JPH0786827A - 誘電体樹脂電波レンズおよびその製造方法 - Google Patents

誘電体樹脂電波レンズおよびその製造方法

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JPH0786827A
JPH0786827A JP25470893A JP25470893A JPH0786827A JP H0786827 A JPH0786827 A JP H0786827A JP 25470893 A JP25470893 A JP 25470893A JP 25470893 A JP25470893 A JP 25470893A JP H0786827 A JPH0786827 A JP H0786827A
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lens
radio wave
resin
dielectric
phase
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JP25470893A
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Umeo Kasai
梅生 河西
Yorihisa Hirayama
順久 平山
Tsuyoshi Hamabe
剛志 浜部
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Nissan Motor Co Ltd
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Nissan Motor Co Ltd
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定厚さの板状電波レンズの作製を実現する
と共に,レンズの電波軸合わせや固定設定の容易化と製
造コストの低減を図る。 【構成】 誘電体樹脂を用いた誘電体樹脂電波レンズに
おいて,フルネルゾーンにてゾーニングしたレンズにお
ける各ゾーンセクションを非連続有限値で位相を丸め,
レンズ中心軸から周辺方向へ前記丸めた位相毎に,か
つ,電波透磁方向の厚さをほぼ均一とする分割部分(純
フッ素樹脂部材101,位相ゾーン102,103)で
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,平面板状化した誘電
体樹脂電波レンズおよびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来,誘電体樹脂による電波レンズは図
11に示すようなものが知られている。図11(a)は
高い誘電率(εr =4〜30)の誘電体を光学レンズと
同様に設計した例であり,厚さd1 で極めて厚く重量が
嵩むものである。また,図11(b)は上記図11
(a)と同様に設計を行い,フルネル条件(フルネルゾ
ーン)にてゾーニングして,片面を平面化すると共に,
全体の厚さd2 を上記d1 に対して薄く構成した例であ
る。図11(c)は上記図11(a)における厚さd1
に対して約1/2の厚さd3 にゾーニングした例であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の誘電体樹脂による電波レンズにあ
っては,以下のような問題点があった。すなわち,図1
1(a)および図11(c)は,レンズ曲面が両面ある
いは片面にあるため,製造時や組立時等における位置固
定と電波軸合わせが困難である。また,厚さd1 あるい
はd3 が厚いためにレンズ自体の重量が重くなる。
【0004】また,図11(b)は,片面が平面に構成
させているため,位置固定や電波軸合わせの面では好都
合であり,厚さもd2 で薄いため軽量化となるが,他方
の面は凹凸形状のため,該凹凸形状の曲線は精密にフル
ネル条件を満足するように加工する必要が生じ,その製
造コストが嵩むことになる。さらに,立体的にゾーニン
グの凹凸があると凹部にゴミや汚れが付着しやすくな
り,付着物により著しい高周波特性を損なうという問題
点があった。
【0005】この発明は,上記に鑑みてなされたもので
あって,ゴミや汚れが付着しにくい一定厚さの板状電波
レンズの製造を実現できる共に,レンズの電波軸合わせ
や固定設定の容易化と製造コストの低減を図ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は,上記の目的
を達成するために,誘電体樹脂を用いた誘電体樹脂電波
レンズにおいて,フルネルゾーンにてゾーニングしたレ
ンズにおける各ゾーンセクションを非連続有限値で位相
を丸め,レンズ中心軸から周辺方向へ前記丸めた位相毎
に,かつ,電波透過方向の厚さをほぼ均一とする分割部
分で構成する誘電体樹脂電波レンズを提供するものであ
る。
【0007】なお,前記位相を丸めた各分割部分は,そ
れぞれ純基材樹脂に対して異なる誘電率の物質を純基材
樹脂に充填した充填材から成り,かつ,前記物質の充填
量および材質に基づいて,前記充填材全体の誘電率を調
整した構成であり,電波透過方向に対し充填材の厚さを
ほぼ一定厚さにし,電波位相の位相量のみを変化させ
る。
【0008】また,この発明は,上記の目的を達成する
ために,誘電体樹脂を用いた誘電体樹脂電波レンズの製
造方法において,フッ素樹脂を基材として,フッ素樹脂
と異なる誘電率の誘電体粉体をフッ素樹脂に充填して充
填材を作成する工程によって,前記充填する誘電体粉体
を変えて充填材全体の誘電率をそれぞれ異なる誘電率に
した複数の充填材を作成し,レンズ中心軸から周辺方向
へ前記複数の充填材を配列し,レンズ全体の成形焼成時
に同時に焼成成形し,融着一体化する誘電体樹脂電波レ
ンズの製造方法を提供するものである。
【0009】
【作用】この発明に係る誘電体樹脂電波レンズは,フル
ネルゾーンを非連続有限位相値により丸めて離散化し,
かつ,該離散化位相ゾーンのそれぞれを高い比誘電率の
誘電体物質をフッ素樹脂等の基材に一定厚さで,平面板
状化に同時一体化し形成される。
【0010】この発明に係る誘電体樹脂電波レンズの製
造方法は,フッ素樹脂を基材として,フッ素樹脂と異な
る誘電率の誘電体粉体をフッ素樹脂に充填して充填材を
作成する工程によって,前記充填する誘電体粉体を変え
て充填材全体の誘電率をそれぞれ異なる誘電率にした複
数の充填材を作成し,レンズ中心軸から周辺方向へ前記
複数の充填材を配列し,レンズ全体の成形焼成時に同時
に焼成成形し,融着一体化し,誘電体樹脂電波レンズを
製造する。
【0011】
【実施例】以下,この発明の一実施例を添付図面を参照
して説明する。図1は,この発明による同心円状平板レ
ンズの構成を平面図およびその断面図で示す説明図であ
る。図において,この同心円状平板レンズは誘電体樹脂
電波レンズであり,基材樹脂としての純フッ素樹脂材部
101と,該純フッ素樹脂材部101に対して比誘電率
の高い誘電体粉体を純フッ素樹脂材部101に充填し,
厚さd方向における位相量を厚さdにおいて所定量とな
るように設計した位相ゾーン102と,該位相ゾーン1
03に対してさらに,同様の手順により位相量を大きく
し,しかも,厚さdにおいて所定位相量となるように設
計した位相ゾーン103とから構成されている。また,
この同心円状平板レンズの位相シフト量は,3つほど
で,0°,120°,240°で離散化している。
【0012】図2は,この発明による位相ゾーンの設計
手順を示す説明図である。まず,図2(a)により,通
常のフルネルゾーンチャート(位相と半径)の関係図を
作る。また,図8(b)は,上記図2(a)を用いて,
+90°,−90°により位相を丸め,0°,180°
の2値に分割した例である。すなわち,半径0〜r1
2 〜r3 ,r4 〜r5 の部分は位相0°,半径r1
2 ,r3 〜r4 ,r5 〜,の部分は位相180°とす
ることにより,かなり粗い近似ではあるが,図2(a)
に示したレンズに相当する板状レンズが製造できること
を示している。
【0013】また,図2(b)に示すレンズは,一定の
厚さで,かつ,一定の比誘電率の誘電体板片面に,18
0°相当の半径リング部の同心帯状金属箔を付着させる
ことにより製造することができる。
【0014】また,図2(c)は,上記図2(b)の考
え方をさらに進め,位相量を0°,120°,240°
の3値で離散化した例である。すなわち,半径0〜
6 ,r8 〜r9 ,r11 〜,の部分は位相0°,半径
6 〜r7 ,r9 〜r10の部分は位相120°,半径r
7 〜r8 ,r10〜r11の部分は位相240°としてい
る。この0°,120°,240°に相当する同心帯状
位相ゾーンを図1と同様に,同一厚さにし,図2(b)
より設計し,図2(a)に近い特性の誘電体電波レンズ
を製造することができる。なお,当然のことながら,上
記における離散化を,4値,5値,6値,・・・という
ように,さらに細かく設計するほど,レンズの性能が上
がる。
【0015】図3は,この発明に係わる屈折率と比誘電
率の関係を導くための説明図である。一般に,2種の物
質が図3に示すように,およびであり,それぞれの
誘電率をε1 ,ε2 ,透磁率をμ1 ,μ2 ,波数(位相
定数)をk1 ,k2 ,屈折率をn1 ,n2 ,位相速度を
1 ,v2 ,電波入射・出射角をθ1 ,θ2 とすると,
接合面では,k1 xsinθ1 =k2 xsinθ2
り,下記数1,数2が得られる。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】したがって,透磁率μ1 =μ2 ≒μ0 (真
空中透磁率)であれば,上記数1に基づいて,下記数3
が得られる。
【0019】
【数3】
【0020】上記数3より,電波レンズにおける設計主
パラメータとなる屈折率ni と比誘電率εriとの関係が
与えられる。また,比誘電率εriは,材質i中における
電波の位相定数ki と上記数3の関係があるため,屈折
率ni ,比誘電率εri,電波の位相定数ki に基づいて
電波レンズを設計することができる。すなわち,物質の
比誘電率εriが既知のものであれば電波レンズの設計が
実現化することが分かる。
【0021】次に,上記レンズの製造方法1,2につい
て,誘電体樹脂としてPTFE(ポリテトラフルオロエ
チエン)樹脂を使用した場合を例にとって説明する。
【0022】〔レンズの製造方法1〕図4は,この発明
のレンズ製造に使用する金型および各素材等の配置を断
面図で示す説明図である。図において,401は本製造
に使用するために用意された円筒金型,402は円筒金
型401の底部を構成する有底,403は比誘電率がε
r3の酸化セラミックス充填PTFE樹脂スリーブ,40
4は比誘電率がεr2の酸化セラミックス充填PTFE樹
脂スリーブ,405はPTFE樹脂スリーブ,406は
比誘電率が403と同じεr3の酸化セラミックス充填P
TFE樹脂スリーブ,407は比誘電率が404と同じ
εr2の酸化セラミックス充填PTFE樹脂スリーブ,4
08はPTFE樹脂ロッド,409は所定圧で非加工材
を加圧するための押し型である。
【0023】第1の工程として,有底402を組み込ん
だ円筒金型401内に,PTFE樹脂よりも比誘電率の
大きい酸化セラミックスをPTFE樹脂に入れ,均一に
配合し,成形焼成した比誘電率がεr3の酸化セラミック
ス充填PTFE樹脂スリーブ403を入れる。
【0024】第2の工程として,上記酸化セラミックス
充填PTFE樹脂スリーブ403の内側に,PTFE樹
脂よりも比誘電率の大きい酸化セラミックス等を上記工
程1とは異なる配合比でPTFE樹脂に入れ,均一に配
合し,成形焼成した比誘電率がεr2の酸化セラミックス
充填PTFE樹脂スリーブ404を入れる。
【0025】第3の工程として,上記酸化セラミックス
充填PTFE樹脂スリーブ404の内側に,PTFE樹
脂スリーブ405を入れる。
【0026】第4の工程として,上記第1の工程〜第3
の工程と同様にして,PTFE樹脂スリーブ405の内
側に下記の〜の順で各スリーブやロッドを入れる。 比誘電率が酸化セラミックス充填PTFE樹脂スリ
ーブ403と同じεr3の酸化セラミックス充填PTFE
樹脂スリーブ406を入れる。 比誘電率が酸化セラミックス充填PTFE樹脂スリ
ーブ404と同じεr2の酸化セラミックス充填PTFE
樹脂スリーブ407を入れる。 PTFE樹脂ロッド408を入れる。
【0027】第5の工程として,次に,押し型409を
被せ,面圧10Kgf/cm2 以上(好ましくは50〜
700Kgf/cm2 )で加圧し,該加圧した状態でP
TFE樹脂の融点327°C以上(好ましくは340°
C以上)で3時間加熱処理する。
【0028】第6の工程として,上記の各工程により,
図5に示すようなPTFE樹脂電波レンズ用素材ブロッ
ク501が得られる。なお,501〜505は接合境界
面である。PTFE樹脂電波レンズ用素材ブロック50
1は,比誘電率がεr3の酸化セラミックス充填PTFE
樹脂スリーブ403,406と,比誘電率がεr2の酸化
セラミックス充填PTFE樹脂スリーブ404,407
の接合境界面501および504は,PTFE樹脂同士
の熱融着によりすき間がなく,かつ,一体的に融着接合
されていることが確認されている。
【0029】また,PTFE樹脂スリーブ405,PT
FE樹脂ロッド408と比誘電率がεr2の酸化セラミッ
クス充填PTFE樹脂スリーブ404,407の接合境
界面502および505についても,上記と同様に,P
TFE樹脂同士の熱融着によりすき間がなく,かつ,一
体的に融着接合されていることを確認することができ
た。さらに,比誘電率がεr3の酸化セラミックス充填P
TFE樹脂スリーブ406とPTFE樹脂スリーブ40
5の接合境界面503についても,PTFE樹脂同士の
熱融着によりすき間がなく,かつ,一体的に融着接合さ
れていることを確認することができる。
【0030】第7の工程として,最終的に,図5に示す
PTFE樹脂電波レンズ用素材ブロック501から,機
械加工により,図1に示す誘電体樹脂としてPTFE樹
脂を使ったPTFE樹脂レンズが製造される。
【0031】図6は,この発明に係る平板レンズの他の
構成例を示す説明図である。ここではx方向とy方向の
位置による位相量を,図示の如く,1,2,3,1,
2,3のように変える。また,この場合における他の設
計方法や製造方法は上記図1に示したものと同様であ
る。
【0032】上記図6に示した構成例では,図7に示す
ようにアンテナとして見た場合,x−z平面およびy−
z平面における指向性が整形されている。すなわち,x
−z平面のビーム幅(角)θx とy−z平面のビーム幅
(角)θy は,θx >θy の関係となっている。したが
って,図7に示すように,レンズ板面の位相と位相ゾー
ン帯の中心からの位置における幾何学的配置を設けるこ
とにより,この発明に係る誘電体樹脂電波レンズとして
得られる電波レンズアンテナ平板は,ビームの三次元的
整形についても可能であることを示している。
【0033】〔レンズの製造方法2〕次に,上記図6に
示した誘電体樹脂電波レンズの具体的な製造方法につい
て図8〜図10を用いて説明する。図において,80
1,802,803はPTFE樹脂板,804,80
5,806,807は比誘電率がεr3の酸化セラミック
ス充填PTFE樹脂板,808,809,810,81
1は比誘電率がεr2の酸化セラミックス充填PTFE樹
脂板である。また,901は金型,902は有底,90
3は押し型である。なお,図9(a)は,押し型903
を外した状態の平面図,図9(b)は(a)における断
面XX’を示している。
【0034】第1工程として,図8に示すようなPTF
E樹脂板801,802,803と,PTFE樹脂にP
TFE樹脂よりも比誘電率が大きい,例えば,酸化セラ
ミックスを入れ均一に配合したものを成形焼成した比誘
電率がεr3の酸化セラミック充填PTFE樹脂板80
4,805,806,807,および,同様に,PTF
E樹脂に酸化セラミックスを入れ均一に配合している
が,該酸化セラミックスの配合比が前記酸化セラミック
ス充填PTFE樹脂板804,805,806,807
とは異なる比誘電率がεr2の酸化セラミックス充填PT
FE樹脂板808,809,810,811を下記の順
序に基づいて,図9に示すように有底902を組み込ん
だ金型901内に入れる。
【0035】すなわち,酸化セラミックス充填PTFE
樹脂板807→806→811→810→802→80
1→805→804→809→808→803の順に,
金型901内に入れる。
【0036】第2の工程として,次に,押し型903を
面圧10Kgf/cm2 以上(好ましくは50〜700
Kgf/cm2 )で加圧し,該加圧した状態でPTFE
樹脂の融点327°C以上(好ましくは340°C以
上)で3時間加熱処理する。これにより,図10に示す
ようなPTFE樹脂電波レンズ用素材ブロック1001
が得られる。また,該PTFE樹脂電波レンズ用素材ブ
ロック1001は,下記に示す各板同士の各接合境界面
において,PTFE樹脂同士の熱融着により一体に融着
接合されていることを確認することができる。すなわ
ち,
【0037】 806,807と810,811の接
合境界面1002 810,811と801,802の接合境界面10
03 801,802と804,805の接合境界面10
04 804,805と808,809の接合境界面10
05 808,809と803の接合境界面1006 の各接合境界面において,一体に融着接合されているこ
とが確認できる。
【0038】また,PTFE樹脂板801と802,比
誘電率がεr2およびεr3の酸化セラミックス充填樹脂8
06と807,810と811,804と805,80
8と809のそれぞれの板同士の境界接合面1007,
1008,1009,1010,1011についてもP
TFE樹脂同士の熱融着により一体に融着接合されてい
た。
【0039】第3の工程として,最終的に,図10に示
すPTFE樹脂電波レンズ用素材ブロック1001か
ら,機械加工により,図6に示した誘電体樹脂としてP
TFE樹脂を使ったPTFE樹脂電波レンズが製造され
る。
【0040】したがって,以上の実施例では,フルネル
ゾーンの位相ゾーンを有限の特定値により離散化し,こ
の各位相ゾーン帯をフッ素樹脂への誘電体充填材として
構成し,全体を一様な厚さで一体同時成形したため,一
定厚さの板状電波レンズを製造することができる。これ
によりレンズの電波軸合わせ,および固定設置が容易化
され,そのコスト低減を図ることができる。また,図6
に示したレンズの考え方により,アンテナビームの指向
特性を三次元的にビームフォーミングを行うことができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように,この発明に係る誘
電体樹脂電波レンズおよびその製造方法によれば,フル
ネルゾーンを非連続有限位相値により丸めて離散化し,
かつ,該離散化位相ゾーンのそれぞれを高い比誘電率の
誘電体物質をフッ素樹脂等の基材に一定厚さで,平面板
状化に同時一体化させて形成するため,ゴミや汚れが付
着しにくい一定厚さの板状電波レンズの製造が実現でき
ると共に,レンズの電波軸合わせや固定設定の容易化と
製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る同心円状平板レンズの構成を平
面図およびその断面図で示す説明図である。
【図2】この発明に係る位相ゾーンの設計手順を示す説
明図である。
【図3】この発明に係る屈折率と比誘電率の関係を導く
ための説明図である。
【図4】この発明のレンズ製造に使用する金型および各
素材等の配置を断面図で示す説明図である。
【図5】この発明により製造されるPTFE樹脂電波レ
ンズ用素材ブロックの構成を示す説明図である。
【図6】この発明に係る平板レンズの他の構成例を示す
説明図である。
【図7】図6に示したレンズをアンテナとして見た場合
におけるx−z平面およびy−z平面での指向性の整形
度を示す説明図である。
【図8】図6に示したレンズの製造時におけるPTFE
樹脂板の構成を示す説明図である。
【図9】図6に示したレンズの製造時における金型構成
および各PTFE樹脂板の配置等を示す説明図である。
【図10】この発明により製造されるPTFE樹脂電波
レンズ用素材ブロックの構成を示す説明図である。
【図11】従来における誘電体樹脂による電波レンズの
構成を示す説明図である。
【符号の説明】
101 純フッ素樹脂材部(基材樹脂) 102,103 位相ゾーン 401 円筒型 403,406 酸化セラミックス充填PTFE樹脂
(比誘電率εr3) 404,407 酸化セラミックス充填PTFE樹脂
(比誘電率εr2) 405 PTFE樹脂スリーブ 408 PTFE樹脂ロッド 501 PTFE樹脂電波レンズ用素材ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜部 剛志 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体樹脂を用いた誘電体樹脂電波レン
    ズにおいて,フルネルゾーンにてゾーニングしたレンズ
    における各ゾーンセクションを非連続有限値で位相を丸
    め,レンズ中心軸から周辺方向へ前記丸めた位相毎に,
    かつ,電波透過方向の厚さをほぼ均一とする分割部分で
    構成することを特徴とする誘電体樹脂電波レンズ。
  2. 【請求項2】 前記位相を丸めた各分割部分は,それぞ
    れ純基材樹脂に対して異なる誘電率の物質を純基材樹脂
    に充填した充填材から成り,かつ,前記物質の充填量お
    よび材質に基づいて,前記充填材全体の誘電率を調整し
    た構成であり,電波透過方向に対し充填材の厚さをほぼ
    一定厚さにし,電波位相の位相量のみを変化させること
    を特徴とする請求項1記載の誘電体樹脂電波レンズ。
  3. 【請求項3】 誘電体樹脂を用いた誘電体樹脂電波レン
    ズの製造方法において,フッ素樹脂を基材として,フッ
    素樹脂と異なる誘電率の誘電体粉体をフッ素樹脂に充填
    して充填材を作成する工程によって,前記充填する誘電
    体粉体を変えて充填材全体の誘電率をそれぞれ異なる誘
    電率にした複数の充填材を作成し,レンズ中心軸から周
    辺方向へ前記複数の充填材を配列し,レンズ全体の成形
    焼成時に同時に焼成成形し,融着一体化することを特徴
    とする誘電体樹脂電波レンズの製造方法。
JP25470893A 1993-09-17 1993-09-17 誘電体樹脂電波レンズおよびその製造方法 Pending JPH0786827A (ja)

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