JPH0786263A - 熱処理方法 - Google Patents

熱処理方法

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JPH0786263A
JPH0786263A JP5189394A JP18939493A JPH0786263A JP H0786263 A JPH0786263 A JP H0786263A JP 5189394 A JP5189394 A JP 5189394A JP 18939493 A JP18939493 A JP 18939493A JP H0786263 A JPH0786263 A JP H0786263A
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heated
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礼二 新納
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10P72/04Apparatus for manufacture or treatment
    • H10P72/0431Apparatus for thermal treatment
    • H10P72/0434Apparatus for thermal treatment mainly by convection
    • HELECTRICITY
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    • H10P72/0431Apparatus for thermal treatment
    • H10P72/0436Apparatus for thermal treatment mainly by radiation

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  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高アスペクト比であっても均一な成膜を行な
ってボイドを発生することなく被処理体表面を平坦化す
ることができ、しかも不純物を混入させることなく電気
的特性、機械的特性に優れた被膜を被処理体に形成する
熱処理方法を提供する。 【構成】 本熱処理方法では、外部ヒータ(抵抗発熱体
21)により加熱して600℃まで昇温させた反応容器
30内へ所定の反応性ガスを供給し、反応容器30内で
熱処理ポート40により保持された25枚の半導体ウエ
ハWに反応性ガスの反応生成物を堆積させてBPSG膜
1を形成した後、反応性ガスを不活性ガスで置換して抵
抗発熱体21により反応容器内を900℃まで加熱して
BPSG膜1を溶融して平坦化した後、600℃まで反
応容器30内を冷却し、更に連続して上記被膜形成工
程、平坦化工程及び冷却工程を少なくとも1回行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体デバイスの製造工程に
おいて、ポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜等の
シリコン被膜、PSG膜、BPSG膜等のシリコン酸化
膜、あるいはシリコン窒化膜等の被膜を減圧CVDや常
圧CVD等の処理によって半導体ウエハ等の被処理体へ
成膜することが広く行なわれている。
【0003】このようなシリコン被膜等の成膜工程で
は、例えば、熱処理装置などによる半導体ウエハのバッ
チ処理が広く行なわれている。そして、熱処理装置とし
て例えば減圧CVD装置を用いて熱処理による成膜を行
なう際には、所定の熱処理温度に保持された反応容器内
に多数枚の半導体ウエハ等の被処理体を石英等のセラミ
ックスからなる熱処理ボートを介して収納し、減圧下で
反応容器内へTEOS、フォスフィン(PH3)、TM
B、及び酸素等の反応性ガスを導入することによってB
PSG膜等の層間絶縁膜の成膜が一度の操作で行なわれ
ている。成膜後には、熱処理ボートを介して被処理体を
反応容器内から取り出し、次の被処理体を収納するよう
にしているが、この間は反応容器を熱処理温度に加熱し
た状態にしてある。
【0004】一方、最近では半導体装置が高集積化して
その配線構造が微細化、多層化してアスペクト比が高く
なって各配線層における段差が顕著になるため、成膜後
の層間絶縁膜等の段差をリフロー技術などにより平坦化
して配線層の上層でのステップカバレッジを改善するこ
とが重要な課題になって来ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱処理方法は、半導体装置の配線のアスペクト比が1以
下の場合には配線層間の溝の側壁及び底部まで反応性ガ
スが到達し易く比較的均一な被膜を一度の成膜操作で行
なうことができ、その後のリフローにより配線層間の溝
を被膜の溶融によりボイドを発生させることなく埋め込
むことができるが、上述のように半導体装置が高集積化
してアスペクト比が1を超えて配線層間の溝が深くなっ
た場合には、反応性ガスが溝の奥まで到達し難くなっ
て、成膜時に被膜1が図5(a)で示すように配線層
2、2間でオーバーハングし、その状態で従来のように
リフローすると、配線層2、2間に同図(b)で誇張し
て示すボイド3ができ、被膜1の電気的特性及び機械的
強度などが劣化し、またボイドに起因した平坦不良を発
生するなどという課題があった。
【0006】また、従来の熱処理方法では、成膜後に被
処理体を反応容器からアンロードした後、別途リフロー
処理を行なうようにしているため、アンロード時に被処
理体が空気に触れ、表面に自然酸化膜ができたり、その
他の不純物が混入する虞があり、被膜を劣化させるなど
という課題があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、高アスペクト比であっても均一な成膜を行
なってボイドを発生することなく被処理体表面を平坦化
することができ、しかも不純物を混入させることなく電
気的特性、機械的特性に優れた被膜を被処理体に形成す
ることができる熱処理方法を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の熱処理方法は、外部ヒータにより加熱して所定の反応
温度まで昇温させた反応容器内へ所定の反応性ガスを供
給し、上記反応容器内で保持具により保持された複数の
被処理体に反応性ガスの反応生成物を堆積させて被膜を
形成した後、上記反応性ガスを不活性ガスで置換して上
記外部ヒータにより上記反応容器内を所定温度まで加熱
して上記被膜を溶融して平坦化した後、上記反応温度ま
で反応容器内を冷却し、更に連続して上記被膜形成工
程、平坦化工程及び冷却工程を少なくとも1回行なうよ
うにしたものである。
【0009】また、本発明の請求項2に記載の熱処理方
法は、請求項1に記載の発明において、上記反応容器内
を50〜200℃/分の昇温速度で加熱し、また上記反
応容器内を30〜100℃/分の降温速度で冷却するよ
うにしたものである。
【0010】また、本発明の請求項3に記載の熱処理方
法は、請求項1または請求項2に記載の発明において、
上記外部ヒータとして二珪化モリブデンを用いてその内
部を加熱し、また上記反応容器の外周面に空気流を作っ
てその内部を冷却するようにしたものである。
【0011】また、本発明の請求項4に記載の熱処理方
法は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明におい
て、上記被処理体の周縁部を熱容量の大きな支持部材で
支持し、この支持部材を介して上記被処理体を加熱、冷
却するようにしたものである。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、外部
ヒータにより反応容器を加熱してその内部を所定の反応
温度まで昇温させ、次いで反応容器内へ所定の反応性ガ
スを供給すると、反応容器内で保持具により保持された
複数の被処理体の表面で反応性ガスが反応し、その反応
生成物が被処理体に堆積して被膜を形成し、その後反応
性ガスを不活性ガスで置換した後、外部ヒータにより反
応容器内を加熱して内部を所定温度(被膜の溶融温度)
まで昇温させると、被膜が溶融して溶融物が自重により
流れて被処理体の表面が平坦化し、その状態で反応性ガ
スの反応温度まで反応容器内を冷却すると溶融した被膜
が固化し、その後、連続して同様の被膜形成工程、平坦
化工程及び冷却工程を少なくとも1回に行ない、少なく
とも2回の成膜操作を連続して同一反応容器内で行なう
ことにより被膜のオーバーハングを抑制して均一な成膜
を行なうことができ、また、被処理体のアスペクト比が
高くてもボイドを発生させることなく平坦化することが
でき、しかも被処理体を外部にアンロードしないため、
酸素等の不純物を被膜に混入させることなく成膜するこ
とができる。
【0013】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、反応容器内を5
0〜200℃/分で昇温させてリフロー処理を短時間で
行なうことができ、また反応容器内を30〜100℃/
分で冷却し、次の成膜までの時間を短縮して熱処理を短
時間で行なうことができる。
【0014】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項1または請求項2に記載の発明において、
二珪化モリブデンからなる外部ヒータを用いて高い発熱
量を得て反応容器内を短時間で昇温させることができ、
また、反応容器の外周面に空気流を作って反応容器内を
強制冷却することにより短時間で冷却することができ
る。
【0015】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明におい
て、上記被処理体の周縁部を熱容量の大きな支持部材で
支持し、この支持部材を介して被処理体を加熱、冷却す
るようにしたため、急激な加熱、冷却に対しても被処理
体全体を均等に熱処理することができる。
【0016】
【実施例】以下、図1〜図4に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。まず、本実施例に好適に用いられる減
圧CVD装置について図1、図2を参照しながら説明す
る。この減圧CVD装置は、図1に示すように、基台1
0に垂直に配設された加熱炉20と、この加熱炉20の
内部に軸芯を一致させて挿入、配置され且つ下端部が開
口した熱処理用の二重壁構造の容器(以下、「反応容
器」と称す)30と、この反応容器30内にロードされ
てこの反応容器30を封止し且つ例えば30枚前後の被
処理体(以下、「半導体ウエハ」で代表する)Wを熱処
理に供する保持具(以下、「熱処理ボート」と称す)4
0と、この熱処理ボート40で保持された半導体ウエハ
Wを反応容器30の外側から強制冷却する冷却装置50
とを備えて構成されている。そして、この熱処理ボート
40は、半導体ウエハWの熱処理時に図示しない昇降機
構を介して矢印A方向に昇降して反応容器30内にロー
ドされ、半導体ウエハWの熱処理後には反応容器30か
らアンロードされるように構成されている。
【0017】上記加熱炉20は、上端部が閉塞し、下端
部が開口した筒状体として形成されている。即ち、この
加熱炉20は、図1に示すように、筒状体の直胴部内面
に取り付けられ且つ例えば二珪化モリブデン等からなる
外部ヒータ(例えば、コイル状の抵抗発熱体21)と、
この抵抗発熱体21を保持すると共に筒状体の直胴部及
び上端部の内面全面を被覆する断熱材22と、この断熱
材22の外面全面を被覆するステンレス等からなるシェ
ル(図示せず)とを備え、発熱量の大きな二珪化モリブ
デン等からなる抵抗発熱体21によって反応容器30内
の温度を例えば、500〜1200℃の範囲まで短時間
で加熱、制御し、その内部の半導体ウエハWに対して所
定の熱処理を短時間で行なうように構成されている。ま
た、例えば二珪化モリブデンからなる抵抗発熱体21
は、50〜200℃/分の昇温速度で反応容器30内を
加熱できるように構成されている。昇温速度が50℃/
分未満では不要な熱を長く印加する虞があって好ましく
なく、また、200℃/分を超えると後述のリング状支
持体41を介して半導体ウエハW全面を均等に加熱する
ことができず、面内に温度勾配が生じる虞があって好ま
しくない。また、この二珪化モリブデンからなる抵抗発
熱体21は、例えば1200℃で20W/cm2という大
きな表面発熱負荷を得ることができる。従って、例えば
線径が3.5mmという細い線であっても100℃/分の
昇温速度で反応容器30内を加熱することができ、ま
た、細い線径のため後述する冷却装置50による強制冷
却を併用することにより50℃/分という降温速度で反
応容器30内を冷却することができる。
【0018】また、上記反応容器30は、図1に示すよ
うに、上端部が閉塞し且つ下端部が開口した石英等の耐
熱、耐食性材料によって形成された外筒31と、この外
筒31の内側に隙間を隔てて軸芯を一致させて挿入、配
置され且つ外筒31と同様の耐熱、耐食性材料によって
上下両端部を開口させて全ての半導体ウエハWを均等に
加熱する内筒32とを備えた二重壁構造容器として構成
されている。更に、この反応容器30は、その下端にス
テンレス等の金属からなるマニホールド33を備えて構
成されている。
【0019】更に、上記マニホールド33は、反応容器
30の内部を真空排気する真空ポンプ等の排気系に接続
する本体33Aと同材質の排気管33Bと、この排気管
33Bから周方向にずれた位置で側部から挿入されて内
筒32の内周面に沿って上方へ屈曲形成されて窒素等の
不活性ガスを導入する、石英等の耐熱、耐食性の材料か
らなるガス導入管33Cとを備えている。また、このガ
ス導入管33Cは、内筒32の内周面に沿ってその全長
に亘って延設され、その全長に亘って等間隔に形成され
た複数のノズル(図示せず)から反応容器30の中心に
向かって反応性ガスを反応容器30内全体に均等に供給
できるように構成さている。そして、熱処理時に各ガス
導入管33Cから例えばTEOS、PH3、TMB及び
酸素等の反応性ガスを導入し、これらのガスを半導体ウ
エハW表面で反応させてBPSG膜等の被膜を半導体ウ
エハWの表面に形成するように構成されている。
【0020】上記熱処理ボート40は、例えば、石英等
の耐熱性、耐食性に優れた材料によって形成され且つ3
0枚の半導体ウエハWを1枚ずつ個別に支持する支持部
材(リング状支持体41)(図2参照)と、これらのリ
ング状支持体41を上下方向で等間隔を隔てて平行に支
持、固定する複数の支持棒42と、これらの支持棒42
の下端に接続された保温体43と、この保温体42の下
面中央に連結された磁気シール軸43と、この磁気シー
ル軸43に連結された磁気シールユニット44を備え、
上記反応容器30内に挿入された状態で磁気シールユニ
ット44の磁性流体を介して回転するように構成されて
いる。尚、上記フランジ45の内面には石英等のセラミ
ックス45Aが被覆され、熱処理時にフランジ45から
パーティクルが発生しないように構成されている。
【0021】また、上記リング状支持体41は、図2に
示すように、半導体ウエハWを周縁部で支承する平坦面
を有する支承部41Aと、この支承部41Aと一体化し
て支持棒42に固定される固定部41Bとから形成され
ている。そして、上下のリング状支持体41、41の間
隔は、上下の半導体ウエハW(厚さ0.7mm)の肉厚方
向の中心間の距離が例えば9.525mmに設定されてい
る。また、上記支承部41Aは内径から外方へ行くほど
肉厚が漸次厚く形成され、外周ほど熱容量が大きくなる
ように構成されている。従って、従来のようにリング状
支持体41がない場合には、反応容器30の周側面から
の輻射熱が上下の半導体ウエハWにより遮蔽され、輻射
熱が半導体ウエハWの内方に入射せず、周縁部のみに入
射し、周縁部が内方より温度が高くなって面内で温度勾
配ができ、逆に、冷却時には加熱時と同様に隣合う上下
の半導体ウエハWにより半導体ウエハW内方からの放熱
が阻害され、周縁部からの放熱が促進され、やはり面内
で温度勾配ができ、半導体ウエハWにスリップや反りを
生じさせる。ところが、このリング状支持体41がある
場合には、加熱時にはリング状支持体41が徐々に加熱
されて半導体ウエハWの周縁部の急激な温度上昇を抑制
して内方まで均等に加熱し、また冷却時にはリング状支
持体41の蓄熱により周縁部の急激な冷却がなく、その
結果、半導体ウエハWの面内で温度勾配を生じることな
く面内を均等に加熱、冷却できる。
【0022】また、上記冷却装置50は、上記加熱炉2
0と上記反応容器30間の空隙部60で冷気を流通させ
て反応容器30内を強制冷却するように構成されてい
る。即ち、この冷却装置50は、上記加熱炉20の上面
中央に形成された排気口23に排気ダクト51を介して
連結された排気ファン52と、上記空隙部60の下端で
且つ加熱炉20の下端周縁に等間隔に形成された複数の
吸気口53と、これらの吸気口53に連通する連通ダク
ト54と、この連通ダクト54に接続され、外部の空気
を連通ダクト54を介して吸気口53へ給気する給気フ
ァン55とを備え、上記排気ファン52及び上記給気フ
ァン55の協働作用により上記空隙部60内に図1の矢
印Bで示すように空気の上昇気流を形成し、この上昇気
流により例えば30〜100℃/分の降温速度で反応容
器30内を冷却するように構成されている。降温速度が
30℃/分未満では冷却速度が遅く、不要な熱を半導体
ウエハWに印加する虞があって好ましくなく、また、1
00℃/分を超えると上記リング状支持体41を介して
半導体ウエハW全面を均等に強制冷却することができ
ず、面内に温度勾配が生じる虞があって好ましくない。
また、上記各吸気口53にはそれぞれ熱処理ボート40
の最下段のリング状支持体41まで達する給気ノズル5
6が取り付けられ、これらの給気ノズル56により空隙
部60の周囲で均等な上昇気流を形成するように構成さ
れている。また、上記排気ダクト51は工場内の共用ダ
クト70に連通し、上記排気ファン52及び給気ファン
55によって空隙部60から排気された高温空気を熱交
換器57で冷却しながら排気ダクト70の排気ファン7
1によって図1の矢印Cで示すように外部へ排出するよ
うに構成されている。また、上記排気口23及び上記吸
気口53にはそれぞれシャッター58、59が配設さ
れ、熱処理時にはこれらのシャッター58、59を閉じ
て空隙部60を密閉し、反応容器30を効率良く加熱で
きるように構成されている。尚、上記排気口23のシャ
ッター58は例えば石英等の耐熱性材料によって形成さ
れ、また、上記給気口53のシャッター59は例えばス
テンレス、フッ素系樹脂等よって形成されている。
【0023】次に、上記減圧CVD装置を用いて半導体
ウエハWにBPSG膜を形成する場合について本実施例
の熱処理方法について説明する。尚、本実施例で用いら
れる半導体ウエハWには図4に示すようにチタンシリサ
イド等のからなる配線層2が形成されている。本実施例
の熱処理方法では図3で示すように熱処理を行なう。そ
れにはまず、加熱炉20によって反応容器30を加熱し
てその内部温度を例えば400℃に設定し、反応容器3
0内に熱処理ボート40をロードして反応容器30内を
フランジ45で封止し、例えば25枚の半導体ウエハW
及び上下両端部のダミーウエハを反応容器30内に設置
する。引き続いて反応容器30内の空気を排気管33B
を介して排気して所定の減圧状態にすると共に反応容器
30内の温度を二珪化モリブデンの抵抗発熱体21によ
り図3ので示すように例えば100℃/分の昇温速度
で加熱して図3に示すように内部温度を600℃に設定
する。この温度下で各ガス導入管33CからTEOSを
50sccm、PH3を100sccm、TMBを7.5sccm、及
び酸素を10sccmそれぞれ供給して0.8Torrの真空度
を保ち、この状態で図3ので示すようにこれらの反応
性ガスを半導体ウエハW表面で数分間反応させてその反
応性生物を半導体ウエハWの表面、つまり配線層2表面
及びその配線層2、2間に形成された溝表面にそれぞれ
堆積させてそれぞれの表面に図4の(a)で示すように
例えば4000オングストロームのBPSG膜1を成膜
する。
【0024】その後、反応容器30内の反応性ガスを排
気管33Bを介して排気し、窒素等の不活性ガスで置換
した後、図3ので示すように100℃/分の昇温速度
で加熱して内部温度を900℃に設定し、その温度でB
PSG膜1をリフローする。つまり、900℃で半導体
ウエハWを図3ので示すように数分間加熱してBPS
G膜1を加熱溶融し、図4の(b)で示すように配線層
2、2間の溝に周囲の溶融BPSGを流し込み、テーパ
状の溝を形成し、その表面を次のBPSG膜1が成膜し
易い状態にする。
【0025】図3ので示すように数分間リフローした
後、シャッター58、59を開放すると共に排気ファン
52及び給気ファン55を駆動させ、連通ダクト54、
複数の吸気口53及び複数の給気ノズル56を介して加
熱炉20内に常温の空気を空隙部60内へ供給して反応
容器30の全周囲で均等な上昇気流を図1の矢印Bで示
すように形成すると共に、内部で昇温した空気を排気口
23、排気ダクト51及び熱交換器57を介して排気ダ
クト70へ冷却しながら排出し、排気ファン71により
外部へ排出する。このように加熱炉20と反応容器30
間の空隙部60全体に冷気を均等に流通させて反応容器
30全体を均等に強制冷却して反応容器30内を図3の
で示すように例えば50℃/分の降温速度で冷却して
900℃から反応性ガスの反応温度600℃まで強制冷
却して溶融状態のBPSG膜1を固化させる。
【0026】BPSG膜1が固化した後、図3ので示
す600℃の温度下で再び上述した各反応性ガスを同一
条件で反応容器30内に供給して図4(b)で示す半導
体ウエハW表面に4000オングストロームのBPSG
膜1を同図(c)で示すように成膜した後、上述した条
件と同一条件で反応性ガスを不活性ガスで置換して内部
温度が900℃になるまで図3ので示すように100
℃/分の昇温速度で加熱し、その温度下で図3ので示
す温度下でBPSG膜1をリフローすると、同図(c)
で示すBPSG膜1の浅い溝が周囲の溶融BPSGで同
図(d)で示すように埋め込まれて半導体ウエハW表面
のBPSG膜1が平坦化する。その後、シャッター5
8、59を開放して冷却装置50により図3ので示す
ように50℃/分の降温速度で強制冷却した後、熱処理
ボート40をアンロードし、この熱処理ボート40の半
導体ウエハWを未処理のものと交換した後、この熱処理
ボート40をロードする。この際600℃の加熱炉20
が放熱して略400℃に降温し、次の半導体ウエハWの
ロード後には上述の一連の動作を同一条件で繰り返すこ
とができる。
【0027】以上説明したように本実施例によれば、反
応容器30から半導体ウエハWをアンロードすることな
く、同一反応容器30内でBPSG膜1を2回に分けて
成膜すると共に、各成膜後にBPSG膜1をリフローす
るようにしたため、高アスペクト比の配線層2を有する
半導体ウエハWであっても堆積物がオーバーハングせず
均一な成膜を行なうことができ、従って、このBPSG
膜1をリフローする際に配線層2、2間にボイドを発生
させることなくBPSG膜1を平坦化することができ、
しかも2回の成膜の間に半導体ウエハWが空気に触れる
ことがないため、空気中の酸素あるいはその他の不純物
がBPSG膜1に混入することがなく電気的、機械的な
膜質に優れたBPSG膜1を成膜することができ、熱処
理の歩留りを高めることができる。
【0028】また、本実施例では外部ヒータとして二珪
化モリブデンの抵抗発熱体21を用いて100℃/分の
昇温速度で加熱し、また冷却装置50により空隙部60
に冷気の上昇気流を作って50℃/分の降温速度で強制
冷却するようにしたため、2段階の成膜及びリフローに
要する時間を従来に比べて格段に短縮することができ、
熱処理のスループットを向上させることができる。尚、
従来の減圧CVD装置の場合には、そのヒータはその昇
温速度が例えば5℃/分程度であり、冷却能力も十分で
なく、本実施例のような反応容器30内の昇降温を短時
間で行なうことができず、従って、複数回に分けた成膜
操作、リフロー操作を行なうことが難しかった。
【0029】また、本実施例では半導体ウエハWの周縁
部を熱容量の大きなリング状支持体41で支持し、この
リング状支持体41を介して半導体ウエハWを加熱、冷
却するようにしたため、各リング状支持体41で支持さ
れた半導体ウエハWが隣合う上下の半導体ウエハWによ
って加熱及び放熱作用が阻害されても、熱容量の大きな
リング状支持体41によって半導体ウエハW周縁部の昇
温速度及び降温速度を遅延させて面内を均一に加熱、冷
却することができ、その結果、半導体ウエハWを短時間
で且つ均一に熱処理することができる。
【0030】尚、上記実施例ではBPSGの成膜工程と
リフロー工程を2回ずつ行なう場合について説明した
が、各工程は必要に応じて3回以上行なってもよく、そ
のような場合にはアスペクト比が益々高くなった時に有
効で、これにより上記実施例と同様の作用効果を期する
ことができる。また、本発明はBPSGの成膜に制限さ
れるものではない。
【0031】また、外部ヒータとして二珪化モリブデン
の抵抗発熱体21を用いて昇温速度を速くしたものにつ
いて説明したが、抵抗発熱体の材料は二珪化モリブデン
に制限されるものではなく、例えば100℃/分の昇温
速度のように短時間で反応容器30内を昇温できるもの
であれば良い。また、冷却装置50は上記実施例の構造
に制限されるものではなく、例えば50℃/分の降温速
度のように短時間で降温できるものであれば良い。
【0032】また、半導体ウエハWを支持する支持部材
は、上記実施例のリング状支持体41に制限されるもの
ではなく、本発明における支持部材は熱容量が大きな材
料、形状として形成されたものであれば良い。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、同一反応容器内で成膜工程、平坦化工程及び冷却工
程を少なくとも2回連続的に行なうようにしたため、高
アスペクト比であっても均一な成膜を行なってボイドを
発生することなく被処理体表面を平坦化することがで
き、しかも不純物を混入させることなく電気的特性、機
械的特性に優れた被膜を被処理体に形成することができ
る熱処理方法を提供することができる。
【0034】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、反応容器内を5
0〜200℃/分の昇温速度で昇温させると共に反応容
器内を30〜100℃/分の降温速度で冷却するように
したため、熱処理時間を短縮してスループットを向上さ
せる熱処理方法を提供することができる。
【0035】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項1または請求項2に記載の発明において、
二珪化モリブデンからなるヒータを用いると共に反応容
器内を強制冷却するようにしたため、熱処理時間の短縮
及びスループットの向上を実現する熱処理方法を提供す
ることができる。
【0036】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明におい
て、上記被処理体の周縁部を熱容量の大きな支持部材で
支持し、この支持部材を介して被処理体を加熱、冷却し
て被処理体を均等に加熱、冷却するようにしたため、被
処理体周縁部の昇温速度及び降温速度を遅延させて面内
を均一に加熱、冷却することができ、その結果、被処理
体全体の短時間で且つ均一に熱処理することができる熱
処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱処理方法に好適に用いられる減圧C
VD装置の一例の要部を示す断面図である。
【図2】図1に示す減圧CVD装置の熱処理ボートの半
導体ウエハの支持部材を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の熱処理方法に好ましい一実施例を示す
処理温度の経過を示す図である。
【図4】図3に示す熱処理方法で半導体ウエハを処理す
る過程を示す半導体ウエハを拡大して示す図で、同図
(a)は成膜直後の状態を示す断面図、同図(b)は同
図(a)の被膜をリフローした後の状態を示す断面図、
同図(c)は同図(b)の状態に2回目の成膜後の状態
を示す断面図、同図(d)は同図(c)の被膜をリフロ
ーした後の状態を示す断面図である。
【図5】従来の熱処理方法で半導体ウエハを処理する過
程を示す半導体ウエハを拡大して示す図で、同図(a)
は成膜直後の状態を示す断面図、同図(b)は同図
(a)の被膜をリフローした後の状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20 加熱炉 21 抵抗発熱体(外部ヒータ、二珪化モリブデン) 30 反応容器 40 熱処理ボート(保持具) 50 冷却装置 60 空隙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 義幸 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部ヒータにより加熱して所定の反応温
    度まで昇温させた反応容器内へ所定の反応性ガスを供給
    し、上記反応容器内で保持具により保持された複数の被
    処理体に反応性ガスの反応生成物を堆積させて被膜を形
    成した後、上記反応性ガスを不活性ガスで置換して上記
    外部ヒータにより上記反応容器内を所定温度まで加熱し
    て上記被膜を溶融して平坦化した後、上記反応温度まで
    反応容器内を冷却し、更に連続して上記被膜形成工程、
    平坦化工程及び冷却工程を少なくとも1回行なうことを
    特徴とする熱処理方法。
  2. 【請求項2】 上記反応容器内を50〜200℃/分の
    昇温速度で加熱し、また上記反応容器内を30〜100
    ℃/分の降温速度で冷却することを特徴とする請求項1
    に記載の熱処理方法。
  3. 【請求項3】 上記外部ヒータとして二珪化モリブデン
    を用いてその内部を加熱し、また上記反応容器の外周面
    に空気流を作ってその内部を冷却することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の熱処理方法。
  4. 【請求項4】 上記被処理体の周縁部を熱容量の大きな
    支持部材で支持し、この支持部材を介して上記被処理体
    を加熱、冷却することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一つに記載の熱処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1027759A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Seiko Epson Corp 熱処理装置、減圧cvd装置、および薄膜装置の製造方法
JP2011066423A (ja) * 2000-09-27 2011-03-31 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置および半導体装置の製造方法

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JP2011066423A (ja) * 2000-09-27 2011-03-31 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置および半導体装置の製造方法

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