JPH0787947A - 高周波解凍装置 - Google Patents
高周波解凍装置Info
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- JPH0787947A JPH0787947A JP23804393A JP23804393A JPH0787947A JP H0787947 A JPH0787947 A JP H0787947A JP 23804393 A JP23804393 A JP 23804393A JP 23804393 A JP23804393 A JP 23804393A JP H0787947 A JPH0787947 A JP H0787947A
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Abstract
厚みのある被解凍物全体に対する均一解凍を高効率かつ
高速で行う。 【構成】 高周波発生回路52からの高周波電力を変成
器54を有する整合回路53を介して対向電極55a,
55bに供給し、該対向電極55a,55b間に介在さ
れる被解凍物Fを誘電加熱する。変成器54の入力側コ
イルL1は一端で接地され、一方、負荷側コイルL2の
一端は上部電極55aに、他端は下部電極55bに接続
されて、平衡回路が構成されている。
Description
高周波電力を変成器を介して対向電極に供給し、該対向
電極間に介在される冷凍食品等の被解凍物を誘電加熱す
る高周波解凍装置に関する。
せ、その間に冷凍食品等を載置して高周波を印加する誘
電加熱解凍技術を利用し、急速解凍を可能にする高周波
解凍装置が提案されている(特公昭51−15100号
公報、特公昭55−46152号公報、特公昭60−0
9784号公報、特開昭58−61592号公報、特公
昭62−34386号公報、特公平04−70757号
公報、特開平04−325073号公報、特公平05−
00840号公報)。
凍装置は、急速解凍でありながら表面から内部に亘つて
均一解凍ができるとともに、ドリップロスが少ない等の
利点を有することから実用化されている。すなわち、高
周波発生回路からの高周波信号を変成器で電力増幅し、
更に、同調をとった状態で上記高圧電極に供給するよう
にして接地電極との間で高周波電界を発生させ、介設さ
れる冷凍食品等を誘電損加熱するものである。このよう
に高圧電極と接地電極を用いる不平衡給電式は同調が取
り易いことから、従来採用されている。
続的な解凍を可能にする高周波解凍装置も提案されてい
る(特公昭51−15100号公報、特公昭55−46
152号公報)。
来の高圧電極と接地電極を用いる不平衡給電式の高周波
解凍装置で、厚いブロック状の被解凍物を加熱した場
合、この被解凍物の高圧電極側に近い部分が反対側の部
分に比してより加熱される傾向にあり、加熱むらを生じ
て被解凍物全体に対する均一な加熱解凍を困難にしてい
た。また、特公昭51−15100号公報、特公昭55
−46152号公報記載のコンベア式の高周波解凍装置
は、被解凍物を1対の電極板のみで、その間の搬送時間
内に加熱解凍を行わすものであるため、設定電力を比較
的大きくせざるを得ず、その結果、電界によるエッジ効
果が顕著となり、また被解凍物の内部と外側に対する均
一解凍を一層困難にしていた。また、かかるコンベア式
を用いたものでは、解凍途中で被解凍物の誘電率が上昇
していき、時間的にインピーダンス変化を伴うため、絶
えずマッチング制御しなければならず、その上、供給電
力を解凍状態に応じて調整変化させなければならず、そ
のための制御は容易ではなかった。特に、解凍が−25
℃から−5℃程度にされるものの他、+数℃まで昇温す
るものの場合には、水の誘電率が0℃を境に大幅に変化
することから、1対の対向電極では、その制御は困難で
ある。
平衡給電方式で電力供給を行うようにし、乃至はコンベ
ア式であってその搬送方向に複数の対電極構造を備える
ようにして、解凍中における電力調整制御を行うことな
く被解凍物全体に対する均一解凍を可能にする高周波解
凍装置を提供することを目的とする。
路からの高周波電力を対向電極に供給し、該対向電極間
に介在される被解凍物を誘電加熱する高周波部を有する
高周波解凍装置において、上記対向電極を含む負荷側回
路は平衡回路で構成されているものである(請求項
1)。
には変成器が配設され、その負荷側コイルが上記対向電
極との間で平衡回路を構成してなるものである(請求項
2)。
装置を少なくとも2台以上設けるとともに、入口から出
口へ向けて被解凍物の搬送を行うコンベアを備えた解凍
室を有し、かつ、各対向電極が解凍室内で上記入口から
出口方向に所定間隔をおいて上記コンベアを挾むように
配設されてなるものである(請求項3)。
向電極に供給し、該対向電極間に介在される被解凍物を
誘電加熱する高周波部を少なくとも2台以上設けるとと
もに、入口から出口へ向けて被解凍物の搬送を行うコン
ベアを備えた解凍室を有し、かつ、各対向電極が解凍室
内で上記入口から出口方向に所定間隔をおいて上記コン
ベアを挾むように配設されてなるものである(請求項
4)。
極を昇降可能にする昇降機構を備えることが好ましい
(請求項5)。
れていることが好ましい(請求項6)。
うになされており、かつ各高周波部は、それぞれ駆動時
間と休止時間の少なくとも一方が設定可能になされてい
ることが好ましい(請求項7)。
になされていてもよい(請求項8)
からの高周波電力が対向電極に供給され、この対向電極
間に介在される被解凍物が誘電加熱され、解凍が進行す
る。このとき、高周波電力を対向電極に平衡に印加、供
給しているので、被解凍物の対向電極方向における電界
分布が正負時において等しくなるので、加熱がより均一
に行われこととなる。
回路からの高周波電力が変成器の負荷側コイルを介して
対向電極に供給され、等しい電界分布によって被解凍物
が誘電加熱される。
解凍室内で入口から出口に向けてコンベアにより搬送さ
れ、この搬送中に順次対向電極の間に介在される。各対
向電極にはそれぞれ高周波電力が供給され、搬送中の被
解凍物は、順次対向電力の間を搬送される期間中、それ
ぞれ調整された、正負時に等しい電界分布の高周波電力
で加熱される。
解凍室内で入口から出口に向けてコンベアにより搬送さ
れ、この搬送中に順次対向電極の間に介在される。各対
向電極にはそれぞれ高周波電力が供給され、搬送中の被
解凍物は、順次対向電力の間を搬送される期間中、それ
ぞれ調整された、正負時に等しい電界分布の、あるいは
不平衡な電界分布の高周波電力で加熱される。
一方の電極が昇降されることにより、搬入される被解凍
物の高さ(厚み)に応じて電極間距離が、例えば上部電
極と被解凍物の上面間寸法と下部電極と被解凍物の下面
間寸法とが等しく、あるいは均一解凍に好適な寸法関係
になるように調整される。
の被解凍物は、駆動期間に与えられた熱が、休止期間に
拡散されるので、温度分布がより均一化される。
それぞれの対向電極間を搬送される間、解凍状態に応じ
た間欠駆動による所要の高周波電力の供給が可能になる
ので、より均一な解凍が行われる。
厚みや種類等に伴うそれぞれの好適な解凍時間はコンベ
ア速度を調整することで対応するようにしている。
の一例を示す構成図で、図2は一部破断正面図、図3は
平面図、図4は側面図である。
室を有する解凍部30、解凍部内に入口から出口に向け
て配設されたコンベア部40及びコンベア部40の移動
方向に沿って入口側から順に配設された3台の高周波部
5,6,7を備える。
し、その間は所定の上下左右寸法であって、好ましくは
直線状に形成された内空間を有する解凍室33を備え、
電磁シールドと後述の冷却効果が確保し得るようにして
いる。
る、例えば無端ベルト41を有し、被解凍物の載置によ
っても下方撓みを生じない程度の強度を有する材料で形
成され、解凍室33の入口31と出口32間で定速周回
するように張架されている。無端ベルト41は、図2に
示すように、入口31と出口32とで方向反転し得るよ
うに反転ローラ42,43が配設され、その間の下半部
には、所要の張力を持たせて滑りを生ずることのない回
転を確保し得るように必要に応じた数のローラ44が無
端ベルト41の表裏面に対して交互に接するように配設
されている。また、無端ベルト41は後述する被解凍物
が充分載置可能な幅を有するとともに、反転ローラ4
2,43で反転可能及びローラ44で屈曲可能なように
法線方向に対して屈曲変形自在な薄層の絶縁性樹脂(図
5参照)とか、円筒部材がその周面で互いに公転可能に
数珠状に連結されたもの、あるいは比較的短い長さの平
板や無端二重平板の前後端にて連結棒で噛み合わせ状に
して数珠状に連結するようにして形成されたものであ
る。
裏面溝構造を有するものでは、反転ローラ42,43ま
たローラ44はその周面に等ピッチで溝が周設されて効
果的な滑り止めを図っている。また、上記円筒部材や平
板から構成される無端ベルト41にあって、幅方向両側
にスプケット孔を形成し、あるいはそのための端部材が
設けられたものでは、この部分で反転ローラ42,43
及びローラ44の周面両端のスプロケットギアと噛み合
うようにして同期を取るようにすればよい。また、無端
ベルト41が下半部を周回するときに、該無端ベルトの
表面を洗浄すべく、例えばジェット水流を噴射する如き
洗浄装置を配設してもよい。あるいは、また、無端ベル
ト41はメッシュ状に形成されてものでもよく、この場
合、後述する冷風吹き付け構造の簡素化が図れる。
るためのモータ等のコンベア駆動源で、同期ベルト45
aにより、例えば反転ローラ43を同期回転させるよう
に結合されている。
ば同一構成を有してなるものである。ここで、高周波部
5について、その構造を説明すると、図3に示すように
解凍部30の後部に電源部を収納する筐体50が配設さ
れ、かつ、図2に示すように対向配設された平板状の上
部電極55aと下部電極55bを有するとともに、上部
電極55aを昇降可能にする昇降機構56を備えてい
る。各電極55a,55bには上記筐体50内の電源部
から電力が供給されるようになっている。下部電極55
bは、その下面に立設された所要本数の絶縁性支持部材
155bを介して解凍部30の下フレーム35等に連結
されて、解凍室33の下方適所で水平に支持固定されて
いる。また、支持部材155bの内の中央の1本は、例
えば筒状に形成されており、その筒内に配線を施すこと
で、下部電極55bに高周波が供給可能になされてい
る。あるいは、単に、この支持部材155bに沿うよう
にして配線してもよい。
対向電極65a,65b及び対向電極65a,65bと
対向電極75a,75bとの離間距離は、それぞれの対
向電極への供給電力や間欠駆動時の位相が相違する場合
があることを考慮し、これにより生ずる電界分布の乱れ
に伴う不均一加熱を構造的に防止すべく、好ましくは各
対向電極の対向距離程度あるいはそれ以上に設定されて
いる。
下部電極55bの上面から僅かに離間した位置を対向す
るようにして出口側に向けて移動するようになされてい
る。上部電極55aはその上面に立設された所要本数の
絶縁性支持部材155aを介して昇降機構56の支持板
56eに結合されている。
けられており、昇降モータ56a、この昇降モータ56
aの出力軸56bの回転運動を直線運動に変換する左右
一対のウォームギア部56c,56c及びウォームギア
部56c,56cで出力軸56bと噛合され、下端が支
持板56eに連結された一対の昇降軸56d,56dを
備えている。昇降モータ56aが回転駆動されると、そ
の回転量、方向に応じて昇降軸56d,56dの上フレ
ーム34からの高さ位置が変更され、これにより上部電
極55aが一体的かつ安定水平姿勢を維持しつつ昇降さ
れるようになっている。
部5,6,7の各対向電極位置には解凍室33内が見え
るように、窓36がそれぞれ形成されており、解凍状態
の監視が行えるようになされている。
極55a,55b及び無端ベルト41との位置関係を示
す図で、図(a)は斜視図、図(b)は図(a)のA−
A断面図ある。
は、無端ベルト41の移動とともに搬送され、対向電極
55a,55b間に位置する期間だけ高周波を照射され
て加熱解凍される。対向電極55a,55bは被解凍物
Fの縦横寸法に比して多少大きな幅及び長さ寸法のもの
が採用され、被解凍物F内部に均一に電磁界が分布する
ようにしている。また、無端ベルト41の幅を対向電極
55a,55bの幅寸法より少なくとも広く設定すれ
ば、無端ベルト41の両端にガイドレール等(不図示)
の配設が可能となり、これにより対向電極55a,55
b位置での無端ベルト41の僅かな下方撓みも防止出来
て被解凍物Fと対向電極55a,55bとの平行と等距
離が保持可能になるとともに、無端ベルト41のスムー
ズな移動が可能となる。なお、下部電極55bの(無端
ベルト41の移動方向)前後で、かつ同じ高さ位置に下
方撓み防止の、例えばローラの如き低摩擦の支持板を介
設するようにしてもよい。
は、被解凍物Fの上面と下面とに等強度の電磁界が印加
されることが望ましい。本実施例では、図5(b)に示
すように、下部電極55bと無端ベルト41の上面、す
なわち被解凍物Fの底面との距離d2は固定されてい
る。そこで、昇降モータ56aを駆動させて被解凍物F
の上面と上部電極55aとの距離をd1に設定する。こ
の距離d1は絶縁物である無端ベルト41の存在を考慮
して、設定されたものである。なお、上部電極55a側
にコンベアと等価な絶縁物を配設して、d1=d2に設
定するようにすることもできる。また、対向電極55b
にも昇降機構を設けて、被解凍物Fの下面との距離を調
整可能にしてもよい。
の構成を説明するための図である。図において、8は被
解凍物Fを載置するための略等幅を有する載置台で、こ
の載置台8により被解凍物Fが無端ベルト41より僅か
に嵩上げされている。この載置台8は被解凍物Fで生じ
たドリップを溜めるような受け皿の役目も有し、無端ベ
ルト41の汚れ防止機能を果たしている。あるいは、載
置台8が使用されず、無端ベルト41が前述のメッシュ
構造や円筒部材の数珠繋ぎ構造のものからなっている場
合には、その隙間から下に垂れるドリップ等を受けるべ
く無端ベルト41のすぐ下に受け皿として着脱可能な容
器やシート状体を配設してもよい。また、被解凍物Fを
絶縁材シート等で包んで加熱するようにするときは、か
かるドリップによる汚れ防止対策は、特に必要でなくな
る。
間であって、その長さ寸法を含むように配設された、左
右上下に合計4個からなる冷風吹き付け部である。この
冷風吹き付け部9はそれぞれが被解凍物Fの左右四辺を
冷却し得るように、被解凍物Fの搬送方向に平行な細長
のノズル91が形成されている。これは被解凍物Fの隅
では電磁界が集中するエッジ効果を示すことから、この
エッジ効果による昇温分を効果的に冷却してドリップ発
生の防止と不均一解凍の防止を図るためである。また、
図には示していないが、上方の冷風吹き付け部9は上部
電極55aと一体で昇降し得るように、昇降機構に連結
されているとともに、その一部に昇降に伴う変形に対処
可能なようにフレキシブル材料を用いての連通構造が採
用されている。あるいは、上方の冷風吹き付け部9のノ
ズル91を被解凍物Fの厚みをカバーし得る程度の開口
寸法を与えておけば、固定式が採用可能となる。
えて、あるいは相隣合う電極間、すなわち電極55aと
電極65a間及び電極55bと電極65b間(並びに電
極65aと電極75a間及び電極65bと電極75b
間)にのみ介設するようにしてもよい。すなわち、無端
ベルト41がメッシュ状に形成されているものである場
合において、この無端ベルト41の上下方向及び必要に
応じて左右方向からベルト載置面に向けて広口の冷風吹
き付け開口を配設し、無端ベルト41上を搬送される被
解凍物の上下、左右及び前後面、すなわち全面に効果的
な冷風吹き付けを行うようにしてもよい。また、上下方
向の冷風吹き付け開口は搬送方向前方からは斜め後方
に、搬送方向後方からは斜め前方に向けることで、搬送
方向前後面への冷風吹き付けがより効果的に行える。更
に、解凍室33内の入口31、出口32近傍適所に吸気
用ファンとコンプレッサに連通される吸気用開口を設
け、吹き付け開口からの冷気を循環利用して冷却効率を
高めるようにすることもできる。
採用可能な、対向電極の構造の変形例を示すものであ
る。なお、図7,8における破線は電界分布を示してい
る。図7は、被解凍物Fの搬送方向となる対向電極55
a,55bの両端部分を外側に向けて傾斜させておくよ
うにして、被解凍物Fの該電極への搬入、搬出時に生ず
るエッジ効果の影響を緩和するようにしているものであ
る。なお、対向電極の少なくとも一方について傾斜を与
えたものでもよい。図8は、対向電極55a,55b幅
方向の両端部分を外側に向けて傾斜させたものである。
これにより、被解凍物Fの幅方向両面に生ずるエッジ効
果を緩和することができる。また、図9は、上部電極5
5aを、被解凍物Fの搬入部から搬出部に亘つて電極間
寸法が連続的に変化するように全体を傾斜させたもので
ある。なお、下部電極55bを、あるいは両電極を傾斜
させてもよい。
路図である。1は本高周波解凍装置の動作を統括的に制
御する制御回路で、操作部2を介して操作者により入力
された操作データを取り込み、各部の駆動及び高周波部
5〜7への電力供給を制御する。操作部2は装置の起動
及び停止ボタン2a,2b、昇降モータ56aを正逆回
転させるアップ、ダウンボタン2c、コンベア駆動源4
5の速度設定用ボタン2d、高周波部5〜7へのそれぞ
れの供給電力指示ボタン乃至は調整ダイヤルである電力
設定用部材2eの他、冷風強度、温度制御ボタン等が設
けられている。冷却装置3はエアコンプレッサ等を備
え、−10数℃〜−数℃の冷気を冷風吹き付け部9へ供
給するものである。
電極に高周波を供給するものである。高周波部5の構成
について説明すると、51は電源を供給する電源回路
で、例えば220V商用電源を所要レベルの直流電源に
変換するもの、52は所要レベルの高周波エネルギーを
発生する自励式の高周波発生回路で、これらにより高周
波電源部が構成されている。53は高周波発生回路52
と負荷(被解凍物Fのインピーダンス)との整合をとる
整合回路で、出力側の平衡回路との結合を図るための変
成器54の他、不図示の整合用コンデンサ等を有してい
る。変成器54の入力側コイルL1は一端で接地され、
一方、負荷側コイルL2の一端は上部電極55aに、他
端は下部電極55bに接続され、負荷側回路として平衡
形回路が採用されている。平衡形回路としては変成器5
4の負荷側コイルL2の中間を接地したものでもよい。
また、高周波発生回路52が平衡回路で構成されている
場合には、特に変成器を用いて対向電極を含む負荷側の
平衡回路との結合をとる必要はない。なお、高周波部
6,7も同様な構成を備えている。
Fの搬送中に解凍温度が所要の温度になるようにコンベ
ア駆動源45による無端ベルト41の周回速度を制御
し、あるいは被解凍物の種類や厚みに対して予め実験的
に得られている速度に設定可能になっている。そして、
設定速度に対して被解凍物の種類に応じた供給電力が適
宜設定し得るようになっている。これにより、被解凍物
Fへの高周波エネルギー総量が設定されるようにしてい
る。
て電力設定用部材2eにより設定された電力が各高周波
部5〜7から出力されるように個々独立に制御する。こ
の場合、電力自体を、あるいは間欠駆動によって、それ
ぞれ供給電力の設定が可能である。例えば間欠的に高周
波を供給する場合、駆動時間を長短し、あるいは休止時
間を短長し、あるいは双方を調整することで、平均電力
の設定が可能となる。電力を設定する場合、同調条件を
順次ずらしておくようにしてもよく、あるいは、電力供
給レベルが固定的であれば電源回路51,61,71や
高周波発生回路52,62,72の定格としてそれぞれ
決まった所要のものを採用してもよい。電力の設定は、
例えば、出口32に近いほど順次小さくなるように設定
すれば、次第に高温化されつつある被解凍物に対して一
層の均一解凍が行えるが、これに限定されず、被解凍物
Fや解凍方法により適宜設定可能である。
合、例えば駆動期間、休止期間をいずれも5秒程度に設
定した場合、駆動期間に与えられた熱が、休止期間に拡
散することとなるので、その分、温度分布の均一化、す
なわち均一加熱が行われることとなる。
ず、被解凍物Fの厚みに応じて昇降用のアップ、ダウン
ボタン2cが操作されて、搬入予定の被解凍物Fとの距
離がd1に設定され、また、コンベア駆動源45による
被解凍物Fの搬送速度乃至は高周波電力が速度設定用ボ
タン2d、電力設定用部材2eが操作される。
高周波部5〜7が駆動して各対向電極に電力設定用部材
2eで設定された、それぞれ所要の電力の供給が開始さ
れ、更に無端ベルト41が所定速度で周回動作を開始す
るとともに冷却装置3が作動を開始する。この後、自動
的に、あるいは作業者により被解凍物Fが所要の(ある
いは適当な)間隔を置いて、入口31で無端ベルト41
に載置される。
進んでくると、その先端側から順次加熱され、更に全体
が加熱されていく。この後、被解凍物Fが対向電極55
a,55bを通過するまで加熱が継続される。被解凍物
Fは続いて、2段目の高周波部6の対向電極65a,6
5bで加熱され、更に、3段目の高周波部7の対向電極
75a,75bで加熱された後、出口32から搬出され
る。なお、各対向電極に対する搬入位置、搬出位置に近
接スイッチを配して、被解凍物Fの搬入から搬出までの
期間、高周波の印加を行うように制御回路1を動作させ
るようにすれば省エネ上、好ましい。
て、以下の方法を採用することもできる。すなわち、順
次搬送される被解凍物Fが対向電極間に同時に複数個介
在可能な程度のサイズのものである場合、最初に搬入さ
れる1個に対しては、各対向電極の入口に電界集中が生
じて過加熱される虞れがある。逆に、最後に搬出される
1個に対しても、各対向電極の出口位置に電界集中が生
じて、被解凍物Fが部分的に過加熱される虞れがある。
そこで、上述したように、各対向電極に対する搬入位
置、搬出位置に近接スイッチを配して、最初の1個が、
例えば対向電極間の略中間位置まで搬送された時点で電
力供給を開始し、また、最後の1個が、例えば対向電極
の略中間位置を通過した時点で電力供給を停止するよう
に制御回路1を動作させるようにすることもできる。
実験例について説明する。表1は実験装置の特性を示す
表で、実験1は従来の不平衡給電方式、実験2は本発明
の平衡給電方式を採用している。また、実験1は最大高
周波出力が7KWであり、実験2は最大高周波出力が1
0KWであり、いずれも間欠駆動による。
A〜Cは実験1で用いられ、サンプルDは実験2で用い
られるものである。
サンプルD(1−A),D(1−B)は平均出力125
W/Kgであり、サンプルD(2−A),D(2−B)
は平均出力71W/Kgである。
当り上昇温度を示す図であり、図11は、各サンプルに
おける温度を示す図である。
度を−数℃近くまで解凍するに要する時間は、実験1が
解凍時間18〜30分(時間当りの温度上昇:0.4〜
0.86(℃/分))であるのに対し、実験2は7〜1
3分(時間当りの温度上昇:1.15〜1.87(℃/
分))であり、厚みのある冷凍食品を解凍する場合、す
なわち電極間距離が大きい場合には、平衡給電方式が解
凍効率が高いことが分かる。従って、コンベア40によ
る被解凍物Fの搬送速度を、その分、高速化することが
可能となる。
凍の面からみると、大きな脂肪層を有するサンプルD
(1−B)が過昇温となった場合を除き、実験2のサン
プルも、短時間による高速解凍にも拘らず許容可能な温
度差(5.1〜6.9(℃))に収まっていることが分
かる。
路として正負時における電界分布が等しい平衡回路を用
いたものを採用したが、コンベア部40を用いて搬送す
る解凍装置にあっては、複数台の高周波部からの供給電
力が個々に設定可能な構成を有しておればよく、特にこ
の平衡回路に限定されず、正負時の電界分布が多少異な
る不平衡回路を用いたものでもよい。また、高周波部は
3台に限定されるものではなく、少なくとも2台以上で
あればよい。
対向電極を含む負荷側回路として平衡給電回路を採用し
たので、特に厚みのある冷凍食品の解凍に対して高効率
を得ることができ、不平衡式に対して高電力を供給して
も、均一解凍が可能となり、高速解凍が達成できる。特
に、請求項2記載の発明によれば、高周波発生回路が不
平衡回路の場合に有効である。
電極がコンベアを備えた解凍室内で入口から出口方向に
所定間隔をおいて上記コンベアを挾むように配設したの
で、搬送しながらの高速解凍ができ、かつ、搬送に応じ
て所要の電力が各対向電極から供給可能にしたので、解
凍状況に合ったより均一解凍が可能となる。特に、請求
項4記載の発明によれば、負荷側回路の回路構成を問わ
ないので、その分回路設計が自由に行えるという利点が
ある。
極の少なくとも一方の電極を昇降可能にしたので、被解
凍物の厚みに合わせて電極間寸法が自在に設定できる。
より平均電力を設定可能にしたので、駆動期間に与えら
れた熱が、休止期間に拡散することとなり、これにより
温度分布の均一化、すなわち均一加熱が行える。
配設される各対向電極に間欠駆動によるそれぞれ駆動時
間と休止時間の少なくとも一方が設定されて所要の電力
を供給可能にしたので、それぞれ所要の定格を有する高
周波部を選定する必要がなく、同一のものを採用できる
という利点があるとともに、均一加熱が行える。
搬送速度を変更可能にしたので、被解凍物に応じた適宜
な搬送速度で被解凍物の搬送が行える。
破断正面図である。
図である。
図である。
係を示す図で、図(a)は斜視図、図(b)は図(a)
のA−A断面図ある。
するための図である。
電極の構造の変形例を示す図である。
電極の構造の他の変形例を示す図である。
電極の構造の更に他の変形例を示す図である。
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 高周波電源部からの高周波電力を対向電
極に供給し、該対向電極間に介在される被解凍物を誘電
加熱する高周波部を有する高周波解凍装置において、上
記対向電極を含む負荷側回路は平衡回路で構成されてい
ることを特徴とする高周波解凍装置。 - 【請求項2】 上記高周波電源部と負荷側回路間には変
成器が配設され、その負荷側コイルが上記対向電極との
間で平衡回路を構成してなることを特徴とする請求項1
記載の高周波解凍装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の高周波解凍装置
を少なくとも2台以上設けるとともに、入口から出口へ
向けて被解凍物の搬送を行うコンベアを備えた解凍室を
有し、かつ、各対向電極が解凍室内で上記入口から出口
方向に所定間隔をおいて上記コンベアを挾むように配設
されてなることを特徴とする高周波解凍装置。 - 【請求項4】 高周波電源部からの高周波電力を対向電
極に供給し、該対向電極間に介在される被解凍物を誘電
加熱する高周波部を少なくとも2台以上設けるととも
に、入口から出口へ向けて被解凍物の搬送を行うコンベ
アを備えた解凍室を有し、かつ、各対向電極が解凍室内
で上記入口から出口方向に所定間隔をおいて上記コンベ
アを挾むように配設されてなることを特徴とする高周波
解凍装置。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の高周波解凍装置
において、上記対向電極の少なくとも一方の電極を昇降
可能にする昇降機構を備えていることを特徴とする高周
波解凍装置。 - 【請求項6】 上記高周波部は、間欠駆動されるように
なされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
1に記載の高周波解凍装置。 - 【請求項7】 上記高周波部は、間欠駆動されるように
なされており、かつ各高周波部は、それぞれ駆動時間と
休止時間の少なくとも一方が設定可能になされているこ
とを特徴とする請求項3または4記載の高周波解凍装
置。 - 【請求項8】 上記コンベアは搬送速度が変更可能にさ
れていることを特徴とする請求項3または4記載の高周
波解凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23804393A JP2884554B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 高周波解凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23804393A JP2884554B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 高周波解凍装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0787947A true JPH0787947A (ja) | 1995-04-04 |
| JP2884554B2 JP2884554B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17024322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23804393A Expired - Fee Related JP2884554B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 高周波解凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2884554B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000051450A1 (en) * | 1999-03-03 | 2000-09-08 | Yamamoto Vinita Co., Ltd. | High-frequency thawing device |
| US20220234964A1 (en) * | 2020-02-20 | 2022-07-28 | Ngk Insulators, Ltd. | Dielectric drying method and dielectric drying apparatus for ceramic formed bodies, and method for producing ceramic structures |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102134683B1 (ko) * | 2013-12-13 | 2020-07-16 | 엘지전자 주식회사 | 라디오파 가열 조리기기 |
| KR102134684B1 (ko) * | 2013-12-13 | 2020-07-16 | 엘지전자 주식회사 | 라디오파 가열 조리기기 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23804393A patent/JP2884554B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2884554B2 (ja) | 1999-04-19 |
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