JPH0783025A - ディーゼル機関の排気浄化装置 - Google Patents

ディーゼル機関の排気浄化装置

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JPH0783025A
JPH0783025A JP5227334A JP22733493A JPH0783025A JP H0783025 A JPH0783025 A JP H0783025A JP 5227334 A JP5227334 A JP 5227334A JP 22733493 A JP22733493 A JP 22733493A JP H0783025 A JPH0783025 A JP H0783025A
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JP
Japan
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time
filter
regeneration
electric heater
predetermined
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JP5227334A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Uehara
哲也 上原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0783025A publication Critical patent/JPH0783025A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルタ再生時の電気ヒータへの通電時間の適
正化を図り、フィルタの残留排気微粒子を確実に処理し
つつ、フィルタ再生に起因する燃費悪化を低減し、バッ
テリの消耗を必要最小限まで低減することを目的とす
る。 【構成】通常は電気ヒータ40〜43への通電時間をt
1 (第1の所定時間)とし、再生行程の回数、例えば5
回に例えば1回はt2 (第2の所定時間)通電する。即
ち、t1 の通電時間での再生行程が4回(第1の所定回
数)終了した後、次の1回(第2の所定回数)をt2
通電時間での再生行程にし、次に再びt1 の通電時間で
の再生行程を4回行い、次の1回をt2 の通電時間での
再生行程にし、これを繰り返し行う。これにより、フィ
ルタa〜dの残留排気微粒子をも燃焼除去することがで
きると共に、トータルの電気ヒータ通電時間の短縮化を
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関の排気
浄化装置に関し、特に、フィルタに捕集された排気微粒
子を電気ヒータにより燃焼除去させてフィルタを再生さ
せる再生手段の制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼル機関から排出される排
気微粒子を捕集するフィルタと、該フィルタに捕集され
た排気微粒子を電気ヒータにより燃焼除去させてフィル
タを再生させる再生手段とを備え、前記フィルタによる
排気微粒子の捕集行程と前記再生手段による燃焼除去行
程とを繰り返す構成の排気浄化装置が知られている(S
AE920139参照)。
【0003】かかる排気浄化装置は、具体的には、例え
ば、排気通路を4分割し、各分割通路に、再生用の電気
ヒータにフィルタ材のセラミック繊維を巻いたヒータ一
体型のフィルタを設け、各フィルタと直列に通路切換用
のポペット弁を設け、このポペット弁のバルブシート
に、再生時のフィルタへの排気ガス供給用のオリフィス
を設けた構成である。
【0004】そして、再生時には、再生するフィルタと
直列に設けられたポペット弁を閉じて、電気ヒータに通
電を行って、フィルタに捕集された排気微粒子を電気ヒ
ータにより燃焼除去させる。ここで、ディーゼル機関を
車両に搭載した場合、その運転条件は時々刻々と変化
し、従って排気ガスの流量や温度も時々刻々と変化す
る。
【0005】上述した従来の排気浄化装置においては、
あるフィルタの再生中は再生を行っていないフィルタに
大部分の排気ガスが流れるが、排気ガス流量が変化する
と、これらフィルタによる圧力損失が変化し、この結
果、閉じているポペット弁及び前記排気ガス供給用のオ
リフィスの差圧が変化するため、再生中のフィルタに導
入される排気ガス流量が変化する。
【0006】一般的に、再生中のフィルタに導入する排
気ガス量が多過ぎると、電気ヒータによる発熱及び排気
微粒子の燃焼による熱が排気ガスに奪われてしまい、フ
ィルタを十分に再生するためには長時間を要することに
なる。又、排気ガス温度が低い場合は、フィルタに捕集
された排気微粒子を着火温度まで昇温するのに時間が掛
り、フィルタ再生に長時間を要する。
【0007】更に、排気ガス中の酸素濃度が低い場合
は、フィルタ上の排気微粒子に一旦着火しても、その燃
焼速度が遅く、このような場合にもフィルタ再生に長時
間を要する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のディーゼル機関
の排気浄化装置にあっては、上述したように再生中のフ
ィルタに導入される排気ガス量が変化し、再生に要する
時間が運転条件により変化するにもかかわらず、電気ヒ
ータへの通電時間、即ち、再生時間は一定に制御され
る。
【0009】電気ヒータへの通電時間が一定の場合、機
関の常用運転領域で必要最小限の通電時間としている
と、高回転の運転条件のようなフィルタ再生に長時間が
必要な運転条件でのフィルタ再生が重なることにより、
フィルタに多量の排気微粒子が残留し、圧力損失の増大
や、最悪の場合これら排気微粒子の急激な燃焼によるフ
ィルタの焼損の危険性が大きくなる。このため、確実な
フィルタ再生を行おうとする場合には、安全を見込んで
予め電気ヒータへの通電時間を長く採る必要がある。
【0010】しかし、このように予め電気ヒータへの通
電時間を長く採ると、フィルタ再生時の機関運転条件が
再生に適していて、電気ヒータへの必要通電時間が短く
ても良い場合には、必要以上に通電がなされることにな
り、電気ヒータへの通電に起因して、燃費が悪化した
り、バッテリの消耗度が大きいという問題が生じる。逆
に言うと、必要以上に通電がなされるような場合、その
分通電時間を短縮することにより、電気ヒータへの通電
に起因する燃費悪化を低減し、バッテリの消耗を抑え得
る余地があることになる。
【0011】ところで、従来、特開平1−163412
号公報に示されるように、フィルタの再生時間を可変制
御するようにした技術が知られている。具体的には、フ
ィルタの前後差圧を検出し、再生終了時の差圧に基づい
て次回の再生行程の時間を決定するようにしている。し
かし、かかる従来技術にあっては、次のような問題点が
ある。
【0012】即ち、排気通路を複数に分割し、各分割通
路にフィルタを夫々設けた構成にあっては、前記再生終
了時の差圧は他のフィルタの排気微粒子詰まり具合に影
響を受けるため、差圧によっては再生終了後のフィルタ
の排気微粒子残留状態を正確に把握できない。又、再生
終了直前に高回転、高負荷(高温)で、再生直後に低回
転、低負荷(低温)の場合、フィルタの熱慣性のため、
即ち、低温の排気ガスがフィルタで加熱されるため、フ
ィルタの前後差圧が高くなる。又、これと逆の状態も発
生する。このため、フィルタの前後差圧によって、フィ
ルタの残留排気微粒子の量を正確に判定することは困難
である。
【0013】従って、再生終了時の差圧に基づいて次回
の再生行程の時間を決定する従来技術にあっては、設定
された次回の再生行程の時間が適正なものとはならず、
排気微粒子を残留させずに確実に除去することはできな
い。そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑
み、フィルタ再生時の電気ヒータへの通電時間の適正化
を図り、フィルタの残留排気微粒子を確実に処理しつ
つ、フィルタ再生に起因する燃費悪化を低減し、バッテ
リの消耗を必要最小限まで低減することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、第1の発明
は、図1(A)に示すように、ディーゼル機関から排出
される排気微粒子を捕集するフィルタと、該フィルタに
捕集された排気微粒子を電気ヒータにより燃焼除去させ
てフィルタを再生させる再生手段とを備え、前記フィル
タによる排気微粒子の捕集行程と前記再生手段による燃
焼除去行程とを繰り返す構成のディーゼル機関の排気浄
化装置において、前記再生行程の回数を計測する回数計
測手段と、該計測手段により再生行程が第1の所定回数
計測されたか否か及び該第1の所定回数計測終了後から
第2の所定回数計測されたか否かを夫々判定する判定手
段と、該計測手段により再生行程が第1の所定回数計測
されない又は第2の所定回数計測されたと判定された際
に次回再生行程での電気ヒータ通電時間を第1の所定時
間に設定する第1の通電時間設定手段と、前記判定手段
により前記再生行程の回数が第1の所定回数計測された
と判定された際に次回再生行程での電気ヒータ通電時間
を前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間に設定
する第2の通電時間設定手段と、前記第1若しくは第2
の通電時間設定手段により設定された通電時間だけ電気
ヒータに通電を行う電気ヒータ通電制御手段と、を備え
た。
【0015】第2の発明は、同様のディーゼル機関の排
気浄化装置において、図1(B)に示すように、前記再
生行程中の条件が所定条件である時間割合を検出する時
間割合検出手段と、該検出手段により検出された時間割
合が所定値を越える時の回数を計測する計測手段と、該
計測手段により計測された回数が所定回数連続したか否
かを判定する判定手段と、該判定手段により前記時間割
合が所定値を越える時の回数が所定回数連続しないと判
定された際に次回再生行程での電気ヒータ通電時間を第
1の所定時間に設定する第1の通電時間設定手段と、前
記判定手段により前記時間割合が所定値を越える時の回
数が所定回数連続したと判定された際に次回再生行程で
の電気ヒータ通電時間を第1の所定時間よりも長い第2
の所定時間に設定する第2の通電時間設定手段と、前記
第1若しくは第2の通電時間設定手段により設定された
通電時間だけ電気ヒータに通電を行う電気ヒータ通電制
御手段と、を備えた。
【0016】
【作用】第1の発明において、通常は電気ヒータへの通
電時間を第1の所定時間とし、再生行程の回数、例えば
5回に例えば1回は第1の所定時間より長い第2の所定
時間通電する。即ち、第1の所定時間の通電時間での再
生行程が例えば4回(第1の所定回数)終了した後、次
の1回(第2の所定回数)を第2の所定時間の通電時間
での再生行程にし、次に再び第1の所定時間の通電時間
での再生行程を4回行い、次の1回を第2の所定時間の
通電時間での再生行程にし、これを繰り返し行う。
【0017】これにより、フィルタ外周部の残留排気微
粒子を確実に処理することができると共に、安全を見込
んで予め電気ヒータへの通電時間を長く採るようにした
従来例に比して、トータルの電気ヒータ通電時間の短縮
化を図れ、再生時の電気ヒータ通電に起因した燃費の悪
化を抑制できると共に、バッテリの消耗を低減すること
ができる。
【0018】第2の発明において、通常は常用運転領域
での必要最小限の第1の所定時間の通電時間で再生を行
う。そして、各フィルタ毎に再生中に第1の所定時間の
通電時間では不足であるような運転領域であった時間割
合が所定値以上であるような再生が、所定回数以上継続
した場合のみ、次回のフィルタ再生行程において通電時
間を第2の所定時間に設定する。
【0019】これにより、フィルタ外周部付近の残留排
気微粒子まで処理しつつ、再生中に常用運転領域しか使
わなかった場合は、常に必要最小限の通電時間を第1の
所定時間にして再生を行うことにより、フィルタ再生に
起因した燃費悪化やバッテリ消耗を更に効果的に抑制す
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。図2において、ディーゼル機関の排気通路10
は二股に分岐した後再び合流するように構成される。各
分岐通路21,22には2本のフィルタa,b及びc,
dが夫々並列に装着される。これらのフィルタa〜dと
しては、筒状に成形された金網状電気ヒータ40〜43
の外周面にセラミック繊維30〜33を巻いたセラミッ
ク繊維キャンドルフィルタを適用する。排気通路10を
流れる排気ガスは、フィルタa〜dの開放端からその内
側に至り、ここから外側に流れ、これにより、排気ガス
中の排気微粒子がフィルタa〜dに捕集される。フィル
タa〜dの閉塞端には電極50〜53が設けられてお
り、再生時には図示しないバッテリ及びオルタネータか
ら電極50〜53を介して電気ヒータ40〜43に電力
を供給する。
【0021】前記各分岐通路21,22のフィルタa,
b及びc,d下流側には、通路切換手段として、フィル
タa,b及びc,dと直列にバタフライ弁60,61が
介装される。このバタフライ弁60,61は、一方を閉
じて他方を開くことにより通路を切り換える。一方、デ
ィーゼル機関の回転数Neを検出する回転センサと、負
荷C/L(コントロールレバー開度)を検出する負荷セ
ンサとが設けられており、これら各センサから出力され
る検出信号はコントロールユニット70に入力される。
このコントロールユニット70は入力された検出信号に
基づいて、前記各フィルタa〜dの電気ヒータ40〜4
3への通電を制御すると共に、バタフライ弁60,61
の開閉を制御する。
【0022】排気微粒子の通常の捕集行程では、両方の
バタフライ弁60,61を開き、4本のフィルタa〜d
に前述のようにして排気ガスを流通させる。この間、コ
ントロールユニット70では、常にディーゼル機関の回
転数Ne、負荷C/Lに応じて、該コントロールユニッ
ト70内にソフトウェア的に装備されたマップ(図3参
照)によりディーゼル機関の排気微粒子排出量(PM排
出量)を推測してこれを積算する。排気微粒子排出量の
積算値が所定値以上になったならば、フィルタa〜dに
多量の排気微粒子が堆積し、フィルタa〜d再生が必要
であると判断し、再生行程に移行する。
【0023】この再生行程では、再生するフィルタa〜
d側のバタフライ弁60或いは61を閉じる。例えば、
フィルタaの再生を行う場合は、バタフライ弁60を閉
じる。次に、フィルタaの電気ヒータ40に所定時間通
電を行うことにより、フィルタaに堆積した排気微粒子
の燃焼除去する。前記バタフライ弁60,61において
は、その弁体とバルブボディ間の微小なクリアランスの
ため、弁体の前後の差圧に応じて排気がリークするよう
になっており、これにより、再生中のフィルタa〜dに
は排気ガスが流入し、フィルタa〜dに再生に必要な酸
素が供給される。
【0024】尚、前記各分岐通路21,22内の開閉手
段としては、バタフライ弁60,61に限らず、ポペッ
ト弁、ギロチンタイプ弁等を用いても良く、排気微粒子
を捕集するフィルタとしては、セラミック繊維を用いた
もの以外の、ウォールフローモノリス、セラミックフォ
ーム、メタルフォーム等のフィルタを用いても良い。
又、分岐通路21,22内のフィルタの本数は何本でも
良い。
【0025】かかる構成の排気浄化装置において、第1
の発明では、再生行程の回数を計測する回数計測手段
と、該計測手段により再生行程が第1の所定回数計測さ
れたか否か及び該第1の所定回数計測終了後から第2の
所定回数計測されたか否かを夫々判定する判定手段と、
該計測手段により再生行程が第1の所定回数計測されな
い又は第2の所定回数計測されたと判定された際に次回
再生行程での電気ヒータ通電時間を第1の所定時間に設
定する第1の通電時間設定手段と、前記判定手段により
前記再生行程の回数が第1の所定回数計測されたと判定
された際に次回再生行程での電気ヒータ通電時間を前記
第1の所定時間よりも長い第2の所定時間に設定する第
2の通電時間設定手段と、前記第1若しくは第2の通電
時間設定手段により設定された通電時間だけ電気ヒータ
に通電を行う電気ヒータ通電制御手段と、を設ける。
【0026】かかる各手段は前記コントロールユニット
70内にソフトウェア的に装備される。かかる第1の発
明の一実施例の構成を具体的に説明する。先ず、電気ヒ
ータへの通電時間とフィルタの再生状況との関係を調べ
てみると、ディーゼル機関の常用運転領域では、比較的
に回転数、負荷が低く、従って、再生中のフィルタに導
入される排気ガス流量が少なく、又、その酸素濃度も高
いので、図4の通常条件の線図で示すように、比較的短
時間t1 で再生が可能である。しかし、低回転で負荷が
高い運転条件では、酸素濃度が低いため、又、高回転の
低負荷では排気ガス流量が多く、フィルタが冷却される
ため、図4の最悪条件の線図で示すように、再生に長時
間t2 (>t1 )を要する。
【0027】そこで、本実施例においては、通常は電気
ヒータへの通電時間をt1 (第1の所定時間)とし、再
生行程の回数、例えば5回に例えば1回はt2 (第2の
所定時間)通電する。即ち、t1 の通電時間での再生行
程が4回(第1の所定回数)終了した後、次の1回(第
2の所定回数)をt2 の通電時間での再生行程にし、次
に再びt1 の通電時間での再生行程を4回行い、次の1
回をt2 の通電時間での再生行程にし、これを繰り返し
行う。
【0028】通常、通電時間t1 で再生を行っていると
きに、ディーゼル機関の運転条件が低回転、高負荷や、
高回転、低負荷の、再生に長時間要する条件になったと
しても、図4に示すように、かなりの部分の排気微粒子
が燃焼除去されるため、フィルタの圧力損失は略回復さ
れる。しかし、このような運転条件での再生が連続する
と、特に電気ヒータからの距離が遠いフィルタ外周部分
の排気微粒子のフィルタからの離脱によるスモークの排
出が生じ易くなる。しかし、上記のように、再生行程の
回数5回に1回は長時間t2 通電することにより、この
ような問題が発生する前に上記のようなフィルタ外周部
の残留排気微粒子を確実に処理することができる。
【0029】尚、本実施例においては、ディーゼル機関
の回転数、負荷の履歴により算出した排気微粒子が所定
値になったならば、1本のフィルタ、例えばフィルタa
を再生し、次の再生行程では、フィルタcを再生し、以
下、フィルタb,d・・・の順に再生を行うようにし
た。そして、4本のフィルタa〜dの再生が全て終了す
るまでのサイクルが5回終了すると、4本全てのフィル
タa〜dが4回ずつ通電時間t1 で再生され、1回ずつ
通電時間t2 で再生される。
【0030】次に、かかる実施例の作用を図5のフロー
チャートに基づいて詳しく説明する。このフローチャー
トにおいて、ステップ1(図ではS1と略記する。以
下、同様)では、回転数(Ne)、負荷(C/L)によ
り排気微粒子(以下、PMと言う)排出量を検索し、積
算してPM堆積量を算出する。
【0031】ステップ2では、後段の再生フラグON・
OFFに基づいて現在再生中であるか否かを判定し、再
生フラグONで再生中であればステップ10に進み、再
生フラグOFFで再生中でなければステップ3に進む。
ステップ3ではPM堆積量と基準値Mとを比較し、PM
堆積量>Mであれば、再生行程に移行するべく、ステッ
プ4に進み、PM堆積量≦Mであれば、再生行程に移行
せず、ステップ1に戻る。
【0032】ステップ4では再生フラグをONし、ステ
ップ5に進んで、前回再生したフィルタを読み込む。ス
テップ6では、前回再生したフィルタに対応して、今回
再生するフィルタを選択する。即ち、a,c,b,dの
順にフィルタの再生を行うから、前回再生がaであれ
ば、今回再生がc、同様に、前回再生がbであれば、今
回再生がd、前回再生がcであれば、今回再生がb、前
回再生がdであれば、今回再生がaを夫々選択する。
【0033】ステップ7では、通電時間の設定を行う。
即ち、後述するステップ17,18において計測された
再生回数が1であればt2 に設定し、再生回数が1以外
でt 1 に設定する。ステップ8では、選択されたフィル
タと直列配置されたバタフライ弁を閉じる。
【0034】ステップ9では、選択されたフィルタの電
気ヒータに通電を開始する。ステップ10では、電気ヒ
ータの通電時間をカウントし、ステップ11ではカウン
トした通電時間がステップで設定した所定時間t1 或い
はt2 であるか否かを判定し、通電時間が所定時間にな
らなければ、ステップ1に戻り、所定時間になったなら
ば、ステップ12に進んで通電を終了して、ステップ1
3で通電時間をリセットする。
【0035】ステップ14では、ステップ8で閉じたバ
タフライ弁を開く。ステップ15では、今回再生したフ
ィルタを記憶し、ステップ16に進む。ステップ16で
は、現在までの再生回数が5であるか否かを判定し、再
生回数が5であれば、最初から再生回数を計測するべく
ステップ17に進んで再生回数を1と計測し、再生回数
が5でなければ、再生回数を継続して計測するべくステ
ップ18に進んで現在までの再生回数に1を加算する。
【0036】ステップ19ではPM堆積量を0にリセッ
トし、ステップ20では再生フラグをOFFにし、ステ
ップ1に戻る。かかるフローチャートにおいて、ステッ
プ17及び18が回数計測手段に、ステップ16が判定
手段に、ステップ7が第1の通電時間設定手段及び第2
の通電時間設定手段に、ステップ9〜12が電気ヒータ
通電制御手段に、夫々相当する。
【0037】以上の実施例の構成によると、通常は常用
運転領域での必要最小限の通電時間t1 で電気ヒータに
通電を行うが、常にこの通電時間で再生を行っている
と、ディーゼル機関の運転条件が再生に不的確な条件と
なった場合、フィルタに排気微粒子が燃焼除去されずに
残留してしまうため、所定回数5回の再生行程中、1回
はより長時間の通電時間t2 で電気ヒータに通電を行う
ようにした結果、上述した残留排気微粒子をも燃焼除去
することができる。又、通常は必要最小限の通電時間t
1 で電気ヒータに通電を行い、時々長時間の通電時間t
2 で電気ヒータに通電を行う結果、確実なフィルタ再生
を行おうとするべく、安全を見込んで予め電気ヒータへ
の通電時間を長く採るようにした従来例に比して、トー
タルの電気ヒータ通電時間の短縮化を図れ、再生時の電
気ヒータ通電に起因した燃費の悪化を抑制できると共
に、バッテリの消耗を低減することができる。
【0038】次に、第2の発明について説明する。第2
の発明は、再生行程中の条件が所定条件である時間割合
を検出する時間割合検出手段と、該検出手段により検出
された時間割合が所定値を越える時の回数が所定回数連
続したか否かを判定する判定手段と、該判定手段により
前記時間割合が所定値を越える時の回数が所定回数連続
しないと判定された際に次回再生行程での電気ヒータ通
電時間を第1の所定時間に設定する第1の通電時間設定
手段と、前記判定手段により前記時間割合が所定値を越
える時の回数が所定回数連続したと判定された際に次回
再生行程での電気ヒータ通電時間を第1の所定時間より
も長い第2の所定時間に設定する第2の通電時間設定手
段と、前記第1若しくは第2の通電時間設定手段により
設定された通電時間だけ電気ヒータに通電を行う電気ヒ
ータ通電制御手段と、を設ける。
【0039】かかる各手段は前記コントロールユニット
70内にソフトウェア的に装備される。かかる第2の発
明の一実施例の構成を具体的に説明する。図6は、通電
時間t1 で十分な運転領域と、通電時間t1 では不足す
る運転領域(斜線部)を示している。つまり、低回転、
低負荷時は、再生中のフィルタに導入される排気ガス量
が少なく、又、排気ガス中の酸素濃度も高いため、通電
時間t1 で十分な再生を行うことができる。更に、高回
転、高負荷時は、排気中の酸素濃度が低く、再生中のフ
ィルタに導入される排気ガス量も多いが、排気温度自体
が排気微粒子が燃焼する温度に達しているため、通電時
間t1 で十分な再生を行うことができる。
【0040】これに対して、低回転、高負荷では排気ガ
ス中の酸素濃度が低いため、高回転、中、低負荷では、
再生中のフィルタへの導入排気ガス量が多いため、再生
に長時間(t2 )を要する。即ち、図6の斜線部では、
通電時間t1 では不足であり、フィルタ外周部に排気微
粒子が残留する虞がある。そこで、この実施例において
は、通常は常用運転領域での必要最小限の通電時間t1
で再生を行う。そして、各フィルタ毎に再生中にt1
通電時間では不足であるような運転領域であった時間割
合が所定値以上であるような再生が、所定回数以上継続
した場合のみ、次回のフィルタ再生行程において通電時
間をt2 に設定し、フィルタ外周部付近の残留排気微粒
子まで処理するようにしている。
【0041】次に、かかる実施例の作用を図7のフロー
チャートに基づいて詳しく説明する。このフローチャー
トにおいて、ステップ11〜ステップ16までは、図5
のフローチャートのステップ1〜6と同様である。そし
て、ステップ16の後のステップ17において、通電時
間の設定を行う。即ち、後述するステップ30において
計測された不適回数が4であればt2 に設定し、不適回
数が4未満でt1 に設定する。
【0042】ステップ18では、選択されたフィルタと
直列配置されたバタフライ弁を閉じ、ステップ19で
は、選択されたフィルタの電気ヒータに通電を開始し、
ステップ20では、電気ヒータの通電時間をカウントす
る。ステップ21では、いま現在、再生に不適な運転条
件(図6の斜線部領域)であるか否かを判定する。再生
に不適な運転条件であれば、ステップ22に進んで、不
適時間をカウントし、再生に不適な運転条件でなけれ
ば、ステップ23に進む。
【0043】ステップ23ではカウントした通電時間が
ステップ17で設定した所定時間t 1 或いはt2 である
か否かを判定し、通電時間が所定時間にならなければ、
ステップ11に戻り、所定時間になったならば、ステッ
プ24に進んで通電を終了して、ステップ25で通電時
間をリセットする。ステップ26では、ステップ18で
閉じたバタフライ弁を開く。
【0044】ステップ27では、今回再生したフィルタ
を記憶し、ステップ28に進んで、PM堆積量を0にリ
セットする。ステップ29では、不適時間が所定値以上
であるか否かを判定し、所定値以上であれば、ステップ
30に進み、所定値未満ではステップ31に進む。ステ
ップ30では不適回数をカウントし、ステップ31に進
む。
【0045】ステップ31では、不適回数が4以上であ
れば、不適回数をリセットし、不適回数が4未満であれ
ば、不適回数を継続して計測するべく現在までの不適回
数に1を加算する。ステップ32では不適時間をリセッ
トし、ステップ33では再生フラグをOFFにしてステ
ップ1に戻る。
【0046】かかるフローチャートにおいて、ステップ
22が時間割合検出手段に、ステップ30が計測手段
に、ステップが判定手段31に、ステップ17が第1の
通電時間設定手段及び第2の通電時間設定手段に、ステ
ップ19,20及び23,24が電気ヒータ通電制御手
段に、夫々相当する。以上の実施例の構成によると、通
電時間t1 では不足である再生条件が継続した時のみ、
即ち、フィルタ外周部の残留排気微粒子が多くなったと
きのみ通電時間を長くするようにしたから、フィルタ外
周部の残留排気微粒子を確実に除去しつつ、再生中に常
用運転領域しか使わなかった場合は、常に必要最小限の
通電時間t1 で再生を行うことにより、第1の発明より
も更にフィルタ再生に起因した燃費悪化やバッテリ消耗
を抑制することができる。
【0047】特に、この実施例によると、フィルタの再
生不良の状態をディーゼル機関の運転条件から推測する
ようにしているから、電気ヒータへの通電時間を適正化
でき、残留排気微粒子をより確実に除去することができ
る。尚、以上のように、特定の実施例を参照して本発明
を説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、当該技術分野における熟練者等により、本発明に添
付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の
変更及び修正が可能であるとの点に留意すべきである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明による
と、電気ヒータの通電時間が第1の所定時間である再生
行程を第1の所定回数だけ行う毎に、前記電気ヒータの
通電時間が第1の所定時間よりも長い第2の所定時間で
ある再生行程を第2の所定回数だけ行う構成としたか
ら、フィルタ外周部の残留排気微粒子を確実に処理する
ことができると共に、安全を見込んで予め電気ヒータへ
の通電時間を長く採るようにした従来例に比して、トー
タルの電気ヒータ通電時間の短縮化を図れ、再生時の電
気ヒータ通電に起因した燃費の悪化を抑制できると共
に、バッテリの消耗を低減することができる。
【0049】又、第2の発明によると、排気微粒子の再
生行程中の条件が所定の条件ある時間割合が所定値を越
える場合が所定回数だけ連続した場合、次の再生行程で
の電気ヒータ通電時間を通常の再生行程での電気ヒータ
通電時間である第1の所定時間よりも長い第2の所定時
間とする構成としたから、フィルタ外周部付近の残留排
気微粒子まで処理しつつ、再生中に常用運転領域しか使
わなかった場合は、常に必要最小限の通電時間を第1の
所定時間にして再生を行うことにより、フィルタ再生に
起因した燃費悪化やバッテリ消耗を更に効果的に抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るディーゼル機関の排気浄化装置
の構成図
【図2】 同上装置の一実施例のシステム図
【図3】 ディーゼル機関の回転数Ne、負荷C/Lに
応じたPM排出量のマップ
【図4】 電気ヒータ通電時間とフィルタ再生効率の関
係を示す特性図
【図5】 同上実施例の作用を説明するフローチャート
【図6】 他の実施例において、通電時間t1 で十分な
運転領域と、通電時間t1 では不足する運転領域を示す
【図7】 他の実施例の作用を説明するフローチャート
【符号の説明】
10 排気通路 40〜43 電気ヒータ 70 コントロールユニット a〜d フィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディーゼル機関から排出される排気微粒子
    を捕集するフィルタと、該フィルタに捕集された排気微
    粒子を電気ヒータにより燃焼除去させてフィルタを再生
    させる再生手段とを備え、前記フィルタによる排気微粒
    子の捕集行程と前記再生手段による燃焼除去行程とを繰
    り返す構成のディーゼル機関の排気浄化装置において、
    前記再生行程の回数を計測する回数計測手段と、該計測
    手段により再生行程が第1の所定回数計測されたか否か
    及び該第1の所定回数計測終了後から第2の所定回数計
    測されたか否かを夫々判定する判定手段と、該計測手段
    により再生行程が第1の所定回数計測されない又は第2
    の所定回数計測されたと判定された際に次回再生行程で
    の電気ヒータ通電時間を第1の所定時間に設定する第1
    の通電時間設定手段と、前記判定手段により前記再生行
    程の回数が第1の所定回数計測されたと判定された際に
    次回再生行程での電気ヒータ通電時間を前記第1の所定
    時間よりも長い第2の所定時間に設定する第2の通電時
    間設定手段と、前記第1若しくは第2の通電時間設定手
    段により設定された通電時間だけ電気ヒータに通電を行
    う電気ヒータ通電制御手段と、を備えたことを特徴とす
    るディーゼル機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】ディーゼル機関から排出される排気微粒子
    を捕集するフィルタと、該フィルタに捕集された排気微
    粒子を電気ヒータにより燃焼除去させてフィルタを再生
    させる再生手段とを備え、前記フィルタによる排気微粒
    子の捕集行程と前記再生手段による燃焼除去行程とを繰
    り返す構成のディーゼル機関の排気浄化装置において、
    前記再生行程中の条件が所定条件である時間割合を検出
    する時間割合検出手段と、該検出手段により検出された
    時間割合が所定値を越える時の回数を計測する計測手段
    と、該計測手段により計測された回数が所定回数連続し
    たか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記
    時間割合が所定値を越える時の回数が所定回数連続しな
    いと判定された際に次回再生行程での電気ヒータ通電時
    間を第1の所定時間に設定する第1の通電時間設定手段
    と、前記判定手段により前記時間割合が所定値を越える
    時の回数が所定回数連続したと判定された際に次回再生
    行程での電気ヒータ通電時間を第1の所定時間よりも長
    い第2の所定時間に設定する第2の通電時間設定手段
    と、前記第1若しくは第2の通電時間設定手段により設
    定された通電時間だけ電気ヒータに通電を行う電気ヒー
    タ通電制御手段と、を備えたことを特徴とするディーゼ
    ル機関の排気浄化装置。
JP5227334A 1993-09-13 1993-09-13 ディーゼル機関の排気浄化装置 Pending JPH0783025A (ja)

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