JPH0788660B2 - 異形差筋アンカーとその製造法 - Google Patents
異形差筋アンカーとその製造法Info
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- JPH0788660B2 JPH0788660B2 JP14281393A JP14281393A JPH0788660B2 JP H0788660 B2 JPH0788660 B2 JP H0788660B2 JP 14281393 A JP14281393 A JP 14281393A JP 14281393 A JP14281393 A JP 14281393A JP H0788660 B2 JPH0788660 B2 JP H0788660B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートのブロツク
造り建築工事や間仕切り工事、鉄筋出し土木工事などに
使われる異形差筋アンカーと、その製造法に関する。
造り建築工事や間仕切り工事、鉄筋出し土木工事などに
使われる異形差筋アンカーと、その製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の本発明に最も近似する公知技術
としては、特開平5−18408号が提案されており、
これでは筒(2)を高温に加熱して赤色化するか、又は
その筒(2)と異形鉄筋(1)との両者を加熱赤色化し
た上、互いに嵌合させた状態において、その筒(2)に
外圧を加えることにより、上記鉄筋(1)の表面へ圧着
させ、その後の自然冷却による収縮作用とも相俟って、
両者を密着一体化させるようになっている。
としては、特開平5−18408号が提案されており、
これでは筒(2)を高温に加熱して赤色化するか、又は
その筒(2)と異形鉄筋(1)との両者を加熱赤色化し
た上、互いに嵌合させた状態において、その筒(2)に
外圧を加えることにより、上記鉄筋(1)の表面へ圧着
させ、その後の自然冷却による収縮作用とも相俟って、
両者を密着一体化させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これによれ
ばその理論的に高い引張強度を得られる利点があると雖
も、上記筒(2)や鉄筋(1)を高温にて加熱赤色化す
る製造工程が不可欠であり、その実際上筒(2)や鉄筋
(1)を放熱しない状態に保ちつつ、その筒(2)をプ
レス機械などにより加圧しなければならないので、その
高温の維持管理が困難であると共に、作業の環境条件と
しても悪くなる。
ばその理論的に高い引張強度を得られる利点があると雖
も、上記筒(2)や鉄筋(1)を高温にて加熱赤色化す
る製造工程が不可欠であり、その実際上筒(2)や鉄筋
(1)を放熱しない状態に保ちつつ、その筒(2)をプ
レス機械などにより加圧しなければならないので、その
高温の維持管理が困難であると共に、作業の環境条件と
しても悪くなる。
【0004】例えば、上記筒(2)や鉄筋(1)をプレ
ス加工ラインに沿い自動搬送し、その搬送過程において
加熱赤色化と加圧を行なうことが事実上不可能であり、
その搬送帯などの焼き付き事故を防ぐ対策も必要となる
ため、量産には不向きな製造法であると言わざるを得な
い。
ス加工ラインに沿い自動搬送し、その搬送過程において
加熱赤色化と加圧を行なうことが事実上不可能であり、
その搬送帯などの焼き付き事故を防ぐ対策も必要となる
ため、量産には不向きな製造法であると言わざるを得な
い。
【0005】又、上記筒(2)は単純なパイプ材のカツ
ト品として、その肉厚の全体的に均一であり、鉄筋
(1)の表面に膨出する節の高さ寸法分だけで咬み合う
に過ぎない加圧状態のため、その製品を使用するに当っ
て、上記鉄筋(1)をハンマーなどにより不正に叩打し
た時や、例えばコンクリートブロツク塀への埋込み使用
中に、強い風圧を繰り返し受けた時などには、切り込み
(4)の付与された筒(2)が、その鉄筋(1)の先端
部と対応位置する中途部から折損したり、或いは欠落し
たりするおそれがある。
ト品として、その肉厚の全体的に均一であり、鉄筋
(1)の表面に膨出する節の高さ寸法分だけで咬み合う
に過ぎない加圧状態のため、その製品を使用するに当っ
て、上記鉄筋(1)をハンマーなどにより不正に叩打し
た時や、例えばコンクリートブロツク塀への埋込み使用
中に、強い風圧を繰り返し受けた時などには、切り込み
(4)の付与された筒(2)が、その鉄筋(1)の先端
部と対応位置する中途部から折損したり、或いは欠落し
たりするおそれがある。
【0006】更に、上記筒(2)や鉄筋(1)を高温に
より加熱赤色化しているため、仕上がり製品の表面に発
錆した如き焼け跡又は変色が見苦しく残存露呈し、販売
上の商品価値を低下させるほか、その使用上の不安感を
与えることにもなる。
より加熱赤色化しているため、仕上がり製品の表面に発
錆した如き焼け跡又は変色が見苦しく残存露呈し、販売
上の商品価値を低下させるほか、その使用上の不安感を
与えることにもなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのために異形差筋アンカーと
して、基端側が薄肉な差し込み口筒部として、先端側が
拡開用割溝を備えた厚肉な拡開口筒部として、その両口
筒部の段付き穴形態に造形すると共に、上記拡開口筒部
にその拡開用プラグを部分的に圧入した円筒型のアンカ
ースリーブと、先端部から上記アンカースリーブの拡開
口筒部に嵌入し得る径小なセンター凸子を突設した異形
鉄筋とから成り、その異形鉄筋の先端部に上記アンカー
スリーブの差し込み口筒部を差し込み套嵌させ、且つそ
の差し込み口筒部を上記異形鉄筋の先端部へかしめ付け
一体化したことを特徴とする。
の改良を企図しており、そのために異形差筋アンカーと
して、基端側が薄肉な差し込み口筒部として、先端側が
拡開用割溝を備えた厚肉な拡開口筒部として、その両口
筒部の段付き穴形態に造形すると共に、上記拡開口筒部
にその拡開用プラグを部分的に圧入した円筒型のアンカ
ースリーブと、先端部から上記アンカースリーブの拡開
口筒部に嵌入し得る径小なセンター凸子を突設した異形
鉄筋とから成り、その異形鉄筋の先端部に上記アンカー
スリーブの差し込み口筒部を差し込み套嵌させ、且つそ
の差し込み口筒部を上記異形鉄筋の先端部へかしめ付け
一体化したことを特徴とする。
【0008】又、上記異形差筋アンカーの製造法とし
て、第1にアンカースリーブを特殊鋼の塑性加工又は切
削加工により、その基端側に薄肉な差し込み口筒部と先
端側に厚肉な拡開口筒部とを備えた段付き穴形態に造形
して、その拡開用割溝を付与した拡開口筒部に、楔作用
する鋼塊のプラグをその先端の部分的な張り出し状態に
圧入する一方、異形鉄筋の先端部を塑性加工又は切削加
工することにより、上記アンカースリーブの拡開口筒部
に嵌入し得る径小なセンター凸子を突設して、上記異形
鉄筋の先端部にアンカースリーブの差し込み口筒部を差
し込み套嵌させた上、その差し込み口筒部を冷間加工の
もとで、上記異形鉄筋の節と咬み合うようにかしめ付け
一体化することを特徴とし、
て、第1にアンカースリーブを特殊鋼の塑性加工又は切
削加工により、その基端側に薄肉な差し込み口筒部と先
端側に厚肉な拡開口筒部とを備えた段付き穴形態に造形
して、その拡開用割溝を付与した拡開口筒部に、楔作用
する鋼塊のプラグをその先端の部分的な張り出し状態に
圧入する一方、異形鉄筋の先端部を塑性加工又は切削加
工することにより、上記アンカースリーブの拡開口筒部
に嵌入し得る径小なセンター凸子を突設して、上記異形
鉄筋の先端部にアンカースリーブの差し込み口筒部を差
し込み套嵌させた上、その差し込み口筒部を冷間加工の
もとで、上記異形鉄筋の節と咬み合うようにかしめ付け
一体化することを特徴とし、
【0009】第2に、アンカースリーブを特殊鋼の塑性
加工又は切削加工により、その基端側に薄肉な差し込み
口筒部と先端側に厚肉な拡開口筒部とを備えた段付き穴
形態に造形して、その拡開用割溝を付与した拡開口筒部
に、楔作用する鋼塊のプラグをその先端の部分的な張り
出し状態に圧入する一方、異形鉄筋の先端部を塑性加工
することにより、その先端部に複数の凹周溝と凸周条と
を刻設すると共に、同じく異形鉄筋の先端部から上記ア
ンカースリーブの拡開口筒部に嵌入し得る径小なセンタ
ー凸子を突設して、上記異形鉄筋の先端部にアンカース
リーブの差し込み口筒部を差し込み套嵌させた上、その
差し込み口筒部を冷間加工のもとで、上記異形鉄筋の凹
周溝並びに凸周条と咬み合うようにかしめ付け一体化す
ることを特徴とするものである。
加工又は切削加工により、その基端側に薄肉な差し込み
口筒部と先端側に厚肉な拡開口筒部とを備えた段付き穴
形態に造形して、その拡開用割溝を付与した拡開口筒部
に、楔作用する鋼塊のプラグをその先端の部分的な張り
出し状態に圧入する一方、異形鉄筋の先端部を塑性加工
することにより、その先端部に複数の凹周溝と凸周条と
を刻設すると共に、同じく異形鉄筋の先端部から上記ア
ンカースリーブの拡開口筒部に嵌入し得る径小なセンタ
ー凸子を突設して、上記異形鉄筋の先端部にアンカース
リーブの差し込み口筒部を差し込み套嵌させた上、その
差し込み口筒部を冷間加工のもとで、上記異形鉄筋の凹
周溝並びに凸周条と咬み合うようにかしめ付け一体化す
ることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記第1発明の構成によれば、異形鉄筋の先端
部からアンカースリーブの拡開口筒部へ嵌入し得る径小
なセンター凸子が突設されており、そのセンター凸子が
アンカースリーブにおける拡開口筒部の内部を詰める如
く拘束した状態のもとで、同じくアンカースリーブの差
し込み口筒部が異形鉄筋の先端部にかしめ付け一体化さ
れているため、その異形差筋アンカーをコンクリート面
へ埋め込み作業する際、その鉄筋が自己の軸線に沿わな
い方向から不正に叩打されたり、又使用中に剪断方向か
らの風圧やその他の外力を受けたりするも、上記アンカ
ースリーブがその差し込み口筒部と拡開口筒部との境界
段部付近から折損するおそれなく、高い剪断強度と引張
強度を維持し得るのである。
部からアンカースリーブの拡開口筒部へ嵌入し得る径小
なセンター凸子が突設されており、そのセンター凸子が
アンカースリーブにおける拡開口筒部の内部を詰める如
く拘束した状態のもとで、同じくアンカースリーブの差
し込み口筒部が異形鉄筋の先端部にかしめ付け一体化さ
れているため、その異形差筋アンカーをコンクリート面
へ埋め込み作業する際、その鉄筋が自己の軸線に沿わな
い方向から不正に叩打されたり、又使用中に剪断方向か
らの風圧やその他の外力を受けたりするも、上記アンカ
ースリーブがその差し込み口筒部と拡開口筒部との境界
段部付近から折損するおそれなく、高い剪断強度と引張
強度を維持し得るのである。
【0011】又、その異形差筋アンカーの製造法とし
て、上記第2発明の構成を採用すれば、アンカースリー
ブの差し込み口筒部を異形鉄筋の先端部へ、その縦節や
横節と咬み合うかしめ付け状態として、冷間加工のもと
に塑性変形されるようになっているため、そのアンカー
スリーブや異形鉄筋を加熱赤色化する従来技術に比し、
焼け跡や変色を起すおそれがなく、商品価値の高い異形
差筋アンカーを得られるほか、困難な高温の維持管理を
行なう必要もないので、量産効果を最大限に期待できる
製造法であると言える。
て、上記第2発明の構成を採用すれば、アンカースリー
ブの差し込み口筒部を異形鉄筋の先端部へ、その縦節や
横節と咬み合うかしめ付け状態として、冷間加工のもと
に塑性変形されるようになっているため、そのアンカー
スリーブや異形鉄筋を加熱赤色化する従来技術に比し、
焼け跡や変色を起すおそれがなく、商品価値の高い異形
差筋アンカーを得られるほか、困難な高温の維持管理を
行なう必要もないので、量産効果を最大限に期待できる
製造法であると言える。
【0012】更に、上記第3発明の製造法によれば、異
形鉄筋の先端部に複数の凹周溝と凸周条とを刻設すべ
く、その予備的に塑性加工した上、これに差し込み套嵌
させたアンカースリーブの差し込み口筒部を、その凹周
溝並びに凸周条と咬み合う状態として、やはり冷間加工
のもとにかしめ付け一体化するようになっているため、
その異形差筋アンカーの剪断強度と引張強度をますます
昂め得る効果がある。
形鉄筋の先端部に複数の凹周溝と凸周条とを刻設すべ
く、その予備的に塑性加工した上、これに差し込み套嵌
させたアンカースリーブの差し込み口筒部を、その凹周
溝並びに凸周条と咬み合う状態として、やはり冷間加工
のもとにかしめ付け一体化するようになっているため、
その異形差筋アンカーの剪断強度と引張強度をますます
昂め得る効果がある。
【0013】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の詳細を説明する
と、その異形差筋アンカー(製品)を示した図1〜3に
おいて、(A)はコンクリート用棒鋼から成る一定長さ
の異形鉄筋であり、その外周面に格子形態や千鳥形態な
どとして交錯する縦節(11)と横節(12)とを備え
ている。(D1)はその横節(12)を含まない鉄筋
(A)の外径寸法、(D2)は同じく横節(12)を含
む鉄筋(A)の最外径寸法を各々示唆している。
と、その異形差筋アンカー(製品)を示した図1〜3に
おいて、(A)はコンクリート用棒鋼から成る一定長さ
の異形鉄筋であり、その外周面に格子形態や千鳥形態な
どとして交錯する縦節(11)と横節(12)とを備え
ている。(D1)はその横節(12)を含まない鉄筋
(A)の外径寸法、(D2)は同じく横節(12)を含
む鉄筋(A)の最外径寸法を各々示唆している。
【0014】又、(13)は上記鉄筋(A)の先端部か
ら連続一体に突出するセンター凸子であって、その鉄筋
(A)の先端部を切削加工又は塑性加工することによ
り、上記外径寸法(D1)よりも小さな外径寸法(D
3)を有する一定長さ(L1)の円柱型に造形されてい
る。
ら連続一体に突出するセンター凸子であって、その鉄筋
(A)の先端部を切削加工又は塑性加工することによ
り、上記外径寸法(D1)よりも小さな外径寸法(D
3)を有する一定長さ(L1)の円柱型に造形されてい
る。
【0015】他方、(B)は熱処理された特殊鋼から外
径寸法(D4)の一定な円筒型をなすアンカースリーブ
であるが、その基端側は上記鉄筋(A)への薄肉な差し
込み口筒部(14)として、残る先端側は厚肉な拡開口
筒部(15)として、その両口筒部(14)(15)の
内径寸法(d1)(d2)が相違変化する所謂段付き穴
形態に造形されている。
径寸法(D4)の一定な円筒型をなすアンカースリーブ
であるが、その基端側は上記鉄筋(A)への薄肉な差し
込み口筒部(14)として、残る先端側は厚肉な拡開口
筒部(15)として、その両口筒部(14)(15)の
内径寸法(d1)(d2)が相違変化する所謂段付き穴
形態に造形されている。
【0016】その場合、上記差し込み口筒部(14)の
内径寸法(d1)は異形鉄筋(A)の最外径寸法(D
2)にほぼ等しく、又拡開口筒部(15)の内径寸法
(d2)は上記センター凸子(13)の外径寸法(D
3)にほぼ等しく設定されている。(16)はその両口
筒部(14)(15)内の境界段部を示している。
内径寸法(d1)は異形鉄筋(A)の最外径寸法(D
2)にほぼ等しく、又拡開口筒部(15)の内径寸法
(d2)は上記センター凸子(13)の外径寸法(D
3)にほぼ等しく設定されている。(16)はその両口
筒部(14)(15)内の境界段部を示している。
【0017】このようなアンカースリーブ(B)は、特
殊鋼棒からの段階的な冷間鍛造やその他の塑性加工を初
め、厚肉な特殊鋼管の基端側を切削加工して、上記薄肉
の差し込み口筒部(14)に仕上げる方法によって造形
することができる。
殊鋼棒からの段階的な冷間鍛造やその他の塑性加工を初
め、厚肉な特殊鋼管の基端側を切削加工して、上記薄肉
の差し込み口筒部(14)に仕上げる方法によって造形
することができる。
【0018】(17)はアンカースリーブ(B)の厚肉
な拡開口筒部(15)へ、その先端から上記境界段部
(16)に到達しない一定深さ(L2)として切り込ま
れた割溝であり、十文字型などの放射対称型に配分され
ている。(18)はその先端からの拡開作用を促進する
と共に、コンクリートとの喰い付き力を昂める複数の凹
周溝であり、上記拡開口筒部(15)の外周面に刻成さ
れている。
な拡開口筒部(15)へ、その先端から上記境界段部
(16)に到達しない一定深さ(L2)として切り込ま
れた割溝であり、十文字型などの放射対称型に配分され
ている。(18)はその先端からの拡開作用を促進する
と共に、コンクリートとの喰い付き力を昂める複数の凹
周溝であり、上記拡開口筒部(15)の外周面に刻成さ
れている。
【0019】又、(19)はやはり熱処理された特殊鋼
塊のプラグであり、楔作用し得る截頭円錐型又は弾丸型
をなしているが、その径小な基端部は円柱型として、上
記アンカースリーブ(B)の拡開口筒部(15)へ脱落
不能に圧入されている。
塊のプラグであり、楔作用し得る截頭円錐型又は弾丸型
をなしているが、その径小な基端部は円柱型として、上
記アンカースリーブ(B)の拡開口筒部(15)へ脱落
不能に圧入されている。
【0020】そのプラグ(19)の径大な先端部は上記
拡開口筒部(15)から一定長さ(L3)だけ張り出す
状態にあり、これを拡開口筒部(15)内へ没入させる
如く、そのアンカースリーブ(B)を相対的に進出移動
させた時、そのアンカースリーブ(B)の拡開口筒部
(15)がプラグ(19)の楔作用により、先端から拡
開するようになっている。
拡開口筒部(15)から一定長さ(L3)だけ張り出す
状態にあり、これを拡開口筒部(15)内へ没入させる
如く、そのアンカースリーブ(B)を相対的に進出移動
させた時、そのアンカースリーブ(B)の拡開口筒部
(15)がプラグ(19)の楔作用により、先端から拡
開するようになっている。
【0021】そして、上記のような鉄筋(A)とアンカ
ースリーブ(B)とから本発明の異形差筋アンカーを製
造する当っては、先づその鉄筋(A)の先端部へアンカ
ースリーブ(B)の薄肉な差し込み口筒部(14)を差
し込み套嵌させるのである。
ースリーブ(B)とから本発明の異形差筋アンカーを製
造する当っては、先づその鉄筋(A)の先端部へアンカ
ースリーブ(B)の薄肉な差し込み口筒部(14)を差
し込み套嵌させるのである。
【0022】そうすれば、図4から明白な通り、鉄筋
(A)の先端部がアンカースリーブ(B)内の境界段部
(16)によって正しく受け止め規制されると共に、そ
の鉄筋(A)の先端部から一定長さ(L1)だけ突出す
るセンター凸子(13)が、アンカースリーブ(B)の
厚肉な拡開口筒部(15)まで嵌入して、その内部を詰
める如くに拘束することとなる。
(A)の先端部がアンカースリーブ(B)内の境界段部
(16)によって正しく受け止め規制されると共に、そ
の鉄筋(A)の先端部から一定長さ(L1)だけ突出す
るセンター凸子(13)が、アンカースリーブ(B)の
厚肉な拡開口筒部(15)まで嵌入して、その内部を詰
める如くに拘束することとなる。
【0023】そこで、次にアンカースリーブ(B)の差
し込み口筒部(14)をプレス加工金型(20)(2
1)により、その外周面から冷間にて加圧し、図5のよ
うに鉄筋(A)の両節(11)(12)と咬み合うかし
め付け状態に塑性変形させるのであり、その両者の離脱
不能な固定状態を保つ異形差筋アンカーとして完成す
る。
し込み口筒部(14)をプレス加工金型(20)(2
1)により、その外周面から冷間にて加圧し、図5のよ
うに鉄筋(A)の両節(11)(12)と咬み合うかし
め付け状態に塑性変形させるのであり、その両者の離脱
不能な固定状態を保つ異形差筋アンカーとして完成す
る。
【0024】上記アンカースリーブ(B)の塑性変形は
冷間加工として行なわれるため、今鉄筋(A)の先端部
からアンカースリーブ(B)の拡開口筒部(15)へ嵌
入する上記センター凸子(13)が無いと仮定した場合
には、その鉄筋(A)の先端部とプラグ(19)の基端
部との相互間を占めるアンカースリーブ(B)の内部
は、言わば詰め物の無い非拘束状態に放任されているた
め、上記加圧力がアンカースリーブ(B)の差し込み口
筒部(14)から拡開口筒部(15)に波及して、その
両口筒部(14)(15)の境界段部(16)付近から
不慮に折損するおそれがあり、このことはアンカースリ
ーブ(B)の拡開口筒部(15)が差し込み口筒部(1
4)に比して厚肉であると雖も、上記割溝(17)を有
する以上、その危険性を伴なうことになる。
冷間加工として行なわれるため、今鉄筋(A)の先端部
からアンカースリーブ(B)の拡開口筒部(15)へ嵌
入する上記センター凸子(13)が無いと仮定した場合
には、その鉄筋(A)の先端部とプラグ(19)の基端
部との相互間を占めるアンカースリーブ(B)の内部
は、言わば詰め物の無い非拘束状態に放任されているた
め、上記加圧力がアンカースリーブ(B)の差し込み口
筒部(14)から拡開口筒部(15)に波及して、その
両口筒部(14)(15)の境界段部(16)付近から
不慮に折損するおそれがあり、このことはアンカースリ
ーブ(B)の拡開口筒部(15)が差し込み口筒部(1
4)に比して厚肉であると雖も、上記割溝(17)を有
する以上、その危険性を伴なうことになる。
【0025】この点、本発明では鉄筋(A)の先端部か
ら一定長さ(L1)だけ突出するセンター凸子(13)
が、上記アンカースリーブ(B)における差し込み口筒
部(14)と拡開口筒部(15)との境界段部(16)
を越えて、その拡開口筒部(15)まで嵌入する関係状
態にあり、これを内部から突っ張り支持する如く拘束し
ているため、上記加圧力に対抗する高い剪断強度を得ら
れ、折損するおそれがない。従って又、上記差し込み口
筒部(14)を制約なく強力に加圧できることとなり、
その異形差筋アンカーの引張強度もますます昂め得るの
である。
ら一定長さ(L1)だけ突出するセンター凸子(13)
が、上記アンカースリーブ(B)における差し込み口筒
部(14)と拡開口筒部(15)との境界段部(16)
を越えて、その拡開口筒部(15)まで嵌入する関係状
態にあり、これを内部から突っ張り支持する如く拘束し
ているため、上記加圧力に対抗する高い剪断強度を得ら
れ、折損するおそれがない。従って又、上記差し込み口
筒部(14)を制約なく強力に加圧できることとなり、
その異形差筋アンカーの引張強度もますます昂め得るの
である。
【0026】尚、このようにして製造された異形差筋ア
ンカーでは、図5から明白なように、そのプラグ(1
9)の基端部とセンター凸子(13)の先端部との相互
間隙(S)が、上記拡開口筒部(15)の先端から張り
出すプラグ(19)の張り出し長さ(L3)と同じか、
又はこれよりも長大に寸法化されていること、言うまで
もない。
ンカーでは、図5から明白なように、そのプラグ(1
9)の基端部とセンター凸子(13)の先端部との相互
間隙(S)が、上記拡開口筒部(15)の先端から張り
出すプラグ(19)の張り出し長さ(L3)と同じか、
又はこれよりも長大に寸法化されていること、言うまで
もない。
【0027】次に、図6〜9は本発明の変形実施例を示
しており、その構成上図1〜5の基本実施例と異なる点
を要説すると、下記の通りである。
しており、その構成上図1〜5の基本実施例と異なる点
を要説すると、下記の通りである。
【0028】つまり、上記基本実施例の場合、異形鉄筋
(A)の先端部にはセンター凸子(13)を突出させる
ほか、何等の加工も施さず、その言わば現状有姿の節
(11)(12)と咬み合うかしめ付け状態として、ア
ンカースリーブ(B)の差し込み口筒部(14)を塑性
変形させているにとどまるが、変形実施例では更に鉄筋
(A)の先端部をプレスやローリング、スエージングな
どの方法により予備的に塑性加工して、その先端部に複
数の凹周溝(22)と凸周条(23)とを交互に造形し
ている。
(A)の先端部にはセンター凸子(13)を突出させる
ほか、何等の加工も施さず、その言わば現状有姿の節
(11)(12)と咬み合うかしめ付け状態として、ア
ンカースリーブ(B)の差し込み口筒部(14)を塑性
変形させているにとどまるが、変形実施例では更に鉄筋
(A)の先端部をプレスやローリング、スエージングな
どの方法により予備的に塑性加工して、その先端部に複
数の凹周溝(22)と凸周条(23)とを交互に造形し
ている。
【0029】その際、その凹周溝(22)での外径寸法
(D5)を上記鉄筋(A)の外径寸法(D1)よりも小
さく、又凸周条(23)での外径寸法(D6)を同じく
鉄筋(A)の最外径寸法(D2)とほぼ等しく、各々設
定することが望ましい。
(D5)を上記鉄筋(A)の外径寸法(D1)よりも小
さく、又凸周条(23)での外径寸法(D6)を同じく
鉄筋(A)の最外径寸法(D2)とほぼ等しく、各々設
定することが望ましい。
【0030】そして、その凹周溝(22)と凸周条(2
3)とが整然と刻設された鉄筋(A)の先端部へ、引き
続きアンカースリーブ(B)の差し込み口筒部(14)
をやはり差し込み套嵌させた上、その差し込み口筒部
(14)を上記基本実施例と同じく、鉄筋(A)の凹周
溝(22)並びに凸周条(23)と咬み合うかしめ付け
状態として、その冷間加工のもとに塑性変形させるので
ある。
3)とが整然と刻設された鉄筋(A)の先端部へ、引き
続きアンカースリーブ(B)の差し込み口筒部(14)
をやはり差し込み套嵌させた上、その差し込み口筒部
(14)を上記基本実施例と同じく、鉄筋(A)の凹周
溝(22)並びに凸周条(23)と咬み合うかしめ付け
状態として、その冷間加工のもとに塑性変形させるので
ある。
【0031】このような変形実施例の構成を採用するな
らば、上記仕上げの塑性変形をプレス加工のみならず、
ローリング加工としても実行できることになり、その製
品−異形差筋アンカーの引張強度を上記基本実施例のそ
れに比して、更に一層昂めることができる。
らば、上記仕上げの塑性変形をプレス加工のみならず、
ローリング加工としても実行できることになり、その製
品−異形差筋アンカーの引張強度を上記基本実施例のそ
れに比して、更に一層昂めることができる。
【0032】尚、図6〜9の変形実施例におけるその他
の構成は、上記基本実施例と実質的に同一であるため、
その図6〜9に図1〜5との対応符号を記入するにとど
めて、その詳細な説明を省略する。
の構成は、上記基本実施例と実質的に同一であるため、
その図6〜9に図1〜5との対応符号を記入するにとど
めて、その詳細な説明を省略する。
【0033】何れにしても、上記のように製造された異
形差筋アンカーは、例えばコンクリートブロツク塀の建
築工事において、そのコンクリート面(M)にドリル加
工された埋め込み溝(G)内へ、その先端部のアンカー
スリーブ(B)が図10のように埋没する状態として挿
入使用される。
形差筋アンカーは、例えばコンクリートブロツク塀の建
築工事において、そのコンクリート面(M)にドリル加
工された埋め込み溝(G)内へ、その先端部のアンカー
スリーブ(B)が図10のように埋没する状態として挿
入使用される。
【0034】そして、その後コンクリート面(M)から
露出している鉄筋(A)を、ハンマー(24)などによ
り叩打するのであり、そうすれば上記埋め込み溝(G)
の底部に突っ張り制止されたプラグ(19)と相対し
て、その鉄筋(A)と一体をなすアンカースリーブ
(B)が進出移動するため、そのアンカースリーブ
(B)の拡開口筒部(15)が図11のように先端から
拡開作用して、コンクリートと離脱不能に喰い付き固定
することとなり、上記コンクリートブロツク塀の強力な
骨格を形作る。
露出している鉄筋(A)を、ハンマー(24)などによ
り叩打するのであり、そうすれば上記埋め込み溝(G)
の底部に突っ張り制止されたプラグ(19)と相対し
て、その鉄筋(A)と一体をなすアンカースリーブ
(B)が進出移動するため、そのアンカースリーブ
(B)の拡開口筒部(15)が図11のように先端から
拡開作用して、コンクリートと離脱不能に喰い付き固定
することとなり、上記コンクリートブロツク塀の強力な
骨格を形作る。
【0035】その場合、上記ハンマー(24)などの叩
打力が鉄筋(A)の軸線に沿って正しく付加されなかっ
たり、又コンクリートブロツク塀の骨格として使用中
に、その剪断方向から繰り返し風圧を受けたりしても、
上記異形差筋アンカーにおけるアンカースリーブ(B)
の折損するおそれがなく、その耐久性に富む剪断強度を
維持することができる。
打力が鉄筋(A)の軸線に沿って正しく付加されなかっ
たり、又コンクリートブロツク塀の骨格として使用中
に、その剪断方向から繰り返し風圧を受けたりしても、
上記異形差筋アンカーにおけるアンカースリーブ(B)
の折損するおそれがなく、その耐久性に富む剪断強度を
維持することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の異形差筋アンカ
ーではその構成上、基端側が薄肉な差し込み口筒部(1
4)として、先端側が拡開用割溝(17)を備えた厚肉
な拡開口筒部(15)として、その両口筒部(14)
(15)の段付き穴形態に造形すると共に、上記拡開口
筒部(15)にその拡開用プラグ(19)を部分的に圧
入した円筒型のアンカースリーブ(B)と、先端部から
上記アンカースリーブ(B)の拡開口筒部(15)に嵌
入し得る径小なセンター凸子(13)を突設した異形鉄
筋(A)とから成り、その異形鉄筋(A)の先端部に上
記アンカースリーブ(B)の差し込み口筒部(14)を
差し込み套嵌させ、且つその差し込み口筒部(14)を
上記異形鉄筋(A)の先端部へかしめ付け一体化してあ
るため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に改良でき
る効果がある。
ーではその構成上、基端側が薄肉な差し込み口筒部(1
4)として、先端側が拡開用割溝(17)を備えた厚肉
な拡開口筒部(15)として、その両口筒部(14)
(15)の段付き穴形態に造形すると共に、上記拡開口
筒部(15)にその拡開用プラグ(19)を部分的に圧
入した円筒型のアンカースリーブ(B)と、先端部から
上記アンカースリーブ(B)の拡開口筒部(15)に嵌
入し得る径小なセンター凸子(13)を突設した異形鉄
筋(A)とから成り、その異形鉄筋(A)の先端部に上
記アンカースリーブ(B)の差し込み口筒部(14)を
差し込み套嵌させ、且つその差し込み口筒部(14)を
上記異形鉄筋(A)の先端部へかしめ付け一体化してあ
るため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に改良でき
る効果がある。
【0037】即ち、上記構成によれば、異形鉄筋(A)
の先端部から連続一体に突出する径小なセンター凸子
(13)が、アンカースリーブ(B)の厚肉な拡開口筒
部(15)に嵌入されており、その内部を詰める如くに
拘束した状態のもとで、同じくアンカースリーブ(B)
の薄肉な差し込み口筒部(14)が上記鉄筋(A)の先
端部へ、かしめ付け一体化された製品となっているた
め、これをコンクリート面(M)の埋め込み溝(G)へ
埋め込み作業する際、その異形鉄筋(A)が自己の軸線
に沿わない方向から不正に叩打されたり、又使用中に剪
断方向からの風圧やその他の外力を受けたりするも、こ
れにかしめ付けられているアンカースリーブ(B)が、
その差し込み口筒部(14)と拡開口筒部(15)との
境界段部(16)付近から不慮に折損するおそれなく、
常に高い剪断強度と引張強度を維持することができる。
の先端部から連続一体に突出する径小なセンター凸子
(13)が、アンカースリーブ(B)の厚肉な拡開口筒
部(15)に嵌入されており、その内部を詰める如くに
拘束した状態のもとで、同じくアンカースリーブ(B)
の薄肉な差し込み口筒部(14)が上記鉄筋(A)の先
端部へ、かしめ付け一体化された製品となっているた
め、これをコンクリート面(M)の埋め込み溝(G)へ
埋め込み作業する際、その異形鉄筋(A)が自己の軸線
に沿わない方向から不正に叩打されたり、又使用中に剪
断方向からの風圧やその他の外力を受けたりするも、こ
れにかしめ付けられているアンカースリーブ(B)が、
その差し込み口筒部(14)と拡開口筒部(15)との
境界段部(16)付近から不慮に折損するおそれなく、
常に高い剪断強度と引張強度を維持することができる。
【0038】又、上記異形差筋アンカーを製造するに当
って、請求項2に記載の通り、アンカースリーブ(B)
を特殊鋼の塑性加工又は切削加工により、その基端側に
薄肉な差し込み口筒部(14)と先端側に厚肉な拡開口
筒部(15)とを備えた段付き穴形態に造形して、その
拡開用割溝(17)を付与した拡開口筒部(15)に、
楔作用する鋼塊のプラグ(19)をその先端の部分的な
張り出し状態に圧入する一方、異形鉄筋(A)の先端部
を塑性加工又は切削加工することにより、上記アンカー
スリーブ(B)の拡開口筒部(15)に嵌入し得る径小
なセンター凸子(13)を突設して、上記異形鉄筋
(A)の先端部にアンカースリーブ(B)の差し込み口
筒部(14)を差し込み套嵌させた上、その差し込み口
筒部(14)を冷間加工のもとで、上記異形鉄筋(A)
の節(11)(12)と咬み合うようにかしめ付一体化
する方法を採用すれば、アンカースリーブ(B)の薄肉
な差し込み口筒部(14)を異形鉄筋(A)の先端部へ
差し込み套嵌させた上、その冷間加工としての塑性変形
により、縦節(11)並びに横節(12)と咬み合うよ
うにかしめ付けるようになっているため、冒頭に述べた
従来技術と異なって、その製品に見苦しい焼け跡や変色
が起らず、商品価値を大いに昂め得るほか、その製造法
としても例えばプレス加工ラインに沿って自動搬送し乍
ら、その搬送過程でのプレス加工金型(20)(21)
などにより、上記かしめ付け作用を付与することができ
ることとなり、その量産性に富む効果もある。
って、請求項2に記載の通り、アンカースリーブ(B)
を特殊鋼の塑性加工又は切削加工により、その基端側に
薄肉な差し込み口筒部(14)と先端側に厚肉な拡開口
筒部(15)とを備えた段付き穴形態に造形して、その
拡開用割溝(17)を付与した拡開口筒部(15)に、
楔作用する鋼塊のプラグ(19)をその先端の部分的な
張り出し状態に圧入する一方、異形鉄筋(A)の先端部
を塑性加工又は切削加工することにより、上記アンカー
スリーブ(B)の拡開口筒部(15)に嵌入し得る径小
なセンター凸子(13)を突設して、上記異形鉄筋
(A)の先端部にアンカースリーブ(B)の差し込み口
筒部(14)を差し込み套嵌させた上、その差し込み口
筒部(14)を冷間加工のもとで、上記異形鉄筋(A)
の節(11)(12)と咬み合うようにかしめ付一体化
する方法を採用すれば、アンカースリーブ(B)の薄肉
な差し込み口筒部(14)を異形鉄筋(A)の先端部へ
差し込み套嵌させた上、その冷間加工としての塑性変形
により、縦節(11)並びに横節(12)と咬み合うよ
うにかしめ付けるようになっているため、冒頭に述べた
従来技術と異なって、その製品に見苦しい焼け跡や変色
が起らず、商品価値を大いに昂め得るほか、その製造法
としても例えばプレス加工ラインに沿って自動搬送し乍
ら、その搬送過程でのプレス加工金型(20)(21)
などにより、上記かしめ付け作用を付与することができ
ることとなり、その量産性に富む効果もある。
【0039】更に、上記アンカースリーブ(B)の薄肉
な差し込み口筒部(14)を冷間加工のもとで、異形鉄
筋(A)の先端部へかしめ付ける製造法であると雖も、
その際には鉄筋(A)の先端部から突出する径小なセン
ター凸子(13)が、アンカースリーブ(B)の厚肉な
拡開口筒部(15)に嵌入しており、その内部から上記
加圧力に対抗するため、上記アンカースリーブ(B)が
両口筒部(14)(15)の境界段部(16)付近から
折損したり、又割溝(17)の付与された拡開口筒部
(15)の欠落したりするおそれもない。
な差し込み口筒部(14)を冷間加工のもとで、異形鉄
筋(A)の先端部へかしめ付ける製造法であると雖も、
その際には鉄筋(A)の先端部から突出する径小なセン
ター凸子(13)が、アンカースリーブ(B)の厚肉な
拡開口筒部(15)に嵌入しており、その内部から上記
加圧力に対抗するため、上記アンカースリーブ(B)が
両口筒部(14)(15)の境界段部(16)付近から
折損したり、又割溝(17)の付与された拡開口筒部
(15)の欠落したりするおそれもない。
【0040】特に、請求項3の製造法を採用するなら
ば、異形鉄筋(A)の先端部を予備的に塑性加工するこ
とにより、その先端部に複数の凹周溝(22)と凸周条
(23)とを刻設して、アンカースリーブ(B)の差し
込み口筒部(14)をかしめ付けた時、これが凹周溝
(22)並びに凸周条(23)と咬み合うようになって
いるため、上記効果を達成できることは勿論のこと、そ
の異形差筋アンカーの剪断強度と引張強度を更に一層昂
め得る効果もある。
ば、異形鉄筋(A)の先端部を予備的に塑性加工するこ
とにより、その先端部に複数の凹周溝(22)と凸周条
(23)とを刻設して、アンカースリーブ(B)の差し
込み口筒部(14)をかしめ付けた時、これが凹周溝
(22)並びに凸周条(23)と咬み合うようになって
いるため、上記効果を達成できることは勿論のこと、そ
の異形差筋アンカーの剪断強度と引張強度を更に一層昂
め得る効果もある。
【図1】本発明の異形差筋アンカーを示す側面図であ
る。
る。
【図2】そのアンカーの分解状態を示す一部破断側面図
である。
である。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】異形鉄筋に対するアンカースリーブの差し込み
状態を示す一部破断側面図である。
状態を示す一部破断側面図である。
【図5】同じくアンカースリーブのかしめ付け状態を示
す一部破断側面図である。
す一部破断側面図である。
【図6】本発明の変形実施例に係る異形鉄筋を示す側面
図である。
図である。
【図7】図6の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】図4に対応する変形実施例の一部破断側面図で
ある。
ある。
【図9】図5に対応する同じく変形実施例の一部破断側
面図である。
面図である。
【図10】異形差筋アンカーの埋め込み使用過程を示す
説明図である。
説明図である。
【図11】同じく埋め込み完了状態を示す説明図であ
る。
る。
(11)・縦節 (12)・横節 (13)・センター凸子 (14)・差し込み口筒部 (15)・拡開口筒部 (17)・割溝 (19)・プラグ (22)・凹周溝 (23)・凸周条 (A)・異形鉄筋 (B)・アンカースリーブ
Claims (3)
- 【請求項1】基端側が薄肉な差し込み口筒部(14)と
して、先端側が拡開用割溝(17)を備えた厚肉な拡開
口筒部(15)として、その両口筒部(14)(15)
の段付き穴形態に造形すると共に、上記拡開口筒部(1
5)にその拡開用プラグ(19)を部分的に圧入した円
筒型のアンカースリーブ(B)と、 先端部から上記アンカースリーブ(B)の拡開口筒部
(15)に嵌入し得る径小なセンター凸子(13)を突
設した異形鉄筋(A)とから成り、 その異形鉄筋(A)の先端部に上記アンカースリーブ
(B)の差し込み口筒部(14)を差し込み套嵌させ、
且つその差し込み口筒部(14)を上記異形鉄筋(A)
の先端部へかしめ付け一体化したことを特徴とする異形
差筋アンカー。 - 【請求項2】アンカースリーブ(B)を特殊鋼の塑性加
工又は切削加工により、その基端側に薄肉な差し込み口
筒部(14)と先端側に厚肉な拡開口筒部(15)とを
備えた段付き穴形態に造形して、その拡開用割溝(1
7)を付与した拡開口筒部(15)に、楔作用する鋼塊
のプラグ(19)をその先端の部分的な張り出し状態に
圧入する一方、 異形鉄筋(A)の先端部を塑性加工又は切削加工するこ
とにより、上記アンカースリーブ(B)の拡開口筒部
(15)に嵌入し得る径小なセンター凸子(13)を突
設して、 上記異形鉄筋(A)の先端部にアンカースリーブ(B)
の差し込み口筒部(14)を差し込み套嵌させた上、そ
の差し込み口筒部(14)を冷間加工のもとで、上記異
形鉄筋(A)の節(11)(12)と咬み合うようにか
しめ付け一体化することを特徴とする異形差筋アンカー
の製造法。 - 【請求項3】アンカースリーブ(B)を特殊鋼の塑性加
工又は切削加工により、その基端側に薄肉な差し込み口
筒部(14)と先端側に厚肉な拡開口筒部(15)とを
備えた段付き穴形態に造形して、その拡開用割溝(1
7)を付与した拡開口筒部(15)に、楔作用する鋼塊
のプラグ(19)をその先端の部分的な張り出し状態に
圧入する一方、 異形鉄筋(A)の先端部を塑性加工することにより、そ
の先端部に複数の凹周溝(22)と凸周条(23)とを
刻設すると共に、同じく異形鉄筋(A)の先端部から上
記アンカースリーブ(B)の拡開口筒部(15)に嵌入
し得る径小なセンター凸子(13)を突設して、 上記異形鉄筋(A)の先端部にアンカースリーブ(B)
の差し込み口筒部(14)を差し込み套嵌させた上、そ
の差し込み口筒部(14)を冷間加工のもとで、上記異
形鉄筋(A)の凹周溝(22)並びに凸周条(23)と
咬み合うようにかしめ付け一体化することを特徴とする
異形差筋アンカーの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14281393A JPH0788660B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 異形差筋アンカーとその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14281393A JPH0788660B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 異形差筋アンカーとその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330525A JPH06330525A (ja) | 1994-11-29 |
| JPH0788660B2 true JPH0788660B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=15324230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14281393A Expired - Fee Related JPH0788660B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 異形差筋アンカーとその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0788660B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3437597B2 (ja) * | 1992-03-04 | 2003-08-18 | ラツィオナル アクチエンゲゼルシャフト | ガス成分除去装置 |
| JPH0725103U (ja) * | 1993-10-13 | 1995-05-12 | 鹿児島金属株式会社 | 異形筋アンカー |
| US5746556A (en) * | 1995-03-13 | 1998-05-05 | Kabushiki Kaisha Youma Kohboh | Anchor unit with expansive anchor member expanded by utilizing turning force of bolt |
| JP2012220021A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Yunika Kk | 芯棒打込式アンカー |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP14281393A patent/JPH0788660B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06330525A (ja) | 1994-11-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |