JPH0783287A - 伝動ベルト - Google Patents
伝動ベルトInfo
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- JPH0783287A JPH0783287A JP25502793A JP25502793A JPH0783287A JP H0783287 A JPH0783287 A JP H0783287A JP 25502793 A JP25502793 A JP 25502793A JP 25502793 A JP25502793 A JP 25502793A JP H0783287 A JPH0783287 A JP H0783287A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 短繊維の表面積を大幅に増加させて摩擦係数
の安定化、異音発生の低減および耐摩耗性の向上を図
る。 【構成】 ベルト構成ゴム部の少なくとも一部(リブゴ
ム層6)に混入される短繊維4をアクリル短繊維とナイ
ロン短繊維との2種類の短繊維で構成する。アクリル短
繊維およびナイロン短繊維のトータル量をマトリックス
ゴム;100重量部に対し6〜15重量部に設定する。
アクリル短繊維およびナイロン短繊維の混合比(アクリ
ル短繊維/ナイロン短繊維)を20/80〜80/20
に設定する。
の安定化、異音発生の低減および耐摩耗性の向上を図
る。 【構成】 ベルト構成ゴム部の少なくとも一部(リブゴ
ム層6)に混入される短繊維4をアクリル短繊維とナイ
ロン短繊維との2種類の短繊維で構成する。アクリル短
繊維およびナイロン短繊維のトータル量をマトリックス
ゴム;100重量部に対し6〜15重量部に設定する。
アクリル短繊維およびナイロン短繊維の混合比(アクリ
ル短繊維/ナイロン短繊維)を20/80〜80/20
に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝動ベルトに関し、特
に摩擦係数が安定し、異音発生が少なく、かつ耐摩耗性
に優れた伝動ベルトに関するものである。
に摩擦係数が安定し、異音発生が少なく、かつ耐摩耗性
に優れた伝動ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の補機駆動に用いら
れるVリブドベルト等の伝動ベルトにおいては、例えば
特開昭54−31849号公報に開示されているよう
に、プーリと直接接触して摺動するゴム部を補強するた
めに、アラミド繊維、ナイロン繊維および綿等からなる
短繊維を上記ゴム部を構成するマトリックスゴムに混入
することが一般に良く行われている。
れるVリブドベルト等の伝動ベルトにおいては、例えば
特開昭54−31849号公報に開示されているよう
に、プーリと直接接触して摺動するゴム部を補強するた
めに、アラミド繊維、ナイロン繊維および綿等からなる
短繊維を上記ゴム部を構成するマトリックスゴムに混入
することが一般に良く行われている。
【0003】ところで、上述の如き短繊維が混入された
伝動ベルトでは、駆動時におけるゴム部とプーリとの接
触によるビビリ音等の異音発生を少なくするために、短
繊維をベルト摺動面に多く露出させてゴム部とプーリと
の接触面積を小さくすることが望ましい。
伝動ベルトでは、駆動時におけるゴム部とプーリとの接
触によるビビリ音等の異音発生を少なくするために、短
繊維をベルト摺動面に多く露出させてゴム部とプーリと
の接触面積を小さくすることが望ましい。
【0004】また、伝動ベルトの摩耗量を少なくするた
めにも、短繊維の露出量が多い方がプーリから受ける単
位面積当たりの面圧が低くなって好ましい。
めにも、短繊維の露出量が多い方がプーリから受ける単
位面積当たりの面圧が低くなって好ましい。
【0005】さらに、短繊維の露出量が多いことは、短
繊維表面がベルト走行中にゴムで覆われたり、さらには
短繊維が圧縮・剪断力によって破壊したりベルト摺動面
から剥離する等の頻度が少なくなり、安定した摩擦係数
を得ることができる点でも好ましいことである。
繊維表面がベルト走行中にゴムで覆われたり、さらには
短繊維が圧縮・剪断力によって破壊したりベルト摺動面
から剥離する等の頻度が少なくなり、安定した摩擦係数
を得ることができる点でも好ましいことである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、耐摩耗性、異
音発生の低減には、短繊維の混入量は多い方が好ましい
が、逆に混入量が多いと耐屈曲疲労性は劣る傾向にあ
る。
音発生の低減には、短繊維の混入量は多い方が好ましい
が、逆に混入量が多いと耐屈曲疲労性は劣る傾向にあ
る。
【0007】そこで、本発明者等は、鋭意研究の結果、
アクリル短繊維は高弾性率を有しており、少量の添加で
優れた補強性(耐側圧性)が得られることを見出した。
そして、これを伝動ベルトの補強繊維として用いれば、
少量の添加量で耐屈曲疲労性を向上させることができて
好ましい。また、アクリル短繊維の先端は、ベルト研削
工程後に非常に多く枝分かれしてベルト摺動面に露出す
る繊維表面積が増加する傾向にあり、ビビリ音等の異音
発生をより少なくすることができる等の利点がある。そ
の枝分かれ状態が判る顕微鏡写真を図6(100倍)お
よび図7(350倍)に示す。しかし、その反面、アク
リル短繊維単体では耐摩耗性に劣る嫌いがあり、この欠
点を補うことができれば摩擦係数の安定、異音発生の低
減に加えて耐摩耗性の向上が得られて好ましい。
アクリル短繊維は高弾性率を有しており、少量の添加で
優れた補強性(耐側圧性)が得られることを見出した。
そして、これを伝動ベルトの補強繊維として用いれば、
少量の添加量で耐屈曲疲労性を向上させることができて
好ましい。また、アクリル短繊維の先端は、ベルト研削
工程後に非常に多く枝分かれしてベルト摺動面に露出す
る繊維表面積が増加する傾向にあり、ビビリ音等の異音
発生をより少なくすることができる等の利点がある。そ
の枝分かれ状態が判る顕微鏡写真を図6(100倍)お
よび図7(350倍)に示す。しかし、その反面、アク
リル短繊維単体では耐摩耗性に劣る嫌いがあり、この欠
点を補うことができれば摩擦係数の安定、異音発生の低
減に加えて耐摩耗性の向上が得られて好ましい。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、マトリックスゴムに混
入する短繊維としてアクリル短繊維を採用し、かつこの
アクリル短繊維の物性を補う別の短繊維を適量混合する
ことにより、ベルト摺動面に露出する短繊維の表面積を
大幅に増加させ、摩擦係数を安定させるとともに、異音
発生を低減させ、しかも耐摩耗性を向上させんとするこ
とにある。
あり、その目的とするところは、マトリックスゴムに混
入する短繊維としてアクリル短繊維を採用し、かつこの
アクリル短繊維の物性を補う別の短繊維を適量混合する
ことにより、ベルト摺動面に露出する短繊維の表面積を
大幅に増加させ、摩擦係数を安定させるとともに、異音
発生を低減させ、しかも耐摩耗性を向上させんとするこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ベルト構成ゴム部の少なくとも一部に短
繊維が混入された伝動ベルトを対象とし、次のような解
決手段を講じた。
め、本発明は、ベルト構成ゴム部の少なくとも一部に短
繊維が混入された伝動ベルトを対象とし、次のような解
決手段を講じた。
【0010】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記短繊維をアクリル短繊維とナイロン短繊維との2種類
の短繊維で構成する。さらに、アクリル短繊維およびナ
イロン短繊維のトータル量をマトリックスゴム;100
重量部に対し6〜15重量部に設定する。また、アクリ
ル短繊維およびナイロン短繊維の混合比(アクリル短繊
維/ナイロン短繊維)を20/80〜80/20に設定
したことを特徴とする。
記短繊維をアクリル短繊維とナイロン短繊維との2種類
の短繊維で構成する。さらに、アクリル短繊維およびナ
イロン短繊維のトータル量をマトリックスゴム;100
重量部に対し6〜15重量部に設定する。また、アクリ
ル短繊維およびナイロン短繊維の混合比(アクリル短繊
維/ナイロン短繊維)を20/80〜80/20に設定
したことを特徴とする。
【0011】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、マトリックスゴムをエチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系共重合体からなる水素化ニトリルゴ
ムにしたことを特徴とする。
段において、マトリックスゴムをエチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系共重合体からなる水素化ニトリルゴ
ムにしたことを特徴とする。
【0012】本発明の第3の解決手段は、第2の解決手
段において、不飽和カルボン酸金属塩を水素化ニトリル
ゴム;100重量部に対し10〜100重量部の割合で
配合したことを特徴とする。
段において、不飽和カルボン酸金属塩を水素化ニトリル
ゴム;100重量部に対し10〜100重量部の割合で
配合したことを特徴とする。
【0013】本発明の第4の解決手段は、第1の解決手
段において、マトリックスゴムをアルキル化クロロスル
フォン化ポリエチレンにしたことを特徴とする。
段において、マトリックスゴムをアルキル化クロロスル
フォン化ポリエチレンにしたことを特徴とする。
【0014】本発明の第5の解決手段は、第1の解決手
段において、マトリックスゴムをクロロプレンゴムにし
たことを特徴とする。
段において、マトリックスゴムをクロロプレンゴムにし
たことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の構成により、本発明の第1〜5の解決手
段では、ベルト研削後、ベルト摺動面に露出する2種類
の短繊維のうちアクリル短繊維の先端が多数に枝分かれ
し、アクリル短繊維の表面積が大幅に増加する。また、
別の短繊維であるナイロン短繊維の特性によって上記ア
クリル短繊維を単体で用いる場合の弱点である耐摩耗性
が補われる。
段では、ベルト研削後、ベルト摺動面に露出する2種類
の短繊維のうちアクリル短繊維の先端が多数に枝分かれ
し、アクリル短繊維の表面積が大幅に増加する。また、
別の短繊維であるナイロン短繊維の特性によって上記ア
クリル短繊維を単体で用いる場合の弱点である耐摩耗性
が補われる。
【0016】このことから、短繊維がベルト摺動面に多
く露出してゴム部とプーリとの接触面積が小さくなり、
駆動時におけるゴム部とプーリとの接触によるビビリ音
等の異音発生が少なくなる。
く露出してゴム部とプーリとの接触面積が小さくなり、
駆動時におけるゴム部とプーリとの接触によるビビリ音
等の異音発生が少なくなる。
【0017】また、上述の如く短繊維の露出量が多いこ
とから、アラミド繊維に比べてベルト摺動面のプーリか
ら受ける単位面積当たりの面圧が低くなって伝動ベルト
の摩耗量が少なくなる。また、短繊維表面がゴムで覆わ
れたり、さらには短繊維が圧縮・剪断力によって破壊し
たりベルト摺動面から剥離する等の頻度が少なくなり、
安定した摩擦係数が得られる。
とから、アラミド繊維に比べてベルト摺動面のプーリか
ら受ける単位面積当たりの面圧が低くなって伝動ベルト
の摩耗量が少なくなる。また、短繊維表面がゴムで覆わ
れたり、さらには短繊維が圧縮・剪断力によって破壊し
たりベルト摺動面から剥離する等の頻度が少なくなり、
安定した摩擦係数が得られる。
【0018】特に、本発明の第2および第3の解決手段
では、マトリックスゴムである水素化ニトリルゴムとア
クリル短繊維とは同一極性基を有していることから、親
和性に優れて分散性および加工性が良いため、アクリル
短繊維を水素化ニトリルゴムに混練りする際にアクリル
短繊維が切断せず、均一な長さの短繊維入り伝動ベルト
が得られる。また、水素化ニトリルゴムは特に耐熱性が
良くかつ高強度であり、一方、アクリル短繊維は高弾性
を有していることから、少量の添加で他の短繊維の場合
に比べて弾性率が同等のレベルまで保持され、耐屈曲疲
労性が良くなる。
では、マトリックスゴムである水素化ニトリルゴムとア
クリル短繊維とは同一極性基を有していることから、親
和性に優れて分散性および加工性が良いため、アクリル
短繊維を水素化ニトリルゴムに混練りする際にアクリル
短繊維が切断せず、均一な長さの短繊維入り伝動ベルト
が得られる。また、水素化ニトリルゴムは特に耐熱性が
良くかつ高強度であり、一方、アクリル短繊維は高弾性
を有していることから、少量の添加で他の短繊維の場合
に比べて弾性率が同等のレベルまで保持され、耐屈曲疲
労性が良くなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0020】図1は本発明の実施例に係る伝動ベルトと
してのVリブドベルトAを示す。該VリブドベルトAは
接着ゴム層1を備えてなり、該接着ゴム層1は、例えば
クロロプレンゴム(CR)、アルキル化クロロスルフォ
ン化ポリエチレン(ACSM)、エチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系共重合体からなる水素化ゴム等、一
般にベルトに用いられるクロロプレン系ゴムにて構成さ
れている。
してのVリブドベルトAを示す。該VリブドベルトAは
接着ゴム層1を備えてなり、該接着ゴム層1は、例えば
クロロプレンゴム(CR)、アルキル化クロロスルフォ
ン化ポリエチレン(ACSM)、エチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系共重合体からなる水素化ゴム等、一
般にベルトに用いられるクロロプレン系ゴムにて構成さ
れている。
【0021】また、上記接着ゴム層1にはベルト長手方
向に延びる複数本の心線2,2,…が埋設され、上記接
着ゴム層1の上側には帆布3が貼り合わされているとと
もに、接着ゴム層1の下側には短繊維4,4,…が混入
された3つのリブ5,5,…からなるベルト構成ゴム部
としてのリブゴム層6が一体に成形されている。このリ
ブゴム層6も上記接着ゴム層1と同様に、クロロプレン
ゴム(CR)、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチ
レン(ACSM)、エチレン性不飽和ニトリル−共役ジ
エン系共重合体からなる水素化ニトリルゴム等、一般に
ベルトに用いられるクロロプレン系ゴムにて構成されて
いる。
向に延びる複数本の心線2,2,…が埋設され、上記接
着ゴム層1の上側には帆布3が貼り合わされているとと
もに、接着ゴム層1の下側には短繊維4,4,…が混入
された3つのリブ5,5,…からなるベルト構成ゴム部
としてのリブゴム層6が一体に成形されている。このリ
ブゴム層6も上記接着ゴム層1と同様に、クロロプレン
ゴム(CR)、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチ
レン(ACSM)、エチレン性不飽和ニトリル−共役ジ
エン系共重合体からなる水素化ニトリルゴム等、一般に
ベルトに用いられるクロロプレン系ゴムにて構成されて
いる。
【0022】上記接着ゴム層1およびリブゴム層6を構
成するマトリックスゴムとしてのエチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系共重合体からなる水素化ニトリルゴ
ムは、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のエ
チレン性不飽和ニトリルと、1,3−ブタジエン、イソ
プレン、1,3−ペンタジエン等の共役ジエンとを共重
合させたものに水素を添加し、共役ジエン単量体単位に
存在する二重結合を飽和させて得たゴムのことである。
例えばアクリロニトリルと1,3−ブタジエンとの共重
合体を水素化した水素添加アクリロニトリルブタジエン
ゴム(以下、H−NBRと略称する)が挙げられる。こ
れを例にとると、H−NBRに占めるアクリロニトリル
ゴム単量体単位の割合は10〜60重量%、共役ジエン
単量体単位の割合は部分水素化等の手段により30重量
%以下とする。また、H−NBRの分子量、ガラス転移
温度および水素化率等は特に限定されないが、通常、共
役ジエン単量体単位の二重結合の水素化率としては10
〜100%、好ましくは80〜100%がよい。
成するマトリックスゴムとしてのエチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系共重合体からなる水素化ニトリルゴ
ムは、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のエ
チレン性不飽和ニトリルと、1,3−ブタジエン、イソ
プレン、1,3−ペンタジエン等の共役ジエンとを共重
合させたものに水素を添加し、共役ジエン単量体単位に
存在する二重結合を飽和させて得たゴムのことである。
例えばアクリロニトリルと1,3−ブタジエンとの共重
合体を水素化した水素添加アクリロニトリルブタジエン
ゴム(以下、H−NBRと略称する)が挙げられる。こ
れを例にとると、H−NBRに占めるアクリロニトリル
ゴム単量体単位の割合は10〜60重量%、共役ジエン
単量体単位の割合は部分水素化等の手段により30重量
%以下とする。また、H−NBRの分子量、ガラス転移
温度および水素化率等は特に限定されないが、通常、共
役ジエン単量体単位の二重結合の水素化率としては10
〜100%、好ましくは80〜100%がよい。
【0023】また、マトリックスゴムとしてエチレン性
不飽和ニトリル−共役ジエン系共重合体からなる水素化
ニトリルゴムを用いる場合には、不飽和カルボン酸金属
塩を水素化ニトリルゴム;100重量部に対し10〜1
00重量部の割合で配合することが好ましい。不飽和カ
ルボン酸金属塩とは、カルボキシル基を有する不飽和カ
ルボン酸と金属とがイオン結合したものであり、例えば
アクリル酸亜鉛やメタクリル酸亜鉛等が好ましい。この
不飽和カルボン酸金属塩の含有量を水素化ニトリルゴ
ム;100重量部に対して10〜100重量部に設定し
たのは、10重量部未満および100重量部を超えると
期待するほどの効果を得ることができなくなるからであ
る。また、水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属
塩との割合は、100/100≧水素化ニトリルゴム/
不飽和カルボン酸金属塩≧100/15に設定すること
が好ましい。このような範囲に設定したのは、100/
15未満では強度特性が劣る一方、100/100を超
えると耐屈曲疲労性および反発弾性等が劣り、かつ硬度
上昇が大きくなるからである。
不飽和ニトリル−共役ジエン系共重合体からなる水素化
ニトリルゴムを用いる場合には、不飽和カルボン酸金属
塩を水素化ニトリルゴム;100重量部に対し10〜1
00重量部の割合で配合することが好ましい。不飽和カ
ルボン酸金属塩とは、カルボキシル基を有する不飽和カ
ルボン酸と金属とがイオン結合したものであり、例えば
アクリル酸亜鉛やメタクリル酸亜鉛等が好ましい。この
不飽和カルボン酸金属塩の含有量を水素化ニトリルゴ
ム;100重量部に対して10〜100重量部に設定し
たのは、10重量部未満および100重量部を超えると
期待するほどの効果を得ることができなくなるからであ
る。また、水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属
塩との割合は、100/100≧水素化ニトリルゴム/
不飽和カルボン酸金属塩≧100/15に設定すること
が好ましい。このような範囲に設定したのは、100/
15未満では強度特性が劣る一方、100/100を超
えると耐屈曲疲労性および反発弾性等が劣り、かつ硬度
上昇が大きくなるからである。
【0024】上記水素化ニトリルゴムには、架橋剤とし
て有機過酸化物が用いられ、この有機過酸化物として
は、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸
化ジターシャリーブチル、過酸化アセチル、ターシャリ
ーブチルペルオキシ安息香酸、過酸化ジクミル、ペルオ
キシ安息香酸、ターシャリーブチルペルオキシピバレー
トおよびアゾビスイソブチロニトリル等のジアゾ化合物
類が好ましい。これらの有機過酸化物は単独にて用いら
れたりあるいは併用される。この有機過酸化物の含有量
は、水素化ニトリルゴム;100重量部に対して0.2
〜10重量部に設定することが好ましく、このような範
囲に設定したのは、0.2重量部未満では架橋が十分に
行われなくなる一方、10重量部を超えると十分なゴム
弾性を得ることができなくなるからである。
て有機過酸化物が用いられ、この有機過酸化物として
は、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸
化ジターシャリーブチル、過酸化アセチル、ターシャリ
ーブチルペルオキシ安息香酸、過酸化ジクミル、ペルオ
キシ安息香酸、ターシャリーブチルペルオキシピバレー
トおよびアゾビスイソブチロニトリル等のジアゾ化合物
類が好ましい。これらの有機過酸化物は単独にて用いら
れたりあるいは併用される。この有機過酸化物の含有量
は、水素化ニトリルゴム;100重量部に対して0.2
〜10重量部に設定することが好ましく、このような範
囲に設定したのは、0.2重量部未満では架橋が十分に
行われなくなる一方、10重量部を超えると十分なゴム
弾性を得ることができなくなるからである。
【0025】なお、上記各成分と共に加硫剤、補強剤
(カーボンブラック、シリカ等)、充填剤(炭酸カルシ
ウム、タルク等)、架橋助剤、加硫促進剤、可塑剤、安
定剤、加工助剤、老化防止剤および着色剤等、ゴム工業
で通常使用される種々の薬剤等が使用目的に応じて適宜
配合される。
(カーボンブラック、シリカ等)、充填剤(炭酸カルシ
ウム、タルク等)、架橋助剤、加硫促進剤、可塑剤、安
定剤、加工助剤、老化防止剤および着色剤等、ゴム工業
で通常使用される種々の薬剤等が使用目的に応じて適宜
配合される。
【0026】本発明の特徴して、上記短繊維4は、アク
リル短繊維とナイロン短繊維との2種類の短繊維で構成
されている。このように短繊維4としてアクリル短繊維
を用いたのは、ベルト研削後、ベルト摺動面に露出する
アクリル短繊維の先端が多数に枝分かれし、短繊維4の
表面積が大幅に増加するからであり(図6および図7の
顕微鏡写真参照)、これによりゴム部(各リブ5)とプ
ーリとの接触面積を小さくすることができ、駆動時にお
けるゴム部(各リブ5)とプーリとの接触によるビビリ
音等の異音発生を少なくすることができるのである。ま
た、ベルト摺動面のプーリから受ける単位面積当たりの
面圧を低くすることができて伝動ベルトの摩耗量を少な
くすることができるとともに、ベルト走行中に短繊維表
面をゴムで覆ったり、さらには短繊維4が圧縮・剪断力
によって破壊したりベルト摺動面から剥離する等の頻度
を少なくすることができ、安定した摩擦係数を得ること
ができる。
リル短繊維とナイロン短繊維との2種類の短繊維で構成
されている。このように短繊維4としてアクリル短繊維
を用いたのは、ベルト研削後、ベルト摺動面に露出する
アクリル短繊維の先端が多数に枝分かれし、短繊維4の
表面積が大幅に増加するからであり(図6および図7の
顕微鏡写真参照)、これによりゴム部(各リブ5)とプ
ーリとの接触面積を小さくすることができ、駆動時にお
けるゴム部(各リブ5)とプーリとの接触によるビビリ
音等の異音発生を少なくすることができるのである。ま
た、ベルト摺動面のプーリから受ける単位面積当たりの
面圧を低くすることができて伝動ベルトの摩耗量を少な
くすることができるとともに、ベルト走行中に短繊維表
面をゴムで覆ったり、さらには短繊維4が圧縮・剪断力
によって破壊したりベルト摺動面から剥離する等の頻度
を少なくすることができ、安定した摩擦係数を得ること
ができる。
【0027】因みに、短繊維がナイロン短繊維単体であ
る場合の枝分かれ状態が判る顕微鏡写真を図8(100
倍)および図9(350倍)に、短繊維がアラミド短繊
維単体である場合の枝分かれ状態が判る顕微鏡写真を図
10(100倍)および図11(350倍)にそれぞれ
示す。これらの顕微鏡写真によれば、両者共、ベルト研
削工程後にベルト摺動面に露出する短繊維の先端が2,
3本とそれ程枝分かれしておらず、アクリル短繊維に比
べて期待する程の繊維表面積の増加量は見込めず、上述
の如き物性面で満足のいく結果を得ることが判る。
る場合の枝分かれ状態が判る顕微鏡写真を図8(100
倍)および図9(350倍)に、短繊維がアラミド短繊
維単体である場合の枝分かれ状態が判る顕微鏡写真を図
10(100倍)および図11(350倍)にそれぞれ
示す。これらの顕微鏡写真によれば、両者共、ベルト研
削工程後にベルト摺動面に露出する短繊維の先端が2,
3本とそれ程枝分かれしておらず、アクリル短繊維に比
べて期待する程の繊維表面積の増加量は見込めず、上述
の如き物性面で満足のいく結果を得ることが判る。
【0028】また、アクリル短繊維にナイロン短繊維を
併用するのは、アクリル短繊維単体では耐摩耗性に劣る
嫌いがあるが、この欠点をナイロン短繊維の優れた耐摩
耗性によって補足しようとするものである。
併用するのは、アクリル短繊維単体では耐摩耗性に劣る
嫌いがあるが、この欠点をナイロン短繊維の優れた耐摩
耗性によって補足しようとするものである。
【0029】さらに、アクリル短繊維およびナイロン短
繊維のトータル量は、マトリックスゴム;100重量部
に対し6〜15重量部に設定されている。このような範
囲に短繊維のトータル量を設定したのは、6重量部未満
ではベルト異音が大きくなる一方、15重量部を超える
とクラックが発生し易いためベルト走行寿命が短くなる
からである。
繊維のトータル量は、マトリックスゴム;100重量部
に対し6〜15重量部に設定されている。このような範
囲に短繊維のトータル量を設定したのは、6重量部未満
ではベルト異音が大きくなる一方、15重量部を超える
とクラックが発生し易いためベルト走行寿命が短くなる
からである。
【0030】また、アクリル短繊維およびナイロン短繊
維の混合比(アクリル短繊維/ナイロン短繊維)は、2
0/80〜80/20に設定されている。このような範
囲に設定したのは、図2のグラフに示すように、20/
80未満ではベルト屈曲疲労寿命が劣る一方、80/2
0を超えると耐摩耗性が劣るからである。図2中、○印
は耐屈曲疲労性を、×印は耐摩耗性をそれぞれ表わす。
維の混合比(アクリル短繊維/ナイロン短繊維)は、2
0/80〜80/20に設定されている。このような範
囲に設定したのは、図2のグラフに示すように、20/
80未満ではベルト屈曲疲労寿命が劣る一方、80/2
0を超えると耐摩耗性が劣るからである。図2中、○印
は耐屈曲疲労性を、×印は耐摩耗性をそれぞれ表わす。
【0031】なお、上記心線2および帆布3は、例えば
芳香族ポリアミド繊維にて構成されるが、これに限らな
い。
芳香族ポリアミド繊維にて構成されるが、これに限らな
い。
【0032】次に、本発明の具体例を詳しく説明する。 (実験例1)表1および表2に示すように、4種類の配
合からなるゴム組成物を接着ゴム層1およびリブゴム層
6に用い、かつリブゴム層6に短繊維4を混入して、図
1に示すような短繊維入りVリブドベルトAを作製し、
耐屈曲疲労試験、耐摩耗試験および摩擦係数測定試験を
行った。その結果を表1に示すとともに、各試験の要領
を以下に説明する。なお、表2の配合割合は、ゴム10
0重量部に対する重量比である。
合からなるゴム組成物を接着ゴム層1およびリブゴム層
6に用い、かつリブゴム層6に短繊維4を混入して、図
1に示すような短繊維入りVリブドベルトAを作製し、
耐屈曲疲労試験、耐摩耗試験および摩擦係数測定試験を
行った。その結果を表1に示すとともに、各試験の要領
を以下に説明する。なお、表2の配合割合は、ゴム10
0重量部に対する重量比である。
【0033】<耐屈曲疲労試験の要領>図3に示すよう
に、駆動プーリ10(直径120mm、4900rpm )、
従動プーリ11(直径120mm、負荷11.77K
W)、テンションプーリ12(直径70mm)およびテン
ションプーリ13(直径55mm)にVリブドベルトAを
巻き掛け、テンションプーリ13にF1 方向に833N
のセットウエイトを加えた。
に、駆動プーリ10(直径120mm、4900rpm )、
従動プーリ11(直径120mm、負荷11.77K
W)、テンションプーリ12(直径70mm)およびテン
ションプーリ13(直径55mm)にVリブドベルトAを
巻き掛け、テンションプーリ13にF1 方向に833N
のセットウエイトを加えた。
【0034】<耐摩耗試験の要領>図4に示すように、
駆動プーリ14(直径60mm、3500rpm )と従動プ
ーリ15(直径60mm、負荷3.8KW)との間にVリ
ブドベルトAを巻き掛け、従動プーリ15にF2 方向に
1.2Nのデッドウエイトを加え、24時間後の重量摩
耗率を調べた。
駆動プーリ14(直径60mm、3500rpm )と従動プ
ーリ15(直径60mm、負荷3.8KW)との間にVリ
ブドベルトAを巻き掛け、従動プーリ15にF2 方向に
1.2Nのデッドウエイトを加え、24時間後の重量摩
耗率を調べた。
【0035】<摩擦係数測定試験の要領>図5に示すよ
うに、VリブドベルトAの一端をロードセル16に接続
し、中程を直径60mmの駆動プーリ17に掛け渡すとと
もに、他端に17.2Nのウエイト18を接続し、上記
駆動プーリ16を43rpm で回転させた。
うに、VリブドベルトAの一端をロードセル16に接続
し、中程を直径60mmの駆動プーリ17に掛け渡すとと
もに、他端に17.2Nのウエイト18を接続し、上記
駆動プーリ16を43rpm で回転させた。
【0036】そして、ロードセル16の測定値T1 を測
定し、 μ=ln(T1 /T2 )/(π/2) により摩擦係数μを計算した。
定し、 μ=ln(T1 /T2 )/(π/2) により摩擦係数μを計算した。
【0037】その結果、本発明例1〜6ではいずれも、
耐屈曲疲労性および耐摩耗性が優れており、摩擦係数が
低くかつ安定してベルトの異音発生が低減していた。し
かし、比較例1では耐摩耗性が劣っており、比較例2〜
4では、耐屈曲疲労性が劣るとともに、走行前後で摩擦
係数の変動が大きかった。 (実験例2)4種類の配合(表2と同じ)からなるゴム
組成物を接着ゴム層1およびリブゴム層6に用い、かつ
リブゴム層6に混入する短繊維4のトータル量を変化さ
せて、図1に示すような短繊維入りVリブドベルトAを
作製し、ベルト異音およびベルト走行寿命を測定した。
なお、アクリル短繊維とナイロン短繊維との混合比は
1:1である。その結果を表3に示すとともに、各試験
の要領を以下に説明する。
耐屈曲疲労性および耐摩耗性が優れており、摩擦係数が
低くかつ安定してベルトの異音発生が低減していた。し
かし、比較例1では耐摩耗性が劣っており、比較例2〜
4では、耐屈曲疲労性が劣るとともに、走行前後で摩擦
係数の変動が大きかった。 (実験例2)4種類の配合(表2と同じ)からなるゴム
組成物を接着ゴム層1およびリブゴム層6に用い、かつ
リブゴム層6に混入する短繊維4のトータル量を変化さ
せて、図1に示すような短繊維入りVリブドベルトAを
作製し、ベルト異音およびベルト走行寿命を測定した。
なお、アクリル短繊維とナイロン短繊維との混合比は
1:1である。その結果を表3に示すとともに、各試験
の要領を以下に説明する。
【0038】<ベルト異音試験の要領>図3に示す耐屈
曲疲労試験に用いた試験機を用いて、駆動プーリ10の
回転数を895rpm に、従動プーリ11の負荷を零に、
テンションプーリ13のセットウエイトを833Nにし
てVリブドベルトAを走行させ、騒音計にて測定した。
曲疲労試験に用いた試験機を用いて、駆動プーリ10の
回転数を895rpm に、従動プーリ11の負荷を零に、
テンションプーリ13のセットウエイトを833Nにし
てVリブドベルトAを走行させ、騒音計にて測定した。
【0039】<ベルト走行寿命の試験の要領>上記の耐
摩耗試験の要領と同様の要領にて行った。
摩耗試験の要領と同様の要領にて行った。
【0040】このテスト結果から明らかなように、アク
リル短繊維およびナイロン短繊維のトータル量がマトリ
ックスゴム;100重量部に対し6〜15重量部に設定
された本発明例7〜18では、いずれもベルト異音が低
く、かつベルト走行寿命が長かった。しかし、短繊維の
トータル量がマトリックスゴム;100重量部に対し4
重量部である比較例5,7,9,11では、いずれもベ
ルト異音が高く、短繊維のトータル量がマトリックスゴ
ム;100重量部に対し20重量部である比較例6,
8,10,12では、いずれもベルト走行寿命が短かっ
た。
リル短繊維およびナイロン短繊維のトータル量がマトリ
ックスゴム;100重量部に対し6〜15重量部に設定
された本発明例7〜18では、いずれもベルト異音が低
く、かつベルト走行寿命が長かった。しかし、短繊維の
トータル量がマトリックスゴム;100重量部に対し4
重量部である比較例5,7,9,11では、いずれもベ
ルト異音が高く、短繊維のトータル量がマトリックスゴ
ム;100重量部に対し20重量部である比較例6,
8,10,12では、いずれもベルト走行寿命が短かっ
た。
【0041】なお、上記実施例では、伝動ベルトがVリ
ブドベルトAである場合を示したが、Vベルト等他のベ
ルトにも適用することができるものであり、また、短繊
維4を混入する部位もベルト構成ゴム部の一部に限ら
ず、ベルトの種類によってはベルト構成ゴム部の全体で
あってもよい。
ブドベルトAである場合を示したが、Vベルト等他のベ
ルトにも適用することができるものであり、また、短繊
維4を混入する部位もベルト構成ゴム部の一部に限ら
ず、ベルトの種類によってはベルト構成ゴム部の全体で
あってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5に係
る本発明によれば、マトリックスゴムに混入される短繊
維としてアクリル短繊維とナイロン短繊維とを用いてい
るので、ベルト研削後に数多く枝分かれしたアクリル短
繊維がベルト摺動面に露出して短繊維の表面積が大幅に
増加し、ゴム部とプーリとの接触面積を小さくし得て駆
動時におけるゴム部とプーリとの接触によるビビリ音等
の異音発生を少なくすることができる。さらに、アクリ
ル短繊維の耐摩耗性に劣る欠点をナイロン短繊維の特性
によって補い、十分に耐摩耗性を付与することができ
る。また、ベルト摺動面のプーリから受ける単位面積当
たりの面圧の低下によって伝動ベルトの摩耗量を少なく
することができるとともに、短繊維表面がゴムで覆われ
たり、さらには短繊維が圧縮・剪断力によって破壊した
りベルト摺動面から剥離する等の頻度を少なくし得て安
定した摩擦係数を得ることができる。
る本発明によれば、マトリックスゴムに混入される短繊
維としてアクリル短繊維とナイロン短繊維とを用いてい
るので、ベルト研削後に数多く枝分かれしたアクリル短
繊維がベルト摺動面に露出して短繊維の表面積が大幅に
増加し、ゴム部とプーリとの接触面積を小さくし得て駆
動時におけるゴム部とプーリとの接触によるビビリ音等
の異音発生を少なくすることができる。さらに、アクリ
ル短繊維の耐摩耗性に劣る欠点をナイロン短繊維の特性
によって補い、十分に耐摩耗性を付与することができ
る。また、ベルト摺動面のプーリから受ける単位面積当
たりの面圧の低下によって伝動ベルトの摩耗量を少なく
することができるとともに、短繊維表面がゴムで覆われ
たり、さらには短繊維が圧縮・剪断力によって破壊した
りベルト摺動面から剥離する等の頻度を少なくし得て安
定した摩擦係数を得ることができる。
【0043】特に、請求項2および3の本発明によれ
ば、マトリックスゴムである水素化ニトリルゴムとアク
リル短繊維との有する同一極性基により、分散性および
加工性を良くすることができ、切断のない均一な長さの
短繊維入り伝動ベルトを得ることができる。また、水素
化ニトリルゴムの耐熱性および高強度という特性と、ア
クリル短繊維の高弾性という特性とによって、少量の添
加で他の短繊維の場合に比べて弾性率を同等のレベルま
で保持できて優れた耐屈曲疲労性を付与することができ
る。
ば、マトリックスゴムである水素化ニトリルゴムとアク
リル短繊維との有する同一極性基により、分散性および
加工性を良くすることができ、切断のない均一な長さの
短繊維入り伝動ベルトを得ることができる。また、水素
化ニトリルゴムの耐熱性および高強度という特性と、ア
クリル短繊維の高弾性という特性とによって、少量の添
加で他の短繊維の場合に比べて弾性率を同等のレベルま
で保持できて優れた耐屈曲疲労性を付与することができ
る。
【図1】Vリブドベルトの断面図である。
【図2】アクリル短繊維およびナイロン短繊維の混合比
に対するベルト屈曲疲労寿命および損失摩耗重量変化率
の関係を示すデータである。
に対するベルト屈曲疲労寿命および損失摩耗重量変化率
の関係を示すデータである。
【図3】耐屈曲疲労試験の要領を説明する説明図であ
る。
る。
【図4】耐摩耗試験の要領を説明する説明図である。
【図5】摩擦係数測定試験の要領を説明する説明図であ
る。
る。
【図6】ベルト摺動面に露出するアクリル短繊維を10
0倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
0倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
【図7】ベルト摺動面に露出するアクリル短繊維を35
0倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
0倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
【図8】ベルト摺動面に露出するナイロン短繊維を10
0倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
0倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
【図9】ベルト摺動面に露出するナイロン短繊維を35
0倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
0倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
【図10】ベルト摺動面に露出するアラミド短繊維を1
00倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
00倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
【図11】ベルト摺動面に露出するアラミド短繊維を3
50倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
50倍に拡大して示す顕微鏡写真である。
4 短繊維 6 リブゴム層(ベルト構成ゴム部の少なくとも一部) A Vリブドベルト(伝動ベルト)
【表1】
【表2】
【表3】
Claims (5)
- 【請求項1】 ベルト構成ゴム部の少なくとも一部に短
繊維が混入された伝動ベルトであって、 上記短繊維は、アクリル短繊維とナイロン短繊維との2
種類の短繊維で構成され、 アクリル短繊維およびナイロン短繊維のトータル量は、
マトリックスゴム;100重量部に対し6〜15重量部
に設定され、 かつアクリル短繊維およびナイロン短繊維の混合比(ア
クリル短繊維/ナイロン短繊維)は、20/80〜80
/20に設定されていることを特徴とする伝動ベルト。 - 【請求項2】 マトリックスゴムが、エチレン性不飽和
ニトリル−共役ジエン系共重合体からなる水素化ニトリ
ルゴムであることを特徴とする請求項1記載の伝動ベル
ト。 - 【請求項3】 不飽和カルボン酸金属塩が水素化ニトリ
ルゴム;100重量部に対し10〜100重量部の割合
で配合されていることを特徴とする請求項2記載の伝動
ベルト。 - 【請求項4】 マトリックスゴムが、アルキル化クロロ
スルフォン化ポリエチレンであることを特徴とする請求
項1記載の伝動ベルト。 - 【請求項5】 マトリックスゴムが、クロロプレンゴム
であることを特徴とする請求項1記載の伝動ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25502793A JPH0783287A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25502793A JPH0783287A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 伝動ベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0783287A true JPH0783287A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17273169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25502793A Withdrawn JPH0783287A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 伝動ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0783287A (ja) |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP25502793A patent/JPH0783287A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |