JPH0784863B2 - 回転流体圧力装置 - Google Patents

回転流体圧力装置

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JPH0784863B2
JPH0784863B2 JP62106150A JP10615087A JPH0784863B2 JP H0784863 B2 JPH0784863 B2 JP H0784863B2 JP 62106150 A JP62106150 A JP 62106150A JP 10615087 A JP10615087 A JP 10615087A JP H0784863 B2 JPH0784863 B2 JP H0784863B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は回転流体圧力装置、特に低速転換バルブ作用を
利用するゲロータ(geroor)の流体排出機構を含む装置
に関する。
(従来の技術) 従来のゲロータモータにおいて、低速転換バルブ作用
(すなわち、回転バルブ部材が、ゲロータ星形部材の軌
道運動速度よりむしろ、ゲロータ星形部材の回転速度で
回転すること)を利用する場合、このバルブ作用は、ゲ
ロータの流体排出機構とは別個に分離されている回転バ
ルブ部材と定置バルブ部材により達成されている。
このゲロータモータのバルブ装置の1つの欠点は、回転
バルブ部材がモータ出力シャフトつまりドッグボーン
(dogbone)シャフトにより駆動されるようにしたモー
タ設計形態において、「タイミング」誤差が発生するこ
とであった。
ドッグボーンシャフトのトルクの回転振動が生じると
き、ゲロータ星形部材(以下、単に、星形部材ともい
う。)と回転バルブ部材との相対位置が理論位置から逸
脱しており、その結果、バルブ「タイミング」にエラー
が生じ、すなわち、容積室が膨張および収縮する時、流
体が容積室の中へまたは容積室から外へ流体が連通する
ことになる。定置バルブ部材および回転バルブ部材がゲ
ロータ機構から分離されている構成における別の欠点
は、部品点数が多いこと、その結果、高価になることで
ある。
前述の形式の問題点についての解決法として、星形部材
自体の一部が回転バルブ部材を構成する、バルブ内蔵の
ゲロータモータを提供することが、多年にわたって認識
されてきた。
このゲロータモータの設計形態が、星形部材と回転バル
ブ部材との間が一定の関係にあることから、実質的にバ
ルブのタイミングエラーを除去するものであることが認
識されている。
さらに、このゲロータモータは、液体の漏出間隙により
包囲されているより少ないバルブ部材を備え、そしてあ
る種の圧力平衡を必要とするこのより少ないバルブ部材
によって、モータは、より高い容積効率およびより高い
機械的効率を達成することができる。
米国特許明細書3,825,376号に、かなり初期のバルブ内
蔵の星形部材の設計形態が示されている。しかし、この
ゲロータ星形部材に関連する各回転ポートは容積室に直
接開口しており、これは長い間望ましくないものと認識
されている。
さらに上記米国特許明細書に示されている装置におい
て、各回転星形ポートは星形谷部に配置されており、こ
れは5つの容積室を備えるモータにおいては、3つのポ
ケットが転換状態にある時、唯一のポケットが圧力流入
口に連通し、かつ唯一のポケットが流出(排出)ポート
に連通する状態が周期的に繰り返される。
このような構成においては、モータ出力トルクに過度の
変動(「トルグ波動」)が生じるとともに、瞬間的に流
入ポートあるいは流出ポートが流体連通状態にない、望
ましくない流体「トラッピング」が容積室内に頻繁に発
生することになる。
満足できるバルブ内蔵の星形ゲロータモータの近年の設
計状態は、米国特許明細書第4,411,606号に示されてお
り、そこでは、星形部材と端部キャップとの間に「マニ
ホルドバルブ作用」、つまり指向性バルブ作用が生じる
とともに、星形部材と隣接バルブプレートとの接触面に
おいて、星形部材の軸方向の対向端面において、転換バ
ルブ作用が発生している。このような構成は、実際上バ
ルブ作用が圧力平衡または圧力超過平衡状態であるとと
は反対に「一定のクリアランス」になっていることを要
求する。
さらに、米国特許明細書第4,411,606号に示されている
構成は、星形部材の両端部間を連通させるために星形部
侮剤を通過して伸びる複数の軸方向の孔を必要としてい
る。この孔が、かなり小さい場合は、大きな流動抵抗が
生じ、また大き過ぎる場合は、モータ内で圧力降下が生
じ、モータの機械的効率が低減する。他方この孔が過度
の流動抵抗を避けるのに十分な大きさを有する場合は、
星形部材の強度を弱めることになる。
また、本発明が関連する形式の低速高トルクゲロータモ
ータは、一般に、リリーフバルブ約245kg/cm2(3500ps
i)にセットされるとともに、モータが約210kg/cm2(30
00psi)で運転されるシステムにおいて利用される。近
年、リリーフバルブを315kg/cm2(4500psi)または350k
g/cm2(5000psi)の高圧に設定するシステムにおいて、
少なくとも間欠的に比較的高い圧力において運転できる
モータについて市場の要求が増大している。
前述の米国特許明細書第3,825,376号に示されるバルブ
内蔵の星形ゲロータモータは、ポートと連通する容積室
数の変動、およびその結果のトルク波動が生じるので、
高圧に適用するモータとしては不適とされる。
前述の米国特許明細書第4,411,606号に示されるモータ
もまた、同様に高圧適用例には不適であり、その理由
は、星形部材の両端面とゲロータリングの端面に固定さ
れた隣接部材との間に生じるバルブ動作によって内在す
るバルブにおける「一定のクリアランス」によるもので
ある。当該技術において良く知られるように、一定のク
リアランスとなっているバルブが比較的高い圧力を受け
た場合は、過度の「クロスポート」漏出が生じ、容積効
率が低減する。
上述した課題に鑑みて、本発明は、バルブ内蔵の星形ゲ
ロータを用いて比較的高圧の適用を可能とし、バルブ動
作を適正に行える改良された低速高トルクのゲロータモ
ータを構成する回転流体圧力装置を提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、総体的に米国特許明細書第3,825,376号に示
される形式の改良された回転流体圧力装置に基づいてお
り、上記目的を達成するための手段として、本装置に
は、流体流入ポートおよび流体流出ポートを形成する端
部キャップ部材を含むハウジングと、前記ハウジングに
連結され、かつ内歯リング部材と、該リング部材内に偏
心して配置されN個の外歯を有する星形部材(23)とを
含むゲロータ・ギアセットとを備えている。
リング部材および星形部材の一方が、これら両部材の他
方に対して相対的に軌道運動するとともに、星形部材が
リング部材とハウジングに対して回転し、リング部材の
内歯と星形部材の外歯が相互に係合して総体的軌道運動
および回転運動中にN+1個の膨張流体容積室および収
縮流体容積室を形成するようになっている。
さらに、本装置は、シャフト手段と、星形部材の回転運
動をシャフト手段に伝達する装置とを含んでいる。そし
て、端部キャップ部材が、流体流入ポートおよび流体流
出ポートのいずれか一方と常時流体連通状態にある第1
流体圧力室と、流入ポートの残りの他方と常時流体連通
状態にある第2流体圧力室を形成すると共に、前記第2
流体圧力室が前記第1流体圧力室を包囲している。
星形部材の端面には前記第1流体圧力室と常時流体連通
状態にある第1マニホルド領域と、第2流体圧力室と常
時連通状態にある第2マニホルド領域とが形成され、し
かも星形部材の端面には、端部キャップ部材が対向配置
され、かつ前記端面は第1,第2組の各流体ポートを形成
し、第1組の流体ポートが、第1マニホルド領域と常時
流体連通状態にあると共に、第2組の流体ポートが第2
マニホルド領域と常時流体連通状態になっている。
そして、改良された回転流体圧力装置には、 (a) 第2マニホルド領域がほぼ環状であり、かつ第
1マニホルド領域を包囲しており、 (b) 星形部材の端面は、端部キャップ部材の隣接面
に対して摺動シール係合状態にあり、 (c) 端部キャップ部材の隣接面に、N+1個のバル
ブ通路が円周方向にほぼ等間隔で放射状に配置され、バ
ルブ通路の各々は、膨張流体容積室または収縮流体容積
室のいずれか1つに連通し、 (d) 星形部材の端面において周回りに交互に配置さ
れた第1,第2組の流体ポートは、星形部材の端部キャッ
プに対する相対回転運動によりバルブ通路に対して順次
対面して流体連通状態を形成すること、 を特徴としている。
(作用) 本発明はリング部材および星形部材を含むゲロータギア
セットを備える回転流体圧力装置において、ゲロータギ
アセットに隣接して星形部材の端面に連結する隣接面を
有する端部キャップを設けたことから、マニホルドバル
ブ作用および転換バルブ作用が両端面の相互間に発生
し、特に流体が流入ポートから流体圧力室を介して星形
部材により形成されるマニホルド領域に連通され、それ
から通路を介して流体ポートに連通する。
流体ポートは端部キャップ部材により形成される複数の
定置バルブ通路と順次対面して流体連通し、それぞれゲ
ロータの容積室の1つに連通することになる。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は低速高トルク型ゲロータモータを示しており、
この流体モータは、たとえば複数のボルト11(第2およ
び3図にのみ図示される)により相互に固定される複数
のセクションから構成されている。このモータのセクシ
ョンはシャフトハウジング部分13,ゲロータの流体排出
機構(ゲロータ・ギアセット)15、および端部キャップ
部材17を包含している。
ゲロータの流体排出機構15(第3図に詳細に示される)
は当該技術において良く知られており、かつここに参考
のために包含されると共にこの発明の譲受人に譲渡され
ている米国特許第4,343,600号明細書に示さてれおり、
したがってここには簡単に説明することにする。
特に流体排出機構15はゲロータ・ギアセットであり、そ
の内歯リング部材19には複数のほぼ反円筒形の開口が形
成されており、この開口にそれぞれ円筒ローラ部材21を
配置して、リング部材19の内歯としての機能を果たすよ
うになっている。リング部材19内に偏心して外歯星形部
材23が配置されており、これには円筒ローラ部材21の内
歯の数よりつ少ないN個の外歯が設けられることが通常
で、したがって星形部材23はリング部材19に関して軌道
運動および回転運動することができる。リング部材19と
星形部材23との相対的な軌道運動および回転運動によ
り、当該技術において良く知られるように、複数の膨張
流体容積室25および複数の収縮流体容積室27が形成され
る。
第1図において、星形部材23は複数の内歯スプライン29
を形成しており、このスプライン29は主駆動シャフト33
の一端に形成された組をなす中高外歯スプライン31に係
合する。主駆動シャフト33の他端部に別の組の中高外歯
スプライン35が配置されており、このスプライン35は所
定形状の回転出力、たとえばシャフトまたはホイールハ
ブにより形成される別の組の内歯スプラインに係合する
ようになっている。良く知られるように、本発明が関連
するタイプのゲロータモータは、米国特許第4,343,600
号明細書に示されるように、適切なベアリングにより支
持される回転出力シャフトを包含しているが、本発明は
特定の形態の出力シャフトに限定されるものではないこ
とは明らかであろう。本質的な点は、装置が星形部材23
の回転運動を伝達できる所定形態のシャフト手段を包含
することである。
実施例において、リング部材19は7つの内歯を包含し、
かつ星形部材23は6つのの外歯を包含していることか
ら、当該技術において良く知られるように、星形部材23
の6旋回によりその一回転が達成されるとともに、主駆
動シャフト33の出力端が一回転することになる。
第1図と共に第2図において、端部キャップ部材17は流
体流入ポート37および流体流出ポート39を備えている。
端部キャップ部材17は端面41を有しており、端面41は星
形部材23の端面42(第1図参照)に摺動シール係合する
と共に、ゲロータ・ギアセット15に隣接して配置されて
いる。端面41は第1流体圧力室43を形成しており、この
圧力室43は通路45により流体流入ポート37に流体連通状
態にある。端面41はさらに環状の第2流体圧力室47を形
成しており、この第2流体圧力室47は第1流体圧力室43
と同心に配置されていることが好ましい。第2流体圧力
室47は通路49により流体流出ポート39に流体連通状態に
ある。
さらに、端部キャップ部材17の端面41は、複数の定置バ
ルブ通路51を形成しており、これは「タイミングスロッ
ト」とも言われている。実施例において、各バルブ通路
は、一般に、ミル加工され、円周方向にほぼ等間隔で放
射状に配置されるスロットから構成されており、各スロ
ットはゲロータ・ギアセット15により形成される容積室
の隣接するもの、すなわち膨張流体容積室25または収縮
流体容積室27に対して常時流体連通状態にあるように配
置されている。バルブ通路51は第2図に示されるよう
に、第1,第2流体圧力室43および47に対して同心をなす
ほぼ環状のパターンで配置されることが好ましい。良く
知られるように、バルブ通路51は種々の別の形状を有す
ることができるが、ここでは通路51は説明を容易にする
ため概略四角形であるように示されている。
前記米国特許3,825,376号明細書におけるものとは異な
り、容積室25,27と直接流体連通状態にある通路が、
「定置バルブ部材」、ここでは端部キャップ部材17の一
部であることが、本発明の重要な特徴である。その結
果、各容積室はそれぞれに常時流体連通状態にある1つ
の定置バルブ通路を備えており、常時、2つ以上の容積
室が流体を転換させる状態とならないように構成されて
いる。
したがって、ここに示される6−7ゲロータ型のものに
おいては、常時3つの容積室が流入ポート37と連通状態
にあると共に、常時3つの容積室が流出ポート39と連通
状態にある。この構成によりトルク波動および容積室内
の流体トラッピングが低減される。ここに記載された特
徴は、一般的にゲロータモータ用の低速転換バルブ技術
において良く知られているものである。
しかし、本発明より以前は、マニホルドバルブ作用およ
び転換バルブ作用がゲロータ星形部材と隣接端部キャッ
プとの間の端面において発生するというバルブ・イン星
形ゲロータモータを開示するものはなかった。このゲロ
ータモータによって、各容積室に開口する連続連通状態
をもたらす定置バルブポートまたは通路は形成されるこ
とになる。
第1図と共に第3図において、複数の外歯を有する星形
部材23を詳細に説明する。本発明の本質的な特徴ではな
いが、星形部材23が2つの別部品の組立体からなること
が好ましい。実施例においては、星形部材23は2つの別
体の粉末金属(PM)部品からなり、外歯を備える主部品
53と、インサート体またはプラグ55とを包含している。
主部分53およびインサート体55は協働して、後述する種
々の流体領域、通路およびポートを形成している。
星形部材23は中央部に第1マニホルド領域57を形成して
おり、このマニホルド領域57は圧力室43と常時流体連通
状態にある。マニホルド領域57と同心に第2マニホルド
領域59が設けられると共に、環状の圧力室47と常時流体
連通状態にある。星形部材23の端面42には、一組の流体
ポート61と、この流体ポート61と交互に配置される一組
の流体ポート63とが形成されている。各流体ポート61は
流体通路65(第3図には一つのみ示されている)によ
り、第1マニホルド領域57と常時流体連通状態にあるの
に対して、各流体ポート63は通路67(第3図にはその一
つのみ示されている)により、第2マニホルド領域59と
常時流体連通状態にある。
良く知られるように、好ましい本実施例においては、7
つの内歯21が設けられているから、7つのバルブ通路51
を有している。すなわち、N個の外歯に対してN+1個
のバルブ通路が設けられる。さらに、星形部材23には6
つの外歯が設けられているから、6つの流体ポート61お
よび6つの流体ポート63が設けられている。説明のため
に圧力流体が流入ポート37に連通されるものとすると、
通路45、端部キャップ17により形成される圧力室43、お
よび星形部材23により形成される中央部マニホルド領域
57も高圧になる。マニホルド領域57の高圧流体は複数の
通路65を介して各流体ポート61に連通されている。
良く知られるように、星形部材23がリング部材19に相対
的に軌道運動および回転すると、組をなす6つの流体ポ
ート61は低速転換バルブ作用において、バルブ通路51に
係合される。その結果、流体ポート61および通路51間に
おいてのみ連通状態がもたらされ、瞬間的に膨張流体容
積室25を流体連通状態になる。同時に、低圧排出流体を
収縮流体容積室27から、これと瞬間的に連通するバルブ
通路51を介して連通され、それから排出流体は、排出流
体を受容する特定のバルブ通路51と連通状態にある流体
ポート63内へ流入する。それから排出流体は各通路67を
介して第2マニホルド領域59へ流動するようになってお
り、この場合前記マニホルド領域59は星形部材23の軌道
運動および回転運動中に、第2流体圧力室47と常時流体
連通状態に維持されている。それから排出流体は室47か
ら通路49を介して、流体流出ポート39へ流動する。
再び第1図において、シャフトハウジング部分13が凹所
71を形成しており、凹所71内に圧力平衡プレート73が着
座されている。平衡プレート73は複数の開口75を形成し
ており、各開口は容積室25または27の一つに連通してい
る。各開口75は、プレート73のゲロータ・ギアセットの
反対側に配置された圧力平衡凹所77と連通している。上
記した部品71〜77は説明を確実なものにするため述べら
れたもので、圧力平衡はゲロータモータの技術分野にお
いて一般に良く知られたことであり、かつ本発明の本質
的部分ではないから、圧力平衡プレート73または圧力平
衡凹所77のサイズまたは形状に関する詳細な説明は省略
する。
圧力平衡プレート73は、星形部材23を軸方向に「平衡状
態」(星形部材23に作用する流体圧力が両方向から作用
させるつまりほぼ同一)となるように利用されるか、ま
たは圧力平衡プレート73が星形部材23を、端部キャップ
部材17の端面41に緊密にシール係合するように「過度平
衡化」するために利用されることは明らかであろう。
この明細書の従来の技術で述べたように、本発明により
形成されたバルブ内蔵型・星形ゲロータモータが比較的
高圧の適用例に適するものであることが、本発明の重要
な特徴である。良く知られるように、高圧において利用
されるモータにおいて、バルブを圧力平衡化または過度
に圧力平衡を失わせることができることは重要である。
したがって、米国特許第4,411,606号明細書に示される
モータと異なり、本発明のモータがゲロータの一端と隣
接端部キャップとの相互界面に生じる、マニホールドバ
ルブ作用および転換バルブ作用の両方を備えていること
が、本発明の重要な特徴である。その結果、星形部材の
軸方向他端部はバルブ作用には包含されないから、その
星形部材23の他端面に隣接してある種の圧力平衡装置を
配置することができる。したがって、一つの圧力平衡プ
レート73が高圧流体が作用する状態で、通常は星形部材
の端面に隣接して存する流体の漏出間隙を実質的に除去
すると同時に、端部キャップ部材17の隣接面に対する星
形部材の所望圧力平衡レベルを達成している。
第4および5図において、星形部材23の別の、そして良
好であろうと考えられる他の実施例が示されており、そ
こでは第3図の実施例に示されるのと同一または機能的
に同等の要素は(′)を付けた同一参照番号が付与され
ている。星形部材23′は中央部マニホルド領域57′を形
成しており、これと同心に、環状に配列された複数のマ
ニホルド領域59′が配置されている。したがって、マニ
ホルド領域(59または59′)が「環状」であると言われ
た場合は、全体的な形状を言っているのであるが、マニ
ホルド領域(59または59′)が連続であることは、本発
明の本質的特徴ではない。
星形部材23′の端面42′は、一組の流体ポート61′およ
びそれと交互に一組の流体ポート63′を形成している。
各流体ポート61′は流体通路65′によりマニホルド領域
57′と、常時流体連通状態にあり、また各流体ポート6
3′は通路67′により、マニホルド領域59′の一つと常
時流体連通状態にある。
第6〜8図の別の実施例 第6図において、本発明の貫通シャフト型モータに適用
された別の実施例が示されている。第6〜8図の実施例
において、第1〜5図におけるものと機能的に同等の要
素は、100を付加した同一数字を付与されている。第6
図に示されるように、この実施例のモータはゲロータ・
ギアセット115およびその側部に隣接配置される一対の
実質的に同一の端部キャップ部材117を包含している。
第6図と共に第8図において、この実施例のゲロータ・
ギアセットは内歯リング部材119を備えており、リング
部材119内に外歯星形部材123が偏心して配置されてい
る。リング部材119に対する星形部材123の軌道運動およ
び回転により複数の膨張流体容積室125および複数の収
縮流体容積室127が形成される。星形部材123は複数の内
歯スプライン129を形成しており、このスプライン129は
出力シャフト181のほぼ中間に形成された一組の外歯ス
プライン131に係合しており、ここで出力シャフト181は
各端部キャップ部材117を通して軸方向外方へ延長して
いることから、この種のモータは「貫通シャフト」型モ
ータと呼ばれる。一般に明らかなように、外スプライン
131より多くの内歯スプライン129が設けられていること
から、星形部材123が一回転すると、出力シャフト181は
一回転より少し多く回転することになる。しかし、第6
〜8図に示されるタイプのモータは、やはり低速高トル
ク型モータと考えられる。
第6図と共に第7図において、端部キャップ部材117の
一つが詳細に説明されており、この説明が他方の端部キ
ャップ部材117にも同様に適用できることは明らかであ
ろう。第7図において、端部キャップ部材117は流体流
入ポート137を包含しており、このポート137は通路145
により環状の流体圧力室143と連通している。
端部キャップ部材117の端面141は複数の定置バルブ通路
151を形成しており、第6〜8図の実施例においては、
ゲロータ・ギアセット115が11個の容積室を包含するこ
とから、11個のバルブ通路151を包含している。第1〜
5図の実施例におけるのと同様に、バルブ通路151は、
環状の流体圧力室143の周囲に同心をなす環状パターン
で配置されることが好ましい。
第6図と共に第8図において、星形部材123は環状のマ
ニホルド領域157を形成しており、このマニホルド領域1
57は星形部材123が軌道運動および回転する時、環状の
流体圧力室143と常時流体連通状態にある。星形部材123
の端面は一組の流体ポート161を形成しており、実施例
においては星形部材123の10の外歯に対応して、10の流
体ポート161が設けられている。各流体ポート161は通路
165(その一つが第8図に示されている)により、マニ
ホルド領域157と常時流体連通状態にある。
運転にあたり、圧力流体が流入ポート137に連通される
と、通路145、環状の流体圧力室143、および環状のマニ
ホルド領域157が高圧状態になる。この高圧はそれから
各通路165を介して、各流体ポート161へ供給される。第
1〜5図の実施例において説明したように、任意の時点
において、膨張流体容積室125と連通状態にあるバルブ
通路151のみが、流体ポート161と流体連通状態にある。
したがって、高圧は各膨張流体容積室125に供給され
る。同時に、各収縮流体容積室127はその各バルブ通路1
51を介して流体ポート163に連通し、各ポート163は流体
通路167を介して同心マニホルド領域159と連通してい
る。マニホルド領域159は環状の流体圧力室147と常時流
体連通状態にあり、また圧力室147は通路149により流体
流出ポート139と連通している。
すべてのマニホルドバルブ作用およびすべての転換バル
ブ作用が、ゲロータ星形部材と端部キャップの隣接面と
の相互間連面において達成され得る点が、本発明の重要
な特徴である。その結果、本発明は第1〜5図の実施例
のような比較的高圧のモータに有用に適用することがで
き、その場合、流入および流出流体に対するマニホルド
バルブ作用および転換バルブ作用は、同一相互関連面に
おいて達成される。
また、本発明は第6〜8図の実施例におけるように、貫
通シャフト型モータにも適用でき、その場合、流入流体
に対するマニホルドおよび転換バルブ作用は星形部材の
一端において発生し、また流出流体に対するマニホルド
および転換バルブ作用は、星形部材の他端において発生
するようになっている。
(発明の効果) 本発明によれば、回転する星形部材の一端面が定置バル
ブ通路を有する端部キャップ部材の隣接面に対して摺動
シール係合状態にあり、これらの当接した端面間でマニ
ホルド作用および転換バルブ作用を生じさせることがで
き、端部キャップ部材の各バルブ通路は星形部材の膨張
流体容積室および収縮流体容積室の1つに常時流体連通
するようにしたので、バルブのタイミング誤差を防止し
て流体ポートから流出ポートへの流体の排出を安定確実
なものとし、モータ出力トルクの過度の変動をなくすこ
とができる。
また、星形部材の軸方向他端部はバルブ作用に利用され
ないからこの部分に隣接してある種の圧力平衡手段を配
置することができ、この圧力平衡手段により、高圧流体
が作用する状態であっても星形部材の端面に隣接して存
する流体の漏出間隙を実質的に除去するとともに星形部
材の所望圧力平衡レベルを達成できる。
したがって、本発明の装置は比較的高圧の適用が可能と
なり、バルブ作用を適正に行なえる低速高トルクのゲロ
ータモータとしての使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る低速高トルク型ゲロータモータを
示す軸方向断面図である。 第2図は第1図の2−2線に沿う端部キャップ部材の面
を同一スケールで示す横断面図である。 第3図は第1図の3−3線に沿う、端部キャップに隣接
するゲロータ・ギア組の端面を示す横断面図である。 第4図は本発明により形成されたゲロータ星形の良好な
実施例を示す、第3図と同様の拡大平面図である。 第5図は第4図の5−5線に沿う軸方向断面図である。 第6図は本発明の貫通シャフト型実施例の軸方向断面図
である。 第7図は第6図の7−7線に沿う、端部キャップ部材の
面を示す横断面図である。 第8図は第6図の8−8線に沿う、ゲロータ・ギアセッ
トの端面を示す横断面図である。 15……ゲロータ・ギアセット 17……端部キャップ部材 19……リング部材 21……円筒ローラ部材 23……星形部材 25……膨張流体容積室 27……収縮流体容積室 29,31……スプライン 33……シャフト 37……流入ポート 39……流出ポート 42……星形部材端面 43……第1流体圧力室 47……第2流体圧力室 51……バルブ通路 57……第1マニホルド領域 59……第2マニホルド領域 61……第1組の流体ポート 63……第2組の流体ポート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流入ポート(37)および流体流出ポー
    ト(39)を形成する端部キャップ部材(17)を含むハウ
    ジングと、 前記ハウジングに連結され、内歯リング部材(19)と、
    該リング部材(19)内に偏心して配置されN個の外歯を
    有する星形部材(23)とを含むゲロータ・ギアセット
    (15)とを備え、 前記リング部材と星型部材の一方が、これらの他方の部
    材に関して相対的に軌道を描いて回り、かつ前記星形部
    材が前記リング部材とハウジングに対して回転し、前記
    リング部材の内歯(21)と前記星形部材の外歯が相互に
    係合して、前記相対的な軌道運動および回転運動中にN
    +1個の膨張流体容積室(25)および収縮流体容積室
    (27)を形成するようになっており、 さらにシャフト手段(33)及び前記星形部材の回転運動
    を前記シャフト手段に伝達する装置(29,31)とを含
    み、 前記端部キャップ部材(17)が、前記流体流入ポートお
    よび流体流出ポートのいずれか一方と常時流体連通状態
    にある第1流体圧力室(43)と、前記流入ポートおよび
    流体流出ポートの残りの他方と常時流体連通状態にある
    第2流体圧力室(47)を形成すると共に、前記第2流体
    圧力室が前記第1流体圧力室を包囲しており、 前記星形部材は、前記第1流体圧力室と常時流体連通状
    態にある第1マニホルド領域(57)と、前記第2流体圧
    力室(47)と常時連通状態にある第2マニホルド領域
    (59)とを形成し、さらに、前記星形部材の端面(42)
    には、前記端部キャップ部材が対向配置され、かつ前記
    端面は第1組(61)および第2組(63)の流体ポートを
    形成し、前記第1組の流体ポートが、前記第1マニホル
    ド領域(57)と常時流体連通状態にあると共に、前記第
    2組の流体ポート(63)が前記第2マニホルド領域(5
    9)と常時流体連通状態になっている回転流体圧力装置
    において、 (a) 前記第2マニホルド領域(59)は、ほぼ環状で
    あると共に、前記第1マニホルド領域(57)を包囲して
    おり、 (b) 前記星形部材の端面(42)は、前記端部キャッ
    プ部材の隣接面(41)に対して摺動シール係合状態にあ
    り、 (c) 前記端部キャップ(17)の隣接面(41)には、
    N+1個のバルブ通路(51)が、円周方向にほぼ等間隔
    で放射状に配置され、前記バルブ通路(51)の各々は、
    前記膨張流体容積室(25)または収縮流体容積室(27)
    のいずれか1つに連通し、 (d) 前記星形部材の端面において周回りに交互に配
    置された前記第1,第2組の流体ポート(61,63)は、前
    記星形部材の端部キャップ(17)に対する相対回転運動
    により前記バルブ通路(51)に対して順次対面して流体
    連通状態を形成すること、 を特徴とする回転流体圧力装置。
  2. 【請求項2】第1組の流体ポート(61)が、星形部材内
    に全体的に配置された第1の複数の流体通路(65)によ
    り、第1マニホルド領域(57)と流体連通状態であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の回転流体
    圧力装置。
  3. 【請求項3】第2組の流体ポート(63)が、星形部材に
    より形成される第2の複数の流体通路(67)により、前
    記第2マニホルド領域(59)と流体連通状態であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の回転流体圧
    力装置。
  4. 【請求項4】端部キャップ(17)の隣接面(41)により
    形成される、N+1個のバルブ通路(51)が第2流体圧
    力室(47)の周囲にほぼ同心状態で環状に配置されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の回転
    流体圧力装置。
  5. 【請求項5】星形部材(23)の端面(42)により形成さ
    れる各第1組(61)および第2組(63)の流体ポート
    が、複数Nの流体ポートを備えていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の回転流体圧力装置。
  6. 【請求項6】星形部材(23)が第2の軸方向に対向する
    端面を包含し、かつハウジング(13)が、第2端面にシ
    ール係合して配置された圧力平衡手段(73)を備えてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の回転
    流体圧力装置。
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