JPH0786972A - 適応等化器 - Google Patents
適応等化器Info
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- JPH0786972A JPH0786972A JP5248789A JP24878993A JPH0786972A JP H0786972 A JPH0786972 A JP H0786972A JP 5248789 A JP5248789 A JP 5248789A JP 24878993 A JP24878993 A JP 24878993A JP H0786972 A JPH0786972 A JP H0786972A
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Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は適応アンテナアレイ機能を発揮しな
がらマルチパスフェージングによる波形歪みと干渉妨害
波の除去を行う適応等化器に関し、希望波と干渉波の到
来方向が一致していても希望波の受信SN比を最大化し
ながら干渉波を抑圧もしくは低減することができる適応
等化器を実現することを目的とする。 【構成】 無線周波数の半波長間隔に配置されているア
ンテナ素子101 〜10N により受信された信号は適応
アレイフィルタ20に入力される。適応アレイフィルタ
20はタップ係数との複素乗算を行うタップ付き遅延線
フィルタである。判定器30は適応アレイフィルタ20
の出力信号から変調シンボルを判定する。減算器40は
判定器30の入出力信号間の誤差を示す誤差信号を出力
する。適応アレイフィルタ20はこの誤差信号の自乗平
均値を最小とするようにタップ係数を修正しながら動作
する。
がらマルチパスフェージングによる波形歪みと干渉妨害
波の除去を行う適応等化器に関し、希望波と干渉波の到
来方向が一致していても希望波の受信SN比を最大化し
ながら干渉波を抑圧もしくは低減することができる適応
等化器を実現することを目的とする。 【構成】 無線周波数の半波長間隔に配置されているア
ンテナ素子101 〜10N により受信された信号は適応
アレイフィルタ20に入力される。適応アレイフィルタ
20はタップ係数との複素乗算を行うタップ付き遅延線
フィルタである。判定器30は適応アレイフィルタ20
の出力信号から変調シンボルを判定する。減算器40は
判定器30の入出力信号間の誤差を示す誤差信号を出力
する。適応アレイフィルタ20はこの誤差信号の自乗平
均値を最小とするようにタップ係数を修正しながら動作
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は適応等化器に係り、特に
適応アンテナ・アレイ機能を発揮しながらマルチパスフ
ェージングによる波形歪みと干渉妨害波の除去を行う適
応等化器に関する。
適応アンテナ・アレイ機能を発揮しながらマルチパスフ
ェージングによる波形歪みと干渉妨害波の除去を行う適
応等化器に関する。
【0002】地上マイクロ波通信、陸上移動通信、構内
無線、及び衛星移動体通信などにおいてディジタル伝送
を行う際、マルチパスフェージングによる波形歪み及び
種々の干渉妨害波が問題となる。従って、このようなデ
ィジタル伝送システムにおいては、マルチパスフェージ
ングによる波形歪みと干渉妨害波の除去を如何に有効に
行うかが重要とされる。
無線、及び衛星移動体通信などにおいてディジタル伝送
を行う際、マルチパスフェージングによる波形歪み及び
種々の干渉妨害波が問題となる。従って、このようなデ
ィジタル伝送システムにおいては、マルチパスフェージ
ングによる波形歪みと干渉妨害波の除去を如何に有効に
行うかが重要とされる。
【0003】
【従来の技術】マルチパスによる波形歪み(符号間干
渉:Intersymbol Interferenc
e)を克服するものとして、適応フィルタ(Adapt
iveFilter)または最尤系列推定(MLSE)
などによる各種適応等化方式が従来より用いられてい
る。
渉:Intersymbol Interferenc
e)を克服するものとして、適応フィルタ(Adapt
iveFilter)または最尤系列推定(MLSE)
などによる各種適応等化方式が従来より用いられてい
る。
【0004】一方、干渉妨害波に対しては、適応アンテ
ナ・アレイ(Adaptive Array Ante
nnas)を用いて、アンテナ・パターン・フォーミン
グにより干渉波を除去している。また最近、適応アンテ
ナ・アレイを干渉妨害波除去だけでなくマルチパス歪み
の除去にも用いる検討が行われている(例えばR.T.
Compton,”Adaptive Antenna
s−Conceptand Performanc
e”,プレンティス・ホール社、1988年)。
ナ・アレイ(Adaptive Array Ante
nnas)を用いて、アンテナ・パターン・フォーミン
グにより干渉波を除去している。また最近、適応アンテ
ナ・アレイを干渉妨害波除去だけでなくマルチパス歪み
の除去にも用いる検討が行われている(例えばR.T.
Compton,”Adaptive Antenna
s−Conceptand Performanc
e”,プレンティス・ホール社、1988年)。
【0005】図11は上記の適応アンテナ・アレイを干
渉妨害波除去だけでなくマルチパス歪みの除去にも用い
る従来の適応等化器の一例の構成図を示す。この適応等
化器はバーナード・ウィドロ(Bernard Wid
row)の提案したLMSアルゴリズム(Least−
Mean−Square Algorithm)を用い
ているため、LMS適応アレイとも呼ばれている。
渉妨害波除去だけでなくマルチパス歪みの除去にも用い
る従来の適応等化器の一例の構成図を示す。この適応等
化器はバーナード・ウィドロ(Bernard Wid
row)の提案したLMSアルゴリズム(Least−
Mean−Square Algorithm)を用い
ているため、LMS適応アレイとも呼ばれている。
【0006】同図において、N個のアンテナ素子51は
無線周波数の半波長(λ/2)間隔に配置され、各アン
テナ素子の受信信号x1 、x2 、...、xN を対応し
て設けられた複素乗算器52に入力し、ここでタップ係
数c1 、c2 、...、cNとそれぞれ乗算させる。こ
こで、受信信号x1 、x2 、...、xN は実際には、
受信機に入力されるが、図11では受信機は省略してい
る。これは信号系をすべて等価ベースバンド系で取り扱
うためで、無線周波数を中間周波数及びベースバンド周
波数に変換する受信機などは本明細書及び図面では記載
しないことにする。
無線周波数の半波長(λ/2)間隔に配置され、各アン
テナ素子の受信信号x1 、x2 、...、xN を対応し
て設けられた複素乗算器52に入力し、ここでタップ係
数c1 、c2 、...、cNとそれぞれ乗算させる。こ
こで、受信信号x1 、x2 、...、xN は実際には、
受信機に入力されるが、図11では受信機は省略してい
る。これは信号系をすべて等価ベースバンド系で取り扱
うためで、無線周波数を中間周波数及びベースバンド周
波数に変換する受信機などは本明細書及び図面では記載
しないことにする。
【0007】複素乗算器52に入力される受信信号x
1 、x2 、...、xN と、タップ係数c1 、c
2 、...、cN とはそれぞれ次式の行列で定義され
る。
1 、x2 、...、xN と、タップ係数c1 、c
2 、...、cN とはそれぞれ次式の行列で定義され
る。
【0008】 XT =[x1 、x2 、...、xN ] (1) CT =[c1 、c2 、...、cN ] (2) ここで、Tは転置(traspose)を意味する。複
素乗算器52で複素乗算された信号はそれぞれ合成器5
3に共通に入力されて線形合成される。この結果、合成
器53の出力信号yは次式で表される。
素乗算器52で複素乗算された信号はそれぞれ合成器5
3に共通に入力されて線形合成される。この結果、合成
器53の出力信号yは次式で表される。
【0009】 y=CT ・X (3) 合成器53の出力信号yは減算器55に入力され、ここ
で基準信号発生器54よりの基準信号と減算される。こ
の基準信号は送信側で発生したディジタル信号と同じ既
知のディジタル信号であり、実際には送信ディジタル信
号中のトレーニング・バーストがこれに相当する。この
減算器55からは基準信号発生器54よりの基準信号と
合成器53よりの合成信号yとの誤差信号εが取り出さ
れ、タップ係数修正回路56に供給される。
で基準信号発生器54よりの基準信号と減算される。こ
の基準信号は送信側で発生したディジタル信号と同じ既
知のディジタル信号であり、実際には送信ディジタル信
号中のトレーニング・バーストがこれに相当する。この
減算器55からは基準信号発生器54よりの基準信号と
合成器53よりの合成信号yとの誤差信号εが取り出さ
れ、タップ係数修正回路56に供給される。
【0010】ここで、基準信号は送信側で発生したディ
ジタル信号と同じ既知のディジタル信号であり、それと
受信合成信号yのトレーニングバーストとの誤差を示す
誤差信号εは伝搬中のマルチパス歪みや干渉波によって
生じた誤差に相当する。この誤差信号εの自乗平均値は
MSE(Minimum−Square−Error)
評価関数と呼ばれ、次式で表される。
ジタル信号と同じ既知のディジタル信号であり、それと
受信合成信号yのトレーニングバーストとの誤差を示す
誤差信号εは伝搬中のマルチパス歪みや干渉波によって
生じた誤差に相当する。この誤差信号εの自乗平均値は
MSE(Minimum−Square−Error)
評価関数と呼ばれ、次式で表される。
【0011】 ξ=E[ε* ・ε] (4) ここで、上式のE[ ]は時間平均を示し、また*は複
素共役を示す。
素共役を示す。
【0012】このMSE評価関数ξを最小化するタップ
係数ベクトル解Copt は必ず1個存在し、それは正規方
程式(ウィーナー・ホップ方程式)を満足する。ここ
で、正規方程式は(4)式をタップ係数で偏微分したも
のを零として求められるが、直交原理から容易に求めら
れる。すなわち、誤差信号εと受信信号ベクトルXの複
素共役との相関によって与えられ、下記のように示され
る。
係数ベクトル解Copt は必ず1個存在し、それは正規方
程式(ウィーナー・ホップ方程式)を満足する。ここ
で、正規方程式は(4)式をタップ係数で偏微分したも
のを零として求められるが、直交原理から容易に求めら
れる。すなわち、誤差信号εと受信信号ベクトルXの複
素共役との相関によって与えられ、下記のように示され
る。
【0013】 Ψ・C=S (5) ここで、Ψは受信信号ベクトルXの相関行列、SはXと
基準信号Rとの相関ベクトルでそれぞれ次式で表され
る。
基準信号Rとの相関ベクトルでそれぞれ次式で表され
る。
【0014】 Ψ=E[X*T・X] (6) S=E[X* ・R] (7) そして、上記の受信信号ベクトルXの相関行列Ψの逆行
列Ψ-1を求め、(5)式によりMSEを最小とする理想
タップ係数解Copt が次式より求められる。
列Ψ-1を求め、(5)式によりMSEを最小とする理想
タップ係数解Copt が次式より求められる。
【0015】 Copt =Ψ-1・S (8) ただし、実際の高速ディジタル伝送では上記の相関行列
の直接解法よりも適応アルゴリズムによるタップ係数の
制御が行われている。これにはLMS、定包絡線(CM
A)、アツプルバウム、カルマンなど種々のアルゴリズ
ムが検討されているが、ここでは最も簡素で良く用いら
れているLMSを取り扱う。
の直接解法よりも適応アルゴリズムによるタップ係数の
制御が行われている。これにはLMS、定包絡線(CM
A)、アツプルバウム、カルマンなど種々のアルゴリズ
ムが検討されているが、ここでは最も簡素で良く用いら
れているLMSを取り扱う。
【0016】タップ係数c1 、c2 、...、cN を座
標軸とするN次元MSE評価関数ξは自乗平均操作によ
って作られているため、下に凸な楕円回転体として表さ
れ、必ず1個の最小点ξmin が存在する。そこで、時刻
nのタップ係数ci nを1タイムスロット過去のタップ係
数ci n-1を用いて、次式の漸化式 ci n=ci n-1−μxi *・ε (9) により逐次修正を繰り返していくと、タップ係数は前記
最小点に漸近する。ただし、上式中μは修正係数であ
る。
標軸とするN次元MSE評価関数ξは自乗平均操作によ
って作られているため、下に凸な楕円回転体として表さ
れ、必ず1個の最小点ξmin が存在する。そこで、時刻
nのタップ係数ci nを1タイムスロット過去のタップ係
数ci n-1を用いて、次式の漸化式 ci n=ci n-1−μxi *・ε (9) により逐次修正を繰り返していくと、タップ係数は前記
最小点に漸近する。ただし、上式中μは修正係数であ
る。
【0017】すなわち、正規方程式を解かなくとも
(9)式のLMSアルゴリズム演算を繰り返すだけでM
SEを最小とする理想タップ係数解Copt の近似値が求
められる。図11のタップ係数修正回路56は上記のタ
ップ係数の更新を常時行い、その更新したタップ係数c
1 、c2 、...、cN を複素乗算器52に供給する。
(9)式のLMSアルゴリズム演算を繰り返すだけでM
SEを最小とする理想タップ係数解Copt の近似値が求
められる。図11のタップ係数修正回路56は上記のタ
ップ係数の更新を常時行い、その更新したタップ係数c
1 、c2 、...、cN を複素乗算器52に供給する。
【0018】このようにしてLMS制御された適応アレ
イ(LMSアレイ)の一般的性質は次のようにまとめら
れる。
イ(LMSアレイ)の一般的性質は次のようにまとめら
れる。
【0019】 マルチパス歪みも干渉妨害波も無い
時、LMSアレイは希望波到来方向にアンテナ・パター
ンが最大となるようにビーム形成を行う。また、LMS
アレイは各アンテナ素子ブランチの最大比(MRC)合
成器として働く。
時、LMSアレイは希望波到来方向にアンテナ・パター
ンが最大となるようにビーム形成を行う。また、LMS
アレイは各アンテナ素子ブランチの最大比(MRC)合
成器として働く。
【0020】 干渉妨害波が存在し干渉波レベルが希
望波に比べ高い場合、LMSアレイは干渉波到来方向に
アンテナ・パターンのナルを作り、干渉波を受信しない
ように働く。この時、希望波到来方向のアンテナ・パタ
ーンは必ずしも最大とは限らない。他方、干渉波レベル
が希望波よりも低い場合、このナルは作られず、干渉波
の受信を許しながら、アンテナ・パターンを希望波到来
方向に向ける。
望波に比べ高い場合、LMSアレイは干渉波到来方向に
アンテナ・パターンのナルを作り、干渉波を受信しない
ように働く。この時、希望波到来方向のアンテナ・パタ
ーンは必ずしも最大とは限らない。他方、干渉波レベル
が希望波よりも低い場合、このナルは作られず、干渉波
の受信を許しながら、アンテナ・パターンを希望波到来
方向に向ける。
【0021】 干渉妨害ではなくマルチパスがある場
合、遅延分散の大きなマルチパス波は主波との相関性が
低下するので、LMSアレイは符号間干渉に対しても、
前記干渉妨害波に対するのと同様の動作を行う。すなわ
ち、LMSアレイはマルチパスによるエコー波に対して
アンテナ・パターンのナルを向けようとする。
合、遅延分散の大きなマルチパス波は主波との相関性が
低下するので、LMSアレイは符号間干渉に対しても、
前記干渉妨害波に対するのと同様の動作を行う。すなわ
ち、LMSアレイはマルチパスによるエコー波に対して
アンテナ・パターンのナルを向けようとする。
【0022】 強度の干渉波の振幅位相が時間変動し
ている場合、LMSアレイはこれに応じて適応的にナル
を変動させる。この際、希望波に対する受信パターンも
時間変動し、希望波に不要な変調がかかってしまう。
ている場合、LMSアレイはこれに応じて適応的にナル
を変動させる。この際、希望波に対する受信パターンも
時間変動し、希望波に不要な変調がかかってしまう。
【0023】以上は長所と短所を含む一般的性質である
が、上記に述べたようにアンテナ・パターンを機械的で
はなく、電気的に制御できるため、その利用価値は高
い。例えば、移動体より衛星通信を行う場合、常にアン
テナ追尾が必要であり、適応アレイは不可欠なものとな
る。また、構内無線や自動車無線においてはあらゆる方
向からの干渉妨害が問題となるため、パターン・ナリン
グによる干渉除去を行う適応アレイが利用されている。
が、上記に述べたようにアンテナ・パターンを機械的で
はなく、電気的に制御できるため、その利用価値は高
い。例えば、移動体より衛星通信を行う場合、常にアン
テナ追尾が必要であり、適応アレイは不可欠なものとな
る。また、構内無線や自動車無線においてはあらゆる方
向からの干渉妨害が問題となるため、パターン・ナリン
グによる干渉除去を行う適応アレイが利用されている。
【0024】更に上記に述べたように、マルチパスによ
るエコー波も干渉妨害として扱えるので、適応アレイは
一種の適応等化器として利用できることが論じられてい
る(例えば、クラーク、”MMSE ダイバーシティ
コンバイニング フォア ワイドバンド ディジタル
セルラー ラジオ”,IEEE グローバル・ テレコ
ミュニケーション・コンファレンス 1990,No.
404.5.1)。この文献では、適応アレイによりエ
コー波到来方向にアンテナ・パターンのナルを作り、主
波のみ受信することで等価的な適応等化を行った場合の
効果について評価を行っている。
るエコー波も干渉妨害として扱えるので、適応アレイは
一種の適応等化器として利用できることが論じられてい
る(例えば、クラーク、”MMSE ダイバーシティ
コンバイニング フォア ワイドバンド ディジタル
セルラー ラジオ”,IEEE グローバル・ テレコ
ミュニケーション・コンファレンス 1990,No.
404.5.1)。この文献では、適応アレイによりエ
コー波到来方向にアンテナ・パターンのナルを作り、主
波のみ受信することで等価的な適応等化を行った場合の
効果について評価を行っている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の適応等化器(適応アレイ)は希望波到来方向を追尾し
たり干渉除去を行う場合有効であるが、希望波と干渉波
の到来方向が一致した場合に致命的な欠点がある。すな
わち、ナルを希望波に向けると希望波を受信できないこ
ととなり、ナルを向けなければ干渉が問題となる。希望
波と干渉波が到来方向で一致した場合、従来の適応アレ
イ正規方程式の解は、アンテナ・パターンを希望波に向
けて干渉波も同時に受信する解となり、そのタップ係数
振幅は極めて小さな値となり、もはや正常レベルで希望
波は受信できず、また干渉も除去できないのである。
の適応等化器(適応アレイ)は希望波到来方向を追尾し
たり干渉除去を行う場合有効であるが、希望波と干渉波
の到来方向が一致した場合に致命的な欠点がある。すな
わち、ナルを希望波に向けると希望波を受信できないこ
ととなり、ナルを向けなければ干渉が問題となる。希望
波と干渉波が到来方向で一致した場合、従来の適応アレ
イ正規方程式の解は、アンテナ・パターンを希望波に向
けて干渉波も同時に受信する解となり、そのタップ係数
振幅は極めて小さな値となり、もはや正常レベルで希望
波は受信できず、また干渉も除去できないのである。
【0026】図12は従来の適応等化器の計算シミュレ
ーション結果を示す。同図(A)は伝搬モデルをT離れ
の進み波による2波モデルとしたときのインパルス応答
を示し、また同図(B)は出力応答を示す。このとき主
波と進み波の入射角は共に60°、信号電力対雑音電力
比(SN)は20dB、干渉波周波数Ωは0(中心周波
数)、ノッチの深さを10dB、またアンテナを2素子
とする。図12(A)では2波モデルによりインパルス
応答が歪んでいるが、図12(B)でもT間隔でゼロと
ならずナイキストの無歪条件を満足していない。
ーション結果を示す。同図(A)は伝搬モデルをT離れ
の進み波による2波モデルとしたときのインパルス応答
を示し、また同図(B)は出力応答を示す。このとき主
波と進み波の入射角は共に60°、信号電力対雑音電力
比(SN)は20dB、干渉波周波数Ωは0(中心周波
数)、ノッチの深さを10dB、またアンテナを2素子
とする。図12(A)では2波モデルによりインパルス
応答が歪んでいるが、図12(B)でもT間隔でゼロと
ならずナイキストの無歪条件を満足していない。
【0027】このように、従来の適応等化器は干渉妨害
波をアンテナパターンのナル制御により除去するため、
希望波と干渉波との到来方向が一致した場合、全く除去
効果が得られないという問題がある。
波をアンテナパターンのナル制御により除去するため、
希望波と干渉波との到来方向が一致した場合、全く除去
効果が得られないという問題がある。
【0028】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
常に希望波に対する最大受信パターンを保持しながらマ
ルチパスフェージングによる波形歪みと干渉妨害波の除
去を行い、ディジタル無線一般において最適受信系を構
成できる適応等化器を提供することを目的とする。
常に希望波に対する最大受信パターンを保持しながらマ
ルチパスフェージングによる波形歪みと干渉妨害波の除
去を行い、ディジタル無線一般において最適受信系を構
成できる適応等化器を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、複数のアンテナアレイによりそれぞれ受信
した受信信号を、外部より更新制御されるタップ係数と
それぞれ複素乗算した後合成して出力する適応アレイフ
ィルタと、適応アレイフィルタの出力信号が入力され変
調シンボルの判定を行う判定器と、判定器の出力信号の
適応アレイフィルタの出力信号に対する誤差を示す誤差
信号を得る誤差信号生成手段とを有し、適応アレイフィ
ルタは誤差信号の自乗平均値を最小とするようにタップ
係数を修正して複素乗算を行う構成としたものである。
成するため、複数のアンテナアレイによりそれぞれ受信
した受信信号を、外部より更新制御されるタップ係数と
それぞれ複素乗算した後合成して出力する適応アレイフ
ィルタと、適応アレイフィルタの出力信号が入力され変
調シンボルの判定を行う判定器と、判定器の出力信号の
適応アレイフィルタの出力信号に対する誤差を示す誤差
信号を得る誤差信号生成手段とを有し、適応アレイフィ
ルタは誤差信号の自乗平均値を最小とするようにタップ
係数を修正して複素乗算を行う構成としたものである。
【0030】
【作用】本発明では、無線周波数の半波長間隔に配置さ
れた前記複数のアンテナアレイにそれぞれ1対1に対応
して設けられ、アンテナアレイにより受信された信号を
前記タップ係数を用いた複素乗算を行って合成する複数
のタップ付き遅延線フィルタと、複数のタップ付き遅延
線フィルタの各出力信号をそれぞれ合成する合成器と、
前記誤差信号が入力され誤差信号の自乗平均値を最小と
するように複数のタップ付き遅延線フィルタのタップ係
数をそれぞれ修正更新するタップ係数修正回路とにより
前記適応アレイフィルタを構成し、このタップ付き遅延
線フィルタが誤差信号の自乗平均値を最小とするように
修正されたタップ係数を用いて複素乗算を行うようにし
たため、アンテナパターンと適応等化の最適化が同時に
できる。
れた前記複数のアンテナアレイにそれぞれ1対1に対応
して設けられ、アンテナアレイにより受信された信号を
前記タップ係数を用いた複素乗算を行って合成する複数
のタップ付き遅延線フィルタと、複数のタップ付き遅延
線フィルタの各出力信号をそれぞれ合成する合成器と、
前記誤差信号が入力され誤差信号の自乗平均値を最小と
するように複数のタップ付き遅延線フィルタのタップ係
数をそれぞれ修正更新するタップ係数修正回路とにより
前記適応アレイフィルタを構成し、このタップ付き遅延
線フィルタが誤差信号の自乗平均値を最小とするように
修正されたタップ係数を用いて複素乗算を行うようにし
たため、アンテナパターンと適応等化の最適化が同時に
できる。
【0031】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
1は本発明になる適応等化器の一実施例のブロック図を
示す。同図において、本実施例は無線周波数の半波長
(λ/2)間隔に配置されたN素子アンテナ101〜1
0Nと、適応アレイフィルタ11と、適応アレイフィル
タ11の出力信号を入力信号として受ける判定器30
と、判定器30の入力信号と出力信号とをそれぞれ減算
して誤差信号を適応アレイフィルタ20へ出力してタッ
プ係数を更新させる減算器40とよりなる。
1は本発明になる適応等化器の一実施例のブロック図を
示す。同図において、本実施例は無線周波数の半波長
(λ/2)間隔に配置されたN素子アンテナ101〜1
0Nと、適応アレイフィルタ11と、適応アレイフィル
タ11の出力信号を入力信号として受ける判定器30
と、判定器30の入力信号と出力信号とをそれぞれ減算
して誤差信号を適応アレイフィルタ20へ出力してタッ
プ係数を更新させる減算器40とよりなる。
【0032】図2は本発明になる適応等化器の一実施例
の回路構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。図2において、
N素子アンテナの各アンテナ素子101〜10Nはそれぞ
れ個別にタップ付き遅延線(TDL)フィルタ211〜
21Nを介して合成器22に共通接続されている。合成
器22の出力信号は判定器30及び減算器40にそれぞ
れ入力される。また、減算器40の出力誤差信号εはタ
ップ係数修正回路23に入力される。上記のタップ付き
遅延線フィルタ211〜21N、合成器22及びタップ係
数修正回路23が前記適応アレイフィルタ20を構成し
ている。
の回路構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。図2において、
N素子アンテナの各アンテナ素子101〜10Nはそれぞ
れ個別にタップ付き遅延線(TDL)フィルタ211〜
21Nを介して合成器22に共通接続されている。合成
器22の出力信号は判定器30及び減算器40にそれぞ
れ入力される。また、減算器40の出力誤差信号εはタ
ップ係数修正回路23に入力される。上記のタップ付き
遅延線フィルタ211〜21N、合成器22及びタップ係
数修正回路23が前記適応アレイフィルタ20を構成し
ている。
【0033】タップ付き遅延線フィルタ211〜21Nは
それぞれ同一構成で、k番目(k=1〜N)のタップ付
き遅延線フィルタ21kはアンテナ素子10kに対して縦
続接続された全部でL−1個のそれぞれ遅延時間がτの
遅延素子211と、タップ係数ck1〜ckLと遅延素子2
11の入力信号又は出力信号とが入力される全部でL個
の複素乗算器212と、これらL個の複素乗算器212
の出力信号をそれぞれ合成する合成器213とよりなる
巡回形のフィルタ構成とされている。
それぞれ同一構成で、k番目(k=1〜N)のタップ付
き遅延線フィルタ21kはアンテナ素子10kに対して縦
続接続された全部でL−1個のそれぞれ遅延時間がτの
遅延素子211と、タップ係数ck1〜ckLと遅延素子2
11の入力信号又は出力信号とが入力される全部でL個
の複素乗算器212と、これらL個の複素乗算器212
の出力信号をそれぞれ合成する合成器213とよりなる
巡回形のフィルタ構成とされている。
【0034】ここで、タップ付き遅延線フィルタ21k
のL−1個の遅延素子211の入力端から 出力端まで
の全部でL個のタップにおける受信信号をxk1、xk2、
・・・、xkLとし、複素乗算器212に入力されるタッ
プ係数をck1、ck2、・・・、ckLとし、また、送信側
において変調シンボルを系列{・・・,a-1,a0,a
+1,・・・}の順で送信するものとすると、N素子アン
テナ受信信号ベクトルXと適応アレイフィルタ20のタ
ップ係数ベクトルCとはそれぞれ次の行列で定義するこ
とができる。
のL−1個の遅延素子211の入力端から 出力端まで
の全部でL個のタップにおける受信信号をxk1、xk2、
・・・、xkLとし、複素乗算器212に入力されるタッ
プ係数をck1、ck2、・・・、ckLとし、また、送信側
において変調シンボルを系列{・・・,a-1,a0,a
+1,・・・}の順で送信するものとすると、N素子アン
テナ受信信号ベクトルXと適応アレイフィルタ20のタ
ップ係数ベクトルCとはそれぞれ次の行列で定義するこ
とができる。
【0035】 XT=[xk1、xk2、・・・、xkL] (10) CT=[ck1、ck2、・・・、ckL] (11) 複素乗算器212は上記の受信信号ベクトルとタップ係
数ベクトルとの複素乗算を行い、その乗算結果を合成器
213を通して合成器22へ出力するから、合成器22
の出力信号yは次式で表すことができる。
数ベクトルとの複素乗算を行い、その乗算結果を合成器
213を通して合成器22へ出力するから、合成器22
の出力信号yは次式で表すことができる。
【0036】
【数1】 この出力信号yは判定器30に入力されて判定データと
される一方、減算器40に入力されここで判定器30の
出力判定データとの減算により誤差信号εとされる。こ
こで、シンボル率が低い場合には上記の判定データは送
信変調シンボルa0に近似できるため、誤差信号はこの
場合次式で表される。
される一方、減算器40に入力されここで判定器30の
出力判定データとの減算により誤差信号εとされる。こ
こで、シンボル率が低い場合には上記の判定データは送
信変調シンボルa0に近似できるため、誤差信号はこの
場合次式で表される。
【0037】 ε=y−a0 (13) この誤差信号εはタップ係数修正回路23に入力され、
その自乗平均値を最小とするタップ係数ベクトル解Cを
正規方程式(ウィーナー・ホップ方程式)より求めさせ
る。正規方程式は直交原理より簡単に求められる。すな
わち、 E[ε・x* pu]=0 (p=1,2,..,N u=1,2,..,L) (14) より線形一次のタップ係数を未知数とする正規方程式が
得られる。なお、上式において、E[ ]は期待値操作
すなわち時間平均をとることを意味する。
その自乗平均値を最小とするタップ係数ベクトル解Cを
正規方程式(ウィーナー・ホップ方程式)より求めさせ
る。正規方程式は直交原理より簡単に求められる。すな
わち、 E[ε・x* pu]=0 (p=1,2,..,N u=1,2,..,L) (14) より線形一次のタップ係数を未知数とする正規方程式が
得られる。なお、上式において、E[ ]は期待値操作
すなわち時間平均をとることを意味する。
【0038】ここでは、まずマルチパス歪みに対する実
施例の効果を評価するため、遅延分散特性を有する伝搬
モデルを扱う。伝送系のインパルス応答のシンボル間隔
離散値をhiとし、i=0を現在の基準タイミングに設
定する。iが負の値となる離散値hiはインパルス応答
の前縁(Precursor)を、iが正の値となる離
散値はインパルス応答の後縁(Postcursor)
を示すものとする。この場合、受信信号は送信シンボル
系列{ai}と離散値hiとの畳み込みとなる。このと
き、主波成分はh0a0となり、i番目のインパルス応答
離散値によるマルチパス波成分はhia0-iとなる。
施例の効果を評価するため、遅延分散特性を有する伝搬
モデルを扱う。伝送系のインパルス応答のシンボル間隔
離散値をhiとし、i=0を現在の基準タイミングに設
定する。iが負の値となる離散値hiはインパルス応答
の前縁(Precursor)を、iが正の値となる離
散値はインパルス応答の後縁(Postcursor)
を示すものとする。この場合、受信信号は送信シンボル
系列{ai}と離散値hiとの畳み込みとなる。このと
き、主波成分はh0a0となり、i番目のインパルス応答
離散値によるマルチパス波成分はhia0-iとなる。
【0039】図3はこのようなマルチパス回線におい
て、N素子アレイアンテナ101〜10Nに受信される信
号を示した説明図である。図3中、図2と同一構成部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。図3におい
て、101、102及び103はそれぞれアンテナ素子
101 、102 、10N へ入射する主波で、104、1
05及び106はそれぞれアンテナ素子101 、10
2 、10N へ入射するマルチパス波である。また、10
7は主波101を基準としたときの第1のアンテナ素子
101により受信される波面を示す。
て、N素子アレイアンテナ101〜10Nに受信される信
号を示した説明図である。図3中、図2と同一構成部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。図3におい
て、101、102及び103はそれぞれアンテナ素子
101 、102 、10N へ入射する主波で、104、1
05及び106はそれぞれアンテナ素子101 、10
2 、10N へ入射するマルチパス波である。また、10
7は主波101を基準としたときの第1のアンテナ素子
101により受信される波面を示す。
【0040】ここで、主波101をh0 a0 、マルチパ
ス波104をhi a0-i とすると、アンテナ素子101
〜10N はそれぞれ無線周波数の半波長(λ/2)間隔
で配置されているため、アンテナ素子101 に隣接する
アンテナ素子102 で受信される主波102は主波10
1よりもexp(−jφ0 )の位相だけ遅れる。これ
は、主波101がアンテナ素子101 に受信された時、
主波102は波面107との交点に位置し、アンテナ素
子102 にまだ到達していないからである。
ス波104をhi a0-i とすると、アンテナ素子101
〜10N はそれぞれ無線周波数の半波長(λ/2)間隔
で配置されているため、アンテナ素子101 に隣接する
アンテナ素子102 で受信される主波102は主波10
1よりもexp(−jφ0 )の位相だけ遅れる。これ
は、主波101がアンテナ素子101 に受信された時、
主波102は波面107との交点に位置し、アンテナ素
子102 にまだ到達していないからである。
【0041】この遅れ位相角φ0 は主波のアンテナ素子
への入射角θ0 に依存し、次式で与えられる。
への入射角θ0 に依存し、次式で与えられる。
【0042】 φ0 =π・sinθ0 (15) 同様に、N番目のアンテナ素子10N に入射される主波
103は、1番目のアンテナ素子101 の受信主波10
1よりもexp{−j(N−1)φ0 }だけ位相が遅れ
る。同様に、マルチパス波のアンテナ素子への入射角を
θi とすると、次式で表される位相角φi φi =π・sinθi (16) を単位とした位相推移が受信マルチパス波105、10
6に生じる。
103は、1番目のアンテナ素子101 の受信主波10
1よりもexp{−j(N−1)φ0 }だけ位相が遅れ
る。同様に、マルチパス波のアンテナ素子への入射角を
θi とすると、次式で表される位相角φi φi =π・sinθi (16) を単位とした位相推移が受信マルチパス波105、10
6に生じる。
【0043】以上のことより、第p番目のアンテナ素子
10p に接続されたTDLフィルタ21p 内のu番目の
タップ上の受信信号xpuは次式により表現することがで
きる。
10p に接続されたTDLフィルタ21p 内のu番目の
タップ上の受信信号xpuは次式により表現することがで
きる。
【0044】
【数2】 ただし、上式中、np はp番目のアンテナ素子10p の
受信波の受信機雑音を示す。また、n番目のインパルス
応答離散値によるマルチパス波の入射角をθn とする
と、これによる位相推移量φn は次式により表せる。
受信波の受信機雑音を示す。また、n番目のインパルス
応答離散値によるマルチパス波の入射角をθn とする
と、これによる位相推移量φn は次式により表せる。
【0045】 φn =π・sinθn (18) 以上の(10)式〜(14)式、(17)式及び(1
8)式を用いて正規方程式を導くと次式が得られる。
8)式を用いて正規方程式を導くと次式が得られる。
【0046】
【数3】 上式において、L×Lの小行列Ψpqのi行j列(i,j
=1,2,...,N)の構成要素を{ψ(p,
q)ij}とした場合、これは次式で表される。
=1,2,...,N)の構成要素を{ψ(p,
q)ij}とした場合、これは次式で表される。
【0047】
【数4】 ただし、上式中、σ2 は雑音電力、δpqは次式のクロネ
ッカー・デルタである。
ッカー・デルタである。
【0048】
【数5】 上記のL×Lの小行列Ψpqはエルミート行列であり、下
記のようにp,qに関する転置複素共役は等しくなる。
記のようにp,qに関する転置複素共役は等しくなる。
【0049】 Ψpq=Ψqp T* (22) また、(19)式右辺のSk *(ただし、k=1〜N)は
判定データとアレイ・アンテナ受信信号との相関ベクト
ルSk の複素共役ベクトルを示す。ここで、Sk は次式
で表される。
判定データとアレイ・アンテナ受信信号との相関ベクト
ルSk の複素共役ベクトルを示す。ここで、Sk は次式
で表される。
【0050】
【数6】 以上がN素子アレイアンテナ101 〜10N とLタップ
付きのTDLフィルタ211 〜21N を用いた本実施例
の正規方程式の一般形である。これを実際に解くと本実
施例が適応等化器として動作することが確認できるが、
ここでは物理的解釈を容易にするため、下記のように考
える。
付きのTDLフィルタ211 〜21N を用いた本実施例
の正規方程式の一般形である。これを実際に解くと本実
施例が適応等化器として動作することが確認できるが、
ここでは物理的解釈を容易にするため、下記のように考
える。
【0051】図2において、N個のTDLフィルタ21
1 〜21N に重ね合わせの理を適用すると、N個のTD
Lフィルタ211 〜21N は1個の等価TDLフィルタ
に集約することができる。すなわち、N個のTDLフィ
ルタ211 〜21N において、入力側第1タップ上の受
信信号を第1番目ブランチから第N番目ブランチまでを x1L+x2L+...+xNL のように重ね合わせ、またタップ係数についても同様
に、 c1L+c2L+...+cNL のように重ね合わせる。これらの重ね合わせを第L番目
のタップまで繰り返すことにより、N個のTDLフィル
タ211 〜21N は等価的に1個のTDLフィルタとみ
なすことができる。
1 〜21N に重ね合わせの理を適用すると、N個のTD
Lフィルタ211 〜21N は1個の等価TDLフィルタ
に集約することができる。すなわち、N個のTDLフィ
ルタ211 〜21N において、入力側第1タップ上の受
信信号を第1番目ブランチから第N番目ブランチまでを x1L+x2L+...+xNL のように重ね合わせ、またタップ係数についても同様
に、 c1L+c2L+...+cNL のように重ね合わせる。これらの重ね合わせを第L番目
のタップまで繰り返すことにより、N個のTDLフィル
タ211 〜21N は等価的に1個のTDLフィルタとみ
なすことができる。
【0052】すなわち、図2において、N個のTDLフ
ィルタ211 〜21N は1個の線形等化器と等価であ
り、マルチパス歪みに対しては適応等化を行うことが理
解できる。ここで注意すべき点は、通常の線形等化器と
違って本実施例の線形等化器では希望波到来方向にアン
テナ最大パターンを向けて、常にSN比を最大にするこ
とである。このアンテナパターンはN個のTDLフィル
タ211 〜21N の基準タップにおいて形成され、次式
で表すことができる。
ィルタ211 〜21N は1個の線形等化器と等価であ
り、マルチパス歪みに対しては適応等化を行うことが理
解できる。ここで注意すべき点は、通常の線形等化器と
違って本実施例の線形等化器では希望波到来方向にアン
テナ最大パターンを向けて、常にSN比を最大にするこ
とである。このアンテナパターンはN個のTDLフィル
タ211 〜21N の基準タップにおいて形成され、次式
で表すことができる。
【0053】
【数7】 また、N個のTDLフィルタ211 〜21N 内の(L−
1)個の遅延素子211の各遅延時間τをT/2と分数
間隔に設定した場合、TDLフィルタ211 〜21N は
単に次のシンボルから受ける干渉(Precursor
歪み)を除去するだけでなく、整合フィルタとして遅延
分散した希望波電力を収束し、更にSN比を最大化する
効果を生み出す。これをインプリシット・ダイバーシテ
ィ・ゲインと呼ぶ。また、遅延時間τを分数間隔に設定
することにより、受信側サンプリング・タイミング位相
のずれによる折り返しスペクトラムの問題を解決する。
すなわち、TDLフィルタ211 〜21N はタイミング
制御機能をも有する。
1)個の遅延素子211の各遅延時間τをT/2と分数
間隔に設定した場合、TDLフィルタ211 〜21N は
単に次のシンボルから受ける干渉(Precursor
歪み)を除去するだけでなく、整合フィルタとして遅延
分散した希望波電力を収束し、更にSN比を最大化する
効果を生み出す。これをインプリシット・ダイバーシテ
ィ・ゲインと呼ぶ。また、遅延時間τを分数間隔に設定
することにより、受信側サンプリング・タイミング位相
のずれによる折り返しスペクトラムの問題を解決する。
すなわち、TDLフィルタ211 〜21N はタイミング
制御機能をも有する。
【0054】図4は上記の正規方程式を解いた計算シミ
ュレーション結果を示す。伝搬モデルとしては、主波に
対して時間T進んでいる干渉波が一波存在するT離れの
進み波による2波モデルとし、主波と進み波の入射角を
共に60°、SN比を20dB、干渉波周波数Ωを0
(中心周波数)、ノッチの深さを10dBとしている。
また、図2に示した実施例においてアンテナを2素子、
TDLフィルタ・タップ数を7としてある。
ュレーション結果を示す。伝搬モデルとしては、主波に
対して時間T進んでいる干渉波が一波存在するT離れの
進み波による2波モデルとし、主波と進み波の入射角を
共に60°、SN比を20dB、干渉波周波数Ωを0
(中心周波数)、ノッチの深さを10dBとしている。
また、図2に示した実施例においてアンテナを2素子、
TDLフィルタ・タップ数を7としてある。
【0055】図4(A)は上記2波モデルのTDLフィ
ルタ出力でのインパルス応答を示し、同図(B)はアン
テナパターンを示す。図12(A)に示した従来の2波
モデルにより歪んだインパルス応答は、本実施例によれ
ば図4(A)に示す通り等化され、ナイキストの無歪条
件を満足している。このときアンテナパターンは図4
(B)に示すように、実線の矢印で示す主波の到来方向
にアンテナ最大パターンを向けていることがわかる。
ルタ出力でのインパルス応答を示し、同図(B)はアン
テナパターンを示す。図12(A)に示した従来の2波
モデルにより歪んだインパルス応答は、本実施例によれ
ば図4(A)に示す通り等化され、ナイキストの無歪条
件を満足している。このときアンテナパターンは図4
(B)に示すように、実線の矢印で示す主波の到来方向
にアンテナ最大パターンを向けていることがわかる。
【0056】従来の適応等化器では干渉波(エコー波)
到来方向にナルを作っていたのに対し、本実施例では適
応アレイパターンで除去を行うのではなく、適応アレイ
フィルタ20の線形合成による逆相キャンセル除去を行
う。すなわち、図2において、L個の複素乗算器212
の出力信号を合成器213により合成することにより、
エコー波を逆相キャンセルさせている。
到来方向にナルを作っていたのに対し、本実施例では適
応アレイパターンで除去を行うのではなく、適応アレイ
フィルタ20の線形合成による逆相キャンセル除去を行
う。すなわち、図2において、L個の複素乗算器212
の出力信号を合成器213により合成することにより、
エコー波を逆相キャンセルさせている。
【0057】次に、本実施例の干渉波妨害除去機能につ
いて説明する。図5は図2に示した本発明の一実施例の
アンテナ素子数Nを「2」、TDLフィルタタップ数L
を「3」としたときの回路構成図を示す。同図中、図2
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図5において、2511及び2512はそれぞれ図2に
示したTDLフィルタ211の遅延素子211に相当す
る遅延時間がシンボル周期Tの遅延素子、2521及び2
522はそれぞれ前記TDLフィルタ212の遅延素子2
11に相当する遅延時間がシンボル周期Tの遅延素子で
ある。
いて説明する。図5は図2に示した本発明の一実施例の
アンテナ素子数Nを「2」、TDLフィルタタップ数L
を「3」としたときの回路構成図を示す。同図中、図2
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図5において、2511及び2512はそれぞれ図2に
示したTDLフィルタ211の遅延素子211に相当す
る遅延時間がシンボル周期Tの遅延素子、2521及び2
522はそれぞれ前記TDLフィルタ212の遅延素子2
11に相当する遅延時間がシンボル周期Tの遅延素子で
ある。
【0058】また、2611,2612,2613はそれぞれ
TDLフィルタ211内の複素乗算器212に相当する
複素乗算器、2621,2622,2623はそれぞれTDL
フィルタ212内の複素乗算器212に相当する複素乗
算器、27はTDLフィルタ211及び212内の合成器
213と合成器22に相当する合成器である。更に、2
81は第1タップ目の2個の複素乗算器、282は第2タ
ップ目の2個の複素乗算器、283は第3タップ目の2
個の複素乗算器を示す。
TDLフィルタ211内の複素乗算器212に相当する
複素乗算器、2621,2622,2623はそれぞれTDL
フィルタ212内の複素乗算器212に相当する複素乗
算器、27はTDLフィルタ211及び212内の合成器
213と合成器22に相当する合成器である。更に、2
81は第1タップ目の2個の複素乗算器、282は第2タ
ップ目の2個の複素乗算器、283は第3タップ目の2
個の複素乗算器を示す。
【0059】また、アンテナ素子101に入射される希
望波301と、アンテナ素子102に入射される希望波
302にはそれぞれマルチパス歪みはなく、希望波50
1,502に対してはそれぞれ303、304で示すよ
うに角周波数ΩのCW干渉波が1波到来しているものと
する。
望波301と、アンテナ素子102に入射される希望波
302にはそれぞれマルチパス歪みはなく、希望波50
1,502に対してはそれぞれ303、304で示すよ
うに角周波数ΩのCW干渉波が1波到来しているものと
する。
【0060】希望波301及び302の変調シンボルを
ai、CW干渉波303及び304のそれを√J・ex
p(jΩt)とし、それぞれのアンテナ素子101、1
02への入射角をθa、θjとすると、このとき図5に示
すように、アンテナ素子101、102に入射される希望
波301と302の間には位相差exp(−jφa)が
生じ、同様にCW干渉波303と304の間にも位相差
exp(−jφj)が生じる。ここで、φa=πsinθ
a、φj=πsinθjである。
ai、CW干渉波303及び304のそれを√J・ex
p(jΩt)とし、それぞれのアンテナ素子101、1
02への入射角をθa、θjとすると、このとき図5に示
すように、アンテナ素子101、102に入射される希望
波301と302の間には位相差exp(−jφa)が
生じ、同様にCW干渉波303と304の間にも位相差
exp(−jφj)が生じる。ここで、φa=πsinθ
a、φj=πsinθjである。
【0061】図5に示したモデルにおける正規方程式は
次式で表される。
次式で表される。
【0062】
【数8】 ここで、Ψ22=Ψ11、Ψ21=ΨT* 12であり、これらは次
式で表される。
式で表される。
【0063】
【数9】 上式において、η0は希望波対干渉波電力比(D/U)
の逆数、ρは信号対雑音電力比(SN比)の逆数であ
り、これらはそれぞれ次式で表される。
の逆数、ρは信号対雑音電力比(SN比)の逆数であ
り、これらはそれぞれ次式で表される。
【0064】 η0=J/(a* i・ai) (28) ρ=σ2/(a* i・ai) (29) また、(25)式の正規方程式において、判定データと
アンテナ受信信号との相関ベクトルS1及びS2とタップ
係数ベクトルC1とC2とはそれぞれ次式で表される。
アンテナ受信信号との相関ベクトルS1及びS2とタップ
係数ベクトルC1とC2とはそれぞれ次式で表される。
【0065】 S1 T=[1 0 0] (30) S2 T=[exp(−jφa ) 0 0] (31) C1 T=[c11 c12 c13] (32) C2 T=[c21 c22 c23] (33) 図6は上記正規方程式を解いた計算シミュレーション結
果を示す。ここでは、希望波とCW干渉波の入射角を共
に45°、SN比を20dB、CW干渉波周波数Ωを0
(中心周波数)としている。同図(A)は図5に示した
実施例の各タップによるアンテナパターンであり、(2
5)式の正規方程式を解き、(24)式により描かれた
図で、希望波の到来方向を実線の矢印で、またCW干渉
波の到来方向を破線の矢印で示している。
果を示す。ここでは、希望波とCW干渉波の入射角を共
に45°、SN比を20dB、CW干渉波周波数Ωを0
(中心周波数)としている。同図(A)は図5に示した
実施例の各タップによるアンテナパターンであり、(2
5)式の正規方程式を解き、(24)式により描かれた
図で、希望波の到来方向を実線の矢印で、またCW干渉
波の到来方向を破線の矢印で示している。
【0066】図6(A)からわかるように、アンテナ最
大パターンは希望波到来方向に向いている。前記したよ
うに、従来の適応等化器では干渉波到来方向に適応アレ
イパターンのナルを作っていたが、本実施例では適応ア
レイパターンで除去を行うのではなく、TDLフィルタ
の線形合成による逆相キャンセル除去を行う。すなわ
ち、本実施例では図5において、合成TDLフィルタの
各タップの複素乗算器2611、2612、2613、2
621、2622及び2623の出力信号を合成器27で合成
することにより、CW干渉を逆相キャンセルさせてい
る。
大パターンは希望波到来方向に向いている。前記したよ
うに、従来の適応等化器では干渉波到来方向に適応アレ
イパターンのナルを作っていたが、本実施例では適応ア
レイパターンで除去を行うのではなく、TDLフィルタ
の線形合成による逆相キャンセル除去を行う。すなわ
ち、本実施例では図5において、合成TDLフィルタの
各タップの複素乗算器2611、2612、2613、2
621、2622及び2623の出力信号を合成器27で合成
することにより、CW干渉を逆相キャンセルさせてい
る。
【0067】この図6(A)に示すアンテナパターンは
空間領域における適応アレイフィルタのゲインである
が、周波数領域のゲイン、すなわち適応フィルタの周波
数特性の評価を次に説明する。単位振幅の各周波数ωの
信号exp(jωt)がアレイアンテナに図6(A)に
破線の矢印で示した干渉波の到来方向(θ=45°)に
入射されると仮定する。この時、3個のTDLフィルタ
乗算器281 〜283 の合成周波数特性は次式で求めら
れる。
空間領域における適応アレイフィルタのゲインである
が、周波数領域のゲイン、すなわち適応フィルタの周波
数特性の評価を次に説明する。単位振幅の各周波数ωの
信号exp(jωt)がアレイアンテナに図6(A)に
破線の矢印で示した干渉波の到来方向(θ=45°)に
入射されると仮定する。この時、3個のTDLフィルタ
乗算器281 〜283 の合成周波数特性は次式で求めら
れる。
【0068】 H(ω)=|{c11+c21・exp(−jφj )} +{c12+c22・exp(−jφj )}・exp(jωT) +{c13+c23・exp(−jφj )}・exp(j2ωT)| (34) 上式の周波数特性を図6(B)に示す。同図(B)にお
いて、横軸は−0.5fs 〜+0.5fs (ただし、f
s は変調速度)の周波数を示し、縦軸は1目盛りが10
dBの振幅を示す。この周波数特性は、f=0の中心周
波数において、ノッチ特性を示している。すなわち、こ
のノッチ特性により、f=0のCW干渉波が大幅に低減
される。
いて、横軸は−0.5fs 〜+0.5fs (ただし、f
s は変調速度)の周波数を示し、縦軸は1目盛りが10
dBの振幅を示す。この周波数特性は、f=0の中心周
波数において、ノッチ特性を示している。すなわち、こ
のノッチ特性により、f=0のCW干渉波が大幅に低減
される。
【0069】以上はCW干渉波が単一の場合であるが、
本実施例は複数のCW干渉波に対しても同様に除去効果
を有する。このことについて図7及び図8と共に説明す
る。図7は本発明の一実施例の複数の干渉波妨害除去機
能の説明のための回路構成図で、図5と同一構成であ
る。ただし、図7のアレイアンテナ素子101 には、希
望波301の他に第1の干渉波401と第2の干渉波4
03とが入射され、またもう一つのアレイアンテナ素子
102 には、希望波302の他に第1の干渉波402と
第2の干渉波404とが入射される。
本実施例は複数のCW干渉波に対しても同様に除去効果
を有する。このことについて図7及び図8と共に説明す
る。図7は本発明の一実施例の複数の干渉波妨害除去機
能の説明のための回路構成図で、図5と同一構成であ
る。ただし、図7のアレイアンテナ素子101 には、希
望波301の他に第1の干渉波401と第2の干渉波4
03とが入射され、またもう一つのアレイアンテナ素子
102 には、希望波302の他に第1の干渉波402と
第2の干渉波404とが入射される。
【0070】図7の伝搬モデルでは、図5と同様にマル
チパス伝搬は無く、またCW干渉波401、402は角
周波数Ω1 、角度θ1 でアンテナ素子101 、102 に
入射し、CW干渉波403、404は角周波数Ω2 、角
度θ2 でアンテナ素子101、102 に入射するものと
する。この伝搬モデルの正規方程式は前記(25)式で
与えられるが、その正規方程式中の小行列Ψは3×3の
サイズであり、次式で与えられる。
チパス伝搬は無く、またCW干渉波401、402は角
周波数Ω1 、角度θ1 でアンテナ素子101 、102 に
入射し、CW干渉波403、404は角周波数Ω2 、角
度θ2 でアンテナ素子101、102 に入射するものと
する。この伝搬モデルの正規方程式は前記(25)式で
与えられるが、その正規方程式中の小行列Ψは3×3の
サイズであり、次式で与えられる。
【0071】
【数10】 ただし、上式において、η1 及びη2 はそれぞれD/U
の逆数で、次式で表される。
の逆数で、次式で表される。
【0072】 η1 =J1 /(ai *ai ) (37) η2 =J2 /(ai *ai ) (38) また、φa =πsinθa 、φ1 =πsinθ1 、φ2
=πsinθ2 である。更に、(25)式で与えられる
正規方程式中の判定データとアンテナ素子受信信号との
相関ベクトルS及びタップ係数ベクトルCは、それぞれ
図7の伝搬モデルの場合も前記(30)式〜(33)式
と同じ次式で与えられる。
=πsinθ2 である。更に、(25)式で与えられる
正規方程式中の判定データとアンテナ素子受信信号との
相関ベクトルS及びタップ係数ベクトルCは、それぞれ
図7の伝搬モデルの場合も前記(30)式〜(33)式
と同じ次式で与えられる。
【0073】 S1 T=[1 0 0] (39) S2 T=[exp(−jφa ) 0 0] (40) C1 T=[c11 c12 c13] (41) C2 T=[c21 c22 c23] (42) 図8は上記の正規方程式を解いたシミュレーション結果
を示す。同図(A)に示すように、希望波Dが入射角θ
a =45°で到来し、また第1のCW干渉波J1 が角周
波数Ω=0、入射角θ1 =45°で到来し、更に第2の
CW干渉波J2が角周波数Ω=+0.3fs ×2π、入
射角θ2 =45°で到来するものとし、またSN比を6
0dBに設定したときの、上記(35)式〜(42)式
を用いて(25)式の正規方程式を解いて求めたTDL
フィルタの各タップ係数によるアンテナパターンの合成
パターンは図8(A)に示す如くになる。
を示す。同図(A)に示すように、希望波Dが入射角θ
a =45°で到来し、また第1のCW干渉波J1 が角周
波数Ω=0、入射角θ1 =45°で到来し、更に第2の
CW干渉波J2が角周波数Ω=+0.3fs ×2π、入
射角θ2 =45°で到来するものとし、またSN比を6
0dBに設定したときの、上記(35)式〜(42)式
を用いて(25)式の正規方程式を解いて求めたTDL
フィルタの各タップ係数によるアンテナパターンの合成
パターンは図8(A)に示す如くになる。
【0074】本実施例によれば、干渉波が複数到来しそ
のうちの1波が希望波の到来方向と一致していても、先
に説明した例と同じように、アンテナパターンの合成パ
ターンは希望波Dを最大受信するために45°の入射角
方向に最大のパターンを形成している。従って、同時に
個別D/Uが0dBの2波のCW干渉をも受信するが、
これらは図7の2個のTDLフィルタ合成の周波数ノッ
チフィルタリング機能により大幅に低減される。
のうちの1波が希望波の到来方向と一致していても、先
に説明した例と同じように、アンテナパターンの合成パ
ターンは希望波Dを最大受信するために45°の入射角
方向に最大のパターンを形成している。従って、同時に
個別D/Uが0dBの2波のCW干渉をも受信するが、
これらは図7の2個のTDLフィルタ合成の周波数ノッ
チフィルタリング機能により大幅に低減される。
【0075】図7に示した構成の適応アレイフィルタの
到来角度θ方向に対する周波数特性は次式で求められ
る。
到来角度θ方向に対する周波数特性は次式で求められ
る。
【0076】
【数11】 これを上記条件で計算すると、図7に示した構成の適応
アレイフィルタの到来角度θ方向に対する周波数特性
は、図8(B)に示す如くになる。同図の横軸は周波数
で、縦軸は1目盛りが10dBの振幅を示しており、同
図より明らかなように、周波数0と+0.3fs のそれ
ぞれでノッチ特性を示している。従って、上記の2波の
干渉波J1 及びJ2 はこのノッチ特性によりそれぞれ大
幅に低減されることとなる。
アレイフィルタの到来角度θ方向に対する周波数特性
は、図8(B)に示す如くになる。同図の横軸は周波数
で、縦軸は1目盛りが10dBの振幅を示しており、同
図より明らかなように、周波数0と+0.3fs のそれ
ぞれでノッチ特性を示している。従って、上記の2波の
干渉波J1 及びJ2 はこのノッチ特性によりそれぞれ大
幅に低減されることとなる。
【0077】ところで、以上は希望波と干渉波の到来方
向が一致しているか、ほぼ一致している場合の説明であ
るが、本実施例によれば干渉波が希望波と異なる方向か
ら到来する場合にもその干渉波を除去若しくは低減する
ことができる。例えば、図8のシミュレーション条件の
うち、干渉波J2 の到来方向のみをθ2 =5°とした時
の本実施例のTDLフィルタの各タップ係数によるアン
テナパターンの合成パターンは図9に示す如くになり、
また、到来角度θ方向に対する周波数特性は図10に示
す如くになる。
向が一致しているか、ほぼ一致している場合の説明であ
るが、本実施例によれば干渉波が希望波と異なる方向か
ら到来する場合にもその干渉波を除去若しくは低減する
ことができる。例えば、図8のシミュレーション条件の
うち、干渉波J2 の到来方向のみをθ2 =5°とした時
の本実施例のTDLフィルタの各タップ係数によるアン
テナパターンの合成パターンは図9に示す如くになり、
また、到来角度θ方向に対する周波数特性は図10に示
す如くになる。
【0078】図9からわかるように、合成アンテナパタ
ーンは希望波D及びこれと到来方向の一致する第1のC
W干渉波J1 に対しては最大パターンを示し、希望波D
と到来方向の異なる(θ2 =5°)第2のCW干渉波J
2 に対しては最小のパターンを示している。
ーンは希望波D及びこれと到来方向の一致する第1のC
W干渉波J1 に対しては最大パターンを示し、希望波D
と到来方向の異なる(θ2 =5°)第2のCW干渉波J
2 に対しては最小のパターンを示している。
【0079】一方、図7に示した構成の適応アレイフィ
ルタの到来角度が45°(= θ1)方向に対する周波数
特性は図10(A)に、また到来角度が5°(= θ2)
方向に対する周波数特性は図10(B)に示す如くにな
る。同図の横軸は周波数で、縦軸は1目盛りが10dB
の振幅を示している。同図(A)より明らかなように、
到来角度が45°方向に対する周波数特性は周波数0で
ノッチ特性を示しているため、上記の干渉波J1はこの
ノッチ特性により大幅に低減される。
ルタの到来角度が45°(= θ1)方向に対する周波数
特性は図10(A)に、また到来角度が5°(= θ2)
方向に対する周波数特性は図10(B)に示す如くにな
る。同図の横軸は周波数で、縦軸は1目盛りが10dB
の振幅を示している。同図(A)より明らかなように、
到来角度が45°方向に対する周波数特性は周波数0で
ノッチ特性を示しているため、上記の干渉波J1はこの
ノッチ特性により大幅に低減される。
【0080】また、到来角度が5°方向に対する周波数
特性は、図10(B)に示すように周波数+0.3fs
でノッチ特性を有するため、図9に示したアンテナ最小
パターンとも相まって、周波数+0.3fsの上記の干
渉波J2は除去される。
特性は、図10(B)に示すように周波数+0.3fs
でノッチ特性を有するため、図9に示したアンテナ最小
パターンとも相まって、周波数+0.3fsの上記の干
渉波J2は除去される。
【0081】このように、最小規模の2素子アレイでも
本発明を適用することにより、任意の角度で到来する複
数のCW干渉波を除去若しくは大幅に低減することがで
き、しかも干渉除去のみならず、適応アレイパターンを
希望波到来方向に形成し、SN比の最大化を行っている
ため、装置の小型化が要求される移動ディジタル通信に
最適な受信系を構成できる。このような効果は従来の適
応アレイアンテナでは全く得られなかった効果である。
本発明を適用することにより、任意の角度で到来する複
数のCW干渉波を除去若しくは大幅に低減することがで
き、しかも干渉除去のみならず、適応アレイパターンを
希望波到来方向に形成し、SN比の最大化を行っている
ため、装置の小型化が要求される移動ディジタル通信に
最適な受信系を構成できる。このような効果は従来の適
応アレイアンテナでは全く得られなかった効果である。
【0082】図5及び図7のアンテナ素子数とTDLフ
ィルタタップ数とをそれぞれ増加させ、TDLフィルタ
の基準タップを中央に設定することにより、適応等化と
干渉除去とを含む最適受信を実現することができる。す
なわち、本実施例によればTDLフィルタの基準タップ
によるアンテナパターン追尾により希望波をまず最大受
信し、基準タップ前後のタップにより遅延分散した希望
波受信信号に整合フィルタリングを行って、インプリシ
ット・ダイバーシティ・ゲインを得、更にTDLフィル
タタップ間の線形合成により干渉除去及びマルチパス歪
みの除去を行うことができる。
ィルタタップ数とをそれぞれ増加させ、TDLフィルタ
の基準タップを中央に設定することにより、適応等化と
干渉除去とを含む最適受信を実現することができる。す
なわち、本実施例によればTDLフィルタの基準タップ
によるアンテナパターン追尾により希望波をまず最大受
信し、基準タップ前後のタップにより遅延分散した希望
波受信信号に整合フィルタリングを行って、インプリシ
ット・ダイバーシティ・ゲインを得、更にTDLフィル
タタップ間の線形合成により干渉除去及びマルチパス歪
みの除去を行うことができる。
【0083】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、TDLフィルタタップ数を増加させるこ
とにより、CW干渉波のみならず、帯域を有する複数の
変調波干渉の除去も可能である。これら種々の効果は、
図1の構成において、適応フィルタアレイ20を減算器
40の出力に基づいてMMSE制御することにより、同
時に実現することができる。
ものではなく、TDLフィルタタップ数を増加させるこ
とにより、CW干渉波のみならず、帯域を有する複数の
変調波干渉の除去も可能である。これら種々の効果は、
図1の構成において、適応フィルタアレイ20を減算器
40の出力に基づいてMMSE制御することにより、同
時に実現することができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タップ付き遅延線フィルタが誤差信号の自乗平均値を最
小とするように修正されたタップ係数を用いて複素乗算
を行うことにより、一つの自乗平均誤差(MSE)評価
関数による適応アレイと適応等化の共通制御を行ってア
ンテナパターンと適応等化の最適化が同時にできるよう
にしたため、両者の相乗効果を得ることができ、最小規
模の2素子アンテナアレイでも複数の干渉波の除去がで
き、希望波と干渉波の到来方向が一致していても常にア
ンテナパターンを希望波方向に追尾しSN比を最大化し
ながら干渉波を除去することができる。
タップ付き遅延線フィルタが誤差信号の自乗平均値を最
小とするように修正されたタップ係数を用いて複素乗算
を行うことにより、一つの自乗平均誤差(MSE)評価
関数による適応アレイと適応等化の共通制御を行ってア
ンテナパターンと適応等化の最適化が同時にできるよう
にしたため、両者の相乗効果を得ることができ、最小規
模の2素子アンテナアレイでも複数の干渉波の除去がで
き、希望波と干渉波の到来方向が一致していても常にア
ンテナパターンを希望波方向に追尾しSN比を最大化し
ながら干渉波を除去することができる。
【0085】また、本発明によれば、干渉妨害を抑圧若
しくは除去すると同時に、マルチパスフェージングによ
る波形歪みを除去することができ、更に、遅延分散回線
に対してインプリシット・ダイバーシティ・ゲインを得
ることができる。以上より、本発明によれば、マルチパ
ス歪みと干渉妨害とがそれぞれ問題となる移動体及び固
定ディジタル無線一般の受信系を最適に構成することが
できるものである。
しくは除去すると同時に、マルチパスフェージングによ
る波形歪みを除去することができ、更に、遅延分散回線
に対してインプリシット・ダイバーシティ・ゲインを得
ることができる。以上より、本発明によれば、マルチパ
ス歪みと干渉妨害とがそれぞれ問題となる移動体及び固
定ディジタル無線一般の受信系を最適に構成することが
できるものである。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の回路構成図である。
【図3】N素子アレイアンテナの動作説明図である。
【図4】本発明の一実施例のシミュレーション結果を示
す図である。
す図である。
【図5】本発明の一実施例の単一の干渉妨害除去機能説
明のための回路構成図である。
明のための回路構成図である。
【図6】図5の実施例のシミュレーション結果を示す図
である。
である。
【図7】本発明の一実施例の複数の干渉妨害除去機能説
明のための回路構成図である。
明のための回路構成図である。
【図8】図7の実施例のシミュレーション結果を示す図
である。
である。
【図9】図7の実施例のアンテナパターンの他の例を示
す図である。
す図である。
【図10】図7の実施例の周波数特性の他の例を示す図
である。
である。
【図11】従来の一例の構成図である。
【図12】図11のインパルス応答及び出力応答を示す
図である。
図である。
101 〜10N アンテナ素子(N素子アンテナアレ
イ) 20 適応アレイフィルタ 211 〜21N タップ付き遅延線(TDL)フィルタ 22、27、213 合成器 23 タップ係数修正回路 2511、2512、2521、2522、211 遅延素子 2611〜2613、2621〜2623、212 複素乗算器 30 判定器 40 減算器 101〜103 主波 104〜106 マルチパス波 301、302 希望波 303、304、401〜404 CW干渉波
イ) 20 適応アレイフィルタ 211 〜21N タップ付き遅延線(TDL)フィルタ 22、27、213 合成器 23 タップ係数修正回路 2511、2512、2521、2522、211 遅延素子 2611〜2613、2621〜2623、212 複素乗算器 30 判定器 40 減算器 101〜103 主波 104〜106 マルチパス波 301、302 希望波 303、304、401〜404 CW干渉波
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のアンテナアレイによりそれぞれ受
信した受信信号を、外部より更新制御されるタップ係数
とそれぞれ複素乗算した後合成して出力する適応アレイ
フィルタと、 該適応アレイフィルタの出力信号が入力され、変調シン
ボルの判定を行う判定器と、 該判定器の出力信号の前記適応アレイフィルタの出力信
号に対する誤差を示す誤差信号を得る誤差信号生成手段
とを有し、前記適応アレイフィルタは該誤差信号生成手
段の出力誤差信号の自乗平均値を最小とするように前記
タップ係数を修正して前記複素乗算を行うことを特徴と
する適応等化器。 - 【請求項2】 前記適応アレイフィルタは、無線周波数
の半波長間隔に配置された前記複数のアンテナアレイに
それぞれ1対1に対応して設けられ、該アンテナアレイ
により受信された信号を前記タップ係数を用いた複素乗
算を行って合成する複数のタップ付き遅延線フィルタ
と、該複数のタップ付き遅延線フィルタの各出力信号を
それぞれ合成する合成器と、前記誤差信号が入力され該
誤差信号の自乗平均値を最小とするように該複数のタッ
プ付き遅延線フィルタのタップ係数をそれぞれ修正更新
するタップ係数修正回路とを有することを特徴とする請
求項1記載の適応等化器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5248789A JPH0786972A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 適応等化器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5248789A JPH0786972A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 適応等化器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0786972A true JPH0786972A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=17183426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5248789A Pending JPH0786972A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 適応等化器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0786972A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999039458A1 (en) * | 1998-01-30 | 1999-08-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of directional reception using array antenna, and adaptive array antenna unit |
| WO2002021722A1 (fr) * | 2000-09-04 | 2002-03-14 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Systeme de base radio, procede et programme de reduction d'erreurs d'echantillonnage |
| KR20020056118A (ko) * | 2000-12-29 | 2002-07-10 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 시스템에서의 전후방 지에스 필터를 이용한 신호입사각 추정 장치 및 그 방법 |
| WO2007037146A1 (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-05 | Pioneer Corporation | ダイバーシティ受信装置 |
| JP2009206809A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Fujitsu Ltd | 無線通信装置、イコライザ、イコライザ重み係数演算プログラムおよびイコライザ重み係数演算方法 |
| JP2011124860A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Nec Corp | 等化器、等化システム、等化方法、およびプログラム |
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