JPH0784290B2 - フイルム搬送装置 - Google Patents

フイルム搬送装置

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JPH0784290B2
JPH0784290B2 JP62100009A JP10000987A JPH0784290B2 JP H0784290 B2 JPH0784290 B2 JP H0784290B2 JP 62100009 A JP62100009 A JP 62100009A JP 10000987 A JP10000987 A JP 10000987A JP H0784290 B2 JPH0784290 B2 JP H0784290B2
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2402/00Constructional details of the handling apparatus
    • B65H2402/60Coupling, adapter or locking means

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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本発明は、可撓性フイルムを、表面に真空吸引しつつ搬
送するフイルム搬送装置に関し、特にロール上ですべら
すことなく定速,定張力下で搬送するフイルム搬送ロー
ルに好適なフイルム搬送装置に関する。
(2) 従来例の構成とその問題点 高分子フイルム加工装置、フイルムコーター,フイルム
検査装置,フイルム巻取機等のフイルム搬送装置は、多
くの搬送ロールが使用される。搬送ロールは、従来、搬
送するフイルムにロール表面形状が転写したり、フイル
ムに傷を与えたりするのを防ぐため、硬質クロムメッキ
等をほどこして、鏡面状のロールが使用されている。
そして、搬送ロール前後の張力差が大きい所、搬送ロー
ルへの巻掛角が小さな所、ロールとフイルムとの摩擦が
小さく、スベリを発生しそうな所には、ロール表面に真
空吸引孔をもうけた真空吸引形の搬送ロールが使用され
ている。
しかしながら、この従来の搬送ロールは、フイルムが非
常に平滑であったり、フイルムの剛性が低かったりし
て、真空吸引孔付近にフイルムが密着する場合、真空雰
囲気が真空吸引孔周囲だけに限定され、フイルムとロー
ル間全域にゆき渡らず、期待したフイルム把持力を得ら
れないという問題があった。
(3) 発明の目的 本発明は、かかる現状に鑑みなされたもので上述したフ
イルム搬送装置に於いて、特にフイルム把持力を必要と
する場合、真空吸引によりフイルムを安定にすべること
なく把持しつつ搬送するフイルム搬送装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(4) 発明の構成 上記の目的は、以下の本発明により達成される。すなわ
ち本発明は、可撓性フイルムを真空吸引により表面に吸
引しつつ搬送する搬送装置において、立体的に多数の連
通孔を有する通気材を連通材が該表面の真空吸引孔上に
連通するように該表面上に配設し、真空吸引孔からの排
気作用により、通気材と可撓性フイルムとの間の空気を
均一に排気するようにしたことを特徴とするフイルム搬
送装置である。
上述の通り本発明では、真空吸引孔の上に可撓性フイル
ムの吸引により閉鎖されない多数の連通孔を立体的すな
わち三次元的に有する通気材を配設してあるので、従来
の如く真空吸引孔が吸引したフイルムにより完全に塞が
れることがなく、よって期待通りの大きな把持力が得ら
れると同時に、通気材の連通孔は可撓性フイルムに閉鎖
されない換言すれば可撓性フイルムをその中まで吸引し
ない微小なものであるので搬送するフイルムに損傷を与
えることなく搬送できるのである。
上述の本発明は以下に述べるフイルム搬送ロールに特に
好ましくは適用できるものであるが、その他ロボットの
ハンド等にも適用できるものであることはその趣旨より
明らかである。
以下本発明の詳細を前述のフイルム用搬送ロールを例に
説明する 第1図(A)は実施例の搬送ロールの構成を示す部分断
面図,第1図(B)は(A)図のA部の拡大図である。
図の1がロール本体5に穿設された真空吸引孔、2は搬
送ロール内を真空に保つための排気管、3は気密を保つ
ための回転シールであり、この基本構成は従来の真空吸
引形搬送ロールと同じである。
図の4が本発明に係わる通気材で、前述の通り、真空吸
引口1に連通し、可撓性フイルム10の吸引により閉鎖さ
れない多数の連通孔を立体的すなわち三次元的に有する
ものであれば良いが、図示の通り、真空吸引口が設けら
れたロール表面のほぼ全域を被うように配設するのが把
持力等の面から好ましい。又連通孔6は、排気面からは
前述の吸引した可撓性フイルムで閉鎖されない範囲で断
面積が大きい程良いが、フイルムへの転写,損傷等の面
からは小断面積が好ましい。かかる通気材の孔形状;厚
み及び材料は対象とするフイルムの剛性及び必要な把持
力によって決められ、実験的に決定する必要がある。
特に取扱いが難しく、転写の発生し易い高分子フイルム
及びその上に機能性膜を形成した機能性高分子フイルム
に対しては連通孔が転写の発生しない微小な断面積とす
ることが好ましい。かかる連通孔の開口断面積は前述の
通り把持力及びフイルム剛性によって変化するが、100
μm以下にすることにより、膜厚200μm以下の上記高
分子フイルムにおいても実用的な条件下で転写の発生が
防止される。
以上の点及び入手の容易性の点から、通気材4として
は、高分子材料から出来ている不織布,過などに使用
される連通孔を多くする紙,布などに使用される特殊
に加工された織布,表面が平滑な焼結金属が好ましく利
用出来る。中でも、高分子材料から出来ている不織布で
は、目付け20〜300g/m2,厚み1mm以下のものが、又、焼
結金属では、粒径が相当直径で100μm以下のものが、
前記高分子フイルムの搬送に対して、把持力面、フイル
ム損傷面で巾広く適用出来、好ましく用いられる。
以下、上記通気材4の具体例の把持力の評価結果を説明
する把持力測定は、第2図に示す把持力評価方法にて、
従来の表面、すなわち、真空吸引孔を穿設した硬質クロ
ムメッキ鏡面表面と、その上面に、通気材4をすべる事
なきよう固定配設した表面につき、比較を実施した。
第2図において、101は、上面に評価サンプルを取付け
るようなした吸引ボックスで、吸引ブロア102により、
内部を真空に引かれる。サンプル板103を吸引ボックス1
01にセットし、この上に可撓性フイルム104を置き、張
力計105にその1端を接続する。
真空バルブ106で、排気を調整し、真空計107で真空度、
すなわちその目盛りを一定にした条件で、張力計105を
引張り、サンプル板103上でフイルム104がずれる点の張
力を測定し、この価で把持力を評価した。
評価したサンプル板は、第3図に示す。
可撓性フイルム104の厚みを変えて測定した結果を第4
図に示す。図の把持力は前記張力計の測定値である。な
お可撓性フイルム104には、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フイルムを用いた。
第4図より従来例の鏡面では、175μm以下の高分子フ
イルムに対しては大きな把持力が期待できないことがわ
かる。
これに対して、通気材を設けた実施例では、従来例の数
倍以上の把持力となる。特に膜厚の薄い方において大き
な把持力が得られており、200μm以下の高分子フイル
ムに特に有効なことがわかる。
なお、いずれの実施例も上記評価においてはサンプル板
表面形状の可撓性フイルムへの転写は発生しなかつた。
従って、スリップ時にフイルムへ与えるスクラッチ等の
影響,加工の容易性,メンテナンス性を考慮し、上記通
気材を選定することにより、所望のフイルムに適した搬
送ロールが得られる。
又、通気材は、一般に平面状をなすものが多く、ロール
表面に配設する場合には、ロール円周上の1線で接続す
る必要がある。接続線によるフイルムへの品質面への影
響は、十分防ぐことが可能であるが、第5図に示す如
く、一般につき合せ貼付けの場合は、斜め継ぎ((A)
図),厚手の通気材202の場合は、厚み方向斜め継ぎ
((B)図)が好ましく、薄手の通気材202の場合は、
重ね継ぎ((C)図)でも構わない。
この場合、ロール本体201に配設された真空吸引孔203を
つぶすことなく接続することが好ましく、つき合せのす
き間は、0.1mm以下が好ましい。
(5) 発明の効果 以上のように、本発明は、真空吸引孔上に、立体的に多
数の連通孔を有する通気材を配設することにより、搬送
するフイルムと把持表面間全域に減圧状態を行き渡らし
め、有効に、フイルムを把持することが出来る。特に随
伴気流により、把持力が減少する高速搬送ロールや、重
力の影響を無視できないフイルムを堅に搬送する堅型搬
送ロールに適する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、実施例の真空吸引式搬送ロールの説明
図,同(B)図は(A)図のA部の拡大図,第2図は、
把持力テスト装置の説明図,第3図は、テストサンプル
の特性一覧表,第4図は各サンプルの把持力測定結果を
示すグラフ,第5図は、通気材を搬送ロールへ配設する
方法の説明図である。 5,201:ロール本体、1,203:真空吸引孔 4,202:通気材、101:吸引ボックス 103:サンプル板、105:張力計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−43757(JP,A) 特開 昭60−56552(JP,A) 特開 昭62−12560(JP,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性フイルムを真空吸引により表面に吸
    引しつつ搬送する搬送装置において、立体的に多数の連
    通孔を有する通気材を連通孔が該表面の真空吸引孔に連
    通するように該表面上に配設し、真空吸引孔からの排気
    作用により、通気材と可撓性フイルムとの間の空気を均
    一に排気するようにしたものであり、かつ通気材は吸引
    により可撓性フイルムに転写を生じない微小連通孔と表
    面平滑性とを有し、さらに通気材は相当直径が100μm
    以下の微粒子よりなる焼結金属であることを特徴とする
    フイルム搬送装置。
  2. 【請求項2】搬送装置が搬送ローラである特許請求の範
    囲第1項記載のフイルム搬送装置。
  3. 【請求項3】可撓性フイルムは高分子フイルム若しくは
    高分子フイルム上に機能性膜を積層した機能性高分子フ
    イルムである特許請求の範囲第1項〜第2項記載のいず
    れかのフイルム搬送装置。
  4. 【請求項4】可撓性フイルムの膜厚が10〜200μmであ
    る特許請求の範囲第1項〜第3項記載のいずれかのフイ
    ルム搬送装置。
  5. 【請求項5】可撓性フイルムを真空吸引により表面に吸
    引しつつ搬送する搬送装置において、立体的に多数の連
    通孔を有する通気材を連通孔が該表面の真空吸引孔に連
    通するように該表面上に配設し、真空吸引孔からの排気
    作用により、通気材と可撓性フイルムとの間の空気を均
    一に排気するようにしたものであり、かつ通気材は吸引
    により可撓性フイルムに転写を生じない微小連通孔と表
    面平滑性とを有し、さらに通気材は目付け20〜300g/
    m2、厚み1mm以下の不織布であることを特徴とするフイ
    ルム搬送装置。
  6. 【請求項6】搬送装置が搬送ローラである特許請求の範
    囲第5項記載のフイルム搬送装置。
  7. 【請求項7】可撓性フイルムは高分子フイルム若しくは
    高分子フイルム上に機能性膜を積層した機能性高分子フ
    イルムである特許請求の範囲第5項〜第6項記載のいず
    れかのフイルム搬送装置。
  8. 【請求項8】可撓性フイルムの膜厚が10〜200μmであ
    る特許請求の範囲第5項〜第7項記載のいずれかのフイ
    ルム搬送装置。
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