JPH078515Y2 - 作業機への給電用コード巻取装置 - Google Patents

作業機への給電用コード巻取装置

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JPH078515Y2
JPH078515Y2 JP2127490U JP2127490U JPH078515Y2 JP H078515 Y2 JPH078515 Y2 JP H078515Y2 JP 2127490 U JP2127490 U JP 2127490U JP 2127490 U JP2127490 U JP 2127490U JP H078515 Y2 JPH078515 Y2 JP H078515Y2
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修 鈴木
豊 篠崎
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は特に紡績工場で作業を行う作業機と運搬車とを
電気的に接続する給電用コードの巻取り、繰り出しのた
め運搬車に装備される給電用コード巻取装置に関するも
のである。
[従来の技術] 一般に紡績工場においては多数の紡機機台が平行に設置
されており、紡機機台で必要な菅替え、粗糸替え等の作
業を自走式の作業機で行わせる場合には、一台の作業機
が多数台の紡機機台の作業を受持つようになっている。
例えば、リング精紡機の菅替機の場合には第7図に示す
ように、精紡機機台41の側方に精紡機機台41と直交する
方向に敷設されたレール42上を移動する運搬車43に菅替
機44が搭載された状態で菅替を必要とする精紡機機台41
と対応する位置まで運搬され、当該位置からは菅替機44
自身に装備された駆動機構で精紡機機台41に沿って移動
して所定の作業を行う。そして、この種の菅替機44にお
いては、例えば実開昭50−34524号公報に開示されてい
るように、菅替機44は給電用コード45を介して運搬車43
に電気的に接続され、該給電用コード45から電力を得て
駆動機構あるいは菅替機構が作動されるようになってい
る。
そして、運搬車43には菅替機44が搭載位置から離れた場
合その移動に従って給電用コード45を繰り出し、あるい
は巻取る給電用コード巻取装置が装備されている。この
種の給電用コード巻取装置は菅替機(作業機)が運搬車
43から離れる方向へ走行する際には給電用コード45が菅
替機44の力によりコードリールから引出され、菅替機44
が運搬車43側へ移動する際にはコードリールが積極的に
回転駆動されて給電用コード45の巻取りが行われるよう
になっている。従って、コードリールの積極回転が菅替
機44の走行状態に対応して行われないと給電用コード45
に無理な張力が加わったり、給電用コード45が弛み過ぎ
て菅替機44の車輪に轢かれることによる、給電用コード
45の切断事故が発生する。この不都合を解消するため、
従来は例えば特開昭58−76531号公報等に開示されてい
るように、運搬車43と菅替機44との間に信号線が設けら
れるとともに、菅替機44側から運搬車43に対して菅替機
44の走行方向が伝達され、その信号に基いて給電用コー
ド巻取装置がコードリールを積極回転駆動状態とコード
引出し状態とに切換えるようになっていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前記信号線を使用して菅替機44の走行方向を
運搬車43に伝達する方法では、信号線の断線等のトラブ
ルにより菅替機44からの戻り走行信号が発信されない場
合には菅替機44が戻り走行状態にあるにもかかわらず給
電用コード45の積極的な巻取りが行われず、給電用コー
ド45に過度の弛みが発生して菅替機44による給電用コー
ド45の轢断事故が発生するという問題がある。
本考案は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は作業機の走行状態を運搬車側において直接判
断でき、作業機の走行状態に対応してコードリールの巻
取り方向への駆動トルクを最適状態に切換えることがで
きる作業機への給電用コード巻取装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本考案においては、運搬車と
給電用コードを介して電気的に接続された状態で作業位
置と運搬車搭載位置との間を往復動する作業機を搭載し
て移動する運搬車に装備された給電用コード巻取装置に
おいて、作業機が運搬車から離れた状態ではコードリー
ルに対して常にコード巻取り方向への駆動トルクを伝達
するとともにその駆動トルクの強弱切換可能な機構を設
け、コードリールの回転に基づいてその回転方向を検出
する検出手段を運搬車に設け、該検出手段の検出信号に
基づいて前記駆動トルクの強弱な切換える切換手段を設
けた。
[作用] 本考案の装置では、作業機が作業のため運搬車から離れ
た状態ではコードリールに対して常にコード巻取方向へ
の駆動トルクが作用する。作業機の停止状態及び作業機
が運搬車から離れる方向へ移動する際には前記駆動トル
クが弱い状態に保持され、作業機が運搬車側へ移動する
際には駆動トルクが強い状態に切換えられる。停止状態
では給電用コードが弱い力で巻取側に引張られているた
め、作業機が停止状態から運搬車側へ移動するとコード
リールが駆動トルクにより巻取り側に回動され、運搬車
から離れる方向へ移動するとコードリールが作業機の力
により繰り出し側に回動される。そして、コードリール
の回転方向が検出手段により検出され、駆動トルクが作
業機の移動方向に対応した最適状態に切換られる。従っ
て、作業機が運搬車から離れる方向へ移動する際には給
電コードが作業機の移動に伴い適度な張力が掛かった状
態で引出され、作業機が運搬車側へ移動する際には作業
機の移動に伴い給電用コードが確実に巻取られる。
[実施例] 以下、本考案を具体化した一実施例を第1〜4図に従っ
て説明する。第1,2図に示すように紡機機台1の側方に
レール2が紡機機台1の長手方向と直交する方向に敷設
され、紡機機台で作業を行う作業機3を搭載して作業を
必要とする紡機機台1と対応する位置に作業機3を運搬
する運搬車4が前記レール2上に走行可能に設けられて
いる。作業機3と運搬車4とは作業機3の走行用モータ
あるいは作業装置の駆動機構を駆動する駆動用モータ
(いずれも図示せず)に電力を運搬車4側から供給する
ための給電用コード5を介して電気的に接続されてい
る。運搬車4には給電用コード巻取装置6が設けられて
いる。
第2図に示すように給電用コード巻取装置6は一対の軸
受7間に回転軸8が支承され、モータ9の回転が巻掛け
伝動機構10を介して回転軸8の中央に伝達されるように
なっている。回転軸8にはコードリール11a,11bが支承
され、コードリール11a,11bの外側部にパウダークラッ
チ12a,12bが設けられ、パウダークラッチ12a,12bを介し
て回転軸8の回転がコードリール11a,11bに伝達され
る。パウダークラッチ12a,12bはその励磁状態が強弱2
段階に切換可能に構成され、励磁力が強の状態ではコー
ドリール11a,11bを強いトルクで作業機3の走行速度と
ほぼ等しい速度で巻取るこが可能となり、励磁力が弱い
状態では給電用コード5の弛みを吸収する程度の弱いト
ルクがコードリール11a,11bに作用するようになってい
る。コードリール11a,11bのフランジの外面にはそれぞ
れ4個のドッグ13a,13bが90度の位相差で突設されてい
る。又、各コードリール11a,11bのドッグ13a,13bの通過
軌跡と対応する所定位置にはドッグ13a,13bを検知する
第1センサS1及び第2センサS2が配設されている。ドッ
グ13a,13b及び両センサS1,S2によりコードリール11a,11
bの回転方向を検出する検出手段が構成されている。
又、運搬車4には前記両センサS1,S2の出力信号を入力
するとともにその信号に基いてコードリール11a,11bの
回転方向を判断し、その判断結果を基いて前記パウダー
クラッチ12a,12bに対し励磁状態の強弱指令信号を出力
する制御装置14が設けられている。パウダークラッチ12
a,12b及び制御装置14によりコードリール11a,11bに対す
る駆動トルクの強弱を切換える切換手段が構成されてい
る。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。作
業機3が作業を必要とする紡機機台1と対応する位置ま
で運搬車4がレール2上を移動して所定位置で停止した
後、モータ9の駆動が開始されるとともにパウダークラ
ッチ12a,12bが弱い励磁状態でオンとなり、次いで作業
機3が紡機機台1側へ向かって走行を開始する。制御装
置14は両センサS1,S2の出力信号に基づきコードリール1
1a,11bが巻取り方向に回転された際にはパウダークラッ
チ12a,12bに対して強励磁の指令を出力し、コードリー
ル11a,11bが停止状態あるいは給電用コード5の繰り出
し方向に回転された際にはパウダークラッチ12a,12bに
対して弱励磁の指令を出力する。
停止状態から作業機3が運搬車4から離れる方向へ走行
すると、給電用コード5は作業機3の走行に伴いコード
リール11a,11bから引出される。この時コードリール11
a,11bが繰り出し方向(第1図の時計方向)に回転さ
れ、第1センサS1及び第2センサS2が順次ドッグ13a,13
bを検出して、両センサS1,S2から検出信号A,Bが第4図
(a)に示すように制御装置14に出力される。作業機3
は所定速度で走行するので所定時間t1内に第4図(a)
に示す信号すなわち第1センサS1、第2センサS2の順に
所定間隔でドッグ検出信号が制御装置14に入力された場
合には、制御装置14は作業機3が運搬車4から離れる方
向へ移動していると判断してパウダークラッチ12a,12b
に弱励磁の指令が出力され、弱励磁の状態が保持され
る。
作業機3は間欠的に所定作業位置で停止して作業を行
い、作業終了後再び走行を開始する。作業機3が停止す
ると給電用コード5の繰り出しが停止され、制御装置14
への検出信号は第4図(c)又は第4図(d)に示すよ
うになり、制御装置14には所定時間t1内に両センサS1,S
2からの検出信号が入力されず、制御装置14は作業機3
が走行を停止したと判断する。そして、給電用コード5
の弛みを吸収するため所定時間パウダークラッチ12a,12
bに強励磁の指令信号が出力されてコードリール11a,11b
に対する駆動トルクが強の状態に保持された後、弱励磁
の指令信号が出力されて駆動トルクが弱の状態に保持さ
れる。作業機3が運搬車4から離れる方向へ移動してい
る状態から停止した時は給電用コード5が弛むことはな
いが、運搬車4側へ移動している状態から停止した時は
給電用コード5が弛む場合があるので、前記のように給
電用コード5の弛み吸収のため一時的にパウダークラッ
チ12a,12bが強励磁状態に保持される。
一方、作業機3が停止状態から運搬車4側へ走行を開始
すると、給電用コード5に弛みが生じてコードリール11
a,11bが弛みを吸収する方向すなわち第1図の反時計方
向に回転される。この時、まず第2センサS2がドッグ13
a,13bを検出して検出信号Bが出力され、続いて第1セ
ンサS1がドッグ13a,13bを検出して検出信号Aが出力さ
れるので、制御装置14には第4図(b)に示すような信
号が入力される。所定時間t1内にこの信号が入力される
と、制御装置14は作業機3が運搬車4に近付く方向へ走
行を開始したと判断してパウダークラッチ12a,12bに対
して強励磁の指令信号を出力し、パウダークラッチ12a,
12bが強励磁状態に保持される。これによりコードリー
ル11a,11bが給電用コード5を作業機3の走行速度とほ
ぼ等しい速度で巻取るように駆動され、作業機3が運搬
車4側へ移動しても弛んだ状態の給電用コード5が作業
機3の車輪に轢かれて切断されるという事故が確実に回
避される。
コードリール11a,11bの回転が停止した際、ドッグ13a,1
3bが両センサS1,S2の間に位置する状態で停止する場合
がある。この状態から作業機3の走行に伴ってコードリ
ール11a,11bが回転を開始した場合には、作業機3が運
搬車4から離れる方向へ走行を開始すると制御装置14に
は第4図(e)の信号が入力され、運搬車4側へ走行を
開始すると制御装置14には第4図(f)の信号が入力さ
れる。従って、両センサS1,S2からの検出信号A,Bの出力
順のみで前記と同様にコードリール11a,11bの回転方向
を判断すると間違った判断がなされるが、所定時間t1内
には回転方向を正確に判断する信号が制御装置14に入力
されるので支障はない。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、第5図に示すようにセンサSを1個設けるとと
もに、コードリール11a,11bには2個連続配置されたド
ッグ15と単独のドッグ15とが所定間隔で配置された構成
を採用してもよい。この場合にはセンサSからは第4図
(a),(b)に示す信号に対応する信号として第6図
(a),(b)に示す検出信号Cが出力され、その信号
によりコードリール11a,11bの回転方向が正確に判別さ
れる。又、ドッグの数を適宜変更したり、コードリール
11a,11bにドッグを設ける代わりに透孔を形成するとと
もにセンサに光電センサを使用したり、コードリール11
a,11bの回転方向を検出する検出手段としてロータリエ
ンコーダを設けてもよい。又、作業機3が走行を停止し
たと判断した場合、給電用コード5の弛みを吸収するた
め所定時間パウダークラッチ12a,12bに強励磁の指令信
号を出力せずに弱励磁の指令信号を出力するようにして
もよい。さらには、パウダークラッチに代えて他の流体
クラッチを使用するとともに駆動トルクの強弱切換えを
モータ9の回転速度を変更することにより行う構成を採
用したり、各コードリール11a,11bを独立のモータ9で
それぞれ駆動する構成を採用してもよい。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、運搬車側において
作業機の走行状態が直接検出されて給電用コード巻取装
置が駆動されるため、信号線を経由して作業機から運搬
車へ作業機の走行状態を伝達する従来装置に比較して信
頼性が高くなり、又、給電用コードの引出し及び巻取り
が常に適性張力状態で行われるので給電用コードの寿命
も伸びる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案を具体化した一実施例を示すもので
あって、第1図は作業機と運搬車の関係を示す概略側面
図、第2図は給電用コード巻取装置の概略平面図、第3
図は作用を説明するフローチャート、第4図(a)〜
(f)はセンサからの出力信号を示す図、第5図は変更
例の要部概略側面図、第6図(a),(b)は変更例に
おける第4図(a),(b)に対応する図、第7図は従
来装置の概略平面図である。 作業機3、運搬車4、給電用コード5、モータ9、コー
ドリール11a,11b、駆動トルクの強弱切換手段を構成す
るパウダークラッチ12a,12b及び制御装置14、検出手段
を構成するドッグ13a,13b,15,第1センサS1,第2センサ
S2,センサS、所定時間t1。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運搬車と給電用コードを介して電気的に接
    続された状態で作業位置と運搬車搭載位置との間を往復
    動する作業機を搭載して移動する運搬車に装備された給
    電用コード巻取装置において、作業機が運搬車から離れ
    た状態ではコードリールに対して常にコード巻取り方向
    への駆動トルクを伝達するとともにその駆動トルクの強
    弱切換可能な機構を設け、コードリールの回転に基づい
    てその回転方向を検出する検出手段を運搬車に設け、該
    検出手段の検出信号に基づいて前記駆動トルクの強弱を
    切換える切換手段を設けた作業機への給電用コード巻取
    装置。
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