JPH0784324B2 - ムライト前駆体 - Google Patents

ムライト前駆体

Info

Publication number
JPH0784324B2
JPH0784324B2 JP2276448A JP27644890A JPH0784324B2 JP H0784324 B2 JPH0784324 B2 JP H0784324B2 JP 2276448 A JP2276448 A JP 2276448A JP 27644890 A JP27644890 A JP 27644890A JP H0784324 B2 JPH0784324 B2 JP H0784324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mullite
precursor
phase
powder
mullite precursor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2276448A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04154614A (ja
Inventor
英一 岩田
公貴 隈
理治 大貝
道行 相本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2276448A priority Critical patent/JPH0784324B2/ja
Publication of JPH04154614A publication Critical patent/JPH04154614A/ja
Publication of JPH0784324B2 publication Critical patent/JPH0784324B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はムライト前駆体及びその製造方法に関するもの
である。
本発明の明細書において、「ムライト前駆体」とは、焼
成することによってムライト粉末となるものをいう。
「ムライト粉末」とは、成形し、焼成することによって
ムライト焼結体となるもの、すなわち、3Al2O3・2SiO2
で表されるAl2O3/SiO2重量比71.8/28.2のものだけでな
く、該重量比が65/35〜80/20のものをいう。
[従来の技術] 不純物や不純物相(クリストバライト、コランダム相
等)の少ないムライト粉末を焼結体とした場合には、強
度が高く、熱的な安定性、耐クリープ性など優れている
ことはよく知られている。
このような不純物や不純物相(クリストバライト、コラ
ンダム相等)の少ないムライト粉末を得るための前駆体
としては、カオリンにアルミナ粉末を混合したもの、ア
ルコキシド法によるもの、共沈によるもの等がある。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらムライト前駆体はAlとSiとの沈澱pH及び
沈澱生成時間が異なるため混合溶液から同時に沈澱を生
成させることが難しく、ムライト前駆体中にAl/Si比の
局所的なばらつきを生じやすい。これは、特に高濃度の
原料を使用した場合顕著である。前記ムライト前駆体を
焼成した場合、Al/Si比の局所的なばらつきによりムラ
イト相単相を得るのが難しく、不純物相としてクリスト
バライト(SiO2)相やコランダム(Al2O3)相が同時に
析出しやすい。
このようなムライト前駆体を焼成してムライト粉末を
得、該粉末を成形し焼成してえられるムライト焼結体
は、不純物相やガラス相の存在のため、ムライト単相の
場合よりも強度、熱的な安定性、耐クリープ性などが低
いという問題がある。
本発明の目的は、焼成してえられるムライト粉末が不純
物相であるクリストバライト相やコランダム相の含有量
の少ない。ムライト前駆体を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討した結
果 アルミニウムおよびケイ素を主体とする酸化物及び/ま
たは水酸化物において、アルミニウムの珪素とのの組成
比が、Al2O3/SiO2換算重量比で65/35〜80/20であり、更
に、酸根としての硫黄を6.7〜20wt%含む物質が、焼成
後に不純物相であるクリストバライト相およびコランダ
ム相の少ないムライト粉末を得ることのできるムライト
前駆体であることを見い出し、本発明を完成した。
以下、その詳細について説明する。
本発明におけるムライト前駆体は、アルミニウムおよび
ケイ素を主体とする酸化物及び/または水酸化物であ
る。
前記酸化物及び/または水酸化物中のアルミニウムとケ
イ素との組成比は、Al2O3/SiO2換算重量比で65/35〜80/
20であるものとする。該換算重量比は、70/30〜75/25が
好ましい。
さらに前記酸化物及び/または水酸化物において、酸根
としての硫黄を6.7〜20wt%含むものである。好ましく
は前記硫黄量が10〜16.7wt%含むものがよい。これは、
この範囲より低いと、焼成後ムライト相以外のクリスト
バライト相が生成しやすく、この範囲より高いとコラン
ダム相が生成しやすく、いずれの場合もムライト単相を
得ること難しいためである。
本発明におけるムライト前駆体は、例えば、 Ala(OH)(SO4(SiO2・nH2O a=6.0 b=18.0−2c c={0.067(306+60d) 〜0.2(306+60d)}/32 d=2.74〜1.27 n≧0 で表される組成を持つものである。
本発明におけるムライト前駆体を製造するにあたって
は、アルミニウム源としては、例えば、水酸化アルミニ
ウム、アルミナ等の硫酸酸性のスラリーまたは硫酸アル
ミニウム等の水溶液が好適に使用でき、シリカ源として
は、例えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸、コロイダルシ
リカスラリー、シリカ微粉末等が好適に使用できる。
上記両原料をAl2O3/SiO2換算重量比で65/35〜80/20、好
ましくは70/30〜75/25となるように混合する。
該混合水溶液のpHは、混合開始から終了まで3以下であ
るようにし、混合終了後は3以下、好ましくは1〜3に
なるようにする。高すぎると水酸化アルミニウムの粗大
な沈澱が生成して組成の均一なムライト前駆体を得るこ
とができず、低すぎると後の中和工程で中和剤を多く使
用する必要があり、その結果ムライト前駆体に同伴され
るアルカリ量がふえ、洗浄工程の負担が大きくなるため
である。
混合後のpHが3以下にならない場合は、アルミニウム源
およびケイ素源のいずれか又は両方に酸を加えて、混合
前に原料のpH調整を行えばよい。
該混合スラリーにアルカリを添加する。
該アルカリの添加量は含有Al1グラム原子量あたり2.10
〜2.55グラム当量、好ましくは2.25〜2.40グラム当量の
範囲とする。この範囲とすることにより、該ムライト前
駆体中に酸根としての硫黄を6.7〜20wt%存在させるこ
とができる。
中和終了後、ケイ素化合物は析出に時間を要するので一
定時間、好ましくは1時間以上、より好ましくは6時間
以上攪拌しながら放置することによりアルミニウム化合
物とケイ素化合物との均一沈澱含有水溶液が得られる。
攪拌終了後、前記均一沈澱含有水溶液を濾過、洗浄し、
乾燥してムライト前駆体を得る。濾過方式は、減圧濾過
等の通常の方法が採用できる。洗浄は、水で行うのが好
ましく、温水洗浄するのがより好ましい。また、洗浄
は、ムライト前駆体中の不純物がAl2O3とSiO2との合計
の0.1wt%以下になるまで行うのが好ましく、0.01wt%
以下になるまで洗浄するのがより好ましい。乾燥は、含
水率が30wt%程度以下になるように行えば、ムライト粉
末の製造に差し支えないものとなる。オーブン乾燥、ス
プレードライヤー等により、50〜200℃とくに150〜200
℃の大気中で乾燥するのがよい。
上記の乾燥したムライト前駆体またはそれを粉砕したも
のを大気中1000℃〜1600℃で焼成することにより、不純
物相であるクリストバライト相、コランダム相の少ない
ムライト粉末が得られる。
該ムライト粉末を成形し、好ましくは粉砕を行った後成
形し、1500℃〜1800℃で焼成することによ不純物相の少
ない、したがって強度などに優れたムライト焼結体を得
られる。
[作用] 本発明のムライト前駆体が、なぜ不純物相であるクリス
トバライト相、コランダム相の少ないムライト粉末の前
駆体であるのかは、かならずしも明らかでないが、以下
のことによるものと推定される。すなわち、酸根として
該ムライト前駆体中に存在する硫黄成分は、例えば、
[Al13O4(OH)24(H2O)12(SO4イオンの錯化
合物と同様な状態で該ムライト前駆体中に存在している
と考えられる。
該ムライト前駆体は焼成により熱分解し、しかも残存す
る硫黄成分は熱分解温度が高いため、該ムライト前駆体
がムライト粉末に転移する約1000℃付近で熱分解し、Al
とSiとの複合酸化物を生成しやすい状態が出現し、不純
物相であるクリストバライト相やコランダム相が生成し
にくく、ムライト単相となりやすいものと考えられる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明のムライト前駆体
は、不純物相であるクリストバライト相やコランダム相
の少ないムライト粉末の前駆体である。
該ムライト前駆体は焼成してムライト粉末を成形して、
さらに焼成することにより強度などの優れたムライト焼
結体を製造することができる。このムライト焼結体は高
温用のエンジニアリングセラミックス、セラミック基板
などとして好適に使用される。
実施例1 温度を30℃に保ち、濃度1mol/の硫酸水溶液1.5に平
均粒径1μmの水酸化アルミニウム234g(3.0mol)を添
加し6時間攪拌した。前記水溶液を攪拌しながら、濃度
1mol/のケイ酸ナトリウムをAl2O3/SiO2換算重量比で7
3/27の組成になるように添加し、1時間攪拌した。混合
水溶液のpHは2.5であった。該混合水溶液に濃度4mol/
の水酸化ナトリウム水溶液をAl1グラム原子量あたり2.5
5グラム当量になるまで添加した。アルカリ添加後攪拌
しながら6時間放置した。その後濾過し、ムライト前駆
体中の不純物がAl2O3とSiO2との合計の0.1wt%以下にな
るまで蒸留水で洗浄した。得られた沈澱物を180℃で大
気中24時間静置乾燥し、ムライト前駆体を得た。得られ
たムライト前駆体のAl2O3/SiO2換算重量比は平均で73.8
/26.2、硫黄成分の含有量は7.5wt%であった。
えられたムライト前駆体を1450℃で焼成してムライト粉
末を得た。このムライト粉末を、 X線:Cu,Kα X線発生条件:35Kv,25mA の条件によるX線回折図形より最大強度のピークに対す
る各ピークの強度比を表したものを第1図に示す。
実施例2 温度を30℃に保ち、濃度1mol/の硫酸アルミニウム水
溶液1.5を撹拌しながら、濃度1mol/のケイ酸ナトリ
ウムをAl2O3/SiO2換算重量比で73/27の組成になるよう
に添加した。混合水溶液のpHは3であった。該混合水溶
液に濃度4mol/の水酸化ナトリウム水溶液をAl1グラム
原子量あたり2.40グラム当量になるまで添加した。前記
添加後攪拌しながら6時間放置した。その後濾過し、ム
ライト前駆体中の不純物がAl2O3とSiO2との合計の0.1wt
%以下になるまで蒸留水で洗浄した。得られた沈澱物を
180℃で大気中24時間静置乾燥し、ムライト前駆体を得
た。得られたムライト前駆体のAl2O3/SiO2換算重量比は
平均で、72.2/27.8、硫黄成分含有量は14.5wt%であっ
た。
えられたムライト前駆体を実施例1と同一条件で焼成し
てムライト粉末をえ、該粉末を実施例1と同一条件で測
定してえた粉末X線回折図形を第1図に示す。
比較例 添加する水酸化ナトリウム水溶液量をAl1グラム原子量
あたり2.85グラム当量とする以外は、実施例2と同一の
条件で実施した。
得られたムライト前駆体のAl2O3/SiO2換算重量比は平均
で71.1/28.9、硫黄成分含有量は0.83wt%であった。
えられたムライト前駆体を実施例1と同一条件で焼成し
てムライト粉末をえ、該粉末を実施例1と同一条件で測
定してえた粉末X線回折図形を第1図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1,実施例2及び比較例で得られたムライ
ト粉末の粉末X線回折図形より、最大強度のピークに対
する各ピークの強度比を表したものである。 符号の意味は、次のとおりである M:ムライト A:コランダム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムおよびケイ素を主体とする酸
    化物及び/または水酸化物において、アルミニウムとケ
    イ素との組成比が、Al2O3/SiO2換算重量比で65/35〜80/
    20であり、かつ、酸根として硫黄を6.7〜20wt%含むこ
    とを特徴とする、ムライト前駆体。
  2. 【請求項2】アルミニウム化合物及びケイ素化合物を、
    pHが3以下である混合溶液に溶解させて混合し、その溶
    液にアルカリを添加して中和し、得られた共沈沈殿物を
    洗浄・乾燥することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のムライト前駆体の製造方法。
JP2276448A 1990-10-17 1990-10-17 ムライト前駆体 Expired - Lifetime JPH0784324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2276448A JPH0784324B2 (ja) 1990-10-17 1990-10-17 ムライト前駆体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2276448A JPH0784324B2 (ja) 1990-10-17 1990-10-17 ムライト前駆体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04154614A JPH04154614A (ja) 1992-05-27
JPH0784324B2 true JPH0784324B2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=17569574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2276448A Expired - Lifetime JPH0784324B2 (ja) 1990-10-17 1990-10-17 ムライト前駆体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0784324B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63166713A (ja) * 1986-12-27 1988-07-09 Kyoritsu Yogyo Genryo Kk ケイ酸アルミニウムの製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04154614A (ja) 1992-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0180233B1 (ko) 내열성 전이 알루미나 및 이의 생산 방법
EP0434165B1 (en) Process for preparing fine powders of aluminiumnitride
CN107666954A (zh) 金属氧化物‑二氧化硅复合气凝胶的制备方法以及制备的金属氧化物‑二氧化硅复合气凝胶
JPH06171921A (ja) 炭化物および窒化物の製造方法
WO2002094715A1 (en) Ultrafine modified aluminium hydroxide and its preparation
CN109665530B (zh) 一种用石英砂制备超细方石英粉的方法
JP6587070B2 (ja) β−ユークリプタイト微粒子の製造方法
JPH08268716A (ja) 擬ベ−マイト粉の粒径制御方法
JPH0784324B2 (ja) ムライト前駆体
JPH0246531B2 (ja)
Mani et al. Sol-spray technique for fine-grained ceria particles
US4774068A (en) Method for production of mullite of high purity
JP2890866B2 (ja) 微細なα−アルミナ粉末の製造方法
JPS6045125B2 (ja) アルミナゾルの製造法
JPH0238527B2 (ja)
JP5434665B2 (ja) 金属酸化物ナノ粒子の製造方法
JP3102082B2 (ja) 耐熱性遷移アルミナの製造法
KR100473399B1 (ko) 세라믹 분말의 제조방법
JPH04154615A (ja) ムライトの製造法
JP3681550B2 (ja) 希土類酸化物およびその製造方法
JPH04130012A (ja) ムライトの製造方法
JPH0710729B2 (ja) 希土類元素酸化物の製造方法
DE19952337B4 (de) Verfahren zur Herstellung von siliciumhaltigen Vorläufern, den Vorläufer selbst und Verfahren zur Herstellung von Keramikmaterialien
JPH0446884B2 (ja)
JPH01290508A (ja) 金属酸化物の製造方法