JPH0788626A - 配湯ジョウゴ - Google Patents
配湯ジョウゴInfo
- Publication number
- JPH0788626A JPH0788626A JP24001893A JP24001893A JPH0788626A JP H0788626 A JPH0788626 A JP H0788626A JP 24001893 A JP24001893 A JP 24001893A JP 24001893 A JP24001893 A JP 24001893A JP H0788626 A JPH0788626 A JP H0788626A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- jogo
- spray coating
- water distribution
- castable refractory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄製のジョウゴ本体の内周面にキャスタブル
耐火物層が形成されている配湯ジョウゴにおいて、キャ
スタブル耐火物層の耐久性に問題が発生し難い配湯ジョ
ウゴを提供すること。 【構成】 軽合金溶湯の取り出し・補給に使用され、鉄
製のジョウゴ本体1の内周面にキャスタブル耐火物層3
が形成されてなる配湯ジョウゴ。キャスタブル耐火物層
3の上面に、ホウ化物系セラミックス板またはサーメッ
ト板4、耐熱・耐酸化合金からなる第一溶射被覆層5、
及び、軽合金溶湯に対して非濡れ性のセラミックスから
なる第二溶射被覆層7が順次積層されてなる。
耐火物層が形成されている配湯ジョウゴにおいて、キャ
スタブル耐火物層の耐久性に問題が発生し難い配湯ジョ
ウゴを提供すること。 【構成】 軽合金溶湯の取り出し・補給に使用され、鉄
製のジョウゴ本体1の内周面にキャスタブル耐火物層3
が形成されてなる配湯ジョウゴ。キャスタブル耐火物層
3の上面に、ホウ化物系セラミックス板またはサーメッ
ト板4、耐熱・耐酸化合金からなる第一溶射被覆層5、
及び、軽合金溶湯に対して非濡れ性のセラミックスから
なる第二溶射被覆層7が順次積層されてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶解炉等から取鍋やラ
ドルへの軽合金溶湯の取り出し、及び、取鍋やラドルか
ら保持炉や金型への軽合金溶湯の補給・注湯等の際に使
用する配湯ジョウゴに関する。
ドルへの軽合金溶湯の取り出し、及び、取鍋やラドルか
ら保持炉や金型への軽合金溶湯の補給・注湯等の際に使
用する配湯ジョウゴに関する。
【0002】ここで、軽合金とは、アルミニウム、マグ
ネシウム、亜鉛等を言う。
ネシウム、亜鉛等を言う。
【0003】
【従来の技術とその課題】鉄製(鋳鉄又は鋼鉄製)の配
湯ジョウゴをそのまま使用すると、厚みが10〜15mm
と厚くても、熱歪みにより変形し、さらに、溶湯軽金属
(アルミニウム)と鉄が反応して溶損が発生する。
湯ジョウゴをそのまま使用すると、厚みが10〜15mm
と厚くても、熱歪みにより変形し、さらに、溶湯軽金属
(アルミニウム)と鉄が反応して溶損が発生する。
【0004】このため、通常は、ジョウゴ本体の内周面
にキャスタブル耐火物層を形成して対応していた。ここ
で、キャスタブル耐火物とは、アルミナ、シリカ、ジル
コニア等の酸化物セラミックス及び/又は炭化ケイ素、
窒化ケイ素等の非酸化物セラミックスの粉末を無機バイ
ンダー及び水でスラリー状にし、施工するものを言う。
にキャスタブル耐火物層を形成して対応していた。ここ
で、キャスタブル耐火物とは、アルミナ、シリカ、ジル
コニア等の酸化物セラミックス及び/又は炭化ケイ素、
窒化ケイ素等の非酸化物セラミックスの粉末を無機バイ
ンダー及び水でスラリー状にし、施工するものを言う。
【0005】しかし、キャスタブル耐火物は、10〜2
0%の気孔率を有するため、鉄製本体がアルミニウム溶
湯等の軽金属溶湯の浸食をうけ、数十〜数百サイクルで
損傷し、耐久性に問題があった。
0%の気孔率を有するため、鉄製本体がアルミニウム溶
湯等の軽金属溶湯の浸食をうけ、数十〜数百サイクルで
損傷し、耐久性に問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記にかんがみて、鉄製
のジョウゴ本体の内周面にキャスタブル耐火物層が形成
されている配湯ジョウゴにおいて、キャスタブル耐火物
層の耐久性に問題が発生し難い配湯ジョウゴを提供する
ことにある。
のジョウゴ本体の内周面にキャスタブル耐火物層が形成
されている配湯ジョウゴにおいて、キャスタブル耐火物
層の耐久性に問題が発生し難い配湯ジョウゴを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の配湯ジョウゴ
は、上記課題を下記構成により解決するものである。
は、上記課題を下記構成により解決するものである。
【0008】軽合金溶湯の取り出し・補給等に使用さ
れ、鉄製のジョウゴ本体の内周面にキャスタブル耐火物
層が形成されてなる配湯ジョウゴにおいて、キャスタブ
ル耐火物層の上に、ホウ化物系セラミックス板又はサー
メット板が貼着されてなり、該ホウ化物系セラミックス
板又はサーメット板上に、耐熱・耐酸化合金からなる第
一溶射被覆層、及び、軽合金溶湯に対して非濡れ性のセ
ラミックスからなる第二溶射被覆層が順次積層されてな
なることを特徴とするものである。
れ、鉄製のジョウゴ本体の内周面にキャスタブル耐火物
層が形成されてなる配湯ジョウゴにおいて、キャスタブ
ル耐火物層の上に、ホウ化物系セラミックス板又はサー
メット板が貼着されてなり、該ホウ化物系セラミックス
板又はサーメット板上に、耐熱・耐酸化合金からなる第
一溶射被覆層、及び、軽合金溶湯に対して非濡れ性のセ
ラミックスからなる第二溶射被覆層が順次積層されてな
なることを特徴とするものである。
【0009】
【手段の詳細な説明】以下、本発明の各構成について詳
細に説明する(図1〜2参照)。
細に説明する(図1〜2参照)。
【0010】(1) 配湯ジョウゴ本体1は、鋳鉄製、又は
鋼鉄等からなるの鉄製板金から、通常、プレス加工によ
り形成する。その厚みは、従来同様、10〜15mmとす
る。
鋼鉄等からなるの鉄製板金から、通常、プレス加工によ
り形成する。その厚みは、従来同様、10〜15mmとす
る。
【0011】(2) キャスタブル耐火物層3は、前述の材
料を使用して、施工する。例えば、炭化ケイ素を85%
含有する粉末耐火物を使用して10〜25mmの厚さに施
工する。
料を使用して、施工する。例えば、炭化ケイ素を85%
含有する粉末耐火物を使用して10〜25mmの厚さに施
工する。
【0012】(3) ホウ化物系セラミックス板4として
は、チタン、ジルコニウム、モリブデン等のホウ化物か
らなるものを好適に使用可能である。そして、その厚み
は、10〜15mmとする。またキャスタブル耐火物層3
上ヘの貼着は、アルカリ金属リン酸塩・ケイ酸塩等の水
溶性接着剤を使用して行う。
は、チタン、ジルコニウム、モリブデン等のホウ化物か
らなるものを好適に使用可能である。そして、その厚み
は、10〜15mmとする。またキャスタブル耐火物層3
上ヘの貼着は、アルカリ金属リン酸塩・ケイ酸塩等の水
溶性接着剤を使用して行う。
【0013】このホウ化物系セラミックス板4は、相対
的に金属的性質を有するため、セラミックス質であるキ
ャスタブル耐火物層3と金属質である第一溶射被覆層5
との双方に良好な接着性を示すとともに、それ自体、耐
熱性を有するとともに相対的に他のセラミックスに比し
て軽量であり、配湯ジョウゴの耐久性を全体として向上
させる作用を奏する。
的に金属的性質を有するため、セラミックス質であるキ
ャスタブル耐火物層3と金属質である第一溶射被覆層5
との双方に良好な接着性を示すとともに、それ自体、耐
熱性を有するとともに相対的に他のセラミックスに比し
て軽量であり、配湯ジョウゴの耐久性を全体として向上
させる作用を奏する。
【0014】なお、このホウ化物系セラミックス板4の
表面は、第一溶射被覆層5形成のための溶射に先立ち、
アルミナでショットブラスト処理して、粗面化しておく
ことが、第一溶射被覆層3のホウ化物系セラミックス板
4に対する密着性をより高めるため望ましい。
表面は、第一溶射被覆層5形成のための溶射に先立ち、
アルミナでショットブラスト処理して、粗面化しておく
ことが、第一溶射被覆層3のホウ化物系セラミックス板
4に対する密着性をより高めるため望ましい。
【0015】(4) 上記ホウ化物系セラミックス板の代わ
りに使用するサーメット板としては、特に限定されない
が、チタン、ジルコニウム、モリブデン等のホウ化物
に、ニッケル、コバルト、クロム等の金属の混合物を焼
成してなるものを好適に使用可能である。そして、その
厚みは、10〜15mmとする。またキャスタブル耐火物
層3上ヘの貼着は、アルカリ金属リン酸塩・ケイ酸塩等
の水溶性接着剤を使用して行う。
りに使用するサーメット板としては、特に限定されない
が、チタン、ジルコニウム、モリブデン等のホウ化物
に、ニッケル、コバルト、クロム等の金属の混合物を焼
成してなるものを好適に使用可能である。そして、その
厚みは、10〜15mmとする。またキャスタブル耐火物
層3上ヘの貼着は、アルカリ金属リン酸塩・ケイ酸塩等
の水溶性接着剤を使用して行う。
【0016】このサーメット板4は、セラミック質であ
るキャスタブル耐火物層3と金属質である第一溶射被覆
層5との双方に良好な接着性を示すとともに、それ自
体、耐熱衝撃性を有し、配湯ジョウゴの耐久性を全体と
して向上させる作用を奏する。
るキャスタブル耐火物層3と金属質である第一溶射被覆
層5との双方に良好な接着性を示すとともに、それ自
体、耐熱衝撃性を有し、配湯ジョウゴの耐久性を全体と
して向上させる作用を奏する。
【0017】なお、このサーメット板4の表面は、第一
溶射被覆層5形成のための溶射に先立ち、アルミナでシ
ョットブラスト処理して、粗面化しておくことが、第一
溶射被覆層5のサーメット板4に対する密着性をより高
めるため望ましい。
溶射被覆層5形成のための溶射に先立ち、アルミナでシ
ョットブラスト処理して、粗面化しておくことが、第一
溶射被覆層5のサーメット板4に対する密着性をより高
めるため望ましい。
【0018】(5) 第一溶射被覆層5は、耐熱・耐酸化合
金からなる。該耐熱・耐酸化合金としては、コクラリー
(CoCrAlY)、ニクラリー(NiCrAlY)等
を挙げることができる。
金からなる。該耐熱・耐酸化合金としては、コクラリー
(CoCrAlY)、ニクラリー(NiCrAlY)等
を挙げることができる。
【0019】このコクラリー等は、表面にCr2 O3 、
Al2 O3 等の酸化被膜が形成されて優れた耐酸化作用
を示すともに、Y2 O3 が、それぞれ実質的にセラミッ
クス質であるホウ化物系セラミックス板4及びセラミッ
クス質である第二溶射被覆層7に対して楔効果を有し、
ホウ化物系セラミックス板4及び第二溶射被覆層7に対
して良好な密着性を有する。
Al2 O3 等の酸化被膜が形成されて優れた耐酸化作用
を示すともに、Y2 O3 が、それぞれ実質的にセラミッ
クス質であるホウ化物系セラミックス板4及びセラミッ
クス質である第二溶射被覆層7に対して楔効果を有し、
ホウ化物系セラミックス板4及び第二溶射被覆層7に対
して良好な密着性を有する。
【0020】第一溶射被覆層5の厚さは、10〜200
μm、望ましくは40μm〜100μmである。厚さが
上記範囲より薄いと、キャスタブル耐火物層3の保護、
及びキャスタブル耐火物層3・第一溶射被覆層5間の接
着層的作用を奏し難い。また、厚さが上記範囲を超えて
もそれ以上の効果の増大をほとんど期待できず、却って
経済性が低下する。
μm、望ましくは40μm〜100μmである。厚さが
上記範囲より薄いと、キャスタブル耐火物層3の保護、
及びキャスタブル耐火物層3・第一溶射被覆層5間の接
着層的作用を奏し難い。また、厚さが上記範囲を超えて
もそれ以上の効果の増大をほとんど期待できず、却って
経済性が低下する。
【0021】溶射方法は、特に限定されず、ガス式、爆
裂式等の火炎溶射、又は、プラズマ溶射により、大気中
又は減圧雰囲気で行う。これらの内で、プラズマ溶射
が、溶射材料の変質が少なく、且つ、非溶射体に対する
密着性も良好で望ましい。
裂式等の火炎溶射、又は、プラズマ溶射により、大気中
又は減圧雰囲気で行う。これらの内で、プラズマ溶射
が、溶射材料の変質が少なく、且つ、非溶射体に対する
密着性も良好で望ましい。
【0022】(6) 第二溶射被覆層7は、軽金属溶湯に対
して非濡れ性を有するセラミックスからなる。例えば、
アルミナ−ジルコニア、ジルコニア等を使用する。ここ
で、ジルコニアとしては、熱相転移が発生しないように
マグネシア、酸化カルシウム、希土類酸化物(例えば、
Y2 O3 )等のを数%添加させた安定化ジルコニアを使
用することが望ましい。
して非濡れ性を有するセラミックスからなる。例えば、
アルミナ−ジルコニア、ジルコニア等を使用する。ここ
で、ジルコニアとしては、熱相転移が発生しないように
マグネシア、酸化カルシウム、希土類酸化物(例えば、
Y2 O3 )等のを数%添加させた安定化ジルコニアを使
用することが望ましい。
【0023】この第二溶射覆層7は、配湯ジョウゴの最
表面層に配設させることにより、配湯ジョウゴに、軽合
金溶湯に対する付着防止性(非濡れ性)を向上させる作
用を与える。
表面層に配設させることにより、配湯ジョウゴに、軽合
金溶湯に対する付着防止性(非濡れ性)を向上させる作
用を与える。
【0024】第二溶射被覆層7の厚さは、30〜500
μm、望ましくは50μm〜200μmである。厚さが
上記範囲より薄いと、第二溶射被覆層7の形成効果(軽
金属溶湯の付着防止)を奏し難く、厚さが上記範囲を超
えてもそれ以上の効果の増大をほとんど期待できず、却
って経済性が低下する。
μm、望ましくは50μm〜200μmである。厚さが
上記範囲より薄いと、第二溶射被覆層7の形成効果(軽
金属溶湯の付着防止)を奏し難く、厚さが上記範囲を超
えてもそれ以上の効果の増大をほとんど期待できず、却
って経済性が低下する。
【0025】この第二溶射被覆層の溶射は、上記第一溶
射被覆層の場合と同様にして行う。
射被覆層の場合と同様にして行う。
【0026】(7) なお、第二溶射被覆層7は、必然的で
はないが、耐熱性塗料を塗布及び/又は含浸させて封孔
処理9をしておくことが望ましい。軽合金溶湯の下層へ
の侵入を確実に阻止する作用を奏するためである。
はないが、耐熱性塗料を塗布及び/又は含浸させて封孔
処理9をしておくことが望ましい。軽合金溶湯の下層へ
の侵入を確実に阻止する作用を奏するためである。
【0027】第二溶射被覆層7には、通常、多数の微小
孔が存在しており、微小孔のなかには下層面に到達して
いるものが存在する可能性があるためである。
孔が存在しており、微小孔のなかには下層面に到達して
いるものが存在する可能性があるためである。
【0028】この耐熱性塗料としては、ポリメタロカル
ボシラン、ポリボロシロキサン、ポリシロキサン(シリ
コーン樹脂)等の半無機系樹脂、あるいはSi、Ti、
Zrのアルコキシドおよびこれらの加水分解生成物、S
i、Alの酸化物微粒子を含むゾル等が例示できる。こ
れらは、単独、あるいは二種以上を混合して使用しても
良い。さらに、溶射被覆層の封孔効果を一層向上させる
ために、上記耐熱性塗料に無機充填剤を含有させても良
い。
ボシラン、ポリボロシロキサン、ポリシロキサン(シリ
コーン樹脂)等の半無機系樹脂、あるいはSi、Ti、
Zrのアルコキシドおよびこれらの加水分解生成物、S
i、Alの酸化物微粒子を含むゾル等が例示できる。こ
れらは、単独、あるいは二種以上を混合して使用しても
良い。さらに、溶射被覆層の封孔効果を一層向上させる
ために、上記耐熱性塗料に無機充填剤を含有させても良
い。
【0029】具体的には、ポリメタロカルボシラン系バ
インダー100部に対して、窒化ホウ素粉末(六方晶
系、粒径1〜5μm)40部、キシレン系溶剤140部
を添加した塗料組成物(商品名「チラノコート BNタ
イプ」、宇部興産株式会社製造販売)を使用できる。窒
化ホウ素が含まれているため、この耐熱性塗料は、軽金
属溶湯に対して、非濡れ性が優れているため望ましい。
インダー100部に対して、窒化ホウ素粉末(六方晶
系、粒径1〜5μm)40部、キシレン系溶剤140部
を添加した塗料組成物(商品名「チラノコート BNタ
イプ」、宇部興産株式会社製造販売)を使用できる。窒
化ホウ素が含まれているため、この耐熱性塗料は、軽金
属溶湯に対して、非濡れ性が優れているため望ましい。
【0030】
<実施例1>図1示すような形態の配湯ジョウゴを、下
記仕様で製造した。
記仕様で製造した。
【0031】ジョウゴ本体…鋼鉄製、10mmt、 キャスタブル耐火物層…「ドライシック85」旭ガラ
ス社製、15mmt、 ホウ化物系セラミックス板(ホウ化チタン)…セント
ラルガラス社製、約10mmt(表面をアルミナでブラス
ト処理) 第一溶射被服層…CoCrAlYのプラズマ(Ar/
H2 )溶射、層厚:150μm 第二溶射被覆層…Al2 O3 /ZrO2 のプラズマ
(Ar/H2 )溶射、層厚:100μm 封孔処理…「チラノコートBNタイプ」を乾燥膜厚3
0〜40μmとなるように塗布後、焼成 <実施例2>実施例1において、ホウ化物系セラミック
ス板の代わりに、サーメット板(ホウ化モリブデン系)
…「UD2」旭ガラス社製、5mmtを使用する以外は、
すべて同一仕様で、配湯ジョウゴを製造した。
ス社製、15mmt、 ホウ化物系セラミックス板(ホウ化チタン)…セント
ラルガラス社製、約10mmt(表面をアルミナでブラス
ト処理) 第一溶射被服層…CoCrAlYのプラズマ(Ar/
H2 )溶射、層厚:150μm 第二溶射被覆層…Al2 O3 /ZrO2 のプラズマ
(Ar/H2 )溶射、層厚:100μm 封孔処理…「チラノコートBNタイプ」を乾燥膜厚3
0〜40μmとなるように塗布後、焼成 <実施例2>実施例1において、ホウ化物系セラミック
ス板の代わりに、サーメット板(ホウ化モリブデン系)
…「UD2」旭ガラス社製、5mmtを使用する以外は、
すべて同一仕様で、配湯ジョウゴを製造した。
【0032】<評価試験>そして、上記実施例1・2の
各配湯ジョウゴを、自動車エンジン部品をアルミニウム
合金(材質:AA規格のA390相当材、溶湯温度:7
80℃)で鋳造するラインで使用し、使用限度回数(サ
イクル数)で製品評価を行った。即ち、配湯ジョウゴの
キャスタブル耐火物層に溶損が発生するまでのサイクル
数により評価した。同時に、キャスタブル耐火物層のみ
を形成した従来例の配湯ジョウゴについても、同様に評
価をした。
各配湯ジョウゴを、自動車エンジン部品をアルミニウム
合金(材質:AA規格のA390相当材、溶湯温度:7
80℃)で鋳造するラインで使用し、使用限度回数(サ
イクル数)で製品評価を行った。即ち、配湯ジョウゴの
キャスタブル耐火物層に溶損が発生するまでのサイクル
数により評価した。同時に、キャスタブル耐火物層のみ
を形成した従来例の配湯ジョウゴについても、同様に評
価をした。
【0033】評価結果は、実施例1・2のいずれも、5
000サイクル後もキャスタブル耐火物層に溶損が発生
しなかったのに対し、従来例は、250サイクルでキャ
スタブル耐火物層に溶損が発生した。
000サイクル後もキャスタブル耐火物層に溶損が発生
しなかったのに対し、従来例は、250サイクルでキャ
スタブル耐火物層に溶損が発生した。
【0034】
【発明の作用・効果】本発明に係る配湯ジョウゴは、キ
ャスタブル耐火物層の上面に、ホウ化物系セラミックス
板またはサーメット板、耐熱・耐酸化合金からなる第一
溶射被覆層、及び、軽合金溶湯に対して非濡れ性のセラ
ミックスからなる第二溶射被覆層が順次積層されてな
り、第二溶射被覆層が耐熱性塗料で封孔処理されてなる
ことを特徴とする構成により下記のような作用・効果を
奏する。
ャスタブル耐火物層の上面に、ホウ化物系セラミックス
板またはサーメット板、耐熱・耐酸化合金からなる第一
溶射被覆層、及び、軽合金溶湯に対して非濡れ性のセラ
ミックスからなる第二溶射被覆層が順次積層されてな
り、第二溶射被覆層が耐熱性塗料で封孔処理されてなる
ことを特徴とする構成により下記のような作用・効果を
奏する。
【0035】ホウ化物系セラミックス板またはサーメッ
ト板は、セラミックス質であるキャスタブル耐火物層と
金属質である第一溶射被覆層との双方に良好な接着性を
示すとともに、それ自体、耐熱性を有するとともに相対
的に他のセラミックスに比して軽量であり、配湯ジョウ
ゴの耐久性を全体として向上させる作用を奏する。
ト板は、セラミックス質であるキャスタブル耐火物層と
金属質である第一溶射被覆層との双方に良好な接着性を
示すとともに、それ自体、耐熱性を有するとともに相対
的に他のセラミックスに比して軽量であり、配湯ジョウ
ゴの耐久性を全体として向上させる作用を奏する。
【0036】第一溶射被覆層は、キャスタブル耐火物層
と第二溶射被覆層との密着性を向上させるとともに、キ
ャスタブル耐火物層の低耐衝撃性を補完する効果を奏す
る。
と第二溶射被覆層との密着性を向上させるとともに、キ
ャスタブル耐火物層の低耐衝撃性を補完する効果を奏す
る。
【0037】第二溶射被覆層は、配湯ジョウゴの内周面
最上層側に形成させることにより、配湯ジョウゴに、軽
合金溶湯に対する付着防止性を向上させる機能を与え
る。
最上層側に形成させることにより、配湯ジョウゴに、軽
合金溶湯に対する付着防止性を向上させる機能を与え
る。
【0038】従って、本発明に係る配湯ジョウゴは、耐
衝撃性に優れ、かつ溶湯に対する耐性(耐熱衝撃性を含
む)を有し、アルミニウム等の軽金属の鋳造に際して、
キャスタブル耐火物層の耐久性の大幅な向上が期待でき
る。
衝撃性に優れ、かつ溶湯に対する耐性(耐熱衝撃性を含
む)を有し、アルミニウム等の軽金属の鋳造に際して、
キャスタブル耐火物層の耐久性の大幅な向上が期待でき
る。
【図1】本発明を適用する配湯ジョウゴの斜視図。
【図2】本発明の配湯ジョウゴの断面模式図。
1…配湯ジョウゴ本体 3…キャスタブル耐火物層 4…ホウ化物系セラミックス板またはサーメット板 5…第一溶射被覆層 7…第二溶射被覆層 9…封孔処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 辻彦 愛知県名古屋市緑区高根台107
Claims (2)
- 【請求項1】 軽合金溶湯の取り出し・補給等に使用さ
れ、鉄製のジョウゴ本体の内周面にキャスタブル耐火物
層が形成されてなる配湯ジョウゴにおいて、 前記キャスタブル耐火物層の上面に、ホウ化物系セラミ
ックス板が貼着されてなり、該ホウ化物系セラミックス
板上に、耐熱・耐酸化合金からなる第一溶射被覆層、及
び、軽合金溶湯に対して非濡れ性のセラミックスからな
る第二溶射被覆層が順次積層されてなることを特徴とす
る配湯ジョウゴ。 - 【請求項2】 軽合金溶湯の取り出し・補給等に使用さ
れ、鉄製のジョウゴ本体の内周面にキャスタブル耐火物
層が形成されてなる配湯ジョウゴにおいて、 前記キャスタブル耐火物層の上面に、サーメット板が貼
着されてなり、該サーメット板上に、耐熱・耐酸化合金
からなる第一溶射被覆層、及び、軽合金溶湯に対して非
濡れ性のセラミックスからなる第二溶射被覆層が順次積
層されてなることを特徴とする配湯ジョウゴ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05240018A JP3091899B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 配湯ジョウゴ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05240018A JP3091899B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 配湯ジョウゴ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0788626A true JPH0788626A (ja) | 1995-04-04 |
| JP3091899B2 JP3091899B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17053245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05240018A Expired - Fee Related JP3091899B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 配湯ジョウゴ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3091899B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101898243A (zh) * | 2009-05-27 | 2010-12-01 | 韩国生产技术研究院 | 用于运输熔融铝的高耐热保温钢包 |
| JP2022042983A (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-15 | オスカー フレッヒ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 防食層構造を有する鋳物部品 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP05240018A patent/JP3091899B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101898243A (zh) * | 2009-05-27 | 2010-12-01 | 韩国生产技术研究院 | 用于运输熔融铝的高耐热保温钢包 |
| JP2022042983A (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-15 | オスカー フレッヒ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 防食層構造を有する鋳物部品 |
| US12502706B2 (en) | 2020-08-28 | 2025-12-23 | Oskar Frech Gmbh + Co. Kg | Foundry component having an anticorrosion layer structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3091899B2 (ja) | 2000-09-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6051058A (en) | Protective coating comprising boron nitride for refractory material members of an ingot mold for continuous casting of metals | |
| US4594106A (en) | Spraying materials containing ceramic needle fiber and composite materials spray-coated with such spraying materials | |
| US6090191A (en) | Compound for producing a metal-ceramic coating | |
| CN105555728B (zh) | 搪瓷粉、具有搪瓷涂层表面区段的金属构件及其制造方法 | |
| CN105648389B (zh) | 喷镀膜、具有该喷镀膜的发动机以及喷镀膜的成膜方法 | |
| EP1798311A3 (en) | Strain tolerant corrosion protecting coating and spray method of application | |
| ES469211A1 (es) | Un metodo de producir una matriz de grafito para uso en la colada continua de metales no ferrosos | |
| JP6841897B2 (ja) | その表面に少なくとも1つのコーティングを有しているローラー炉用ローラー | |
| CA2622491C (en) | Layer or coating and a composition for the production thereof | |
| JPH0788626A (ja) | 配湯ジョウゴ | |
| US10766064B2 (en) | Casting component and method for the application of an anticorrosive layer | |
| JP3066812B2 (ja) | 2層以上のコーティングを有する低融点金属の鋳造用器具 | |
| JP3215999B2 (ja) | 配湯体 | |
| US7090918B2 (en) | Externally glazed article | |
| JP7761426B2 (ja) | 防食層構造を有する鋳物部品 | |
| MXPA05000176A (es) | Revestimientos para articulos utilizados con metal fundido. | |
| JPS6219477B2 (ja) | ||
| JP2003511341A (ja) | 保護コーティングを有する炭素含有耐熱物品 | |
| JP2000064060A (ja) | 非鉄金属溶湯用部材 | |
| JPH09227243A (ja) | ホウ化モリブデン系複合溶射材料及び溶射皮膜 | |
| JP3849887B2 (ja) | 転炉出鋼口スリーブ | |
| JP3849888B2 (ja) | 転炉出鋼口スリーブ | |
| JPH0769744A (ja) | 耐火性被覆材およびアルミニウム溶湯用部材 | |
| GR1009951B (el) | Εξαρτημα χυτευσης και μεθοδος για εφαρμογη αντιδιαβρωτικου στρωματος | |
| JPH1053479A (ja) | 炭素含有耐火物の塗布材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000530 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |