JPH0788283A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH0788283A
JPH0788283A JP5237795A JP23779593A JPH0788283A JP H0788283 A JPH0788283 A JP H0788283A JP 5237795 A JP5237795 A JP 5237795A JP 23779593 A JP23779593 A JP 23779593A JP H0788283 A JPH0788283 A JP H0788283A
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washing
turbidity
soap
powder soap
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Hisao Tatsumi
尚生 巽
Chizuko Akita
知津子 秋田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉石けんを使用して洗濯を行なった場合に、
洗濯物の仕上りが粉石けん特有の白い粒子の生成に損ね
られず良好に得られ、洗濯槽の清潔度も良好に保ち得る
ようにする。 【構成】 粉石けんの使用を設定し、この状況で、洗濯
槽内の洗濯水の濁度を検知する結果から、運転開始後所
定時間を経過した時点での上記洗濯水の濁度の変化度合
が所定値以上であると判断されたときに、すすぎ行程又
は洗い行程で給水し溢水させる運転を行ない、それによ
って、粉石けんの脂肪酸と水中のカルシウムイオンとが
反応して金属石けんができることにより生成されて水に
浮く白い粒子をその溢水とともに排出し得るようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉石けんの使用に効果的
に対応し得る洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機においては、一般に合成洗剤を使
用して洗濯が行なわれるようになっている。これに対し
て近年、自然環境の保護の観点から、天然洗剤(天然油
脂)である粉石けんを使用して洗濯を行なう家庭が増え
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉石け
んを使用して洗濯を行なった場合、洗濯物に白い粒子が
付着して残り、洗濯物の仕上りが損ねられていた。又、
その白い粒子は洗濯槽にも付着して残り、洗濯槽の清潔
度を低下させていた。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、粉石けんを使用して洗濯を
行なった場合に、洗濯物の仕上りが白い粒子に損ねられ
ず良好に得られ、洗濯槽の清潔度も良好に保つことので
きる優れた洗濯機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機においては、洗濯槽内の洗濯水の濁
度を検知する濁度検知手段を具備すると共に、粉石けん
の使用を設定する粉石けん設定手段を具備し、その粉石
けん設定手段により粉石けんの使用が設定された状況で
の上記濁度検知手段による検知結果から、運転開始後所
定時間を経過した時点での上記洗濯水の濁度の変化度合
が所定値以上であると判断されたときに、洗い行程又は
すすぎ行程で給水し溢水させる運転を行なうようにした
ことを特徴とする。
【0006】この場合、特に、上述の給水し溢水させる
運転はすすぎ行程中の第1回目のすすぎ時に行なうと良
い。
【0007】又、その給水し溢水させる運転の洗い行程
又はすすぎ行程における実行の可否は、洗濯水の濁度の
変化度合の大きさにより設定して、実行するようにして
も良い。
【0008】更に、その給水し溢水させる運転の時間の
長さは水位の設定高さにより変化させるようにすると良
い。
【0009】
【作用】粉石けんを使用して洗濯を行なった場合に白い
粒子が生成されるのは、粉石けんの脂肪酸と水中のカル
シウムイオンとが反応して金属石けんができるからで、
それは又、水の硬度が高いほど、カルシウムイオン濃度
が高いことから、できやすい。
【0010】一方、白い粒子が生成された場合、それは
洗濯水の濁りとなって現われる。しかし、洗濯水の濁り
は、粉石けんを使用した場合と、通常の合成洗剤を使用
したとで大差がなく、判別しにくい。
【0011】又、生成された白い粒子は、排水時に水が
洗濯物や洗濯槽の排水孔を通って抜ける際に、それら洗
濯物や洗濯槽を抜け切れずに付着して残るのであるが、
排水前の水が多く残っている状況では、その水に浮きや
すい。
【0012】そこで、粉石けんの使用を設定し、この状
況で、洗濯槽内の洗濯水の濁度を検知する結果から、運
転開始後所定時間を経過した時点での上記洗濯水の濁度
の変化度合が所定値以上であると判断されたときに、洗
い行程又はすすぎ行程で給水し溢水させる運転を行なう
ようにすることにより、水に浮いた白い粒子を溢水とと
もに排出し得、洗濯物や洗濯槽に付着して残るのをなく
すことができる。
【0013】しかして、白い粒子の生成は、石けん濃度
が高いほど減る傾向にある。これは、洗い液中の石けん
分により金属石けんを溶かす作用があることによるもの
と考えられる。従って、洗い中は白い粒子の生成が比較
的抑えられるものの、すすぎ時、中でも第1回目のすす
ぎ時には、洗剤分を洗濯物中に多く持っていながら、水
中には洗剤分が少ないことから、白い粒子の生成が盛ん
になる。
【0014】そこで、上述の給水し溢水させる運転をす
すぎ行程中の第1回目のすすぎ時に行なうようにするこ
とにより、生成された白い粒子を効果的に排出すること
ができ、洗濯物や洗濯槽に付着して残るのをより確実に
なくすことができる。
【0015】この場合、更に、その給水し溢水させる運
転の洗い行程又はすすぎ行程における実行の可否を、洗
濯水の濁度の変化度合の大きさにより設定して実行する
ようにしたものでは、白い粒子の生成度合に合わせた一
層効果的な運転ができる。
【0016】加えて、その給水し溢水させる運転の時間
の長さを水位の設定高さにより変化させるようにしたも
のでは、給水流量の大小に関係なく、一定した白い粒子
の排出効果を得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図8を参照して説明する。まず図4には洗濯機全体の
構成を示しており、外箱1内に水槽2を配設し、水槽2
内には脱水槽を兼ねる洗濯槽3を、更に洗濯槽3内には
底部に撹拌体4をそれぞれ配設している。
【0018】水槽2の上部には溢水口5を形成してお
り、この溢水口5には下部で溢水ホース6を連通させて
いる。又、水槽2外の下方部には、モータ7を主体とす
る駆動機構8を配設しており、この駆動機構8によって
上記撹拌体4と洗濯槽(脱水槽)3とを選択的に回転さ
せるようにしている。更に、水槽2外の下方部には、水
槽2内の水を機外に排出するための排水ケース9、排水
弁10、及び排水ホース11を配設しており、詳しく図
示しないが、その排水ホース11に上記溢水ホース6を
連通させ、排水ケース9には、洗濯槽3内の洗濯水の濁
度を検知する濁度検知手段として機能する濁度センサ1
2を設けている。
【0019】上記濁度センサ12は、詳細には図5に示
すように、発光素子13と受光素子14とを対向状態で
有するもので、その発光素子13の発する光を、洗濯槽
3内から排水ケース9内に至った洗濯水を通して受光素
子14が受け、受光信号を発するもので、その受光信号
は洗濯水の濁度が大であるほど小になるようになってい
る。又、その発光素子13及び受光素子14間に臨ん
で、排水ケース9には給水口15を形成しており、該給
水口15には給水ホース16(図4参照)を接続してい
る。
【0020】一方、前記外箱1の最上部にはトップカバ
ー17を装着しており、このトップカバー17の前部上
面に図6に示す操作パネル18を設けている。しかし
て、この操作パネル18には各種キースイッチ19及び
各種表示器20を設けており、その中の「洗剤」キース
イッチ19aは押圧操作するごとに一般洗剤(合成洗
剤)の使用と粉石けんの使用とを交互に設定し、従っ
て、この「洗剤」キースイッチ19aが粉石けんの使用
を設定する粉石けん設定手段として機能するようになっ
ている。又、これに対して、表示器20aは使用が設定
された洗剤を交互に表示するようになっている。
【0021】そしてそのほか、トップカバー17内に
は、図7に示す給水弁21や水位センサ22及びマイク
ロコンピュータ23を配設しており、そのうち、特に給
水弁21は図4に示す給水装置24から洗濯槽3内に給
水すると共に、前記給水ホース16を通じて濁度センサ
12の発光素子13及び受光素子14間に給水するよう
になっている。
【0022】しかして、マイクロコンピュータ23は制
御手段として機能するもので、濁度センサ12から洗濯
槽3内の洗濯水の濁度についての検知信号が入力される
と共に、上記水位センサ22から水槽2内の水位につい
ての検知信号が入力され、更に、前記操作パネル18の
「洗剤」キースイッチ19aを初めとした各種キースイ
ッチ19から成る操作部25より各種操作信号が入力さ
れるようになっている。そして、それらの入力並びにあ
らかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、マイク
ロコンピュータ23は、前記操作パネル18の表示器2
0aを初めとした各種表示器20から成る表示部26
と、給水弁21、排水弁10、及び駆動機構8のモータ
7をそれぞれに駆動する駆動回路27〜30に駆動制御
信号を与えるようになっている。
【0023】そこで、以下には上記マイクロコンピュー
タ23の機能に基づく作用について述べる。マイクロコ
ンピュータ23は、操作部20の「スタート」キースイ
ッチ19bが操作されると、図2に示すように、洗濯の
ための作動を開始(スタート)し、その最初に、洗濯物
量の検知をする(ステップS1)。
【0024】次いで、マイクロコンピュータ23は、
「洗剤」キースイッチ19aからの入力により、粉石け
んの使用が設定されたか否かの判断をし(ステップS
2)、設定されていないと判断されれば、一般的な合成
洗剤を使用して洗濯をするのに適するように設定したコ
ースを実行する(ステップS3)が、設定されたと判断
されれば、上記ステップS1で検知した洗濯物量に合っ
た粉石けんの量を表示し(ステップS4)、更に、その
洗濯物量に合った水位の設定をする(ステップS5)。
【0025】そして、洗い行程に入り、給水弁21を開
放させて、洗濯槽3内への給水、並びに濁度センサ12
の発光素子13及び受光素子14間への給水(両素子1
3,14の洗浄)を行なわしめ(ステップS6)、その
後、水位センサ22からの水位検知信号により、洗濯槽
3内の水位が設定水位に達したか否かの判断をして(ス
テップS7)、達したと判断されたところで、給水を終
了させ、濁度センサ12からの濁度検知信号をもとに、
その出力値(電圧)が図7に示す初期値V0 となるよう
に発光素子13の発光量や受光素子14の出力抵抗値を
調整(所期設定)する(ステップS8)。
【0026】次いで、洗濯物の布質を検知し(ステップ
S9)、その検知結果から水流及び洗いの時間長さを設
定して(ステップS10)、その設定内容どおりに撹拌
体4を回転させ、洗いを開始する(ステップS11)。
そしてその後、所定時間が経過したか否かの判断をし
(ステップS12)、経過したと判断されたところで、
再び濁度センサ12からの濁度検知信号により、洗濯槽
3内の洗濯水の濁度V1を検知する(ステップS1
3)。
【0027】ここで、粉石けんは水に溶けにくい性質が
あり、水の中で4〜7分間ぐらい撹拌し続けないと溶け
きらない。又、洗濯物の汚れは、大半が皮脂汚れなど油
性の汚れであり、これらの汚れは石けん分が洗濯水の全
体に行きわたってから洗濯水中に溶け出してくるので、
あまり出ないうちが粉石けんによる洗濯水の影響を調べ
るのに適しており、7分以上もの長い間撹拌してから洗
濯水の濁度を検知するのは好ましくない。これらのこと
から、上記所定時間は5分程度に設定するのが良い。
【0028】しかして、マイクロコンピュータ23は、
上記ステップS13の後には、先のステップS8での検
出電圧V0 と上記ステップS13での検出電圧V1 との
差ΔV(=V0 −V1 )を求める演算をし(ステップS
14)、更に、その演算結果(差ΔV)があらかじめ記
憶された所定値ΔVR 以上であるか否かの判断をする
(ステップS15)。
【0029】図7は、洗濯槽3内の洗濯物の撹拌をした
ときの時間Tと、濁度センサ12の検出電圧Vとの関係
を示しており、Aは水質が「良」(硬度20)、Bは水
質が「中」(硬度80)、Cは水質が「悪」(硬度17
0)の各場合における洗濯水の濁度の変化を表わしてい
る。
【0030】この場合、洗濯水の濁りは、粉石けんを使
用して洗濯を行なった場合に粉石けんの脂肪酸と水中の
カルシウムイオンとが反応して金属石けんができ、それ
が目に見える程度の固まりとなって白い粒子が生成され
ることによるもので、それは又、水の硬度が高いほど、
カルシウムイオン濃度が高く、金属石けんができやすい
から、大きな濁りとなって現われる。よって、水質が
「良」の場合の洗濯水の濁度の変化Aに比して、水質が
「中」の場合の洗濯水の濁度の変化Bは、変化が大き
く、更に、水質が「中」の場合の洗濯水の濁度の変化B
に比して、水質が「悪」の場合の洗濯水の濁度の変化C
は、変化が一層大きい。
【0031】従って、マイクロコンピュータ23がステ
ップS14で差ΔVを演算すると、水質が「良」の場合
の洗濯水の濁度の変化Aでは、 ΔV=V0 −V1 =ΔVA =V0 −VA1<ΔVR ……(1) となって、設定値ΔVR より小さくなり、よって、ステ
ップS15では差ΔVが所定値ΔVR 以上ではないと判
断される。
【0032】これに対して、水質が「中」の場合の洗濯
水の濁度の変化Bでは、 ΔV=V0 −V1 =ΔVB =V0 −VA2>ΔVR ……(2) となって、設定値ΔVR より大きくなり、よってこの場
合、ステップS15では差ΔVが所定値ΔVR 以上であ
ると判断される。
【0033】又、水質が「悪」の場合の洗濯水の濁度の
変化Cでは、 ΔV=V0 −V1 =ΔVC =V0 −VA3>ΔVR ……(3) となって、この場合も、設定値ΔVR より大きくなり、
ステップS15ではやはり差ΔVが所定値ΔVR 以上で
あると判断される。
【0034】なお、図7には合成洗剤を使用したときの
洗濯水の濁度の変化をもa,b,cにて同時に示してい
る。特に、この合成洗剤を使用したときの洗濯水の濁度
の変化a,b,cは、水質は関係がなく、洗剤の量のみ
が関係するもので、洗剤の量が「少量」であるときに
a、洗剤の量が「適量」であるときにb、そして洗剤の
量が「多量」であるときにcでそれぞれ示すように、洗
濯水の濁度の変化が順に大きくなっている。
【0035】上記ステップS15で、差ΔVが所定値Δ
VR 以上であると判断されれば、溢水運転の設定をし
(ステップS16)、次いで、図1に示すように、先に
設定した洗いの時間が終了であるか否かの判断をし(ス
テップS17)、終了であると判断されたところで、撹
拌体4の回転を停止させ、洗いを終了させる。
【0036】そしてその後、排水弁10を開放させて洗
濯槽3内からの排水をし(ステップS19)、水位セン
サ22からの水位検知信号により、洗濯槽3内の水位が
排水終了水位に達したか否かの判断をして(ステップS
20)、達したと判断されたところで、排水を終了さ
せ、所定時間洗濯槽(脱水槽)3を回転させることによ
る脱水を行なう(ステップS21)。
【0037】この後、すすぎ行程に入って、先のステッ
プS6,S7同様の「給水」,「水位判断」をし(ステ
ップS22,S23)、その後、撹拌体4を回転させて
第1回目のすすぎを開始し(ステップS24)、「給
水」を再開する(ステップS25)。そして、第1回目
のすすぎ時間が終了であるか否かの判断をし(ステップ
S26)、終了であると判断されたところで、撹拌体4
の回転を停止させ(ステップS27)、「給水」のみ続
行する。この続行される「給水」により、洗濯槽3内の
水は溢水口5から溢出されて溢水ホース6及び排水ホー
ス11を通じ排出される。又、このとき、前述のように
できた金属石けんによる白い粒子は水に浮きやすく、そ
の水と共に流れるので、上述の溢水口5から溢出される
水と共にその白い粒子も排出される。
【0038】この後、「給水」時間が終了であるか否か
の判断をし(ステップS28)、終了であると判断され
たところで、「給水」を終了させ(ステップS29)、
先のステップS19〜S20同様の「排水」,「水位判
断」,「脱水」を行なう(ステップS30〜32)。
【0039】そして、ステップS22〜S24同様の
「給水」,「水位判断」,「撹拌(第2回目のすす
ぎ)」を行ない(ステップS33〜35)、その後に、
ステップS26同様の「時間判断」を行ない(ステップ
S36)、更に、ステップS27同様の「撹拌終了」を
行なって(ステップS37)、ステップS30〜S32
同様の「排水」,「水位判断」,「脱水」を行ない(ス
テップS38〜40)、運転を終了(エンド)する。
【0040】なお、先のステップS15で、差ΔVが所
定値ΔVR 以上ではないと判断されれば、図3に示すよ
うに、ステップS17〜23同様の「時間判断」,「撹
拌終了」,「排水」,「水位判断」,「脱水」,「給
水」,「水位判断」を行なって(ステップS41〜S4
7)、その後に、所定時間撹拌体4を回転させることに
よる第1すすぎを行なって(ステップS48)、ステッ
プS30に進む。
【0041】このように本構成のものでは、粉石けんの
使用を設定し、この状況で、洗濯槽3内の洗濯水の濁度
を検知する結果から、運転開始後所定時間を経過した時
点での上記洗濯水の濁度の変化度合ΔVが所定値ΔVR
以上であると判断されたときに、すすぎ行程で給水し溢
水させる運転を行なうようにしたもので、それにより、
粉石けんの脂肪酸と水中のカルシウムイオンとが反応し
て金属石けんができることにより生成されて水に浮いた
白い粒子をその溢水とともに排出し得るから、それが洗
濯物や洗濯槽3に付着して残るのをなくすことができ、
洗濯物の仕上りが良好に得られると共に、洗濯槽3の清
潔度も良好に保つことができる。
【0042】又、この場合、白い粒子の生成は、石けん
濃度が高いほど減る傾向にあるもので、それは、洗い液
中の石けん分により金属石けんを溶かす作用があること
によるものと考えられる。従って、洗い中は白い粒子の
生成が比較的抑えられるものの、すすぎ時、中でも第1
回目のすすぎ時には、洗剤分を洗濯物中に多く持ってい
ながら、水中には洗剤分が少ないことから、白い粒子の
生成が盛んになる。
【0043】そこで、上述の給水し溢水させる運転をす
すぎ行程中の第1回目のすすぎ時に行なうようにしたこ
とにより、生成された白い粒子を効果的に排出すること
ができて、洗濯物や洗濯槽3に付着して残るのをより確
実になくすことができる。
【0044】以上に対して、図9は本発明の第2実施例
を示すもので、上述の給水し溢水させる運転の洗い行程
又はすすぎ行程における実行の可否を、洗濯水の濁度の
変化度合の大きさにより設定して実行するようにしたも
のを示しており、具体的には、水質が「良」(ΔV=Δ
VA )の場合には、洗い行程及びすすぎ行程のいずれに
おいても、給水し溢水させる運転を行なわず、水質が
「中」(ΔV=ΔVB )の場合に、すすぎ行程でのみ、
給水し溢水させる運転を行ない、水質が「悪」(ΔV=
ΔVC )の場合には、洗い行程及びすすぎ行程のいずれ
においても、給水し溢水させる運転を行なうようにした
ものを示している。このようにすることにより、白い粒
子の生成度合に合わせた一層効果的な運転ができる。
【0045】図10は本発明の第3実施例を示すもの
で、給水し溢水させる運転の時間の長さを水位の設定高
さにより変化させるようにしたものを示しており、具体
的には、設定水位が「高」であれば、3分間、「中」で
あれば、「高」になってから2分間、「低」でも「高」
になってから2分間、給水し溢水させる運転を行なうよ
うにしたものを示しており、このようにすることによっ
て、給水流量の大小に関係なく、一定した白い粒子の排
出効果を得ることができる。
【0046】更に、図11は本発明の第4実施例を示す
もので、先のステップS15で、差ΔVが所定値ΔVR
以上であると判断されたときに、ステップS17同様の
「時間判断」を行なって(ステップS49)、その後に
ステップS25同様の「給水」を行ない(ステップS5
0)、更に、撹拌溢水時間が終了であるか否かの判断を
して(ステップS51)、終了であると判断されたとこ
ろで、「撹拌」を終了し(ステップS52)、ステップ
S28,S29同様の「時間判断」,「給水終了」を行
なって(ステップS53,S54)、ステップS43へ
進むようにしたもの、すなわち、給水し溢水させる運転
を洗い行程で行なうようにしたものを示しており、白い
粒子の生成が多いときには、このようにして、その白い
粒子を早々に溢出させるのが効果的である。
【0047】このほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、特に洗濯機全
体としては、前述の脱水兼用洗濯機に限られず、二槽式
洗濯機にも同様に適用できるなど、要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更して実施し得る。
【0048】
【発明の効果】本発明の洗濯機は以上説明したとおりの
もので、下記の効果を奏する。第1に、洗濯槽内の洗濯
水の濁度を検知する濁度検知手段を具備すると共に、粉
石けんの使用を設定する粉石けん設定手段を具備し、そ
の粉石けん設定手段により粉石けんの使用が設定された
状況での上記濁度検知手段による検知結果から、運転開
始後所定時間を経過した時点での上記洗濯水の濁度の変
化度合が所定値以上であると判断されたときに、洗い行
程又はすすぎ行程で給水し溢水させる運転を行なうよう
にしたことにより、粉石けんを使用して洗濯を行なった
場合に、洗濯物の仕上りが白い粒子に損ねられず良好に
得られ、洗濯槽の清潔度も良好に保つことができる。
【0049】第2に、上述の給水し溢水させる運転はす
すぎ行程中の第1回目のすすぎ時に行なうようにしたこ
とにより、生成された白い粒子をより効果的に排出する
ことができ、洗濯物や洗濯槽に付着して残るのをより確
実になくすことができる。
【0050】第3に、上述の給水し溢水させる運転の洗
い行程又はすすぎ行程における実行の可否を、洗濯水の
濁度の変化度合の大きさにより設定して実行するように
したことにより、白い粒子の生成度合に合わせた一層効
果的な運転ができる。
【0051】第4に、上述の給水し溢水させる運転の時
間の長さを水位の設定高さにより変化させるようにした
ことにより、給水流量の大小に関係なく、一定した白い
粒子の排出効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す作用説明用のフロー
チャートその2
【図2】同フローチャートその1
【図3】同フローチャートその3
【図4】洗濯機全体の破断側面図
【図5】濁度センサ部分の拡大断面図
【図6】操作パネルの平面図
【図7】概略電気構成図
【図8】濁度センサの検出電圧特性図
【図9】本発明の第2実施例を示す運転制御内容図
【図10】本発明の第3実施例を示す運転制御内容図
【図11】本発明の第4実施例を示す図1部分相当図
【符号の説明】
3は洗濯槽、5は溢水口、12は濁度センサ(濁度検知
手段)、19aは「洗剤」キースイッチ(粉石けん設定
手段)、21は給水弁、22は水位センサ、23はマイ
クロコンピュータ(制御手段)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽内の洗濯水の濁度を検知する濁度
    検知手段と、粉石けんの使用を設定する粉石けん設定手
    段とを具備すると共に、その粉石けん設定手段により粉
    石けんの使用が設定された状況での前記濁度検知手段に
    よる検知結果から、運転開始後所定時間を経過した時点
    での前記洗濯水の濁度の変化度合が所定値以上であると
    判断されたときに、洗い行程又はすすぎ行程で給水し溢
    水させる運転を行なう制御をする制御手段を具備したこ
    とを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯槽内の洗濯水の濁度を検知する濁度
    検知手段と、粉石けんの使用を設定する粉石けん設定手
    段とを具備すると共に、その粉石けん設定手段により粉
    石けんの使用が設定された状況での前記濁度検知手段に
    よる検知結果から、運転開始後所定時間を経過した時点
    での前記洗濯水の濁度の変化度合が所定値以上であると
    判断されたときに、すすぎ行程中の第1回目のすすぎ時
    に給水し溢水させる運転を行なう制御をする制御手段を
    具備したことを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯槽内の洗濯水の濁度を検知する濁度
    検知手段と、粉石けんの使用を設定する粉石けん設定手
    段とを具備すると共に、その粉石けん設定手段により粉
    石けんの使用が設定された状況での前記濁度検知手段に
    よる検知結果から、運転開始後所定時間を経過した時点
    での前記洗濯水の濁度の変化度合が所定値以上であると
    判断されたときに、給水し溢水させる運転の洗い行程又
    はすすぎ行程における実行の可否を洗濯水の濁度の変化
    度合の大きさにより設定して実行する制御をする制御手
    段を具備したことを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御手段が、給水し溢水させる運転の時
    間の長さを水位の設定高さにより変化させることを特徴
    とする請求項1,2又は3記載の洗濯機。
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