JPH0789089A - インクジェットカートリッジ - Google Patents

インクジェットカートリッジ

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JPH0789089A
JPH0789089A JP26302293A JP26302293A JPH0789089A JP H0789089 A JPH0789089 A JP H0789089A JP 26302293 A JP26302293 A JP 26302293A JP 26302293 A JP26302293 A JP 26302293A JP H0789089 A JPH0789089 A JP H0789089A
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JP
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ink
auxiliary
chamber
ink chamber
main
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JP26302293A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Fujimura
義彦 藤村
Kazuyuki Oda
和之 小田
Atsushi Takagi
淳 高木
Junichi Yoshida
淳一 吉田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドへの安定したインク供給を行なうとと
もに、カートリッジ容積に対するインクの使用効率を向
上させたインクジェットカートリッジを提供する。 【構成】 初期状態からインクの消費に伴い、まず主イ
ンク室2内のインク吸収部材3に含浸しているインクが
消費され、補助インク室10に負圧が加わる。この負圧
と、第1の毛管部材11の毛管力とがバランスしている
間は変化がない。さらにインクの消費が進むと、負圧が
第1の毛管部材11の毛管力を上回り、第1の毛管部材
11を通って補助インク室10内に空気が導入される。
一旦空気が導入されはじめると、補助インク室10内の
インクの全量が主インク室2に移行し、インクはインク
保持部材3の毛管力によって吸収され、負圧が減少し、
インク圧はほぼ一定に保たれる。補助インク室10内の
インクは、ほぼ100%消費されるので、使用効率が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に用いられ、ヘッドとインクタンクが一体にあるいは
分離可能に構成されたインクジェットカートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットカートリッジのイ
ンクを保持する機構として、例えば、特開昭63−87
242号公報に開示されているように、スポンジやフェ
ルトなどの毛管部材にインクを含浸させる方法が知られ
ている。このようなインクジェットカートリッジにおい
ては、毛管部材に含浸できるインク量が十分ではなく、
さらに毛管部材に含浸したまま使われずに残るインクが
あり、カートリッジ容積に対して使用できるインク量が
少ないという問題があった。
【0003】これを改善するため、例えば、特開平2−
2013号公報に開示されているように、毛管部材の配
置されたインク室とは別にインク蓄積手段を設け、イン
ク蓄積手段からインク室へのインクの供給を毛細管現象
により行なうものが考えられている。このようなインク
ジェットカートリッジによれば、使用可能なインク量を
増加させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来のインクジェットカートリッジとは別異の構成によ
り、ヘッドへの安定したインク供給を行なうとともに、
カートリッジ容積に対して使用できるインク量を増加さ
せたインクジェットカートリッジを提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクジェッ
ト記録装置に用いるインクジェットカートリッジにおい
て、ヘッドに供給するインクを蓄え大気に連通する開口
を備えた主インク室と、該主インク室に設けられインク
に毛細管力を作用させる毛管部材と、前記ヘッドと前記
主インク室とを液体連結するインク供給経路と、毛管力
を発生する部材を介して大気と連通する連通口を備えた
補助インク室と、該補助インク室と前記主インク室とを
液体連結するインク流路を有し、前記ヘッドのインク圧
あるいは前記インク供給経路近傍のインク圧が前記イン
ク流路を介して前記補助インク室の前記連通口に作用
し、該連通口に作用するインク圧と、前記補助インク室
の前記連通口に設けられた前記毛管力を発生する部材の
毛管力とのバランスにより、前記補助インク室から前記
主インク室へのインク供給を制御することを特徴とする
ものである。前記補助インク室は複数設けることができ
る。このとき、各補助インク室下部のインク流路の開口
部に第2の毛管部材を配置する。
【0006】
【作用】本発明によれば、主インク室のインクが減少し
てヘッドに供給するインク圧が低下すると、補助インク
室のインク圧も低下する。補助インク室の大気と連通す
る連通口に設けられた毛管力を発生する部材の毛管力に
より、あるインク圧となるまではバランスが保たれてい
る。さらに補助インク室のインク圧が低下すると、毛管
力を発生する部材の毛管力に打ち勝ち、連通口を介して
空気が流入し、補助インク室内のインクは主インク室に
移行し、主インク室の毛管部材に吸収される。補助イン
ク室の連通口から、一度空気の導入が始まると、補助イ
ンク室内は大気圧となり、補助インク室内のインクは全
て主インク室に移行し、補助インク室内は空になる。主
インク室にインクが供給されるとインク圧は回復し、ほ
ぼ安定したインク圧によりヘッドへのインクの供給を行
なうことができる。初期状態において補助インク室内に
はインクが充填されており、インクジェットカートリッ
ジ全体のインク量を増加させるとともに、使用可能なイ
ンク量も増加する。
【0007】補助インク室は複数設けることができる。
補助インク室から主インク室へのインクの移動は、第2
の毛管部材までで停止する。複数の補助インク室内のイ
ンクは、順次、主インク室へ供給されるので、さらにイ
ンク圧の変動を抑えることができるとともに、インクジ
ェットカートリッジ全体の使用可能なインク量を増加さ
せることができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明のインクジェットカートリッ
ジの第1の実施例を示す断面図である。図中、1はイン
クジェットヘッド、2は主インク室、3はインク保持部
材、4はインク供給路、5はインク流路、6は大気連通
口、7はインク、10は補助インク室、11は第1の毛
管部材、12は大気連通口である。インクジェットヘッ
ド1は、インク保持部材3を充填した主インク室2にイ
ンク供給路4を介して接続されている。また、主インク
室2には、補助インク室10と接続されるインク流路5
と、主インク室2内を大気圧に開放する大気連通口6が
設けられている。補助インク室10の上部には、第1の
毛管部材11を有する大気連通口12が設けられてい
る。
【0009】図2,図3は、本発明のインクジェットカ
ートリッジの第1の実施例における動作の説明図であ
る。図中の符号は図1と同様である。初期状態では、図
1に示されているように、インク7がインクジェットヘ
ッド1、主インク室2、補助インク室10に充填されて
いる。印字に伴い、インクジェットヘッド1からインク
が吐出されると、図2に示すように、まず主インク室2
内のインク吸収部材3に含浸しているインクが消費さ
れ、インク吸収部材3内のインクが次第に空気で置換さ
れていく。このとき、インクの消費に伴い、インクジェ
ットヘッド1に供給されるインクの負圧、すなわちイン
ク供給路4内部の負圧は大きくなり、同時にインク流路
5の内部の負圧も大きくなる。インク流路5内部の負圧
は補助インク室10に伝わる。補助インク室10のイン
ク圧と、第1の毛管部材11の毛管力とがバランスして
いる間は変化がない。
【0010】さらに、主インク室2内のインクの消費が
進むと、補助インク室10のインク圧(負圧)が第1の
毛管部材11の毛管力を上回り、図3に示すように、第
1の毛管部材11を経由して補助インク室10内に空気
が導入される。この空気が導入される時の圧力は、第1
の毛管部材11の有効径とインクの表面張力で決定さ
れ、有効径が小さいほど大きな負圧が必要である。補助
インク室10の大気連通口12は、補助インク室10の
上部に設けられているので、一旦空気が導入されはじめ
ると、補助インク室10内のインクの全量が流出し、主
インク室2に移行する。主インク室2に移行したインク
は、主インク室2内のインク保持部材3の毛管力によっ
て吸収される。このとき、補助インク室10のインク全
量をインク保持部材3が吸収する必要があり、主インク
室の容量は少なくとも補助インク室2より大きい必要が
ある。インク保持部材3にインクが吸収されることによ
り、インクジェットヘッド1にかかる負圧は減少し、イ
ンク圧はほぼ一定に保たれる。
【0011】周囲環境が変化した場合にも、主インク室
2は常に大気に開放されており、インク保持部材3の毛
管力によりインクを保持しているので、インク圧は変化
しない。また、補助インク室10においては、インク充
填時は膨張が小さく安定であり、空になった後は大気連
通口12で大気に開放されており、周囲の環境変化の影
響を受けることがない。よって、周囲環境の変化によら
ず、安定した記録を行なうことができる。
【0012】図4は、補助インク室10における空気の
導入の動作の説明図である。毛管部材11は、多数の毛
細管が寄り集まったものと考えると、その下面近傍にお
いて、毛細管の有効径は大きくなって行く。上述のよう
に、補助インク室10のインク圧が第1の毛管部材11
の毛管力を上回る場合、図4(A)に示すように第1の
毛管部材11の毛細管部分に形成されていたインクのメ
ニスカスは、図4(B)に示すように毛管部材11の下
面近傍において広がり、表面張力は急激に弱まる。その
ため、毛管部材11を介して空気が補助インク室10内
に導入されることになる。
【0013】図5は、本発明のインクジェットカートリ
ッジの第2の実施例を示す断面図である。図中、図1と
同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。2
0,30は補助インク室、21,31は第1の毛管部
材、22,32は大気連通口、13,23,33は第2
の毛管部材、14,24,34はインク流路である。こ
の実施例では、補助インク室を複数用いる場合の例を示
している。図5では、補助インク室を3つ示している
が、これに限らず、2つあるいは4つ以上であってもよ
い。
【0014】各補助インク室10,20,30の上部に
は、それぞれ、第1の毛管部材11,21,31を有す
る大気連通口12,22,32が設けられている。ま
た、補助インク室10,20,30の下部には、大気連
通口12,22,32に設けられた第1の毛管部材1
1,21,31より大きな毛管力を有する第2の毛管部
材13,23,33が設けられ、インク流路14,2
4,34を介してインク流路5と接続され、主インク室
と液体連結されている。
【0015】図6,図7は、本発明のインクジェットカ
ートリッジの第2の実施例における動作の説明図であ
る。初期状態では、図5に示されているように、インク
7がインクジェットヘッド1、主インク室2、補助イン
ク室10,20,30に充填されている。印字に伴い、
インクジェットヘッド1からインクが吐出されると、図
6に示すように、まず主インク室2内の毛管部材3に含
浸しているインクが消費される。このとき、インクの消
費に伴い、インクジェットヘッド1に供給されるインク
の負圧、すなわちインク供給路4内部の負圧は大きくな
り、同時にインク流路5、インク流路14,24,34
の内部の負圧も大きくなる。インク流路14,24,3
4内部の負圧は、それぞれの補助インク室10,20,
30に伝わる。補助インク室10,20,30のインク
圧と、第1の毛管部材11,21,31の毛管力とがバ
ランスしている間は変化がない。
【0016】さらに、主インク室2内のインクの消費が
進むと、補助インク室10,20,30のインク圧(負
圧)が大きくなる。このインク圧が第1の毛管部材1
1,21,31のどれか、例えば、第1の毛管部材11
の毛管力を上回ると、図7に示すように、第1の毛管部
材11を経由して補助インク室10内に空気が導入され
る。この空気が導入される時の圧力は、第1の毛管部材
11,21,31の有効径とインクの表面張力で決定さ
れ、有効径が小さいほど大きな負圧が必要である。補助
インク室10の大気連通口12は、補助インク室10の
上部に設けられているので、一旦空気が導入されはじめ
ると、補助インク室10内のインクの全量が流出し、主
インク室2に移行する。主インク室2に移行したインク
は、主インク室2内のインク保持部材3の毛管力によっ
て吸収される。このとき、補助インク室10のインク全
量をインク保持部材3が吸収する必要があり、主インク
室の容量は少なくとも補助インク室2より大きい必要が
ある。インク保持部材3にインクが吸収されることによ
り、インクジェットヘッド1にかかる負圧は減少し、イ
ンク圧はほぼ一定に保たれる。
【0017】どの補助インク室のインクが主インク室2
に移行するかは、各補助インク室10,20,30の第
1の毛管部材11,21,31の毛管力のばらつきによ
って決定されるが、最初に空気が導入され出した補助イ
ンク室のインクが主インク室に移行すると、負圧が小さ
くなるため、他の補助インク室のインクが連続して主イ
ンク室に移行することはない。
【0018】ある補助インク室から主インク室2にイン
クが移行すると、インクの液面は第2の毛管部材13,
23,33に達する。上述のように、第2の毛管部材1
3,23,33は、第1の毛管部材11,21,31よ
りも大きな毛管力を有している。そのため、インクの液
面が第2の毛管部材13,23,33に達すると、この
第2の毛管部材13,23,33に形成されるインクの
メニスカスによる毛管力により、主インク室2内のイン
ク圧とバランスし、それ以上のインクの移動は行なわれ
ない。
【0019】例えば、補助インク室10内のインクが主
インク室2へ移動した後、インクの消費が進むと、再び
補助インク室20,30のインク圧(負圧)が大きくな
る。インク圧が第1の毛管部材21,31の毛管力を上
回ると、補助インク室20または補助インク室30から
主インク室2へのインクの移行が行なわれる。このよう
にして、各補助インク室から順次主インク室2へインク
が移動し、消費されていく。
【0020】この第2の実施例のように、複数の補助イ
ンク室を有する構成では、各補助インク室の容積のほぼ
100%のインクを使用できるので、補助インク室の数
を増やすことで全体の使用効率を限りなく100%近く
まで高めることが可能となる。
【0021】周囲環境が変化した場合にも、主インク室
2は常に大気に開放されており、インク保持部材3の毛
管力によりインクを保持しているので、インク圧は変化
しない。また、各補助インク室10,20,30におい
ては、インク充填時は膨張が小さく安定であり、空にな
った後は大気連通口12,22,32で大気に開放され
ており、周囲の環境変化の影響を受けることがない。よ
って、周囲環境の変化によらず、安定した記録を行なう
ことができる。
【0022】図8は、インクジェットカートリッジ内の
インク残量とインク圧の関係を示すグラフである。始め
に、区間Aに示すように、主インク室のインクが消費さ
れる間、負圧は消費に応じて大きくなる。あるインク負
圧に達すると、1つの補助インク室に空気が導入され、
主インク室へのインクの移行が開始する。これに伴っ
て、インク負圧は一旦小さくなり、再び消費に応じて負
圧が大きくなっていく。このインク圧の変化を、図中、
区間Bに示している。この変化は全ての補助インク室の
インクが消費されるまで繰り返される。全ての補助イン
ク室が空になった後は、区間Cに示すように、主インク
室に残ったインクを使えるだけ消費して終わる。
【0023】このように、インクジェットヘッドに供給
されるインクの圧力(負圧)は、印字に適した範囲内に
制御される。この圧力の変動する範囲は、主インク室2
のインク吸収部材3、補助インク室10,20,30の
第1の毛管部材11,21,31の毛管力、および、主
インク室2、補助インク室10,20,30の高さ、高
低差によって制御され、これらの材質や形状によって比
較的自由にデザインすることができる。
【0024】図9は、本発明のインクジェットカートリ
ッジの第2の実施例における一具体例を示す断面図であ
る。図中、41はインクジェットカートリッジ、42は
インクジェットヘッド、43は主インク室、44はイン
ク吸収部材、45はマニホールドジョイント、46はジ
ョイント、47は大気連通口、48は空気通路、49,
50はフィルタ、51〜60は補助インク室、61はフ
ェルトである。説明の都合上、インクジェットカートリ
ッジの電気的構成部材等は省略してある。
【0025】この具体例では、インクジェットカートリ
ッジ41は、インクジェットヘッド42と、主インク室
43及び補助インク室51〜60が一体となった構造の
ものを示している。
【0026】インクジェットヘッド42は、インクを噴
射するノズルを複数配置されたサーマルインクジェット
ヘッドである。例えば、ノズルを11.8本/mm(3
00spi)の密度で128本配置したものを用いるこ
とができる。インクジェットヘッド42は、図示しない
アルミヒートシンク上に高熱伝導性接着剤等で保持され
ている。また、インクジェットヘッド42には、ワイヤ
ボンディングで接続された図示しないプリント基板を介
して、電力および電気信号が供給されている。インクは
マニホールドジョイント45を介してインクジェットヘ
ッド42に供給される。
【0027】主インク室43は、12mlの容積を有し
ている。主インク室43中には、インク吸収部材44が
配置されている。インク吸収部材44としては、密度
0.1g/cm3 のフェルト等を用いることができる。
インク吸収部材44は、マニホールドジョイント45の
開口に密着している。
【0028】補助インク室51〜60は、容量が2.8
〜3.6mlのタンク10本で構成されており、総容量
は32mlである。各補助インク室は一体のケースを分
割して作製されており、ジョイント46近傍で絞られた
形状となっており、小さいジョイントの集合体を形作っ
ている。ジョイント46の先端には、フィルタ50が設
けられている。フィルタ50としては、例えば、濾過精
度20μのSUS焼結フィルタを用いることができる。
ジョイント46は、インク吸収部材44に圧接してお
り、インク吸収部材44のジョイント46近傍は高密度
化している。補助インク室51〜60の上部には、フィ
ルタ49が配置されている。フィルタ49としては、例
えば、濾過粒度60μのSUS繊維フィルタ等を用いる
ことができる。補助インク室51〜60は、その上下両
端をフィルタ49とフィルタ50によって囲われてい
る。
【0029】フィルタ49の上側には、フィルタ49か
らリークしたインクを吸収するためのフェルト61が配
置されている。インクジェットカートリッジ41内への
空気の導入は大気連通口47によって行なわれ、空気通
路48を介して主インク室43も大気に開放されてい
る。空気の導入の際にフェルト61を介して行なうこと
により、ゴミやほこり等の侵入を防いでいる。
【0030】この具体例のように、本発明のインクジェ
ットカートリッジは、主インク室と補助インク室は一体
構造とすることもできる。また、フィルタ49,50の
ように、各補助インク室の第1の毛管部材及び第2の毛
管部材は一体の部材として構成することができる。さら
に、インク流路5は、主インク室の底面で接続するほ
か、この具体例のように、上部で接続するように構成す
ることもできる。
【0031】この具体例の動作は、上述したように、印
字に伴い主インク室43のインクが消費されると、ジョ
イント46のインク負圧が大きくなり、ある補助インク
室内にフィルタ49を介して空気が導入され、該補助イ
ンク室のインクが主インク室43に移行する。主インク
室43にインクが補充されると、再びインク消費によっ
て主インク室43内部のインク負圧が大きくなるまで、
主インク室43内のインクが消費されていく。補助イン
ク室51〜60は、ジョイント46の部分で絞られてい
るので、内容積は少しずつ違っており、フィルタ49を
介して空気が導入されるインク負圧が少しずつ違う。ま
た、フィルタ49のばらつき等もあり、補助インク室か
ら主インク室43へのインクの移行は、順次行なわれ
る。
【0032】このインクの消費の過程において、例え
ば、外部気温が上昇したり、大気圧が低下した場合で
も、個々の補助インク室51〜60はインクで満たされ
ているか、あるいはフィルタ49側が大気に開放されて
いるので、膨張による圧力変動を生じない。また、主イ
ンク室43は大気連通口47、空気通路48を介して大
気圧に開放されているので、外部環境の変動によるイン
クジェットヘッド42内部のインク圧の変動はほとんど
なく、安定している。
【0033】この具体例では、主インク室43の容積1
2ml中に10ml、補助インク室51〜60の容積3
2ml中に32mlのインクが充填され、最終的に主イ
ンク室に3mlのインクが残留した。このように、イン
クタンク容積44ml中39mlのインクが使用可能で
あり、使用効率は89%と、高率であった。
【0034】図10は、本発明のインクジェットカート
リッジの第3の実施例を示す断面図である。図中、図5
と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。7
1〜74は補助インク室、75〜79は毛管部材、80
は大気連通口である。
【0035】この例では、複数の補助インクタンクを直
列に配置した構成を示している。補助インク室71の下
部はインク流路5に接続され、上部は補助インク室72
と接続されている。補助インク室72,73は、それぞ
れ、上部と下部で上の補助インク室と下の補助インク室
と接続されている。補助インク室74は、下部で補助イ
ンク室73と接続され、上部は大気連通口80を有して
いる。各補助インク室の間、補助インク室71とインク
流路5の接続口、補助インク室74の大気連通口80に
は、毛管部材75〜79が配置されている。
【0036】本発明のインクジェットカートリッジの第
3の実施例における動作を説明する。初期状態では、イ
ンクがインクジェットヘッド1、主インク室2、補助イ
ンク室71〜74に充填されている。印字に伴い、イン
クジェットヘッド1からインクが吐出されると、まず主
インク室2内の毛管部材3に含浸しているインクが消費
される。このとき、インクの消費に伴い、インクジェッ
トヘッド1に供給されるインクの負圧、すなわちインク
供給路4内部の負圧は大きくなり、同時にインク流路5
の内部の負圧も大きくなる。インク流路5内部の負圧
は、補助インク室71〜74に伝わる。補助インク室7
4のインク圧と、毛管部材79の毛管力とがバランスし
ている間は変化がない。
【0037】さらに、主インク室2内のインクの消費が
進むと、補助インク室74のインク圧(負圧)が大きく
なる。このインク圧が毛管部材79の毛管力を上回る
と、毛管部材79を経由して補助インク室74内に空気
が導入される。補助インク室74に一旦空気が導入され
はじめると、補助インク室74内のインクの全量が補助
インク室73,72,71を経由して主インク室2に移
行する。主インク室2に移行したインクは、主インク室
2内のインク保持部材3の毛管力によって吸収される。
インク保持部材3にインクが吸収されることにより、イ
ンクジェットヘッド1にかかる負圧は減少する。補助イ
ンク室74内のインクがなくなる時点では、主インク室
2内のインク負圧が減少しているので、毛管部材78の
毛管力によりバランスすることになる。このようにし
て、補助インク室74,73,72,71の順に順次イ
ンクが主インク室2へ移行することにより、インクジェ
ットヘッド1にかかるインク圧をほぼ一定に保つことが
できる。
【0038】上述の各実施例においては、インクジェッ
トヘッドがインク室と一体に構成したが、本発明はこれ
に限らず、インクジェットヘッドが別体の構成としても
よい。また、補助インク室が着脱自在に構成され、イン
ク切れの際には補助インク室の部分のみを交換すること
により、ランニングコストを低減することができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、補助インク室は容積のほぼ100%のインク
を使用できるので、補助インク室の数を増やすことで全
体の使用効率を限りなく100%近くまで高めることが
可能となり、容積当たりのインク使用効率の高いインク
ジェットカートリッジを提供することができる。また、
補助インク室から少しずつ主インク室へインクを供給す
るため、インクジェットヘッドにかかるインク圧をほぼ
一定に制御することができ、安定した印字品質を保つこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェットカートリッジの第1
の実施例を示す断面図である。
【図2】 本発明のインクジェットカートリッジの第1
の実施例における動作の説明図である。
【図3】 本発明のインクジェットカートリッジの第1
の実施例における動作の説明図である。
【図4】 補助インク室における空気の導入の動作の説
明図である。
【図5】 本発明のインクジェットカートリッジの第2
の実施例を示す断面図である。
【図6】 本発明のインクジェットカートリッジの第2
の実施例における動作の説明図である。
【図7】 本発明のインクジェットカートリッジの第2
の実施例における動作の説明図である。
【図8】 インクジェットカートリッジ内のインク残量
とインク圧の関係を示すグラフである。
【図9】 本発明のインクジェットカートリッジの第2
の実施例における一具体例を示す断面図である。
【図10】 本発明のインクジェットカートリッジの第
3の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド、2 主インク室、3 イン
ク保持部材、4 インク供給路、5 インク流路、6
大気連通口、7 インク、10,20,30補助インク
室、11,21,31 第1の毛管部材、12,22,
32 大気連通口、13,23,33 第2の毛管部
材、14,24,34 インク流路、41 インクジェ
ットカートリッジ、42 インクジェットヘッド、43
主インク室、44 インク吸収部材、45 マニホー
ルドジョイント、46 ジョイント、47 大気連通
口、48 空気通路、49,50 フィルタ、51〜6
0補助インク室、61 フェルト、71〜74 補助イ
ンク室、75〜79 毛管部材、80 大気連通口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 淳一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置に用いるインク
    ジェットカートリッジにおいて、ヘッドに供給するイン
    クを蓄え大気に連通する開口を備えた主インク室と、該
    主インク室に設けられインクに毛細管力を作用させる毛
    管部材と、前記ヘッドと前記主インク室とを液体連結す
    るインク供給経路と、毛管力を発生する部材を介して大
    気と連通する連通口を備えた補助インク室と、該補助イ
    ンク室と前記主インク室とを液体連結するインク流路を
    有し、前記ヘッドのインク圧あるいは前記インク供給経
    路近傍のインク圧が前記インク流路を介して前記補助イ
    ンク室の前記連通口に作用し、該連通口に作用するイン
    ク圧と、前記補助インク室の前記連通口に設けられた前
    記毛管力を発生する部材の毛管力とのバランスにより、
    前記補助インク室から前記主インク室へのインク供給を
    制御することを特徴とするインクジェットカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記補助インク室を複数有し、各補助イ
    ンク室下部のインク流路の開口部に第2の毛管部材を配
    置したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トカートリッジ。
JP26302293A 1993-09-27 1993-09-27 インクジェットカートリッジ Pending JPH0789089A (ja)

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