JPH078467A - 生体磁力計及び磁気データの収集方法 - Google Patents

生体磁力計及び磁気データの収集方法

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JPH078467A
JPH078467A JP5040465A JP4046593A JPH078467A JP H078467 A JPH078467 A JP H078467A JP 5040465 A JP5040465 A JP 5040465A JP 4046593 A JP4046593 A JP 4046593A JP H078467 A JPH078467 A JP H078467A
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JP
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pickup
pickup coils
biomagnetometer
coils
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JP5040465A
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English (en)
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Richard T Johnson
ティー ジョンソン リチャード
Laurence Warden
ワーデン ローレンス
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Biomagnetic Technologies Inc
Original Assignee
Biomagnetic Technologies Inc
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/035Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using superconductive devices
    • G01R33/0354SQUIDS
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/242Detecting biomagnetic fields, e.g. magnetic fields produced by bioelectric currents
    • A61B5/245Detecting biomagnetic fields, e.g. magnetic fields produced by bioelectric currents specially adapted for magnetoencephalographic [MEG] signals

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  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型センサーアレーを備えるが、かかる大型
アレーに通常必要とされるコストのほんの1部でデータ
収集が可能な生体磁力計システムを提供する。 【構成】 このシステムは大型の生体磁気センサー・ア
レーを有する。このセンサー・アレーは第1の複数の磁
界ピックアップコイルと、各々が1個のピックアップコ
イルの出力を受ける第2の複数のSQUID検出器とよ
りなる。生体磁力計システムはさらに各々が1個の検出
器の出力を受け、第1の複数のピックアップコイルより
も少数の第3の複数の信号プロセッサを有する。また、
信号プロセッサによる信号処理のため第1の複数のピッ
クアップコイルから、第3の複数の信号プロセッサと同
数のピックアップコイルの部分集合を選択するセレクタ
を備えている。本発明は、システムの全体コストを合理
的なレベルに維持しながらセンサー及びセンサーチャン
ネルの数の大幅な増加を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生体が発する微弱な磁界
の測定に関し、さらに詳細にはピックアップコイルの大
型アレーを備えた生体磁力計に関する。
【0002】
【従来の技術】生体磁力計は生体が発する非常に微弱な
磁界を測定する装置である。磁界、特に脳及び心臓を流
れる電流により発生される磁界は、その変調を診断ある
いは早期予防の目的である種の機能不良に関連づけるこ
とが可能なため人間の健康を指示する重要な指標となり
得る。加えて、脳が発生する磁界は感覚、運動衝動また
は思考プロセス及びかかるプロセスの生起位置を示すも
のであるため、かかるプロセスのメカニズムの研究に用
いることが可能である。
【0003】生体が発生する磁界は非常に小さい電流に
より生ずるため非常に微弱である。通常、脳が発生する
磁界の強さは約0.00000001ガウスである。ち
なみに、地磁気の強さは約0.5ガウスであり、これは
脳の磁界の1000万倍以上である。
【0004】したがって、生体磁力計は非常に高感度の
磁界センサーとセンサーの出力信号を処理し分析するセ
ンサーチャンネルとを備える必要がある。現用の生体磁
力計は、磁界が貫通すると電流出力を発生するピックア
ップコイルを備えたセンサーと、センサーチャンネルと
を用いる。この非常に微弱な電流は、SQUIDとして
知られる超電導量子干渉デバイスにより検出するのが普
通である。ピックアップコイル及びSQUIDは低温に
おいて超電導状態で作動する。SQUIDの出力信号は
周囲温度の電子装置へ送られるが、この装置が出力信号
を処理しフィルタリングしたのち出力信号を分析して人
体の働きとの関連性を調べる。
【0005】脳以外の発生源からの磁界の検出による望
ましくない影響は、適当な電子信号フィルタにより除去
可能である。しかしながら、このような外的な影響をす
べて除去するフィルタの能力には限界がある。システム
のS/N比をさらに向上させるには被験者とピックアッ
プコイルを磁気遮蔽室内に入れるとよい。
【0006】過去10年間の生体磁力計の分野における
重要な技術進歩は、市販のユニットのセンサー及びセン
サーチャンネルの数が増加したことであった。その数は
1から7へ、また14へ増加したが、現在単一の生体磁
力計に37個ものセンサー及びセンサーチャンネルが設
けられたものがある。米国特許第4,977,896号
に開示されているように、多数のセンサー信号を分析す
るとセンサーが測定する磁気信号と生体機能との関連性
を調べる能力が向上するため、センサー数の増加は非常
に望ましい傾向である。
【0007】センサー及びセンサーチャンネルの数が増
加するにつれて生体磁力計のコストも増大する。これま
でのところスケールメリットと製造技術の種々の改良に
よりシステムコストの増加がかなり抑制されているが、
一般的に大型生体磁力計システムは小型システムに比べ
て著しく高価である。将来100個以上のセンサー及び
センサーチャンネルを備えたシステムの開発が予想され
るが、それはさらに高価なものになるようである。生体
磁力計の分野のさらなる発展及びこの装置が一般大衆に
利用される可能性は予想されるシステムコストの大幅な
上昇により阻害されるかもしれない。
【0008】非常に大型のセンサーアレーをそれに比例
するコストの上昇を伴なわずに構成する技術が求められ
ている。設計及び製造技術の改良はもちろん重要である
が、これらの改良は大型アレーの生体磁力計の価格を広
く利用されるような程度になるようシステムコストを削
減できるほどのものではない。本発明はこの要望を充足
するとともにさらに関連の利点を有するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生体磁気デ
ータを収集する方法及び生体が発生する磁気データを収
集する生体磁力計を提供する。本発明によると、大型セ
ンサーアレーの能力をもって、しかしながらかかる大型
アレーに通常必要とされるコストのほんの1部でもって
データ収集を行なうことが可能である。データ収集の精
度は従来の装置で可能なものよりも大きい。センサーの
静止アレーによる頭部全体の検査が従来の方法による場
合よりも実質的に少ないコストで行なえる。本発明によ
ると、また、生体の1部の生体磁気出力を概括的に走査
し、続いて問題の領域に焦点を当ててデータを高い分解
能で収集することが可能である。
【0010】本発明によると、生体磁力計は生体磁気セ
ンサー・アレーを有する。このセンサー・アレーは第1
の複数の磁界ピックアップコイルと、各々が1個のピッ
クアップコイルの出力を受ける第2の複数の検出器とよ
りなる。生体磁力計はさらに各々が1個の検出器の出力
を受け、第1の複数のピックアップコイルよりも少数の
第3の複数の信号プロセッサを有する。また、信号プロ
セッサによる信号処理のため第1の複数のピックアップ
コイルから、第3の複数の信号プロセッサと同数のピッ
クアップコイルの部分集合を選択する手段を備えてい
る。
【0011】生体磁力計は信号プロセッサよりも多数の
ピックアップコイルを有する。好ましい実施例では、各
ピックアップコイルにつき1個の検出器を用いるが、こ
の場合信号プロセッサがピックアップコイル/検出器の
それぞれ異なる部分集合に接続されるようにスイッチン
グ能力が与えられる。別の実施例では、各信号プロセッ
サに1個の検出器を用いるが、信号プロセッサ/検出器
の組み合わせがピックアップコイルのそれぞれ異なる部
分集合に接続されるようにスイッチング能力を与えられ
る。
【0012】好ましいアプローチによると、ピックアッ
プコイルは超電導遷移温度より低い温度に冷却されると
超電導状態になる材料を1回または2回以上巻回したも
のである。ピックアップコイルは、磁力計、アキシャル
・グラディオメーター、プレーナ・グラディオメーター
等のような種々の幾何学的形状に巻回可能である。検出
器は、超電導遷移温度より低い温度に冷却されると超電
導状態になる材料で形成した超電導量子干渉デバイス
(SQUID)であるのが好ましい。信号プロセッサは
それぞれ従来設計の周囲温度・電子回路であるのが好ま
しい。
【0013】本発明は、ピックアップコイルのコストが
信号プロセッサよりも比較的低いという認識に基づく。
大型センサー・アレーのチャンネル数を増やすごとに膨
らむコストの大きな部分を占めるのは信号プロセッサで
ある。チャンネル数を増加するごとに、結果表示のため
処理及び分析の必要なデータの量が増加する。人体の1
部の領域全体をカバーするピックアップコイルの大型ア
レーは製造が容易であるが、ピックアップコイルの数が
増加すると各ピックアップコイルに1個の信号プロセッ
サを設ける場合コストの上昇が比較的大きい。SQUI
D検出器は中くらいのコストであるが、SQUIDを各
ピックアップコイルに設けるか否かの選択は主として極
低温で作動可能な適当なスイッチが手に入るかどうかに
よる。現在、周囲温度で作動可能なスイッチは容易に手
に入る。したがって、各ピックアップコイルに1個の検
出器を設け、周囲温度で作動可能なスイッチを用いてピ
ックアップコイル/検出器の部分集合間のスイッチング
を行なうのが好ましい。
【0014】本発明による生体磁気情報を収集する方法
は、第1の複数の磁界ピックアップコイル及び各々がピ
ックアップコイルからその出力を受ける第2の複数の検
出器よりなる生体磁気センサー・アレーと、第1の複数
のピックアップコイルよりも少数であり、各々が検出器
から出力を受ける第3の複数の信号プロセッサとを有す
る生体磁力計を提供し、信号プロセッサによる信号処理
のため第1の複数のピックアップコイルから第3の複数
の信号プロセッサよりも多数のピックアップコイルの部
分集合を選択し、選択した部分集合のピックアップコイ
ルを各ピックアップコイルにつき1個の検出器を介して
信号プロセッサへ電気接続するステップよりなる。この
方法はさらに、信号プロセッサによる信号処理のため第
1の複数のピックアップコイルから、第3の複数の信号
プロセッサと同数かそれより少数のピックアップコイル
の部分集合を選択し、選択した部分集合のピックアップ
コイルを各ピックアップコイルにつき1個の検出器を介
して信号プロセッサへ電気接続するステップを含む。
【0015】この方法では、生体磁力計の測定対象とし
て選択的に生体の問題の事象に焦点を絞ることができ
る。最初のステップの後、信号処理のため第1の複数の
ピックアップコイルからピックアップコイルの第2の部
分集合を選択し、選択した第2の部分集合のピックアッ
プコイルを各ピックアップコイルにつき1個の検出器を
介してプロセッサへ電気接続するステップを用いる。か
くして、ピックアップコイルの第1の部分集合は問題の
領域を概括的且つ低い分解能でカバーするため選択した
ものである。この大きな領域をカバーするアレーにより
或る事象が検出されると、それよりも小さい全体領域を
カバーする第2のアレー(通常は同数のピックアップコ
イルで行なう)が選択されてその特定領域を高い空間分
解能でカバーする。かくして、大きな面積を低い分解能
でカバーする生体磁気測定と小さい面積を高い分解能で
カバーする生体磁気測定の両方の利点が、小さい領域を
カバーできるに過ぎない従来型システムよりコストがほ
んの僅か高い単一システムにより実現できる。
【0016】本発明は生体磁気測定の分野における重要
な進歩であり、システムの全体コストを合理的なレベル
に維持しながらセンサー及びセンサーチャンネルの数を
大幅に増加するのを可能にする。処理時間が減少するた
めシステムの性能もまた向上する。低温のピックアップ
コイル/SQUIDのスイッチが得られる場合、デュワ
ーの内部から延びる電気的リード線は少数である。極低
温を維持する効率が上昇し運転コストが低くなる。本発
明の他の特徴及び利点は本発明の原理を例示する添付図
面に関連して行なった好ましい実施例の以下の詳細な説
明から明らかになるであろう。
【0017】
【実施例】図1を参照して、本発明の装置10は患者あ
るいは被験者の体12から生体磁気データを収集するも
のである。さらに詳しくは、このデータは通常、被験者
の頭部14内の生体磁気発生源から得られる。被験者は
生体磁力計18に近いテーブル16上に横たわるか或い
は椅子に座った状態で検査を受ける。生体磁力計18は
微弱な磁界を測定するための複数の磁界ピックアップコ
イル20を備える。このピックアップコイルは特定の用
途に応じて磁力計或いはグラディオメーターもしくは他
の構成のものである。運転状態にある各センサーチャン
ネルにつき、磁界ピックアップコイル20の出力信号が
好ましくはSQUIDである検出器により検出される。
磁界ピックアップコイル20及びSQUID21は共に
デュワー22内において極低温の運転温度に維持され
る。好ましい実施例では、デュワー22内に多数のピッ
クアップコイル20及びSQUID21が配置される。
【0018】生体磁力計18の電子的構成は、その構造
を図1に、その機能を単一のセンサーチャンネルにつき
図2に示した。人間の脳が発する磁気信号はデュワー2
2内の磁界ピックアップコイル20により検出される
が、このピックアップコイルは磁束が貫通すると微弱な
電流出力を発生する。ピックアップコイル20の出力信
号はSQUID21である検出器により検出される。S
QUID21は磁束を電流の形で検出する。SQUID
の出力信号は周囲温度の信号プロセッサ24により処理
され時間の関数としてコンピュータ26に記憶される。
【0019】ピックアップコイル20及び被験者の体1
2はこの装置及び磁界発生源を外部の影響から遮蔽する
エンクロージャ28(或いは磁気遮蔽室)内に入れるの
が好ましいが、それは必要条件ではない。外部の影響を
遮蔽することによって、生体磁気の意味ある情報を得る
に必要な信号処理及びフィルタリングの量が減少する。
【0020】上述したようなタイプの生体磁力計は市販
されており、その基本的な構成及び動作は公知である。
SQUID及びSQUID用周囲温度電子装置の動作は
米国特許第3,980,076;4,079,730;
4,386,361及び4,403,189号明細書に
開示されている。生体磁力計については米国特許第4,
793,355号に記載がある。磁気遮蔽室については
米国特許第3,557,777及び5,043,529
号に開示されている。米国特許第4,977,896号
には信号分析法についての開示がある。これらすべての
特許の内容を本明細書の1部を形成するものとして引用
する。
【0021】本発明では、第1の複数のピックアップコ
イル20、第2の複数のSQUID21、第3の複数の
信号プロセッサ24がある。第1の複数のピックアップ
コイル20は第3の複数の信号プロセッサ24よりも数
が多い。第2の複数のSQUID21は、システムの構
成に応じて、第1の複数のピックアップコイル20と同
数か或いは第3の複数の信号プロセッサ24と同数であ
る。これらの実施例に対応する2つの好ましいシステム
構成を図3及び4にそれぞれ示す。
【0022】本発明の好ましい実施例の生体磁力計は、
第1の複数の磁界ピックアップコイルと、各々がピック
アップコイルからその出力を受ける、第1の複数の磁界
ピックアップコイルと同数の第2の複数のSQUID検
出器とよりなる生体磁気センサー・アレーを備えてい
る。この生体磁力計にはさらに、第1の複数のピックア
ップコイル及び第2の複数のSQUID検出器よりも少
数の第3の複数の信号プロセッサと、第2の複数のSQ
UID検出器の出力を第3の複数の信号プロセッサへス
イッチするスイッチ手段がある。
【0023】図3は本発明の生体磁力計のブロック図で
ある。この例では、第1の複数のピックアップコイル3
2,34,36,38,40は全部で5個ある。第2の
複数のSQUID検出器42,44,46,48,50
もまた5個である。各SQUID検出器42,44,4
6,48,50は各ピックアップコイル32,34,3
6,38,40の1つの出力を受ける。(各ピックアッ
プコイルはそれから延びる2本のワイヤーを有し、ピッ
クアップコイルとSQUID検出器との間を延びる各線
はこれら2つのワイヤーを表わす。)ピックアップコイ
ル及びSQUIDは普通、デュワー22内の極低温環境
内におかれている。
【0024】第3の複数の信号プロセッサ52,54,
56はこの例では、第1の複数のピックアップコイル及
び第2の複数のSQUIDよりも少ない3個である。各
信号プロセッサ52,54,56はそれぞれマルチプレ
クサ58,60,62の出力を受ける。信号プロセッサ
及びマルチプレクサは周囲温度で作動する。
【0025】各マルチプレクサの入力は多数のSQUI
Dの出力を受けるように接続されている。図3に示すよ
うに、マルチプレクサ60はSQUID42,44,4
6,48,50の各々の出力を受けてその1つを信号プ
ロセッサ54に選択的に接続する。(マルチプレクサ5
8,62も同様にSQUID42,44,46,48,
50の各々に接続されているが、接続線は図示を簡単に
するため図3では切断してある。これらのマルチプレク
サ58,62はマルチプレクサ60と同じような態様で
作動する。)これと等価的に、マルチプレクサ60はS
QUIDの小さい部分集合の出力、例えばSQUID4
2,44,46,48(SQUID50を含まない)の
出力を受けるように構成可能である。
【0026】コンピュータ26の制御下に、マルチプレ
クサ60はSQUID42,44,46,48または5
0の出力の1つを選択し、SQUIDに接続されたピッ
クアップコイルのそれぞれの信号が信号プロセッサ54
の入力となる。マルチプレクサ58,62は、関連の信
号プロセッサへの入力のため他のSQUIDの出力を選
択する。その結果、信号プロセッサが特定の瞬間におい
てアレーの任意のピックアップコイルの出力を制御自在
に受けることになる。
【0027】この方式が有利なことを例を用いて説明す
る。ピックアップコイル32,34,36,,38,4
0が被験者の頭部14を完全に包囲していると仮定する
と、ピックアップコイル32,36,40を選択しモニ
ターすることによって脳からの磁界信号の存否及びその
発生源についての大まかな情報を得ることができる。即
ち、最初の粗いスケールでのモニリングの間、信号プロ
セッサ52がピックアップコイル32からの出力を処理
し、信号プロセッサ54がピックアップコイル36から
の出力を処理し、また信号プロセッサ56がピックアッ
プコイル40からの出力を処理する。
【0028】問題となる磁界がみつかると、その磁界の
発生源をもっと正確に表示するであろうピックアップコ
イルの他の組合せを選択することにより、その性質を詳
細に評価することが可能となる。マルチプレクサを、そ
の事象の理解のためよりよいデータの集合を与えると予
想されるピックアップコイル入力の組合せにスイッチす
る。即ち、細かいスケールのモニタリングでは、マルチ
プレクサ58がスイッチされてSQUID46の出力信
号が信号プロセッサ52へ送られ、マルチプレクサ60
がスイッチされてSQUID48の出力信号が信号プロ
セッサ54へ、またマルチプレクサ62がスイッチされ
てSQUID50の出力信号が信号プロセッサ56へ送
られる。このようにして、もしこれら3つのピックアッ
プコイルの位置が脳の問題の事象の性質に関する情報を
与えるように選択されているとすると、ピックアップコ
イル36,38,40よりモニターされる磁界を分析す
ればよい。
【0029】この方法は、特定の事象をモニターするた
めに最大の情報、最高の分解能及び最良のS/N比を与
えることが可能なピックアップコイル信号のアレーを選
択するのに最適である。この情報は米国特許第4,97
7,896号に示したようなアレー処理技術により利用
される。これらのアレー処理技術はまたリアルタイムで
用いてその事象についての最良の情報を与えるピックア
ップコイルの組合せを選択するのが望ましい。
【0030】生体を広い領域に亘ってモニターした後選
択的に小さい領域に焦点を絞る能力はピックアップコイ
ルの数よりも少数の信号プロセッサにより実現される。
この例では、5個のピックアップコイルと3個の信号プ
ロセッサを用いられているに過ぎない。市販のユニット
では、少なくとも数百個のピックアップコイルと50個
またはそれ以上の信号プロセッサが用いられると予想さ
れる。市販のユニットでは信号プロセッサに対するピッ
クアップコイルの比率はさらに大きいものと予想され
る。即ち、信号プロセッサに対するピックアップコイル
の比率はかかる市販のユニットでは5対1或いは10対
1であろう。
【0031】もう1つの実施例を図4に示す。この例で
は、再び5個(第1の複数)のピックアップコイル7
0,72,74,76,78を用いる。各ピックアップ
コイルの出力は3個(第2の複数)のSQUID80,
82,84のそれぞれの入力に接続されている。各SQ
UID80,82,84の出力は3個(第3の複数)の
信号プロセッサ86,88,90のそれぞれの入力に接
続されている。
【0032】ピックアップコイル70,72,74,7
6,78からSQUID80,82,84の入力への出
力線にはそれぞれスイッチ92が設けられている。これ
らのスイッチ92は任意のピックアップコイルから任意
のSQUIDへの信号の伝送を遮断する。(図3の例と
同様、ピックアップコイルから延びる各線は2本のワイ
ヤを表わす。)少数のコイルを用いるこの例のスイッチ
92の数は第1の複数に第2の複数を掛け合わせたも
の、この例では15である。
【0033】ピックアップコイル、SQUID及びそれ
らの間の伝送線が超電導状態で作動される好ましい例で
は、これらのスイッチ92はコンピュータ26の制御下
で作動される小型のヒータである。特定の線のヒータが
作動されると、ピックアップコイルとSQUIDを結ぶ
その線は通常(即ち非超電導)状態に駆動され、電流の
流れない事実上スイッチを開放した状態になる。この方
法では、ピックアップコイルの特定の部分集合がSQU
ID80,82,84へ接続される。図3に関連して説
明した同じタイプの粗いスケール及び細かいスケールの
モニタリングはこの実施例でも可能である。
【0034】図3と図4の方式の違いは、図3の構成で
はスイッチングが通常状態の金属線で、また図4の構成
では超電導状態の線で生じることである。後者のほうが
容易でなくまた極低温効率が低いが、特定の環境では好
ましいことがある。いずれの方式を選択するかはシステ
ム設計の詳細な条件による。例えば、図3の方式ではデ
ュワーの内部から外部へ熱を伝達する伝送線が多数延び
る必要があるが、図4の方式ではスイッチ92へ熱入力
を与える必要がある。
【0035】本発明は生体磁気測定の分野における重要
な進歩である。比較的安価のピックアップコイルの大型
アレーを比較的高価な少数の信号プロセッサと共に提供
できる。生体の大まかな分析及び細かい焦点を絞った分
析における種々の条件を満たすため多数のピックアップ
コイルの異なる部分集合を選択する。本発明の特定実施
例を例示の目的で詳細に説明したが、本発明の精神及び
範囲から逸脱することなく種々の変形例及び設計変更が
可能である。従って、本発明は頭書した特許請求の範囲
による場合を除き限定されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は生体磁力計の概略図である。
【図2】図2は1つのセンサーチャンネルのブロック図
である。
【図3】図3は本発明の1つの実施例のブロック図であ
る。
【図4】図4は本発明の第2の実施例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
12 人体 14 頭部 16 テーブル 18 生体磁力計 20 磁界ピックアップコイル 21 SQUID 22 デュワー 24 信号プロセッサ 26 コンピュータ 28 磁気遮断室 32,34,36,38,40 ピックアップコイル 42,44,46,48,50 SQUID 52,54,56 信号プロセッサ 58,60,62 マルチプレクサ 70,72,74,76,78 ピックアップコイル 80,82,84 SQUID 86,88,90 信号プロセッサ 92 スイッチ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の複数の磁界ピックアップコイル及
    び各々がピックアップコイルからその出力を受ける第2
    の複数の検出器よりなる生体磁気センサー・アレーと、 第1の複数のピックアップコイルよりも少数であり、各
    々が検出器から出力を受ける第3の複数の信号プロセッ
    サと、 信号プロセッサによる信号処理のため第1の複数のピッ
    クアップコイルから第3の複数の信号プロセッサと同数
    のピックアップコイルの部分集合を選択する手段とより
    なる生体磁力計。
  2. 【請求項2】 第1の複数のピックアップコイルは第2
    の複数の検出器と同数であり、このため各ピックアップ
    コイルに1個の検出器が対応することを特徴とする請求
    項1の生体磁力計。
  3. 【請求項3】 第1の複数のピックアップコイルは第2
    の複数の検出器よりも多数であり、前記選択手段はピッ
    クアップコイルの部分集合の出力を第2の複数の検出器
    へ接続するスイッチ手段を含んでなることを特徴とする
    請求項1の生体磁力計。
  4. 【請求項4】 第2の複数の検出器は第3の複数の信号
    プロセッサと同数であり、このため各検出器に1個の信
    号プロセッサが対応することを特徴とする請求項1の生
    体磁力計。
  5. 【請求項5】 第2の複数のピックアップコイルは第3
    の複数の信号プロセッサより多数であり、前記選択手段
    は第3の複数の検出器の出力を第3の複数の信号プロセ
    ッサに接続するスイッチ手段を含んでなることを特徴と
    する請求項1の生体磁力計。
  6. 【請求項6】 検出器の少なくとも1部はSQUIDで
    あることを特徴とする請求項1の生体磁力計。
  7. 【請求項7】 前記選択手段はピックアップコイル・ア
    レーの出力信号を分析する手段を含んでなることを特徴
    とする請求項1の生体磁力計。
  8. 【請求項8】 前記選択手段はピックアップコイルの各
    々に連携するヒータを含んでなることを特徴とする請求
    項1の生体磁力計。
  9. 【請求項9】 前記選択手段はマルチプレクサを含んで
    なることを特徴とする請求項1の生体磁力計。
  10. 【請求項10】 第1の複数の磁界ピックアップコイル
    及び各々がピックアップコイルからその出力を受ける第
    2の複数のSQUID検出器よりなる生体磁気センサー
    ・アレーと、 第1の複数のピックアップコイル及び第2の複数のSQ
    UID検出器よりも少数であり、各々が検出器から出力
    を受ける第3の複数の信号プロセッサと、 第3の複数のSQUID検出器の出力を第3の複数の信
    号プロセッサへスイッチするスイッチ手段とよりなる生
    体磁力計。
  11. 【請求項11】 前記選択手段はピックアップコイル・
    アレーの出力信号を分析する手段を含んでなることを特
    徴とする請求項10の生体磁力計。
  12. 【請求項12】 前記選択手段はマルチプレクサを含ん
    でなることを特徴とする請求項10の生体磁力計。
  13. 【請求項13】 磁界ピックアップコイル及びSQUI
    D検出器を冷却する手段をさらに含んでなることを特徴
    とする請求項10の生体磁力計。
  14. 【請求項14】 第1の複数の磁界ピックアップコイル
    及び第1の複数の磁界ピックアップコイルより少数の第
    2の複数のSQUID検出器よりなる生体磁気センサー
    ・アレーと、 第2の複数のSQUID検出器よりも少数であり、各々
    がSQUID検出器から出力を受ける第3の複数の信号
    プロセッサと、 第2の複数の磁界ピックアップコイルの出力を第2の複
    数のSQUID検出器へスイッチするスイッチ手段とよ
    りなる生体磁力計。
  15. 【請求項15】 前記選択手段はピックアップコイルの
    アレーの出力信号を分析する手段を含んでなることを特
    徴とする請求項14の生体磁力計。
  16. 【請求項16】 磁界ピックアップコイル及びSQUI
    D検出器を冷却する手段をさらに含んでなることを特徴
    とする請求項14の生体磁力計。
  17. 【請求項17】 前記選択手段はピックアップコイルの
    各々に連携するヒータを含んでなることを特徴とする請
    求項14の生体磁力計。
  18. 【請求項18】 第1の複数の磁界ピックアップコイル
    及び各々がピックアップコイルからその出力を受ける第
    2の複数の検出器よりなる生体磁気センサー・アレー
    と、第1の複数のピックアップコイルよりも少数であ
    り、各々が検出器から出力を受ける第3の複数の信号プ
    ロセッサとを有する生体磁力計を提供し、 信号プロセッサによる信号処理のため第1の複数のピッ
    クアップコイルから第3の複数の信号プロセッサよりも
    多数のピックアップコイルの部分集合を選択し、 選択した部分集合のピックアップコイルを各ピックアッ
    プコイルにつき1個の検出器を介して信号プロセッサへ
    電気接続するステップよりなることを特徴とする生体磁
    気情報を収集する方法。
  19. 【請求項19】 電気接続を行なう前記ステップの後、
    信号処理のため第1の複数のピックアップコイルからピ
    ックアップコイルの第2の部分集合を選択し、選択した
    第2の部分集合のピックアップコイルを各ピックアップ
    コイルにつき1個の検出器を介して信号プロセッサへ電
    気接続するステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項18の方法。
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