JPH0783604B2 - 整流装置 - Google Patents

整流装置

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JPH0783604B2
JPH0783604B2 JP31443687A JP31443687A JPH0783604B2 JP H0783604 B2 JPH0783604 B2 JP H0783604B2 JP 31443687 A JP31443687 A JP 31443687A JP 31443687 A JP31443687 A JP 31443687A JP H0783604 B2 JPH0783604 B2 JP H0783604B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は交流を直流に変換する整流装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第2図は従来のデイスプレイモニターの電源に使用され
ている整流装置の回路図である。
第2図において、(1a)及び(1b)は外部からの交流入
力電源の入力端子、(3)は交流入力電源が入力端子
(1a),(1b)に印加された直後に生じる突入電流を制
限する抵抗、(4),(5),(6)及び(7)はダイ
オードで全波整流用プリツジを形成している。(8)は
スイツチで常開接点(8a),常閉接点(8b)及び共通接
点(8c)により構成されている。(9)は全波整流され
た電流を平滑するコンデンサ、(10)及び(11)はダイ
オード(4)及び(6)と共に倍電圧回路を構成し、平
滑作用を行うコンデンサである。(13)はトランスで一
次巻線(13a)及び二次巻線(13c)及び鉄心(13b)に
より構成される。(12)はスイツチング回路で一次巻線
(13a)に流す電流のオン・オフ制御を行う。(14)は
整流用ダイオード、(15)は平滑用コンデンサ、(18)
は負荷、(16)及び(17)は高抵抗値を有する抵抗で、
コンデンサ(15)の両端の電圧を分圧する。(20)はフ
ライバツク型スイツチングレギユレータ(以下スイツチ
ングレギユレータと略す)で、スイツチング回路(1
2),一次巻線(13a),鉄心(13b),二次巻線(13
c),ダイオード(14),コンデンサ(15),抵抗(1
6)及び抵抗(17)により構成されている。(19a)及び
(19b)はスイツチングレギユレータ(20)のそれぞれ
プラスの出力端子及びマイナスの出力端子である。(10
0)は整流装置で電流制限抵抗(3),ダイオード
(4),(5),(6),(7),スイツチ(8),コ
ンデンサ(9),(10),(11)により構成される。
(2a),(2b)は整流装置(100)のそれぞれプラスの
出力端子及びマイナスの出力端子であつて、本装置では
それぞれスイツチングレギユレータ(20)のプラスの入
力端子及びマイナスの入力端子を兼用している。
次に動作について説明する。
一般にフライバツク型スイツチングレギユレータは「ス
イツチング・レギユレータ設計ノウハウ」(長谷川彰
著)(CQ出版株式会社発行)の第1章に記載されている
ように、その出力電圧をVO,負荷抵抗RL,一次巻線への
印加電圧をVI,一次巻線のインダクタンスをLP,一次巻
線の通電時間をTON,しや断時間をTOFFとすれば、 である。
第2図の回路に適用すると、VIはスイツチングレギユレ
ータ(20)のプラスの入力端子(2a)とマイナスの入力
端子(2b)間の電圧、VOはスイツチングレギユレータ
(20)のプラスの出力端子(19a)とマイナスの出力端
子(19b)間の電圧、RLは負荷(18)の抵抗値、TONは一
次巻線(13a)の通電時間、TOFFは一次巻線(13a)のし
や断時間である。
ここで、LR,RLは回路の定数で固定である。今、仮りに
TON,TOFFが固定だとすれば、上記の式(A)より明ら
かなように、VOはVIに比例する。そうなるとスイツチン
グレギユレータ(20)の入力電圧の変動に比例した電圧
変動がスイツチングレギユレータ(20)の出力に出てく
るという不具合が発生する。従つて、第2図に示す回路
では、出力電圧VOを抵抗(16)及び抵抗(17)により分
圧し、その電圧をスイツチング回路(12)にフイードバ
ツクし、入力電圧が変動しても、上記フイードバツクさ
れた電圧が一定になるよう、ひいてはVOが一定になるよ
うに、TONとTOFFをスイツチング回路(12)は制御して
いる。
さて、デイスプレイモニタは日本を初め、アメリカ,西
ドイツ,イギリス等の各国で使用される。従つてデイス
プレイモニタの交流入力電源の電圧は、日本で使用され
る場合はAC 100V±10%(以下この電圧を有する電源をA
C 100V系と略す。)、アメリカで使用される場合はAC 1
10V±10%(以下この電圧を有する電源をAC 110V系と略
す。)、西ドイツで使用される場合はAC 220V±10%
(以下この電圧を有する電源をAC 220V系と略す。)、
イギリスで使用される場合はAC 240V±10%(以下この
電圧を有する電源をAC 240V系と略す。)の4つの場合
がある。
仮りに、どこの国で使用されても、その交流電源入力を
全波整流してスイツチングレギユレータ(20)への直流
入力電源とするならば、その電圧VIはAC 100V系の電源
で公差−10%の時最小値VIMINとなり、AC 240V系の電源
で公差+10%の時最大値VIMAXとなる。
上記VIMIN及びVIMAXの数値は、抵抗(3)の抵抗値を0
とみなし、ダイオード(4),(5),(6),
(7),一次巻線(13a)及びスイツチング回路(12)
の電圧降下を0とみなすと、 となり、その比は373÷127≒2.9となる。
従つて、上記式(A)から明らかなように、スイツチン
グ回路(12)により VIMINの時の はVIMAXの時の の約2.9倍 となるようにTONとTOFFを制御する必要がある。このた
め、スイツチング回路(12)の設計が困難であつた。
従つて、第2図の従来の整流装置はAC 220V系及びAC 24
0V系の交流電源入力の時は全波整流に、AC 100V系及びA
C 110V系の交流電源入力の時は倍電圧整流になるように
スイツチ(8)で切替え、VIMINとVIMAXの比を と小さくし、スイツチング回路(12)の設計を容易にし
た。
以下、第2図の全波整流と倍電圧整流の動作を説明す
る。
デイスプレイモニタが西ドイツ又はイギリスで使用され
る場合は、スイツチ(8)を常閉側にして、AC 220V系
又はAC 240V系の電源を入力端子(1a)及び(1b)に接
続する。
入力端子(1a)側が入力端子(1b)側より電圧が高いと
入力端子(1a)から抵抗(3),ダイオード(4),コ
ンデンサ(9),ダイオード(7),常閉接点(8b),
共通接点(8c),入力端子(1b)の順に電流が流れる。
入力端子(1b)側が入力端子(1a)側より電圧が高い
と、入力端子(1b)から共通接点(8c),常閉接点(8
b),ダイオード(5),コンデンサ(9),ダイオー
ド(6),抵抗(3),入力端子(1a)の順に電流が流
れる。即ちコンデンサ(9)には常に同一方向に電流が
流れ、その両端に直流電圧が生成され、整流装置(10
0)の出力電源になると共に、スイツチングレギユレー
タ(20)の入力電源となる。
デイスプレイモニタが日本又はアメリカで使用される場
合には、スイツチ(8)を常開側にして、AC 100V系又
はAC 110V系の電源を入力端子(1a)及び(1b)に接続
する。入力端子(1a)が入力端子(1b)より電圧が高い
と、入力端子(1a)から、抵抗(3),ダイオード
(4),コンデンサ(10),常開接点(8a),共通接点
(8c),入力端子(1b)の順に電流が流れる。入力端子
(1b)側が入力端子(1a)側より電圧が高いと入力端子
(1b)から共通接点(8c),常開接点(8a),コンデン
サ(11),ダイオード(6),抵抗(3),入力端子
(1a)の順に電流が流れる。
即ち、コンデンサ(10)及びコンデンサ(11)にそれぞ
れ半波整流された直流電圧が生成され、コンデンサ(1
0)の両端の電圧とコンデンサ(11)の両端の電圧の
和、即ち倍電圧に整流された直流が整流装置(100)の
出力電源になると共に、スイツチングレギユレータ(2
0)の入力電源となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の整流装置は以上のように構成されているので、外
部より供給される電源がAC 100V系又はAC 110V系の場合
は倍電圧整流になるように、AC 220V系又はAC 240V系の
場合は全波整流になるように、人手によるスイツチの切
替えが必要で、スイツチ操作を間違えてAC 220V系又はA
C 240V系の電源が供給されている時に倍電圧整流になる
ようにすると、コンデンサ(10),(11)及びスイツチ
ング回路(12)に過電圧状態が発生し、コンデンサ(1
0)又は(11)の破損、あるいはスイツチング回路(1
2)を構成する部品の破損が生じていた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、AC 100V系又はAC 110V系の整流方法とAC 220
V系とAC 240V系の整流方法の切替えを人手を介さずに行
い、誤操作による過電圧状態の発生及びそれに伴う整流
装置内の部品及び整流装置の出力に接続された回路を構
成する部品の破損を防ぐことができる整流装置を得るこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明にかかる整流装置は第1のコンデンサとこの第
1のコンデンサにアノードが接続される第1のダイオー
ドとの直列回路により形成される第1の半波整流回路、
第2のコンデンサとこの第2のコンデンサにカソードが
接続される第2のダイオード及びこの第2のダイオード
のアノードに接続され、作動時に第2のコンデンサ及び
第2のダイオードによる半波整流を行う第1のスイツチ
回路との直列回路により形成され、上記第1及び第2の
コンデンサが同じ側となるように上記第1の半波整流回
路に並列接続される第2の半波整流回路、上記第2のコ
ンデンサの両端に、カソードが第2のダイオードのカソ
ードに接続されるように並列接続される第3のダイオー
ド、この第3のダイオードのカソード側と上記第1のダ
イオードのアノード側との間に接続され、その間の電圧
に応じて上記第1のスイツチ回路を制御する第2のスイ
ツチ回路を備え、上記第1の半波整流回路と上記第2の
半波整流回路との並列接続箇所を交流電源入力端とし、
上記第3のダイオードのカソード側を直流出力の正側と
し、上記第1のダイオードのアノード側を直流出力の負
側とするようにしたものである。
〔作用〕
この発明における整流装置は入力電源がAC 220V系又はA
C 240V系の場合は第1の半波整流回路のみ動作して半波
整流を実現し、AC 100V系又はAC 110V系の場合は第1の
半波整流回路が動作すると共に上記第2のスイツチ回路
が動作することにより第1のスイツチが動作して第2の
半波整流回路が動作し、第1の半波整流回路による整流
出力と第2の半波整流回路による整流出力の和により倍
電圧整流が得られるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、(1a),(1b),(2a),(2b),
(3),(12),(14)〜(20)は従来の装置と同じで
ある。
トランス(13)は一次巻線(13a),鉄心(13b),二次
巻線(13c)の従来の装置と同じ部分と制御電圧生成巻
線(46)とにより構成される。(21)は整流ダイオー
ド、(22)は倍電圧整流時のみ通電するダイオード、
(23)は半波整流時は通電し、倍電圧整流時はしや断す
るダイオード、(24),(25)は平滑コンデンサ、(2
6),(28)は倍電圧整流時通電するトランジスタ、(2
7)は電流制限抵抗、(29)はバイアス抵抗、(31),
(33)は分圧用抵抗、(32)は分圧用可変抵抗、(36)
はトランジスタ、(34)は入力端子(1a),(1b)間に
交流電源投入直後のみトランジスタ(36)にベース電流
を流すコンデンサ、(35)はそのベース電流を制限する
抵抗、(37)はツエナーダイオード、(41)はトランジ
スタ、(42)は電流制限抵抗、(43)は整流用ダイオー
ド、(44)は平滑コンデンサ、(45)は結合抵抗であ
る。(101)は第1の半波整流回路で、ダイオード(2
1)及びコンデンサ(24)により構成されている。(10
2)は第1のスイツチ回路で、トランジスタ(26),ト
ランジスタ(28),電流制限抵抗(27)及びバイアス抵
抗(29)により構成される。(103)は第2の半波整流
回路で、第1のスイツチ回路(102),ダイオード(2
2)及びコンデンサ(25)により構成される。(104)は
第2のスイツチ回路で、制御電圧生成巻線(46),整流
用ダイオード(43),平滑コンデンサ(44),電流制限
抵抗(42),トランジスタ(41),結合抵抗(45),ト
ランジスタ(36),分圧抵抗(31),分圧抵抗(33),
分圧用可変抵抗(32),コンデンサ(34),電流制限抵
抗(35)及びツエナーダイオード(37)により構成され
る。(100)は整流装置で、抵抗(3),第1の半波整
流回路(101),第2の半波整流回路(103),第2のス
イツチ回路(104)及びダイオード(23)により構成さ
れている。なおダイオード(21)を第1のダイオード、
コンデンサ(24)を第1のコンデンサ、ダイオード(2
2)を第2のダイオード、コンデンサ(25)を第2のコ
ンデンサ、ダイオード(23)を第3のダイオードとも呼
ぶ。
また、抵抗(31),抵抗(33)の抵抗値をR31,R33
し、可変抵抗の抵抗値をR32とし、可変抵抗(32)の可
動部と抵抗(31)との間の抵抗値をR32aとし、可変抵抗
(32)の可動部と抵抗(33)との間の抵抗値をR32b
し、トランジスタ(36)のベース・エミツタ間の電圧降
下をVBE36とし、ツエナーダイオード(37)のツエナー
電圧をVZ37とすれば、それらの数値の関係は少なくと
も、 を保っており、 がVZ37により近い値になるようそれぞれの定数値を選定
されている。
又、トランジスタ(36)のコレクタ・エミツタ間の電圧
をVCE36とし、トランジスタ(36)の直流電流増巾率をh
FE36とし、トランジスタ(41)のベース・エミツタ間電
圧降下をVBE41とし、抵抗(45)の抵抗値をR45とし、整
流装置(100)の出力電圧、即ちスイツチングレギユレ
ータの入力電圧をVIとし、VIより大きい時は となるようにそれぞれの定数値を選定している。
又、コンデンサ(44)の両端の電圧をVC44とし、ダイオ
ード(22)の順方向電圧降下をVD22とし、トランジスタ
(28)のベース・エミツタ間の電圧降下をVBE28とし、
トランジスタ(41)のベースからコレクタに電流が流れ
た時のベース・コレクタ間の電圧降下をVBC41とし、VI
が110・1.1・▲√▼より小さい時は VI+VC44>VI+VD22+VBE28+VBC41 ……(E) となるよう関連する素子の定数値を選定している。式
(E)の両辺のVIは除去可能なので、実際はVIの値にか
かわらず式(E)が成立するよう関連する素子の定数値
を選定していることとなる。
次に動作について説明する。
まず、AC 220V系又はAC 240V系が入力端子(1a),(1
b)間に印加される場合について説明する。
入力端子(1a)が入力端子(1b)より電圧が低い半サイ
クルの時は、入力端子(1b)からコンデンサ(24),ダ
イオード(21),抵抗(3),入力端子(1a)の順に電
流が流れる。従つて、コンデンサ(24)の両端には入力
端子(1b)側がプラスの直流電圧が生成される。コンデ
ンサ(24)のダイオード(21)に接続されている側を整
流装置(100)のマイナスの出力端子、即ちスイツチン
グレギユレータ(20)の電源入力端子のマイナス側端子
(2b)に接続し、コンデンサ(24)の入力端子(1b)に
接続されている側をダイオード(23)を介して整流装置
(100)のプラスの出力端子、即ちスイツチングレギユ
レータ(20)の電源入力端子のプラス側端子(2a)に接
続して、スイツチングレギユレータ(20)へ電源を供給
する。この時、ダイオード(21),(23),抵抗
(3),一次巻線(13a)及びスイツチング回路(12)
の損失を0とすると、整流装置(100)の出力端子間の
直流電圧VIは、入力端子(1a),(1b)にAC 220V系が
印加された時、 となり、入力端子(1a),(1b)にAC 240V系が印加さ
れた時、 となる。
上記式(F)及び(G)の電圧値のうち最小値は である。
VIがこの電圧値の時、トランジスタ(36)のベース電圧
は、 であり、この値は前述の式(C)より であるため、トランジスタ(36)は通電する。これはAC
220V系又はAC 240V系が入力された時の最低電圧で成立
している。従つて、AC 220V系又はAC 240V系が入力され
た時は常にトランジスタ(36)は通電している。このト
ランジスタ(36)が通電すると、トランジスタ(36)の
ベース電流IB36となる。するとトランジスタ(36)のコレクタ電流IC36
である。このコレクタ電流は次のようにして供給され
る。スイツチングレギユレータ(20)のスイツチング回
路(12)により一次巻線(13a)の電流はオン・オフを
繰返す。このオン・オフの繰返しに対応して、制御電圧
生成巻線(46)に電圧が誘起され、その電圧はダイオー
ド(43)により半波整流されてコンデンサ(44)の両端
にダイオード(43)が接続されている側(以下コンデン
サ(44)のプラス側と略す。)がプラスになる直流電圧
VC44が生成する。このコンデンサのダイオード(43)に
接続されていない側(以下コンデンサ(44)のマイナス
側と略す。)は整流装置(100)のプラスの出力端子(2
a)に接続されているため、このコンデンサのプラス側
はツエナーダイオード(37)のアノード側に対してVI
VC44だけ電圧が高くなる。従つて、トランジスタ(36)
のベース・エミツタ間に上記ベース電流IB36が流れる
と、コンデンサのプラス側より抵抗(42),トランジス
タ(41)のベース,トランジスタ(41)のエミツタ,抵
抗(45),トランジスタ(36)のコレクタ,トランジス
タ(36)のエミツタ,ツエナーダイオード(37)の順に
トランジスタ(36)のコレクタ電流が流れる。このコレ
クタ電流により抵抗(45)の両端の電圧VR45となる。この時トランジスタ(41)のベース電圧VB41このVB41は前述の式(D)によるとVIよりも小さい。従
つて、トランジスタ(28)のベース・エミツタ間の電流
は流れない。従つてトランジスタ(26)のベース・エミ
ツタ間の電流も流れない。即ち第1のスイツチ回路(10
2)はしや断状態となり、第2の半波整流回路(103)は
不動作となる。従つて、入力端子(1a),(1b)に入力
されたAC 220V系又はAC 240V系の交流入力電源は、第1
の半波整流回路(101)により、半波整流されて、整流
装置(100)の出力端子(2a),(2b)に出力される。
次にAC 100V系又はAC 110V系が入力端子(1a),(1b)
間に印加される場合について説明する。
入力端子(1a)の電圧が入力端子(1b)の電圧より低い
半サイクルの時は、入力端子(1b)からコンデンサ(2
4),ダイオード(21),抵抗(3),入力端子(1a)
の順に電流が流れる。従つて、交流電源入力が半波整流
されて、コンデンサ(24)にその入力端子(1b)に接続
されている側(以下コンデンサ(24)のプラス側と略
す。)がプラスとなる直流電圧が生成される。このコン
デンサ(24)のダイオード(21)に接続されている側
(以下コンデンサ(24)のマイナス側と略す。)は整流
装置(100)のマイナスの出力端子であつてスイツチン
グレギユレータ(20)のマイナスの入力端子となつてい
る(2b)に接続され、コンデンサ(24)のプラス側はダ
イオード(23)を介して整流装置(100)のプラスの出
力端子であつてスイツチングレギユレータ(20)のプラ
スの入力端子となつている(2a)に接続される。
今、仮りにこのコンデンサ(24)だけでスイツチングレ
ギユレータ(20)の電源が供給されているとし、ダイオ
ード(21),(23),抵抗(3),一次巻線(13a)及
びスイツチング回路(12)の損失を0とすれば、スイツ
チングレギユレータの電源入力端子間の直流電圧VIは入
力端子(1a),(1b)にAC 100V系を入力した時は となり、入力端子(1a),(1b)にAC 110V系を入力し
た時は となる。
上記式(H),(J)のうち最大値は である。VIがこの電圧値の時トランジスタ(36)のベー
ス電圧VB36となり、この値は前述の式(B)より であるのでトランジスタ(36)はしや断状態となる。こ
のトランジスタ(36)のしや断状態は、AC 100V系及びA
C 110V系の最大値で、式(B)が成立することにより生
じている。従つて、入力端子(1a),(1b)間にAC 100
V系又はAC 110V系が入力されている時は、トランジスタ
(36)はしや断状態となる。するとトランジスタ(41)
のベース電圧VB41は VB41=VI+VC44 となる。前述の式(E)より VI+VC44>VI+VD22+VBE28+VBC41 であるので、コンデンサ(44)のプラス側から抵抗(4
2),トランジスタ(41)のベース,トランジスタ(4
1)のコレクタ,トランジスタ(28)のベース,トラン
ジスタ(28)のエミツタへ流れ、その後二手にわかれ、
ひとつはトランジスタ(26)のベース,トランジスタ
(26)のエミツタ,抵抗(27),ダイオード(22),コ
ンデンサ(44)のマイナス側に流れ、他のひとつはトラ
ンジスタ(28)のエミツタから抵抗(29),ダイオード
(22),コンデンサ(44)のマイナス側に流れる。即
ち、第1のスイツチ回路(102)が導通する。
この状態で入力端子(1a)の電圧が入力端子(1b)の電
圧より高い時は、入力端子(1a)から抵抗(3),トラ
ンジスタ(26)のコレクタ、トランジスタ(26)のエミ
ツタ,抵抗(27),ダイオード(22),コンデンサ(2
5),入力端子(1b)の順と、入力端子(1a)から抵抗
(3),トランジスタ(28)のコレクタ,トランジスタ
(28)のエミツタ,トランジスタ(26)のベース,トラ
ンジスタ(26)のエミツタ,抵抗(27),ダイオード
(22),コンデンサ(25),入力端子(1b)の順、及び
入力端子(1a)から抵抗(3),トランジスタ(28)の
コレクタ,トランジスタ(28)のエミツタ,抵抗(2
9),ダイオード(22),コンデンサ(25),入力端子
(1b)の順で電流が流れる。
従つて、コンデンサ(25)の両端にはダイオード(22)
に接続されている側(以下コンデンサ(25)のプラス側
と略す。)がプラスの直流電圧が生成される。このコン
デンサ(25)のプラス側は整流装置(100)の出力のプ
ラス端子(2a)に接続されている。この時、ダイオード
(23)に加わる電圧は、カソード側がアノード側より高
くなつているので、ダイオード(23)はしや断状態とな
る。従つて、整流装置(100)の出力はコンデンサ(2
4)の両端の電圧と、コンデンサ(25)の両端の電圧の
和となる。
即ち、入力端子(1a),(1b)に印加されたAC110V系又
はAC110V系の交流入力電源は、倍電圧整流されて出力さ
れ、スイツチングレギユレータ(20)の入力電源として
供給される。
コンデンサ(34)及び抵抗(35)の動作について説明す
る。コンデンサ(34)は交流入力電源が、入力端子(1
a),(1b)に印加された直後のみトランジスタ(36)
にベース電流を供給するためのコンデンサで、抵抗(3
5)はそのベース電流を制限する抵抗である。
即ち、交流電源投入直後はコンデンサ(34)と抵抗(3
5)とによりトランジスタ(36)を動作させ、トランジ
スタ(41)のベース電圧を下げ、第1のスイツチ回路
(102)をしや断して、倍電圧整流が発生しないように
し、半波整流回路(101)による半波整流が安定した時
点で、上記コンデンサ(34)によるトランジスタ(36)
のベース電流が消え、上記半波整流の電圧を抵抗(3
1),(33)と可変抵抗(32)とにより分圧してトラン
ジスタ(36)のベース電圧を決め、その電圧によりトラ
ンジスタ(36)の導通か、しや断かを決定するように
し、その結果、半波整流か、倍電圧整流かが決定される
ようにしている。
上記実施例では、第1のスイツチ回路(102)及び第2
のスイツチ回路(104)のスイツチング素子としてトラ
ンジスタを使用しているが、サイリスタ等、他の半導体
素子を利用しても容易に回路が構成できるし、継電器を
利用しても容易に回路を構成することができる。
又、整流装置(100)はデイスプレイモニタ用のスイツ
チングレギユレータにのみ限らず、一般に商用電源から
直流に交換を要する機器に使用できることは言うまでも
ない。
又、上記実施例では商用電源AC 220V系又はAC 240V系の
半波整流とAC 100V系又はAC 110V系の倍電圧整流の自動
切替えの動作について述べたが、式(B)の と表せば、V1<V2の関係が成り立てば、V1より小さい電
圧の時は倍電圧整流を行い、V2より大きい電圧の時は半
波整流を行うこととなる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、第1の半波整流回路
と、第1のスイツチ回路を直列に挿入された第2の半波
整流回路及び第1の半波整流回路の出力電圧を一定値と
比較しその出力に応じて第1のスイツチを制御する第2
のスイツチ回路とで構成し、交流入力電圧が低くて上記
第1のスイツチ回路が閉じるとき、第1及び第2の半波
整流回路の出力電圧が加算されて出力され、交流入力電
圧が高くて上記第1のスイツチ回路が開くとき第1の半
波整流回路の出力のみが出力されるように構成したの
で、人手による半波整流と倍電圧整流の切替えが不要
で、誤操作による部品の破損がなくなるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による整流装置の一実施例の回路図、
第2図は従来の整流装置の回路図である。 図において、(24)及び(25)はコンデンサ、(21),
(22)及び(23)はダイオード、(102)及び(104)は
スイツチ回路、(101)及び(103)は半波整流回路であ
る。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のコンデンサとこの第1のコンデンサ
    の一端にアノードが接続される第1のダイオードとの直
    列回路により形成され交流電源電圧を整流する第1の半
    波整流回路、第2のコンデンサとこの第2のコンデンサ
    の一端にカソードが接続される第2のダイオード及びこ
    の第2のダイオードのアノードと前記第1のダイオード
    のカソード間に接続され、第2のダイオードと同方向に
    通電可能なトランジスタからなる第1のスイッチ回路と
    の直列回路により形成され交流電源電圧を整流する第2
    の半波整流回路、 前記第1の半波整流回路と第2の半波整流回路とを前記
    第1と第2のコンデンサの他端の極が共通になるように
    並列接続するとともに、カソードが上記第2のダイオー
    ドのカソードに接続されかつ上記第2のコンデンサの両
    端に平列接続される第3のダイオードと、 前記交流電源電圧を一定電圧と比較する比較回路を含
    み、この比較回路の出力に応じて前記第1のスイッチ回
    路を制御する第2のスイッチ回路とを備え、前記第3の
    ダイオードのカソード側を直流出力の正側とし、前記第
    1のダイオードのアノード側を直流出力の負側とするよ
    うにした整流装置。
  2. 【請求項2】第2のスイッチ回路は所定時限の動作禁止
    タイマーを有し、電源投入後、前記所定の時間の間は交
    流電源電圧の大きさにかかわらず第1のスイッチ回路を
    しゃ断するものである事を特徴とする特許請求の範囲
    (1)記載の整流装置。
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