JPH0785284B2 - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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JPH0785284B2
JPH0785284B2 JP1227960A JP22796089A JPH0785284B2 JP H0785284 B2 JPH0785284 B2 JP H0785284B2 JP 1227960 A JP1227960 A JP 1227960A JP 22796089 A JP22796089 A JP 22796089A JP H0785284 B2 JPH0785284 B2 JP H0785284B2
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正人 作井
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Mitsubishi Electric Corp
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、磁気再生装置に関し、特に、再生されたFM
信号の復調によって得られる映像信号のS/N比の改善に
関する。
[従来の技術] 第6図は、従来のビデオテープレコーダ(VTRという)
の再生回路を示すブロック図である。第6図を参照し
て、この再生回路は、ビデオテープ15上に記録された信
号を再生するためのヘッド16と、ヘッドアンプ17と、FM
AGC回路13と、FMイコライザ14と、ダブルリミッタ回路1
8と、FM復調回路19と、ローパスフィルタ20と、ディエ
ンファシス回路21と、ノイズキャンセラ回路22と、ピク
チャコントロール回路23と、クロマ混合回路24とを含
む。
動作において、ヘッド16によりビデオテープ15から再生
された信号はヘッドアンプ17により増幅された後FMAGC
回路13に与えられる。FMAGC回路13は、複数のヘッドか
ら得られる再生信号間に生じた信号のアンバランスを調
整するために、各信号のゲインを制御する。FMAGC回路1
3の出力信号はFMイコライザ14に与えられる。FMイコラ
イザ14は再生されたFM映像信号が有する位相および周波
数特性上の歪を補正した後、補正した信号をダブルリミ
ッタ回路18に与える。ダブルリミッタ回路18の出力信号
はFM復調回路19に与えられ、FM復調された信号がローパ
スフィルタ20に与えられる。ローパスフィルタ20は不要
となったFMキャリア信号成分を除去し、次段のベースバ
ンド処理回路に与える。ベースバンド処理回路は、ディ
エンファシス回路21と、ノイズキャンセラ回路22と、ピ
クチャコントロール回路23とを含む。ベースバンド処理
された信号はクロマ混合回路24に与えられ、クロマ信号
と混合することによってビデオ信号が得られる。
[発明が解決しようとする課題] 一般に、ビデオテープを繰返し再生すると、減磁作用に
より再生信号(特にその上側波帯信号成分)のレベルが
減少し、したがって再生信号のS/N比が低下する。すな
わち、減磁された磁気テープ15から得られるヘッドアン
プ17の出力信号レベルが低下し、また、キャリア対ノイ
ズ(C/N)比が小さくなり、その結果FM復調後のS/N比が
低下していた。
これに対処するため、たとえばFMイコライザ14の利得を
予め高い値に設定しておくと、再生信号のレベルが低い
場合には復調信号のS/N比を改善することができるが、
再生信号のレベルが高い場合には上側波帯信号成分が強
調され過ぎることになり復調信号のS/N比が低下してい
た。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされ
たもので、磁気再生装置において、磁気媒体の減磁状態
に起因する再生されたFM信号のレベルに単純に影響され
ることなく結果としてS/N比の良い復調映像信号を得る
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる磁気再生装置は、磁気媒体上に記録さ
れた周波数変調されたFM信号を再生する再生手段、前記
再生手段によって再生されたFM信号の最小キャリア周波
数成分信号の再生レベルを検出する検出手段、前記検出
手段によって検出された再生レベルと予め定められた基
準レベルとを比較する比較手段、前記検出手段と並設さ
れ、前記再生手段によって再生されたFM信号の最大キャ
リア周波数成分信号を強調して増幅する利得制御可能な
増幅手段、前記増幅手段から出力されたFM信号の最大キ
ャリア周波数近傍の周波数の信号の位相を補正する補正
手段、前記補正手段から出力されたFM信号を復調する復
調手段、および前記比較手段の比較結果に基づいて、前
記増幅手段の利得を制御する制御手段を含むことを特徴
としている。
[作用] この発明における磁気再生装置では、FM再生信号の最小
キャリア周波数成分信号の再生レベルと予め定めた基準
レベルとを比較し、比較結果によって磁気媒体の減磁状
態を判断し、それに応じた利得でFM再生信号の最大キャ
リア周波数成分信号を増幅する。しかも、そのようにし
て得られたFM再生信号の最大キャリア周波数の近傍の周
波数の位相を正しく補正するので、磁気媒体の減磁状態
に起因する再生FM信号のレベルに惑わされることなく、
つまり関係なく、良好なS/N比を有する復調映像信号
を、復調後の映像信号の色相に変化を与えないで得るこ
とができる。
[発明の実施例] 第1図は、この発明の一実施例を示すVTRの再生回路を
示す回路ブロック図である。第1図を参照して、第6図
に示された従来の回路と比較して異なる点は、FMイコラ
イザ回路として増幅回路部70および位相回路部80が設け
られ、これに加えて再生レベルに応答して増幅回路部70
を制御するための再生レベル検出回路90が設けられてい
ることである。
第2図は、第1図に示した再生レベル検出回路90の一例
を示す回路図である。第2図を参照して、この再生レベ
ル検出回路は、ヘッドアンプ17から再生されたFM映像信
号を受けるように接続された増幅回路部3と、結合キャ
パシタ47を介して増幅回路部3の出力に接続された積分
回路部4と、積分回路部4の出力に接続された比較回路
部5とを含む。
動作において、再生FM映像信号が抵抗30を介して第1段
目の増幅器を構成するnpnトランジスタ31のベースに与
えられる。トランジスタ31により増幅された信号のうち
低域クロマ信号成分がコイル32およびキャパシタ33の直
列接続を介して接地に落される。クロマ信号成分が除去
された信号は第2段目の増幅器を構成するnpnトランジ
スタ34のベースに与えられる。トランジスタ34により増
幅された信号は結合キャパシタ36を介して第3段目の増
幅器を構成するnpnトランジスタ39のベースに与えられ
る。抵抗37および38はバイアス回路を構成している。ト
ランジスタ39のコレクタには抵抗,キャパシタおよびコ
イルによって構成されたコレクタピーキング回路40が接
続されており、この回路40によりシンクチップレベルの
周波数f-1(VTRの最小キャリア周波数であり、たとえば
VHS方式の場合では約3.4MHzである)の信号成分のみが
さらに増幅される。コレクタピーキング回路40の出力信
号はキャパシタ47を介して積分回路部4に与えられる。
積分回路部4は、増幅器を構成するnpnトランジスタ44
と、そのバイアス抵抗41および42とを含む。抵抗41およ
び42によってトランジスタ44のベースに与えられるベー
ス電圧の直流成分が接地電位近くにバイアスされる。そ
の結果、積分回路部4により再生されたFM映像信号のう
ちシンクチップレベルの周波数f-1の信号成分が整流さ
れて、再生信号のレベルを示す直流電圧信号に変換され
る。この直流電圧信号は次段の比較回路部5に与えられ
る。
比較回路部5は、基準電圧を発生するための抵抗61およ
び62と、コンパレータ63とを含む。コンパレータ63は、
その−入力が前述の直流電圧信号を受けるように接続さ
れ、その+入力が基準電圧を受けるように接続される。
コンパレータ63は、入力された2つの信号の電圧レベル
を比較し、直流電圧信号の電圧レベルは基準電圧よりも
低いときに高レベルの信号S8を出力し、高いときに低レ
ベルの信号S8を出力する。
次に、再び第1図を参照して、回路部70および80が適用
されたFMイコライザの動作について説明する。
一般に、家庭用VTRでは、キャリア周波数の周波数偏移
の低い低搬送波FM記録方式(f=fc±ΔfでΔfがfcに
比較して小さいFM方式)が採用されている。この方式で
は、変調指数が0.5(Δf/fc=0.5)より小さいことか
ら、FM復調時に必要となる信号成分は搬送波成分と上下
の第1側波帯信号成分のみを考慮すれば足りることが一
般に知られている。しかしながら、使用されている磁気
テープの記録周波数特性,ヘッドの再生周波数特性など
が原因で、低搬送波FM信号の下側波帯が強調され、上側
波帯が抑圧されたものとなっている。このようなアンバ
ランスの状態の再生信号をそのまま復調すると、ゼロク
ロス点を通らなかったり、また、反転現象が生じたりし
て好ましくない。したがって、再生信号が持っているこ
のようなアンバランスを補正するためにFMイコライザが
必要となる。
第3図は、再生されたFM映像信号の周波数特性を示す特
性図である。第3図において、縦軸は再生された信号の
電圧を示し、横軸は周波数を示す。この図からわかるよ
うに、第1図に示したFMAGC回路13の出力信号が特性42
を有している。すなわち、キャリア周波数f0の信号の再
生レベルJ0と比べ、シンクチップレベルの周波数f-1の
信号の再生レベルJ-1(=下側波帯信号レベル)が強調
され、最大キャリア周波数f1の信号の再生レベルJ1(=
上側波帯信号レベル)が抑圧されている。磁気テープの
減磁作用が進むと、この状態がさらに促進され、図中破
線で示すように上記周波数f1の信号の再生レベルJ1の落
込みが生ずると同時に相対的に上記周波数f-1の信号の
再生レベルJ-1が強調気味となる。つまり再生レベルJ-1
のレベルが上昇する。なお、減磁作用が少ないときは再
生レベルの関係はその逆の傾向になる。
第4図は、第1図に示した増幅回路部70および位相回路
部80によって構成されたイコライザ回路の周波数特性を
示す特性図である。第4図において、縦軸はゲインを示
し、横軸が周波数を示す。第1図に示したFMイコライザ
回路は、シンクチップレベルの周波数f-1の信号の再生
レベルJ-1が基準レベル以上であるとき、つまり減磁作
用が大きいときは高域再生能力が少ないことに呼応させ
て特性40を有し、またその再生レベルJ-1が基準レベル
以下であるとき、つまり減磁作用が少ないときは高域再
生能力が大きいことに呼応させて高域まで特性が延びて
いる特性41に切換わる。この点については後に詳しく説
明する。
第5図は、第4図に示した特性を有するイコライザ回路
によって改善されたFM映像信号の周波数特性を示す特性
図である。このように、キャリア周波数f0を中心として
対称な下側波帯および上側波帯を有する特性43が得られ
る。
第1図に示した増幅回路部70において、npnトランジス
タ71はエミッタピーキング増幅器を構成している。キャ
パシタ72(39pF)およびコイル73(33μH)によって先
の3.4MHz+Δfに相当する4.43MHz近傍のキャリア成分
が選択的に増幅される。第2図で再生レベル検出回路90
の動作を説明したように、再生されたFM映像信号のシン
クチップレベルの周波数f-1の信号の再生レベルJ-1が基
準レベルより高いとき、再生レベル検出回路90が低レベ
ルの信号S8を出力する。したがって、トランジスタ78は
信号S8に応答してオフする。つまり増幅回路70の特性は
利得が下がり第4図の40の特性となる。また、その逆に
再生レベルJ-1が基準レベルより低いときは検出回路90
が高いレベルの信号S8を出力する。このときはトランジ
スタ78はオンとなりエミッタピーキングの抵抗が少なく
なり増幅回路70の特性は利得があがり第4図の41の特性
となる。したがって、エミッタピーキング増幅器の4.43
MHzにおけるゲインが第4図に示したように特性40から
特性41に持ち上げられる。このように、シンクチップレ
ベルの周波数f-1の信号の再生レベルJ-1が基準レベルよ
りも低いときに増幅回路70の最大キャリア周波数f1のゲ
インが上昇するので、復調後に得られる映像信号のS/N
比が改善される。なお、キャパシタ76およびコイル77
は、低域クロマ信号成分を接地に逃がす働きを持ってい
る。
位相回路部80において、npnトランジスタ81のコレクタ
およびエミッタから互いに反転された信号が出力され
る。コイル82およびキャパシタ83の直列回路を通過する
ことにより、そのインピーダンスで定まる位相分だけコ
レクタの信号の位相が変化し、その信号がその信号と全
く逆位相の抵抗84からの信号と合成される。この合成さ
れた信号は、トランジスタ81のベースから見ると最大キ
ャリア周波数f1近傍の位相が非線形となって入力信号の
位相からずれている。この位相のずれが増幅回路70で最
大キャリア周波数f1の信号を強調増幅したことによる最
大キャリア周波数f1近傍の周波数の信号の位相のずれを
逆補正し、結果として最大キャリア周波数f1近傍の位相
が補正される。
このように位相を調整することにより、後に接続される
復調回路における周波数特性をより良くすることができ
る。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、磁気媒体の減磁状態
の判断をFM再生信号の最大キャリア周波数成分の再生レ
ベルで判断し、その結果に応じた利得でFM再生信号の最
大キャリア周波数成分信号を所定量増幅した後、さらに
そのFM再生信号の最大キャリア周波数成分信号の位相を
正しく補正するので、磁気媒体の減磁状態に起因する再
生されたFM信号のレベルに単純に影響されることなく結
果としてS/N比の良い復調映像信号を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この発明の一実施例を示すVTRの再生回路を
示すブロック図である。第2図は、第1図に示した再生
レベル検出回路の一例を示す回路図である。第3図は、
再生されたFM映像信号の周波数特性を示す特性図であ
る。第4図は、第1図に示した回路部70および80によっ
て構成されるイコライザ回路の周波数特性を示す特性図
である。第5図は、周波数特性が改善されたFM映像信号
の周波数特性を示す特性図である。第6図は、従来のVT
Rの再生回路を示すブロック図である。 図において、3は増幅回路部、4は積分回路部、5は比
較回路部、70は増幅回路部、80は位相回路部、90は再生
レベル検出回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気媒体上に記録された周波数変調された
    FM信号を再生する再生手段、 前記再生手段によって再生されたFM信号の最小キャリア
    周波数成分信号の再生レベルを検出する検出手段、 前記検出手段によって検出された再生レベルと予め定め
    られた基準レベルとを比較する比較手段、 前記検出手段と並設され、前記再生手段によって再生さ
    れたFM信号の最大キャリア周波数成分信号を強調して増
    幅する利得制御可能な増幅手段、 前記増幅手段から出力されたFM信号の最大キャリア周波
    数近傍の周波数の信号の位相を補正する補正手段、 前記補正手段から出力されたFM信号を復調する復調手
    段、および 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記増幅手段の利
    得を制御する制御手段を含む、磁気再生装置。
JP1227960A 1989-08-31 1989-08-31 磁気再生装置 Expired - Lifetime JPH0785284B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5081517A (ja) * 1973-11-20 1975-07-02
JPS60201568A (ja) * 1984-03-23 1985-10-12 Mitsubishi Electric Corp 信号伝送方式
JPH0722375B2 (ja) * 1986-06-09 1995-03-08 松下電器産業株式会社 磁気記録再生装置

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