JPH0788451B2 - 成形用樹脂組成物 - Google Patents
成形用樹脂組成物Info
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- JPH0788451B2 JPH0788451B2 JP61260079A JP26007986A JPH0788451B2 JP H0788451 B2 JPH0788451 B2 JP H0788451B2 JP 61260079 A JP61260079 A JP 61260079A JP 26007986 A JP26007986 A JP 26007986A JP H0788451 B2 JPH0788451 B2 JP H0788451B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物およ
びガラス繊維を主剤とする成形用の樹脂組成物に関する
ものである。
びガラス繊維を主剤とする成形用の樹脂組成物に関する
ものである。
従来の技術 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物にガラス繊維を
配合して溶融成形して得られる成形物は、機械的強度、
剛正が極めて大きい上、すぐれた耐油性、耐溶剤性を有
するので、エンジニアリングプラスチックスとして有用
である。
配合して溶融成形して得られる成形物は、機械的強度、
剛正が極めて大きい上、すぐれた耐油性、耐溶剤性を有
するので、エンジニアリングプラスチックスとして有用
である。
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物にガラス繊維を
配合して成形するにあたっては、成形物の外観を良くす
るために、着色剤を配合することが多く、殊に白色系着
色剤の配合は次のような利点がある。
配合して成形するにあたっては、成形物の外観を良くす
るために、着色剤を配合することが多く、殊に白色系着
色剤の配合は次のような利点がある。
(a)白色系着色剤を単独で配合して成形した白色の成
形物は、量的にも需要が多いこと。
形物は、量的にも需要が多いこと。
(b)白色系着色剤を他の色の着色剤と併用すると、後
者による着色が鮮明になること。
者による着色が鮮明になること。
(c)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に多量の
ガラス繊維を配合して得られる成形物は、表面に荒れや
フローマークが現れることもあるので、得られた成形物
に化粧のための塗装を施すことが多いが、地色が白色で
あると美麗な塗装が可能となること。
ガラス繊維を配合して得られる成形物は、表面に荒れや
フローマークが現れることもあるので、得られた成形物
に化粧のための塗装を施すことが多いが、地色が白色で
あると美麗な塗装が可能となること。
従来、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物にガラス
繊維を配合して成形する際の白色系着色剤としては、少
量配合でも隠蔽力がすぐれている酸化チタンが専ら用い
られていた。なお、炭酸カルシウムやタルクなどは、乱
反射のため外観は白色粉末であるが、樹脂に配合して成
形した状態では無色という方が正確であり、体質顔料と
しては有用でも、白色系着色剤としては余り適当ではな
い。
繊維を配合して成形する際の白色系着色剤としては、少
量配合でも隠蔽力がすぐれている酸化チタンが専ら用い
られていた。なお、炭酸カルシウムやタルクなどは、乱
反射のため外観は白色粉末であるが、樹脂に配合して成
形した状態では無色という方が正確であり、体質顔料と
しては有用でも、白色系着色剤としては余り適当ではな
い。
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に関するもので
はないが、特公昭46-15024号公報にはガラス繊維または
ガラス粉末を配合したポリエチレンテレフタレートにフ
タロシアニン顔料を配合した成形材料について開示があ
り、同公報には、顔料として酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、クレーなどを配合した比較例や、フタロシアニン顔
料を酸化チタンと併用した実施例が示されている。
はないが、特公昭46-15024号公報にはガラス繊維または
ガラス粉末を配合したポリエチレンテレフタレートにフ
タロシアニン顔料を配合した成形材料について開示があ
り、同公報には、顔料として酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、クレーなどを配合した比較例や、フタロシアニン顔
料を酸化チタンと併用した実施例が示されている。
同様にエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に関する
ものではないが、特公昭55-24466号公報(特開昭49-570
44号公報)には、ガラス繊維を用いて強化したポリアミ
ドまたはポリブチレンテレフタレートについては、白色
系着色剤として硫化亜鉛を用いると、酸化チタンを用い
たときに比べ機械的強度の低下が少なくなることが示さ
れている。
ものではないが、特公昭55-24466号公報(特開昭49-570
44号公報)には、ガラス繊維を用いて強化したポリアミ
ドまたはポリブチレンテレフタレートについては、白色
系着色剤として硫化亜鉛を用いると、酸化チタンを用い
たときに比べ機械的強度の低下が少なくなることが示さ
れている。
発明が解決しようとする問題点 一般に、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物にガラ
ス繊維を配合して溶融成形に供すると、溶融物の流れが
悪くなって成形が円滑に行いえなくなるという問題点が
ある。特に配合するガラス繊維の割合が大きくなると、
成形性の低下が顕著になる。
ス繊維を配合して溶融成形に供すると、溶融物の流れが
悪くなって成形が円滑に行いえなくなるという問題点が
ある。特に配合するガラス繊維の割合が大きくなると、
成形性の低下が顕著になる。
このエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物およびガラ
ス繊維からなる系に白色系着色剤としての酸化チタンを
配合すると、1重量%程度あるいはそれ以下の少量配合
でも溶融成形性はさらに低下し、しかも得られる成形物
の表面状態が劣るようになり、機械的物性も著しく低下
するという問題が生ずる。
ス繊維からなる系に白色系着色剤としての酸化チタンを
配合すると、1重量%程度あるいはそれ以下の少量配合
でも溶融成形性はさらに低下し、しかも得られる成形物
の表面状態が劣るようになり、機械的物性も著しく低下
するという問題が生ずる。
このような問題は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物にガラス繊維を配合した系の利点を損なうものであ
るため、その解決が強く望まれている。
化物にガラス繊維を配合した系の利点を損なうものであ
るため、その解決が強く望まれている。
本発明は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物にガ
ラス繊維および白色系着色剤を配合して溶融成形に供す
る際に生ずる成形性の低下を防止すると共に、得られる
成形物の表面状態の悪化を防ぎ、さらには機械的強度の
低下を抑制することのできる成形用樹脂組成物を提供す
ることを目的とするものである。
ラス繊維および白色系着色剤を配合して溶融成形に供す
る際に生ずる成形性の低下を防止すると共に、得られる
成形物の表面状態の悪化を防ぎ、さらには機械的強度の
低下を抑制することのできる成形用樹脂組成物を提供す
ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明の成形用樹脂組成物は、エチレン含有量20〜60モ
ル%、酢酸ビニル成分のケン化度90モル%以上のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)に、ガラス繊維
(B)および硫化亜鉛(C)を配合してなり、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)とガラス繊維
(B)の合計量に占めるガラス繊維(B)の割合が10〜
70重量%であり、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物(A)とガラス繊維(B)の合計量に対する硫化亜鉛
(C)の配合量が0.01〜3重量%であるものであり、こ
のような特定の組み合せを見出すことにより、上記の目
的を達成するに至った。
ル%、酢酸ビニル成分のケン化度90モル%以上のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)に、ガラス繊維
(B)および硫化亜鉛(C)を配合してなり、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)とガラス繊維
(B)の合計量に占めるガラス繊維(B)の割合が10〜
70重量%であり、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物(A)とガラス繊維(B)の合計量に対する硫化亜鉛
(C)の配合量が0.01〜3重量%であるものであり、こ
のような特定の組み合せを見出すことにより、上記の目
的を達成するに至った。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明においては、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(A)として、エチレン含有量20〜60モル%、酢酸
ビニル成分のケン化度90モル%以上の組成のもの、好ま
しくはエチレン含有量25〜55モル%、酢酸ビニル成分の
ケン化度97モル%以上の組成のものを用いる。エチレン
含有量が20モル%未満では溶融成形性が劣り、成形自体
が困難になる。一方エチレン含有量が60モル%を越える
と、得られる成形物の剛性、耐油性、耐溶剤性が低下す
る。酢酸ビニル成分のケン化度が90モル%未満では、得
られる成形物の機械的強度、剛性、耐油性、耐溶剤性が
低下する。
化物(A)として、エチレン含有量20〜60モル%、酢酸
ビニル成分のケン化度90モル%以上の組成のもの、好ま
しくはエチレン含有量25〜55モル%、酢酸ビニル成分の
ケン化度97モル%以上の組成のものを用いる。エチレン
含有量が20モル%未満では溶融成形性が劣り、成形自体
が困難になる。一方エチレン含有量が60モル%を越える
と、得られる成形物の剛性、耐油性、耐溶剤性が低下す
る。酢酸ビニル成分のケン化度が90モル%未満では、得
られる成形物の機械的強度、剛性、耐油性、耐溶剤性が
低下する。
ガラス繊維(B)としては、市販のガラス繊維チョップ
ドストランドやガラスロービングなどがいずれも用いら
れる。特にチョップドストランドが好ましい。
ドストランドやガラスロービングなどがいずれも用いら
れる。特にチョップドストランドが好ましい。
硫化亜鉛(C)としては、市販の硫化亜鉛顔料がいずれ
も用いられる。
も用いられる。
各成分の配合割合は、次のように定める。
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)とガラス
繊維(B)の合計量に占めるガラス繊維(B)の割合は
10〜70重量%に設定する。ガラス繊維(B)の割合がこ
の範囲より少ないと所期の機械的強度や剛性が得られ
ず、一方ガラス繊維(B)の割合がこの範囲より多い
と、成形性が極端に悪くなる。特に好ましい範囲は、20
〜65重量%である。
繊維(B)の合計量に占めるガラス繊維(B)の割合は
10〜70重量%に設定する。ガラス繊維(B)の割合がこ
の範囲より少ないと所期の機械的強度や剛性が得られ
ず、一方ガラス繊維(B)の割合がこの範囲より多い
と、成形性が極端に悪くなる。特に好ましい範囲は、20
〜65重量%である。
硫化亜鉛(C)の配合量は、エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(A)とガラス繊維(B)の合計量に対し
0.01〜3重量%の範囲から選択する。硫化亜鉛(C)の
配合量が0.01重量%未満では、白色着色および成形性の
向上効果が十分には奏されず、一方硫化亜鉛(C)の配
合量が3重量%を越えても白色度はある限度以上には上
らない上、成形性を低下させる傾向がある。特に好まし
い範囲は、0.05〜2.5重量%である。
合体ケン化物(A)とガラス繊維(B)の合計量に対し
0.01〜3重量%の範囲から選択する。硫化亜鉛(C)の
配合量が0.01重量%未満では、白色着色および成形性の
向上効果が十分には奏されず、一方硫化亜鉛(C)の配
合量が3重量%を越えても白色度はある限度以上には上
らない上、成形性を低下させる傾向がある。特に好まし
い範囲は、0.05〜2.5重量%である。
本発明の組成物は、上述のようにエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物(A)、ガラス繊維(B)および硫化
亜鉛(C)の3成分を必須の成分とするが、そのほか、
他の熱可塑性樹脂(ポリアミド、ポリエステル、ポリオ
レフィン等)、ガラス繊維以外の繊維(ウィスカー、炭
素繊維等)、硫化亜鉛以外の着色剤または充填剤(各種
染料、鉱物系顔料、体質顔料等)、安定剤、滑剤、可塑
剤、難燃剤、帯電防止剤などが配合されていてもよい。
共重合体ケン化物(A)、ガラス繊維(B)および硫化
亜鉛(C)の3成分を必須の成分とするが、そのほか、
他の熱可塑性樹脂(ポリアミド、ポリエステル、ポリオ
レフィン等)、ガラス繊維以外の繊維(ウィスカー、炭
素繊維等)、硫化亜鉛以外の着色剤または充填剤(各種
染料、鉱物系顔料、体質顔料等)、安定剤、滑剤、可塑
剤、難燃剤、帯電防止剤などが配合されていてもよい。
各成分は同時にあるいは任意の順序で混合され、溶融成
形に供される。この際、たとえばガラス繊維(B)や硫
化亜鉛(C)を予めエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(A)に多量に配合したマスターバッチを作ってお
き、これをエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(A)に配合して、最終配合組成に調整することもでき
る。
形に供される。この際、たとえばガラス繊維(B)や硫
化亜鉛(C)を予めエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(A)に多量に配合したマスターバッチを作ってお
き、これをエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(A)に配合して、最終配合組成に調整することもでき
る。
溶融成形法としては、射出成形法、押出成形法、圧縮成
形法などが採用される。成形温度は、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物(A)の組成によっても異なる
が、180〜250℃程度の温度条件が採用される。
形法などが採用される。成形温度は、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物(A)の組成によっても異なる
が、180〜250℃程度の温度条件が採用される。
成形物を得た後は、必要に応じその表面に化粧のための
塗装を施すことができる。
塗装を施すことができる。
作用 本発明において硫化亜鉛(C)は、成形物に白色着色を
与える役割を有するが、それに加えて成形時の溶融物の
流れを円滑にする作用を有するので、成形時の経時増粘
の抑制、成形物の表面平滑性の維持に貢献する。
与える役割を有するが、それに加えて成形時の溶融物の
流れを円滑にする作用を有するので、成形時の経時増粘
の抑制、成形物の表面平滑性の維持に貢献する。
そして硫化亜鉛(C)は表面張力が小さいため他の着色
剤との相溶性がすぐれており、硫化亜鉛(C)を他の着
色剤と併用したときは、得られる成形物に鮮明な着色を
与える作用も示す。
剤との相溶性がすぐれており、硫化亜鉛(C)を他の着
色剤と併用したときは、得られる成形物に鮮明な着色を
与える作用も示す。
硫化亜鉛(C)の耐候性は酸素、水および紫外線の3要
素が揃わない限りすぐれているとされているが、本発明
の組成物にあってはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(A)の酸素遮断性が極めてすぐれているので、配
合された硫化亜鉛(C)は耐候性の点でトラブルを生じ
ない。
素が揃わない限りすぐれているとされているが、本発明
の組成物にあってはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(A)の酸素遮断性が極めてすぐれているので、配
合された硫化亜鉛(C)は耐候性の点でトラブルを生じ
ない。
この硫化亜鉛(C)による成形性改善効果は、樹脂成分
としてエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)を
用いたときに特異的に得られ、他の熱可塑性樹脂、たと
えばポリエステルやポリアミドを用いた場合には、硫化
亜鉛(C)を配合しても注目すべきほどの成形性改善効
果は奏されない。
としてエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)を
用いたときに特異的に得られ、他の熱可塑性樹脂、たと
えばポリエステルやポリアミドを用いた場合には、硫化
亜鉛(C)を配合しても注目すべきほどの成形性改善効
果は奏されない。
実施例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。以下
「部」とあるのは重量部である。
「部」とあるのは重量部である。
成形用材料の準備 次の成形用材料を準備した。
−樹脂成分− (A):エチレン含有量29モル%、酢酸ビニル成分のケ
ン化度99.8モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(日本合成化学工業株式会社製GL-M) (A1):ポリブチレンテレフタレート(三菱レイヨン株
式会社製、N-1000) (A2):ポリエチレンテレフタレート(日本ユニペット
株式会社製、RN163M) (A3):ナイロン66(宇部興産株式会社製2020B) −ガラス繊維− (B):ガラス繊維(繊維径13μm、繊維長3.6mmのチ
ョップドストランド) −着色剤− (C):硫化亜鉛(西独、サクトルベン社製、サクトリ
スHD-S、粒径0.3μm) (C1):チタンホワイト(酸化チタン)系配合顔料 (C2):チタンホワイト(酸化チタン)(塩素法ルチ
ル、粒径0.6μm、Al処理) (C3):フタロシアニンブルー(西独、バディッシュア
ニリン社製) 配合組成 各成分の配合割合を次の第1表のように選んだ。
ン化度99.8モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(日本合成化学工業株式会社製GL-M) (A1):ポリブチレンテレフタレート(三菱レイヨン株
式会社製、N-1000) (A2):ポリエチレンテレフタレート(日本ユニペット
株式会社製、RN163M) (A3):ナイロン66(宇部興産株式会社製2020B) −ガラス繊維− (B):ガラス繊維(繊維径13μm、繊維長3.6mmのチ
ョップドストランド) −着色剤− (C):硫化亜鉛(西独、サクトルベン社製、サクトリ
スHD-S、粒径0.3μm) (C1):チタンホワイト(酸化チタン)系配合顔料 (C2):チタンホワイト(酸化チタン)(塩素法ルチ
ル、粒径0.6μm、Al処理) (C3):フタロシアニンブルー(西独、バディッシュア
ニリン社製) 配合組成 各成分の配合割合を次の第1表のように選んだ。
成形用ペレットの作成 上記配合組成に従い、各成分をまずタンブラーにて混合
した後、押出機に供給してストランド状に押し出すと共
にペレット化した。
した後、押出機に供給してストランド状に押し出すと共
にペレット化した。
溶融粘度の測定および測定結果 上記の成形用ペレットのうち、参考例1、実施例1、比
較例1、比較例2、実施例2および比較例3の配合組成
のものにつき、次の条件で溶融粘度の測定を行った。
較例1、比較例2、実施例2および比較例3の配合組成
のものにつき、次の条件で溶融粘度の測定を行った。
高化式フローテスター使用、 荷重50kg、 温度250℃、 ノズル径1mmφ 結果を第2表に示す。
第2表から、白色系着色剤として酸化チタンを用いた場
合(比較例1〜3)は、ブランク(参考例1)よりも溶
融粘度が高く、しかも経時増粘現象が大きいことがわか
る。
合(比較例1〜3)は、ブランク(参考例1)よりも溶
融粘度が高く、しかも経時増粘現象が大きいことがわか
る。
これに対し、白色系着色剤として硫化亜鉛を用いた場合
は、0.3部配合(実施例1)ではブランク(参考例1)
に比し溶融粘度および経時増粘性の点で同等かむしろ有
利になる傾向が見られ、1.0部配合(実施例2)ではブ
ランク(参考例1)に比し溶融粘度および経時増粘性の
点で有利になることがわかる。
は、0.3部配合(実施例1)ではブランク(参考例1)
に比し溶融粘度および経時増粘性の点で同等かむしろ有
利になる傾向が見られ、1.0部配合(実施例2)ではブ
ランク(参考例1)に比し溶融粘度および経時増粘性の
点で有利になることがわかる。
試験片の作成、試験条件 上記の成形用ペレットのうち、参考例1、実施例1、比
較例1、比較例2、実施例2、実施例3および比較例3
の配合組成で得た成形用ペレットを射出成形機に供給し
て、シリンダー最高温度250℃、金型温度60℃、射出圧1
000kg/cm2の条件で射出成形することにより、次の3種
の試験片を作成し、下記の条件で機械的物性の測定を行
った。
較例1、比較例2、実施例2、実施例3および比較例3
の配合組成で得た成形用ペレットを射出成形機に供給し
て、シリンダー最高温度250℃、金型温度60℃、射出圧1
000kg/cm2の条件で射出成形することにより、次の3種
の試験片を作成し、下記の条件で機械的物性の測定を行
った。
試験片 引張試験用 ASTM D638によるタイプ−I試験片 曲げ試験用 ASTM D790による厚み6.4mm、巾12.7mm、長
さ127mmの試験片 衝撃試験用 ASTM D256による厚み12.7mm、巾12.7mm、
長さ63.5mmの試験片、ノッチ有の場合のノッチはVノッ
チで、深さは2.54mm 試験条件 引張試験 株式会社島津製作所製オートグラフAG-5000A
使用、使用ロードセル5000kg、つまみ具間距離115mm、
引張速度5mm/min 曲げ試験 株式会社島津製作所製オートグラフAG-5000A
使用、使用ロードセル500kg、支点スパン101.6mm、曲げ
速度2.5mm/min 衝撃試験 アイゾット衝撃試験機使用、秤量40kg-cm、
ハンマー持ち上げ角度150° 測定結果 試験片の外観観察結果および試験片の機械的物性測定結
果を第3表および第4表に示す。
さ127mmの試験片 衝撃試験用 ASTM D256による厚み12.7mm、巾12.7mm、
長さ63.5mmの試験片、ノッチ有の場合のノッチはVノッ
チで、深さは2.54mm 試験条件 引張試験 株式会社島津製作所製オートグラフAG-5000A
使用、使用ロードセル5000kg、つまみ具間距離115mm、
引張速度5mm/min 曲げ試験 株式会社島津製作所製オートグラフAG-5000A
使用、使用ロードセル500kg、支点スパン101.6mm、曲げ
速度2.5mm/min 衝撃試験 アイゾット衝撃試験機使用、秤量40kg-cm、
ハンマー持ち上げ角度150° 測定結果 試験片の外観観察結果および試験片の機械的物性測定結
果を第3表および第4表に示す。
第3表および第4表から、成形により得られた試験片の
表面状態は、比較例の場合はいずれもブランク(参考例
1)に比し低下する傾向が見られるが、実施例の場合は
いずれもブランク(参考例1)に比し表面状態が良くな
ることがわかる。
表面状態は、比較例の場合はいずれもブランク(参考例
1)に比し低下する傾向が見られるが、実施例の場合は
いずれもブランク(参考例1)に比し表面状態が良くな
ることがわかる。
また第3表および第4表から、成形により得られた試験
片の機械的物性は、比較例の場合はいずれもブランク
(参考例1)に比し著減する傾向が見られが、実施例の
場合はいずれもブランク(参考例1)に比し低下が小さ
く、曲げ強さやノッチ付き衝撃強さに至っては全く低下
しないこともあることがわかる。
片の機械的物性は、比較例の場合はいずれもブランク
(参考例1)に比し著減する傾向が見られが、実施例の
場合はいずれもブランク(参考例1)に比し低下が小さ
く、曲げ強さやノッチ付き衝撃強さに至っては全く低下
しないこともあることがわかる。
他の樹脂を用いた場合 成形用ペレットのうち参考例2と比較例4、参考例3と
比較例5、参考例4と比較例5のペレットを射出成形機
に供給して厚さ3.2mm、径100mmの円板を得、その表面状
態を観察したところ、各比較例にあっては硫化亜鉛
(C)を配合しているにもかかわらずブランク(各参考
例)のものに比し表面平滑性は変らず、上述の各実施例
と参考例1との関係に見られるような硫化亜鉛の配合に
よる成形性の改善効果は認められなかった。
比較例5、参考例4と比較例5のペレットを射出成形機
に供給して厚さ3.2mm、径100mmの円板を得、その表面状
態を観察したところ、各比較例にあっては硫化亜鉛
(C)を配合しているにもかかわらずブランク(各参考
例)のものに比し表面平滑性は変らず、上述の各実施例
と参考例1との関係に見られるような硫化亜鉛の配合に
よる成形性の改善効果は認められなかった。
発明の効果 本発明の成形用樹脂組成物は、ガラス繊維を多量に配合
したときでも溶融物の流れが円滑になり、また経時増粘
が抑制されるため長時間の連続成形が可能であり、得ら
れる成形物は表面平滑性が良好である。
したときでも溶融物の流れが円滑になり、また経時増粘
が抑制されるため長時間の連続成形が可能であり、得ら
れる成形物は表面平滑性が良好である。
加えて本発明にあっては、白色系着色剤を配合してある
にもかかわらず、機械的強度の低下が小さいので、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)にガラス繊維
(B)を配合した系の利点であるすぐれた機械的強度が
ほとんど損なわれない。
にもかかわらず、機械的強度の低下が小さいので、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)にガラス繊維
(B)を配合した系の利点であるすぐれた機械的強度が
ほとんど損なわれない。
硫化亜鉛(C)は白色系着色剤であるので、これを単独
で用いたときは需要量の多い白色の成形物が得られ、そ
の白色の成形物に塗装を施す場合は、地色が白色である
ため鮮明な塗装が可能になる。一方これを他の染料系ま
たは顔料系の着色剤と併用しても相溶性が良好であるの
で、他の着色剤による着色が鮮明になる。そしてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)の存在は、硫化
亜鉛(C)の耐候性維持に役立ち、成形物を屋外で使用
しても退色を生じない。
で用いたときは需要量の多い白色の成形物が得られ、そ
の白色の成形物に塗装を施す場合は、地色が白色である
ため鮮明な塗装が可能になる。一方これを他の染料系ま
たは顔料系の着色剤と併用しても相溶性が良好であるの
で、他の着色剤による着色が鮮明になる。そしてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)の存在は、硫化
亜鉛(C)の耐候性維持に役立ち、成形物を屋外で使用
しても退色を生じない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7:14)
Claims (1)
- 【請求項1】エチレン含有量20〜60モル%、酢酸ビニル
成分のケン化度90モル%以上のエチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物(A)に、ガラス繊維(B)および硫化
亜鉛(C)を配合してなり、エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(A)とガラス繊維(B)の合計量に占め
るガラス繊維(B)の割合が10〜70重量%であり、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)とガラス繊維
(B)の合計量に対する硫化亜鉛(C)の配合量が0.01
〜3重量%である成形用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61260079A JPH0788451B2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 | 成形用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61260079A JPH0788451B2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 | 成形用樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63112640A JPS63112640A (ja) | 1988-05-17 |
| JPH0788451B2 true JPH0788451B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=17343009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61260079A Expired - Fee Related JPH0788451B2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 | 成形用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0788451B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5038136B2 (ja) * | 1971-10-30 | 1975-12-08 | ||
| DE2226932B2 (de) * | 1972-06-02 | 1976-03-18 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Mit anorganischen pigmenten pigmentierte glasfaserverstaerkte thermoplastische formmassen |
-
1986
- 1986-10-30 JP JP61260079A patent/JPH0788451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63112640A (ja) | 1988-05-17 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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