JPH0783017A - 内燃機関のバランサ装置 - Google Patents

内燃機関のバランサ装置

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JPH0783017A
JPH0783017A JP23191893A JP23191893A JPH0783017A JP H0783017 A JPH0783017 A JP H0783017A JP 23191893 A JP23191893 A JP 23191893A JP 23191893 A JP23191893 A JP 23191893A JP H0783017 A JPH0783017 A JP H0783017A
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balancer
crankshaft
housing
gears
shafts
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JP23191893A
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Shiyunichi Ikunamishima
俊一 生浪島
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジング内部に収装されたギアへ潤滑油を
円滑に供給する。 【構成】 エンジンブロック1とオイルパン2との間に
配置されたバランサハウジング4に収装されるととも
に、クランクシャフト3と平行に配置されたバランサシ
ャフト5、6と、スプロケット13を介してバランサシ
ャフト5にクランクシャフト3の回転を伝達するバラン
サチェーン7と、バランサシャフト5、6を同期的に回
転するギア15、16と、クランクシャフト3の下方に
面した油溜40の底部にバランサハウジング4を貫通し
てギア15、16の上方で開口する貫通孔43とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の振動を低減
するバランサ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの内燃機関に発生する振動を
低減するバランサ装置として、アンバランスマスを備え
たバランサシャフトをクランクシャフトと同期して回転
させて、ピストンなどの慣性力を相殺するものがあり、
この種の装置としては実開昭62−24153号公報に
開示される装置が知られている。
【0003】この装置について説明すると、図3に示す
ように、エンジンブロック91の下方に配設されたオイ
ルパン92の内周には2本のバランサシャフト95、9
6が図示しないクランクシャフトと平行して設けられ
る。バランサシャフト95、96はエンジンブロック9
1とオイルパン92の間に配設されたハウジング94の
内部で軸支され、バランサシャフト95、96がオイル
パン92の潤滑油を撹拌するのを防ぐ。
【0004】バランサシャフト95は端部に形成したギ
ア97でクランクシャフトに設けられたギア93と歯合
してクランクシャフトにより駆動される。バランサシャ
フト96はハウジング94の内部で図示しないギア等を
介してバランサシャフト95と連結し、バランサシャフ
ト96はバランサシャフト95と逆方向に回転してエン
ジンの振動を抑制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関のバランサ装置にあっては、ハウジ
ングの内部はオイルパン92から隔離されているため、
バランサシャフト95、96を連結するギア等への潤滑
油の供給が円滑に行われないことがあり、潤滑油の不足
によってギア等が騒音を発生したり、ギアの摩耗を助長
するという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、バランサシャフトを連結するハウジング内
部に収装された回転伝達手段へ円滑に潤滑油を供給可能
な内燃機関のバランサ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンブロ
ックの下方に配設されるオイルパンと、エンジンブロッ
クとオイルパンとの間に配設されたバランサハウジング
と、バランサハウジングに収装されてクランクシャフト
と平行に配置された複数のバランサシャフトと、バラン
サシャフトにクランクシャフトの回転を伝達する駆動手
段とを備えた内燃機関のバランサ装置において、前記複
数のバランサシャフトを同期的に回転する回転伝達手段
と、前記クランクシャフトの下方に面したバランサハウ
ジングの上部に形成した凹部と、前記凹部の底部にバラ
ンサハウジングを貫通して前記回転伝達手段の上方に開
口した貫通孔とを備える。
【0008】
【作用】クランクシャフト等の摺動部からオイルパンへ
落下する潤滑油はバランサハウジングの上部に形成した
凹部に溜まり、この凹部の底部から回転伝達手段の上方
で開口する貫通孔を介して潤滑油がバランサハウジング
内部の回転伝達手段に滴下され、回転伝達手段の潤滑を
円滑に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0010】図1、図2に示すように、直列エンジンの
エンジンブロック1にはジャーナル部3Aを介してクラ
ンクシャフト3が軸支され、エンジンブロック1の下部
には潤滑油を貯留するオイルパン2が結合される。
【0011】エンジンブロック1とオイルパン2の間の
クランクシャフト3の下方にはバランサシャフト5、6
を収装したバランサハウジング4が配設され、バランサ
シャフト5、6はバランサハウジング4の内部に設けた
図示しない軸受けでクランクシャフト3と平行にそれぞ
れ支持される。このバランサハウジング4は内周を外部
のオイルパン2から隔離し、バランサシャフト5、6が
オイルパン2に貯留した潤滑油の撹拌を防ぐ。
【0012】バランサシャフト5の一端はバランサハウ
ジング4の開口部44から突出し、このバランサシャフ
ト5の端部にはスプロケット13が取り付けられ、駆動
手段としてのバランサチェーン7を介してクランクシャ
フト3に設けたスプロケット12と連結し、バランサシ
ャフト5はクランクシャフト3の2倍の速度で回転する
ようスプロケット12、13のギア比が予め設定され
る。
【0013】開口部44側のバランサシャフト5にはバ
ランサハウジング4の内部に回転伝達手段としてのギア
15が設けられ、バランサシャフト5と平行に軸支され
たバランサシャフト6にはギア15と歯合するギア16
が設けられる。これらギア15、16は等しい歯数に設
定されており、等しい速度で互いに逆方向へ回転する。
【0014】バランサシャフト5は慣性力を付与するア
ンバランスマス5Aを備え、図示はしないがバランサシ
ャフト6にも同様のアンバランスマスが設けられ、クラ
ンクシャフト3等の慣性力を相殺する。
【0015】ここで、バランサハウジング4はクランク
シャフト3が突出するエンジンブロック1の端部の下方
にバランサハウジング4の内部に収装したギア15、1
6が配置されるよう取り付けられる。
【0016】そして、クランクシャフト3の下方に面し
たバランサハウジング4には上部4Aが形成され、バラ
ンサチェーン7に面した上部4Aの端部からクランクシ
ャフト3に向けた図中上方へ所定の高さでボス42、4
2が所定の間隔、すなわち、ほぼバランサシャフト5、
6の図中上方に対応した位置でそれぞれ突設される。
【0017】ボス42はバランサシャフト5、6の軸方
向で所定の長さを備えるとともに、バランサハウジング
4に収装されたギア15、16の図中上方に配設される
一方、ボス42、42の長さ方向の両端部にはバランサ
ハウジング4の上部4Aから所定の高さのリブ41、4
1がそれぞれ立設され、ボス42、42はリブ41、4
1により連絡される。このボス42、42にはバランサ
チェーン7へ張力を付与するチェーンガイド70が取り
付けられる。
【0018】このボス42、42及びリブ41、41で
画成される凹部により油溜40が形成され、バランサハ
ウジング4の上部4Aが油溜40の底部となる。バラン
サハウジング4に収装されたギア15、16が歯合する
位置の上方には、油溜40の底部にバランサハウジング
4を貫通した貫通孔43が開口する。
【0019】なお、エンジンブロック1の端部とスプロ
ケット12との間にはタイミングチェーン8を介して図
示しない動弁機構を駆動するスプロケット14が設けら
れる。
【0020】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0021】クランクシャフト3の回転に伴ってスプロ
ケット12、13及びバランサチェーン7を介してバラ
ンサシャフト5は2倍の速度で回転する。
【0022】このバランサシャフト5とギア15、16
を介して連結されたバランサシャフト6は、バランサシ
ャフト5と等しい速度かつ逆方向に回転し、互いに逆転
するバランサシャフト5、6に備えたアンバランスマス
によってクランクシャフト3、図示しないピストン等の
慣性力を相殺してエンジンの振動を抑制する。
【0023】エンジンの運転に伴って図示しない潤滑油
圧送手段からクランクシャフト3のジャーナル部3A、
タイミングチェーン8又はスプロケット14などの運動
部へ潤滑油が供給され、所定の運動部を潤滑した潤滑油
はオイルパン2へ落下する。
【0024】ここで、油溜40はバランサハウジング4
に収装されたギア15、16の図中上方に突設されたボ
ス42、42及びリブ41、41による凹部として画成
されるため、クランクシャフト3のジャーナル部3A、
タイミングチェーン8を潤滑した潤滑油がこの油溜40
へ落下するとともに貯留する。
【0025】油溜40に落下した潤滑油は、バランサハ
ウジング4の上部4Aに設けた貫通孔43からギア1
5、16の歯合位置へさらに落下し、バランサハウジン
グ4に収装されたギア15、16を潤滑する。
【0026】こうして、クランクシャフト3の下方に面
したバランサハウジング4の上部4Aに凹部としての油
溜40を形成するとともに、ギア15、16の歯合位置
の上方で油溜40の底部にバランサハウジング4を貫通
した貫通孔43を開口形成したため、クランクシャフト
3のジャーナル部3A等から落下する潤滑油を油溜40
で受けるとともに、貫通孔43を介してギア15、16
の歯合位置へ滴下し、特別な潤滑装置を必要とすること
なく、バランサシャフト5、6を連結するギア15、1
6の潤滑を円滑に行うことができ、ギア15、16から
の騒音を低減するとともに摩耗を抑制することができ
る。
【0027】また、バランサチェーン7をガイドするチ
ェーンガイド70取付用のボス42をリブ41にて連結
しているため、チェーンガイド70の支持剛性が高く、
バランサチェーン7のバタツキを有効に抑制することが
できる。したがって、バランサチェーン7の張力変動に
起因するバランサハウジング4への振動入力を極力抑制
することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、バランサ
ハウジングの上部に形成した凹部の底部に貫通して回転
伝達手段の上方で開口する貫通孔を設けたため、クラン
クシャフト等の摺動部からオイルパンへ落下する潤滑油
が凹部及び貫通孔を介してバランサハウジング内部の回
転伝達手段に滴下され、特別な潤滑装置を要することな
く回転伝達手段の潤滑を円滑に行うことが可能となっ
て、回転伝達手段からの騒音を低減するとともに摩耗を
低減して静粛性及び耐久性の高いバランサ装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すエンジンの正面図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】従来の例を示すエンジンの部分断面図である。
【符号の説明】
1 エンジンブロック 2 オイルパン 3 クランクシャフト 4 ハウジング 5、6 バランサシャフト 7 バランサチェーン 12、13 スプロケット 15、16 ギア 40 油溜 43 貫通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンブロックの下方に配設されるオ
    イルパンと、エンジンブロックとオイルパンとの間に配
    設されたバランサハウジングと、バランサハウジングに
    収装されてクランクシャフトと平行に配置された複数の
    バランサシャフトと、バランサシャフトにクランクシャ
    フトの回転を伝達する駆動手段とを備えた内燃機関のバ
    ランサ装置において、前記複数のバランサシャフトを同
    期的に回転する回転伝達手段と、前記クランクシャフト
    の下方に面したバランサハウジングの上部に形成した凹
    部と、前記凹部の底部にバランサハウジングを貫通して
    前記回転伝達手段の上方に開口した貫通孔とを備えたこ
    とを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
JP05231918A 1993-09-17 1993-09-17 内燃機関のバランサ装置 Expired - Lifetime JP3087531B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0979957A3 (en) * 1998-08-12 2004-02-18 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine balance shafts supporting structure
JP2008144971A (ja) * 2007-12-14 2008-06-26 Honda Motor Co Ltd エンジンのバランサシャフト支持構造
JP2013113276A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Daihatsu Motor Co Ltd オイル落とし通路構造

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