JPH0787690B2 - 可飽和インダクタを用いたスイッチングパワーコンバータ - Google Patents
可飽和インダクタを用いたスイッチングパワーコンバータInfo
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- JPH0787690B2 JPH0787690B2 JP5120263A JP12026393A JPH0787690B2 JP H0787690 B2 JPH0787690 B2 JP H0787690B2 JP 5120263 A JP5120263 A JP 5120263A JP 12026393 A JP12026393 A JP 12026393A JP H0787690 B2 JPH0787690 B2 JP H0787690B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of DC power input into DC power output
- H02M3/02—Conversion of DC power input into DC power output without intermediate conversion into AC
- H02M3/04—Conversion of DC power input into DC power output without intermediate conversion into AC by static converters
- H02M3/10—Conversion of DC power input into DC power output without intermediate conversion into AC by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M3/145—Conversion of DC power input into DC power output without intermediate conversion into AC by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
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Landscapes
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- Power Engineering (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゼロ電流スイッチング
形のスイッチングパワーコンバータに関する。スイッチ
ングパワーコンバータは、入力電源から電力を受け入れ
て入力電源電圧より高い負荷電圧を送出する。かかるコ
ンバータは、入力電源電圧より高い電圧を負荷に供給す
る用途において有用である。また、かかるコンバータ
は、入力電源電圧が安定状態又は過渡状態において負荷
によって必要とされる作動電圧の最小値より下回る可能
性のある場合にも有用である。本明細書において、ゼロ
電流スイッチングパワーコンバータと称されるスイッチ
ングパワーコンバータにおいては、主スイッチング素子
がゼロ電流においてオン・オフせしめられる。かかる構
成によって、スイッチング素子中のスイッチングロスが
ほとんどゼロになり、コンバータ自身は比較的高い動作
周波数にて動作せしめられる。この動作周波数の動作サ
イクルは、スイッチング素子のターン・オンによって開
始する。より高い動作周波数の利点は、コンバータ内の
磁気的及び容量的素子の大きさが小さくなってコンバー
タ全体の大きさが小さくなることである。ゼロ電流スイ
ッチングパワーコンバータの例として、ブキャナン(Bu
chanan)及びミラー(Miller)によるピーイーエスシー
(PESC)75 レコード(RECORD)第 188頁に記載された
“共振スイッチング変換技術(Resonant Switching Pow
er Conversion Techniqne)”のタイプのもの;リュー
(Liu)及びリー(Lee)による IEEE International Te
lecommunications Energy Conference 1984年 Proceedi
ngsに記載された“共振スイッチ−スイッチングパワー
コンバータの効率を向上させる統一的アプローチ(Reso
nant Switches-A Unified Approach to Improve Perfor
mances of Switching Converters)”のタイプのもの;
及びリー他(Lee et al)による米国特許第4,720,667号
に開示されたタイプのもの、が本願図1及び2に記載さ
れている。また、図3Aないし3E及び7Aないし7D
においては、1991年6月27日出願のヴィンチアレッリ
による米国特許出願第07/722,537号に開示されたゼロ電
流スイッチングパワーコンバータが示されている。図1
及び2に示されたコンバータは2つのディスクリート
(discrete)な、すなわち磁気的カップリングのないイ
ンダクタを含んでおり、一方、図3及び7に示されたコ
ンバータは、少なくとも1つの結合インダクタ(すなわ
ち、磁気的結合して各々が所望の漏洩インダクタンスを
示す一対の巻線)を含んでいる。
形のスイッチングパワーコンバータに関する。スイッチ
ングパワーコンバータは、入力電源から電力を受け入れ
て入力電源電圧より高い負荷電圧を送出する。かかるコ
ンバータは、入力電源電圧より高い電圧を負荷に供給す
る用途において有用である。また、かかるコンバータ
は、入力電源電圧が安定状態又は過渡状態において負荷
によって必要とされる作動電圧の最小値より下回る可能
性のある場合にも有用である。本明細書において、ゼロ
電流スイッチングパワーコンバータと称されるスイッチ
ングパワーコンバータにおいては、主スイッチング素子
がゼロ電流においてオン・オフせしめられる。かかる構
成によって、スイッチング素子中のスイッチングロスが
ほとんどゼロになり、コンバータ自身は比較的高い動作
周波数にて動作せしめられる。この動作周波数の動作サ
イクルは、スイッチング素子のターン・オンによって開
始する。より高い動作周波数の利点は、コンバータ内の
磁気的及び容量的素子の大きさが小さくなってコンバー
タ全体の大きさが小さくなることである。ゼロ電流スイ
ッチングパワーコンバータの例として、ブキャナン(Bu
chanan)及びミラー(Miller)によるピーイーエスシー
(PESC)75 レコード(RECORD)第 188頁に記載された
“共振スイッチング変換技術(Resonant Switching Pow
er Conversion Techniqne)”のタイプのもの;リュー
(Liu)及びリー(Lee)による IEEE International Te
lecommunications Energy Conference 1984年 Proceedi
ngsに記載された“共振スイッチ−スイッチングパワー
コンバータの効率を向上させる統一的アプローチ(Reso
nant Switches-A Unified Approach to Improve Perfor
mances of Switching Converters)”のタイプのもの;
及びリー他(Lee et al)による米国特許第4,720,667号
に開示されたタイプのもの、が本願図1及び2に記載さ
れている。また、図3Aないし3E及び7Aないし7D
においては、1991年6月27日出願のヴィンチアレッリ
による米国特許出願第07/722,537号に開示されたゼロ電
流スイッチングパワーコンバータが示されている。図1
及び2に示されたコンバータは2つのディスクリート
(discrete)な、すなわち磁気的カップリングのないイ
ンダクタを含んでおり、一方、図3及び7に示されたコ
ンバータは、少なくとも1つの結合インダクタ(すなわ
ち、磁気的結合して各々が所望の漏洩インダクタンスを
示す一対の巻線)を含んでいる。
【0002】図1,2,3及び7に示すコンバータの1
つの動作モードの短サイクル動作モードにおいては、動
作サイクルがゼロ電流におけるスイッチング素子のター
ンオンと、スイッチを流れる電流がゼロ電流になったと
きのスイッチング素子のターンオフによって始まる。ま
た、別の動作モードすなわち長サイクル動作モードにお
いては、スイッチング素子が第2又は第4ゼロクロシン
グのときにターンオフせしめられる。
つの動作モードの短サイクル動作モードにおいては、動
作サイクルがゼロ電流におけるスイッチング素子のター
ンオンと、スイッチを流れる電流がゼロ電流になったと
きのスイッチング素子のターンオフによって始まる。ま
た、別の動作モードすなわち長サイクル動作モードにお
いては、スイッチング素子が第2又は第4ゼロクロシン
グのときにターンオフせしめられる。
【0003】短サイクル動作モードの利点の1つは、上
記した米国特許出願第07/722,537号において説明した如
く、コンバータの動作周波数がコンバータの負荷の大き
さに依存することであり、ヴィンチアレッリの米国特許
第4,648,020号によれば、2つ以上のこのようなコンバ
ータはその動作周波数が同期している限り、負荷ヘの電
力を分担するのである。短サイクル動作モードにおいて
は、スイッチング素子はそのオフ時には正及び負の電圧
に耐えねばならない。ところで、実際上、オフ時に正負
電圧に耐えると共に例えば 300KHz又は500KHzの高い動
作周波数にてコンバータを動作せしめるようなスイッチ
ング速度を示すスイッチング素子を入手するのは困難で
あり、従来例の短サイクル動作モードにて動作するコン
バータは図8Aないし8cに示す如きスイッチ回路を用
いていた。図8Aにおいて、複合スイッチ素子は、オン
状態のとき矢印方向に電流を流しオフ状態のとき正電圧
Vswに耐える単方向スイッチと、これに直列な単方向
導電素子とからなっている。この単方向導電素子は、
(a)単方向スイッチがオフ状態のとき所定大きさの負電
圧に耐えるようにかつ(b)コンバータの動作サイクルに
対して比較的素早い逆リカバリ時間を有するように選択
される。これによって、単方向スイッチがオフになった
とき単方向導電素子に流れる逆電流を最小に出来る。図
8B及び8Cは、単方向スイッチがFET及び絶縁ゲー
トバイポーラトランジスタを各々用いたスイッチ回路を
示している。かかる複合スイッチ回路を用いると単方向
導電素子を流れる電流が熱損失を生じてコンバータ全体
の効率を下げることになる。ここで、コンバータの効率
とは、入力電源から供給される電力に対するコンバータ
出力電力の比である。よって、短サイクル動作モードに
て動作するゼロ電流スイッチングパワーコンバータの効
率は長サイクル動作モードで動作するコンバータの効率
より高いと予想されるものの(なんとなればスイッチン
グ素子と電流が流れる期間が短サイクル動作モードにお
いて最小である故)、複合スイッチによるロスによって
短サイクル動作モードに伴なう効率の改善が阻害され
る。
記した米国特許出願第07/722,537号において説明した如
く、コンバータの動作周波数がコンバータの負荷の大き
さに依存することであり、ヴィンチアレッリの米国特許
第4,648,020号によれば、2つ以上のこのようなコンバ
ータはその動作周波数が同期している限り、負荷ヘの電
力を分担するのである。短サイクル動作モードにおいて
は、スイッチング素子はそのオフ時には正及び負の電圧
に耐えねばならない。ところで、実際上、オフ時に正負
電圧に耐えると共に例えば 300KHz又は500KHzの高い動
作周波数にてコンバータを動作せしめるようなスイッチ
ング速度を示すスイッチング素子を入手するのは困難で
あり、従来例の短サイクル動作モードにて動作するコン
バータは図8Aないし8cに示す如きスイッチ回路を用
いていた。図8Aにおいて、複合スイッチ素子は、オン
状態のとき矢印方向に電流を流しオフ状態のとき正電圧
Vswに耐える単方向スイッチと、これに直列な単方向
導電素子とからなっている。この単方向導電素子は、
(a)単方向スイッチがオフ状態のとき所定大きさの負電
圧に耐えるようにかつ(b)コンバータの動作サイクルに
対して比較的素早い逆リカバリ時間を有するように選択
される。これによって、単方向スイッチがオフになった
とき単方向導電素子に流れる逆電流を最小に出来る。図
8B及び8Cは、単方向スイッチがFET及び絶縁ゲー
トバイポーラトランジスタを各々用いたスイッチ回路を
示している。かかる複合スイッチ回路を用いると単方向
導電素子を流れる電流が熱損失を生じてコンバータ全体
の効率を下げることになる。ここで、コンバータの効率
とは、入力電源から供給される電力に対するコンバータ
出力電力の比である。よって、短サイクル動作モードに
て動作するゼロ電流スイッチングパワーコンバータの効
率は長サイクル動作モードで動作するコンバータの効率
より高いと予想されるものの(なんとなればスイッチン
グ素子と電流が流れる期間が短サイクル動作モードにお
いて最小である故)、複合スイッチによるロスによって
短サイクル動作モードに伴なう効率の改善が阻害され
る。
【0004】
【発明の概要】本発明によるゼロ電流スイッチングパワ
ーコンバータは、磁気結合インダクタを含み、かつ、ス
イッチがターンオンした後の最初のゼロ電流状態(ゼロ
クロス)においてスイッチがターンオフせしめられる半
サイクルモードにおいて動作し、スイッチ間に生ずる負
電圧に対する耐圧が比較的低抵抗の可飽和インダクタに
よってなされる。
ーコンバータは、磁気結合インダクタを含み、かつ、ス
イッチがターンオンした後の最初のゼロ電流状態(ゼロ
クロス)においてスイッチがターンオフせしめられる半
サイクルモードにおいて動作し、スイッチ間に生ずる負
電圧に対する耐圧が比較的低抵抗の可飽和インダクタに
よってなされる。
【0005】本発明によるスイッチングパワーコンバー
タは、入力電圧より高い負荷電圧にて電圧シンク負荷に
電力を伝送することを1つの特徴としている。本発明に
よるスイッチングパワーコンバータは、少なくとも1つ
の結合インダクタからなる磁気回路と、可飽和インダク
タと、スイッチとを含んでいる。このスイッチは、入力
電圧源、可飽和インダクタ及び結合インダクタの少なく
とも第1巻線と直列回路を形成している。第1キャパシ
タ(すなわちコンデンサ)は、スイッチ、可飽和インダ
クタ及び結合インダクタの少なくとも第2巻線と共に直
列回路を形成している。第1キャパシタは、上記磁気回
路及び可飽和インダクタと協働してスイッチの閉成時に
スイッチに流れるスイッチ電流の正弦波成分の時間変化
に対する特性時定数を規定する。スイッチコントローラ
は、スイッチを流れる電流がゼロのときスイッチをオン
又はオフする。この場合のターンオン時間は、入力電圧
の平均値に対する負荷電圧の比を調整すべく制御され
る。この比は1以上である。第1単方向導電素子が磁気
回路と負荷との間に接続されており、負荷に向う電流を
許容する極性となるように接続されている。磁気回路は
入力ポート、出力ポート及びシャントポートを有し、入
力電源は入力ポート及びスイッチの一端の間に接続さ
れ、可飽和インダクタは該スイッチの他端とシャントオ
ートとの間に接続され、第1キャパシタは該出力ポート
と回入力電源及び該スイッチの接続点との間に接続され
ており、第1単方向導電素子は出力ポートに接続されて
いる。
タは、入力電圧より高い負荷電圧にて電圧シンク負荷に
電力を伝送することを1つの特徴としている。本発明に
よるスイッチングパワーコンバータは、少なくとも1つ
の結合インダクタからなる磁気回路と、可飽和インダク
タと、スイッチとを含んでいる。このスイッチは、入力
電圧源、可飽和インダクタ及び結合インダクタの少なく
とも第1巻線と直列回路を形成している。第1キャパシ
タ(すなわちコンデンサ)は、スイッチ、可飽和インダ
クタ及び結合インダクタの少なくとも第2巻線と共に直
列回路を形成している。第1キャパシタは、上記磁気回
路及び可飽和インダクタと協働してスイッチの閉成時に
スイッチに流れるスイッチ電流の正弦波成分の時間変化
に対する特性時定数を規定する。スイッチコントローラ
は、スイッチを流れる電流がゼロのときスイッチをオン
又はオフする。この場合のターンオン時間は、入力電圧
の平均値に対する負荷電圧の比を調整すべく制御され
る。この比は1以上である。第1単方向導電素子が磁気
回路と負荷との間に接続されており、負荷に向う電流を
許容する極性となるように接続されている。磁気回路は
入力ポート、出力ポート及びシャントポートを有し、入
力電源は入力ポート及びスイッチの一端の間に接続さ
れ、可飽和インダクタは該スイッチの他端とシャントオ
ートとの間に接続され、第1キャパシタは該出力ポート
と回入力電源及び該スイッチの接続点との間に接続され
ており、第1単方向導電素子は出力ポートに接続されて
いる。
【0006】本発明の実施例は以下の特徴を有してい
る。すなわち、磁気回路が第1及び第2巻線を有する結
合インダクタを含むことである。いくつかの実施例にお
いては、該第1巻線が該入力ポート及びシャントポート
に接続され、該第2巻線は該シャントポート及び該出力
ポートに接続される。これらの巻線の巻方向は、該入力
ポート及び該シャントポートの間に正の電圧が印加され
たとき該出力ポート及び該シャントポートの間に正の電
圧が生ずるように定められている。他の実施例において
は、該第1巻線が該入力ポート及び該出力ポートの間に
接続され、該第2巻線が該シャントポート及び該出力ポ
ートの間に接続されており、これらの巻線の巻方向は該
入力ポート及び該出力ポートの間に正の電圧が印加され
たとき該出力ポート及び該シャントポートの間に正の電
圧が生ずるように定められている。
る。すなわち、磁気回路が第1及び第2巻線を有する結
合インダクタを含むことである。いくつかの実施例にお
いては、該第1巻線が該入力ポート及びシャントポート
に接続され、該第2巻線は該シャントポート及び該出力
ポートに接続される。これらの巻線の巻方向は、該入力
ポート及び該シャントポートの間に正の電圧が印加され
たとき該出力ポート及び該シャントポートの間に正の電
圧が生ずるように定められている。他の実施例において
は、該第1巻線が該入力ポート及び該出力ポートの間に
接続され、該第2巻線が該シャントポート及び該出力ポ
ートの間に接続されており、これらの巻線の巻方向は該
入力ポート及び該出力ポートの間に正の電圧が印加され
たとき該出力ポート及び該シャントポートの間に正の電
圧が生ずるように定められている。
【0007】該磁気回路は該第1もしくは第2巻線に直
列に接続されたインダクタを含むこともある。この磁気
回路は第3及び第4巻線を有する第2結合インダクタを
含むこともある。この第3巻線は該第1巻線と直列に該
入力ポートに接続され、該第4巻線は該第1及び第2巻
線の接続点と該出力ポートと間に接続されている。ま
た、該磁気回路は該第3巻線又は該第4巻線に直列なイ
ンダクタを含むこともある。
列に接続されたインダクタを含むこともある。この磁気
回路は第3及び第4巻線を有する第2結合インダクタを
含むこともある。この第3巻線は該第1巻線と直列に該
入力ポートに接続され、該第4巻線は該第1及び第2巻
線の接続点と該出力ポートと間に接続されている。ま
た、該磁気回路は該第3巻線又は該第4巻線に直列なイ
ンダクタを含むこともある。
【0008】該結合インダクタは、巻数比a=N1/N
2であり、第1巻線の全インダクタンスLpriであり、
第2巻線の全インダクタンスLsecであり、第1及び第
2巻線漏洩インダクタンスLl1及びLl2であり、磁
化インダクタンスLmであり、Lpri=Lm+Ll1で
あり、Lsec=Ll2+Lm/a2である。該スイッチは
該スイッチがターンオンした後に最初にスイッチ電流が
ゼロになったときにターンオフする。負荷に並列接続さ
れた出力キャパシタの容量は負荷に供給される出力電流
の変動を平滑するに十分大きくしてあり、従って、コン
バータの出力電圧はほぼ直流値である。出力電圧はスイ
ッチのターンオンの周波数を制御する。
2であり、第1巻線の全インダクタンスLpriであり、
第2巻線の全インダクタンスLsecであり、第1及び第
2巻線漏洩インダクタンスLl1及びLl2であり、磁
化インダクタンスLmであり、Lpri=Lm+Ll1で
あり、Lsec=Ll2+Lm/a2である。該スイッチは
該スイッチがターンオンした後に最初にスイッチ電流が
ゼロになったときにターンオフする。負荷に並列接続さ
れた出力キャパシタの容量は負荷に供給される出力電流
の変動を平滑するに十分大きくしてあり、従って、コン
バータの出力電圧はほぼ直流値である。出力電圧はスイ
ッチのターンオンの周波数を制御する。
【0009】当該スイッチは、例えば、電界効果トラン
ジスタ又は絶縁ゲートバイポーラトランジスタの如き単
方向スイッチであってもよい。この単方向スイッチは単
オフした時の単方向電圧に耐えることができる。単方向
電圧の極性はスイッチの正及び負極性を規定し、該スイ
ッチは単オンしたときに正及び負極の間に単方向電流を
流すことができる。単方向導電素子が該単方向スイッチ
に並列に接続されることがあり、この単方向導電素子は
該単方向スイッチの導電方向とは反対の方向に電流を流
すのである。
ジスタ又は絶縁ゲートバイポーラトランジスタの如き単
方向スイッチであってもよい。この単方向スイッチは単
オフした時の単方向電圧に耐えることができる。単方向
電圧の極性はスイッチの正及び負極性を規定し、該スイ
ッチは単オンしたときに正及び負極の間に単方向電流を
流すことができる。単方向導電素子が該単方向スイッチ
に並列に接続されることがあり、この単方向導電素子は
該単方向スイッチの導電方向とは反対の方向に電流を流
すのである。
【0010】可飽和インダクタは十分低い抵抗値を有
し、それゆえ、スイッチによる順方向導電期間において
の電力消費は少ない。
し、それゆえ、スイッチによる順方向導電期間において
の電力消費は少ない。
【0011】
【実施例】図1及び2においては、従来のゼロ電流スイ
ッチングパワーコンバータ72、74が示されている。
図において、これらのコンバータは各々インダクタンス
L1の第1インダクタ80及びインダクタンスL2の第
2インダクタ102を有する。これらのインダクタは互い
に磁気的な結合はしておらずディスクリートである。図
3Aないし3Eは、米国特許出願第07/722,537号(出願
日1991年6月27日)に開示されたゼロ電流スイッチン
グパワーコンバータを示しており、これは結合インダク
タ202を含む磁気回路200を有する。図1,2及び3Aな
いし3Eに示されたコンバータ及び本発明による以下に
述べるコンバータは電圧シンク負荷に電力を供給するも
のである。この電圧シンク負荷とは、コンバータ動作サ
イクルに比較して長い期間に亘ってほぼ一定の電圧源と
して表れる。コンバータの出力端子間に接続されてコン
バータから負荷に供給される出力電流の時間変動を平滑
するに十分大きな容量を有する出力キャパシタが用いら
れて、コンバータに対して電圧シンク負荷にする。図1
及び2に示したコンバータにおいてはそのようなキャパ
シタ184が示されているが他の図のコンバータにおいて
は簡略の為に示していない。図3Aないし3Eに示され
たコンバータにおいては、結合インダクタ202は通常の
種類のものでありその巻線は完全には結合していない。
従って、各巻線は、他方の巻線には鎖交しない磁束の部
分に対応する漏洩インダクタンスと双方の巻線に鎖交す
る磁束に対応する磁化インダクタンスとを有する。回路
素子としてかかる構造は漏洩インダクタンスの効果によ
って弱められたトランス動作を示す。図4において、2
つの巻線を有する結合インダクタンスの回路例が示され
ている。この図2において、結合インダクタは巻数N1
の一次巻線と巻数N2の2時巻線を有する。この2つの
巻線の結合係数は各々k1及びk2である(0≦k1,
k2≦1)。そして、この2つの巻線間に鎖交する磁束
の効果は巻数比a=N1/N2を有しかつインダクタン
スLmの磁化インダクタンス206を有する理想的なトラ
ンス204として表される。また、一次及び二次巻線の漏
洩インダクタンスはインダクタンスLl1及びLl2のイン
ダクタ208, 210によって表される。インダクタL11,
Ll2及び磁化インダクタンスLmの相対的な値は巻線
に鎖交する媒体の磁気特性(例えば用いられる磁気材料
の透磁率)及び結合インダクタの構造(例えば、N1,
N2,k1及びk2)に依存している。一次巻線単独の
全インダクタンスLpri=Ll1+Lmであり、二次
巻線の全インダクタンスLsecはL12+Lm/a2
に等しい。図4において、漏洩インダクタンスLl1、
Ll2及び磁化インダクタンスLmの関係がk1とk2
とが等しくない場合及びk1=k2=kの場合の両方に
ついて示されている。
ッチングパワーコンバータ72、74が示されている。
図において、これらのコンバータは各々インダクタンス
L1の第1インダクタ80及びインダクタンスL2の第
2インダクタ102を有する。これらのインダクタは互い
に磁気的な結合はしておらずディスクリートである。図
3Aないし3Eは、米国特許出願第07/722,537号(出願
日1991年6月27日)に開示されたゼロ電流スイッチン
グパワーコンバータを示しており、これは結合インダク
タ202を含む磁気回路200を有する。図1,2及び3Aな
いし3Eに示されたコンバータ及び本発明による以下に
述べるコンバータは電圧シンク負荷に電力を供給するも
のである。この電圧シンク負荷とは、コンバータ動作サ
イクルに比較して長い期間に亘ってほぼ一定の電圧源と
して表れる。コンバータの出力端子間に接続されてコン
バータから負荷に供給される出力電流の時間変動を平滑
するに十分大きな容量を有する出力キャパシタが用いら
れて、コンバータに対して電圧シンク負荷にする。図1
及び2に示したコンバータにおいてはそのようなキャパ
シタ184が示されているが他の図のコンバータにおいて
は簡略の為に示していない。図3Aないし3Eに示され
たコンバータにおいては、結合インダクタ202は通常の
種類のものでありその巻線は完全には結合していない。
従って、各巻線は、他方の巻線には鎖交しない磁束の部
分に対応する漏洩インダクタンスと双方の巻線に鎖交す
る磁束に対応する磁化インダクタンスとを有する。回路
素子としてかかる構造は漏洩インダクタンスの効果によ
って弱められたトランス動作を示す。図4において、2
つの巻線を有する結合インダクタンスの回路例が示され
ている。この図2において、結合インダクタは巻数N1
の一次巻線と巻数N2の2時巻線を有する。この2つの
巻線の結合係数は各々k1及びk2である(0≦k1,
k2≦1)。そして、この2つの巻線間に鎖交する磁束
の効果は巻数比a=N1/N2を有しかつインダクタン
スLmの磁化インダクタンス206を有する理想的なトラ
ンス204として表される。また、一次及び二次巻線の漏
洩インダクタンスはインダクタンスLl1及びLl2のイン
ダクタ208, 210によって表される。インダクタL11,
Ll2及び磁化インダクタンスLmの相対的な値は巻線
に鎖交する媒体の磁気特性(例えば用いられる磁気材料
の透磁率)及び結合インダクタの構造(例えば、N1,
N2,k1及びk2)に依存している。一次巻線単独の
全インダクタンスLpri=Ll1+Lmであり、二次
巻線の全インダクタンスLsecはL12+Lm/a2
に等しい。図4において、漏洩インダクタンスLl1、
Ll2及び磁化インダクタンスLmの関係がk1とk2
とが等しくない場合及びk1=k2=kの場合の両方に
ついて示されている。
【0012】図1、2又は3に示されたコンバータ及び
以下に記載されるゼロ電流スイッチングパワーコンバー
タのいずれもが図1及び2におけるスイッチコントロー
ラ20として示されるスイッチコントローラを含んでい
る。このスイッチコントローラはゼロ電流においてスイ
ッチをオン又はオフとしかつ入力電源から供給される電
圧に対する負荷電圧の比を制御する手段としてスイッチ
のターンオンの頻度を制御する。もし、コンバータへの
入力電源が交流電圧の整流電圧を供給するものである場
合(例えば図6Bに示した電源)、スイッチコントロー
ラは電力要素プレレギュレータに用いられる種類のもの
である。例えば、米国特許第4,677,366号、米国特許第
4,940,929号及び米国特許出願第07/642,232号に示され
たタイプのものである。この場合スイッチング周波数は
コンバータの出力電圧を所定の値に維持しかつ交流電源
からの入力電流を交流電圧の波形に追従するように制御
している。
以下に記載されるゼロ電流スイッチングパワーコンバー
タのいずれもが図1及び2におけるスイッチコントロー
ラ20として示されるスイッチコントローラを含んでい
る。このスイッチコントローラはゼロ電流においてスイ
ッチをオン又はオフとしかつ入力電源から供給される電
圧に対する負荷電圧の比を制御する手段としてスイッチ
のターンオンの頻度を制御する。もし、コンバータへの
入力電源が交流電圧の整流電圧を供給するものである場
合(例えば図6Bに示した電源)、スイッチコントロー
ラは電力要素プレレギュレータに用いられる種類のもの
である。例えば、米国特許第4,677,366号、米国特許第
4,940,929号及び米国特許出願第07/642,232号に示され
たタイプのものである。この場合スイッチング周波数は
コンバータの出力電圧を所定の値に維持しかつ交流電源
からの入力電流を交流電圧の波形に追従するように制御
している。
【0013】図1,2又は3のコンバータのいずれもに
おいて、半サイクルモードと呼ばれる動作モードにおけ
る動作サイクルは図5に示される波形によって表わされ
る。図示を容易にするために、コンバータの入力電圧は
一定でVinに等しくコンバータ出力電圧はVo(Vo
は>Vin)に等しく入力電流Iin(t)は動作サイ
クル期間にわたって入力源からコンバータ入力端に連続
的に流れることとし、さらに、時間t=0の直前におい
てスイッチがオープンであり、入力及び出力電流Iin
(0)及びIo(0)が共にIinの値に等しいと仮定
する。そして、スイッチは、上記したスイッチコントロ
ーラによって時間t=0のときに閉成せしめられること
とする。時間t=0及びt=t1の間において、スイッ
チ電流Isw(t)は上昇し出力電流Io(t)は時間
t=t1において出力電流Io(t)がゼロに等しくな
り、出力端方向導電素子が導通を停止するように減少す
る。時間t1においてほぼロスのないエネルギー伝達サ
イクルが始まり、このサイクルにおいては、図1,2及
び3におけるキャパシタ90の如きキャパシタと誘導素
子との間においてエネルギーが伝達される。このエネル
ギー伝達サイクルの期間にわたってスイッチ電流及びキ
ャパシタ電圧が正弦波的に変化してスイッチ電流が最初
にゼロに復帰する時間t=t2に達するまで変化する。
上記した条件のもとにおいてスイッチング電流及びキャ
パシタ電圧の正弦波的変化は図1及び2のコンバータに
おいてTc=πsqrt(L2×C)によって近似され
る特性時定数(すなわち、正弦波が半サイクルをなす時
間)を示す。なお、上記した近似においては、L1がL
2に比べて大であるとしている。一方、図3のコンバー
タにおいては、特性時定数はTc=πsqrt(Le×
C)によって表わされる。ここで、Leはキャパシタか
ら入力源側を見た等価インダクタンスであり、結合イン
ダクタの漏洩インダクタンスの関数である。時間t=t
2のときスイッチコントローラによってスイッチはオフ
とされキャパシタ電圧Vc(t2)=−Vcの負の値の
故に、オフとなったスイッチ間の電圧は負の電圧Vsw
(t2)=−Vxになる。時刻t=t2及びt=t3の
間において、入力インダクタの電流に伴なう電力が出力
電圧に向けてキャパシタを充電する。時刻t3において
キャパシタ電圧はVoに等しく出力端方向導電素子は導
通を始め、従って電流Io(t)が負荷に向って流れ
る。他の動作サイクルが時刻t=t4から始まるように
示されている。
おいて、半サイクルモードと呼ばれる動作モードにおけ
る動作サイクルは図5に示される波形によって表わされ
る。図示を容易にするために、コンバータの入力電圧は
一定でVinに等しくコンバータ出力電圧はVo(Vo
は>Vin)に等しく入力電流Iin(t)は動作サイ
クル期間にわたって入力源からコンバータ入力端に連続
的に流れることとし、さらに、時間t=0の直前におい
てスイッチがオープンであり、入力及び出力電流Iin
(0)及びIo(0)が共にIinの値に等しいと仮定
する。そして、スイッチは、上記したスイッチコントロ
ーラによって時間t=0のときに閉成せしめられること
とする。時間t=0及びt=t1の間において、スイッ
チ電流Isw(t)は上昇し出力電流Io(t)は時間
t=t1において出力電流Io(t)がゼロに等しくな
り、出力端方向導電素子が導通を停止するように減少す
る。時間t1においてほぼロスのないエネルギー伝達サ
イクルが始まり、このサイクルにおいては、図1,2及
び3におけるキャパシタ90の如きキャパシタと誘導素
子との間においてエネルギーが伝達される。このエネル
ギー伝達サイクルの期間にわたってスイッチ電流及びキ
ャパシタ電圧が正弦波的に変化してスイッチ電流が最初
にゼロに復帰する時間t=t2に達するまで変化する。
上記した条件のもとにおいてスイッチング電流及びキャ
パシタ電圧の正弦波的変化は図1及び2のコンバータに
おいてTc=πsqrt(L2×C)によって近似され
る特性時定数(すなわち、正弦波が半サイクルをなす時
間)を示す。なお、上記した近似においては、L1がL
2に比べて大であるとしている。一方、図3のコンバー
タにおいては、特性時定数はTc=πsqrt(Le×
C)によって表わされる。ここで、Leはキャパシタか
ら入力源側を見た等価インダクタンスであり、結合イン
ダクタの漏洩インダクタンスの関数である。時間t=t
2のときスイッチコントローラによってスイッチはオフ
とされキャパシタ電圧Vc(t2)=−Vcの負の値の
故に、オフとなったスイッチ間の電圧は負の電圧Vsw
(t2)=−Vxになる。時刻t=t2及びt=t3の
間において、入力インダクタの電流に伴なう電力が出力
電圧に向けてキャパシタを充電する。時刻t3において
キャパシタ電圧はVoに等しく出力端方向導電素子は導
通を始め、従って電流Io(t)が負荷に向って流れ
る。他の動作サイクルが時刻t=t4から始まるように
示されている。
【0014】1991年6月27日出願の米国特許出願第07
/722,537号に開示されたゼロ電流スイッチングパワーコ
ンバータが図6A及び6B及び図7Aないし7Dに示さ
れている。図6Aのコンバータにおいて、入力端方向導
電素子112がゼロ電流スイッチングパワーコンバータ113
に直列に接続されている。このコンバータ113は図1,
2及び3に示されるコンバータのいずれのものでもよ
い。入力電流Iin(t)が入力電源からコンバータに
向う方向において連続的に流れるような比較的大なる負
荷においてはコンバータの動作が入力端方向導電素子の
存在によってはほとんど影響されない。しかしながら、
入力電流が逆に流れるような比較的小なる負荷の場合入
力端方向導電素子112の存在はキャパシタ及び入力電源
の間を流れる好ましからざる共振電流を防止出来る。電
力要素を調整プリレギュレータの如く、交流電源を整流
することによってコンバータへの入力電力を得るような
場合、図6Bの整流器114の如き整流器は入力端方向導
電素子の機能を果すことができる。図7Aないし7Bの
コンバータにおいては入力端方向導電素子112及び順方
向端方向導電素子212が含まれている。1991年6月27
日出願の米国特許出願07/722,537号において開示した如
く、これらの2つの素子の組合せはキャパシタ90とコ
ンバータ出力の間に流れる電流路をエネルギー伝達サイ
クルの一部の間において提供する。ここで、エネルギー
伝達サイクルとは、例えば、図5における時刻t=t1
及びt=t2の間である。図6及び7に示された如きコ
ンバータにおいては、特性時定数はキャパシタ90及び
回路インダクタンスの値の関数である。
/722,537号に開示されたゼロ電流スイッチングパワーコ
ンバータが図6A及び6B及び図7Aないし7Dに示さ
れている。図6Aのコンバータにおいて、入力端方向導
電素子112がゼロ電流スイッチングパワーコンバータ113
に直列に接続されている。このコンバータ113は図1,
2及び3に示されるコンバータのいずれのものでもよ
い。入力電流Iin(t)が入力電源からコンバータに
向う方向において連続的に流れるような比較的大なる負
荷においてはコンバータの動作が入力端方向導電素子の
存在によってはほとんど影響されない。しかしながら、
入力電流が逆に流れるような比較的小なる負荷の場合入
力端方向導電素子112の存在はキャパシタ及び入力電源
の間を流れる好ましからざる共振電流を防止出来る。電
力要素を調整プリレギュレータの如く、交流電源を整流
することによってコンバータへの入力電力を得るような
場合、図6Bの整流器114の如き整流器は入力端方向導
電素子の機能を果すことができる。図7Aないし7Bの
コンバータにおいては入力端方向導電素子112及び順方
向端方向導電素子212が含まれている。1991年6月27
日出願の米国特許出願07/722,537号において開示した如
く、これらの2つの素子の組合せはキャパシタ90とコ
ンバータ出力の間に流れる電流路をエネルギー伝達サイ
クルの一部の間において提供する。ここで、エネルギー
伝達サイクルとは、例えば、図5における時刻t=t1
及びt=t2の間である。図6及び7に示された如きコ
ンバータにおいては、特性時定数はキャパシタ90及び
回路インダクタンスの値の関数である。
【0015】コンバータが半サイクルモードにおいて動
作している時は、図1,2,3,6又は7に示されるコ
ンバータに含まれるスイッチ130は例えば図5における
時刻t2及びt4の間において、負及び正の電圧に変え
なければならない。実際上、オープン状態において正及
び負の電圧に耐えかつ例えば300KHz又は500KHzの如き比
較的高い動作周波数において作動する効率的なコンバー
タ動作に対応したスイッチング速度を示すスイッチング
素子は現在のところ入手が困難である。よって従来の短
サイクルモードで動作するコンバータは図8に示す如き
スイッチ回路を用いていた。図8Aに示される複合スイ
ッチング素子118はオン状態において矢印方向の電流を
通過せしめかつオフ状態において正の電圧Vswに耐え
うる単方向スイッチ126とこれに直列なブロッキングダ
イオード128からなっている。このブロッキングダイオ
ード128は、(a)単方向スイッチがオフ状態のとき負
の電圧に対して適当な耐圧特性を有し、(b)コンバー
タの動作サイクルに比して比較的早い逆リカバリー時間
を示して単方向スイッチのターンオフ時のダイオードの
逆電流を最小にする特性を持つように選ばれる。図8B
及び8Cは単方向スイッチが電界効果トランジスタ132
及び絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)14
0である場合を各々示している。かかる複合スイッチを
用いる場合、ブロッキングダイオード128を流れる電流
は熱損失を生じ、これがコンバータ全体の動作効率を低
減させる。ここで、動作効率は入力電源から供給される
電力に対する負荷への供給電力の比である。従って、ス
イッチング素子が電流を流す時間が短サイクルモードに
おいて最小になる故この短サイクルモードで動作するコ
ンバータの動作効率は長サイクルモードで動作するコン
バータの効率より高いと期待されるものの、短サイクル
モードの本来的な効率がこの複合スイッチにおけるロス
によって阻害される。
作している時は、図1,2,3,6又は7に示されるコ
ンバータに含まれるスイッチ130は例えば図5における
時刻t2及びt4の間において、負及び正の電圧に変え
なければならない。実際上、オープン状態において正及
び負の電圧に耐えかつ例えば300KHz又は500KHzの如き比
較的高い動作周波数において作動する効率的なコンバー
タ動作に対応したスイッチング速度を示すスイッチング
素子は現在のところ入手が困難である。よって従来の短
サイクルモードで動作するコンバータは図8に示す如き
スイッチ回路を用いていた。図8Aに示される複合スイ
ッチング素子118はオン状態において矢印方向の電流を
通過せしめかつオフ状態において正の電圧Vswに耐え
うる単方向スイッチ126とこれに直列なブロッキングダ
イオード128からなっている。このブロッキングダイオ
ード128は、(a)単方向スイッチがオフ状態のとき負
の電圧に対して適当な耐圧特性を有し、(b)コンバー
タの動作サイクルに比して比較的早い逆リカバリー時間
を示して単方向スイッチのターンオフ時のダイオードの
逆電流を最小にする特性を持つように選ばれる。図8B
及び8Cは単方向スイッチが電界効果トランジスタ132
及び絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)14
0である場合を各々示している。かかる複合スイッチを
用いる場合、ブロッキングダイオード128を流れる電流
は熱損失を生じ、これがコンバータ全体の動作効率を低
減させる。ここで、動作効率は入力電源から供給される
電力に対する負荷への供給電力の比である。従って、ス
イッチング素子が電流を流す時間が短サイクルモードに
おいて最小になる故この短サイクルモードで動作するコ
ンバータの動作効率は長サイクルモードで動作するコン
バータの効率より高いと期待されるものの、短サイクル
モードの本来的な効率がこの複合スイッチにおけるロス
によって阻害される。
【0016】ディスクリートなインダクタを用いる図1
及び2に示す種類の従来のコンバータと結合インダクタ
を用いる図3及び7に示すコンバータとの決定的な相違
点は与えられたVin,Vout及びコンバータ負荷の
下で図3及び7に示されるコンバータはスイッチがオー
プン状態にあるときにブロッキングダイオード及びキャ
パシタの両端の負電圧のピーク値が低いということであ
る。例えば、図12A及び12B、13A及び13B、
及び14A及び14Bは、各々、図9,10及び11に
示されるゼロ電流スイッチングパワーコンバータの波形
の例を示している。図9に示されるコンバータは図1に
示された種類のものであり、図6に示される種類の入力
短方向導電素子112を有している。図10に示されるコ
ンバータは図3Aに示される種類のものであり、図6b
に示される種類の入力単方向導電素子112を含んでい
る。図11に示されるコンバータは図7Aに示される種
類のものであり、入力端方向導電素子112及び順方向端
方向導電素子212を含んでいる。図9のコンバータにお
いては、インダクタ80のインダクタンスL1は100μ
Hであり、インダクタ102のインダクタンスL2は10
μHであり、キャパシタ90の容量Cは0.025μFであ
る。図10及び11のコンバータにおいては、結合イン
ダクタ202は各々0.95μH及び10μHの第1及び第2
漏洩インダクタンスLl1及びLl2を有し、巻数比N
1/N2=a=2であり、磁化インダクタンスLmが4
8μHであり、キャパシタCの容量Cが 0.025μFに等
しい。いずれのコンバータにおいても、小さい値の抵抗
140,141が各磁気素子の巻線に含まれている。図12
A,13A及び14Aにおいて、コンバータ入力電圧は
直流50Vであり、コンバータ出力電圧は直流 350Vで
あり、スイッチの閉成前 100n秒におけるコンバータの
入力(及び出力)電流は3アンペアである。図12B,
13B及び14Bにおいて、コンバータ入力電圧は直流
150Vであり、コンバータ出力電圧は直流 350Vであ
り、スイッチ閉成の 100n秒前のコンバータ入力(及び
出力)電流の値は3アンペアである。図12Aに示され
るように図9のコンバータが動作する時、キャパシタ9
0の負のピーク電圧及びブロッキングダイオード 128が
耐えなければならない負電圧のピーク値は、各々、333
V及び330Vである。図13Aに示される如く動作する
図10のコンバータにおいてキャパシタ90の負のピー
ク電圧及びブロッキングダイオードにかかる負のピーク
電圧は、各々、137V及び154Vである。図14Aに示さ
れる如く動作する図11のコンバータにおいて、負のキ
ャパシタピーク電圧及びブロッキングダイオードにかか
る負のピーク電圧は、各々、116V及び 145Vである。
図12Bに示す如く動作する図9のコンバータにおいて
負のキャパシタ電圧のピーク値及びブロッキングダイオ
ードにかかる負のピーク電圧は各々、315V及び299Vで
ある。図13Bに示す如く動作する図9のコンバータに
おいて、負のキャパシタ電圧のピーク値及びブロッキン
グダイオードにかかる負のピーク電圧は、各々、97.8V
及び119Vである。図14Bに示される如く動作する図
11のコンバータにおいて、負のキャパシタ電圧のピー
ク値及びブロッキングダイオードにかかる負の電圧のピ
ーク値は各々100V及び166Vである。ここに示した例か
らも分るように、図10及び11の結合コンバータはキ
ャパシタ90及びブロッキングダイオード128にかかる
負電圧のピーク値が低いのである。
及び2に示す種類の従来のコンバータと結合インダクタ
を用いる図3及び7に示すコンバータとの決定的な相違
点は与えられたVin,Vout及びコンバータ負荷の
下で図3及び7に示されるコンバータはスイッチがオー
プン状態にあるときにブロッキングダイオード及びキャ
パシタの両端の負電圧のピーク値が低いということであ
る。例えば、図12A及び12B、13A及び13B、
及び14A及び14Bは、各々、図9,10及び11に
示されるゼロ電流スイッチングパワーコンバータの波形
の例を示している。図9に示されるコンバータは図1に
示された種類のものであり、図6に示される種類の入力
短方向導電素子112を有している。図10に示されるコ
ンバータは図3Aに示される種類のものであり、図6b
に示される種類の入力単方向導電素子112を含んでい
る。図11に示されるコンバータは図7Aに示される種
類のものであり、入力端方向導電素子112及び順方向端
方向導電素子212を含んでいる。図9のコンバータにお
いては、インダクタ80のインダクタンスL1は100μ
Hであり、インダクタ102のインダクタンスL2は10
μHであり、キャパシタ90の容量Cは0.025μFであ
る。図10及び11のコンバータにおいては、結合イン
ダクタ202は各々0.95μH及び10μHの第1及び第2
漏洩インダクタンスLl1及びLl2を有し、巻数比N
1/N2=a=2であり、磁化インダクタンスLmが4
8μHであり、キャパシタCの容量Cが 0.025μFに等
しい。いずれのコンバータにおいても、小さい値の抵抗
140,141が各磁気素子の巻線に含まれている。図12
A,13A及び14Aにおいて、コンバータ入力電圧は
直流50Vであり、コンバータ出力電圧は直流 350Vで
あり、スイッチの閉成前 100n秒におけるコンバータの
入力(及び出力)電流は3アンペアである。図12B,
13B及び14Bにおいて、コンバータ入力電圧は直流
150Vであり、コンバータ出力電圧は直流 350Vであ
り、スイッチ閉成の 100n秒前のコンバータ入力(及び
出力)電流の値は3アンペアである。図12Aに示され
るように図9のコンバータが動作する時、キャパシタ9
0の負のピーク電圧及びブロッキングダイオード 128が
耐えなければならない負電圧のピーク値は、各々、333
V及び330Vである。図13Aに示される如く動作する
図10のコンバータにおいてキャパシタ90の負のピー
ク電圧及びブロッキングダイオードにかかる負のピーク
電圧は、各々、137V及び154Vである。図14Aに示さ
れる如く動作する図11のコンバータにおいて、負のキ
ャパシタピーク電圧及びブロッキングダイオードにかか
る負のピーク電圧は、各々、116V及び 145Vである。
図12Bに示す如く動作する図9のコンバータにおいて
負のキャパシタ電圧のピーク値及びブロッキングダイオ
ードにかかる負のピーク電圧は各々、315V及び299Vで
ある。図13Bに示す如く動作する図9のコンバータに
おいて、負のキャパシタ電圧のピーク値及びブロッキン
グダイオードにかかる負のピーク電圧は、各々、97.8V
及び119Vである。図14Bに示される如く動作する図
11のコンバータにおいて、負のキャパシタ電圧のピー
ク値及びブロッキングダイオードにかかる負の電圧のピ
ーク値は各々100V及び166Vである。ここに示した例か
らも分るように、図10及び11の結合コンバータはキ
ャパシタ90及びブロッキングダイオード128にかかる
負電圧のピーク値が低いのである。
【0017】図9,10及び11のコンバータの追加的
なシミュレーションの結果が図15及び16のテーブル
に示されている。図15においては図9のコンバータに
おけるキャパシタ両端に表われる負電圧のピーク値と図
10及び11のコンバータにおいて表われる値とをスイ
ッチのオープン状態において、異なるコンバータ動作条
件及び異なる結合インダクタの構成について比較してい
る。図16は、同じ動作条件及びコンバータ構成につい
てブロッキングダイオードが耐圧しなければならない電
圧を表にして示している。例示した全てのケースにおい
て、スイッチの閉成に先立つこと100n秒においてコン
バータに流入する電流が初期入力電流であり、コンバー
タ出力電圧は直流350Vである。図15及び16の表の
電圧値を見れば結合インダクタの巻数比の増加は負のピ
ーク電圧の増加になり回路定数を適当に設定することに
よって負のピーク電圧を結合インダクタを用いたコンバ
ータにおいてはディスクリートなインダクタを用いた従
来例に比して小さくすることができることがわかる。こ
こで結合インダクタを用いたコンバータは図3及び7に
示されたものであり、ディスクリートなインダクタを用
いたコンバータは図1及び2に示したものである。図1
及び2に示される従来のコンバータにおいて負のピーク
電圧は負荷の低下に応じて増加しその絶対値はコンバー
タ出力電圧に比較的近い。かかる従来のコンバータにお
いて、負のピーク電圧の値を低減せしめることはL2に
対するL1の比を低減させることを必要とし、結合イン
ダクタを含むコンバータにおけると同程度の低減をなす
ためには実用上不可能なL1/L2比になってしまう。
なんとなれば、入力電圧のピーク値及びスイッチ電流は
かなり大であり、コンバータ効率の低下につながるから
である。ここで、コンバータ効率とは入力電源によって
供給される平均電力に対する負荷に供給される平均電力
の比をいう。
なシミュレーションの結果が図15及び16のテーブル
に示されている。図15においては図9のコンバータに
おけるキャパシタ両端に表われる負電圧のピーク値と図
10及び11のコンバータにおいて表われる値とをスイ
ッチのオープン状態において、異なるコンバータ動作条
件及び異なる結合インダクタの構成について比較してい
る。図16は、同じ動作条件及びコンバータ構成につい
てブロッキングダイオードが耐圧しなければならない電
圧を表にして示している。例示した全てのケースにおい
て、スイッチの閉成に先立つこと100n秒においてコン
バータに流入する電流が初期入力電流であり、コンバー
タ出力電圧は直流350Vである。図15及び16の表の
電圧値を見れば結合インダクタの巻数比の増加は負のピ
ーク電圧の増加になり回路定数を適当に設定することに
よって負のピーク電圧を結合インダクタを用いたコンバ
ータにおいてはディスクリートなインダクタを用いた従
来例に比して小さくすることができることがわかる。こ
こで結合インダクタを用いたコンバータは図3及び7に
示されたものであり、ディスクリートなインダクタを用
いたコンバータは図1及び2に示したものである。図1
及び2に示される従来のコンバータにおいて負のピーク
電圧は負荷の低下に応じて増加しその絶対値はコンバー
タ出力電圧に比較的近い。かかる従来のコンバータにお
いて、負のピーク電圧の値を低減せしめることはL2に
対するL1の比を低減させることを必要とし、結合イン
ダクタを含むコンバータにおけると同程度の低減をなす
ためには実用上不可能なL1/L2比になってしまう。
なんとなれば、入力電圧のピーク値及びスイッチ電流は
かなり大であり、コンバータ効率の低下につながるから
である。ここで、コンバータ効率とは入力電源によって
供給される平均電力に対する負荷に供給される平均電力
の比をいう。
【0018】図5,12,13及び14によれば、ブロ
ッキングダイオード128によって耐圧さるべき負の全電
圧‐時間(Volt-second)、すなわち、ブロッキングダイ
オード128にかかる電圧Vsw(t)の電圧が負の間に
おける時間積分、が結合インダクタを用いたコンバータ
において低減できることが明らかである。しかしなが
ら、この電圧‐時間における低減がブロッキングダイオ
ードに必要とされる定格破壊電圧を低減させるものの、
ブロッキングダイオード内における損失を十分に低減さ
せるものではない。なんとなれば、 (a) このブロッキングダイオード内の順方向電流によ
る散逸すなわち電力ロス(図5における時刻t=0から
t=t2までの間)はトポロジーには殆ど無関係であ
る。例えば、ブロッキングダイオードがほぼ一定の順方
向電圧ドロップVdを有すると仮定すれば、このダイオ
ード内における損失は略Pd=Vd×Iavgである。
ここで、Iavgは電流Isw(t)の平均値である。
どのコンバータにおいても、スイッチに流れる平均電流
はキルヒホッフの法則によってIavg=Iinavg
−Ioavgである。ここで、Iinavgはコンバー
タへの平均入力電流であり、Ioavgはコンバータか
ら負荷への平均出力電流である。理想的な素子を用いて
いると仮定して以下の式が成立する。
ッキングダイオード128によって耐圧さるべき負の全電
圧‐時間(Volt-second)、すなわち、ブロッキングダイ
オード128にかかる電圧Vsw(t)の電圧が負の間に
おける時間積分、が結合インダクタを用いたコンバータ
において低減できることが明らかである。しかしなが
ら、この電圧‐時間における低減がブロッキングダイオ
ードに必要とされる定格破壊電圧を低減させるものの、
ブロッキングダイオード内における損失を十分に低減さ
せるものではない。なんとなれば、 (a) このブロッキングダイオード内の順方向電流によ
る散逸すなわち電力ロス(図5における時刻t=0から
t=t2までの間)はトポロジーには殆ど無関係であ
る。例えば、ブロッキングダイオードがほぼ一定の順方
向電圧ドロップVdを有すると仮定すれば、このダイオ
ード内における損失は略Pd=Vd×Iavgである。
ここで、Iavgは電流Isw(t)の平均値である。
どのコンバータにおいても、スイッチに流れる平均電流
はキルヒホッフの法則によってIavg=Iinavg
−Ioavgである。ここで、Iinavgはコンバー
タへの平均入力電流であり、Ioavgはコンバータか
ら負荷への平均出力電流である。理想的な素子を用いて
いると仮定して以下の式が成立する。
【0019】
【数1】 Iavg=(P/Vin)(1−(Vin/Vo)) (1) ここでPはコンバータによって負荷に運ばれる電力であ
り、Vin及びVoutは、各々、入力電源電圧及びコ
ンバータ出力電圧である。故に、固定値のVdについて
は、ブロッキングダイオード内の順方向散逸(電力ロ
ス)はこのブロッキングダイオードに加わる負のピーク
電圧の低減によっては影響されない。
り、Vin及びVoutは、各々、入力電源電圧及びコ
ンバータ出力電圧である。故に、固定値のVdについて
は、ブロッキングダイオード内の順方向散逸(電力ロ
ス)はこのブロッキングダイオードに加わる負のピーク
電圧の低減によっては影響されない。
【0020】(b) スイッチがターンオフした直後(例
えば図5における時刻t=t2)におけるブロッキング
ダイオードの略リカバリー時間内における逆電流に伴な
う散逸は重大な損失要素である。このことは例えば200K
Hzの如き比較的高い周波数において動作するコンバータ
においては逆リカバリーロスが順方向ロスに対して比較
し得る大きさであり、重大な要素である。(上記式
(1)参照) ブロッキングダイオードによって耐圧される負の電圧‐
時間を低減せしめる結合インダクタを用いたゼロ電流ス
イッチングパワーコンバータの能力が本発明によるゼロ
電流スイッチングパワーコンバータにおいてブロッキン
グダイオードに伴なう効率の低下を克服する手段として
用いられる。すなわち、これはブロッキングダイオード
の代りに適当な特性を有する可飽和インダクタを用いる
ことによって達成される。
えば図5における時刻t=t2)におけるブロッキング
ダイオードの略リカバリー時間内における逆電流に伴な
う散逸は重大な損失要素である。このことは例えば200K
Hzの如き比較的高い周波数において動作するコンバータ
においては逆リカバリーロスが順方向ロスに対して比較
し得る大きさであり、重大な要素である。(上記式
(1)参照) ブロッキングダイオードによって耐圧される負の電圧‐
時間を低減せしめる結合インダクタを用いたゼロ電流ス
イッチングパワーコンバータの能力が本発明によるゼロ
電流スイッチングパワーコンバータにおいてブロッキン
グダイオードに伴なう効率の低下を克服する手段として
用いられる。すなわち、これはブロッキングダイオード
の代りに適当な特性を有する可飽和インダクタを用いる
ことによって達成される。
【0021】可飽和インダクタは従来技術においてよく
知られている。かかる可飽和インダクタは、通常、既知
の飽和磁束密度を有する磁気コアに巻回された巻線から
なっており、比較的小電流において比較的高いインダク
タンスを有し、比較的大なる電流において比較的低いイ
ンダクタンスを有する。ここで、飽和磁束密度とはその
磁束密度より以下の磁束密度においては比較的コアの透
磁率が大きく、その磁束密度を越えたところではコアの
透磁率が比較的低いのである。また、上記した比較的小
なる電流とはコア内の磁束密度が飽和磁束密度を越えな
いような電流値であり、比較的大なる電流とはコア内の
磁束密度が飽和磁束密度を越えるような電流値のことを
言う。別な見方によれば、可飽和インダクタに電圧が加
えられた時、巻線に鎖交する磁束が巻線両端電圧の時間
積分値、すなわちダイオードに加わる“電圧‐時間”に
比例している。もし、この“電圧‐時間”が所定の値
(巻線の巻数及びコアの飽和磁束密度及びコアの大きさ
による)を越えたときコアに鎖交する磁束は飽和磁束密
度を越えて、インダクタンスが減少する。
知られている。かかる可飽和インダクタは、通常、既知
の飽和磁束密度を有する磁気コアに巻回された巻線から
なっており、比較的小電流において比較的高いインダク
タンスを有し、比較的大なる電流において比較的低いイ
ンダクタンスを有する。ここで、飽和磁束密度とはその
磁束密度より以下の磁束密度においては比較的コアの透
磁率が大きく、その磁束密度を越えたところではコアの
透磁率が比較的低いのである。また、上記した比較的小
なる電流とはコア内の磁束密度が飽和磁束密度を越えな
いような電流値であり、比較的大なる電流とはコア内の
磁束密度が飽和磁束密度を越えるような電流値のことを
言う。別な見方によれば、可飽和インダクタに電圧が加
えられた時、巻線に鎖交する磁束が巻線両端電圧の時間
積分値、すなわちダイオードに加わる“電圧‐時間”に
比例している。もし、この“電圧‐時間”が所定の値
(巻線の巻数及びコアの飽和磁束密度及びコアの大きさ
による)を越えたときコアに鎖交する磁束は飽和磁束密
度を越えて、インダクタンスが減少する。
【0022】本発明においてはこの可飽和インダクタが
十分低い抵抗値を有するようになされるのでスイッチの
順方向期間においては電力ロスは比較的小さい。さらに
可飽和インダクタはブロッキングダイオードにおける逆
リカバリー現象に等価な動作を示さず、従ってそのよう
な動作に伴なうロスが存在しないのである。かかるコン
バータの例が図17及び18に示されている。これらの
図において、ゼロ電流スイッチングパワーコンバータは
スイッチ126に直列接続された可飽和インダクタ428を含
んでいる。これらのコンバータは入力単方向導電素子11
2を有し図18のコンバータは、更に、順方向単方向導
電素子212も含んでいる。これらの図に示されるコンバ
ータはスイッチ126がターンオフした時に生ずる負のピ
ーク電圧を低減させる結合インダクタ202を含んでい
る。その他の回路定数は図10及び11に示した回路と
同じである。各コンバータにおける可飽和インダクタ42
8はゼロ電流において11.6μHのインダクタンスを有
し、1アンペアに対しては1.7μHのインダクタンスを
呈し、5アンペア以上に対しては1以下のμHを呈す
る。各図において、スイッチ126に並列に以下に述べる
ダイオード450が接続されている。これらのコンバータ
の可飽和インダクタの効果は図19A,19B及び20
A,20Bに示されており、これらの図は図17及び1
8のゼロ電流スイッチングパワーコンバータの例示的シ
ミュレーションの波形を示している。図12A,13A
及び14Aのシミュレーションに比較するために、図1
9A及び20Aのシミュレーションはコンバータ入力電
圧として直流50V、コンバータ出力電圧として直流35
0Vとし、スイッチの閉成 100n秒前における入力及び
出力電流を3アンペアにしている。同様に図12B,1
3B及び14Bのシミュレーションと比較するために、
図19B及び20Bのシミュレーションは、コンバータ
入力電圧を直流150Vとし、コンバータ出力電圧を直流
350Vとし、スイッチ閉成 100n秒前の入力及び出力電
流を3アンペアとして実行している。負のピークキャパ
シタ電圧及び可飽和インダクタによって耐圧せしめられ
る負のピーク電圧は図19Aに示す如く動作する図17
のコンバータについては、各々、136V及び91Vであ
る。負のピークキャパシタ電圧及び可飽和インダクタに
よって耐圧されなければならない負のピーク電圧は図2
0Aに示される如く動作する図18のコンバータについ
ては、各々、108V及び 80.8Vである。負のピークキャ
パシタ電圧及び可飽和インダクタによって耐圧さるべき
負のピーク電圧は、図19Bに示される如く動作する図
17のコンバータについては、各々、96.7V及び56.8V
である。負のピークキャパシタ電圧及び可飽和インダク
タによって耐圧さるべき負のピーク電圧は、図20Bに
示す如く動作する図18のコンバータについては、各
々、95.3V及び 100Vである。
十分低い抵抗値を有するようになされるのでスイッチの
順方向期間においては電力ロスは比較的小さい。さらに
可飽和インダクタはブロッキングダイオードにおける逆
リカバリー現象に等価な動作を示さず、従ってそのよう
な動作に伴なうロスが存在しないのである。かかるコン
バータの例が図17及び18に示されている。これらの
図において、ゼロ電流スイッチングパワーコンバータは
スイッチ126に直列接続された可飽和インダクタ428を含
んでいる。これらのコンバータは入力単方向導電素子11
2を有し図18のコンバータは、更に、順方向単方向導
電素子212も含んでいる。これらの図に示されるコンバ
ータはスイッチ126がターンオフした時に生ずる負のピ
ーク電圧を低減させる結合インダクタ202を含んでい
る。その他の回路定数は図10及び11に示した回路と
同じである。各コンバータにおける可飽和インダクタ42
8はゼロ電流において11.6μHのインダクタンスを有
し、1アンペアに対しては1.7μHのインダクタンスを
呈し、5アンペア以上に対しては1以下のμHを呈す
る。各図において、スイッチ126に並列に以下に述べる
ダイオード450が接続されている。これらのコンバータ
の可飽和インダクタの効果は図19A,19B及び20
A,20Bに示されており、これらの図は図17及び1
8のゼロ電流スイッチングパワーコンバータの例示的シ
ミュレーションの波形を示している。図12A,13A
及び14Aのシミュレーションに比較するために、図1
9A及び20Aのシミュレーションはコンバータ入力電
圧として直流50V、コンバータ出力電圧として直流35
0Vとし、スイッチの閉成 100n秒前における入力及び
出力電流を3アンペアにしている。同様に図12B,1
3B及び14Bのシミュレーションと比較するために、
図19B及び20Bのシミュレーションは、コンバータ
入力電圧を直流150Vとし、コンバータ出力電圧を直流
350Vとし、スイッチ閉成 100n秒前の入力及び出力電
流を3アンペアとして実行している。負のピークキャパ
シタ電圧及び可飽和インダクタによって耐圧せしめられ
る負のピーク電圧は図19Aに示す如く動作する図17
のコンバータについては、各々、136V及び91Vであ
る。負のピークキャパシタ電圧及び可飽和インダクタに
よって耐圧されなければならない負のピーク電圧は図2
0Aに示される如く動作する図18のコンバータについ
ては、各々、108V及び 80.8Vである。負のピークキャ
パシタ電圧及び可飽和インダクタによって耐圧さるべき
負のピーク電圧は、図19Bに示される如く動作する図
17のコンバータについては、各々、96.7V及び56.8V
である。負のピークキャパシタ電圧及び可飽和インダク
タによって耐圧さるべき負のピーク電圧は、図20Bに
示す如く動作する図18のコンバータについては、各
々、95.3V及び 100Vである。
【0023】図17及び18のコンバータの追加的な例
示シミュレーションの結果は図21及び22の表に示さ
れている。比較を容易にするために、図21の表は図1
5の表に用いられたと同じ動作条件によって図17及び
18のコンバータにおけるキャパシタ両端に現れる負の
ピーク電圧を示している。同様に、図22の表は図16
の表について用いられたと同じ動作条件の図17及び1
8のコンバータの可飽和インダクタの両端に現れる負の
ピーク電圧の値を示している。全てのケースにおいて、
イニシャル入力電流はスイッチ閉成 100n秒前のコンバ
ータ 100に流入する電流であり、コンバータ出力電圧は
直流 350Vである。全体として、図15,16,21及
び22の表に示された電圧値は負のピークキャパシタ電
圧が図10,11,17及び18のコンバータにおける
対応動作条件のものに比較し得ることを示しており、さ
らに、これらの電圧は図9のコンバータにおいて現われ
る電圧値より大きく低減できることを示している。ブロ
ッキング素子すなわち可飽和インダクタ又はブロッキン
グダイオードの両端電圧は図17及び18のコンバータ
において最低であり図19のコンバータにおいて最高で
ある。
示シミュレーションの結果は図21及び22の表に示さ
れている。比較を容易にするために、図21の表は図1
5の表に用いられたと同じ動作条件によって図17及び
18のコンバータにおけるキャパシタ両端に現れる負の
ピーク電圧を示している。同様に、図22の表は図16
の表について用いられたと同じ動作条件の図17及び1
8のコンバータの可飽和インダクタの両端に現れる負の
ピーク電圧の値を示している。全てのケースにおいて、
イニシャル入力電流はスイッチ閉成 100n秒前のコンバ
ータ 100に流入する電流であり、コンバータ出力電圧は
直流 350Vである。全体として、図15,16,21及
び22の表に示された電圧値は負のピークキャパシタ電
圧が図10,11,17及び18のコンバータにおける
対応動作条件のものに比較し得ることを示しており、さ
らに、これらの電圧は図9のコンバータにおいて現われ
る電圧値より大きく低減できることを示している。ブロ
ッキング素子すなわち可飽和インダクタ又はブロッキン
グダイオードの両端電圧は図17及び18のコンバータ
において最低であり図19のコンバータにおいて最高で
ある。
【0024】可飽和インダクタのコンバータ動作への効
果が図19Aのシミュレーション波形によって示されて
いる。時刻t=0においてスイッチが閉成され、時刻t
=0からt=t1までの間において、出力電圧の一部が
可飽和リアクトルの比較的高いインダクタンスによって
現われる(波形Vsat(t))。時刻t=t1におい
て可飽和インダクタの電流は約1アンペア以上になり可
飽和インダクタのインダクタンスは急速に低下する。別
の観点から見れば、時刻t=0からt=t1までの期間
の間に可飽和インダクタの両端に現われる平均電圧は約
350Vであり、可飽和インダクタはそれが飽和したのち
約 100n秒の期間にわたってこの電圧を保持する。よっ
て、この可飽和インダクタの電圧‐時間の能力は約35V
‐μ秒である。時刻t=t1からt=t2までの間、エ
ネルギー伝達サイクルが生ずる。しかしながら、時刻t
=t2の直前、すなわち、図におけるt=taの時刻に
おいて、スイッチ及び可飽和インダクタを流れる電流が
可飽和インダクタのインダクタンスが増加を始めた点に
近づく。このインダクタンスの増加は以下の2つの効果
を生ずる。即ち、(a)電流の変化率に応じて負の電圧
が可飽和インダクタの両端に生ずること、及び、(b)
インダクタンスの増加がコンバータの特性時定数を増大
せしめ、従って、電流が0に近づく速度を緩かにしてゼ
ロクロス、及びスイッチのターンオフをわずかに遅延さ
せる。時刻t=t2の後に、スイッチがオフとなり可飽
和インダクタが負電圧Vsat(t)を保持し、短い期
間において小なる負電流を流す。スイッチに並列なダイ
オード 450(図17及び18)がこの電流を運ぶ向きに
なっている。キャパシタ電圧が上昇を続けるに従って可
飽和インダクタの電流は0に低下して動作サイクルが上
記した如く完了に向う。
果が図19Aのシミュレーション波形によって示されて
いる。時刻t=0においてスイッチが閉成され、時刻t
=0からt=t1までの間において、出力電圧の一部が
可飽和リアクトルの比較的高いインダクタンスによって
現われる(波形Vsat(t))。時刻t=t1におい
て可飽和インダクタの電流は約1アンペア以上になり可
飽和インダクタのインダクタンスは急速に低下する。別
の観点から見れば、時刻t=0からt=t1までの期間
の間に可飽和インダクタの両端に現われる平均電圧は約
350Vであり、可飽和インダクタはそれが飽和したのち
約 100n秒の期間にわたってこの電圧を保持する。よっ
て、この可飽和インダクタの電圧‐時間の能力は約35V
‐μ秒である。時刻t=t1からt=t2までの間、エ
ネルギー伝達サイクルが生ずる。しかしながら、時刻t
=t2の直前、すなわち、図におけるt=taの時刻に
おいて、スイッチ及び可飽和インダクタを流れる電流が
可飽和インダクタのインダクタンスが増加を始めた点に
近づく。このインダクタンスの増加は以下の2つの効果
を生ずる。即ち、(a)電流の変化率に応じて負の電圧
が可飽和インダクタの両端に生ずること、及び、(b)
インダクタンスの増加がコンバータの特性時定数を増大
せしめ、従って、電流が0に近づく速度を緩かにしてゼ
ロクロス、及びスイッチのターンオフをわずかに遅延さ
せる。時刻t=t2の後に、スイッチがオフとなり可飽
和インダクタが負電圧Vsat(t)を保持し、短い期
間において小なる負電流を流す。スイッチに並列なダイ
オード 450(図17及び18)がこの電流を運ぶ向きに
なっている。キャパシタ電圧が上昇を続けるに従って可
飽和インダクタの電流は0に低下して動作サイクルが上
記した如く完了に向う。
【0025】逆バイアスされた時ほぼ無限大のインピー
ダンスを有すると考え得るブロッキングダイオードと異
なり、可飽和インダクタはブロッキング動作中において
有限のインピーダンスを有する。よって、図19及び2
0から解る如く、負電圧を支えている間及びその後のわ
ずかな期間においてある負電流がこのインダクタに流れ
る。実用的なスイッチング素子はこの電流を通常は流す
ことができない故、ダイオード 450(図17及び18)
はスイッチに並列に配置され、このダイオードがスイッ
チ両端の正のピーク電圧を支え且つ可飽和インダクタの
ブロッキング状態に伴なう小なる負電流を流すのであ
る。ダイオードを流れる電流が小であり且つわずかな時
間において流れる故、コンバータ効率に与える影響は無
視できる。本発明によるコンバータに用いられる実用的
なスイッチング素子及びダイオードの構成が図23A及
び図23Bに示されている。図23Aにおいてスイッチ
ング素子460は電界効果トランジスタ(FET)であ
り、図23Bにおいて、スイッチング素子 461はIGB
Tである。負電圧ブロッキング素子として可飽和インダ
クタを用いることは結合インダクタを含むゼロ電流スイ
ッチングパワーコンバータにおいて実用上非常に重要で
ある。なんとなれば、かかるブロッキング素子によって
阻止される負のピーク電圧はかかるコンバータ内におい
て比較的小とされるからである。このことにより可飽和
インダクタを用いることができ、この可飽和インダクタ
は小なる電圧‐秒(時間)容量を有し、比較的小さくか
つ比較的低い抵抗を呈するように構成される。かかる可
飽和インダクタはエネルギ伝達サイクルの開始時点を遅
延させる効果は非常に小さいのでブロッキングダイオー
ドにおける逆リカバリーロスに等価なロスを示すことは
なく、ブロッキングダイオードによって生ずるロスより
もより小さい電力を消費する。尚、図1及び2に示した
従来のコンバータにおいて生ずるより大なる負のピーク
電圧はより大なる電圧‐時間容量を有する可飽和インダ
クタの使用を必要とする。かかる可飽和インダクタはよ
り大型であり、より大なるロスを生じ、回路全体の性能
に大なる影響を与える。例えば、エネルギ伝達サイクル
の立上りを遅らせてしまう。
ダンスを有すると考え得るブロッキングダイオードと異
なり、可飽和インダクタはブロッキング動作中において
有限のインピーダンスを有する。よって、図19及び2
0から解る如く、負電圧を支えている間及びその後のわ
ずかな期間においてある負電流がこのインダクタに流れ
る。実用的なスイッチング素子はこの電流を通常は流す
ことができない故、ダイオード 450(図17及び18)
はスイッチに並列に配置され、このダイオードがスイッ
チ両端の正のピーク電圧を支え且つ可飽和インダクタの
ブロッキング状態に伴なう小なる負電流を流すのであ
る。ダイオードを流れる電流が小であり且つわずかな時
間において流れる故、コンバータ効率に与える影響は無
視できる。本発明によるコンバータに用いられる実用的
なスイッチング素子及びダイオードの構成が図23A及
び図23Bに示されている。図23Aにおいてスイッチ
ング素子460は電界効果トランジスタ(FET)であ
り、図23Bにおいて、スイッチング素子 461はIGB
Tである。負電圧ブロッキング素子として可飽和インダ
クタを用いることは結合インダクタを含むゼロ電流スイ
ッチングパワーコンバータにおいて実用上非常に重要で
ある。なんとなれば、かかるブロッキング素子によって
阻止される負のピーク電圧はかかるコンバータ内におい
て比較的小とされるからである。このことにより可飽和
インダクタを用いることができ、この可飽和インダクタ
は小なる電圧‐秒(時間)容量を有し、比較的小さくか
つ比較的低い抵抗を呈するように構成される。かかる可
飽和インダクタはエネルギ伝達サイクルの開始時点を遅
延させる効果は非常に小さいのでブロッキングダイオー
ドにおける逆リカバリーロスに等価なロスを示すことは
なく、ブロッキングダイオードによって生ずるロスより
もより小さい電力を消費する。尚、図1及び2に示した
従来のコンバータにおいて生ずるより大なる負のピーク
電圧はより大なる電圧‐時間容量を有する可飽和インダ
クタの使用を必要とする。かかる可飽和インダクタはよ
り大型であり、より大なるロスを生じ、回路全体の性能
に大なる影響を与える。例えば、エネルギ伝達サイクル
の立上りを遅らせてしまう。
【0026】本発明によって具現化された原理は例えば
図3に示されるような結合インダクタを含む他のスイッ
チングパワーコンバータにも適用可能である。なんとな
れば、かかるコンバータにおいては、負のピーク電圧が
比較的低いレベルに制御され得るからである。図24に
おいて、本発明によるゼロ電流スイッチングパワーコン
バータ 490は、少なくとも1つの結合インダクタ 506を
含む磁気回路500と、可飽和インダクタ 514と、このス
イッチ、入力電圧源 520、可飽和インダクタ 514及び結
合インダクタ 506の少なくとも1つの第一巻線 522から
なる直列回路を形成するスイッチ 502と第1キャパシタ
504とを含む。第1キャパシタ 504はスイッチ 502、可
飽和インダクタ 514及び結合インダクタ 506の少なくと
も1つの第2巻線 524と共に直列回路を形成する。磁気
回路 500と協働するキャパシタ及び可飽和インダクタ 5
14はスイッチが閉成した後に流れるスイッチ電流Isw
(t)の正弦波成分の時間変化の特性時定数を規定す
る。記述した如く、コンバータ490はスイッチを流れる
電流がほぼ0になる毎にスイッチ502をターンオンまた
はターンオフせしめるスイッチコントローラ 530を含
む。このターンオンの回数は入力電源の電圧値に対する
負荷電圧の比を調整するように制御される。また、コン
バータ 490は磁気回路 500及び負荷540の間に接続され
た第1単方向導電素子 532を含んでいる。この単方向導
電素子 532は電流Io(t)が負荷の方向に流れるよう
に極性が向けられている。本発明によるコンバータの例
が図25Aないし25Eに示されている。可飽和インダ
クタ 614はスイッチの他端とシャントポート2の間に接
続されている。キャパシタ 690は出力ポート 610と入力
ポート608及びスイッチ 616の接続点との間に接続され
ている。第1単方向導電素子 620は出力ポートとコンバ
ータ出力電圧Voによって示される負荷との間に接続さ
れている。図25Aないし25Eにおける 602及び 640
として示される結合インダクタは結合係数k1及びk
2、巻数比N1/N2=a、第1及び第2漏洩インダク
タンスLl1及びLl2、磁化インダクタンスLmによ
って特徴づけられる。これは図4によって既に述べてい
ることである。これらの漏洩インダクタンスは所望の用
途において必要とされる一次及び二次漏洩インダクタン
スの合計を示す値に選ぶこともできる。さらには、これ
らの漏洩インダクタンスは結合インダクタ巻線の1又は
それ以上に直列に接続されたディスクリートなインダク
タ、例えば、図25及び25Dにおけるインダクタ 630
及び 632あるいは図25Eにおける 630,632,634によっ
て大きくすることもできる。コンバータは図25Eに示
す如く、ディスクリートなインダクタと同様に1以上の
結合インダクタを含むことも考えられる。
図3に示されるような結合インダクタを含む他のスイッ
チングパワーコンバータにも適用可能である。なんとな
れば、かかるコンバータにおいては、負のピーク電圧が
比較的低いレベルに制御され得るからである。図24に
おいて、本発明によるゼロ電流スイッチングパワーコン
バータ 490は、少なくとも1つの結合インダクタ 506を
含む磁気回路500と、可飽和インダクタ 514と、このス
イッチ、入力電圧源 520、可飽和インダクタ 514及び結
合インダクタ 506の少なくとも1つの第一巻線 522から
なる直列回路を形成するスイッチ 502と第1キャパシタ
504とを含む。第1キャパシタ 504はスイッチ 502、可
飽和インダクタ 514及び結合インダクタ 506の少なくと
も1つの第2巻線 524と共に直列回路を形成する。磁気
回路 500と協働するキャパシタ及び可飽和インダクタ 5
14はスイッチが閉成した後に流れるスイッチ電流Isw
(t)の正弦波成分の時間変化の特性時定数を規定す
る。記述した如く、コンバータ490はスイッチを流れる
電流がほぼ0になる毎にスイッチ502をターンオンまた
はターンオフせしめるスイッチコントローラ 530を含
む。このターンオンの回数は入力電源の電圧値に対する
負荷電圧の比を調整するように制御される。また、コン
バータ 490は磁気回路 500及び負荷540の間に接続され
た第1単方向導電素子 532を含んでいる。この単方向導
電素子 532は電流Io(t)が負荷の方向に流れるよう
に極性が向けられている。本発明によるコンバータの例
が図25Aないし25Eに示されている。可飽和インダ
クタ 614はスイッチの他端とシャントポート2の間に接
続されている。キャパシタ 690は出力ポート 610と入力
ポート608及びスイッチ 616の接続点との間に接続され
ている。第1単方向導電素子 620は出力ポートとコンバ
ータ出力電圧Voによって示される負荷との間に接続さ
れている。図25Aないし25Eにおける 602及び 640
として示される結合インダクタは結合係数k1及びk
2、巻数比N1/N2=a、第1及び第2漏洩インダク
タンスLl1及びLl2、磁化インダクタンスLmによ
って特徴づけられる。これは図4によって既に述べてい
ることである。これらの漏洩インダクタンスは所望の用
途において必要とされる一次及び二次漏洩インダクタン
スの合計を示す値に選ぶこともできる。さらには、これ
らの漏洩インダクタンスは結合インダクタ巻線の1又は
それ以上に直列に接続されたディスクリートなインダク
タ、例えば、図25及び25Dにおけるインダクタ 630
及び 632あるいは図25Eにおける 630,632,634によっ
て大きくすることもできる。コンバータは図25Eに示
す如く、ディスクリートなインダクタと同様に1以上の
結合インダクタを含むことも考えられる。
【0027】本発明によるコンバータにおいて電力ロス
の低減がなされることを示すために、図26に回路定数
を含むコンバータが示されている。このコンバータは入
力単方向導電素子 112及び順方向単方向導電素子 212を
含んでいる。キャパシタ90の容量は 0.025μHであ
る。回路モデル 202として示されている結合インダクタ
の一次対二次巻線比N1/N2=aは2であり、一次及
び二次漏洩インダクタンスLl1は 0.95μHであり、
Ll2は4μHである。巻線抵抗R1、R2は図に示し
た抵抗値を各々有する。ディスクリートな外部インダク
タ 632はインダクタンスLb=6μHを有し、IGBT
スイッチ 126及び二次巻線に直列に接続されている。可
飽和インダクタ428はスイッチ 126及びディスクリート
なインダクタLbに直列に接続されている。このスイッ
チはスイッチコントローラ20によってゼロ電流のとき
にターンオン又はターンオフされる。可飽和インダクタ
428はフィリップス3R1材料からなるトロイダルコア
に巻回されたリッツワイヤー3×18×40ターンの巻
線18からなり、このコアは外形 9.7であり、高さ 3.7
である。可飽和インダクタのインダクタンスはそのイン
ダクタを流れる電流が0のとき即ちゼロバイアスのもと
で11μHであり、1アンペアのもとで2μHに低下
し、5アンペア以上の電流のもとでは 0.5μH以下に低
下する。可飽和インダクタの直流抵抗Rsは22mΩで
あり、リッツワイヤーを巻線として用いたが故に、 200
Hzの周波数のもとで表皮効果による抵抗の増大は大き
くない。これらの値は図18のコンバータに等価なコン
バータを形成していることがわかる。図26における可
飽和インダクタ内のロスはブロッキングダイオードを含
むコンバータ(例えば図11に示すもの)におけるロス
に比較できる。この場合ブロッキングダイオードにおけ
る順方向ドロップVdはほぼ一定の1Vである。かかる
ブロッキングダイオードとしては例えばモトローラ社M
UR 840高速整流器が挙げられる。可飽和インダクタ内
のロスはこのインダクタ内のrms電流の2乗に比例
し、ブロッキングダイオード内の順方向ロスはダイオー
ド内の平均電流に比例することは前に述べた。(この場
合逆リカバリロスは無視する。)図11に示した回路2
において、巻数比N1/N2を2とし、Vinを 150V
とし、平均電流Ioavg=1.52アンペアをVo=350
Vの負荷に供給する(532Wの供給)とすると、ブロッ
キングダイオード内の平均電流Iswavgは 2.16ア
ンペアであり、平均入力電流Iinavgは 3.68アン
ペアである。この時、ダイオードにおける順方向導電ロ
スVd×Iswavgは 2.16Wであるといえる。図2
6のコンバータにおいて入力電圧、出力電圧、負荷電
力、及び巻数比を同様とし、更に各平均電流を同様と
し、スイッチ内のrms電流Iswrmsを約 4.5アン
ペアとする。このとき、可飽和インダクタ内のロスRs
×Iswrms2は0.44Wであり、これはブロッキング
ダイオード内の順方向ロスよりも非常に小さい。もしブ
ロッキングダイオード内の逆リカバリー効果を考えれば
この電力ロスの低減はさらに重大である。
の低減がなされることを示すために、図26に回路定数
を含むコンバータが示されている。このコンバータは入
力単方向導電素子 112及び順方向単方向導電素子 212を
含んでいる。キャパシタ90の容量は 0.025μHであ
る。回路モデル 202として示されている結合インダクタ
の一次対二次巻線比N1/N2=aは2であり、一次及
び二次漏洩インダクタンスLl1は 0.95μHであり、
Ll2は4μHである。巻線抵抗R1、R2は図に示し
た抵抗値を各々有する。ディスクリートな外部インダク
タ 632はインダクタンスLb=6μHを有し、IGBT
スイッチ 126及び二次巻線に直列に接続されている。可
飽和インダクタ428はスイッチ 126及びディスクリート
なインダクタLbに直列に接続されている。このスイッ
チはスイッチコントローラ20によってゼロ電流のとき
にターンオン又はターンオフされる。可飽和インダクタ
428はフィリップス3R1材料からなるトロイダルコア
に巻回されたリッツワイヤー3×18×40ターンの巻
線18からなり、このコアは外形 9.7であり、高さ 3.7
である。可飽和インダクタのインダクタンスはそのイン
ダクタを流れる電流が0のとき即ちゼロバイアスのもと
で11μHであり、1アンペアのもとで2μHに低下
し、5アンペア以上の電流のもとでは 0.5μH以下に低
下する。可飽和インダクタの直流抵抗Rsは22mΩで
あり、リッツワイヤーを巻線として用いたが故に、 200
Hzの周波数のもとで表皮効果による抵抗の増大は大き
くない。これらの値は図18のコンバータに等価なコン
バータを形成していることがわかる。図26における可
飽和インダクタ内のロスはブロッキングダイオードを含
むコンバータ(例えば図11に示すもの)におけるロス
に比較できる。この場合ブロッキングダイオードにおけ
る順方向ドロップVdはほぼ一定の1Vである。かかる
ブロッキングダイオードとしては例えばモトローラ社M
UR 840高速整流器が挙げられる。可飽和インダクタ内
のロスはこのインダクタ内のrms電流の2乗に比例
し、ブロッキングダイオード内の順方向ロスはダイオー
ド内の平均電流に比例することは前に述べた。(この場
合逆リカバリロスは無視する。)図11に示した回路2
において、巻数比N1/N2を2とし、Vinを 150V
とし、平均電流Ioavg=1.52アンペアをVo=350
Vの負荷に供給する(532Wの供給)とすると、ブロッ
キングダイオード内の平均電流Iswavgは 2.16ア
ンペアであり、平均入力電流Iinavgは 3.68アン
ペアである。この時、ダイオードにおける順方向導電ロ
スVd×Iswavgは 2.16Wであるといえる。図2
6のコンバータにおいて入力電圧、出力電圧、負荷電
力、及び巻数比を同様とし、更に各平均電流を同様と
し、スイッチ内のrms電流Iswrmsを約 4.5アン
ペアとする。このとき、可飽和インダクタ内のロスRs
×Iswrms2は0.44Wであり、これはブロッキング
ダイオード内の順方向ロスよりも非常に小さい。もしブ
ロッキングダイオード内の逆リカバリー効果を考えれば
この電力ロスの低減はさらに重大である。
【0028】図27Aによれば、可飽和インダクタはこ
れを流れる電流が第1飽和値Is1より小さい間は比較
的高いインダクタンスを示し電流がIs1を越えるとそ
のインダクタンスが急速に低減する素子であることがわ
かる。すなわち、電流Is1以下においては可飽和イン
ダクタはLb1より大なる値のブロッキングインダクタ
ンスを呈し、第2飽和値Is2(例えばIs1の2倍の
値)を越えた範囲においては可飽和インダクタがLrよ
り小なる値の残留インダクタンスを示す。説明を簡単に
するために、Lbl及びLrを図示する電流範囲におい
てはほぼ一定であると仮定する。このようにすれば、可
飽和インダクタは、図27Bに示す如く、Lrのディス
クリートなインダクタと電流Is2を越えた範囲ではイ
ンダクタンス0を呈し、Is1以下の電流においてはL
b1−Lrのインダクタンスを示す理想的可飽和インダ
クタであると考えることができる。ここで注意すべき
は、ディスクリートなインダクタのインダクタンスLr
が磁気回路(図24の500)における磁気素子と協働し
てコンバータの全等価インダクタンスLeqを定めコン
バータの特性時定数の値を定めるのに関係することであ
る。かかる機能を果すためには、可飽和インダクタの電
圧‐時間容量が重要である。いま可飽和インダクタの電
流が当初0であり、電圧V(t)がこの可飽和インダク
タに印加されたと仮定すると、この可飽和インダクタを
流れる電流は;
れを流れる電流が第1飽和値Is1より小さい間は比較
的高いインダクタンスを示し電流がIs1を越えるとそ
のインダクタンスが急速に低減する素子であることがわ
かる。すなわち、電流Is1以下においては可飽和イン
ダクタはLb1より大なる値のブロッキングインダクタ
ンスを呈し、第2飽和値Is2(例えばIs1の2倍の
値)を越えた範囲においては可飽和インダクタがLrよ
り小なる値の残留インダクタンスを示す。説明を簡単に
するために、Lbl及びLrを図示する電流範囲におい
てはほぼ一定であると仮定する。このようにすれば、可
飽和インダクタは、図27Bに示す如く、Lrのディス
クリートなインダクタと電流Is2を越えた範囲ではイ
ンダクタンス0を呈し、Is1以下の電流においてはL
b1−Lrのインダクタンスを示す理想的可飽和インダ
クタであると考えることができる。ここで注意すべき
は、ディスクリートなインダクタのインダクタンスLr
が磁気回路(図24の500)における磁気素子と協働し
てコンバータの全等価インダクタンスLeqを定めコン
バータの特性時定数の値を定めるのに関係することであ
る。かかる機能を果すためには、可飽和インダクタの電
圧‐時間容量が重要である。いま可飽和インダクタの電
流が当初0であり、電圧V(t)がこの可飽和インダク
タに印加されたと仮定すると、この可飽和インダクタを
流れる電流は;
【0029】
【数2】
【0030】ここで、VS(t)は可飽和インダクタに
加わる“電圧‐時間”として定義される。I(t)がI
s1を越えない限り、すなわちVs(t)がVSr=I
s1×Lb1の値以下である限り、可飽和インダクタは
飽和されずそのインタクタンスはLb1に止まり、すな
わち、ブロッキング状態である。しかしながら、VS
(t)がVSrを越えると、インダクタンスは減少し、
可飽和インダクタは飽和する。ここでVSrは可飽和イ
ンダクタの電圧‐時間定格として定義される。
加わる“電圧‐時間”として定義される。I(t)がI
s1を越えない限り、すなわちVs(t)がVSr=I
s1×Lb1の値以下である限り、可飽和インダクタは
飽和されずそのインタクタンスはLb1に止まり、すな
わち、ブロッキング状態である。しかしながら、VS
(t)がVSrを越えると、インダクタンスは減少し、
可飽和インダクタは飽和する。ここでVSrは可飽和イ
ンダクタの電圧‐時間定格として定義される。
【0031】可飽和インダクタを特徴づける値Lb1、
Lr、Is1、Is2はこの可飽和インダクタを含むコ
ンバータによって半サイクルモード動作の利益が得られ
るように選択される。これらの利益の値の1つはかかる
コンバータを複数同時に運転したときにこれらのコンバ
ータが負荷に供給される電力を分担することである。す
なわち、半サイクルモード動作においてコンバータの動
作周波数及びコンバータ負荷の間に強い依存性があるこ
とである。もし、ブロッキング状態における可飽和イン
ダクタのインダクタンスすなわちLb1が小さすぎる
と、スイッチのターンオフ後に流れる負電流の値が大き
すぎてコンバータの動作は長サイクルモードにおいて動
作するコンバータの動作態様に近づく。また、増大した
負電流はスイッチに並列なダイオード(図23及び26
におけるダイオード 450)におけるロスの増大に帰結し
コンバータ効率の低下を招来する。また、可飽和インダ
クタの電圧‐時間容量も重要である。可飽和インダクタ
の電圧‐時間定格は磁気回路及び可飽和インダクタの接
続点にスイッチターンオフの間及び電圧が0から正にな
るときにおいて生ずる負電圧を支えるに十分な大きさを
必要とするものの、この電圧‐時間定格があまりに大き
いとスイッチターンオンからエネルギ伝達サイクルの開
始までの遅延が大きくなる。上記した遅延時間は図19
Aにおけるスイッチ閉成から時刻t=t1までの時間で
ある。
Lr、Is1、Is2はこの可飽和インダクタを含むコ
ンバータによって半サイクルモード動作の利益が得られ
るように選択される。これらの利益の値の1つはかかる
コンバータを複数同時に運転したときにこれらのコンバ
ータが負荷に供給される電力を分担することである。す
なわち、半サイクルモード動作においてコンバータの動
作周波数及びコンバータ負荷の間に強い依存性があるこ
とである。もし、ブロッキング状態における可飽和イン
ダクタのインダクタンスすなわちLb1が小さすぎる
と、スイッチのターンオフ後に流れる負電流の値が大き
すぎてコンバータの動作は長サイクルモードにおいて動
作するコンバータの動作態様に近づく。また、増大した
負電流はスイッチに並列なダイオード(図23及び26
におけるダイオード 450)におけるロスの増大に帰結し
コンバータ効率の低下を招来する。また、可飽和インダ
クタの電圧‐時間容量も重要である。可飽和インダクタ
の電圧‐時間定格は磁気回路及び可飽和インダクタの接
続点にスイッチターンオフの間及び電圧が0から正にな
るときにおいて生ずる負電圧を支えるに十分な大きさを
必要とするものの、この電圧‐時間定格があまりに大き
いとスイッチターンオンからエネルギ伝達サイクルの開
始までの遅延が大きくなる。上記した遅延時間は図19
Aにおけるスイッチ閉成から時刻t=t1までの時間で
ある。
【0032】所望の用途において可飽和インダクタの設
計はこれを用いるコンバータの仕様(例えば入力電圧範
囲、出力電圧範囲、電力定格、負荷変動、磁気回路の構
成)に依存するものの、望ましいコンバータ動作は次の
条件のもので通常は達成される。すなわち、 (a) Lb1が、ブロッキング状態において可飽和イ
ンダクタに流れるピーク電流がエネルギ伝達サイクルの
間に生ずるピーク順方向電流変位Ip(図5)の20%
を越えないように定められること。ここで、Ipは、I
p=Vo×sqrt(C/Leq)として近似される。
ここでLeqは磁気回路の磁気素子の効果及び可飽和イ
ンダクタの残留インダクタンスLrの効果を含む等価イ
ンダクタンスであり、キャパシタと協働してコンバータ
の特性時定数を定めるのである。
計はこれを用いるコンバータの仕様(例えば入力電圧範
囲、出力電圧範囲、電力定格、負荷変動、磁気回路の構
成)に依存するものの、望ましいコンバータ動作は次の
条件のもので通常は達成される。すなわち、 (a) Lb1が、ブロッキング状態において可飽和イ
ンダクタに流れるピーク電流がエネルギ伝達サイクルの
間に生ずるピーク順方向電流変位Ip(図5)の20%
を越えないように定められること。ここで、Ipは、I
p=Vo×sqrt(C/Leq)として近似される。
ここでLeqは磁気回路の磁気素子の効果及び可飽和イ
ンダクタの残留インダクタンスLrの効果を含む等価イ
ンダクタンスであり、キャパシタと協働してコンバータ
の特性時定数を定めるのである。
【0033】(b) 可飽和インダクタの電圧‐時間定
格(すなわちIs1×Lb1)が、スイッチのターンオ
フ5において磁気回路及び可飽和インダクタの接続点に
表われる不電圧を支えるに必要とされる定格を50%以
上越えないように選択されること。 いかなる用途においても、入力電源電圧及びコンバータ
負荷が変化したとき、ゼロ電流スイッチングパワーコン
バータの出力電圧を所定の値Voに維持することが望ま
れる。この所定の値Voは固定とすることもできるが、
ある所定の方法によって変化させることもできる。(19
91年1月16日出願の米国特許出願第07/642,232号参
照)ゼロ電流スイッングコンバータの出力電圧を制御す
る1つの方法が図28に示されている。この図におい
て、ゼロ電流スイッチングパワーコンバータ942は図
1,2,3,7,9,10,11,17,18,24,
25又は26に示される種類のものであり、入力電圧V
inの入力電圧源から電力を受けて負荷947に出力電圧
Voにて電力を供給する。ここでVoはVinより大で
ある。出力電圧Voのある望ましい値を示す第1信号V
refは誤差増幅器 944に供給され、この誤差増幅器94
4はコンバータ出力電圧Voに比例する第2電圧V1=
K×Voを受けとる。第2信号V1は分圧器 946によっ
て誤差増幅器に供給される。信号V1がVrefより大
のとき誤差増幅器の出力は減少し、信号V1がVref
より小なるとき誤差増幅器の出力は増大する。この誤差
増幅器の出力は可変周波数コントローラ 948に供給され
る。誤差増幅器の出力が増大するとスイッチコントロー
ラ20に供給される信号Vfが、コンバータ動作サイク
ルの始まる割合を増大させる(すなわちコンバータ動作
周波数を増大させる)。このようにしてコンバータ動作
周波数が自動的に調整されて負荷及び入力電圧が変化し
てもVo=Vref/Kが維持される。
格(すなわちIs1×Lb1)が、スイッチのターンオ
フ5において磁気回路及び可飽和インダクタの接続点に
表われる不電圧を支えるに必要とされる定格を50%以
上越えないように選択されること。 いかなる用途においても、入力電源電圧及びコンバータ
負荷が変化したとき、ゼロ電流スイッチングパワーコン
バータの出力電圧を所定の値Voに維持することが望ま
れる。この所定の値Voは固定とすることもできるが、
ある所定の方法によって変化させることもできる。(19
91年1月16日出願の米国特許出願第07/642,232号参
照)ゼロ電流スイッングコンバータの出力電圧を制御す
る1つの方法が図28に示されている。この図におい
て、ゼロ電流スイッチングパワーコンバータ942は図
1,2,3,7,9,10,11,17,18,24,
25又は26に示される種類のものであり、入力電圧V
inの入力電圧源から電力を受けて負荷947に出力電圧
Voにて電力を供給する。ここでVoはVinより大で
ある。出力電圧Voのある望ましい値を示す第1信号V
refは誤差増幅器 944に供給され、この誤差増幅器94
4はコンバータ出力電圧Voに比例する第2電圧V1=
K×Voを受けとる。第2信号V1は分圧器 946によっ
て誤差増幅器に供給される。信号V1がVrefより大
のとき誤差増幅器の出力は減少し、信号V1がVref
より小なるとき誤差増幅器の出力は増大する。この誤差
増幅器の出力は可変周波数コントローラ 948に供給され
る。誤差増幅器の出力が増大するとスイッチコントロー
ラ20に供給される信号Vfが、コンバータ動作サイク
ルの始まる割合を増大させる(すなわちコンバータ動作
周波数を増大させる)。このようにしてコンバータ動作
周波数が自動的に調整されて負荷及び入力電圧が変化し
てもVo=Vref/Kが維持される。
【0034】例えば図1,2,26,及び28における
20によって示されるスイッチコントローラの構成方法
は種々考えられる。図29にかかるスイッチコントロー
ラの一例の詳細が示されている。図29はスイッチコン
トローラ20、スイッチ 130及びスイッチ 130に直列に
接続した電流トランス 800を含むゼロ電流スイッチング
パワーコンバータの一部を示している。この図に示した
如く、時刻t=0において信号INITは高レベルとな
り、セット‐リセットフリップフロップ 870の出力電圧
VQは高レベルとなる。尚、フリップフロップ 870にお
いて、S入力に高レベル信号が加えられたとき出力VQ
が高レベルとなりR入力に高レベル信号が加えられると
出力VQがローとなるのである。出力電圧VQがスイッ
チドライバ 810に供給されて、スイッチドライバはVQ
がHIのときスイッチ40を閉成する。スイッチの閉成
の際スイッチ電流Iswは流れ始め、トランスの作用に
よってトランス800の二次巻線に接続された信号ダイオ
ード 830にこの電流の一部が流れる。電流トランス 800
の巻数比N2/N1は1より大である。ダイオード電圧
VIは比較器840の一方の入力に供給される。例えば 0.
1Vの閾値電圧Vtが比較器 840の他の入力端に供給さ
れる。ダイオード電圧VIがVTを越えると比較的 840
の出力はローとなる。時刻t2においてスイッチ電流I
swが0になると、ダイオードの電流は減少し電圧Vi
がVtを下回る。このことにより比較器 840の出力はハ
イレベルに戻りキャパシタ 850及び抵抗 860を介して高
レベルパルスVRがフリップフロップ 870のR入力に供
給される。このパルスはフリップフロップ870をリセッ
トし、VQはローとなり、スイッチ130がターンオフ
する。上述した如く図29のスイッチコントローラ41
はスイッチがターンオンしたのち最初にスイッチ電流が
0に戻ったときスイッチをオープンとするようになって
いる。従って、図29の回路は、短サイクル動作モード
に適している。このスイッチコントローラは、電流トラ
ンスの巻線の一方の巻方向を単に逆にすることにより長
サイクルモード用にすることが出来る。このような構成
によれば、スイッチが一旦ターンオンした後に電流が2
回ゼロになったときにスイッチがオープンとされる。
20によって示されるスイッチコントローラの構成方法
は種々考えられる。図29にかかるスイッチコントロー
ラの一例の詳細が示されている。図29はスイッチコン
トローラ20、スイッチ 130及びスイッチ 130に直列に
接続した電流トランス 800を含むゼロ電流スイッチング
パワーコンバータの一部を示している。この図に示した
如く、時刻t=0において信号INITは高レベルとな
り、セット‐リセットフリップフロップ 870の出力電圧
VQは高レベルとなる。尚、フリップフロップ 870にお
いて、S入力に高レベル信号が加えられたとき出力VQ
が高レベルとなりR入力に高レベル信号が加えられると
出力VQがローとなるのである。出力電圧VQがスイッ
チドライバ 810に供給されて、スイッチドライバはVQ
がHIのときスイッチ40を閉成する。スイッチの閉成
の際スイッチ電流Iswは流れ始め、トランスの作用に
よってトランス800の二次巻線に接続された信号ダイオ
ード 830にこの電流の一部が流れる。電流トランス 800
の巻数比N2/N1は1より大である。ダイオード電圧
VIは比較器840の一方の入力に供給される。例えば 0.
1Vの閾値電圧Vtが比較器 840の他の入力端に供給さ
れる。ダイオード電圧VIがVTを越えると比較的 840
の出力はローとなる。時刻t2においてスイッチ電流I
swが0になると、ダイオードの電流は減少し電圧Vi
がVtを下回る。このことにより比較器 840の出力はハ
イレベルに戻りキャパシタ 850及び抵抗 860を介して高
レベルパルスVRがフリップフロップ 870のR入力に供
給される。このパルスはフリップフロップ870をリセッ
トし、VQはローとなり、スイッチ130がターンオフ
する。上述した如く図29のスイッチコントローラ41
はスイッチがターンオンしたのち最初にスイッチ電流が
0に戻ったときスイッチをオープンとするようになって
いる。従って、図29の回路は、短サイクル動作モード
に適している。このスイッチコントローラは、電流トラ
ンスの巻線の一方の巻方向を単に逆にすることにより長
サイクルモード用にすることが出来る。このような構成
によれば、スイッチが一旦ターンオンした後に電流が2
回ゼロになったときにスイッチがオープンとされる。
【図1】 ディスクリートなインダクタを含む従来のゼ
ロ電流スイッチングパワーコンバータを示す回路図。
ロ電流スイッチングパワーコンバータを示す回路図。
【図2】 ディスクリートなインダクタを含む従来のゼ
ロ電流スイッチングパワーコンバータの他の例を示す回
路図。
ロ電流スイッチングパワーコンバータの他の例を示す回
路図。
【図3】 結合インダクタを含むゼロ電流スイッチング
パワーコンバータの一部を示す回路図。
パワーコンバータの一部を示す回路図。
【図4】 結合インダクタの回路モデルを示す回路図。
【図5】 図1,2又は3のコンバータが半サイクルモ
ード動作をするときに表われる信号の波形を示す図。
ード動作をするときに表われる信号の波形を示す図。
【図6】 入力電圧源とゼロ電流スイッチングパワーコ
ンバータとの間に接続された入力単方向素子を示す回路
図。
ンバータとの間に接続された入力単方向素子を示す回路
図。
【図7】 入力単方向導電素子及び順方向単方向導電素
子の双方を含むゼロ電流スイッチングパワーコンバータ
の実施例を示す回路図。
子の双方を含むゼロ電流スイッチングパワーコンバータ
の実施例を示す回路図。
【図8】 半サイクルモード動作をなすゼロ電流スイッ
チングパワーコンバータに用いられる複合スイッチング
素子の構成の従来例を示す回路図。
チングパワーコンバータに用いられる複合スイッチング
素子の構成の従来例を示す回路図。
【図9】 図8Aに示される複合スイッチを含む図1に
示した種類のゼロ電流スイッチングパワーコンバータの
従来例を示す回路図。
示した種類のゼロ電流スイッチングパワーコンバータの
従来例を示す回路図。
【図10】 図8Aに示した種類の複合スイッチを含む
図3Aに示した種類のゼロ電流スイッチングパワーコン
バータの例を示す回路図。
図3Aに示した種類のゼロ電流スイッチングパワーコン
バータの例を示す回路図。
【図11】 図8Aに示される複合スイッチを含む図7
の種類のゼロ電流スイッチングコンバータを示す回路
図。
の種類のゼロ電流スイッチングコンバータを示す回路
図。
【図12】 図9のコンバータの動作を示す波形図。
【図13】 図10に示されるコンバータの動作を示す
波形図。
波形図。
【図14】 図11に示されるコンバータの動作を示す
波形図。
波形図。
【図15】 図9,10及び11に示されるコンバータ
の種々の動作状態におけるキャパシタ電圧の負のピーク
値を示す表。
の種々の動作状態におけるキャパシタ電圧の負のピーク
値を示す表。
【図16】 図9,10及び11のコンバータにおいて
ブロッキングダイオードが種々の動作状態のもとで替え
なければならない負のピーク電圧を示す表。
ブロッキングダイオードが種々の動作状態のもとで替え
なければならない負のピーク電圧を示す表。
【図17】 本発明によるゼロ電流スイッチングパワー
コンバータを示す回路図。
コンバータを示す回路図。
【図18】 本発明によるゼロ電流スイッチングパワー
コンバータの他の例を示す回路図。
コンバータの他の例を示す回路図。
【図19】 図17に示されるコンバータの動作を示す
波形図。
波形図。
【図20】 図18に示されるコンバータの動作を示す
波形図。
波形図。
【図21】 図17及び18のコンバータの種々の動作
条件のもとにおけるキャパシタ電圧の負のピーク値を示
す表。
条件のもとにおけるキャパシタ電圧の負のピーク値を示
す表。
【図22】 図9,10及び11のコンバータにおいて
種々の動作条件のもとで可飽和インダクタが耐えなけれ
ばならない負のピーク電圧を示す表。
種々の動作条件のもとで可飽和インダクタが耐えなけれ
ばならない負のピーク電圧を示す表。
【図23】 本発明によるゼロ電流スイッチングパワー
コンバータに用いられるダイオードとスイッチング素子
との組み合せを示す回路図。
コンバータに用いられるダイオードとスイッチング素子
との組み合せを示す回路図。
【図24】 本発明によるゼロ電流スイッチングパワー
コンバータの全体的回路構成を示す回路図。
コンバータの全体的回路構成を示す回路図。
【図25】 本発明によるゼロ電流スイッチングパワー
コンバータの実施例を示す回路図。
コンバータの実施例を示す回路図。
【図26】 本発明によるゼロ電流スイッチングパワー
コンバータの他の例を示す回路図。
コンバータの他の例を示す回路図。
【図27】 可飽和インダクタにおける電流とインダク
タンスの関係を示しかつ可飽和インダクターの回路例を
示す図。
タンスの関係を示しかつ可飽和インダクターの回路例を
示す図。
【図28】 ゼロ電流スイッチングパワーコンバータ及
びコンバータ入力電圧及び負荷が変化しても所望の値に
コンバータ出力電圧を維持するコントローラを示す回路
図。
びコンバータ入力電圧及び負荷が変化しても所望の値に
コンバータ出力電圧を維持するコントローラを示す回路
図。
【図29】 半サイクルモードでゼロ電流スイッチング
パワーコンバータが動作するに適したスイッチコントロ
ーラの構成を示す回路図。
パワーコンバータが動作するに適したスイッチコントロ
ーラの構成を示す回路図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−111258(JP,A) 特開 平2−219461(JP,A) 特開 平5−130775(JP,A) 実開 昭54−179421(JP,U) 実開 昭3−40883(JP,U) 実開 昭63−97388(JP,U) 国際公開92−16044(WO,A)
Claims (23)
- 【請求項1】 入力電圧源から前記入力電圧源の電圧よ
り大なる負荷電圧にて電圧シンク負荷に電力を伝達する
スイッチングパワーコンバータであって、 少なくとも1つの結合インダクタを含む磁気回路と、 可飽和インダクタと、 前記入力電圧源、前記可飽和インダクタ及び前記結合イ
ンダクタの少なくとも第1巻線と直列回路を形成するス
イッチと、 前記スイッチ、前記可飽和インダクタ及び前記結合イン
ダクタの少なくとも第2巻線と直列回路を形成し、前記
磁気回路及び前記可飽和インダクタと協働して前記スイ
ッチの閉成の後、前記スイッチを流れるスイッチ電流の
正弦波成分の時間変動のための特性時定数を定める第1
キャパシタと、 前記磁気回路及び前記負荷の間に接続して前記負荷に向
う電流が流れることを許容する第1単方向導電素子と、
からなり、 前記磁気回路が入力ポート、出力ポート及びシャントポ
ートを有し、前記入力電圧源が前記入力ポート及び前記
スイッチの一端の間に接続され、前記可飽和インダクタ
が前記スイッチの他端と前記シャントポートとの間に接
続され、前記第1キャパシタが前記出力ポートと前記入
力電圧源及び前記スイッチの接続点との間に接続され、
前記第1単方向導電素子が前記出力ポートに接続されて
いることを特徴とするスイッチングパワーコンバータ。 - 【請求項2】 前記スイッチの電流がほぼゼロになった
ときに前記スイッチをターンオンもしくはターンオフさ
せるスイッチコントローラを有し、前記ターンオンのタ
イミングが前記負荷の両端電圧の前記入力電圧源の平均
電圧に対する比を調整するように制御され、前記比は1
以上であることを特徴とする請求項1記載のスイッチン
グパワーコンバータ。 - 【請求項3】 前記磁気回路は第1巻線及び第2巻線を
有する結合インダクタを有し、前記第1巻線は前記入力
ポート及び前記シャントポートの間に接続され、前記第
2巻線は前記シャントポート及び前記出力ポートの間に
接続され、前記巻線の巻方向は前記入力ポート及び前記
シャントポートの間に正の電圧が印加されると前記出力
ポート及び前記シャントポートの間に正の電圧が生ずる
ように定められていることを特徴とする請求項1記載の
スイッチングパワーコンバータ。 - 【請求項4】 前記磁気回路は第1巻線及び第2巻線を
含む結合インダクタを有し、前記第1巻線は前記入力ポ
ート及び前記出力ポートの間に接続され、前記第2巻線
は前記シャントポート及び出力ポートの間に接続され、
前記第1及び第2巻線の巻方向が前記入力ポート及び前
記出力ポートの間に印加される正の電圧が前記出力ポー
ト及びシャントポートの間に正の電圧を生ずるように定
められていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ
ングパワーコンバータ。 - 【請求項5】 前記磁気回路が、更に前記第1巻線に直
列なディスクリートなインダクタを有することを特徴と
する請求項3又は4記載のスイッチングパワーコンバー
タ。 - 【請求項6】 前記磁気回路が、前記第2巻線に直列な
ディスクリートなインダクタを更に有することを特徴と
する請求項3又は4記載のスイッチングパワーコンバー
タ。 - 【請求項7】 前記磁気回路が、更に第3巻線及び第4
巻線を有する第2結合インダクタを含み、前記第3巻線
は前記入力ポートに接続されて前記第1巻線に直列であ
り、前記第4巻線が前記第1及び第2巻線の接続点と前
記出力ポートとの間に接続されていることを特徴とする
請求項4記載のスイッチングパワーコンバータ。 - 【請求項8】 前記磁気回路が、更に前記第3巻線に直
列に接続されたディスクリートなインダクタを有するこ
とを特徴とする請求項7記載のスイッチングパワーコン
バータ。 - 【請求項9】 前記磁気回路が、更に前記第4巻線に直
列に接続されたディスクリートなインダクタを有するこ
とを特徴とする請求項7記載のスイッチングパワーコン
バータ。 - 【請求項10】 前記磁気回路が、更に前記第2巻線に
直列に接続されたディスクリートなインダクタを有する
ことを特徴とする請求項7記載のスイッチングパワーコ
ンバータ。 - 【請求項11】 入力電圧源から電圧シンク負荷に前記
入力電圧源の電圧の大きさより大なる負荷電圧にて電力
を供給するスイッチングパワーコンバータであって、 スイッチと、 可飽和インダクタと、 巻数N1を有して巻数N2の第2巻線に直列に接続され
た第1巻線を有する結合インダクタと、 容量Cを有し前記第1巻線及び前記第2巻線の接続点と
前記入力電圧源及び前記スイッチの接続点との間に接続
した第1キャパシタと、 前記負荷と前記第1巻線及び前記第2巻線の接続点との
間に接続されて前記入力電圧源から前記負荷に前記スイ
ッチがオープンの後電流を中継する第1単方向導電素子
と、 前記スイッチを流れる電流がほぼゼロになる毎に前記ス
イッチをターンオン又はオフさせるスイッチコントロー
ラとからなり、 前記第1及び第2巻線の巻方向は前記第1巻線の両端電
圧に加わる電圧がこれとは反対の電圧を前記第2巻線に
誘導するようになされており、前記第1巻線は前記入力
電圧源に接続され、前記第1巻線、前記第2巻線、前記
可飽和インダクタ及び前記スイッチは前記入力電圧源に
対して直列に接続されており、前記結合インダクタは巻
数比a=N1/N2を有し、第1巻線の全インダクタン
スLpri、第2巻線の全インダクタンスLsec、第
1及び第2巻線の漏洩インダクタンスL11、L12を
有し、磁化インダクタンスをLmとしたときLpri=
Lm+L11,Lsec=L12+Lm/a2であり、 前記結合インダクタ前記可飽和インダクタ及び前記第1
キャパシタは前記スイッチのターンオンの後に流れるス
イッチ電流の正弦波成分の時間変動の特性時定数を定
め、前記入力電圧源の平均出力電圧に対する負荷電圧の
比はターンオンの開始の割合を変化させることにより変
化せしめられ、前記比は1以上である、 ことを特徴とするスイッチングパワーコンバータ。 - 【請求項12】 入力電圧源から電圧シンク負荷に前記
入力電圧源の電圧より大なる負荷電圧にて電力を伝達す
るスイッチングパワーコンバータであって、 容量Cの第1キャパシタと、 N1の巻数であって巻数N2の第2巻線に直列に接続し
た第1巻線を有する結合インダクタと、 一端が前記第1及び第2巻線の結合点に接続した可飽和
インダクタと、 前記可飽和インダクタの他端と前記入力電圧源及び第1
キャパシタとの接続点との間に接続したスイッチと、 前記負荷と前記第2巻線及び前記第1キャパシタの接続
点との間に接続して前記入力電圧源から前記負荷に向っ
て前記スイッチのオープンの間に電流を中継する第1単
方向導電素子と、 前記スイッチを流れる電流がほぼゼロになる毎に前記ス
イッチをターンオン又はターンオンせしめるスイッチコ
ントローラと、からなり、 前記第1及び第2巻線の巻方向が、前記第1巻線の電圧
がその電圧とは逆方向の電圧を前記第2巻線に生ずるよ
うに定められ、前記第1巻線は前記入力電圧源に接続さ
れ、前記結合インダクタの巻線の双方は前記入力電圧源
及び前記第1キャパシタに直列に接続され、前記結合イ
ンダクタは巻数比a=N1/N2であり、第1巻線の全
インダクタンスがLpriであり、第2巻線の前記イン
ダクタンスがLsecであり、第1及び第2巻線の漏洩
インダクタンスがLl1、Ll2であり、磁化インダク
タンスがLmとしたときに、Lpri=Lm+Ll1及
びLsec=Ll2+Lm/a2が成立し、 前記結合インダクタ、前記可飽和インダクタ及び前記第
1キャパシタが前記スイッチのターンオン後に流れるス
イッチ電流の正弦波成分の時間変化の為の特性時定数を
定め、前記入力電圧源の平均電圧に対する負荷の電圧の
比が前記ターンオンの開始タイミングの割合を変化させ
ることにより変化せしめられ、前記比が1以上であるこ
とを特徴とするスイッチングパワーコンバータ。 - 【請求項13】 請求項1乃至12に記載されたスイッ
チングパワーコンバータであって、前記入力電圧源と前
記スイッチングパワーコンバータとの間に直列に接続さ
れる第2単方向導電素子を含むスイッチングパワーコン
バータ。 - 【請求項14】 請求項1乃至12に記載されたスイッ
チングパワーコンバータであって、前記入力電圧源が交
流電圧源であり、前記交流電圧源と前記スイッチングパ
ワーコンバータとの間に全波整流器を含む第2単方向導
電素子を更に有することを特徴とするスイッチングパワ
ーコンバータ。 - 【請求項15】 請求項13記載のスイッチングパワー
コンバータであって、前記スイッチングパワーコンバー
タと前記負荷との間に接続された第3単方向導電素子を
更に有し、前記第3単方向導電素子は前記第2単方向導
電素子によって阻止された入力電源に向う期間電流が前
記負荷に向う方向において前記第3単方向導電素子を流
れ得ることを特徴とするスイッチングパワーコンバー
タ。 - 【請求項16】 請求項14に記載されたスイッチング
パワーコンバータであって、前記スイッチングパワーコ
ンバータの入力と前記負荷との間に接続された第3単方
向導電素子を更に有し、前記第3単方向導電素子は前記
入力電圧源に向う方向において前記スイッチングパワー
コンバータの入力から還流する電流であって前記第2単
方向導電素子によって前記入力電圧源に還流することを
阻止された電流が前記負荷に向う方向において前記第3
単方向導電素子の中を流れ得るように極性が向けられて
いることを特徴とするスイッチングパワーコンバータ。 - 【請求項17】 請求項2乃至12記載のスイッチング
パワーコンバータであって、前記コントローラが前記ス
イッチのターンオンに続いて前記スイッチの電流が最初
にゼロになったとき前記スイッチをターンオフするよう
になされていることを特徴とするスイッチングパワーコ
ンバータ。 - 【請求項18】 請求項1乃至12に記載のスイッチン
グパワーコンバータであって、前記負荷に並列な出力キ
ャパシタを有し、前記出力キャパシタの容量は十分大き
く前記負荷に供給される出力電流の時間的変動が平滑さ
れて、前記スイッチングコンバータの出力電圧はほぼ直
流であることを特徴とするスイッチングパワーコンバー
タ。 - 【請求項19】 請求項1乃至12に記載のスイッチン
グパワーコンバータであって、前記負荷での出力電圧に
応じて前記スイッチのターンオンタイミングの周波数を
変動させる出力電圧コントローラを更に有することを特
徴とするスイッチングパワーコンバータ。 - 【請求項20】 請求項14記載のスイッチングパワー
コンバータであって、前記負荷への出力電圧に応じて前
記スイッチのターンオンタイミングの周波数を調整する
出力電圧コントローラを更に有することを特徴とするス
イッチングパワーコンバータ。 - 【請求項21】 請求項1,11又は12に記載のスイ
ッチングパワーコンバータであって、前記スイッチは、 ターンオフしたときに単一極性電圧に耐え得る単一極性
スイッチであって前記単一極性電圧の極性は前記スイッ
チにおける正及び負極性を定め、前記正及び負極性の間
のターンオン時の単極性電流を中継し得る単極性スイッ
チと、前記単極性スイッチに並列に接続され、前記単極
性スイッチの導電方向に反対の方向に電流を中継する単
方向導電素子とからなることを特徴とするスイッチング
パワーコンバータ。 - 【請求項22】 請求項21記載のスイッチングパワー
コンバータであって、前記単極性スイッチは電界効果ト
ランジスタであることを特徴とするスイッチングパワー
コンバータ。 - 【請求項23】 請求項21記載のスイッチングパワー
コンバータであって、前記単極性スイッチは絶縁ゲート
バイポーラトランジスタであることを特徴とするスイッ
チングパワーコンバータ。
Applications Claiming Priority (2)
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