JPH0783806B2 - 観賞魚用濾過装置 - Google Patents

観賞魚用濾過装置

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JPH0783806B2
JPH0783806B2 JP3336614A JP33661491A JPH0783806B2 JP H0783806 B2 JPH0783806 B2 JP H0783806B2 JP 3336614 A JP3336614 A JP 3336614A JP 33661491 A JP33661491 A JP 33661491A JP H0783806 B2 JPH0783806 B2 JP H0783806B2
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water
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金魚、熱帯魚等の観賞魚
用水槽内に設けられて、該水槽内の水を浄化するための
観賞魚用濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来前記濾過装置は、水槽内に縦方向に
設けられる吸水管の下端を濾材を通して水槽内底部に連
通し、またその上端を水槽内上部に連通し、前記吸水管
内に、エアポンプよりエアを圧送することにより上昇水
流を生じさせ、これにより水槽内の水を濾材を通過循環
させて浄化するようにしている(特公平2−5125号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記従来のも
のでは、濾材は、該濾材よりも硬い濾過ケース内に収納
されていて、その濾材外表面が水槽内の水中に直接露出
した状態に置かれることはないので、次のような課題が
ある。 水は濾過ケースの小孔を通ってから濾材を流れるこ
とになり濾過抵抗が大となる。 濾材の濾過面積を大きくとれない。 水槽の内壁面と、比較的硬い濾過ケースとの間に小
魚等が挟まると動けなくなって死に至る虞れがある。 濾材の清掃、交換に当たっては、これをその都度、
濾過ケース内より脱着する必要があり、作業が厄介であ
る。 濾材の形状、大きさ、数の変更に当たっては、これ
に対応するように濾過ケースの形状、構造等も変更する
必要があり、変更が容易でない。 濾材の外表面には、そこに吸着される魚の排泄物や
残餌等の有機物を分解する好気性バクテリア等の無数の
微生物が繁殖し、これら微生物は本来は魚の好適な餌と
なる筈のものであるが、前記従来のものでは、濾材外表
面(従って上記微生物)に魚が近づくことは濾過ケース
が障壁となって困難である。
【0004】これに対して、濾材外表面を水槽内の水中
に直接露出させた状態で設置するようにした濾過装置も
既に提案(例えば実開昭54−50879号公報参照)
されているが、この提案のものでは、合成樹脂繊維を絡
み合わせて薄肉角筒状に成形した濾材3を濾材取付管1
に嵌装し、起立姿勢に保持した取付管1の内部を縦通上
昇してその上端開口部より水槽内に噴出するエア流に基
づいて濾材3を通過する水の流れを得るようにしてい
て、次のような問題を有している。即ち、濾材3は起
立姿勢でしか使用できず(即ち伏倒姿勢では濾材取付管
1内を縦通上昇するエア流が得られないため、濾材3を
通過する水の流れが起きず)、使用態様や水槽内レイア
ウトが極めて限定されたものとなり、また濾材3を底面
濾過装置として使用(即ち該濾材3を砂利層と接触させ
る)することも困難である、濾材取付管1のエア噴出
口(即ち上端開口部)周辺の水は乱流状態であるため、
濾材3の該エア噴出口周辺部位では魚糞等の汚れを吸着
濾過しにくく、即ち、濾材3の濾過能力を各部均等化す
ることが困難となる、濾材外周面がコルゲート状では
ない上、濾材自体が径方向に薄肉で軸方向両端面の表面
積も小さいから、その濾材の濾過面におけるバクテリヤ
等の好気性微生物の付着、繁殖エリアが少なくてその繁
殖が促進されず、従って濾材3が水中に直接露出してい
ても、水槽内の魚が濾材表面の好気性微生物を十分には
食べられず、また該微生物による水質浄化作用も十分に
は期待できない、濾材3は比較的薄肉であって、十分
な弾性や柔軟性を発揮しにくいものであるから、魚が該
濾材3を介して濾材取付管1に勢いよくぶつかると魚体
を傷つける恐れがあり、更に濾材3を比較的硬い繊維で
成形した場合には、これをついばんだ魚の口を傷つける
恐れがある、濾材3が比較的薄肉であることから、魚
のついばみ等に因り濾材3が早期に超薄肉化して適正な
濾過性能を発揮し得なくなる、等の不具合がある。
【0005】本発明は前記実情にかんがみてなされたも
ので、前記課題をすべて解決した新規な観賞魚用濾過装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1の発明は、硬質パイプより構成されて水槽内に縦
方向に取付けられ、上端が水槽内上部に開口される吸水
管と、この吸水管内を縦通して下端にはエアストンが、
上端にはエアポンプがそれぞれ接続される給気管と、外
周面がコルゲート状に形成され且つ外径が内径よりも十
分に大きい厚肉ロール状の軟質スポンジ体より構成され
て水槽内の水中に外表面を直接露出させる濾材と、周壁
に多数の小孔を有して前記濾材の内周面に嵌装されると
共に、一端が閉塞され且つ他端が開放された中空の濾材
取付管とを備え、前記濾材が少なくとも起立位置と伏倒
位置とをとり得るように、前記濾材取付管の開放他端及
び前記吸水管の開放下端間は、管路長さ及び断面積が一
定で水平な接続管を介して水平軸線回りに相対回動可能
に接続され、前記エアストンが、前記接続管との高低差
を一定として前記吸水管内に固着され、そのエアストン
からのエア噴出に伴い前記吸水管内に生じる上昇水流に
より、水槽内の水を濾材、濾材取付管、及び接続管及び
吸水管を順次通して循環させるようにしたことを特徴と
する。
【0007】また特に請求項2の発明は、前記特徴に加
えて、前記接続管が、前記吸水管の開放下端に接続され
る第1エルボと、単一の前記濾材取付管の開放他端に接
続される第2エルボとの間を接続すべく直線状に形成さ
れることを、また請求項3の発明は、前記特徴に加え
て、前記接続管が、前記吸水管の開放下端に接続される
第1エルボと、前記濾材を各々装着した一対の前記濾材
取付管の開放他端にそれぞれ接続される一対の第2エル
ボとの間を接続すべくT字状に形成されることを、それ
ぞれ特徴とする。
【0008】
【作 用】 上記各請求項の発明の構成によれば、外周面
がコルゲート状に形成され且つ外径が内径よりも十分に
大きい厚肉ロール状の軟質スポンジ体より構成した濾材
が、その外表面を水槽内の水中に直接露出させるように
水槽内に設置され、水槽内に縦方向に取付けた吸水管内
に生じる上昇水流により、水槽内の水が濾材、濾材取付
管、及び接続管及び吸水管を通して循環する。これによ
り、濾材外表面に水 槽内の水が直接流れ込むようになっ
て濾過抵抗の軽減が図られる。しかも濾材外周面をコル
ゲート状としてその表面積拡大が図られると共に、濾材
自体を径方向に厚肉としてその軸方向両端面の表面積拡
大も図られることで、その濾材濾過面におけるバクテリ
ヤ等の好気性微生物の付着、繁殖エリアを極力広く確保
されるから、その繁殖が促進され、そこに繁殖している
上記バクテリア等の微生物が魚の好適な餌として十分に
利用可能となり、併せて、該微生物による水質浄化作用
も有効に発揮される。しかも上記濾材自体は軟質である
ため、これを水槽内の水中に直接露出させても、該濾材
と水槽内壁面間に小魚等が挟まって動けなくなる事態
や、濾材外表面をついばんだ魚の口が傷つく事態が回避
される。更に濾材は、それ自体の径方向肉厚が厚いか
ら、スポンジ本来の材質とも相俟って同方向に十分な弾
性や柔軟性を発揮することができるため、該濾材に魚が
勢いよく衝突しても魚体が傷つきにくく、また濾材の外
表面が魚のついばみにより多少浸食されたとしても、濾
材自体の径方向肉厚は十分に確保し得る。更にまた濾材
は、これより離間した吸水管内のエア上昇に基づく上昇
水流を利用して、該濾材への水の吸込みを行なわせてい
るため、該上昇水流やエア流の、濾材周辺水域への影響
を極力回避される。更にまた濾材を収納する濾過ケース
が省略される関係で、濾材の着脱、延いてはその清掃交
換が容易であり、濾材の形状、大きさ、数の変更も濾過
ケースとは無関係に行い得る。
【0009】また上記濾材の吸水管に対する単なる相対
回動により、水槽内における濾材の吸水管に対する相対
設置位置を容易に変更することができるため、水槽内の
レイアウトがし易くなると共に、濾材を外観上体裁を損
なわない位置に設置可能となり、また特に濾材を伏倒位
置に置いてその少なくとも一部を水槽底部の砂利層に接
触又は埋没させれば、底面濾過装置としても利用可能で
ある。しかも吸水管内の上昇水流を発生させるためのエ
アストンから濾材取付管に至る連絡管路の長さや断面積
が、濾材の回動位置に関係なく常に一定に保持できて、
エアストンからの噴出エアに基づく濾材への水の吸込能
力の変動が極力抑えられる。
【0010】また請求項3の発明によれば、吸水管に接
続管を介して一対の濾材取付管を並 列に接続可能である
から、濾材の増設が容易である。
【0011】
【実施例】以下図1〜6を参照して本発明の好適な第1
実施例について説明する。
【0012】図1は、本発明装置を装備した水槽の一部
破断斜視図、図2は、図1の2−2線に沿う拡大縦断面
図、図3は、図2の3−3線に沿う横断面図、図4は、
図2の4−4線に沿う横断面図であり、これらの図にお
いて、透明の硬質合成樹脂材よりなる吸水管PW は固定
管1の上部に可動管2を伸縮自在に嵌装して構成され
る。真直な可動管2上端には略直角に屈曲される放水管
3が固着され、その開口端は水槽V内に開口される。ま
た真直な固定管1の上,下部には、吸盤取付部4,5が
固着され、これらの取付部4,5に吸盤6,6が着脱自
在に取付けられ、これらの吸盤6,6を水槽Vの内壁面
に吸着させることにより、吸水管PW はその内壁面に沿
って縦方向に着脱自在に吸着支持される。
【0013】前記吸水管PW には、その可動管2と固定
管1とにわたり、その中心軸線l1−l1 に沿って透明
硬質合成樹脂材よりなる給気管PA が縦通、支持され
る。この給気管PA は下部の外管7に、上部の内管8を
伸縮自在に嵌装してなり、内管8の上端は、吸水管PW
の可動管2上端中央に固着されて、該可動管2と共に上
下動可能である。また前記外管7は、その下端にエアス
トン9が固着されて吸水管PW の固定管1の中心軸線上
に固定される。すなわち外管7の下端には接続管71 を
介して十字状の案内ステー11が固着され、このステー
11は図2,3に示すように固定管1の内周面の段部1
0に係合されて上方移動が抑止される。またエアストン
9の下端は図2,4に示すように固定管1の内面に放射
状に突設した数条の支持ウエブ12の傾斜面に係合して
下方への移動が抑止され、該支持ウエブ12と案内ステ
ー11とで、給気管PA の外管7は、固定管1に上下動
不能に取付けられる。
【0014】吸水管PW の下端、すなわち固定管1の下
端には、直線状に延びる水平な導水管15の一端が第1
エルボ14を介して回動自在にかつ着脱自在に接続さ
れ、さらに導水管15の他端に第2エルボ16を介して
略鉛直方向に延びる濾材取付管17の開放下端が回動自
在にかつ着脱自在に接続される。濾材取付管17にはそ
の略全周にわたって多数の小孔18…が穿設され、かつ
その下部が径大に形成されて後述の濾材20の支持用受
段部19が形成されている。而してこの実施例では前記
導水管15が、吸水管P W の開放下端と濾材取付管17
の開放下端との間を水平軸線回りに相対回動可能に接続
する、管路長さ及び断面積が一定で水平な本発明の接続
管を構成しており、この管15と前述のエアストン9と
の高低差は常に一定となる。
【0015】濾材取付管17には、前記小孔18…を覆
うように、3個の濾材20‥が積層して抜差自在に嵌挿
されて前記受段部19に支持され、この濾材20‥は、
濾材取付管17の開放上端にこれを塞ぐべく着脱自在に
嵌着される止具21により、抜け出ないように止められ
る。前記濾材20は多孔質の軟質スポンジ体により、外
径が内径よりも十分に大きい厚肉ロール状に形成され、
その外表面は、水槽V内の水中に直接露出させた状態に
置かれ、また特に外周面は、横断面コルゲート状に形成
されて濾過面積が拡大されるとともに好気性バクテリヤ
が付着、繁殖し易いようにしてある。
【0016】前記濾材20‥は、濾材取付管17と共
に、導水管15の、水平軸線としての中心軸線l2 −l
2 回りに回動可能であり、その回動により、略鉛直な起
立位置と略水平な伏倒位置とをとることができる。
【0017】図5は濾材20‥が起立位置にある濾過装
置の使用状態の側面図であり、図6は、濾材20‥が伏
倒位置にある濾過装置の使用状態の正面図であり、この
場合図6に鎖線で示すように濾材20‥を水槽V内に敷
設される砂利22によって被覆するようにしてもよい。
【0018】給気管PA の上端、すなわち内管8の上端
にはL字状に屈曲した屈曲ジョイント23が鉛直軸回り
に回動自在に接続され、この屈曲ジョイント23にエア
チューブ24を介して従来公知のエアポンプ25が接続
される。
【0019】而して前記屈曲ジョイント23はL字状で
あることにより、図2に示すように吸水管PW を水槽V
のガラス蓋26一杯まで引伸ばしてもエアチューブ24
が前記ガラス蓋26に当って折れ曲がることがなく、ま
た屈曲ジョイント23は360°自由に回動してエアチ
ューブ24、エアポンプ25の配置がし易い。
【0020】次に図1〜6に示す第1実施例の作用につ
いて説明するに、吸水管PW の下端に軟質のスポンジ体
よりなる濾材20‥を組付けた濾材取付管17を接続し
たのち、この吸水管PW を吸盤6,6により水槽Vの内
壁面に沿って縦方向に吸着支持させる。次に水槽V内の
高さに合わせて吸水管PW の可動管2を、固定管1に対
して伸縮調節して適正高さに保持する。この場合可動管
2の長さ調節に追従して給気管PA の長さも調節され
る。
【0021】こゝでエアポンプ25を駆動すれば、圧力
エアは給気管PA 及びエアストン9を通って吸水管PW
に圧送され、該管PW を上昇して水槽V内に放出され
る。これにより吸水管PW 内には上昇流を生じ、水槽V
内の水は図2矢印aに示すように濾材20‥を通って濾
過されたのち小孔18‥を通って濾材取付管17に流入
し、そこから吸水管PW 内を上昇して水槽V内に還流さ
れる。
【0022】前記濾材20はその数、形状、大きさ等を
変更して濾材取付管17に取付けられるようになってお
り、図7には4個の濾材20を取付ける変型例が示され
る。濾材取付管17の上端にはこれと同一構造の補助管
28が着脱自在に接続され、この補助管28に四つ目の
濾材20が抜差自在に嵌合される。そしてこの補助管2
8の開口上端に止具21が取付けられる。
【0023】なお、濾材取付管17には、さらに補助管
28を継ぎ足して5つ以上の濾材20を積層して取付け
ることができる。また濾材20の大きさ、形状を変える
ことも可能である。
【0024】ところで前記濾過作用において、濾材20
‥が水槽V内に露出状態で配置されることにより、水槽
V内の水は直接濾材20‥を通って吸水管PW へと流れ
るので、従来のもののように濾過ケースの小孔群を通過
するものに比べて濾過抵抗が大幅に低減され、また濾材
20の清掃、交換をきわめて容易に行うことができ、必
要に応じて濾材20の数、大きさ、形状を変えることも
容易である。
【0025】また濾材20は、軟質であるため、これと
水槽Vの壁面間に小魚等が挟まって動けなくなり死に至
るような心配がない。
【0026】さらに濾材20‥はその外表面が水槽V内
の水中に直接露出しているため濾過面積を大きくとるこ
とができ、また特に前述のようにその外周面をコルゲー
ト状とすることにより濾過面積を可及的に拡大すること
ができ、その濾過面にクロレラ等の好気性バクテリヤの
繁殖を促すのに好適である。しかも濾材20の外表面が
水槽V内の水中に直接露出している関係で、該外表面に
繁殖している上記バクテリア等の微生物を魚の好適な餌
として利用可能となる。
【0027】また前記給気管PA は硬質パイプにより構
成されて吸水管PW 内の中心軸線l1 −l1 に沿って縦
通されるので、該吸水管PW 内には、その全域にわたっ
て断面積変化のない水通路が形成され、そこを流れる水
は乱流や渦流を生じることなく気泡とともに層流となっ
て均等に流れ、水の流れ抵抗を少なくして濾過能率が高
められるとともに水流音を小さくすることができる。
【0028】図8,9に示すものは吸水管PW に2本の
濾材取付管17,17を接続した変型例で、図8は濾過
装置の正面図、図9は図8の9−9線に沿う拡大横断面
図である。これらの図において、吸水管PW の開放下端
に第1エルボ14を介して接続される導水管15の外端
には、T字状多岐管30の中間接続部301 が接続さ
れ、またその両端接続部302 ,303 には、それぞれ
第2エルボ161 ,161 を介して濾材取付管17,1
7が接続され、これらの取付管17,17にそれぞれ複
数の軟質スポンジ体よりなる、複数の濾材20‥が抜差
可能に取付けられる。そしてこれらの濾材20‥は濾材
取付管17,17と共に多岐管30の、水平軸線として
の中心軸線l3 −l3 回りに回動可能であり、図8に実
線で示す起立位置、あるいは図8に鎖線で示す伏倒位置
に保持することができる。而してこの実施例では、前記
導水管15及び多岐管30が互いに協働して本発明のT
字状接続管P J を構成する。
【0029】而してこの変型例では濾過面積を大幅に拡
大することができる。
【0030】さらに前記実施例では吸水管PW および給
気管PA は何れも二段に形成して伸縮可能にしたものを
説明したが、これらを三段以上に形成してテレスコープ
式に伸縮可能に形成してもよい。
【0031】また吸水管PW 及び給気管PA は何れも透
明硬質合成樹脂材により形成した場合を説明したが、そ
れらは他の材料により形成してもよいことは勿論であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように各請求項の発明によれば、
外周面がコルゲート状に形成され且つ外径が内径よりも
十分に大きい厚肉ロール状の軟質スポンジ体より構成し
た濾材を、その外表面を水槽内の水中に直接露出させる
ように水槽内に設置し、水槽内に縦方向に取付けた吸水
管内に生じる上昇水流により、水槽内の水を濾材及び吸
水管を通して循環させるので、濾材外表面に水槽内の水
が直接流れ込むようにして濾過抵抗の軽減を図ることが
できる。その上、濾材外周面をコルゲート状としてその
表面積拡大が図られると共に、濾材自体を径方向に厚肉
としてその軸方向両端面の表面積拡大も図られること
で、その濾材濾過面におけるバクテリヤ等の好気性微生
物の付着、繁殖エリアを極力広く確保できてその繁殖促
進に寄与することができるため、そこに繁殖している上
記バクテリア等の微生物が魚の好適な餌として十分に利
用可能となると共に、該微生物による水質浄化作用も有
効に発 揮し得る。しかも上記濾材自体は軟質であるた
め、これを水槽内の水中に直接露出させても、該濾材と
水槽内壁面間に小魚等が挟まって動けなくなる事態の発
生を回避し得るばかりか、該濾材の外表面をついばんだ
魚の口が傷つく恐れもなくなる。更に濾材は、それ自体
の径方向肉厚が厚いから、スポンジ本来の材質とも相俟
って同方向に十分な弾性や柔軟性を発揮することができ
るため、該濾材に魚が勢いよく衝突しても魚体を傷つけ
る恐れもなく、また濾材の外表面が魚のついばみにより
多少浸食されたとしても、濾材自体の径方向肉厚を十分
に確保することができる。更にまた濾材は、これより離
間した吸水管内のエア上昇に基づく上昇水流を利用し
て、該濾材への水の吸込みを行なわせているため、該上
昇水流やエア流の、濾材周辺水域への影響を極力回避す
ることができ、該濾材の濾過能力を各部均等化する上で
有利である。更にまた濾材を収納する濾過ケースが省略
される関係で、濾材の着脱、延いてはその清掃交換が容
易であるばかりでなく、濾材の形状、大きさ、数の変更
が容易となる。
【0033】また前記濾材が少なくとも起立位置と伏倒
位置とをとり得るように、濾材取付管の開放他端及び吸
水管の開放下端間は、管路長さ及び断面積が一定で水平
な接続管を介して水平軸線回りに相対回動可能に接続さ
れるので、その濾材の吸水管に対する単なる相対回動に
より、水槽内における濾材の吸水管に対する相対設置位
置を容易に変更することができ、従って水槽内のレイア
ウトがし易くなると共に、濾材を外観上体裁を損なわな
い位置に設置可能となり、また特に濾材を伏倒位置に置
いてその少なくとも一部を水槽底部の砂利層に接触又は
埋没させることにより、本発明の濾過装置を、砂利層と
協働する底面濾過装置としても利用可能となる。しかも
吸水管内の上昇水流を発生させるためのエアストンが、
前記接続管との高低差を一定として吸水管内に固着され
るので、エアストンから濾材取付管に至る連絡管路の長
さや断面積を、濾材の回動位置に関係なく常に一定に保
持できるようになって、エアストンからの噴出エアに基
づく濾材への水の吸込能力の変動を極力抑えることがで
き、従って濾材がどのような回動位置に置かれても濾材
の濾過能力を安定させることができる。
【0034】また請求項3の発明によれば、吸水管に接
続管を介して一対の濾材取付管を並列に接続し、これら
にそれぞれ濾材を着脱自在に取付けるようにしたので、
濾材の増設が容易であり、濾過能力の大幅拡大を簡単に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を装備した水槽の一部破断斜視図
【図2】図1の2−2線に沿う拡大縦断面図
【図3】図2の3−3線に沿う横断面図
【図4】図2の4−4線に沿う横断面図
【図5】濾材を起立した濾過装置の使用状態の側面図
【図6】濾材を伏倒した濾過装置の使用状態の正面図
【図7】濾過装置の変型例の一部縦断側面図
【図8】濾過装置の他の変型例の正面図
【図9】図8の9−9線に沿う拡大横断面図
【符号の説明】9 エアストン 14 第1エルボ 15 接続管としての導水管(請求項1,2の発
明) 16 第2エルボ(請求項2の発明) 16 1 第2エルボ(請求項3の発明) 17 濾材取付管 18 小孔 20 濾材25 エアポンプ l 2 −l 2 水平軸線としての導水管の中心軸線 l 3 −l 3 水平軸線としての多岐管の中心軸線 P A 給気管 P J 接続管(請求項3の発明) PW 吸水管 V 水槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質パイプより構成されて水槽(V)内
    に縦方向に取付けられ、上端が水槽(V)内上部に開口
    される吸水管(PW )と、この吸水管(PW)内を縦通
    して下端にはエアストン(9)が、上端にはエアポンプ
    (25)がそれぞれ接続される給気管(P A )と、外周
    面がコルゲート状に形成され且つ外径が内径よりも十分
    に大きい厚肉ロール状の軟質スポンジ体より構成されて
    水槽(V)内の水中に外表面を直接露出させる濾材(2
    0)と、周壁に多数の小孔(18)を有して前記濾材
    (20)の内周面に嵌装されると共に、一端が閉塞され
    且つ他端が開放された中空の濾材取付管(17)とを備
    え、前記濾材(20)が少なくとも起立位置と伏倒位置とを
    とり得るように、前記濾材取付管(17)の開放他端及
    び前記吸水管(P W )の開放下端間は、管路長さ及び断
    面積が一定で水平な接続管(15;P J )を介して水平
    軸線(l 2 −l 2 ;l 3 −l 3 )回りに相対回動可能に
    接続され、 前記エアストン(9)は、前記接続管(15;P J )と
    の高低差を一定として前記吸水管(P W )内に固着さ
    れ、そのエアストン(9)からのエア噴出に伴い 前記吸
    水管(PW )内に生じる上昇水流により、水槽(V)内
    の水を前記濾材(20)、濾材取付管(17)、及び接
    続管(15;P J )及び吸水管(PW )を順次通して循
    環させるようにしたことを特徴とする、観賞魚用濾過装
    置。
  2. 【請求項2】 前記接続管(15)は、前記吸水管(P
    W )の開放下端に接続される第1エルボ(14)と、単
    一の前記濾材取付管(17)の開放他端に接続される第
    2エルボ(16)との間を接続すべく直線状に形成され
    ることを特徴とする、請求項1に記載の観賞魚用濾過装
    置。
  3. 【請求項3】 前記接続管(P J )は、前記吸水管(P
    W )の開放下端に接続される第1エルボ(14)と、前
    記濾材(20)を各々装着した一対の前記濾材取付管
    (17)の開放他端にそれぞれ接続される一対の第2エ
    ルボ(16 1 )との間を接続すべくT字状に形成される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の観賞魚用濾過装
    置。
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