を、Pが化学量論的組成よりも1.5倍以上、
Liが化学量論的組成よりも1.2倍以上過剰となるよ
うに秤量し、十分混合した後、アルミナ製の蓋付坩堝に
充填し、大気中で500〜1000℃、好ましくは60
0℃〜900℃で約0.5時間〜20時間程度にわたっ
て焼成すればよい。その他、水熱合成法などによっても
得られるであろう。また、副次的ではあるが、本発明に
よる発光材料は坩堝から取り出す際、水に浸すだけで粉
体として得ることが出来るので、従来の発光材料(例え
ば、LiNdP4 O12)とは異なり熱水による煮沸が不
要である。
るが、例えば、Nd2 O3 ,Gd2O3 ,Y2 O3 また
は焼成により容易に酸化物に変化する炭酸化物、硝酸化
物、シュウ酸化物など、およびLi2 CO3 ,NH4 H
2 PO4 を、Pが化学量論的組成よりも1.5倍以上、
Liが化学量論的組成よりも1.2倍以上過剰となるよ
うに秤量し、十分混合した後、アルミナ製の蓋付坩堝に
充填し、大気中で500〜1000℃、好ましくは60
0℃〜900℃で約0.5時間〜20時間程度にわたっ
て焼成すればよい。その他、水熱合成法などによっても
得られるであろう。また、副次的ではあるが、本発明に
よる発光材料は坩堝から取り出す際、水に浸すだけで粉
体として得ることが出来るので、従来の発光材料(例え
ば、LiNdP4 O12)とは異なり熱水による煮沸が不
要である。
【0013】図1は、下記の一般式、 LiGdx Nd1-x P4 O12 (1) LiYx Nd1-x P4 O12 (2) LiGdx Yx Nd1-2xP4 O12 (3) で示される発光材料中の三価をとる全てのイオン中のネ
オジムイオンの濃度と1050nmにおける発光強度の
相対値との関係を示す特性図である。図示されているよ
うに、母体を形成する三価のイオンとしてGd3+,Y3+
を用いると、Nd3+イオンが高濃度のとき、Nd3+イオ
ンが発光材料中にある三価のイオンの全量であるときよ
りも発光は低下している。恐らくは、このとき同時に発
光材料の結晶性が変化しているために、濃度消光による
量子効率の低下が増大して発光が低下したものと考えら
れる。しかし、Nd3+イオンの濃度の減少に伴い、発光
強度は増加する。その理由として、例えば、濃度消光に
よる量子効率の低下が減少した結果、大きな発光が得ら
れたものと考えられる。更に、Nd3+イオン濃度が減少
すると、再び発光強度は低下する。この理由は、恐ら
く、発光中心であるNd 3+イオンの濃度が減少した結果
であろう。そして、Gd3+またはY3+イオンの何れか一
方のみを、発光材料の母体として三価をとりうるイオン
として用いた場合、Nd3+イオンの濃度が0.7近辺の
とき最も強い発光が得られ、また、Gd3+およびY3+イ
オンを等量混合した場合は、Gd3+およびY3+イオンが
共に0.2である、つまり、Nd3+イオンが0.6近辺
のとき最も強い発光強度が得られることが判明した。従
って、前記(1) の一般式、LiGdx Nd1-x P4 O12
で示される組成の発光材料の場合、好ましいxの範囲
は、0.1≦x≦0.6、最も好ましくは、0.2≦x
≦0.5であり、前記(2) の一般式、LiYx Nd1-x
P4 O12で示される組成の発光材料の場合、好ましいx
の範囲は、0.2≦x≦0.6、最も好ましくは、0.
25≦x≦0.5であり、前記(3) の一般式、LiGd
x Yx Nd1-2xP4 O12で示される組成の発光材料の場
合、好ましいxの範囲は、0.2≦x≦0.6、最も好
ましくは、0.3≦x≦0.5である。
オジムイオンの濃度と1050nmにおける発光強度の
相対値との関係を示す特性図である。図示されているよ
うに、母体を形成する三価のイオンとしてGd3+,Y3+
を用いると、Nd3+イオンが高濃度のとき、Nd3+イオ
ンが発光材料中にある三価のイオンの全量であるときよ
りも発光は低下している。恐らくは、このとき同時に発
光材料の結晶性が変化しているために、濃度消光による
量子効率の低下が増大して発光が低下したものと考えら
れる。しかし、Nd3+イオンの濃度の減少に伴い、発光
強度は増加する。その理由として、例えば、濃度消光に
よる量子効率の低下が減少した結果、大きな発光が得ら
れたものと考えられる。更に、Nd3+イオン濃度が減少
すると、再び発光強度は低下する。この理由は、恐ら
く、発光中心であるNd 3+イオンの濃度が減少した結果
であろう。そして、Gd3+またはY3+イオンの何れか一
方のみを、発光材料の母体として三価をとりうるイオン
として用いた場合、Nd3+イオンの濃度が0.7近辺の
とき最も強い発光が得られ、また、Gd3+およびY3+イ
オンを等量混合した場合は、Gd3+およびY3+イオンが
共に0.2である、つまり、Nd3+イオンが0.6近辺
のとき最も強い発光強度が得られることが判明した。従
って、前記(1) の一般式、LiGdx Nd1-x P4 O12
で示される組成の発光材料の場合、好ましいxの範囲
は、0.1≦x≦0.6、最も好ましくは、0.2≦x
≦0.5であり、前記(2) の一般式、LiYx Nd1-x
P4 O12で示される組成の発光材料の場合、好ましいx
の範囲は、0.2≦x≦0.6、最も好ましくは、0.
25≦x≦0.5であり、前記(3) の一般式、LiGd
x Yx Nd1-2xP4 O12で示される組成の発光材料の場
合、好ましいxの範囲は、0.2≦x≦0.6、最も好
ましくは、0.3≦x≦0.5である。
【0014】図2は、一般式、LiGdx Yy Nd
1-x-y P4 O12(但し、x+y=0.3である)で示さ
れる発光材料中のGd3+イオンおよびY3+イオンの濃度
と1050nmにおける発光強度の相対値の関係を示す
特性図である。この特性図から明らかなように、複数の
三価をとるイオンで母体を形成したときも、従来の発光
材料(例えば、LiNdP4 O12)に比べて強い発光が
得られる。一般的に、式、LiGdx Yy Nd1-x-y P
4 O12で示される組成の発光材料の場合、0.1≦x+
y≦0.8、好ましくは、0.2≦x+y≦0.6、最
も好ましくは、0.3≦x+y≦0.5であり、かつ、
0.001≦y/(x+y)≦0.999、好ましく
は、0.1≦y/(x+y)≦0.9、最も好ましく
は、0.3≦y/(x+y)≦0.7である。
1-x-y P4 O12(但し、x+y=0.3である)で示さ
れる発光材料中のGd3+イオンおよびY3+イオンの濃度
と1050nmにおける発光強度の相対値の関係を示す
特性図である。この特性図から明らかなように、複数の
三価をとるイオンで母体を形成したときも、従来の発光
材料(例えば、LiNdP4 O12)に比べて強い発光が
得られる。一般的に、式、LiGdx Yy Nd1-x-y P
4 O12で示される組成の発光材料の場合、0.1≦x+
y≦0.8、好ましくは、0.2≦x+y≦0.6、最
も好ましくは、0.3≦x+y≦0.5であり、かつ、
0.001≦y/(x+y)≦0.999、好ましく
は、0.1≦y/(x+y)≦0.9、最も好ましく
は、0.3≦y/(x+y)≦0.7である。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明の発光材料の製造
および特性を例証する。
および特性を例証する。
【0016】実施例1 Nd2 O3 4.63g,Gd2 O3 1.53g,Li2
CO3 2.33gおよびNH4 H2 PO4 28.99g
からなる粉末原料を十分に混合し、アルミナ製の蓋付坩
堝に充填した後、電気炉に入れ、室温から400℃まで
一定昇温速度で2時間、400℃から700℃まで一定
昇温速度で1時間昇温し、しかる後、700℃で2時間
焼成した。焼成終了後、直ちに電気炉から取り出して空
気中で放冷させた。その後、坩堝中に注水し、1N硝酸
で洗浄し、次いで水洗し、最後に乾燥させて目的の発光
材料を得た。得られた発光材料の組成はLiGd0.3 N
d0.7 P4 O12であり、その平均粒径は6μmであっ
た。
CO3 2.33gおよびNH4 H2 PO4 28.99g
からなる粉末原料を十分に混合し、アルミナ製の蓋付坩
堝に充填した後、電気炉に入れ、室温から400℃まで
一定昇温速度で2時間、400℃から700℃まで一定
昇温速度で1時間昇温し、しかる後、700℃で2時間
焼成した。焼成終了後、直ちに電気炉から取り出して空
気中で放冷させた。その後、坩堝中に注水し、1N硝酸
で洗浄し、次いで水洗し、最後に乾燥させて目的の発光
材料を得た。得られた発光材料の組成はLiGd0.3 N
d0.7 P4 O12であり、その平均粒径は6μmであっ
た。
【0017】実施例2 Nd2 O3 4.63g,Y2 O3 1.42g,Li2 C
O3 2.33gおよびNH4 H2 PO4 28.99gか
らなる粉末原料を十分に混合し、アルミナ製の蓋付坩堝
に充填した後、電気炉に入れ、室温から400℃まで一
定昇温速度で2時間、400℃から700℃まで一定昇
温速度で1時間昇温し、しかる後、700℃で2時間焼
成した。焼成終了後、直ちに電気炉から取り出して空気
中で放冷させた。その後、坩堝中に注水し、1N硝酸で
洗浄し、次いで水洗し、最後に乾燥させて目的の発光材
料を得た。得られた発光材料の組成はLiY0.3 Nd
0.7P4 O12であり、その平均粒径は6μmであった。
O3 2.33gおよびNH4 H2 PO4 28.99gか
らなる粉末原料を十分に混合し、アルミナ製の蓋付坩堝
に充填した後、電気炉に入れ、室温から400℃まで一
定昇温速度で2時間、400℃から700℃まで一定昇
温速度で1時間昇温し、しかる後、700℃で2時間焼
成した。焼成終了後、直ちに電気炉から取り出して空気
中で放冷させた。その後、坩堝中に注水し、1N硝酸で
洗浄し、次いで水洗し、最後に乾燥させて目的の発光材
料を得た。得られた発光材料の組成はLiY0.3 Nd
0.7P4 O12であり、その平均粒径は6μmであった。
【0018】実施例3 Nd2 O3 4.24g,Gd2 O3 1.52g,Y2 O
3 0.95g,Li2CO3 2.33gおよびNH4 H2
PO4 28.99gからなる粉末原料を十分に混合
し、アルミナ製の蓋付坩堝に充填した後、電気炉に入
れ、室温から400℃まで一定昇温速度で2時間、40
0℃から700℃まで一定昇温速度で1時間昇温し、し
かる後、700℃で2時間焼成した。焼成終了後、直ち
に電気炉から取り出して空気中で放冷させた。その後、
坩堝中に注水し、1N硝酸で洗浄し、次いで水洗し、最
後に乾燥させて目的の発光材料を得た。得られた発光材
料の組成はLiGd0.2 Y0.2 Nd0.6 P4 O12であ
り、その平均粒径は6μmであった。
3 0.95g,Li2CO3 2.33gおよびNH4 H2
PO4 28.99gからなる粉末原料を十分に混合
し、アルミナ製の蓋付坩堝に充填した後、電気炉に入
れ、室温から400℃まで一定昇温速度で2時間、40
0℃から700℃まで一定昇温速度で1時間昇温し、し
かる後、700℃で2時間焼成した。焼成終了後、直ち
に電気炉から取り出して空気中で放冷させた。その後、
坩堝中に注水し、1N硝酸で洗浄し、次いで水洗し、最
後に乾燥させて目的の発光材料を得た。得られた発光材
料の組成はLiGd0.2 Y0.2 Nd0.6 P4 O12であ
り、その平均粒径は6μmであった。
【0019】比較例 Nd2 O3 7.06g,Li2 CO3 2.33gおよび
NH4 H2 PO4 28.99gからなる粉末原料を十分
に混合し、アルミナ製の蓋付坩堝に充填した後、電気炉
に入れ、室温から400℃まで一定昇温速度で2時間、
400℃から700℃まで一定昇温速度で1時間昇温
し、しかる後、700℃で2時間焼成した。焼成終了
後、直ちに電気炉から取り出して空気中で放冷させた。
その後、坩堝中に注水し、1N硝酸で洗浄し、次いで水
洗し、最後に乾燥させて目的の発光材料を得た。得られ
た発光材料の組成はLiNdP4 O12であり、その平均
粒径は6μmであった。
NH4 H2 PO4 28.99gからなる粉末原料を十分
に混合し、アルミナ製の蓋付坩堝に充填した後、電気炉
に入れ、室温から400℃まで一定昇温速度で2時間、
400℃から700℃まで一定昇温速度で1時間昇温
し、しかる後、700℃で2時間焼成した。焼成終了
後、直ちに電気炉から取り出して空気中で放冷させた。
その後、坩堝中に注水し、1N硝酸で洗浄し、次いで水
洗し、最後に乾燥させて目的の発光材料を得た。得られ
た発光材料の組成はLiNdP4 O12であり、その平均
粒径は6μmであった。
【0020】前記の実施例1〜3および比較例で作製さ
れた発光材料を水溶性バインダ樹脂であるポリビニルピ
ロリドンに等重量混合分散し、これを白色樹脂板上に均
一に塗布してテストサンプルを作成した。このサンプル
に発光ダイオード光源から810nmの光線を照射して
発光させ、その光をシリコン光受光素子で受光させ、受
光素子の出力を測定した。結果を図3に示す。図3で
は、比較例で得られた発光材料からなるサンプルのシリ
コン光受光素子の出力を100とした。図3から明らか
なように、実施例で得られた各発光材料は何れも比較例
の発光材料よりも高い発光出力を示す。特に、実施例1
の発光材料の出力は140に達し、最も高かった。
れた発光材料を水溶性バインダ樹脂であるポリビニルピ
ロリドンに等重量混合分散し、これを白色樹脂板上に均
一に塗布してテストサンプルを作成した。このサンプル
に発光ダイオード光源から810nmの光線を照射して
発光させ、その光をシリコン光受光素子で受光させ、受
光素子の出力を測定した。結果を図3に示す。図3で
は、比較例で得られた発光材料からなるサンプルのシリ
コン光受光素子の出力を100とした。図3から明らか
なように、実施例で得られた各発光材料は何れも比較例
の発光材料よりも高い発光出力を示す。特に、実施例1
の発光材料の出力は140に達し、最も高かった。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発光材料
は、従来から光学的マーキング用発光材料として用いら
れてきたLiNdP4 O12よりも遥かに高い発光出力を
示すので、カードリーダなどで用いる光学的マーキング
用発光材料として特に優れている。
は、従来から光学的マーキング用発光材料として用いら
れてきたLiNdP4 O12よりも遥かに高い発光出力を
示すので、カードリーダなどで用いる光学的マーキング
用発光材料として特に優れている。
【図1】LiGdx Nd1-x P4 O12,LiYx Nd
1-x P4 O12およびLiGdx Yx Nd1-2xP4 O12で
示される発光材料の1050nmにおける発光強度の相
対値を示す特性図である。
1-x P4 O12およびLiGdx Yx Nd1-2xP4 O12で
示される発光材料の1050nmにおける発光強度の相
対値を示す特性図である。
【図2】LiGdx Yy Nd1-x-y P4 O12(但し、x
+y=0.3である)で示される発光材料の1050n
mにおける発光強度の相対値を示す特性図である。
+y=0.3である)で示される発光材料の1050n
mにおける発光強度の相対値を示す特性図である。
【図3】実施例1〜3および比較例で得られた各発光材
料の発光出力を示す特性図である。
料の発光出力を示す特性図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記の一般式、 ABx Nd1-x P4 O12 (式中、AはLi,NaおよびKからなる群から選択さ
れる少なくとも一種類以上のアルカリ金属元素であり、
BはSb,Lu,Ga,Sc,Y,La,Ce,Gd,
In,Bi,AlおよびTlからなる群から選択される
少なくとも一種類以上の三価のイオンとなりうる金属元
素であり、0.05≦x≦0.8である)で示される組
成を有することを特徴とする赤外発光材料。 - 【請求項2】 一般式、LiGdx Nd1-x P4 O
12(但し、0.1≦x≦0.6である)で示される組成
を有する請求項1の赤外発光材料。 - 【請求項3】 一般式、LiYx Nd1-x P4 O12(但
し、0.2≦x≦0.6である)で示される組成を有す
る請求項1の赤外発光材料。 - 【請求項4】 一般式、LiGdx Yy Nd1-x-y P4
O12(但し、0.1≦x+y≦0.8であり、かつ、
0.001≦y/(x+y)≦0.999である)で示
される組成を有する請求項1の赤外発光材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5254897A JPH0782553A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 赤外発光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5254897A JPH0782553A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 赤外発光材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782553A true JPH0782553A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17271368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5254897A Withdrawn JPH0782553A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 赤外発光材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782553A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248052A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 紫外線を発光する応力発光材料およびその製造方法、並びにその利用 |
| CN104403669A (zh) * | 2014-11-08 | 2015-03-11 | 广东省工业技术研究院(广州有色金属研究院) | 一种适用于电子束激发的磷酸盐荧光材料 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5254897A patent/JPH0782553A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248052A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 紫外線を発光する応力発光材料およびその製造方法、並びにその利用 |
| WO2008126466A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | 紫外線を発光する応力発光材料およびその製造方法、並びにその利用 |
| CN104403669A (zh) * | 2014-11-08 | 2015-03-11 | 广东省工业技术研究院(广州有色金属研究院) | 一种适用于电子束激发的磷酸盐荧光材料 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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