JPH0783507A - 複合熱源器を備えた大能力給湯システムの動作制御方法 - Google Patents

複合熱源器を備えた大能力給湯システムの動作制御方法

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JPH0783507A
JPH0783507A JP18871893A JP18871893A JPH0783507A JP H0783507 A JPH0783507 A JP H0783507A JP 18871893 A JP18871893 A JP 18871893A JP 18871893 A JP18871893 A JP 18871893A JP H0783507 A JPH0783507 A JP H0783507A
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心司 山口
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秀記 渡辺
Takeaki Kawaguchi
武明 川口
Yoshihiko Tanaka
良彦 田中
Kazumi Suyama
和美 須山
Takehito Inoue
剛仁 井上
Takashi Kaneko
隆 金子
Hiroaki Fujita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緻密で、しかも、様々な形態のシステム制御
が可能であり、故障時にも迅速に対処できる大能力給湯
システムの動作方法を提供する。 【構成】 貯湯タンク1と複数の給湯器11を循環管路3
を介して接続し、給湯器11で湯を作り出して貯湯タンク
1に収容し、さらに、循環管路3によりタンク1内の湯
の保温を行う。タンク1には給湯循環管路17を接続し、
この管路17によりタンク1の湯を各給湯先へ供給する。
給湯器11にはフローセンサや出湯温度センサ等の各種セ
ンサと、そのセンサ情報を入力するセンサ基板9と燃焼
制御回路15を設け、システム側にはシステム制御回路16
を設け、センサ基板9から両回路15,16にセンサ情報を
分配供給し、燃焼制御回路15は給湯器11の燃焼を制御
し、システム制御回路16はセンサ情報を利用したシステ
ム制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合熱源器を備えた大
能力給湯システムの動作制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンション等の集合住宅、大浴場を備え
た独身寮や銭湯、大規模住宅、レストラン等には一時的
に大容量の湯が使用されるときに、その大容量給湯負荷
に耐え得る大能力給湯装置が備えられている。
【0003】図7にはこの種の一般的な大能力給湯装置
のシステムが示されている。同図において、複合加温循
環系26には加温循環系6a〜6dが配列されており、複
合循環系26と貯湯タンク1との間には循環管路3が設け
られており、循環管路3には開閉弁2が介設されてい
る。各加温循環系6a〜6dは、それぞれ熱源器である
給湯器11と入側の弁7と出側の弁12を備えており、各給
湯器11には湯を作り出すための燃焼制御に必要なフロー
センサや出湯温度センサ等の各種センサと各種センサ情
報が入力されているセンサ基板9と燃焼制御回路15が内
蔵されており、燃焼制御回路15は、センサ基板9からの
センサ情報に基づいて給湯器11の燃焼制御を行う。そし
て、燃焼制御回路15に接続されている給湯器11外部のリ
モコンを操作することにより、各給湯器11ごとに個別に
所望の温度の湯が作り出せるようになっている。なお、
弁7,12は修理点検時に閉じられるもので、常時は開状
態を維持している。
【0004】貯湯タンク1は給湯器11で作り出される湯
を収容するタンクであり、前記循環管路3により給湯器
11から貯湯タンク1への給湯が行われ、さらに、循環管
路3により貯湯タンク1内の湯を各加温循環系6a〜6
dと貯湯タンク1との間で循環させて湯を保温するよう
になっている。また、循環管路3には給水管4が接続さ
れており、給水管4に通された水が循環管路3aを通っ
て貯湯タンク1と複合加温循環系26の各加温循環系6a
〜6dとに供給できるようになっている。
【0005】前記貯湯タンク1にはタンク1の下部側に
第1の温度スイッチ30が設けられ、タンク1の中間部側
に第2の温度スイッチ31が設けられており、各温度スイ
ッチ30,31は貯湯タンク1の湯の温度が設定温度よりも
低くなったところでオンし、設定温度を越えるとオフす
るようになっており、これらのオン・オフ信号がシステ
ム制御回路16に加えられる。
【0006】システム制御回路16は第1の温度スイッチ
30がオンとなると第1,第2系列の加温循環系6a,6
bを駆動制御し、第2の温度スイッチ31がオンとなると
全系列の加温循環系6a〜6dを駆動制御するようにな
っている。この各加温循環系の駆動制御は、温水循環ポ
ンプ8を駆動して給湯器11の燃焼運転を行い、入側の弁
7側から吸引される湯又は水を給湯器11で加熱し、この
加熱によって作り出した湯を温水供給管3bを介して貯
湯タンク1の上部側に供給するものである。なお、シス
テム制御回路16は、システム側のシーケンス制御を行う
回路であり、各加温循環系6a〜6dの駆動制御だけで
なく、給湯循環ポンプ18の駆動制御等も行っている。
【0007】貯湯タンクには開閉弁14を介して循環給湯
管路17が接続され、この循環給湯管路は各住戸へ導く管
27と接続されて、台所、浴室等の所望の場所に導かれて
おり、水栓24を開けることにより貯湯タンク1内の湯の
給湯が水道圧によって行われる。循環給湯管路17に設け
た給湯循環ポンプ18を駆動することにより、貯湯タンク
1内の湯は循環管路を循環して貯湯タンク1の上部に戻
され、水栓24が閉められて湯の使用がされていないとき
に、給湯管17内に湯を循環させて管内での湯の冷えを防
止し、水栓24が開けられたときには設定温度の湯を直ち
に出湯できる態勢が整えられている。
【0008】この種の大能力装置においては、各住戸の
蛇口を閉めたままの状態のときは、給湯循環ポンプ18の
駆動により給湯循環管路17内を温水が循環しており、湯
の保温を行っているが、住戸の蛇口が開けられると、給
水圧によりその住戸の蛇口から出湯される。
【0009】また、給水管側4から貯湯タンク1に水が
入り込むが、湯(水)の比重は温度が高い方が低いもの
に比べて小さいため、貯湯タンク1の下部より水が入り
込んでも、その水と貯湯タンク1内に貯えられてあった
湯とが一気に混合することはなく、タンク1の下部側に
は低温の湯が存在し、タンク1の上部側には高温の湯が
存在するようになる。そして、タンク1内にタンク1の
下側から水がどんどん入り込んで、その水により温度が
下げられた低温の湯(低温部)と高温の湯(高温部)と
の境界が徐々に上昇していき、第1の温度スイッチ30に
至ると、低温の湯の温度が温度スイッチ30の設定温度よ
りも低いために温度スイッチ30がオンとなり、温度スイ
ッチ30のオン信号を受けて制御装置16が加温循環系6
a,6b内を駆動させる。そうすると、給水管4から温
水循環管路3aを通る水が加温循環系6a,6bに入
り、給湯器11の燃焼により加温されて設定した温度の熱
い湯となり、循環管路3bを通して貯湯タンク1の上側
から貯湯タンク1に送り込まれる。
【0010】このように、給湯の負荷分だけ加温循環系
6a,6bを通して湯が貯湯タンク1内に補充される
が、給湯負荷容量が非常に大きくなると、第1,2系列
の加温循環系の6a,6bの給湯能力が追いつかず、貯
湯タンク1内の水の割合が徐々に増加し、高温部と低温
部との境界はこれに応じて上昇して行く。そして、その
境界が第2の温度スイッチ31に至ると、低温部の湯の温
度が温度スイッチ31の設定温度よりも低いために、温度
スイッチ31がオンとなり、このオン信号を受けてシステ
ム制御回路16は全系列の加温循環系6a〜6dを駆動
し、これらの各加温循環系6a〜6dで作り出された湯
が循環管路3bを通して貯湯タンク1の上部側から供給
され、給湯循環管路17から水が混じったぬるい湯が出な
いようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では、システム制御回路16により通常の給湯循
環ポンプ18の制御を行ったり、加温循環系6a〜6bの
駆動制御を行うものの、加温循環系6a〜6dの駆動制
御は温度スイッチ30,31のオン・オフ信号を受けて加温
循環系6a〜6dを駆動させるための命令信号を加える
だけであり、加温循環系6a〜6dの給湯器11の燃焼制
御は給湯器ごとに設けられた燃焼制御回路15をリモコン
で操作することにより個別に行われており、システム制
御回路16が給湯器11の燃焼を制御する情報を取り入れて
いないために、給湯器11の燃焼制御を含む緻密システム
制御を行うことができなかった。
【0012】また、システム制御回路16に入力される情
報が限られているために、システムの制御の仕方も限ら
れており、色々な制御形態を採ることができなかった。
さらに、故障が起きたりしたときにも情報不足のために
故障の箇所を正確に判断して迅速に対処することができ
なかった。
【0013】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、緻密で、しかも様
々な形態のシステム制御を行うことが可能であり、故障
時にも迅速に対処できる、複合熱源器を備えた大能力給
湯システムの動作制御方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、湯を作り出す複数の熱源器とこれらの熱源器で
作り出される湯を収容する貯湯タンクが設けられ、熱源
器から該タンクへの湯の供給とタンク内湯の保温を行う
循環管路がタンクと熱源器との間に設けられ、タンク内
の湯を各給湯先へ供給する給湯循環管路が設けられてい
る給湯システムの動作制御方法であって、各熱源器には
湯を作り出すための燃料制御に必要な少なくともフロー
センサと出湯温度センサを含む各種センサと、そのセン
サ情報に基づいて燃焼制御を行う燃焼制御回路が設けら
れ、給湯システムにはシステム動作を制御するシステム
制御回路が設けられており、前記各熱源器側のセンサ情
報が燃焼制御回路へ加えられる他にシステム側のシステ
ム制御回路に分配供給され、システム制御回路がそのセ
ンサ情報を利用して給湯システムの動作制御を行うこと
を特徴として構成されている。
【0015】また、前記複数の熱源器が2台以上の熱源
器を1組として動作し、各組の熱源器ごとに少なくとも
フローセンサと出湯温度センサを含む各種センサ情報を
システム制御回路に加える構成としたことも本発明の特
徴的な構成とされている。
【0016】
【作用】上記構成の本発明において、各熱源器には湯を
作り出すための燃焼制御に必要な少なくともフローセン
サと出湯温度センサを含む各種センサと燃焼制御回路が
設けられており、各種センサのセンサ情報が燃焼制御回
路に加えられ、そのセンサ情報に基づいて燃焼制御回路
により熱源器の燃焼制御が行われる。また、各種センサ
のセンサ情報は燃焼制御回路に加えられる他にシステム
側のシステム制御回路に分配供給されるため、そのセン
サ情報を利用してシステム制御回路により給湯システム
の動作制御が行われる。このように、各熱源器の詳細な
各種センサ情報を燃焼制御回路とシステム制御回路の両
方の回路に取り入れて両方の回路を共に制御することに
より、給湯システムの動作制御を緻密に、しかも、色々
な形態で行うことが可能とされる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1には本発明に係る複合熱源器を備えた大能力給湯シ
ステムの一実施例が示されている。本実施例が従来例と
違う特徴的なところは、各給湯器11内に設けられたフロ
ーセンサや出湯温度センサ等の各種の情報が入力されて
いるセンサ基板9からセンサ情報が燃焼制御回路15へ加
えられる他に、図の点線で示されるように、センサ情報
がシステム側のシステム制御回路16にも分配供給されて
おり、システム制御回路16がそのセンサ情報を利用して
給湯システムの動作制御を行うようにしたことである。
システム制御回路16は電話回線を通してサービスステー
ションに接続されており、給湯システムに異常が生じて
システムの故障が確認されたときには、直ちにサービス
ステーションへ自動通報されるようになっている。
【0018】また、本実施例では加温循環系6a〜6d
には温水循環ポンプ8が設けられており、複合加温循環
系26と給湯循環ポンプ18がユニット化された熱源ユニッ
ト34が形成されており、熱源ユニット34内には循環管路
3a,3bに温度センサであるサーミスタT1 ,T2
設けられており、給湯循環管路17にはサーミスタT5
設けられている。サーミスタT1 は給湯器11側に送られ
る湯又は水の温度を検知し、サーミスタT2 は循環管路
3bを通る湯の温度を検知し、給湯器11駆動時には給湯
器11で作り出されて貯湯タンク1に送られる湯の温度を
検知する役割を果たしており、サーミスタT5 は給湯循
環ポンプ18により給湯循環管路17を循環している湯の温
度を検知する役割を果たしている。各サーミスタT1
2 ,T5 で検知された温度の情報は、常時、各サーミ
スタT1 ,T2 ,T5 からシステム制御回路16に入力さ
れている。
【0019】貯湯タンク1内のタンク1中間部側にはサ
ーミスタT4 が設けられ、タンク1下部側にはサーミス
タT3 が設けられ、サーミスタT4 はタンク1内の中間
部側の温度を検知し、サーミスタT3 はタンク1内の下
部側の温度を検知し、各サーミスタT4 ,T3 で検知さ
れた温度情報は常時各サーミスタT4 ,T3 からシステ
ム制御回路16に加えられている。システム制御回路16
は、その信号を受けてサーミスタT3 ,T4 によって検
出された検出温度が予め設定した設定温度よりも低いと
きには加温循環系6a〜6dのいずれの加温循環系を駆
動すればよいのかを判断し、その加温循環系の駆動制御
を行うようになっている。
【0020】熱源ユニット34の外部にある給湯循環管路
17bにもサーミスタT6 が設けられており、給湯循環管
路17を循環して貯湯タンク1に送り込まれる湯の温度を
検知しており、この温度情報も、常時、システム制御回
路16に入力されている。また、本実施例の給湯循環ポン
プ18は2系列設けられており、一定時間ごとに交互に運
転するようになっている。
【0021】本実施例は以上のように構成されており、
次に温水循環動作について説明する。住戸の蛇口がしめ
られた状態のときは、図2の(a)に示すように、給湯
循環ポンプ18の駆動によって湯が矢印のように循環され
て保温されており、蛇口を開けると保温されていた湯が
出湯されるが、本実施例では各サーミスタT1 ,T2
5 ,T6 により、循環管路3、給湯循環管路17を通る
湯又は水の温度を常時検出されてシステム制御回路16に
入力されており、システム制御回路16は各管路3,17を
通る湯の温度を常に把握している。
【0022】また、貯湯タンク1内に設けられたサーミ
スタT3 ,T4 で検出される温度の情報が常時、システ
ム制御回路16に入力され、一方、システム制御回路16に
は各加温循環系6a〜6dの給湯器11に内蔵されたセン
サ基板9から給湯器11の燃焼制御に必要な各種情報も常
時入力され、システム制御回路16は、サーミスタT3
4 から入力された温度情報と、予めシステム制御回路
16に入力されている設定温度との比較を行い、住戸の蛇
口から湯が使用されて貯湯タンク1の下側から水が入り
込むことにより貯湯タンク1内の湯の温度が下がり、図
2の(b)に示すように、湯の低温部がサーミスタT3
に至り、サーミスタT3 の検出温度が設定温度よりも低
くなったときには、サーミスタT3 の温度と設定温度と
の差がどれだけあるかということや、給湯器11のセンサ
基板9から入力される各種センサ情報等から複数の加温
循環系6a〜6dの中のいずれの加温循環系を何系列駆
動させるかを判断し、その判断に基づいて加温循環系
(図では加温循環系6a)を駆動させる。
【0023】そして、温水循環ポンプ8により、貯湯タ
ンク1下部や給水管4からの水を循環管路3aを通して
給湯器11に送り込み、給湯器11で湯を作り出して貯湯タ
ンク1の上部に送り込んでいく。
【0024】また、さらに湯が使用されて貯湯タンク1
内の湯の低温部の水位が上昇し、図2の(c)に示すよ
うに、湯の低温部がサーミスタT4 に至り、サーミスタ
4の検出温度が設定温度よりも低くなったときは、同
様にして、駆動させる加温循環系を判断し、その判断に
基づいて加温循環系(図では全加温循環系6a〜6d)
を駆動させて給湯器11で作り出した湯を貯湯タンク1に
送り込む。
【0025】そして、給湯器11側に送られる湯の温度を
検出するサーミスタT1 の検出温度が、加温制御系6a
〜6dの加熱駆動制御により、設定温度に達したときに
は、起動中の加温循環系6a〜6dの一部を残して他は
停止し、さらに設定温度以上になると起動中の全ての加
温循環系を停止する。
【0026】本実施例によれば、システム制御回路16
は、サーミスタT3 ,T4 から検出される温度情報の信
号を常時受けながら、その温度情報を設定温度と比較す
るため、サーミスタT3 ,T4 の検出温度が設定温度と
どれだけ差があるかを常時把握することができるし、サ
ーミスタT3 やサーミスタT4 の検出温度の低下や上昇
が急激に行われているか、あるいは緩やかに行われてい
るかということ等も把握することができる。しかも、そ
の他にサーミスタT1 ,T2 ,T5 ,T6 の検出温度を
常時把握することができ、さらに、各加温循環系6a,
6b,6c,6dの各給湯器11に内蔵されているセンサ
基板9から各給湯器11の燃焼制御に必要な詳細な各種セ
ンサ情報が常時システム制御回路16に入力されるため、
システム制御回路16はシステム全体の制御に必要な各温
度情報と給湯器11の燃焼制御に必要な各種センサの詳細
なセンサ情報を全て同時に把握することができる。
【0027】そのため、それらの情報を利用することに
より、きめ細かいシステム制御を行うことが可能であ
り、従来例では、システム制御回路16が温度スイッチ3
0,31のオン・オフ信号を受けて加温循環系6a〜6b
のうち2系列を駆動させるか、全系列を駆動させるか、
あるいは全系列を停止させるかのいずれかの駆動制御を
行うしかなかったのに比べ、非常に緻密なシステム制御
を行うことができる。
【0028】図3には、給湯器11に設けられた各種セン
サのうちフローセンサ情報を利用した温水循環ポンプ8
の動作確認および確認後の対処方法のフローチャートが
示されている。加温循環系6a〜6dのうち選定された
給湯器11の温水循環ポンプ8を起動したとき、その給湯
器11内のフローセンサの出力信号がオフ状態のときには
ステップ102 でシステム制御回路16が起動中の加温循環
系6a〜6dの温水循環ポンプ(温水循環P)8にエラ
ーが発生したと判断し、ステップ103 以降の動作によ
り、本当に温水循環ポンプ8が故障したのかどうかを確
認して対処を行う。
【0029】まず、ステップ103 でエラー発生の温水循
環ポンプ8を停止し、エラーフラグを立てる。このと
き、温水循環ポンプ8を停止させた加温循環系の給湯器
11の燃焼は燃焼制御回路15により、自動的に停止され
る。次に、ステップ104 によりエラー発生の温水循環ポ
ンプ8以外の全ての起動予定の温水循環ポンプ8が起動
しているかどうかを確認する。そして、エラー発生の温
水循環ポンプ以外の全ての起動予定の温水循環ポンプ8
が起動したならば、ステップ105 でステップ104 の温水
循環ポンプ8の起動後に20秒以上経過したかどうかを確
認し、20秒経過しない場合は経過するまで待つ。
【0030】次に、ステップ106 でステップ102 の温水
循環ポンプエラー発生時から60秒経過したかどうかを判
断し、60秒経過しない場合は60秒経過するまで待つ。こ
こで、フローセンサの出力が低下したことの原因が温水
循環ポンプ8に入ったエアーによるものであれば、エラ
ー発生時から60秒経過することにより温水循環ポンプ8
からエアーが抜けて、温水循環ポンプ8が通常通り起動
し、フローセンサの出力も通常に戻ると考えられるた
め、ステップ106 で60秒以上経過したなら、停止してい
た温水循環ポンプ8で再び起動させる。
【0031】次に、ステップ108 で給湯器11のフローセ
ンサからオン信号が出力されたときには、温水循環ポン
プ8の故障によるものではなく、温水循環ポンプ8に入
ったエアーによるものであると判断されるため、ステッ
プ109 で給湯器の着火動作を行い、ステップ110 で1サ
イクルシーケンス正常作動を行って湯を沸かし、ステッ
プ114 で、ステップ103 で立てたエラーフラグを除去
し、通常の運転動作に戻る。
【0032】また、ステップ108 でフローセンサからオ
ン信号が出力されないときには、ステップ104 から108
までの動作を5回繰り返し、その動作を5回繰り返して
もフローセンサからオン信号が出力されないときには、
ステップ112 で温水循環ポンプ8にエアーが入ったため
にエラーが発生したのではなく、112 で温水循環ポンプ
8が故障したと確定される。このとき、念のため、フロ
ーセンサが故障しているかどうかの確認をするために、
エラー発生の温水循環ポンプ8を有する給湯器11を弱い
火力で短時間だけ燃焼させてみて、給湯器11で作り出さ
れた湯の温度変化を器具内のサーミスタで見れば急激に
温度が上昇するか否かで温水循環ポンプ8が故障してい
ることが分かる。そのため、このような動作を行ってフ
ローセンサが故障していないことを確認することによ
り、温水循環ポンプ8の故障がより確実になる。
【0033】そして、温水循環ポンプ8の故障が確定さ
れたなら、ステップ113 で故障している温水循環ポンプ
8を停止させ、同時に電話回線によりサービスステーシ
ョンへ故障箇所や故障状態等の連絡が入る。
【0034】このように、本実施例によれば、給湯器11
に設けられているフローセンサのセンサ情報がシステム
制御回路16に常時入力されているため、給湯器11のフロ
ーセンサのシステム系にエラーが生じたときに、センサ
情報を利用してエラー原因が温水循環ポンプ8にエアー
が入ったことによるものなのか、あるいは温水循環ポン
プ8の故障によるものなのかを判断することができる。
そして、従来例ではできなかったこのような判断によ
り、その原因に応じて適格に対処することができる。ま
た、仮に故障が生じたとしたときにも、迅速にサービス
ステーションへ故障の連絡が入り、その連絡を受けて作
業員により迅速に故障修理を行うことができる。
【0035】図4にはシステム系のサーミスタT1 が故
障したときの対処例のフローチャートが示されている。
例えば、加温循環系6c,6dが作動しているにも拘わ
らず、サーミスタT1 の温度が変化しないときには、サ
ーミスタT1 の故障が考えられるが、本実施例のシステ
ムにはサーミスタT1 が本当に故障したかどうかを判断
することができるセルフチェックの機能が設けられてお
り、セルフチェックによりサーミスタT1 の故障を確認
する。
【0036】そのセルフチェックの動作は、まず、加温
循環系6c,6dの温水循環ポンプ8は動作させたま
ま、加温循環系6c,6dの給湯器11のリモコンを用い
て、給湯器11の火を消して、各給湯器11内の出湯温度セ
ンサの検出温度とサーミスタT1 の検出温度を比較す
る。このとき各給湯器11内のフローセンサも確認し、温
水循環ポンプ8で送られる湯の流量は正常であることが
フローセンサで検出され、なおかつ、各加温循環系6
c,6dの各給湯器11内の出湯温度センサの検出温度が
いずれも等しく、サーミスタT1 の検出温度のみが上記
出湯温度センサの検出温度とは異なる場合は、サーミス
タT1 が故障したと判断される。
【0037】そして、このセルフチェックにより、ステ
ップ101 でシステム制御回路16がサーミスタT1 が故障
したと判断したなら、ステップ102 で給湯器11の温度セ
ンサのいずれかをサーミスタT1 の代わりに用いること
ができるかどうかを判断する。この判断は、加温循環系
6a〜6dの給湯器11を全て稼動させた場合に作り出す
ことのできる湯の量とシステム全体として作り出したい
湯の量とのバランス等から判断するものであり、いずれ
かの給湯器11の燃焼を停止させて、その給湯器11の出湯
温度センサをサーミスタT1 の代わりに代用してもシス
テム動作に支障がなく、保温動作を行うことができる場
合、すなわち、給湯器11の台数に余裕がある場合は、ス
テップ103 で代用の給湯器11を決定し、ステップ104 で
代用の給湯器11の火は消したまま温水循環ポンプ8は作
動させ、その給湯器11の出湯温度センサをサーミスタT
1 の代わりとしてその出湯温度センサで循環管路3を通
る湯の温度を検出しながら加温循環系6c,6dを再び
駆動させて、通常のシステム動作を行う。
【0038】また、ステップ102 でいずれかの給湯器11
の出湯温度センサを代用すると保温動作を十分に行うこ
とはできなくなり、システム動作に支障を来す場合、す
なわち、給湯器11の台数に余裕がない場合には、ステッ
プ105 でシステム全体としての動作能力は低下すること
になるが、運転は継続できるかどうかを判断し、継続で
きるときにはステップ106 でステップ103 と同様に、い
ずれかの仮代用給湯器11を決定する。そして、ステップ
107 でその給湯器11の火を消したまま温水循環ポンプ8
は作動させ、その給湯器11の出湯温度センサをサーミス
タT1 の代わりとしてその出湯温度センサで循環管路3
を通る湯の温度を検出しながらシステム動作を行い、例
えば、60%負荷で運転中という表示を出しながら、それ
と同時にサービスステーションへ連絡し、できるだけ早
くサーミスタT1 の故障を修理するようにする。また、
ステップ105 で運転継続できないと判断した場合は、ス
テップ108 でシステムを停止し、サービスステーション
へ連絡する。
【0039】このように、本実施例によれば、様々な形
態のシステム動作が可能であり、そのため、サーミスタ
1 が故障したときにもそのときのシステム運転状況等
により、給湯器11に内蔵されている出湯温度センサをサ
ーミスタT1 の代用として用いて通常通りのシステム動
作を行うことも可能である。また、故障修理を行う場合
にも、故障の箇所が明らかにされて迅速にサービスステ
ーションへ連絡されるため、即座に故障修理を行うこと
ができる。
【0040】以上のように、本実施例の大能力給湯シス
テムによれば、システム制御回路16がサーミスタT1
6 によりシステム全体の制御に必要な温度情報と給湯
器11の燃焼制御に必要な各種センサのセンサ情報を共に
常時把握することができるため、サーミスタT1 〜T6
の温度情報に基づきシステム制御を行う他に、各種セン
サ情報を利用してきめ細かい緻密なシステムを行うこと
ができる。しかも、様々な形態のシステム制御を行うこ
とができ、さらに、故障が生じたときにも迅速に対処で
きる。
【0041】もちろん、加温循環系6a〜6dの各給湯
器11内に設けられているフローセンサや出湯温度センサ
等の各種センサと同じセンサを各給湯器11の外部に設け
て、そのセンサ情報をシステム制御回路16に供給すれ
ば、本実施例と同様のシステム制御を行うことは可能で
あるが、そのようにすると、各給湯器11内の内部と外部
との両方に同じセンサを設けなけらばならなくなるた
め、センサ数が増えてシステムが複雑になり、コストも
高くなる。本実施例では各給湯器11に設けられている各
種センサをそのまま利用してシステム制御回路16にも分
配供給しているために、そのようなシステムの複雑化や
コストの上昇もなく、緻密で、しかも、様々な形態での
システム制御を行うことができる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では加温循環系6a〜6dの数を4個としたが、
加温循環系の数は複数であれば特に限定されるものでは
なく、仕様に応じて適宜設定すばよい。
【0043】また、上記実施例では各加温循環系6a〜
6dの給湯器はガス燃焼式の給湯器(瞬間湯沸かし器を
含む)を例にして説明したが、この給湯器11は石油燃焼
式の給湯器であってもよい。
【0044】さらに、上記実施例では、各給湯器11は各
給湯器11に内蔵されている各種センサ情報に基づいて各
給湯器11ごとに燃焼制御回路15により燃焼を制御されて
燃焼し、その他に給湯器11ごとに各種センサ情報をシス
テム制御回路16に分配供給したが、図5に示すように、
2つ以上の給湯器11が1組として動作し、各組の給湯器
ごとに少なくともフローセンサと出湯温度センサを含む
各種センサ情報をセンサ基板9からシステム制御回路16
に加える構成としてもよい。
【0045】さらに、上記実施例では給湯器11のセンサ
基板9から給湯器11の燃焼制御回路15とシステム制御回
路16にセンサ情報を分配供給したが、図6に示すよう
に、端子33(信号を複数の回路や基板に分配できる端
子)等を用いて同図の(a)に示すように、端子33から
センサ基板9とシステム制御回路16とにセンサ情報を分
配供給し、センサ基板9から燃焼制御回路15に情報を加
える構成としてもよいし、同図の(b)に示すように、
端子33から、システム制御回路16と燃焼制御回路15とに
センサ情報を分配供給してもよい。
【0046】さらに、上記実施例では、加温循環系6a
〜6dと給湯循環ポンプ18をユニット化して熱源ユニッ
ト34としたが、必ずしも熱源ユニット34とすることはな
く、従来例のように、加温循環系26の外側に給湯循環ポ
ンプ18を設けても構わない。また、上記実施例では給湯
循環ポンプ18を2系列設け、一定時間ごとに交互に運転
するように構成したが、給湯循環ポンプ18は1系列でも
構わない。
【0047】さらに、本発明の複合熱源器を備えた大能
力給湯システムの動作制御方法は上記実施例で示した制
御に限定されることはなく、様々な形態での制御が可能
であり、システム制御に必要な温度情報と給湯器11の燃
焼制御に必要なセンサ情報を利用して、サーミスタT1
以外の部品の故障が生じたときにも迅速に対処すること
ができる。
【0048】さらに、上記実施例では湯(水)の流量を
測定するセンサはフローセンサとしたが、流量測定セン
サは電磁流量計等の他のセンサでも構わない。また、上
記実施例では温度検出センサとしてサーミスタを用いた
が、熱電対等の他の温度センサを用いても構わない。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、各熱源器には湯を作り
出すための燃焼制御に必要な少なくともフローセンサと
出湯温度センサを含む各種センサと燃焼制御回路が設け
られており、各種センサのセンサ情報は燃焼制御回路に
加えられ、そのセンサ情報に基づいて燃焼制御回路が熱
源器の燃焼制御を行う他に、センサ情報はシステム側の
システム制御回路に分配供給されるため、システム制御
回路はそのセンサ情報を利用して給湯システムの動作制
御を行うことができ、給湯システムの動作制御を緻密
に、しかも、色々な形態で行うことができる。
【0050】また、システム制御回路は熱源器側からの
センサ情報を利用することにより、仮にシステム内で故
障が生じたとしても、その故障の箇所を迅速に、しか
も、正確に判断することができるため、その判断に基づ
き、作業員等が迅速に故障処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合熱源器を備えた大能力給湯シ
ステムの動作制御方法により動作を制御する大能力給湯
システムの一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の大能力給湯システムの動作の一例を示す
説明図である。
【図3】図1の大能力給湯システムの温水循環ポンプ8
にエラーが発生したときのシステム制御回路16による制
御を示すフローチャートである。
【図4】図1の大能力給湯システムのサーミスタT1
障時のシステム制御回路16による他のサーミスタの代用
制御を示すフローチャートである。
【図5】2つの給湯器11が1組として動作し、1組の給
湯器11ごとにセンサ情報をシステム制御回路16に加える
構成とした大能力給湯システムを示す説明図である。
【図6】給湯器11の端子33からセンサ情報を回路15,16
や基板9に分配するように構成した例を示す説明図であ
る。
【図7】従来の大能力給湯システムを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 貯湯タンク 3 循環管路 6a〜6d 加温循環系 9 センサ基板 11 給湯器 15 燃焼制御回路 16 システム制御回路 17 給湯循環管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 良彦 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 須山 和美 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 井上 剛仁 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 金子 隆 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 藤田 浩明 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯を作り出す複数の熱源器とこれらの熱
    源器で作り出される湯を収容する貯湯タンクが設けら
    れ、熱源器から該タンクへの湯の供給とタンク内湯の保
    温を行う循環管路がタンクと熱源器との間に設けられ、
    タンク内の湯を各給湯先へ供給する給湯循環管路が設け
    られている給湯システムの動作制御方法であって、各熱
    源器には湯を作り出すための燃料制御に必要な少なくと
    もフローセンサと出湯温度センサを含む各種センサと、
    そのセンサ情報に基づいて燃焼制御を行う燃焼制御回路
    が設けられ、給湯システムにはシステム動作を制御する
    システム制御回路が設けられており、前記各熱源器側の
    センサ情報が燃焼制御回路へ加えられる他にシステム側
    のシステム制御回路に分配供給され、システム制御回路
    がそのセンサ情報を利用して給湯システムの動作制御を
    行うことを特徴とする複合熱源器を備えた大能力給湯シ
    ステムの動作制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の熱源器が2台以上の熱源器を1組
    として動作し、各組の熱源器ごとに少なくともフローセ
    ンサと出湯温度センサを含む各種センサ情報をシステム
    制御回路に加える構成としたことを特徴とする請求項1
    記載の複合熱源器を備えた大能力給湯システムの動作制
    御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208864A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Showa Mfg Co Ltd 給湯システム
JP2013002787A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Noritz Corp ポンプ装置及び給湯システム
JP2013148298A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Purpose Co Ltd 給湯システムおよびそのコントローラ
JP2015185265A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 アイシン精機株式会社 燃料電池システム

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