JPH0785889A - 非水電解液電池用の電解液の製造方法 - Google Patents
非水電解液電池用の電解液の製造方法Info
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- JPH0785889A JPH0785889A JP6194304A JP19430494A JPH0785889A JP H0785889 A JPH0785889 A JP H0785889A JP 6194304 A JP6194304 A JP 6194304A JP 19430494 A JP19430494 A JP 19430494A JP H0785889 A JPH0785889 A JP H0785889A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 LiPF6 を含有する高純度のリチウム非水
電池用電解液を製造する。 【構成】 電解液として使用するジエチルカーボネー
ト、エチレンカーボネート等の溶媒中において、NH4
PF6のようなプロトンとルイス塩基との付加物とLi
Hを反応させ、生成したLiPF6 を溶液中に残留した
状態で、固体の未反応物、気体状副生物及び揮発性副生
物を除去し、さらに必要な場合には任意の物質を加える
ことにより容易にリチウム非水電池用電解液を製造す
る。 【効果】 工程が簡単であるにもかかわらず、純度が高
く、従来と同等の電池が得られる。
電池用電解液を製造する。 【構成】 電解液として使用するジエチルカーボネー
ト、エチレンカーボネート等の溶媒中において、NH4
PF6のようなプロトンとルイス塩基との付加物とLi
Hを反応させ、生成したLiPF6 を溶液中に残留した
状態で、固体の未反応物、気体状副生物及び揮発性副生
物を除去し、さらに必要な場合には任意の物質を加える
ことにより容易にリチウム非水電池用電解液を製造す
る。 【効果】 工程が簡単であるにもかかわらず、純度が高
く、従来と同等の電池が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池に関し、とくに非
水電解液リチウム電池用のLiPF6 電解液の新規な製
造方法に関する
水電解液リチウム電池用のLiPF6 電解液の新規な製
造方法に関する
【0002】
【従来の技術】電子機器用のより高いエネルギー密度の
電源に対する要求は、これらの機器の小型化によって引
き続き増大している。この要求は、最近のリチウム1次
および2次電池の発展にみあってますます増大してい
る。この装置での商業的な成功は部分的には、好適な非
水電解液の有効性に依存している。高電圧(3V以上)
および高率(1Cの水準)のリチウム電池装置は、広い
電位範囲において安定であるとともに、相対的に高いイ
オン伝導性を示す電解液を要求している。このような電
解液における使用の候補には、現存しているリチウム塩
のわずかばかりのものが適しているのみである。LiP
F6 塩はこれらの1種であり、低毒性であり、溶液中に
おいて安定してることによってもまた広く注目を受けて
いる。最近、ソニーエナージテック社は、ジエチルカル
ボネート(DEC)とプロピレンカーボネート(PC)
の混合溶媒中に溶解したLiPF6 塩を含む電解液を有
するリチウムイオン電池を最初に商業的に提供してい
る。
電源に対する要求は、これらの機器の小型化によって引
き続き増大している。この要求は、最近のリチウム1次
および2次電池の発展にみあってますます増大してい
る。この装置での商業的な成功は部分的には、好適な非
水電解液の有効性に依存している。高電圧(3V以上)
および高率(1Cの水準)のリチウム電池装置は、広い
電位範囲において安定であるとともに、相対的に高いイ
オン伝導性を示す電解液を要求している。このような電
解液における使用の候補には、現存しているリチウム塩
のわずかばかりのものが適しているのみである。LiP
F6 塩はこれらの1種であり、低毒性であり、溶液中に
おいて安定してることによってもまた広く注目を受けて
いる。最近、ソニーエナージテック社は、ジエチルカル
ボネート(DEC)とプロピレンカーボネート(PC)
の混合溶媒中に溶解したLiPF6 塩を含む電解液を有
するリチウムイオン電池を最初に商業的に提供してい
る。
【0003】LiPF6 に基づく電解液は、一般には、
所望の電解液中に固体のLiPF6あるいはその錯体を
溶解することによって製造している。溶液の発熱が顕著
であるので、一般には、過熱およびそれによる塩の分解
を防止するために、何らかの温度制御装置を用いること
が必要である。LiPF6 それ自身は、文献に記載のい
くつかの方法の一つを用いることによって製造すること
ができる。しかしながら、これらの多くの方法は、生成
物中の不純物の水準が電池における使用には不適当であ
る。たとえは、LiPF6 は、BF3 とLiFおよび過
剰のP2O5の反応によって得られるが、生成物は常にL
iFを含有している。
所望の電解液中に固体のLiPF6あるいはその錯体を
溶解することによって製造している。溶液の発熱が顕著
であるので、一般には、過熱およびそれによる塩の分解
を防止するために、何らかの温度制御装置を用いること
が必要である。LiPF6 それ自身は、文献に記載のい
くつかの方法の一つを用いることによって製造すること
ができる。しかしながら、これらの多くの方法は、生成
物中の不純物の水準が電池における使用には不適当であ
る。たとえは、LiPF6 は、BF3 とLiFおよび過
剰のP2O5の反応によって得られるが、生成物は常にL
iFを含有している。
【0004】十分に純度の高いLiPF6 は、最近、液
体HF中においてPF5 とLiFの反応によって製造さ
れている。このような方法は、商業的なLiPF6 の製
造に使用されている。しかしながら、この方法は、危険
な化合物であるHFとPF5を使用し、また錯体製造設
備を必要としている。また、生成物は200〜300p
pmの残留HFを含有している。その生成物は、それに
もかかわらず、リチウムイオン電池用に好適なものであ
り、しかしながら比較的に高価なものである。
体HF中においてPF5 とLiFの反応によって製造さ
れている。このような方法は、商業的なLiPF6 の製
造に使用されている。しかしながら、この方法は、危険
な化合物であるHFとPF5を使用し、また錯体製造設
備を必要としている。また、生成物は200〜300p
pmの残留HFを含有している。その生成物は、それに
もかかわらず、リチウムイオン電池用に好適なものであ
り、しかしながら比較的に高価なものである。
【0005】米国特許第3,654,330号明細書
は、既存の方法に代えて、Li(CH3CN)4PF6 前
駆体から純粋なLiPF6 を製造する方法を開示してい
る。この方法では、HFよりも取り扱い容易なCH3C
N が必要とされる。
は、既存の方法に代えて、Li(CH3CN)4PF6 前
駆体から純粋なLiPF6 を製造する方法を開示してい
る。この方法では、HFよりも取り扱い容易なCH3C
N が必要とされる。
【0006】LiPF6 はしかしながら、その純粋な形
態のものにおいては、いくらか不安定であり、PF5 と
HFへ分解することが報告されている。固体の不適当な
保存と取り扱いはこの分解を加速する。結果として保存
寿命の制限、規則の厳しい保管や取り扱いはすべて該塩
の使用にとって好ましくない特性となっている。これら
の問題は、LiPF6 の錯塩を準備することによってあ
る程度は解消することができる。先に述べた米国特許
(第3,654,330号)では、Li(CH3CN)4
PF6前駆体は、LiPF6 とCH3CN の錯塩であ
る。このような塩の錯塩化は、塩を分解に対して安定化
させるものである。
態のものにおいては、いくらか不安定であり、PF5 と
HFへ分解することが報告されている。固体の不適当な
保存と取り扱いはこの分解を加速する。結果として保存
寿命の制限、規則の厳しい保管や取り扱いはすべて該塩
の使用にとって好ましくない特性となっている。これら
の問題は、LiPF6 の錯塩を準備することによってあ
る程度は解消することができる。先に述べた米国特許
(第3,654,330号)では、Li(CH3CN)4
PF6前駆体は、LiPF6 とCH3CN の錯塩であ
る。このような塩の錯塩化は、塩を分解に対して安定化
させるものである。
【0007】同様に、米国特許第4,880,714号
明細書は、分解に対して安定な、LiPF6 とエーテル
の錯塩の製造を開示している。該製造方法は、(XH)
+PF6 -の形態の塩であり、(XH)+ は、プロトン
(H+) とルイス塩基(X)との付加物からなるカチオ
ンと、エーテル溶媒中でLiYの形態のリチウム塩基か
らなっている。LiPF6 とエーテルとの錯塩は、再結
晶と単離過程によって得られる。該エーテルを含有した
電池用電解液は、付加的な適当な溶媒中に塩を溶解する
ことによって得ることができる。しかしながら、電解液
中において該エーテルが望まれるか、あるいは少なくと
も受容される場合以外には、このような単純な製造方法
は不可能である。不運にも、エーテル類は多くの電池に
おいて様々な理由から望まれておらず、とくに電池の安
全については逆効果の可能性が挙げられる。同様に、C
H3CN は、リチウムの安定性に対して十分に安定では
ないが、商業的なリチウム電池の電解液に使用を望まれ
ているまれな物質である。
明細書は、分解に対して安定な、LiPF6 とエーテル
の錯塩の製造を開示している。該製造方法は、(XH)
+PF6 -の形態の塩であり、(XH)+ は、プロトン
(H+) とルイス塩基(X)との付加物からなるカチオ
ンと、エーテル溶媒中でLiYの形態のリチウム塩基か
らなっている。LiPF6 とエーテルとの錯塩は、再結
晶と単離過程によって得られる。該エーテルを含有した
電池用電解液は、付加的な適当な溶媒中に塩を溶解する
ことによって得ることができる。しかしながら、電解液
中において該エーテルが望まれるか、あるいは少なくと
も受容される場合以外には、このような単純な製造方法
は不可能である。不運にも、エーテル類は多くの電池に
おいて様々な理由から望まれておらず、とくに電池の安
全については逆効果の可能性が挙げられる。同様に、C
H3CN は、リチウムの安定性に対して十分に安定では
ないが、商業的なリチウム電池の電解液に使用を望まれ
ているまれな物質である。
【0008】このように、LiPF6 に基づく電解液の
製造の現状の方法は、とくにリチウムイオン電池用の電
解液においては、一般には再結晶と単離過程によって行
われている。また、危険な物質の使用が、しばしば必然
的に行われており、塩の安定性が懸念されている。
製造の現状の方法は、とくにリチウムイオン電池用の電
解液においては、一般には再結晶と単離過程によって行
われている。また、危険な物質の使用が、しばしば必然
的に行われており、塩の安定性が懸念されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】反応物が取り扱い容易
であるとともに、生成物からの不純物の除去が容易で、
電池に使用した場合には、電池の性能に悪影響を及ぼす
ことがない高純度の非水電解液電池用のLiPF6 を含
有する電解液の製造方法を提供することを課題とするも
のである。
であるとともに、生成物からの不純物の除去が容易で、
電池に使用した場合には、電池の性能に悪影響を及ぼす
ことがない高純度の非水電解液電池用のLiPF6 を含
有する電解液の製造方法を提供することを課題とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明者は、リ
チウムイオン電池に使用する電解液の基礎となる純粋な
LiPF6 を有効に製造する劇的に単純な方法を発明し
たものである。安定な反応物を使用し、電解液中にそれ
自身が必要とされる溶媒の混合物中において、LiPF
6 が製造される。さらに、適当な反応を使用することに
よって、合成の後に残留する不純物が、LiPF6 を溶
液中に残した状態で除去される。残存する反応物および
/または反応の副生物は、不溶解性の固体として存在す
るならば濾過または遠心分離によって除去され、これら
が揮発性あるいは溶解性の気体である場合には、溶液中
への不活性気体の通気あるいは真空処理によって除去さ
れる。この様に、LiPF6 塩あるいは錯塩の再結晶と
単離段階のない方法が要求されている。結果として、塩
は溶液から取り出されないので純粋な塩の安定性の問題
は生じない。
チウムイオン電池に使用する電解液の基礎となる純粋な
LiPF6 を有効に製造する劇的に単純な方法を発明し
たものである。安定な反応物を使用し、電解液中にそれ
自身が必要とされる溶媒の混合物中において、LiPF
6 が製造される。さらに、適当な反応を使用することに
よって、合成の後に残留する不純物が、LiPF6 を溶
液中に残した状態で除去される。残存する反応物および
/または反応の副生物は、不溶解性の固体として存在す
るならば濾過または遠心分離によって除去され、これら
が揮発性あるいは溶解性の気体である場合には、溶液中
への不活性気体の通気あるいは真空処理によって除去さ
れる。この様に、LiPF6 塩あるいは錯塩の再結晶と
単離段階のない方法が要求されている。結果として、塩
は溶液から取り出されないので純粋な塩の安定性の問題
は生じない。
【0011】好ましい反応物質はNH4PF6およびLi
Hである。これらの化合物は、明らかにHF、PF5 よ
りは毒性が少なく、容易に入手でき、比較的に取り扱い
易い。反応の主な副生物はH2 とNH3 であり、両気体
は、合成の後に容易に取り除かれる。過剰のLiHは、
濾過もしくは遠心分離によって除去した後に反応に使用
されることができる。副生気体、とくにNH3 は製造し
た電解液に不活性気体を通気することによって、あるい
は穏やかに加熱しながら真空処理することによって除去
される。
Hである。これらの化合物は、明らかにHF、PF5 よ
りは毒性が少なく、容易に入手でき、比較的に取り扱い
易い。反応の主な副生物はH2 とNH3 であり、両気体
は、合成の後に容易に取り除かれる。過剰のLiHは、
濾過もしくは遠心分離によって除去した後に反応に使用
されることができる。副生気体、とくにNH3 は製造し
た電解液に不活性気体を通気することによって、あるい
は穏やかに加熱しながら真空処理することによって除去
される。
【0012】電解液において使用される溶媒は、直鎖エ
ステル類、環状エステル類からなる群から選択される。
とくに、エチレンカーボネート(EC)およびジエチル
カーボネート(DEC)の混合溶媒からなり、プロピレ
ンカーボネート(PC)を含むことが任意である電解液
は、約1モル濃度程度の溶液中において、LiPF6と
ともにこの様にして製造される。結果として生じた電解
液は、なんらの付加的な処理なしにリチウムイオン電池
においての使用に適する。特に、本発明の方法によって
得られた電解液を使用する電池は、従来の電解液を使用
した電池と同様の性能を発揮する。それ故に、発明の方
法の電解液は、充分に純粋である。
ステル類、環状エステル類からなる群から選択される。
とくに、エチレンカーボネート(EC)およびジエチル
カーボネート(DEC)の混合溶媒からなり、プロピレ
ンカーボネート(PC)を含むことが任意である電解液
は、約1モル濃度程度の溶液中において、LiPF6と
ともにこの様にして製造される。結果として生じた電解
液は、なんらの付加的な処理なしにリチウムイオン電池
においての使用に適する。特に、本発明の方法によって
得られた電解液を使用する電池は、従来の電解液を使用
した電池と同様の性能を発揮する。それ故に、発明の方
法の電解液は、充分に純粋である。
【0013】本発明の方法によって得られた電解液を使
用する電池製品は、リチウムイオン型電気化学技術によ
って構成されたものであり、正極はリチウム遷移金属酸
化物からなり、負極は炭素質物質からなる。特に、Li
CoO2 は好ましい正極活物質であり、部分的に黒鉛化
された炭素あるいは黒鉛は好ましい負極活物質である。
用する電池製品は、リチウムイオン型電気化学技術によ
って構成されたものであり、正極はリチウム遷移金属酸
化物からなり、負極は炭素質物質からなる。特に、Li
CoO2 は好ましい正極活物質であり、部分的に黒鉛化
された炭素あるいは黒鉛は好ましい負極活物質である。
【0014】本発明は、溶液中にLiPF6 を含有する
電解液の製造方法に関するものであり、(a)(XH)
+ で表されるプロトン(H+) とルイス塩基(X)との
付加物からなる(XH)+PF6 -の形態の塩を、電解液
中において使用する溶媒の混合物中において、リチウム
成分と反応させ、溶液中においてLiPF6 を形成し、
(b)溶液中にLiPF6 を保持した状態で残留する反
応物と反応の副生物を除去し、必要に応じて電解液中に
おいて使用される物質をさらに添加する、ことから構成
されている。
電解液の製造方法に関するものであり、(a)(XH)
+ で表されるプロトン(H+) とルイス塩基(X)との
付加物からなる(XH)+PF6 -の形態の塩を、電解液
中において使用する溶媒の混合物中において、リチウム
成分と反応させ、溶液中においてLiPF6 を形成し、
(b)溶液中にLiPF6 を保持した状態で残留する反
応物と反応の副生物を除去し、必要に応じて電解液中に
おいて使用される物質をさらに添加する、ことから構成
されている。
【0015】この発明の方法を首尾良く実施する鍵は、
結果として反応の残留不純物が溶液中にLiPF6 が存
在した状態で容易に除去されるか、あるいは本質的に除
去が不要な反応物質と合成反応を選択することでなされ
る。一般的に、このことは、残留する反応物質、あるい
は反応の副生物の実質的な量が使用された溶媒に不溶性
であるか、あるいは揮発性または気体であることを要求
する。この様に、これらの不純物は、固体の場合には濾
過あるいは遠心分離によって、揮発性物質あるいは気体
の場合には不活性気体の通気、真空処理によって容易に
除去される。また、一般に、本発明の方法は、残存する
溶解性の不純物が得られた電解液を使用した電池の動作
に悪影響を及ぼさない様な低濃度であることを要求す
る。
結果として反応の残留不純物が溶液中にLiPF6 が存
在した状態で容易に除去されるか、あるいは本質的に除
去が不要な反応物質と合成反応を選択することでなされ
る。一般的に、このことは、残留する反応物質、あるい
は反応の副生物の実質的な量が使用された溶媒に不溶性
であるか、あるいは揮発性または気体であることを要求
する。この様に、これらの不純物は、固体の場合には濾
過あるいは遠心分離によって、揮発性物質あるいは気体
の場合には不活性気体の通気、真空処理によって容易に
除去される。また、一般に、本発明の方法は、残存する
溶解性の不純物が得られた電解液を使用した電池の動作
に悪影響を及ぼさない様な低濃度であることを要求す
る。
【0016】リチウムイオン電池において使用する好ま
しい溶媒は、それに限定されるものではないが、少なく
とも1種の環状エステル、および少なくとも1種の鎖状
の混合物を包含している。環状エステルの群は、エチレ
ンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(P
C)、あるいはその類似した溶媒を含んでいる。鎖状の
エステルは、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチ
ルカーボネート(DMC)およびその類似の溶媒を含ん
でいる。
しい溶媒は、それに限定されるものではないが、少なく
とも1種の環状エステル、および少なくとも1種の鎖状
の混合物を包含している。環状エステルの群は、エチレ
ンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(P
C)、あるいはその類似した溶媒を含んでいる。鎖状の
エステルは、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチ
ルカーボネート(DMC)およびその類似の溶媒を含ん
でいる。
【0017】その少なくもと一種の反応物は、現実的な
速度で反応を進行させるための溶解性が必要である。好
ましい製造方法は、NH4PF6およびLiHがLiPF
6 を製造するための反応物として使用される。好ましい
電解液は、約1モルのLiPF6 の塩を含有するDEC
およびEC溶媒の混合物を含むことができる。この場合
には、ECは一般に発明の方法においてDECとともに
使用されており、NH 4PF6の実質的な量が溶液中に溶
解される。
速度で反応を進行させるための溶解性が必要である。好
ましい製造方法は、NH4PF6およびLiHがLiPF
6 を製造するための反応物として使用される。好ましい
電解液は、約1モルのLiPF6 の塩を含有するDEC
およびEC溶媒の混合物を含むことができる。この場合
には、ECは一般に発明の方法においてDECとともに
使用されており、NH 4PF6の実質的な量が溶液中に溶
解される。
【0018】反応物の量は、反応の理想的な化学量論に
応じて選ばれる。しかしながら、最終物質中における他
の物質の存在量を最小にするために、反応物の一種をわ
ずかばかり多くすることが望ましい。NH4PF6のいく
らかな量は、リチウム電池の電解液中において有益と考
えられるであろう。しかしながら、いくらかのLiHの
存在もまた、水と非常に反応し易く、電解液の乾燥を補
助するので有益である。LiHとH2O の反応生成物は
LiOHを含有している。原則的には、通常は好ましく
ないが、LiOHの存在量が非常に少ない量であれば、
電池の動作に明確な影響を及ぼさないであろう。非水溶
媒中のLiOHの溶解度は低く、濾過によってほとんど
完全に取り除かれるであろう。
応じて選ばれる。しかしながら、最終物質中における他
の物質の存在量を最小にするために、反応物の一種をわ
ずかばかり多くすることが望ましい。NH4PF6のいく
らかな量は、リチウム電池の電解液中において有益と考
えられるであろう。しかしながら、いくらかのLiHの
存在もまた、水と非常に反応し易く、電解液の乾燥を補
助するので有益である。LiHとH2O の反応生成物は
LiOHを含有している。原則的には、通常は好ましく
ないが、LiOHの存在量が非常に少ない量であれば、
電池の動作に明確な影響を及ぼさないであろう。非水溶
媒中のLiOHの溶解度は低く、濾過によってほとんど
完全に取り除かれるであろう。
【0019】反応物は、任意の順序で所望の溶媒に添加
される。そして、望むならば乾燥状態で事前に混合され
る。好ましくは、まずはじめに、溶媒中にPF6 -アニオ
ンを含むルイス酸が溶解、あるいは部分的に溶解され
る。完全に反応を完了させるために、一般には溶液から
気体状の副生物を除去させる。好ましい反応は: である。気体の除去は、アルゴン、ヘリウムあるいは窒
素の様な不活性気体を溶液中を通気することによって行
われる。
される。そして、望むならば乾燥状態で事前に混合され
る。好ましくは、まずはじめに、溶媒中にPF6 -アニオ
ンを含むルイス酸が溶解、あるいは部分的に溶解され
る。完全に反応を完了させるために、一般には溶液から
気体状の副生物を除去させる。好ましい反応は: である。気体の除去は、アルゴン、ヘリウムあるいは窒
素の様な不活性気体を溶液中を通気することによって行
われる。
【0020】脱気あるいは揮発による除去処理は、必要
欠くことができないものであろう。発明者は、溶液中に
おける残留NH3 の少量は、製造した電解液を使用する
リチウムイオン電池の動作において、結果として過剰な
気体の発生が起こるものと推察している。脱気/揮発性
物質の除去の最も好ましい方法は、穏やかに加熱した状
態での真空処理である。過剰の不溶性のLiHの様な固
体は、溶液中にLiPF6 を合成した後に濾過あるいは
遠心分離によって除去される。
欠くことができないものであろう。発明者は、溶液中に
おける残留NH3 の少量は、製造した電解液を使用する
リチウムイオン電池の動作において、結果として過剰な
気体の発生が起こるものと推察している。脱気/揮発性
物質の除去の最も好ましい方法は、穏やかに加熱した状
態での真空処理である。過剰の不溶性のLiHの様な固
体は、溶液中にLiPF6 を合成した後に濾過あるいは
遠心分離によって除去される。
【0021】この段階で電解液は、所望の最終的な形態
とするために、他の溶媒の添加を必要とする。この工
程、特に脱気/揮発除去工程において、最初の溶媒のい
くらかは蒸発によって失われる。溶媒の損失はこの段階
で代わりに供給することによって補償される。複数溶媒
の混合物では、脱気/揮発除去工程において、1種類以
上の溶媒が失われる。しかしながら、DECとECの混
合物の場合には、前者は比較的高い蒸気圧を有し、後者
は比較的低い蒸気圧を有しているので、すべての実際的
な目的には、損失はすべてDECの蒸発によるものと仮
定することが一般には十分な厳密性を有している。さら
に、この工程において失われる揮発性の不純物の量もま
たわずかである。そして、比較的に高い蒸気圧を有する
溶媒に比較して無視される。
とするために、他の溶媒の添加を必要とする。この工
程、特に脱気/揮発除去工程において、最初の溶媒のい
くらかは蒸発によって失われる。溶媒の損失はこの段階
で代わりに供給することによって補償される。複数溶媒
の混合物では、脱気/揮発除去工程において、1種類以
上の溶媒が失われる。しかしながら、DECとECの混
合物の場合には、前者は比較的高い蒸気圧を有し、後者
は比較的低い蒸気圧を有しているので、すべての実際的
な目的には、損失はすべてDECの蒸発によるものと仮
定することが一般には十分な厳密性を有している。さら
に、この工程において失われる揮発性の不純物の量もま
たわずかである。そして、比較的に高い蒸気圧を有する
溶媒に比較して無視される。
【0022】表1は、LiPF6 に基づく電解液を製造
するための本発明の工程の各段階を示したものである。
また、比較の目的で、従来の商業的なLiPF6 の固体
の製造方法における各段階、およびエーテルとともにL
iPF6 の安定な錯塩を製造する比較のために示した従
来の方法の各段階を示す。
するための本発明の工程の各段階を示したものである。
また、比較の目的で、従来の商業的なLiPF6 の固体
の製造方法における各段階、およびエーテルとともにL
iPF6 の安定な錯塩を製造する比較のために示した従
来の方法の各段階を示す。
【0023】
【表1】
【0024】本発明の方法は、多様な目的のLiPF6
に基づく電解液の製造に利用されることができるが、リ
チウムイオン電池において使用の電解液の商業的な製造
に直接的な可能性を見い出している。この様な電池で
は、リチウム遷移金属酸化物が正極活物質として使用さ
れている。好ましい物質はLiCoO2 粉末である。部
分的に黒鉛化された炭素あるいは黒鉛が負極活物質とし
て使用される。後者は前者よりも大きな比容量の潜在的
な能力を有しているが、全体の性能、安全性及び他の理
由から前者がしばしば用いられている。
に基づく電解液の製造に利用されることができるが、リ
チウムイオン電池において使用の電解液の商業的な製造
に直接的な可能性を見い出している。この様な電池で
は、リチウム遷移金属酸化物が正極活物質として使用さ
れている。好ましい物質はLiCoO2 粉末である。部
分的に黒鉛化された炭素あるいは黒鉛が負極活物質とし
て使用される。後者は前者よりも大きな比容量の潜在的
な能力を有しているが、全体の性能、安全性及び他の理
由から前者がしばしば用いられている。
【0025】電極は、最初に適当なバインダー−溶媒溶
液中に、適当な活物質に任意の導電性希釈剤を加えたス
ラリーを作ることによって製造される。スラリーは、適
当な集電体の箔の片面又は両面に被覆され、スラリーの
媒体となった溶媒を蒸発して除去される。最終的な電池
製品におけるエネルギー密度を最大限に高めるために、
電極は加圧ロールの間で引き締められる。
液中に、適当な活物質に任意の導電性希釈剤を加えたス
ラリーを作ることによって製造される。スラリーは、適
当な集電体の箔の片面又は両面に被覆され、スラリーの
媒体となった溶媒を蒸発して除去される。最終的な電池
製品におけるエネルギー密度を最大限に高めるために、
電極は加圧ロールの間で引き締められる。
【0026】正極箔と負極箔は、両者を分離するために
使用される2枚の微多孔性フイルムとともに、螺旋状に
巻きつけられて製造される。この様な電池の好ましい具
体例が図1において示されており、図1には、4/3A
型の通常の構造の電池の断面図が示されている。螺旋状
の巻回体4は、セパレータとして作用する2枚の微多孔
性のフイルムとともに両面に塗布した正極および負極か
ら構成されており、電池缶3内に収容されている。しば
しば、負極箔は正極箔より広く、常に前者は後者の反対
側にあって、後者を保護するように構成されている。図
1は、この様な構成体の負極上縁12、負極下縁15、
正極上縁13、正極下縁14を示す。電池の頭部のヘッ
ダー集成体1は、ガスケット10を介して電池缶3をか
しめて封口される。ヘッダー集成体1は、内部圧力の過
剰によって内部の電気回路を開路する安全遮断装置を有
している。このヘッダー集成体は、出願中の特許(特願
平5−197050号、米国特許出願番号07/92
7,824号)に完全に記述されている。要約すれば、
ヘッダー集成体1は、外部金属蓋体16、導電性隔壁1
7、アルミニウム溶接板18およびガスケット10から
なっている。隔壁17には、設定された内部圧力によっ
て臨界溶接部19が破断する溶接板18から離れるよう
な力を受けている。隔壁17は、溶接板18を設定され
た安定な位置に向かってはじき飛ばし、それによって信
頼性のある遮断を確保する。
使用される2枚の微多孔性フイルムとともに、螺旋状に
巻きつけられて製造される。この様な電池の好ましい具
体例が図1において示されており、図1には、4/3A
型の通常の構造の電池の断面図が示されている。螺旋状
の巻回体4は、セパレータとして作用する2枚の微多孔
性のフイルムとともに両面に塗布した正極および負極か
ら構成されており、電池缶3内に収容されている。しば
しば、負極箔は正極箔より広く、常に前者は後者の反対
側にあって、後者を保護するように構成されている。図
1は、この様な構成体の負極上縁12、負極下縁15、
正極上縁13、正極下縁14を示す。電池の頭部のヘッ
ダー集成体1は、ガスケット10を介して電池缶3をか
しめて封口される。ヘッダー集成体1は、内部圧力の過
剰によって内部の電気回路を開路する安全遮断装置を有
している。このヘッダー集成体は、出願中の特許(特願
平5−197050号、米国特許出願番号07/92
7,824号)に完全に記述されている。要約すれば、
ヘッダー集成体1は、外部金属蓋体16、導電性隔壁1
7、アルミニウム溶接板18およびガスケット10から
なっている。隔壁17には、設定された内部圧力によっ
て臨界溶接部19が破断する溶接板18から離れるよう
な力を受けている。隔壁17は、溶接板18を設定され
た安定な位置に向かってはじき飛ばし、それによって信
頼性のある遮断を確保する。
【0027】組立において、巻回体4の作製の前に、一
般には正極タブ5は、正極箔に溶接され、負極タブは負
極箔に溶接される。次に、巻回体4と適当な下部の絶縁
体7が電池缶3に挿入される。負極タブ6は電池缶3に
溶接される。同様に上部の絶縁体2が挿入され、正極タ
ブはヘッダー集成体1のアルミニウム溶接板18に溶接
される。適当な量の電解液が加えられる。この後に、正
極タブ5は適当に折り曲げられ、ヘッダー集成体1が所
定の位置に置かれる。電池は通常の密閉方法によってか
しめられて封口され、この後に製造工程を完成させるた
めの電気的調整段階が行われる。一般に、調整段階は制
御された状態での単一の再充電であり、ここではいくつ
かの不可逆的な初期の電気化学反応が行われる。
般には正極タブ5は、正極箔に溶接され、負極タブは負
極箔に溶接される。次に、巻回体4と適当な下部の絶縁
体7が電池缶3に挿入される。負極タブ6は電池缶3に
溶接される。同様に上部の絶縁体2が挿入され、正極タ
ブはヘッダー集成体1のアルミニウム溶接板18に溶接
される。適当な量の電解液が加えられる。この後に、正
極タブ5は適当に折り曲げられ、ヘッダー集成体1が所
定の位置に置かれる。電池は通常の密閉方法によってか
しめられて封口され、この後に製造工程を完成させるた
めの電気的調整段階が行われる。一般に、調整段階は制
御された状態での単一の再充電であり、ここではいくつ
かの不可逆的な初期の電気化学反応が行われる。
【0028】
【実施例】以下の例は、本発明の方法の利点を示し、典
型的なリチウムイオン電池用の電解液が首尾良く製造さ
れたかを証明するものとして述べられている。 比較例1 商業的に得られる高純度のLiPF6 塩は、橋本化成株
式会社から入手された。pHの測定は、5mlの水に
0.4gの塩を含有する水溶液中でpH試験紙を使用し
て行われた。この塩の1モル濃度の溶液は、PC、EC
およびDECをPC/EC/DECの容量比で20/3
0/50の溶媒によって製造された。この操作は、電解
液の水分への曝露を減少させるために、21℃において
相対湿度約1%の乾燥室において行われた。さらに、溶
解熱による過熱を防止する温度調整手段として、溶媒の
混合物は塩の添加の前に約−10℃に冷凍機で予め冷却
された。沈殿は存在せず、そして電解液は澄明であっ
た。
型的なリチウムイオン電池用の電解液が首尾良く製造さ
れたかを証明するものとして述べられている。 比較例1 商業的に得られる高純度のLiPF6 塩は、橋本化成株
式会社から入手された。pHの測定は、5mlの水に
0.4gの塩を含有する水溶液中でpH試験紙を使用し
て行われた。この塩の1モル濃度の溶液は、PC、EC
およびDECをPC/EC/DECの容量比で20/3
0/50の溶媒によって製造された。この操作は、電解
液の水分への曝露を減少させるために、21℃において
相対湿度約1%の乾燥室において行われた。さらに、溶
解熱による過熱を防止する温度調整手段として、溶媒の
混合物は塩の添加の前に約−10℃に冷凍機で予め冷却
された。沈殿は存在せず、そして電解液は澄明であっ
た。
【0029】4/3A型リチウムイオン電池は、先の開
示における説明のように組み立てられた。LiCoO2
粉末、導電性希釈剤の黒鉛、カーボンブラック、および
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)合成樹脂バインダー
を重量比でそれぞれ91%、4%、2%および3%の量
を含むスラリーが、N−メチルピロリドンの媒体用溶媒
によって作製された。正極箔は20μmの厚さのアルミ
ニウム箔上に該スラリーを塗布、乾燥することによって
得られた。同様に負極箔は、10μmの厚さの銅箔上
に、2650℃で黒鉛化した球状黒鉛粉末、カーボンブ
ラックおよびPVDFバインダーをそれぞれ重量で約8
8%、2%および10%の量を混合したスラリーを使用
して製造された。組み立てられた電池は、ほぼ11gの
LiCoO 2 正極活物質、3.9gの黒鉛化された炭素
からなる負極活物質を含んでいた。セルガード(Cel
gard)2400(セラニーズ社)の微多孔性フイル
ムがセパレータとして用いられ、この例によって作製さ
れた溶液が電解液として用いられた。
示における説明のように組み立てられた。LiCoO2
粉末、導電性希釈剤の黒鉛、カーボンブラック、および
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)合成樹脂バインダー
を重量比でそれぞれ91%、4%、2%および3%の量
を含むスラリーが、N−メチルピロリドンの媒体用溶媒
によって作製された。正極箔は20μmの厚さのアルミ
ニウム箔上に該スラリーを塗布、乾燥することによって
得られた。同様に負極箔は、10μmの厚さの銅箔上
に、2650℃で黒鉛化した球状黒鉛粉末、カーボンブ
ラックおよびPVDFバインダーをそれぞれ重量で約8
8%、2%および10%の量を混合したスラリーを使用
して製造された。組み立てられた電池は、ほぼ11gの
LiCoO 2 正極活物質、3.9gの黒鉛化された炭素
からなる負極活物質を含んでいた。セルガード(Cel
gard)2400(セラニーズ社)の微多孔性フイル
ムがセパレータとして用いられ、この例によって作製さ
れた溶液が電解液として用いられた。
【0030】電池は、21℃において定電流状態で、4
Vのカットオフ電圧で充電された。電流は、200、1
00および50mAが使用された。1回の放電が800
mAおよび80mAの段階において、2.5Vのカット
オフ電圧まで行われ、800、400、200、100
および50mAの電流でそれぞれ3.6、3.8、3.
9、3.95および4.0Vのカットオフ電圧まで同様
にテーパー状の充電を行った。この電池の時間に対する
電圧および電流の変化は、図2(a)において示されて
おり、この様な電池の基本的および標準的な性能を表
す。
Vのカットオフ電圧で充電された。電流は、200、1
00および50mAが使用された。1回の放電が800
mAおよび80mAの段階において、2.5Vのカット
オフ電圧まで行われ、800、400、200、100
および50mAの電流でそれぞれ3.6、3.8、3.
9、3.95および4.0Vのカットオフ電圧まで同様
にテーパー状の充電を行った。この電池の時間に対する
電圧および電流の変化は、図2(a)において示されて
おり、この様な電池の基本的および標準的な性能を表
す。
【0031】比較例2 LiPF6 塩の1モル濃度の溶液は、比較例1と同様に
ECおよびDECを含有する混合溶媒中で作製された。
溶媒EC/DECの容量比は30/70であった。ま
た、沈殿物は存在せず、溶液は澄明であった。この例の
電解液を使用したリチウムイオン電池の基本的な性能を
評価するための試験電池が組み立てられた。この試験電
池では、片面のみがスラリーで被覆された小さな電極
(直径が約1.6cmの円形)が使用された。小さな正
極が、LiCo2 、カーボンブラック導電性希釈剤およ
びPVDFバインダーを、それぞれ重量比で約91%、
6%および3%で含む被覆を有するものであることを除
いて比較例1と同様に作製された。同様に、商業的に得
られる黒鉛、カーボンブラックおよびPVDFバインダ
ーをそれぞれ重量比で、84%、2%および14%で含
む小さな負極が作製された。組み立てられた電池は、約
38mgのLiCoO2 正極および18mgの黒鉛負極
からなっている。セルガード(Celgard)205
2(セラニーズ社)が電極間に設けられてセパレータと
しての作用をした。この比較例の溶液が電解液として使
用された。試験電池は、551kP(80psi)の機
械的な圧力が非常に近接して設けた電極表面に加えられ
た。さらに、内容物が大気から封止された。
ECおよびDECを含有する混合溶媒中で作製された。
溶媒EC/DECの容量比は30/70であった。ま
た、沈殿物は存在せず、溶液は澄明であった。この例の
電解液を使用したリチウムイオン電池の基本的な性能を
評価するための試験電池が組み立てられた。この試験電
池では、片面のみがスラリーで被覆された小さな電極
(直径が約1.6cmの円形)が使用された。小さな正
極が、LiCo2 、カーボンブラック導電性希釈剤およ
びPVDFバインダーを、それぞれ重量比で約91%、
6%および3%で含む被覆を有するものであることを除
いて比較例1と同様に作製された。同様に、商業的に得
られる黒鉛、カーボンブラックおよびPVDFバインダ
ーをそれぞれ重量比で、84%、2%および14%で含
む小さな負極が作製された。組み立てられた電池は、約
38mgのLiCoO2 正極および18mgの黒鉛負極
からなっている。セルガード(Celgard)205
2(セラニーズ社)が電極間に設けられてセパレータと
しての作用をした。この比較例の溶液が電解液として使
用された。試験電池は、551kP(80psi)の機
械的な圧力が非常に近接して設けた電極表面に加えられ
た。さらに、内容物が大気から封止された。
【0032】試験電池は、21℃において、4.0Vの
上限まで、0.5mAの単一の電流で充電され、2.0
Vの下限まで放電することによって1回のサイクルが完
成し、さらに、1回の付加的な充電が0.5mAの同一
の電流によって4.0Vまで行われた。電流と時間の積
に対する電圧の変化を図3(a)に示す。それは、この
様な電池の基本的、および標準的な性能を表現する。
(ここでの電流は、次の発明の実施例2の試験電池のた
めに使用されている電流とは異なる電流が使われてい
る。比較の目的のために、図3(a)および図3(b)
におけるデータは、x軸に対して容量によって規格化さ
れて示されている。) 実施例1 81.5g(0.5モル)のNH4PF6がPC/EC/
DECを容量比で20/30/50の比で含む溶媒の混
合物の0.477リットルに周囲温度において溶解され
た。この操作は、乾燥室において1リットルの三つ口丸
底フラスコに入れて行った。6.0g(0.75モル)
のLiHが付属の固体の付加装置に載置された。この様
に、ここでは過剰のLiHが使用された。この溶液は、
磁気撹拌装置を使用して一定で攪拌した。UHP等級の
ヘリウム気体が溶液中に通気され、LiHは、一定の速
度で反応フラスコ中に1時間以上をかけて添加した。ヘ
リウムと副生物の気体は除害フードから除去された。L
iHの添加の後に約1/2時間、溶液のフラッシュと攪
拌を続けて完了した。
上限まで、0.5mAの単一の電流で充電され、2.0
Vの下限まで放電することによって1回のサイクルが完
成し、さらに、1回の付加的な充電が0.5mAの同一
の電流によって4.0Vまで行われた。電流と時間の積
に対する電圧の変化を図3(a)に示す。それは、この
様な電池の基本的、および標準的な性能を表現する。
(ここでの電流は、次の発明の実施例2の試験電池のた
めに使用されている電流とは異なる電流が使われてい
る。比較の目的のために、図3(a)および図3(b)
におけるデータは、x軸に対して容量によって規格化さ
れて示されている。) 実施例1 81.5g(0.5モル)のNH4PF6がPC/EC/
DECを容量比で20/30/50の比で含む溶媒の混
合物の0.477リットルに周囲温度において溶解され
た。この操作は、乾燥室において1リットルの三つ口丸
底フラスコに入れて行った。6.0g(0.75モル)
のLiHが付属の固体の付加装置に載置された。この様
に、ここでは過剰のLiHが使用された。この溶液は、
磁気撹拌装置を使用して一定で攪拌した。UHP等級の
ヘリウム気体が溶液中に通気され、LiHは、一定の速
度で反応フラスコ中に1時間以上をかけて添加した。ヘ
リウムと副生物の気体は除害フードから除去された。L
iHの添加の後に約1/2時間、溶液のフラッシュと攪
拌を続けて完了した。
【0033】次いで、溶液は除去され、0.7μmのガ
ラス繊維濾紙によって濾過し、過剰のLiHは除去され
た。濾液はおおよそ30分間、65℃において減圧下で
真空処理によって脱気された。真空処理における圧力
は、約10Torrと見られる。 脱気/揮散除去処理
において、おおよそ150gの溶媒が失われた。すべて
の実際的な目的には、これは比較的に高い蒸気圧を有す
る溶媒、この場合にはDECであると推察される。同じ
重量のDECが、該処理によって失われたものの代わり
に補給された。得られた電解液は、20/30/50の
容量比のPC/EC/DECの混合溶媒中におおよそ1
MのLiPF6 を含むものである。pHの測定は、5m
lの水中に1mlの電解液を含む水溶液においてpH試
験紙を使用して行われた。沈殿は存在せず、また溶液は
澄明であった。
ラス繊維濾紙によって濾過し、過剰のLiHは除去され
た。濾液はおおよそ30分間、65℃において減圧下で
真空処理によって脱気された。真空処理における圧力
は、約10Torrと見られる。 脱気/揮散除去処理
において、おおよそ150gの溶媒が失われた。すべて
の実際的な目的には、これは比較的に高い蒸気圧を有す
る溶媒、この場合にはDECであると推察される。同じ
重量のDECが、該処理によって失われたものの代わり
に補給された。得られた電解液は、20/30/50の
容量比のPC/EC/DECの混合溶媒中におおよそ1
MのLiPF6 を含むものである。pHの測定は、5m
lの水中に1mlの電解液を含む水溶液においてpH試
験紙を使用して行われた。沈殿は存在せず、また溶液は
澄明であった。
【0034】使用された電解液がこの発明のものである
点を除いて、比較例1に記述したように4/3A型リチ
ウムイオン電池が組み立てられた。電池は、前記したよ
うに調整され、時間に対する電圧および電流曲線は図2
(b)に示されている。性能は、図2(a)の電池に類
似しており、発明の電解液は、このリチウムイオン型の
電池において使用した基本的な電解液に実際上同じであ
る。
点を除いて、比較例1に記述したように4/3A型リチ
ウムイオン電池が組み立てられた。電池は、前記したよ
うに調整され、時間に対する電圧および電流曲線は図2
(b)に示されている。性能は、図2(a)の電池に類
似しており、発明の電解液は、このリチウムイオン型の
電池において使用した基本的な電解液に実際上同じであ
る。
【0035】実施例2 ヘリウム気体による保護下において、16.3g(0.
1モル)のNH4PF6の固体が、1.2g(0.15モ
ル)のLiHと、ヘリウム気体の通気が可能なように配
管された0.5リットルの三つ口丸底フラスコで混合さ
れた。再び、過剰のLiHが使用された。室温におい
て、容量比で30/70のEC/DEC溶媒混合物の
0.094リットルがロートから最初は徐々に、そして
30分間かけて加えられた。この期間中に、溶液は磁気
攪拌装置によって連続的に攪拌され、溶液中にヘリウム
気体を通気するよう送られた。攪拌と通気は、さらに
1.5時間続けられた。溶液のFTIRスペクトルが測
定された。スペクトルにおける反応物のピークの消失に
基づいて、反応の完了が確認された。溶液の脱気は、実
施例1において述べたように続いて行われた。脱気/揮
発性分の除去の結果、おおよそ30gが失われ、この損
失を補うために同じ重量のDECが加えられた。
1モル)のNH4PF6の固体が、1.2g(0.15モ
ル)のLiHと、ヘリウム気体の通気が可能なように配
管された0.5リットルの三つ口丸底フラスコで混合さ
れた。再び、過剰のLiHが使用された。室温におい
て、容量比で30/70のEC/DEC溶媒混合物の
0.094リットルがロートから最初は徐々に、そして
30分間かけて加えられた。この期間中に、溶液は磁気
攪拌装置によって連続的に攪拌され、溶液中にヘリウム
気体を通気するよう送られた。攪拌と通気は、さらに
1.5時間続けられた。溶液のFTIRスペクトルが測
定された。スペクトルにおける反応物のピークの消失に
基づいて、反応の完了が確認された。溶液の脱気は、実
施例1において述べたように続いて行われた。脱気/揮
発性分の除去の結果、おおよそ30gが失われ、この損
失を補うために同じ重量のDECが加えられた。
【0036】得られた電解液は、pHは中性、澄明で沈
殿物は存在しなかった。試験電池は、電解液としてこの
実施例のもの例が使用されたことを除いて比較例2と同
様に作製された。試験電池は、調製され、前記したよう
に1回の充放電サイクルを行った。0.145mAの電
流が充電および放電の両方に使用された。この電池につ
いての電流と時間の積に対する電圧が、図3(b)に示
されている。性能は、図3(a)における比較電池のも
のとほとんど同一であり、発明の電解液が、このリチウ
ムイオン電池において使用される基本的な電解液と実際
上同じであることが示されている。
殿物は存在しなかった。試験電池は、電解液としてこの
実施例のもの例が使用されたことを除いて比較例2と同
様に作製された。試験電池は、調製され、前記したよう
に1回の充放電サイクルを行った。0.145mAの電
流が充電および放電の両方に使用された。この電池につ
いての電流と時間の積に対する電圧が、図3(b)に示
されている。性能は、図3(a)における比較電池のも
のとほとんど同一であり、発明の電解液が、このリチウ
ムイオン電池において使用される基本的な電解液と実際
上同じであることが示されている。
【0037】参考例1 電解液は、脱気および真空処理を行わなかった点を除
き、発明の実施例1に記載のように作製された。20℃
で一晩貯蔵した後に、フラスコには白い沈殿が見られ
た。更に、pH測定は、電解液は相当な塩基であること
を示した。溶液は、ガラス繊維濾紙を使用して再度濾過
した。使用された電解液がこの参考例のものである点を
除いて、比較例1に記述したように4/3A型リチウム
イオン電池が組み立てられた。電池は、前記したように
調整された。しかしながら、まさにに3.8Vでの最初
の充電段階で、電池内部での過剰な内部圧力によって、
安全遮断装置が作動し、電気回路が開回路となった。こ
の電池の電圧対時間曲線は図4に示される。この例で
は、発明の方法によって得られた電解液に対して充分な
脱気/揮発性物質の除去処理が行われなければ、リチウ
ムイオン電池において過剰な気体の発生が起こることを
示している。
き、発明の実施例1に記載のように作製された。20℃
で一晩貯蔵した後に、フラスコには白い沈殿が見られ
た。更に、pH測定は、電解液は相当な塩基であること
を示した。溶液は、ガラス繊維濾紙を使用して再度濾過
した。使用された電解液がこの参考例のものである点を
除いて、比較例1に記述したように4/3A型リチウム
イオン電池が組み立てられた。電池は、前記したように
調整された。しかしながら、まさにに3.8Vでの最初
の充電段階で、電池内部での過剰な内部圧力によって、
安全遮断装置が作動し、電気回路が開回路となった。こ
の電池の電圧対時間曲線は図4に示される。この例で
は、発明の方法によって得られた電解液に対して充分な
脱気/揮発性物質の除去処理が行われなければ、リチウ
ムイオン電池において過剰な気体の発生が起こることを
示している。
【0038】参考例2 比較例1において作製した電解液の一部分が、21℃に
おいて30日間密閉容器で保存された。溶液は変色し、
褐色かかった黄色となっていた。発明の実施例1で製造
された電解液の一部分を72日間、21℃で密閉保存さ
れた。溶液は、澄んだ濁りのないものであった。この例
では、商業的に入手されるLiPF6 から得られる電解
液には、いくらかの劣化があることを示されている。発
明の方法によって得られた電解液は、同様の速度では、
あるいは少なくとも同様の方法では劣化は見られない。
おいて30日間密閉容器で保存された。溶液は変色し、
褐色かかった黄色となっていた。発明の実施例1で製造
された電解液の一部分を72日間、21℃で密閉保存さ
れた。溶液は、澄んだ濁りのないものであった。この例
では、商業的に入手されるLiPF6 から得られる電解
液には、いくらかの劣化があることを示されている。発
明の方法によって得られた電解液は、同様の速度では、
あるいは少なくとも同様の方法では劣化は見られない。
【0039】当業者であれば、上記説明から明らかなよ
うに、数多くの変更と修正を、本発明の精神と範囲とか
ら逸脱することなく本発明の実施において行なうことが
できる。DEC、ECおよび任意にPCを含む前記した
例では、発明の方法は、他の可能な溶媒の組み合わせの
様々な例に適用することが期待される。同様に、このよ
うな電解液の広範囲なモル濃度のものが可能であること
が期待されている。この方法の応用の結果の限定された
量の不純物の存在は、受容されることができ、それによ
って作製する電解液は実際上純粋である。さらに、NH
4PF6およびLiHがこの発明における好ましい反応物
であり、発明の方法は原理的に他の反応物に対しても適
用される。最終の電解液において受容されない反応後の
不純物の除去の要求は、溶液中にLiPF6 を残存した
状態で成し遂げられる。本発明の範囲は、特許請求の範
囲に従って定義される事項にしたがって解釈されるべき
である。
うに、数多くの変更と修正を、本発明の精神と範囲とか
ら逸脱することなく本発明の実施において行なうことが
できる。DEC、ECおよび任意にPCを含む前記した
例では、発明の方法は、他の可能な溶媒の組み合わせの
様々な例に適用することが期待される。同様に、このよ
うな電解液の広範囲なモル濃度のものが可能であること
が期待されている。この方法の応用の結果の限定された
量の不純物の存在は、受容されることができ、それによ
って作製する電解液は実際上純粋である。さらに、NH
4PF6およびLiHがこの発明における好ましい反応物
であり、発明の方法は原理的に他の反応物に対しても適
用される。最終の電解液において受容されない反応後の
不純物の除去の要求は、溶液中にLiPF6 を残存した
状態で成し遂げられる。本発明の範囲は、特許請求の範
囲に従って定義される事項にしたがって解釈されるべき
である。
【0040】
【発明の効果】本発明は、LiPF6 を基礎とする非水
電解液電池用電解液を、非水電解液電池の電解液として
使用される溶媒からなる溶液中において、NH4PF6と
LiHのように、取り扱いが容易であるとともに、溶液
中からの未反応物あるいは副生物の分離が容易な物質を
反応物として使用して反応させたので、高純度なLiP
F6 を含有する電解液を簡単な操作によって得ることが
できる。
電解液電池用電解液を、非水電解液電池の電解液として
使用される溶媒からなる溶液中において、NH4PF6と
LiHのように、取り扱いが容易であるとともに、溶液
中からの未反応物あるいは副生物の分離が容易な物質を
反応物として使用して反応させたので、高純度なLiP
F6 を含有する電解液を簡単な操作によって得ることが
できる。
【図1】4/3A型のリチウムイオン電池を示す断面図
である。
である。
【図2】従来例1および本発明の実施例1の4/3A型
のリチウムイオン電池の性能を説明する図である。
のリチウムイオン電池の性能を説明する図である。
【図3】従来例2および本発明の実施例2の試験電池の
性能を説明する図である。
性能を説明する図である。
【図4】参考例1の試験電池の時間に対する電圧および
電流の関係を説明する図である。
電流の関係を説明する図である。
1…ヘッダー集成体、2…上部の絶縁体、3…電池缶、
4…巻回体、5…正極タブ、6…負極タブ、7…下部の
絶縁体、8…電解液、9…スペーサ、10…ガスケッ
ト、12…負極上縁、13…正極上縁、14…正極下
縁、15…負極の下縁、16…外部金属蓋体、17…導
電性隔壁、18…アルミニウム溶接板、19…臨界溶接
部
4…巻回体、5…正極タブ、6…負極タブ、7…下部の
絶縁体、8…電解液、9…スペーサ、10…ガスケッ
ト、12…負極上縁、13…正極上縁、14…正極下
縁、15…負極の下縁、16…外部金属蓋体、17…導
電性隔壁、18…アルミニウム溶接板、19…臨界溶接
部
Claims (20)
- 【請求項1】 溶液中にLiPF6 を含有する電解液の
製造方法において、(a)(XH)+ で表されるプロト
ン(H+) とルイス塩基(X)との付加物からなる(X
H)+PF6 - の形態の塩を、溶液中においてLiPF6
を形成するために、電解液において使用される溶媒の混
合物中において、リチウム成分と反応させ、(b)溶液
中にLiPF6 が残した状態で残留する反応物および副
生物を除去することを特徴とするLiPF6 を含有する
電解液の製造方法。 - 【請求項2】 残留する反応物、反応の副生物を除去し
た後に、電解液中において使用する物質を添加すること
を特徴とする請求項1記載のLiPF6 を含有する電解
液の製造方法。 - 【請求項3】 固体状の残留する反応物あるいは副生物
が濾過によって除去されることを特徴とする請求項1も
しくは2記載のLiPF6 を含有する電解液の製造方
法。 - 【請求項4】 固体状の残留する反応物あるいは副生物
が遠心分離によって除去されることを特徴とする請求項
1もしくは2記載のLiPF6 を含有する電解液の製造
方法。 - 【請求項5】 気体状の残留する反応物あるいは副生物
が溶液中への不活性気体の通気によって除去されること
を特徴とする請求項1もしくは2記載のLiPF6 を含
有する電解液の製造方法。 - 【請求項6】 気体状の残留する反応物あるいは副生物
が真空処理によって除去されることを特徴とする請求項
1もしくは2記載のLiPF6 を含有する電解液の製造
方法。 - 【請求項7】 真空処理が穏やかな加熱を含んでいるこ
とを特徴とする請求項6記載のLiPF6 を含有する電
解液の製造方法。 - 【請求項8】 塩がNH4PF6であることを特徴とする
請求項1もしくは2記載のLiPF6 を含有する電解液
の製造方法。 - 【請求項9】 リチウム成分がLiHであることを特徴
とする請求項1もしくは2記載のLiPF6 を含有する
電解液の製造方法。 - 【請求項10】 塩がNH4PF6であり、リチウム成分
がLiHであり、残存する反応物LiHが濾過によって
除去され、NH3 副生物および他の揮発性不純物が不活
性気体の溶液への通気によって除去されることを特徴と
する請求項1もしくは2記載のLiPF6 を含有する電
解液の製造方法。 - 【請求項11】 NH3 副生物および他の揮発性不純物
が穏やかな加熱下での真空処理によって除去されること
を特徴とする請求項10記載のLiPF6 を含有する電
解液の製造方法。 - 【請求項12】 電解液中において使用される溶媒が直
鎖エステルおよび環状エステルから選択されるものであ
ることを特徴とする請求項10記載のLiPF6 を含有
する電解液の製造方法。 - 【請求項13】 使用される溶媒がエチレンカーボネー
トおよびジエチレンカーボネートであることを特徴とす
る請求項12記載のLiPF6 を含有する電解液の製造
方法。 - 【請求項14】 溶媒がプロピレンカーボネートを含有
することを特徴とする請求項13記載のLiPF6 を含
有する電解液の製造方法。 - 【請求項15】 電解液が約1モル濃度のLiPF6 を
含有することを特徴とする請求項13記載のLiPF6
を含有する電解液の製造方法。 - 【請求項16】 正極、負極および請求項1もしくは2
記載の方法によって製造された電解液からなることを特
徴とする非水電解液電池。 - 【請求項17】 正極がリチウム遷移金属酸化物および
負極が炭素質物質からなることを特徴とする請求項16
記載の非水電解液電池。 - 【請求項18】 リチウム遷移金属酸化物がLiCoO
2 であり、炭素質物質が部分的に黒鉛化された炭素ある
いは黒鉛であることを特徴とする請求項17記載の非水
電解液電池。 - 【請求項19】 リチウム遷移金属酸化物からなる正
極、炭素質物質からなる負極、および請求項10、1
1、13、あるいは15に記載の方法によって製造した
電解液からなることを特徴とする非水電解液電池。 - 【請求項20】 LiCoO2 からなる正極、部分的に
黒鉛化された炭素あるいは黒鉛炭素質物質からなる負
極、および請求項10、11、13あるいは15に記載
の方法によって製造した電解液からなることを特徴とす
る非水電解液電池。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CA002104718A CA2104718C (en) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | Simplified preparation of lipf6 based electrolyte for non-aqueous batteries |
| CA2104718 | 1993-08-24 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0785889A true JPH0785889A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=4152200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6194304A Pending JPH0785889A (ja) | 1993-08-24 | 1994-08-18 | 非水電解液電池用の電解液の製造方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5496661A (ja) |
| EP (1) | EP0643433B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0785889A (ja) |
| CA (1) | CA2104718C (ja) |
| DE (1) | DE69400793T2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011029199A (ja) * | 1999-06-24 | 2011-02-10 | Mitsubishi Chemicals Corp | リチウム二次電池用正極材料、リチウム二次電池用正極及びリチウム二次電池 |
| JP2016040272A (ja) * | 2015-09-18 | 2016-03-24 | 宇部興産株式会社 | 六フッ化リン酸リチウム・エーテル錯体の製造方法及び六フッ化リン酸リチウム・エーテル錯体 |
| WO2016052074A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | Necエナジーデバイス株式会社 | リチウムイオン二次電池及びその製造方法 |
| CN111834673A (zh) * | 2019-04-19 | 2020-10-27 | 深圳先进技术研究院 | 一种碱土金属六氟磷酸盐电解质及电解液制备方法 |
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|---|---|---|---|---|
| US5378445A (en) * | 1993-12-23 | 1995-01-03 | Fmc Corporation | Preparation of lithium hexafluorophosphate solutions |
| US6645451B1 (en) | 1996-06-26 | 2003-11-11 | Solvay Fluor Und Derivate Gmbh | Method of preparing inorganic pentafluorides |
| DE19625448A1 (de) * | 1996-06-26 | 1998-01-02 | Solvay Fluor & Derivate | Verfahren zur Herstellung von LiPF¶6¶ |
| US6045945A (en) * | 1997-03-25 | 2000-04-04 | Ube Industries, Ltd. | Electrolyte solution for lithium secondary battery |
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| DE19816691A1 (de) * | 1998-04-15 | 1999-10-21 | Riedel De Haen Gmbh | Verfahren zur Herstellung von LiPF¶6¶ und dieses enthaltende Elektrolytlösungen |
| JP4843831B2 (ja) * | 1999-06-24 | 2011-12-21 | 三菱化学株式会社 | リチウム二次電池用正極材料、リチウム二次電池用正極及びリチウム二次電池 |
| DE10049097B4 (de) * | 2000-09-27 | 2004-08-26 | Chemetall Gmbh | Verfahren zur Trocknung von organischen Flüssigelektrolyten |
| CN100393609C (zh) * | 2006-05-30 | 2008-06-11 | 天津化工研究设计院 | 六氟磷酸锂的溶剂精制方法 |
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| JP5609283B2 (ja) * | 2010-06-08 | 2014-10-22 | セントラル硝子株式会社 | リチウムイオン電池用電解液の製造方法およびそれを用いたリチウムイオン電池 |
| US20130115522A1 (en) | 2010-07-08 | 2013-05-09 | Solvay Sa | Manufacture of LiPO2F2 |
| US20130108933A1 (en) | 2010-07-08 | 2013-05-02 | Solvay Sa | Manufacture of LiPO2F2 and crystalline LiPO2F2 |
| CN103052592B (zh) | 2010-08-04 | 2016-02-24 | 索尔维公司 | 从POF3或PF5制造LiPO2F2 |
| WO2013026777A1 (en) | 2011-08-24 | 2013-02-28 | Solvay Sa | Fluoroalkyl s-(fluoro)alkyl thiocarbonates, a method for the preparation of fluoroalkyl s-(fluoro)alkyl thiocarbonates, and their use |
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| WO2020211081A1 (zh) * | 2019-04-19 | 2020-10-22 | 深圳先进技术研究院 | 一种碱土金属六氟磷酸盐电解质及电解液制备方法 |
| CN114267878B (zh) * | 2021-12-15 | 2024-04-12 | 深圳先进技术研究院 | 钙盐电解液和电解质及其制备方法和应用 |
| CN115959645B (zh) * | 2022-12-30 | 2023-09-08 | 深圳新宙邦科技股份有限公司 | 一种六氟磷酸碱金属盐的制备方法、电解液及锂离子电池 |
| WO2024153663A1 (en) | 2023-01-17 | 2024-07-25 | Universität Regensburg | Method for the generation of a phosphorus trifluoride, a hexafluorophosphate, a phosphorus trihalogenide, phosphoric acid or a phosphorus-comprising organic compound |
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| DE3855938T2 (de) * | 1987-03-13 | 1998-02-05 | Hitachi, Ltd., Tokio/Tokyo | Wasserfreie Sekundärbatterie |
| US4880714A (en) * | 1989-02-27 | 1989-11-14 | Duracell Inc. | Method for preparing non-aqueous electrolytes |
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-
1993
- 1993-08-24 CA CA002104718A patent/CA2104718C/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-06-08 EP EP94304114A patent/EP0643433B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-06-08 DE DE69400793T patent/DE69400793T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-07-08 US US08/272,249 patent/US5496661A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-08-18 JP JP6194304A patent/JPH0785889A/ja active Pending
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Also Published As
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| CA2104718C (en) | 1999-11-16 |
| US5496661A (en) | 1996-03-05 |
| DE69400793T2 (de) | 1997-02-20 |
| CA2104718A1 (en) | 1995-02-25 |
| EP0643433B1 (en) | 1996-10-23 |
| DE69400793D1 (de) | 1996-11-28 |
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