JPH0786128B2 - ポリカルボキシレート化合物及びそれを含有する洗剤組成物 - Google Patents

ポリカルボキシレート化合物及びそれを含有する洗剤組成物

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JPH0786128B2
JPH0786128B2 JP2417678A JP41767890A JPH0786128B2 JP H0786128 B2 JPH0786128 B2 JP H0786128B2 JP 2417678 A JP2417678 A JP 2417678A JP 41767890 A JP41767890 A JP 41767890A JP H0786128 B2 JPH0786128 B2 JP H0786128B2
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エザツト・コシユデル
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ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
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    • C11D3/3746Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3757(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重合体のポリカルボキ
シレート化合物、及びそれを利用した洗剤組成物等に関
する(なお、本明細書中の全化学式中での実線及び点線
は、互いに違いはなく、共に、共有単結合を示す)
【0002】
【背景及び従来の技術】ポリカルボキシレート化合物、
特に重合体は、洗剤組成物の周知の成分であって、種々
の利益を提供する。それらは、例えば、再付着防止剤及
び付着防止剤として、また補助的洗浄力増大のために、
特に水不溶性アルミノ珪酸塩ビルダーとともに、使用す
る。
【0003】アクリル酸及びマレイン酸重合体は特に、
広範に用いられてきた。例えば、英国特許第1,59
6,756号(Procter & Gamble)
は、マレイン酸重合体、特にメチルビニルエーテル/マ
レイン酸無水物の共重合体、及び燐酸塩ビルダー入り組
成物中の補助洗剤ビルダーとしてのその使用法に関す
る。英国特許第1,460,893号(Unileve
r)は、オルト−、及びピロ燐酸塩ビルダーを含有する
洗剤組成物中の付着防止剤としてのポリアクリレートの
使用法を開示する。欧州特許第25,551B号(BA
SF)は、付着防止剤としてのアクリル酸/マレイン酸
共重合体の使用法を開示する。欧州特許第124,91
3B号(Procter & Gamble)は、ポリ
アクリレートと、アクリル酸/マレイン酸共重合体とを
併用する洗剤組成物を開示する。
【0004】文献には、種々の重合体のポリカルボキシ
レートが開示されているけれども、ポリアクリレート及
びアクリル酸エステル/マレイン酸エステル共重合体の
みが市販洗剤製品中に広範に用いられることが判明し
た。
【0005】効率の良いカルシウム結合は、カルシウム
結合カルボキシル基が重合体の主鎖上ではなく、エステ
ル結合によって炭素主鎖に接合する側鎖上に位置する化
合物から生じ得る、という観察に本発明は、基づいてい
る。
【0006】
【発明の定義】I式の構成単位:
【0007】
【化2】
【0008】(式中、xは0,1又は2であり;R基は
水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、C1 〜C
3 アルキル基、C1 〜C3 ヒドロキシアルキル基、C1
〜C3カルボキシアルキル基、又はヒドロキシカルボキ
シメチル基を表わすが、但し、R4 ,R5 ,R6 及びR
7 のうち少なくとも1つは−COOM基を含有する。こ
こで、Mは水素原子又は可溶化陽イオン、好ましくはア
ルカリ金属又はアンモニウムイオン、さらに好ましくは
ナトリウムイオンである)を少なくとも1つ含有する重
合体の又は非重合体のポリカルボキシレート化合物(以
下、参考化合物と称する)中の、特に、1250以上の
数平均分子量と、1900以上の重量平均分子量と、4
以上のpK Ca 2+とを有する重合体のポリカルボキシレ
ート化合物であって、下記式(Ia)の1以上の単位を
含む化合物を本発明は提供する。
【0009】
【化3】
【0010】(式中、x1 は0または1、M1 は水素原
子または可溶化陽イオンである)その他の態様として、
本発明は、二価及び多価金属、特にカルシウムを結合さ
せるための上述の化合物の使用法;さらに、洗剤組成物
を提供する。具体的には、本発明化合物の使用方法であ
って、その化合物を二価及び多価の金属との結合に使用
する方法を提供し、また、0.5〜60重量%の1種以
上の洗剤活性化合物と、本発明化合物によって一部がま
たは全部が構成されている15〜80重量%の1種以上
の洗剤ビルダーからなる洗剤組成物を提供する。
【0011】
【本発明及び関連技術の説明】本発明及び参考化合物 本発明の化合物は重合体である。本発明化合物は、化学
構造が形式的には、参 考化合物の範疇に含まれる。そこ
で、参考化合物を中心として説明する。この一般的説明
により、本発明化合物も当業者には、容易に構造や製造
方法等が理解できる筈である。
【0012】参考化合物は、主鎖の炭素原子に直接(I
式においてx=0)的にあるいはメチレン基又はエチレ
ン基を介して(I式においてx=1又は2)エステル結
合によって主鎖に接合するジカルボン酸基の側鎖の存在
を特徴とする。したがって、x=0である化合物は、少
なくとも3つのカルボキシル基を含有するポリカルボン
酸と、主鎖に結合するヒドロキシル基を有する化合物と
のエステルとみなされるし;一方、x=1又は2である
化合物は、主鎖に結合したヒドロキシメチル基又はヒド
ロキシエチル基を有する化合物と、少なくとも3つのカ
ルボキシル基を含有するポリカルボン酸とのエステルと
みなされる。1つはエステル結合に参加するために、そ
して少なくとも2つはカルシウム結合能力を提供するた
めに、少なくとも3つのカルボキシル基が酸部分で必要
である。
【0013】ポリカルボン酸としては、クエン酸、イソ
クエン酸、及びプロパン−1,2,3−トリカルボン酸
等が挙げられる。特に、ポリカルボン酸がヒドロキシル
基を含有するもの、とりわけ、クエン酸のようなヒドロ
キシトリカルボン酸が挙げられる。
【0014】ヒドロキシル基含有部分は、単量体並びに
重合体の広範な化合物から生じる。これらの例として
は、ポリビニルアルコール、部分的に加水分解されたポ
リビニルアセテート、アリルアルコール、ポリアリルア
ルコール、ポリ(α−ヒドロキシアクリル)酸;α(ヒ
ドロキシメチル)アクリル酸(単量体又は重合体)、
(2−ヒドロキシエチル)アクリレート又はメタクリレ
ート(単量体又は重合体);グリコール、グリセロー
ル、エリトリトール、トレイトール、ペンタエリトリト
ール、ジペンタエリトリトール;及び多糖類、少糖類、
及び単糖類、例えばデンプン、セルロース、イヌリン、
ペクチン、α−及びβ−メチルグリコシド、アミロー
ス、キシラン、ポリガラクトウロン酸、ポリグルクロン
酸、アルダリン酸、マンニトール、ソルビトール、ソル
ボース、イノシトールが挙げられる。
【0015】参考化合物の第一の種類は、ポリビニルア
ルコール又は一部加水分解されたポリビニルアセテート
と、クエン酸とのエステルである。これらは、I式(式
中、x=0であり;R1 ,R2 ,R3 ,R4 及びR5
全て水素原子であり、R6 はヒドロキシル基であって、
7 はカルボキシメチル基である)の構造単位を含有す
る化合物である。これらの構造単位は、II式:
【0016】
【化4】
【0017】で示されるものでもよい。
【0018】参考化合物の第二の種類は、ポリアリルア
ルコール又はポリ(α−ヒドロキシメチルアクリル)酸
と、クエン酸とのエステルである。これらは、I式の構
成単位(式中、x=1であり、R1 は水素原子又はカル
ボキシル基であり、R2 ,R3 ,R4 及びR5 は全て水
素原子であり、R6 はヒドロキシル基であって、R7
カルボキシメチル基である)を含有する化合物である。
これらの化合物は、III 式:
【0019】
【化5】
【0020】(式中、R8 は水素原子又は−COOM基
を示す)の構成単位を含有する。
【0021】本発明化合物の化学式Iaは、式II(x
=0)とIII(x=1)とを組み合わせたものであ
る。
【0022】参考化合物は、その他の構成単位を含有し
得る。例えば、カルシウム結合に関与するカルボキシル
基をさらに含有する構成単位である。
【0023】構成単位の具体例は、以下のIV〜IX式:
【0024】
【化6】
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】
【化11】
【0030】(式中、R基は水素原子、メチル基、又は
エチル基の任意の組合せ、特に水素原子;Mは水素原子
又は可溶化陽イオン、特にナトリウムイオンを示す)の
いずれかのものである。
【0031】参考化合物は、さらに、非エステル化ヒド
ロキシル基、例えばビニルアルコール又はアリルアルコ
ール単位を含有する構成単位を含んでもよく、このよう
な構成単位の存在は、特に、予備成形ヒドロキシル化重
合体のエステル化によって調製される重合化合物中にお
そらく認められる。
【0032】参考化合物は、英国特許出願第89,28
320.4号(1989年12月14日提出)及びこれ
に対応する本願と同日出願された国内出願に開示されて
いるようなヒドロキシル基及びカルボキシル基をともに
含有する構成単位、例えば:
【0033】
【化12】
【0034】及び/又はXI式の構成単位:
【0035】
【化13】
【0036】及び/又はXII 式の構成単位:
【0037】
【化14】
【0038】及び/又はXIII式の構成単位:
【0039】
【化15】
【0040】及び/又はXIV 式の構成単位:
【0041】
【化16】
【0042】及び/又はXV式の構成単位:
【0043】
【化17】
【0044】(式中、R基は各々、同一であっても異な
ってもよく、水素原子、メチル基、又はエチル基を示
し、特に水素原子であって;Mは水素原子又は可溶化陽
イオン、特にアルカリ金属又はアンモニウム陽イオン、
より限定的にはナトリウムイオンを示す)を含有しても
よい。
【0045】重合体の参考化合物は、広い範囲にわたる
種々の分子量を有する。例えば、数平均分子量は少なく
とも1000、特に1000〜100,000、更に限
定的には1000〜15,000である。重量平均分子
量は、例えば少なくとも1000、特に1000〜1,
000,000、更に限定的には1000〜100,0
00である。本発明化合物は、数平均分子量が少なくと
も1250、重量平均分子量が少なくとも1900であ
る。そして、カルシウム結合係数が4以上であ る。
【0046】本発明化合物及び参考化合物の製造 本発明化合物を含む参考化合物は 、必要な場合にはエス
テル触媒の存在下で、ヒドロキシ化合物と、ポリカルボ
ン酸又は無水物とのエステル化によって製造し得る。
【0047】参考化合物が重合体である場合、エステル
化は重合の前もしくは後であってもよい。したがって、
重合体の参考化合物や、本発明の化合物(重合)の製造
には2つの経路がある。
【0048】(i)重合体のポリヒドロキシ化合物とポ
リカルボン酸又は酸無水物とのエステル化、 (ii)重合可能官能基を有するアルコール(一般に不飽
和アルコール)とポリカルボン酸又は酸無水物とのエス
テル化、並びにその後のラジカル重合。
【0049】上記II式の好ましい化合物は、方法(i)
によって調製するのが適している。ポリビニルアルコー
ル(又は一部加水分解されたポリビニルアセテート)
を、無水クエン酸と、あるいは好ましい場合には水和ク
エン酸と反応させる。
【0050】上記III 式の好ましい化合物は、方法(i
i)によって調製するのがより好適である。アリルアル
コール又はα−ヒドロキシメチル・アクリル酸をクエン
酸無水物又はクエン酸と反応させ、つぎにその生成物質
を重合する。その他の重合可能なコモノマーが存在し
て、上述のような付加構成単位を有する共重合体又は三
元共重合体を生成してもよい。
【0051】エステル化 クエン酸と、単量体及び重合体の(ポリ)ヒドロキシ化
合物とのエステルは、エステル化触媒の存在又は非存在
下で、クエン酸又はクエン酸無水物を用いて、溶剤を用
いたりあるいは用いなかったりという種々の条件下で調
製し得る。
【0052】(ポリ)ヒドロキシ化合物を、例えば、溶
剤を用いずに(それが液体である場合)あるいはジオキ
サン、テトラヒドロフラン、又はジメチルホルムアミド
のような有機溶剤中に溶解した溶液中で、必要な場合は
エステル化触媒を用いて、クエン酸又はクエン酸無水物
と反応させ得る。この方法の変法においては、(ポリ)
ヒドロキシ化合物を、真空オーブン内の溶融液中でクエ
ン酸(好ましくは水和物)と反応させてもよい。
【0053】好適なエステル化触媒としては、トルエン
スルホン酸、4−ジメチルアミノピリジン、トリメチル
アミン、酢酸ナトリウム、酢酸亜鉛、チタン酸テトラブ
チル、チタン酸テトライソブチル、酸化カルシウム、炭
酸カルシウム、アルミニウムイソプロポキシド、アルミ
ニウムトリ−t−ブトキシド、アセチル酢酸第二鉄、ジ
エチル亜鉛(トルエンに溶解した15重量%溶液)、酢
酸カドミウム水和物、塩化第二鉄、酸化バリウム、水酸
化第二鉄、及び三酸化アンチモンが挙げられる。
【0054】別の好適な方法によれば、(ポリ)ヒドロ
キシ化合物のアルコキシドを、好ましくは有機溶剤(ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、又はジメチルホルムア
ミド等)中で、クエン酸無水物と反応させる。
【0055】クエン酸無水物は、ReptaとHigu
chi(J.Pharm.Sci.1969,58
(9)1110)が記載しているように、無水クエン
酸、氷酢酸、及び酢酸無水物から調製し得る。
【0056】しかしながら、クエン酸アリルの調製に特
に有効であることが立証されている一方法では、アリル
アルコール(等量≧1)とクエン酸(無水又は水和)を
単に混合し、その後、エステル化触媒(例えばトルエン
スルホン酸)の存在下又は非存在化で、中等度の温度、
好ましくは還流温度で加熱する。この方法により、例え
ば真空中、過剰量のアリルアルコールを除去することに
よって容易に単離される純粋物質が得られる。反応時間
は、触媒の有無により、また使用する場合には、その量
によって、1〜数時間の範囲で変化し得る。
【0057】この方法はクエン酸無水物の中間体の必要
性を回避し、共沸蒸留を必要としないという利点を有す
る。本物質は、単−異性体であって、収率は少なくとも
95重量%であるが、一方、上記の別の方法によれば、
異性体の混合物が生成される。
【0058】重合 上記III 式の好ましい化合物の調製のための出発物質で
ある単量体クエン酸エステル、例えばクエン酸アリルの
重合は、ラジカル開始剤の存在下で、慣用塊状重合又は
溶液重合によって実施し得る。
【0059】好適なラジカル開始剤としては、例えば過
硫酸ナトリウム又はカリウム、塩酸2,2−アゾビス
(アミジノプロパン)、過酸化ジベンゾイル(Luci
dol)、過酸化シクロヘキサノン、過酸化ジ−3級−
ブチル、2,2−アゾビス−イソブチロニトリル(AI
BN)、過酸化シクロヘキシルスルホニル(Perca
dox ACS)、ジイソプロピルペルジカルボネート
(Percadox JPP)、及びクメンヒドロペル
オキシドが挙げられる。好ましい開始剤は、過硫酸ナト
リウム又はカリウム、及び塩酸2,2−アゾビス(アミ
ジノプロパン)である。開始剤は、好ましくは徐々に反
応混合液に付加する。好ましい重合温度範囲は、40〜
120℃である。
【0060】高分子量物質を所望の場合は、開始剤は、
徐々に、長時間に亘って、例えば12時間の間に少量ず
つ加えるのが有益であることが判明した。
【0061】高分子分枝鎖物質を所望の場合は、単量体
混合物中に少量の分枝剤、例えばブタンジオールジアク
リレート、ジビニルベンゼン、グリコールジビニルエー
テル、アジピン酸ジビニルエーテル、ビスフェノールA
ジメタクリレート、ジビニル2,4,8,10−テトラ
オキソスピロ−[5.5]ウンデカン、ペンタエリトリ
トールトリアクリレート、アクリルアミドメチルデキス
トリン(DP6 3108,販売元Allied Co
lloids)、ジビニルエーテル、又はビニルアリル
エーテルを含入してもよい。
【0062】洗剤組成物 本発明の新規洗剤ビルダーは、全ての物理的形態(例え
ば粉末、液体、ゲル、及び棒状固体)の洗剤組成物中に
混和し得る。所望により、その他の洗剤ビルダーととも
にそれらを用いてもよい。
【0063】組成物中の洗剤ビルダーは、その総量が、
15〜80重量%の範囲であって、本発明のポリカルボ
キシレート化合物で全体又は一部が構成され得る。
【0064】存在し得る無機ビルダーとしては、英国特
許1,437,950号(Unilever)に開示さ
れているような、所望により炭酸カルシウム用の結晶化
種と併用する炭酸ナトリウム;結晶質又は非晶質アルミ
ノ珪酸塩、例えば英国特許第1,473,201号(H
enkel)に開示されているようなゼオライト、英国
特許第1,473,202号(Henkel)に開示さ
れているような非晶質アルミノ珪酸塩、及び英国特許第
1,470,250号(Henkel)に開示されてい
るような混合された結晶質/非晶質アルミノ珪酸塩;並
びに欧州特許出願公告第164,514B号(Hoec
hst)に開示されているような層状珪酸塩が挙げられ
る。無機燐酸塩ビルダー、例えばオルト燐酸ナトリウ
ム、ピロ燐酸ナトリウム、及びトリポリ燐酸ナトリウム
も存在し得るが、本発明は、無機リン酸塩の量の少な
い、又はそれを全く含有しない組成物への適用が特に妥
当である。
【0065】存在し得る有機ビルダーの例としては、そ
の他のポリカルボキシレート、例えばポリアクリレー
ト、アクリル酸/マレイン酸共重合体、及びアクリル酸
ホスフィネートのような重合体、あるいはクエン酸塩、
グルコン酸塩、オキシジコハク酸塩、酒石酸モノコハク
酸塩及びジコハク酸塩、グリセロールモノ−、ジ−、及
びトリコハク酸塩、カルボキシメチルオキシコハク酸
塩、カルボキシメチルオキシマロン酸塩、ジピコリン酸
塩、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸塩、ニトリロトリ酢
酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、アルキル−及び
アルケニルマロン酸塩及びコハク酸塩、並びにスルホン
化脂肪酸塩のような単量体のポリカルボキシレートが挙
げられる。このリストが全てを網羅しているわけではな
い。
【0066】本発明の洗剤組成物はさらに、石けん及び
非石けん陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、両性、
及び双性イオン性洗剤活性化合物、並びにその混合物か
ら選択される1つ又はそれ以上の洗剤活性化合物を必須
成分として含有する。多数の好適な洗剤活性化合物が市
販されており、そして文献、例えば“Surface−
Active Agents and Deterge
nts”(VolumesI及びII,Schwart
z、Perry及びBerch共著)に十分に説明され
ている。
【0067】使用し得る好ましい洗剤活性化合物は、石
けんや、非石けんの陰イオン性及び陽イオン性合成化合
物である。
【0068】陰イオン界面活性剤は、当業者に周知であ
る。その例としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
特にC8 〜C15のアルキル鎖長を有する直鎖アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム;第一及び第二アルキル硫
酸塩、特にC12〜C15第一アルコール硫酸ナトリウム;
アルキルエーテル硫酸塩;スルホン酸オレフィン;スル
ホン酸アルカン;アルキルキシレンスルホン酸塩;ジア
ルキルスルホコハク酸塩;並びに脂肪酸エステルスルホ
ン酸塩が挙げられる。
【0069】使用し得る非イオン界面活性剤としては、
第一及び第二アルコールエトキシレート、特にアルコー
ル1モル当たり平均3〜20モルの酸化エチレンでエト
キシ化されたC12〜C15の第一及び第二アルコール;並
びにアルキルポリグリコシド等が挙げられる。
【0070】界面活性剤の選択、及び存在する量は、洗
剤組成物の意図された用途に依る。例えば、皿洗い機用
には、相対的に低量の低起泡性非イオン界面活性剤が一
般的に好ましい。洗剤処方業者に周知のように、繊維製
品洗濯用組成物においては、異なる界面活性剤系を、手
洗い製品用及び機械洗濯用に選択してもよい。
【0071】存在する界面活性剤の総量は、もちろん、
意図された最終用途に依っている。例えば皿洗い機用で
は0.5重量%の低い値であり、また例えば手洗いによ
る繊維製品洗濯用の組成物中では60重量%という高い
値であってよい。繊維製品洗濯組成物に関しては、概し
て、5〜40重量%という量が一般に適している。
【0072】ほとんどの繊維製品用自動洗濯機での使用
に適した洗剤組成物は、一般に、陰イオン非石けん界面
活性剤、非イオン界面活性剤または任意の割合いで両物
質を組み合わせたものを含有する。場合によっては、石
けんをも含有する。
【0073】本発明の洗剤組成物は、適切な漂白剤系を
含有してもよい。皿洗い機用組成物は塩素系漂白剤を含
有するのが適しており、一方、繊維製品洗濯用組成物は
ペルオキシ漂白化合物、例えば無機過酸塩又は有機ペル
オキシ酸を含有し得るが、これは低洗濯温度での漂白作
用を改良するために活性剤とともに用いてもよい。
【0074】繊維製品洗濯用組成物中の包含物として好
ましい無機過酸塩は過ホウ酸ナトリウム一水和物及び四
水和物、並びに過炭酸ナトリウムであって、活性剤とと
もに使用すると有益である。漂白剤前駆体とも呼ばれる
漂白活性剤は、当業界で広範に提示されている。好まし
い例としては、過酢酸前駆体、例えば、現在、過ホウ酸
ナトリウムとともに広範に市販されているテトラアセチ
ルエチレンジアミン;並びに過安息香酸前駆体が挙げら
れる。米国特許第4,751,015号及び米国特許第
4,818,426号(Lever Brothers
Company)に開示された新規の第四アンモニウ
ム及びホスホニウム漂白活性剤も非常に興味深い。
【0075】本発明の洗剤組成物中に存在し得るその他
の物質としては、珪酸ナトリウム、螢光剤、再付着防止
剤、硫酸ナトリウムのような無機塩、酵素、適切な起泡
抑制剤又は起泡増進剤、顔料、及び香料が挙げられる。
このリストが全てを網羅しているわけではない。
【0076】本発明の洗剤組成物は、任意の好適な方法
で製造し得る。洗剤粉末は、相溶性熱非感受性成分のス
ラリーを噴霧乾燥し、つぎにスラリーによる処理に適し
ていない成分を、更に吹付けたり後付加することによっ
て調製するのが適している。どの成分をスラリーに含入
すべきか、そしてどれを後付加又は吹付けすべきかを決
定するのは、洗剤配合業者には難しいことではない。本
発明の新規ビルダーは、所望により、一般にスラリー中
に含入してもよい。しかしながら所望によりその他の方
法を用いてもよい。
【0077】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0078】化合物の特性 化合物は、赤外分光測定、及びいくつかの場合には核磁
気共鳴分光分析によって同定した。
【0079】使用する赤外計測器としては、Nicol
et1280プロセッサーを用いたMCT検知器を装備
したNicolet(商標)1705X フーリエ変換
赤外分光計、及びNicolet62プロセッサーを用
いたDGS検知器装備のNicolet SDXC フ
ーリエ変換赤外分光計が挙げられる。
【0080】13C NMRスペクトルをBrucker
(商標)WM360MHz フーリエ変換分光計上で動かし
た。
【0081】重合物質の数平均及び重合平均分子量は、
ゲル透過クロマトグラフィによって測定した。これは、
30cm×7.5cmTSKゲル直鎖GMPWカラムを備え
たHewlett Packard(商標)HP109
0液体クロマトグラフィを用いて実施した。有機溶剤可
溶性重合体はポリスチレン基準を対照として、水溶性重
合体はポリエチレングリコールを対照として測定した。
【0082】カルシウム結合 本化合物のカルシウム結合特性は、Radiomete
r(商標)F2112Ca型のカルシウムイオン選択電
極を用いて、塩化カルシウム溶液で試料を滴定すること
によって測定した。カルシウム結合定数 pKCa2+は、
“Physical Chemistry of Ma
cromolecules”(JohnWiley,N
ew York,1961)の第8章“Multipl
e Equilibria”におけるC.Tanfor
dの方法によって算出した。
【0083】4.0又はそれ以上の pKca2+値は、単独
で又は他のビルダー物質と併用して、洗剤ビルダーとし
て有用であると思われる物質を表わす。
【0084】実施例1:クエン酸ポリビニル ポリビニルアルコール(いくつかのアセテート残基を含
有する)のクエン酸無水物によるエステル化によって、
クエン酸ポリビニルを調製した。
【0085】以下に示すXVI 式(p,q及びrは整数を
示し、Mはナトリウムイオンを示す)の重合体は、前述
のようなII式内の構成単位、並びに非転化ビニルアルコ
ール及び酢酸ビニル構成単位を含有する。クエン酸基に
よる置換度は40〜50%であった。
【0086】
【化18】
【0087】先ず、クエン酸無水物を次のように調製し
た。無水クエン酸(183g、0.953mole)、氷酢
酸(90g,1.50mole)、及び無水酢酸(194.
4g,1.90mole)を、効率の良い撹拌器及び還流冷
却器を備えた1リットルの三首丸底フラスコ中に入れ、
40℃で60分加熱した。この時間中に、溶液はさらに
粘性になり、蒼藁色が発色した。つぎに温クロロホルム
を撹拌しながら加え、2時間撹拌し続けたら、白色結晶
質固体が沈澱した。その固体を空気中の水分と接触しな
いように注意しながら真空濾過し、冷クロロホルムで洗
浄して、真空デシケータ内の水酸化カリウムペレット上
で貯蔵した。
【0088】収量は72gであり、その物質の融点は1
12〜114℃であった。
【0089】赤外データ(KBrウェファー)を以下に
示す: 無水物基: C=O str 1790と1860cm-1 C=O str 1240cm-1 カルボン酸基: H−結合3300〜2500cm-1 C=O str 1700cm-1 アルコール基: OH str 3500cm-1 C−O str 1130cm-1(tert) エステル基: 1740cm-1 ポリビニルアルコール(分子量14000,4.4g,
0.1mole)、クエン酸無水物(17.4g,0.1mo
le)、及びジメチルホルムアミド(20ml)を、機械的
撹拌器及び冷却器を装備した二首丸底フラスコ内に入
れ、反応体を油浴中で100℃に加熱し、その温度で2
4時間保持した。生成物は粘着性褐色固体であって、水
酸化ナトリウム水溶液を用いて中和したものである。そ
の結果生じた重合体塩を過剰エタノール中に3回沈澱さ
せて精製し、凍結乾燥によって単離した。収量は9.6
1gであった。
【0090】本重合体を、前述のように、フーリエ変換
赤外分光計(KBrウェファー)によって同定した。
【0091】 短鎖ポリカルボキシレート(C=O str) 1600cm-1 エステル(C=O str) 1720cm-1 分子量及びカルシウム結合力の結果は次の通りであっ
た: 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 1 5,400 22,600 4.19 4.9実施例2:クエン酸ポリビニル 実施例1に示されたXVI 式の重合体を、クエン酸無水物
の代わりにクエン酸を用いた別の方法によって調製し
た。
【0092】ポリビニルアルコール(4.4g,0.1
mole)及びクエン酸−水和物(21.04g,0.1mo
le)を一緒に粉砕してきめ細かくし、大きな結晶化皿に
入れた。その皿を130℃で24時間、真空オーブン内
に入れた。室温に冷却後、その物質をpH7に中和し、過
剰メタノール中に沈澱させることによって重合体を回収
した。その重合体塩を、濾過し、乾燥することによって
回収した。収量は15.7gであった。
【0093】本重合体を、前述のように、フーリエ変換
赤外分光計(KBrウェファー)によって特性表示し
た。
【0094】短鎖ポリカルボキシレート(C=O str)
1600cm-1エステル(C=O str)
1724cm-1分子量及びカルシウム結合結果は次の
通りであった。
【0095】 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 2 2,900 18,200 6.27 4.6実施例3:クエン酸ポリビニル 実施例1に示されたXVI 式の重合体を、水酸化ナトリウ
ムを用いた別の方法で調製した。
【0096】ポリビニルアルコール(4.4g,0.1
mole)、水素化ナトリウム(2.8g,0.12mol
e)、及びテトラヒドロフラン(30ml)を、機械的撹
拌器及び窒素流入口を備えた三首丸底フラスコ内に入
れ、反応体を窒素雰囲気下で2時間撹拌した。クエン酸
無水物(17.4g,0.1mole)及びさらに120ml
のテトラヒドロフランをつぎに加え、その系をさらに2
4時間還流した。回転蒸発によって溶剤を除去し、得た
重合体を水酸化ナトリウム水溶液で加水分解した。その
結果生じた重合体塩を過剰メタノール中に3回沈澱させ
て精製し、凍結乾燥によって単離した。収量は11.9
8gであった。
【0097】本重合体を、前述のように、フーリエ変換
赤外分光計(KBrウェファー)によって同定した。
【0098】 短鎖ポリカルボキシレート(C=O str) 1600cm-1 エステル(C=O str) 1720cm-1 分子量及びカルシウム結合力の結果は次の通りであった: 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 2 1,750 2,400 1.38 4.1実施例4〜7:クエン酸ポリアリル アリルアルコールをクエン酸無水物でエステル化し、つ
ぎに重合することによって、クエン酸アリルを調製し
た。その結果生じた下記のXVII式(式中、pは整数を示
し、Mはナトリウムイオンを示す)の重合体は、前述の
ようなIII 式内の構成単位を含有していた。
【0099】
【化19】
【0100】先ず、クエン酸アリルを以下のように調製
した。実施例1におけると同様に調製したクエン酸無水
物(34.83g,0.20mole)、及びアリルアルコ
ール(12.76g,0.22mole,即ち10モル%過
剰)を、効率のよい撹拌器及び還流冷却器を備えた10
0mlフラスコ内に入れ、反応体を90℃で24時間加
熱すると、この間に粘着性白色固体が粘性黄色油になっ
た。
【0101】室温に冷却後、その油を一定重量まで回転
蒸発させて、未反応アリルアルコールを除去した。した
がって、得られた物質は、その後の重合反応に用いるに
十分純粋であった。
【0102】赤外データ(KBrウェファー)を以下に
示す。
【0103】 エステル C=O str 1740cm-1 エステル C−O str 1200cm-1 COOH 1710cm-1(肩) OH 2800〜3600cm-1 CDCl3 中に溶解し、つぎに透明溶液が得られるまで
DMSO−d6 を加えることによって調製された試料か
ら得られた90.55MHz での13C NMRデータは、
次の通りであった。δ20〜22,δ38〜45,δ6
4〜69,δ72〜75,δ117〜120,δ130
〜134,δ168〜176ppm 。
【0104】クエン酸アリルを、次のようにして重合し
た。10g(43mmole )、水(100ml)、及びドデ
シル硫酸ナトリウム(1g,10mole%)を、効率のよ
い撹拌器、還流冷却器、及び窒素ガスの流入口を備えた
250mlフラスコ内に入れた。その結果生じた溶液を窒
素(無酸素)でガス抜きし、その間、45分間に亘って
70℃に加熱した。つぎに、過硫酸ナトリウム溶液(5
ml水中に0.1g溶解)を加えた。つぎに、反応物を、
遅い流速の窒素下で、70℃で40時間保持した。その
結果生じた重合体を過剰メタノール中に3回沈澱させて
精製し、その後凍結乾燥した。収量は8.61gであっ
た。
【0105】分子量及びカルシウム結合力の結果は次の
通りであった。
【0106】 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 4 2,200 11,150 5.07 5.23 本重合体の特性及び取扱いに関しては、それをナトリウ
ム塩に転化すると有益であることが判明した。この実施
は、重合体の水溶液を水酸化ナトリウム水溶液で中和
し、つぎにその結果生じた溶液を凍結乾燥することによ
る。微細白色粉末のポリ(アリルクエン酸二ナトリウ
ム)を生成した。
【0107】赤外データ(KBrウェファー)を以下に
示す。
【0108】 短鎖ポリカルボキシレート(C=O str) 1600cm-1 エステル基(C=O str) 1740cm-1 アルコール(OH str) 3500cm-1 実施例5〜7:クエン酸ポリアリル 同様の方法によって、上記のXVII式の重合体をさらに3
つ調製した。
【0109】分子量及びカルシウム結合力の結果は、次
の通りであった。
【0110】 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 5 2,600 9,100 3.5 5.20 6 1,700 2,800 1.65 4.88 7 1,250 1,900 1.52 4.28 実施例8及び9:クエン酸ポリアリル 前記と同様の方法によって、上記XVII式の、より高分子
量の重合体をさらに2つ調製したが、開始剤を長時間に
亘って少量ずつ徐々に加えた(2時間毎に1重量%、最
大6重量%まで)。分子量及びカルシウム結合力のデー
タを以下に示す。
【0111】 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 8 13,250 62,100 4,70 6.3 9 13,300 52,700 3,96 6.3 この2つの実施例に用いたクエン酸アリルは、実施例4
〜7で用いたものとは異なる方法、即ちクエン酸無水物
ではなくクエン酸(水和又は無水)を用いる直接法によ
って調製した。アリルアルコール(等量≧1)及びクエ
ン酸を単に混合し、その後、エステル化触媒であるトル
エンスルホン酸存在下で、還流温度で加熱した。この方
法によって純粋物質が得られたが、これは真空中で過剰
アリルアルコールを除去することによって容易に単離さ
れた。反応時間は約1時間であった。単−異性体が約9
5重量%の収率で生成された。この物質を、NMRによ
って同定した結果を以下に示す。
【0112】 1H NMR(酸化ジュウテリウム): 化学シフト(ppm) δ2.7〜3.3 クエン酸塩プロトン(多重線) 4H δ4.6 CH2 −O 2H δ5.3〜6.3 アリルプロトン(複合) 3H 13C NMR(酸化ジュウテリウム): 化学シフト(ppm) δ44〜76 δ120〜135 δ172〜180実施例10:クエン酸アリル/アクリル酸共重合体 クエン酸アリルとアクリル酸の共重合によって、重合体
を調製した。以下に示すXVIII 式(式中、p及びqは整
数であり、Mはナトリウムイオンである)の当該重合体
は、前述のIII 式及びV式内の構成単位を含有した。
【0113】
【化20】
【0114】機械的撹拌器、冷却器、及び窒素ガス流入
口を備えたフランジフラスコにクエン酸アリル(4.8
7g,22mmole )、アクリル酸(1.51g,21mm
ole)、ドデシル硫酸ナトリウム(20mlの水に200m
g溶解)、及び水(100ml)を入れた。窒素ガスを3
0分間、その反応混合物に送った。つぎにフラスコを6
5℃で24時間、水浴中に入れた。つぎにその溶液を水
酸化ナトリウム水溶液で中和し、過剰メタノール中に3
回沈澱させて重合体を精製し、凍結乾燥して単離した。
収量は6.1gであった。
【0115】赤外データ(KBrウェファー)を以下に
示す。
【0116】 短鎖ポリカルボキシレート(C=O str) 1600cm-1 エステル(C=O str) 1734cm-1 分子量及びカルシウム結合力の結果は次の通りであっ
た。
【0117】 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 10 1,400 2,700 1.93 5.23 実施例11:クエン酸アリル/マレイン酸共重合体 クエン酸アリルと無水マレイン酸との共重合によって、
重合体を調製した。以下に示すXIX 式(式中、p及びq
は整数であり、Mはナトリウムイオンである)の当該重
合体は、前述のIII 式及びVI式内の構成単位を含有す
る。
【0118】
【化21】
【0119】クエン酸アリル(10g,43mmole )、
無水マレイン酸(4.2g,43mmole )、アゾ−ビス
イソブチロニトリル(150mg)、及びジオキサン(1
0ml)を排気可能なパイレックス封管反応器に入れた。
排気時には、管を70℃で48時間、温度調節浴中に入
れた。その結果生じた固体を、pHが8を越えないよう注
意しながら水酸化ナトリウム水溶液を用いて加水分解し
てpH7とした。つぎに、重合体ナトリウム塩を過剰エタ
ノールに3回沈澱させて精製し、その後、凍結乾燥し
て、白色粉末を生成した。収量は11.54gであっ
た。
【0120】分子量及びカルシウム結合力の結果は次の
通りであった。
【0121】 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 11 6,150 16,950 2.76 5.41 実施例12:クエン酸アリル/マレイン酸共重合体 実施例11に示されたXIX 式の重合体を、同様の方法で
調製した。
【0122】分子量及びカルシウム結合力の結果は次の
通りであった。
【0123】 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 10 6,100 65,000 10.65 6.63 実施例13:クエン酸アリル/−ヒドロキシアクリル酸
共重合体 クエン酸アリルは、多大な精製法を用いる必要なく、穏
やかな温度での好適なラジカル開示剤の存在下で、塊状
のまま又は溶液中で、α−クロロアクリル酸と共重合し
得る。その結果生じる塩素化共重合体を、対応するヒド
ロキシル化共重合体に転化する。
【0124】本実施例は、前述のIII 式及びX式内の構
成単位を含有する、以下に示すXX式(式中、p及びqは
整数であり、Mはナトリウムイオンである)の重合体の
製造を説明する。
【0125】
【化22】
【0126】クエン酸アリル(11.6g,0.05mo
le)、α−クロロアクリル酸(5.33g,0.05mo
le)、アゾ−ビスイソブチロニトリル(300mg)、及
びジオキサン(10ml)を、排気可能なパイレックス封
管反応器中に入れた。排気時には、管を60℃で48時
間、温度調節浴中に入れた。固体生成物をアセトンに溶
解し、過剰量の石油エーテル中に3回沈澱させた。得ら
れた固体(12g)を、200mlの水を用いて、蒸気浴
上で5時間還流させた。その結果生じた溶液を水酸化ナ
トリウム水溶液でpH7に中和し、得られた重合体塩を過
剰メタノール中に3回沈澱させて精製し、つぎに凍結乾
燥して単離した。収量は13.04gであった。
【0127】赤外データ(KBrウェファー)を以下に
示す。
【0128】 短鎖カルボキシレート(C=O str) 1600cm-1 エステル基(C=O str) 1736cm-1 ヒドロキシル基(OH str) 3500cm-1 分子量及びカルシウム結合力の結果は次の通りであっ
た。
【0129】 実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 10 2,800 91,450 32.66 5.11 実施例14:クエン酸アリル/イタコン酸共重合体 クエン酸アリルとイタコン酸の共重合によって、重合体
を調製した。以下に示すXXI 式(式中、p及びqは整数
であって、Mはナトリウムイオンである)の当該重合体
は、前述のIII 式及びIV式内の構成単位を含有した。
【0130】
【化23】
【0131】機械的撹拌器、冷却器、及び窒素ガス用流
入口を備えた500mlのフラスコ中に、クエン酸アリル
(7.0g,0.03mole)、イタコン酸(3.92
g,0.03mole)、ドデシル硫酸ナトリウム(50ml
の水に0.05g溶解)、及び200mlの水を入れた。
撹拌前に、30分間、発泡する窒素ガスを反応混合液に
通して不活性雰囲気を作り出した。フラスコを、65℃
で温度調節浴中に入れた。30分後、過硫酸ナトリウム
(2mlの水に0.1g溶解)を加えて、溶液を18時間
撹拌した。つぎに、過硫酸ナトリウムの別のアリコート
を加え、反応をさらに8時間継続した。つぎに、水酸化
ナトリウム水溶液でその溶液を中和し、過剰メタノール
中に3回沈澱させて重合体を精製した。その結果生じた
重合体塩を凍結乾燥によって単離した。収量は6.7g
であった。
【0132】赤外データ(KBrウェファー)を次に示
す。
【0133】短鎖カルボキシレート 16
00cm-1 分子量及びカルシウム結合力の結果は次の通りであっ
た:実施例 分 子 量 pK Ca 2+n w D 14 2,200 4,000 1.82 5.73 実施例15: 本発明の各重合体化合物を利用し、スプレードライとそ
の後の配合とによって次のような組成の粒状洗剤組成物
を調製した。
【0134】 重量% 線状アルキルベンゼンスルホネート 9.00 非イオン界面活性剤(7EO) 1.00 非イオン界面活性剤(3EO) 3.00 ゼオライト 4A (無水物主体) 24.0 本発明の重合体化合物 4.00 TAED 粉末 2.78 過ほう酸ナトリウム四水和物 15.80 酵素(サビナーゼ6.0T) 0.40 蛍光剤 0.11 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.54 抗起泡粉末 3.20 炭酸ナトリウム 11.60 珪酸ナトリウム 0.70 硫酸ナトリウム、モイスチャー 残り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 欧州特許出願公開282289(EP,A) 米国特許3362923(US,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1250以上の数平均分子量と、190
    0以上の重量平均分子量と、4以上のカルシウム結合係
    数(pKCa2+)とを有する重合体のポリカルボキシレ
    ート化合物であって、下記式(Ia)の1以上の単位を
    含む化合物。 【化1】 (式中、x1 は0または1、M1 は水素原子または可溶
    化陽イオンである)
  2. 【請求項2】 クエン酸ポリビニルを含む、x1 が0で
    ある請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】 ポリアリルアルコールとクエン酸のエス
    テル、またはその塩を含む、x1 が1の請求項1の化合
    物。
  4. 【請求項4】 アクリル酸、マレイン酸、α−ヒドロキ
    シアクリル酸またはイタコン酸を含む請求項3の化合
    物。
  5. 【請求項5】 1250〜13300の範囲内の数平均
    分子量を有する請求項1〜4いずれかに記載の化合物。
  6. 【請求項6】 1900〜91450の範囲内の重量平
    均分子量を有する請求項1〜5いずれかに記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】 4.10〜6.63の範囲内のカルシウ
    ム結合係数を有する請求項1〜6いずれかに記載の化合
    物。
  8. 【請求項8】 0.5〜60重量%の1種以上の洗剤活
    性化合物と、請求項1〜6項いずれかに記載の化合物に
    よって一部がまたは全部が構成されている15〜80重
    量%の1種以上の洗剤ビルダーからなる洗剤組成物。
JP2417678A 1989-12-14 1990-12-14 ポリカルボキシレート化合物及びそれを含有する洗剤組成物 Expired - Lifetime JPH0786128B2 (ja)

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