JPH0783381B2 - シリアル通信制御装置 - Google Patents

シリアル通信制御装置

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JPH0783381B2
JPH0783381B2 JP61117915A JP11791586A JPH0783381B2 JP H0783381 B2 JPH0783381 B2 JP H0783381B2 JP 61117915 A JP61117915 A JP 61117915A JP 11791586 A JP11791586 A JP 11791586A JP H0783381 B2 JPH0783381 B2 JP H0783381B2
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一好 玉木
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明はシリアル通信制御装置に関し、詳しくは中央処
理装置に設けられて外部とのシリアル通信を行なうシリ
アル通信制御装置に関する。
[従来の技術] 近年、電子技術の急速な発展・普及、特にマイクロコン
ピュータ等を中心とする処理装置の小型化・低価格化に
伴って、大型かつ高機能の中央処理装置に処理を集中す
る集中型システムに替えて、制御対象に対する機能や配
置等に応じて複数の中央処理装置を用意し必要な処理を
分散して行なう分散型システムの研究・開発・利用が進
められている。こうした分散型システムは、局所的な処
理を高速に行なう迅速性、制御対象の相違に対して最適
の制御系を構成しえる多様性、一部の故障がシステム全
体に波及しない信頼性、システムへの追加・変更に対す
る柔軟性といった点で極めて優れたものであるが、複数
の中央処理装置を接続する通信系と相互の通信を処理す
る通信制御装置とを必要とする。
そこで従来より、各中央処理装置間の通信を制御する通
信制御装置が種々提案されており、そのひとつに、シリ
アル通信(1ビット通信)により、各中央処理装置間の
通信を行なうシリアル通信制御装置がある。
[発明が解決しようとする問題点] シリアル通信制御装置は各中央処理装置間の配線を極め
て簡略化しえるといった利点を有するが、以下の問題が
存在するため、猶一層の改善が望まれていた。
(1)従来、こうしたシリアル通信制御装置は、中央処
理装置に内蔵もしくはそのバスラインを介して接続され
中央処理装置により順序送信データを受け取りもしくは
読み取られることによりシリアル入出力を行なってい
る。しかしながら、これらの処理は、ユーザが用意する
ソフトウェアによって行なわれるので、複数の中央処理
装置をシリアル通信によって接続し互いにデータを共有
するといった場合、中央処理装置の負担はかなり重いも
のとなってしまうという問題があった。特に、短い時間
間隔で変化するデータを通信しこれを更新しなけられば
ならない場合などでは、短時間に何度もシリアル通信を
制御するプログラムを実行する必要があり、ユーザのプ
ログラムに多大な負担をかけることになってしまう。
(2)この結果、シリアル通信を行なう中央処理装置の
オーバヘッドが大きくなり、主制御の実行速度・応答性
が低下することが考えられた。
そこで、本発明は、こうした問題を解決することを目的
としてなされ、中央処理装置に負担をかけることなく高
速にシリアル通信を実現し、データの共有化を図ること
ができるシリアル通信制御装置を提供するものである。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は問題点を解決するた
めの手段として次の構成をとった。即ち、データを随時
書き込みおよび読み出ししえる随時記憶手段と、該随時
記憶手段との間のアドレスおよびデータのやりとりを仲
介する内部バスとを備えた中央処理装置に設けられたシ
リアル通信制御装置であって、 前記随時記憶手段への書き込みおよび前記随時記憶手段
からの読み出しのいずれか一方または両方の場合におけ
るアドレスを指定するアドレス指定手段と、 外部からシリアルデータとして受信された受信データお
よび外部へシリアルデータとして送信される送信データ
のいずれか一方または両方を記憶する通信データ記憶手
段と、 前記アドレス指定手段および前記通信データ記憶手段に
対して専用データバスにより接続されると共に、前記中
央処理装置の内部バスに接続され、通信実行時に、前記
アドレス指定手段にセットされたアドレスを送信データ
として前記通信データ記憶手段へ書き込むとともに次に
そのアドレスに対応する前記随時記憶手段の内容を送信
データとして前記通信データ記憶手段へ書き込む送信処
理、および前記通信データ記憶手段に記憶された受信デ
ータがアドレスを示す場合は該受信データを前記アドレ
ス指定手段にセットし、該受信データがアドレスを示さ
ない場合は前記アドレス指定手段に記憶されたアドレス
に対応する前記随時記憶手段のアドレスへ該受信データ
を書き込む受信処理のいずれか一方または両方の処理を
実行する通信制御手段と、 を備えたシリアル通信制御装置の構成がそれである。
[作用] 上記構成を有する本発明のシリアル通信制御装置は、 前記随時記憶手段への書き込みおよび前記随時記憶手段
からの読み出しのいずれか一方または両方の場合におけ
るアドレスを指定するアドレス指定手段と、外部からシ
リアルデータとして受信された受信データおよび外部へ
シリアルデータとして送信される送信データのいずれか
一方または両方を記憶する通信データ記憶手段とを備え
て、 前記アドレス指定手段および前記通信データ記憶手段に
対して専用データバスにより接続されると共に、前記中
央処理装置の内部バスに接続された通信制御手段が、通
信実行時に、前記アドレス指定手段にセットされたアド
レスを送信データとして前記通信データ記憶手段へ書き
込むとともに次にそのアドレスに対応する前記随時記憶
手段の内容を送信データとして前記通信データ記憶手段
へ書き込む送信処理、および前記通信データ記憶手段に
記憶された受信データがアドレスを示す場合は該受信デ
ータを前記アドレス指定手段にセットし、該受信データ
がアドレスを示さない場合は前記アドレス指定手段に記
憶されたアドレスに対応する前記随時記憶手段のアドレ
スへ該受信データを書き込む受信処理のいずれか一方ま
たは両方の処理を実行する。
すなわち、送信側では、随時記憶手段のアドレスとその
アドレスに書き込むべきデータとを、一組のものとし
て、順次、相手方に送信し、受信側では、受信データ
が、アドレスを示すものであれば、随時記憶手段に書き
込まず、随時記憶手段へのアクセスするためのアドレス
を示すアドレス指定手段にセットし、その後に受信する
アドレスを示さない受信データを、そのアドレス指定手
段にセットされたアドレスに対応する前記随時記憶手段
のアドレスへ書き込む。
したがって、送信側にて、直接、相手方の随時記憶手段
のアドレスを指定して、データ通信が可能となる。この
ため、受信側では、何等データの種類の判断をしなくて
も、送信側で、送信データ毎に専用のアドレスを指定し
て送信しているので、すなわち、受信側では何等受信処
理を意識しなくても、常に直接、専用のアドレスに受信
データが記憶され更新されているので、各種制御処理に
直ちに利用することができる。
したがって、本発明のシリアル通信制御装置によれば、
中央処理装置のユーザプログラムに負担をかけることな
く、シリアル通信を実現する。
ここで、シリアル通信制御装置は、送信,受信の一方だ
けでも、両者を行なうものでもよい。また通信制御手段
による内部バスの使用は、サイクルスチール等の手法に
よってもよいし、バスリクエスト制御によるダイレクト
メモリアクセス(DMA)の手法等によってもよい。
[実施例] 以上説明した本発明の構成を一層明らかにする為に、次
に本発明の好適な実施例として車両用制御装置に組み込
まれたシリアル通信制御装置について説明する。第1図
は車両用制御装置の構成を示す概略構成図である。
図示する如く、本実施例の車両用制御装置は、車両動力
源としての内燃機関1と内燃機関1の出力軸2に結合さ
れた変速機3とを搭載した車両において、内燃機関1の
燃料噴射量や点火時期を制御してその出力トルクを制御
するエンジン制御装置5と変速機3の変速をコントロー
ルする自動変速制御装置7とを備えて構成されている。
図示する如く、内燃機関1は大気より空気を吸入すると
共に燃料噴射弁8から噴射される燃料と空気とを混合し
て吸気ポート9に導く吸気系10と、点火プラグ12に形成
される電気火花によって点火された混合気の燃焼のエネ
ルギをピストン14を介して回転運動として取り出す燃焼
室15と、燃焼後のガスを排気ポート17を介して排出する
排気系18とを備えて構成されている。
吸気系10には、上流から、エアクリーナ20,吸入空気量
Qを検出するエアフロメータ21,吸入空気量を制御する
スロットルバルブ23,吸入空気の脈流を平滑化するサー
ジタンク25が設けられている。吸入空気量Qは図示しな
いアクセルペダルに連動したスロットルバルブ23の開度
によって制御されるが、スロットルバルブ23が全閉とさ
れた場合(アイドル時)には、スロットルバルブ23をバ
イパスするバイパス路26に設けられたアイドルスピード
コントロールバルブ(以下、これをISCVと略す)28によ
って吸入空気量Qは制御される。尚、吸気系10には、ス
ロットルバルブ23が全閉の時にオン状態となるアイドル
スイッチを内蔵しスロットルバルブ23の開度を併せ検出
するスロットルセンサ30と、吸入空気の温度THAを検出
する吸気温センサ31も設けられている。
上記吸気系10を介して吸入される空気と燃料噴射弁8よ
り噴射された燃料との混合気は、燃焼室15に吸入され、
ピストン14により圧縮された後着火されるが、混合気へ
の着火は点火プラグ12に形成される電気火花によって行
なわれる。内燃機関1の各気筒に設けられた点火プラグ
12は、高耐圧コード(図示せず)により、出力軸2の回
転に同期して、イグナイタ33に発生した高電圧を配電す
るディストリビュータ35に接続されている。尚、ディス
トリビュータ35内には、出力軸2の1回転に1パルスを
発生する気筒判別センサ36と、出力軸2の30度毎に1パ
ルスを発生する回転数センサ37とが設けられている。
火花点火によって着火され爆発的に燃焼しピストン14を
押し下げた混合気はその後排ガスとして排出されるが、
この排気系18には、排ガスの組成に基づいて混合気の空
燃比を検出する酸素濃度センサ(以下、Ozセンサと呼
ぶ)38や排ガスの浄化を行なう三元触媒装置39、更に排
気温度を検出する排気温センサ40等が設けられている。
尚、内燃機関1のシリンダブロック41は循環する冷却水
によって冷却されており、この冷却水の温度THWは冷却
水温センサ43により検出される。
内燃機関の運転状態を検出する上述した各センサの出力
信号はエンジン制御装置5に入力され、内燃機関1の運
転状態に応じて、燃料噴射弁8,ISCV28,イグナイタ33等
の制御が行なわれる。
エンジン制御装置(ECU)5は、実施例としてのシリア
ル通信制御装置を備え、ROM.RAM,入出ポート等を内臓し
た1チップCPU45及び各センサからの電圧信号をアナロ
グディジタル変換して入力するアナログディジタル変換
器(以下、「A/D変換器」と呼ぶ)47から構成されてい
る。上述したスロットルセンサ30,吸気温センサ31,排気
温センサ40,及び冷却水温センサ43は、A/D変換器47に接
続されており、それらの出力信号は、ディジタル信号に
変換された後、1チップCPU45に入力される。1チップC
PU45は、コモンバス50を介して相互に接続された周知の
算術論理演算ユニット(ALU)52,ROM53,RAM54,入力ポー
ト55,出力ポート56およびシリアルコントローラ57と、
このシリアルコントローラ57に専用データバス59により
接続された入力データアドレスポインタ60,出力データ
アドレスポインタ61,シリアル入力レジスタ63およびシ
リアル出力レジスタ65とを備える。A/D変換器47により
ディジタル信号に変換された各センサからの信号及び気
筒判別センサ36,回転数センサ33,Ozセンサ38等からの信
号は、入力ポート55を介して入力される。一方、出力ポ
ート56には、各気筒の吸気ポート9に設けられた燃料噴
射弁8やバイパス路26に設けられたISCV28あるいは高電
圧を発生するイグナイタ33等が接続されており、1チッ
プCPU45はこの出力ポート56より、これらのアクチュエ
ータに制御信号を出力するよう構成されている。
エンジン制御装置5の行なう内燃機関1のこうした運転
制御、例えば燃料噴射量制御,点火時期制御,ISCコント
ロール等はよく知られているので説明は省略する。本実
施例ではこれらの制御の他に、エンジン制御装置5は、
入力ポート55を介して読み込んだ制御量のうちスロット
ル開度θ,回転数NE等を、シリアルコントローラ57の制
御により、シリアル出力レジスタ65を介して自動変速制
御装置7に送信し、一方自動変速制御装置7からはシリ
アル入力レジスタ63を介して車速V,シフトポジションSP
や変速パターンの設定状態(パターンセレクトやオーバ
ードライブの可否)等を入力する処理を行なっている。
シリアルコントローラ57や各ポインタ60,61、レジスタ6
3,65の構成及び通信制御については、1チップCPUとし
て構成された自動変速制御装置7と共に後で詳述する。
尚、電子制御装置5と自動変速制御装置7とは同一筐体
内に収納され、図示しないバッテリから電力の供給をう
けて動作するよう構成されている。
次に自動変速制御装置7の構成とその制御について簡単
に説明する。自動変速制御装置7は、エンジン制御装置
5の1チップCPU45と同様、コモンバス70を介して接続
された周知のALU72,ROM73,RAM74入力ポート75,出力ポー
ト76およびシリアルコントローラ77と、このシリアルコ
ントローラ77に専用データバス79を介して接続された入
力データアドレスポインタ80,出力データアドレスポイ
ンタ81,シリアル入力レジスタ83およびシリアル出力レ
ジスタ85とを備える1チップCPUとして構成されてい
る。その入力ポート75には、変速機3の変速比を1未満
とする所謂オーバドライブを選択することを禁止するオ
ーバドライブカットスイッチ87,変速パターンを選択す
るパターンセレクトスイッチ89の他、変速機3の出力軸
91の回転数によって車速Vを検出する車速センサ93と変
速機3のシフトポジションSPを検出するシフトポジショ
ンセンサ95とが接続され、一方、出力ポート76には、変
速の切り換え(アップシフト,ダウンシフト)を行なう
2つの変速用ソレノイドバルブ97,98とロックアップ用
ソレノイドバルブ99とが接続されている。また、自動変
速制御装置7は、シリアルコントローラ77を用いて、既
述したよう、エンジン制御装置5に車速Vやシフトポジ
ションSP等を送出すると共に、エンジン制御装置5より
スロットル開度θや回転数NE等のデータを受け取ってい
る。このスロットル開度θ等は、自動変速制御装置7に
よる変速比の制御に供される。
即ち、自動変速制御装置7は、ROM73内に、車速Vとス
ロットル開度θとによって定まるマップ(シフト線図)
を予め記憶しており、両者に基づいて変速比を定め、変
速用ソレノイドバルブ97,98およびロックアップ用ソレ
ノイドバルブ99を駆動制御して、アップシフト,ダウン
シフトを行なうのである。これらの制御も周知のものな
ので、ここではその説明は省略する。
次にエンジン制御装置5,自動変速制御装置において通信
を司るシリアル通信制御装置の構成と働きとについて説
明する。まず各ポインタ,レジスタ等の構成および機能
について説明する。
専用データバス59,79:シリアルコントローラ57,77によ
って通信されるシリアルデータに対応したデータを送受
するためのデータバスラインである。
入力データアドレスポインタ60,80:シリアル入力レジス
タ63,83から受けたデータを格納すべきRAM54,74のアド
レスを示す16ビット長のレジスタであって、シリアルデ
ータの入力におけるアドレス指定手段として働く。
出力データアドレスポインタ61,81:シリアル出力レジス
タ65,85から送出すべきデータをもってくるべきRAM54,7
4内のアドレスを示す16ビット長のレジスタであって、
シリアルデータの出力におけるアドレス指定手段として
働く。
シリアル入力レジスタ63,83:シリアルラインSIN,SOUTか
ら受けた受信データを蓄える10ビット長の入力用シフト
レジスタであって、シリアルデータの入力における通信
データ記憶手段として働く。シリアルラインSIN,SOUTか
ら入力される受信データの1ビットのスタートビットST
を検出し、2ビットのストップビットSPまでに含まれる
10ビットのデータ(D0ないしD9)をパラレルデータに変
換する機能を有する。
シリアル出力レジスタ65,85:シリアルラインSOUT,SINか
らデータを送出するための10ビット長の出力用シフトレ
ジスタであって、シリアルデータの出力における通信デ
ータ記憶手段として働く。送信すべき8ビットのデータ
(D0ないしD7)に、パリティビットP(D8)とアドレス
/データ認識用のビットAD(D9)とを付加してなる10ビ
ットのデータ(D0ないしD9)をシリアルデータに変換す
ると共に、スタートビットST(1ビット)とストップビ
ットSP(2ビット)とを付けて送出する機能を有する。
シリアルコントローラ57,77:それ自身、内蔵する所定の
プログラムに従って所定の処理(後述)を繰り返すもの
として構成されており、通信制御手段として働く。コモ
ンバス50,70,専用データバス59,79を共にアクセスしえ
る構成を有する。特にコモンバス50,70については、ALU
52,72がコモンバス50,70を使用していないことを検知し
てこれをアクセスする所謂サイクルスチールを実現する
機能を有し、上記のポインタ,レジスタを制御して、シ
リアルデータを入力してこれをRAM54,74の所定のアドレ
スへ書き込み、または所定のアドレスからデータを読み
出してシリアルデータとして出力する制御を行なう。
尚、エンジン制御装置5のシリアル入力レジスタ63はシ
リアルラインSINにより自動変速制御装置7のシリアル
出力レジスタ85に、一方そのシリアル出力レジスタ65が
シリアルラインSOUTにより自動変速制御装置7のシリア
ル入力レジスタ83に、各々接続され、更に同期通信のた
めのクロックラインCLKI,CLKOにより、両制御装置5,7の
入力・出力レジスタ63,65およびシリアルコントローラ7
7、シリアルコントローラ57および入力・出レジスタ83,
85が、各々接続されている。
以上の構成を有する本実施例の車両用制御装置におい
て、自動変速制御装置7のデータをエンジン制御装置5
に転送する場合の処理について説明する。第2図(A)
は、自動変速制御装置7のシリアルコントローラ77が実
行するデータ出力制御ルーチンを示すフローチャート、
第2図(B)は、エンジン制御装置15のシリアルコント
ローラ57が実行するデータ入力制御ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
自動変速制御装置7は、電源が投入されると、全体の初
期化がなされ、ALU72を中心に周知の変速制御が実行さ
れる。こうした制御において、入力ポート75から入力さ
れた各種データ、例えば車速V,シフトポジションSPや各
種スイッチ87,89の状態等は、RAM74の所定のアドレスAm
inから10バイトに亘って格納されている。シリアルコン
トローラ77が実行するデータ出力制御ルーチンの開始に
先立って、このアドレスAminが、シリアルコントローラ
77に対して出力され、シリアルコントローラ77は、アド
レスAminを専用データバス79を介して出力データアドレ
スポインタ81に格納する。
シリアルコントローラ77は、データ出力制御ルーチンの
処理を開始すると、まずこの出力データアドレスポイン
タ81の内容(アドレスAmin)をシリアル出力レジスタ85
にロードルする。(ステップ100)。この時、シリアル
コントローラ77は、16ビット長のアドレスを2回に分け
て、まず下位8ビットの送信から行なうものとし、更に
シリアル出力レジスタ85に、送信すべきデータがアドレ
スであることを示すアドレス認識ビットAD=1を引き渡
す。シリアル出力レジスタ85は、受けとった8ビット
(D0ないしD7)のデータに、自動的にパリティPを付与
し、更にアドレス認識ビットADを加え、これを与め定め
られたスタートビットSTとストップビットSPとの間に加
えてシリアルラインSINより外部へ送信するシリアル出
力処理を実行する(ステップ110)。従って、この時、
出力されるシリアルデータのフォーマットは第3図に区
間Iで示す形式となる。
2回に分けてアドレスAminの送信を行なった後、シリア
ルコントローラ77は、出力データアドレスポインタ81の
示すアドレスのデータをRAM74よりシリアル出力レジス
タ85にロードする処理を行なう(ステップ120)。この
時、シリアルコントローラ77は、コモンバス70のバスサ
イクルをサイクルスチールし、アドレスポインタのさし
示すRAM74のアドレスの内容を読み出し、専用データバ
ス79を介してシリアル出力レジスタ85に転送するのであ
る。尚、アドレス認識ビットADは0に指定される。従っ
て、シリアル出力レジスタ85は、第3図区間IIに示すフ
ォーマットでデータを送出する(ステップ130)。
その後、シリアルコントローラ77は、出力データアドレ
スポインタ81の値が、テータ転送を行なうべきアドレス
の上限値Amaxになっているか否かを判断し(ステップ14
0)、上限値Amaxに至っていなければ、出力データアド
レスポインタ81の値を1だけインクリメントしてから
(ステップ150)上述したステップ100に戻り、再びアド
レスの送出から処理を実行する。一方、アドレスポイン
タ81の値が上限値Amaxに等しくなっていれば、データの
送信は一通り終了したとして、アドレスポインタ81の値
を転送開始のアドレスAminにセットしなおし(ステップ
160)、同様にステップ100に戻り、再び上述した処理を
実行する。この結果、シリアルコントローラ77の制御に
より自動変速制御装置7は、車速V,シフトポジションSP
等の10バイトのデータを繰り返し出力することになる。
シリアル出力レジスタ85は、およそ1Mビット/秒の転送
を、クロックに同期して実行しえるので、10バイトのデ
ータの転送をおよそ400μsecで完了する。
一方、エンジン制御装置5は、電源が投入されて所定の
初期化の処理を行なった後、ALU52を中心に周知の燃料
噴射制御,点火時期制御等を実行するが、シリアル通信
によってRAM54の所定のアドレスに転送される変速機3
の制御データ、例えば車速V,シフトポジションSPあるい
はシフトパターン等は、こうしたエンジン制御に供され
る。
シリアルコントローラ57は、データ入力制御ルーチン
(第2図(B))を開始すると、まず、シリアル入力レ
ジスタ63にシリアルラインSINを介して伝送されるデー
タを入力する処理(ステップ200)を実行し、シリアル
入力レジスタ63によってパラレルデータに変換されたデ
ータの第10ビットD9(AD)の値に基づいて、入力したデ
ータがアドレスを示しているデータか否かの判定を行な
う(ステップ210)。アドレス認識ビットADの値が1で
あればアドレスであるとして、そのデータを入力データ
アドレスポインタ60にロードする(ステップ220)。
尚、転送データが8ビットであり、このアドレスポイン
タ60のビット長が16ビットであることからも直ちに諒解
されるように、アドレスの転送は、2回に分けて行なわ
れる。こうしてアドレスの転送が終了した後、自動変速
制御装置7からはデータが送られてくるので、シリアル
コントローラ57は、入力したデータを、入力データアド
レスポインタ60に予めセットされたRAM54アドレスに格
納する(ステップ230)。この処理は、既述したデータ
出力制御ルーチンのステップ120と同様サイクルスチー
ルにより実現される。以上の処理の終了後、処理はステ
ップ200に戻り、再び上述した制御を繰り返す。
この結果、エンジン制御装置5内のRAM54の所定のアド
レスに置かれた車速V,シフトポジションSP等のデータ
は、極めて高速に(本実施例では約400μsec毎に)更新
されることになり、最新のデータを用いた燃料噴射量制
御,点火時期制御等を実行することが可能となる。即
ち、エンジン制御装置5は、自動変速制御装置7から送
信される車速V,シフトポジションSP等の情報を常時監視
しつつ、例えばダウンシフトの直前には内燃機関1の出
力を減少させるといった制御を行なって、変速時に生じ
るショックを低減する等の高度な処理を実現し、車両の
ドライブフィーリング,ドライバビリティの向上に資す
ることができる。
尚、エンジン制御装置5から自動変速制御装置7へのデ
ータの送信も同様に行ないえることは勿論である。
以上説明したように、車両用制御装置に組み込んだ本実
施例のシリアル通信制御装置によれば、エンジン制御装
置5と自動変速制御装置7との間で極めて高速にデータ
通信を行なうことができ、しかも、このシリアルデータ
通信の実行では、送信側にて、直接、相手方の随時記憶
手段としてのRAM54,74のアドレスを指定して、データ通
信が可能となる。このため、受信側では、何等データの
種類の判断をしなくても、送信側で、送信データ毎に専
用のアドレスを指定して送信しているので、すなわち、
受信側では何等受信処理を意識しなくても、常に直接、
RAM54,74の専用のアドレスに受信データが記憶され更新
されているので、各種制御処理に直ちに利用することが
できる。したがって、いちいち通信用プログラムを呼び
出したり、主制御を中断させるといった必要がないとい
う優れた利点が存する。この結果、燃料噴射制御等に置
ける処理も簡略化することができ、主制御の処理速度を
向上させることができるという効果も奏する。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
こうした実施例に何等限定されるものではなく、例えば
車両以外の制御装置へのに応用、データに識別コードを
付し3以上の中央処理装置を結合した構成、あるいはサ
イクルスチールに代えてバスリクエストを用いた構成な
ど、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施しえることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明のシリアル通信制御装置に
よれば、所定の制御を実行する中央処理装置の負担を増
加することなく高速にシリアル通信を実現することがで
きるという極めて優れた効果を奏する。従って、分散型
システムとして構築された各中央処理装置によって効率
よく制御を行ないながら、相互のデータの共有を応答性
よく図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例としてのシリアル通信制御装置
を組み込んだ車両用制御装置の概略構成図、第2図
(A)は実施例におけるデータ出力制御ルーチンを示す
フローチャート、第2図(B)は同じくデータ入力制御
ルーチンを示すフローチャート、第3図は実施例におけ
るシリアル通信のフォーマットを示す説明図、である。 1……内燃機関 3……変速機 5……エンジン制御装置 7……自動変速制御装置 8……燃料噴射弁 45……1チップCPU 47……A/D変換器 57,77……シリアルコントローラ 60,80……入力データアドレスポインタ 61,81……出力データアドレスポインタ 63,83……シリアル入力レジスタ 65,85……シリアル出力レジスタ 95……シフトポジションセンサ 97,98……変速用ソレノイドバルブ 99……ロックアップ用ソレノイドバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを随時書き込みおよび読み出ししえ
    る随時記憶手段と、該随時記憶手段との間のアドレスお
    よびデータのやりとりを仲介する内部バスとを備えた中
    央処理装置に設けられたシリアル通信制御装置であっ
    て、 前記随時記憶手段への書き込みおよび前記随時記憶手段
    からの読み出しのいずれか一方または両方の場合におけ
    るアドレスを指定するアドレス指定手段と、 外部からシリアルデータとして受信された受信データお
    よび外部へシリアルデータとして送信される送信データ
    のいずれか一方または両方を記憶する通信データ記憶手
    段と、 前記アドレス指定手段および前記通信データ記憶手段に
    対して専用データバスにより接続されると共に、前記中
    央処理装置の内部バスに接続され、通信実行時に、前記
    アドレス指定手段にセットされたアドレスを送信データ
    として前記通信データ記憶手段へ書き込むとともに次に
    そのアドレスに対応する前記随時記憶手段の内容を送信
    データとして前記通信データ記憶手段へ書き込む送信処
    理、および前記通信データ記憶手段に記憶された受信デ
    ータがアドレスを示す場合は該受信データを前記アドレ
    ス指定手段にセットし、該受信データがアドレスを示さ
    ない場合は前記アドレス指定手段に記憶されたアドレス
    に対応する前記随時記憶手段のアドレスへ該受信データ
    を書き込む受信処理のいずれか一方または両方の処理を
    実行する通信制御手段と、 を備えたシリアル通信制御装置。
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