JPH0789132A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH0789132A
JPH0789132A JP26561693A JP26561693A JPH0789132A JP H0789132 A JPH0789132 A JP H0789132A JP 26561693 A JP26561693 A JP 26561693A JP 26561693 A JP26561693 A JP 26561693A JP H0789132 A JPH0789132 A JP H0789132A
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JP26561693A
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Shunji Murano
俊次 村野
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 解像度300DPIのLEDヘッドを4組用
いて、最高解像度1200DPIでかつ解像度可変のプ
リンタを実現する。 【構成】 解像度300DPIのLEDヘッドA〜Dを
用い、ヘッドA,Bを発光体の配列ピッチの1/2シフ
トさせて並べ、ハーフミラーで画像を合成し、単眼レン
ズアレイで結像させる。同様にヘッドC,Dも発光体の
配列ピッチの1/2シフトさせて並べ、ハーフミラーで
画像合成し、単眼レンズアレイで結像させる。ヘッド
A,BとヘッドC,Dからの光をハーフミラーで合成
し、単眼レンズアレイで画像を1/2縮小し、合計で解
像度を4倍にする。解像度を1/Nに低下させる場合、
ページメモリー30の画像データを、アドレスジェネレ
ータ34でN回読み出してN個のデータに引き伸ばし、
ゲート38とデータディストリビュータ40で、4つの
ヘッドに分配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は解像度可変のプリンタに
関し、特にLEDヘッドやELヘッド,プラズマヘッ
ド,サーマルヘッド等を用いたプリンタの解像度可変制
御に関する。
【0002】
【用語法】この明細書において、プリンタは狭義のプリ
ンタの他に、デジタルコピー機やファクシミリ等を含む
ものとし、プリンタは用紙への印画を行う装置として定
義する。
【0003】
【従来技術】プリンタの改良は、主として解像度の改良
として行われてきた。例えばLEDヘッドを用いたプリ
ンタの場合、解像度300DPI(ドット/インチ)から
600DPIへの改良が試みられ、次には解像度120
0DPIへの改良が検討されている。このようにして解
像度の向上がなされた場合、次の課題として解像度を可
変にすることが必要になる。例えば仮に解像度1200
DPIのLEDヘッドが得られたとして、これを常に1
200DPIで駆動する必要はない。画像データの解像
度が200DPIしかなければ、ヘッドも200DPI
で駆動する方が好ましい場合もある。200DPIのデ
ータを1200DPIに書き換えるために、データの補
間を行い、印画速度を低下させるのが好ましいとは限ら
ない。
【0004】この点について、特開平5−138,99
3号は、参照表を用いて、例えば600DPIの画像デ
ータを400DPIのヘッドで印画することを提案して
いる。この提案では、600DPIの画像データを3ド
ットずつ切り出し、これを400DPIで2ラインの印
画データに変換する。(0,0,0)や(1,1,1)のデ
ータは、そのまま(0,0)+(0,0)や(1,1)+
(1,1)に変えれば良く、問題となる(1,0,0)は
(1,0)+(0,0)に、(1,1,0)は(1,0)+
(1,1)に変換する。このことから明らかなように、特
開平5−138,993号には、画像データの引き伸ば
しという概念は無い。またこの手法では、印画データを
所定ドット数ずつ切り出し、参照表で処理し、1つのラ
インのデータを2つのラインにまたがるデータに変換す
る。これはメモリーを多量に必要とし、演算が複雑で、
制御アルゴリズムも複雑になる。
【0005】解像度の向上は、解決済みの問題ではな
い。LEDヘッドやELヘッド,プラズマヘッド,サー
マルヘッドなどの固体型のヘッドを用いたプリンタの場
合、解像度の向上には、画像素子の配列ピッチを小さく
することが必要になる。これには画像素子の小型化、画
像素子の総数の増加、画像素子への配線の線幅の縮小、
駆動回路との接続のボンディングパッドの小型化、ボン
ディングパッドの総数の増加と接続点数の増加等が伴
い、ヘッドのコストを増加させると共に、収率を急激に
低下させる。例えば300DPIでの収率が90%であ
るとすれば、600DPIでは画像素子の総数が2倍に
なることに伴って収率は81%に低下し、これに微細化
に伴う収率低下が加わるため、総合収率はさらに減少す
る。また解像度を600DPIよりもさらに高めること
は、微細加工の限界に近づくため、実現が困難である。
これらのことをまとめると、画像素子の小型化による解
像度の向上は600DPI付近で限界に達しているとい
える。
【0006】
【発明の課題】請求項1の発明の課題は、プリンタの解
像度を画像データに応じて可変にできるようにすること
にあり、特に元の1ラインのデータが2ラインにまたが
ったりすることなしに、簡単な処理で解像度を可変にで
きるようにすることにある。請求項2の発明の課題は、
光ヘッドについて、発光体の小型化以外の手法で解像度
を向上できるようにし、かつ解像度を簡単に変化させら
れるようにすることにある。
【0007】
【発明の構成】請求項1のプリンタは、画像データを画
像素子に供給し、所定の分解能で1ラインずつ印画する
ようにしたプリンタにおいて、該画像データを、プリン
タの分解能と画像データの分解能の比に応じて、引き伸
ばす手段を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2のプリンタは、発光体からの光画
像を、レンズアレイを用いて結像させるようにしたプリ
ンタにおいて、発光体をその配列ピッチの1/2ずらせ
て配置した列を2列設けて1組とし、2列の発光体の組
毎に、発光体の光を合成するためのハーフミラーと、合
成後の光を縮小して結像させるための単眼レンズアレイ
とを設け、かつ前記2列の発光体の組をn組設け、(n
は2以上の自然数)、n組の発光体の組からの光を合成
するための新たなハーフミラーを設け、さらに1ドット
の画像データをN/mドットの画像データ(Nは2以上
の自然数,mは1または2でNの約数)に引き伸ばすた
めの手段と、N/mドットに引き伸ばした画像データ
を、前記n組の発光体の組に分配するための手段と、前
記Nの値を変化させるための手段とを設け、プリンタの
解像度を最高解像度の1/Nに変化させられるようにし
たことを特徴とする。
【0009】
【発明の作用】請求項1の発明では、1ドットの画像デ
ータを複数ドットに引き伸ばす。例えば解像度1200
DPIのデジタルプリンタで、200DPIのデータを
印画する場合、例えば1ドットを6ドットに引き伸ばせ
ば良い。同様に300DPIのデータでは、原則として
4ドットに引き伸ばせば良く、600DPIでは2ドッ
トに引き伸ばせば良い。この結果、極めて簡単にプリン
タの解像度を可変にすることができる。
【0010】請求項2の発明はLEDヘッドを用いたプ
リンタに関するもので、発光体の列を2n列用い、プリ
ンタの解像度を2n倍にする。まず解像度を2倍にする
ために、発光体をその配列ピッチの1/2ずらせて配置
した列を2列用い、それを1組とする。2列の発光体で
は一方の列の発光体と発光体との間に他方の列の発光体
が入り込むことになり、解像度は2倍に増加する。そし
て2列の発光体があたかも1列に配列されているかのよ
うに処理するため、ハーフミラーを用いて2列の発光体
の光を合成する。ハーフミラーからみて発光体の反対側
に単眼レンズアレイを設け、ハーフミラーで合成した光
を縮小して結像させる。次に2列の発光体からなる発光
体の組をn組設け(nは2以上の自然数)、n組の発光体
からの光をハーフミラーで合成して結像させる。このよ
うにすると最終段のハーフミラーでの合成で解像度をn
倍に高め、2列の発光体の組の中では、発光体をハーフ
ピッチずらせて配置することにより解像度を2倍高め、
合計で解像度を2n倍に高めることができる。そしてこ
の発明の構成では、発光体の配列ピッチを小さくせずに
解像度を高めることができる。例えば解像度300DP
Iの発光体の列を4列用いれば、解像度1200DPI
のプリンタが得られ、6組用いれば解像度1800DP
Iのプリンタが得られる。また解像度400DPIの発
光体の列を4列用いれば、合計の解像度は1600DP
Iとなり、解像度600DPIの発光体の列を4列用い
れば合計の解像度は2400DPIに達する。
【0011】解像度は2n倍に高めればよく、4倍の他
に6倍あるいは8倍等にすることができるが、実用上重
要なのは解像度を4倍に高める場合である。例えば白黒
2値画像の画像でも解像度を2000DPIに高めれ
ば、白黒256階調の自然画像とほぼ等しい画像品質に
達し、肉眼で2値画像か256階調の自然画像かを識別
することは殆ど不可能である。従って解像度を2000
DPIよりも高める必要はなく、解像度300DPIの
発光体の列から出発して解像度1200DPIの画像を
得れば、ほぼ自然画像に近い画像が得られることにな
る。また解像度400DPIの発光体の列から出発すれ
ば、解像度1600DPIとほぼ自然画像に近い画像品
位が得られる。さらに解像度600DPIの発光体の列
を4組用いれば、2400DPIと自然画像を表現する
のに必要な解像度以上の解像度が得られることになる。
【0012】組み合わせる発光体の列を4列よりも増加
させると、用いるハーフミラーの数が増加し、明るさが
低下する。ハーフミラーの数が増加することは、プリン
タの物理的構造が複雑になり、組立が困難になることを
意味する。例えば4列の発光体を組み合わせるのに必要
なハーフミラーの数は3枚で、発光体を8列用いると、
発光体4列当たりでハーフミラーが3枚必要なため、6
枚のハーフミラーが必要となり、次に4列の発光体の光
と残る4列の発光体の光とを合成するためにハーフミラ
ーが1枚必要になる。この結果必要なハーフミラーの枚
数は7枚となり、一般には2n−1枚のハーフミラーが
必要となる。
【0013】4列の発光体を用いる場合、結像までに光
は2回ハーフミラーを通過するので、光量は1/4に低
下する。ここで発光体を8列用いると、結像までに通過
するハーフミラーの枚数が3枚となるため、光量は1/
8に低下する。このように用いる発光体の列を増加させ
る毎に光量が低下するので、発光体を4列用い、nを2
とすることが好ましい。即ち2列の発光体からなる組を
2組用い、解像度を4倍に高めるのがプリンタの構造の
複雑化を避け、光量の低下を防止するためにも好まし
い。また一般に発光体を4列用い解像度を4倍に増加さ
せれば、理論上必要な解像度にほぼ近づき、充分な画像
品位を得ることができる。
【0014】解像度を可変にするため、1ドットの画像
データをN/mドットの画像データ(Nは2以上の自然
数で,mは1または2でかつNの約数である)に引き伸
ばす。画像データを引き伸ばすには、例えば図1に示し
たように、アドレスジェネレータを操作して1つの画像
データをN/m回読み出す。あるいは図6に示したよう
に、ある周波数で読み出した画像データを、そのN/m
倍の周波数で読み込む。画像データを引き伸ばす手法自
体は、任意である。ここでmを1とするのは、ハーフピ
ッチずらせて配列した2列の発効体の列を同時に駆動す
る場合であり、mを2とするのは、ハーフピッチずらせ
た2列の発光体の列の一方のみを駆動する場合である。
【0015】引き伸ばした画像データを、2n組の発光
体の列に分配する。例えばmが1の場合、2K個の画像
データを1組の発光体に分配し、各発光体の列にはK個
ずつの画像データを供給する。そして供給した画像デー
タの数をカウンタ等で積算し、2K個の画像データを供
給すると、他の発光体の組に分配する。mが2の場合、
2列の発光体の列からなる組の内、一方の発光体の列の
みを駆動する。そしてK個の画像データを1つの発光体
の列に供給すると、次のK個を別の発光体の組の一方の
列に供給する。
【0016】例えば解像度300DPIで配列した発光
体の列を4列用い、合計解像度1200DPIのプリン
タとする。また各発光体は48個毎にブロックとし、1
ブロックずつ時分割駆動するものとする。この場合、1
200DPIのプリンタをmが1、Nが6で駆動する
と、解像度200DPIの画像データを6倍に引き伸ば
して、1200DPIプリンタで印画できることにな
る。そして6倍に引き伸ばした画像データの内3個を第
1列の発光体に駆動し、次の3個を第2列の発光体に供
給する。このようにして16個の画像データを読み出
し、6倍に引き伸ばして48×2の96個の画像データ
とし、第1列と第2列とに1ブロック分ずつ画像データ
を供給する。次の16個の画像データは、同様に6倍に
引き伸ばし、第3列と第4列の発光体に供給する。この
サイクルを繰り返せば、200DPIの画像データで1
200DPIのプリンタを駆動でき、プリンタの解像度
を1/6に低下させたことになる。なおmが2の場合、
1個の画像データを3倍に引き伸ばし、元の16個の画
像データを48個の画像データとして、第1列の発光体
に供給する。次の16個の画像データも同様に48個に
引き伸ばし、第3列の発光体に供給する。このようなサ
イクルを繰り返せば、200DPIの画像データで、1
200DPIのプリンタを駆動できる。解像度を低下さ
せる割合Nは可変とし、印画しようとする画像データの
解像度とプリンタの解像度との比に応じて定める。そし
てこれらのことによって、プリンタの解像度を最高解像
度の1/Nに変化させることができ、様々な解像度の画
像データを1つのプリンタで印画することが可能にな
る。
【0017】
【実施例】図1〜図5に、実施例を示す。この実施例
は、解像度300DPIのLEDアレイを用いて解像度
1200DPIのプリンタを作り、しかもその解像度を
200DPIから1200DPIの範囲で可変にするも
のである。LEDアレイの代わりにELアレイやプラズ
マアレイ,サーマルアレイ等を用いても良い。図1には
ドット密度を可変にし解像度を可変にするための駆動回
路を示す。また図2は、図1の駆動回路でN倍に引き伸
ばした画像データのデータ構造を示す。図3にプリンタ
の光学系を、図4に2列の発光体の列からなる発光体の
組での、発光体の配置を示す。図5にプリンタの結像原
理と、各発光体への画像の割り当てとを示す。
【0018】図3において、2は感光体ドラムで結像面
の例である。4はハウジングで、プラスチック等のハウ
ジングを用い、6,8,10はハーフミラーである。ハー
フミラー6,8,10は透過率と反射率とが等しく、感光
体ドラム2での光量ムラが生じないものを用いる。1
2,14は1/2縮小の単眼レンズアレイで、発光体の
列を6列用いる場合には1/3縮小となり、8列用いる
場合には1/4縮小となる。また単眼レンズアレイ1
2,14の縮小率は、LEDアレイ24を密着して配列
するか、隙間を置いて配列するかによっても異なってく
る。16,18,20,22は基板であり、これらの基板
にLEDアレイ24を各々1列にかつ殆ど隙間を置かず
一直線上に配列する。実施例ではLEDアレイ24の列
の数は4で、ハーフミラー6,8,10の数は3枚で、L
EDアレイ24の列の数よりも1枚少なくなる。また単
眼レンズアレイ12,14はLEDアレイ24の2列毎
に設けるので、LEDアレイ24の列を2n列とする
と、n個の単眼レンズアレイが必要になる。実施例のプ
リンタは4組のLEDヘッドを用いているのと同じであ
り、これらのLEDヘッドを仮想的にLEDヘッドA,
B,C,Dと呼ぶことにする。
【0019】図4に、LEDヘッドA,Bでの発光体の
配置を示す。ヘッドAでの最初のLEDアレイA−1
と、ヘッドBでの最初のLEDアレイB−1の各発光体
は、その配列ピッチの1/2ずつシフトさせて配置して
ある。各LEDアレイ24は、発光体を例えば300D
PIの配列ピッチで配置し、1アレイ毎に48個の発光
体を配置してある。また各LEDヘッドA,B,C,Dで
は、LEDアレイ24を各々40個ずつ搭載している。
LEDアレイ24での発光体の配列ピッチは84.7μ
mなので、LEDヘッドAとLEDヘッドBとでは、発
光体を42μmシフトさせて配列することが必要にな
る。同様にLEDヘッドCとLEDヘッドDでも、発光
体を42μmシフトさせて配置することが必要になる。
またLEDヘッドA,B,C,Dからの光は最後のハーフ
ミラー6で合成して感光体ドラム2に結像させるので、
各発光体を±5μm程度の精度で配置することが必要に
なる。このため基板16,18,20,22にはLEDア
レイ24の搭載用マーカを設け、各LEDアレイ24に
設けたマーカと位置合わせして搭載する。また各基板1
6,18,20,22は高精度でハウジング4に組み付け
る。このようにすれば各発光体を±5μm程度の精度で
搭載することが可能になる。なお以下A−2等の記号で
ヘッドの番号とLEDアレイ24の番号とを示し、例え
ばA−2はLEDヘッドAでの2番目のLEDアレイを
表すものとする。
【0020】図5に、実施例での結像原理を示す。LE
DヘッドAとLEDヘッドBとは発光体の1/2ピッチ
分シフトさせて配置してある。同様にLEDヘッドCと
LEDヘッドDも1/2ピッチシフトさせて配置してあ
る。一方LEDヘッドA,BとLEDヘッドC,Dとは、
LEDアレイ24の長さの1/2ずつシフトさせて配置
してある。そしてLEDヘッドA,Bからの光をハーフ
ミラー10で合成し、単眼レンズアレイ14で1/2に
縮小し、1200DPIの画像とする。これをハーフミ
ラー6で反射させ感光体ドラム2に結像させる。同様に
LEDヘッドCとLEDヘッドDの光をハーフミラー8
で合成し、単眼レンズアレイ12で1/2に縮小し、ハ
ーフミラー6を介して結像させる。結像領域は、図5で
感光体ドラム2上に斜線で示したようになり、単眼レン
ズアレイ14からの光と単眼レンズアレイ12からの光
が、レンズ毎に交互に入れ替わり、全体として切れ目の
無い解像度1200DPIの画像が得られる。そして単
眼レンズアレイ12,14での各々の単眼レンズに対し
て、各ヘッド毎に1個のLEDアレイ24が(1個の単
眼レンズに対し合計2個のLEDアレイ24,24が)対
応する。
【0021】図1に、実施例のプリンタの駆動回路を示
す。図の中心の通信記号の左側がプリンタ本体での処理
を表し、右側がLEDヘッド側での処理を表す。図にお
いて30はプリンタ本体のページメモリーで、32は分
周回路、34はアドレスジェネレータ、36は分周比N
を定めるためのモードセレクタである。そしてこの分周
比Nが解像度を低下させる割合となり、図1ではNを6
とした場合についてデータの流れを示した。38はゲー
ト回路で、ページメモリー30から読み出した印画デー
タを1ドットずつ交互に2つの出力端子から出力する。
40はディストリビュータで、カウンタを内蔵してクロ
ック信号CLKをカウントし、2ブロック(ここではL
EDアレイ24の発光体の個数の2倍の96個)のクロ
ック信号をカウントする毎にスイッチを切り替えて出力
する。42は先入り先出しのFIFOメモリーで、各々
1ブロック分(48ドット)のデータを収容できるメモリ
ーを4個並列に配置してある。そしてFIFOメモリー
42の最初のバンク(図でAと示した部分)のデータをL
EDヘッドAに供給し、バンクCのデータをLEDヘッ
ドCに、バンクBのデータをLEDヘッドBに、バンク
DのデータをLEDヘッドDに供給する。
【0022】図1の駆動回路の動作を示す。最高解像度
1200DPIで駆動する場合、1ラインのシリアル転
送ではプリンタ本体からのデータ転送速度が不足する。
そこで4ビットのパラレル転送とし、LEDヘッドA,
B,C,D毎に各々のデータ転送ラインを設け、各1ビッ
トシリアルで合計4ビットパラレルでデータ転送を行
う。プリンタ本体での基本クロックの周波数がNXMH
zであるとすると、分周回路32はこれを1/Nに分周
し、XMHzのクロックCLKでページメモリー30か
らデータを読み出す。これはページメモリー30から読
み出すデータの個数を、解像度に応じ1/Nに低下させ
ることを意味する。そしてこれに応じて、印画ラインの
数は1/Nに減少し、1ライン当たりのデータ数は一定
となる。
【0023】ページメモリー30が1200DPIの解
像度に対応しているとすると、200DPIの場合、画
像データはその一部にしかなく、例えば主走査方向に沿
って1/6の範囲にしか画像データが無い。そこでアド
レスジェネレータ34にカウンタを内蔵させ、Nクロッ
クカウントする毎に、アドレスを1つずつシフトさせ
る。この結果例えば解像度200DPIの場合、6回繰
り返して同じデータを読み出すことになり、1ビットの
画像データを6ビットに引き伸ばすことになる。例えば
ページメモリー30でのアドレス(x,y)での画像デー
タが1であるとすると、アドレスジェネレータ34は6
回同じアドレスのデータを読み出すので、ゲート38に
読み出される印画データは(1,1,1,1,1,1)とな
る。ゲート回路38には2つのゲートがあり、クロック
毎にオンするゲートを切り替える。この結果画像データ
は1ドット毎にスライスされ、前記の(1,1,1,1,1,
1)のデータは(1,1,1)と(1,1,1)の2つのデータ
に分けられる。
【0024】データディストリビュータ40にはカウン
タと4つのゲートとがあり、第1のゲートはFIFOメ
モリー42のバンクAに,第2のゲートはFIFOメモ
リー42のバンクCに,第3のゲートはFIFOメモリ
ー42のバンクBに,第4のゲートはバンクDに接続し
てある。そしてカウンタで96クロックカウントする毎
に、ゲートの動作が反転する。この結果最初の96個の
データ(96クロック)はバンクAとバンクBとに各48
個ずつ入力され、次の96個のデータはバンクCとバン
クDとに各48個ずつ入力される。分周回路32はクロ
ック信号をさらに1/4に分周し、周波数X/4MHz
としたクロック信号を発生させる。このクロック信号で
FIFOメモリー42のデータを読み出し、ヘッドA,
B,C,Dへと転送する。また各ヘッドはこのクロック
で、LEDアレイ24を1個ずつ独立して動作する。
【0025】図2に、ページメモリー30からディスト
リビュータ40へのデータの流れを示す。いま解像度2
00DPIでプリンタを駆動しているとした場合、ペー
ジメモリー30の1つのデータを6ドットのデータに引
き伸ばし、ゲート回路38で6ドットの中の奇数番目の
データをFIFOメモリー42のバンクAに入力し、偶
数番目のデータをバンクBに入力する。バンクA,Bに
各々48個のデータを入力すると、ディストリビュータ
40のスイッチを切り替え、バンクC,Dに各々48個
のデータを入力する。以下このステップを繰り返し、バ
ンクA,BとバンクC,Dを交互に使用する。このこと
は、300DPI等の他の解像度で駆動する際も同様で
ある。300DPIで駆動する場合には、ページメモリ
ー30の1ドットのデータを4ドットに引き伸ばし、4
ドット中の奇数番目のデータをバンクAに、偶数番目の
データをバンクBに入力する。
【0026】400DPIで駆動する場合には、ページ
メモリー30のデータを3倍に引き伸ばす。例えばペー
ジメモリー30のデータが(1,0)の場合、(1,1,1)
のデータを読み出した後に、(0,0,0)のデータを読み
出す。これをゲート回路38で1ビット毎にスライスす
るので、バンクAには(1,1,0)のデータが、バンクB
には(1,0,0)のデータが入力される。ヘッドAとヘッ
ドBは発光体の1/2ピッチ分シフトさせて配置したの
で、(1,1,0)と(1,0,0)のデータで印画すると、感
光体ドラムは(1,1,1,0,0,0)で露光される。解像
度600DPIの場合、ページメモリー30のデータを
2倍に引き伸ばす。この結果データ1は(1,1)に引き
伸ばされ、バンクAとバンクBに各々データ1が入力さ
れる。解像度1200DPIの場合には、例えばページ
メモリー30から(1,0)の2ビットのデータを読み出
すと、先頭のデータ1をバンクAに入力し、次のデータ
0をバンクBに入力する。
【0027】ディストリビュータ40からFIFOメモ
リー42へのデータの分配は、LEDアレイ24の2個
分のデータが供給される毎に切り替えられ、これは各L
EDヘッドA〜DでLEDアレイ24を1アレイずつ時
分割駆動することに対応したものである。FIFOメモ
リー42のデータは、ページメモリー30のデータの読
み出し周波数をさらに1/4に分周したクロック(1/
4)*CLKで読み出され、4つの信号転送ラインを介
して各LEDヘッドA〜Dに供給され、各LEDヘッド
A〜Dはこの周波数で駆動される。この結果、ゲート3
8に周波数CLKで送られたデータは、4つのヘッドA
〜Dに各1/4CLKの周波数で転送され、FIFOメ
モリー42へのデータの入力数と出力数とが一致する。
【0028】なお実施例ではLEDヘッドAとLEDヘ
ッドBを絶えず同時に駆動し、LEDヘッドCとLED
ヘッドDも絶えず同時に駆動することにした。しかしな
がら解像度200DPIや解像度300DPIの場合、
LEDヘッドA,Bを同時に駆動させる必要はなく、一
方のみを駆動すれば良い。同様に解像度200DPIや
300DPIでは、LEDヘッドC,Dも一方のみを駆
動すれば良い。これはmを2とした場合に対応し、この
場合には分周回路32でN/mに基本クロックを分周
し、例えば解像度200DPIの場合、ページメモリー
30での1ドットの画像データを3ドットに引き伸ばし
てゲート38に入力する。次にゲート38はビット毎の
データのスライスをやめ、1ブロック分の48個の画像
データを例えばバンクAのみに、あるいはバンクBのみ
に供給する。同様に解像度300DPIの場合は、基本
クロック信号を1/4に分周するのではなく、1/2に
分周し、例えばバンクAのみにあるいはバンクBのみに
供給する。これ以外の場合の動作は図1,図2の実施例
と同様である。なお1ドットの画像データをN/mドッ
トに引き伸ばすためにアドレスジェネレータ34を用い
た手法を示したが、例えば図6,図7に示したように、
ラッチ50に読み出した画像データをN回、LEDヘッ
ドに供給するようにしても良い。
【0029】
【変形例】図6,図7に、ページメモリー30から読み
出したデータをラッチ50にラッチし、このデータをN
回読み込んで、1ドットのデータをNドットに引き伸ば
すようにした変形例を示す。
【0030】LEDヘッドとして、ヘッドA〜Dの4つ
のヘッドを設け、各ヘッドのドット数は各2560で、
合計で10240ドットのA4−1200DPIヘッド
とする。ヘッドA〜Dの配置は前記の実施例から変え、
1ラインの先頭の1/4の部分をヘッドAで印画し、次
の1/4をヘッドBで、次の1/4をヘッドCで、最後
の1/4をヘッドDで印画する。1つのラインを単純に
均等4分割し、各ヘッドに1/4ずつ割り当てるのであ
る。各LEDヘッドA〜Dは、LEDを所定個数ずつ並
べたLEDアレイを配列したものである。
【0031】プリンタ本体からのデータ転送について検
討すると、300DPIのヘッドでデータ転送速度は2
MHzとなり、データ転送量は解像度の2乗に比例する
ので、1200DPIのヘッドでは1ビットシリアル転
送の場合、データ転送周波数が32MHzとなる。これ
はシリアル転送の限界を越える。そこで、データは4ビ
ットパラレル転送し、ヘッドA,B,C,Dに同時にデー
タを入力する。この結果、データ転送周波数は最大8M
Hzとなる。また各ヘッドA〜Dに同時にデータを転送
することに伴い、4つのヘッドA〜Dを同時に駆動す
る。この結果、ヘッドの動作は、1つのラインを左右に
4分割し、4つのヘッドA〜Dに1/4ずつ割り当て、
各ヘッドA〜Dが同時に動作するものとなる。各々のヘ
ッドA〜Dは時分割駆動でも、スタチック駆動でも良
い。
【0032】図6において、35はアドレスジェネレー
タで、分周回路32で基本周波数CLKの1/N2の1
に分周した周波数で、ページメモリー30のアドレスを
発生させる。データの引き伸ばしは後述のラッチ50で
行い、アドレスジェネレータ35では、1クロック毎に
1ドットずつページメモリー30のアドレスを変化させ
る。基本周波数CLKは最大解像度でページメモリー3
0に画像データを書き込むための周波数で、解像度を1
/Nに低下させると、書き込むデータ量が1/N2の1
に低下するので、読み出しアドレスのクロック信号も1
/N2の1に周波数を低下させることになる。
【0033】ヘッドA〜Dを同時に駆動するため、アド
レスジェネレータ35は、ヘッドAに供給する画像デー
タを所定ドット数読み出させた後に、ヘッドBへの画像
データを読み出させというように、ヘッドA,ヘッドB,
ヘッドC,ヘッドDの順で、交互に所定のドット数ずつ
画像データを読み出させ、各ヘッドの画像データが途切
れないようにする。
【0034】50は1ビットのラッチで、ページメモリ
ー30に1ビットラッチが備えられている場合は、内蔵
のものを用いれば良い。40は前記のデータディストリ
ビュータ、42は前記のFIFOメモリーである。52
はヘッド制御回路で、ヘッドA〜Dの時分割制御を行
い、53〜56は各ヘッドA〜Dのシフトレジスタであ
る。FIFOメモリー42とシフトレジスタ53〜56
は、4ビットパラレル転送ラインで接続し、ヘッド制御
回路52は基本周波数CLKを1/4Nに分周した周波
数(1/(4N)*CLK)で動作する。ページメモリー3
0からFIFOメモリー42までがプリンタ本体で、ヘ
ッド制御回路52以降がプリントヘッドとなる。ヘッド
制御回路52は、ヘッドA〜Dの時分割駆動をコントロ
ールし、シフトレジスタ53〜56のデータのヘッドへ
のラッチ、ヘッドへのストローブ信号の発生、LEDア
レイの切り替え用のスイッチの制御を行う。
【0035】変形例の動作を説明する。最初に、最高解
像度1200DPIでの動作を示す。この場合、Nは1
となり、アドレスジェネレータ35やデータディストリ
ビュータ40は周波数32MHzで動作し、LEDヘッ
ドは、4ビットパラレル転送を行うことに伴い、周波数
8MHzで動作する。アドレスジェネレータ35は周波
数32MHzでページメモリー30のデータを1ドット
ずつ読み出させ、データディストリビュータ40も同じ
周波数でデータをFIFOメモリー42に分配するの
で、データの引き伸ばしはなされず、ページメモリー3
0の1200DPIデータを4分割して、FIFOメモ
リー42に入力するだけである。
【0036】次に解像度を低下させると、例えばNが4
の300DPIに低下させると、ページメモリー30の
データは2MHzの周波数で読み出され、データディス
トリビュータ40は8MHzの周波数でラッチ50のデ
ータを分配するので、ラッチ50のデータは4回ずつ読
み込まれ、1ドットが4ドットに引き伸ばされる。デー
タディストリビュータ40に内蔵のカウンタは分配した
データの個数をカウントし、所定の個数ずつ分配する毎
に、FIFOメモリー42での入力先を変え、FIFO
メモリー42での各バンクA〜Dに所定のドット数ずつ
順番にデータを入力する。
【0037】FIFOメモリー42に入力されたデータ
は、4ビットパラレル転送でヘッド側のシフトレジスタ
53〜56に入力される。このため転送周波数は1/4
に低下し、2MHzとなる。そしてこの周波数のクロッ
クで、ヘッド制御回路52を動作させれば、解像度30
0DPIのデータを4倍に引き伸ばし、1200DPI
のヘッドで印画できる。
【0038】Nが4以外の場合は、例えばNが2でデー
タを2倍に引き伸ばせば良く、Nが3で3倍に引き伸ば
せば良く、Nが6では6倍に引き伸ばせば良い。これら
のデータの引き伸ばしは、ラッチ回路50のデータをデ
ータディストリビュータ40にN回読み込むことで実現
する。
【0039】ここではLEDヘッドを例に実施例を示し
たが、ELヘッドやプラズマヘッド,サーマルヘッド等
でも良い。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明では、1ドットの画像デ
ータを複数ドットに引き伸ばし、プリンタの解像度を可
変にする。このため極めて簡単な処理で解像度を可変に
できる。特に1つのラインの中でのデータはそのライン
の中で処理するので、複数ライン分のデータを中間で記
憶する必要がなく、メモリーの浪費を抑えることができ
る。また画像データを引き伸ばしてプリントヘッドの解
像度に合わせるため、複雑な制御アルゴリズムが必要で
なく、データ変換のための参照表も必要でない。
【0041】請求項2の発明では、発光体の小型化以外
の手法で解像度を2n倍に向上させ、しかも解像度を可
変にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のプリンタの駆動ブロック図
【図2】 実施例のプリンタでのデータ構造を示す図
【図3】 実施例のプリンタの断面図
【図4】 発光体をハーフピッチシフトさせて並べた2
列の発光アレイを示す図
【図5】 実施例のプリンタでの結像原理を示す図
【図6】 変形例のプリンタのブロック図
【図7】 DRAM型のページメモリーからのデータの
読み出しを示す波形図
【符号の説明】
2 感光体ドラム 4 ハウジング 6,8,10 ハーフミラー 12,14 1/2縮小単眼レンズアレイ 16,18 基板 20,22 基板 24 LEDアレイ A,B,C,D LEDヘッド 30 ページメモリー 32 分周回路 34,35 アドレスジェネレータ 36 モードセレクタ 38 ゲート回路 40 データディストリビュータ 42 FIFOメモリー 50 ラッチ 52 ヘッド制御回路 53〜56 シフトレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/505

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを画像素子に供給し、所定の
    分解能で1ラインずつ印画するようにしたプリンタにお
    いて、 該画像データを、プリンタの分解能と画像データの分解
    能の比に応じて、引き伸ばす手段を設けたことを特徴と
    するプリンタ。
  2. 【請求項2】 発光体からの光画像を、レンズアレイを
    用いて結像させるようにしたプリンタにおいて、 発光体をその配列ピッチの1/2ずらせて配置した列を
    2列設けて1組とし、 2列の発光体の組毎に、発光体の光を合成するためのハ
    ーフミラーと、合成後の光を縮小して結像させるための
    単眼レンズアレイとを設け、 かつ前記2列の発光体の組をn組設け、(nは2以上の
    自然数)、n組の発光体の組からの光を合成するための
    新たなハーフミラーを設けるとともに、 1ドットの画像データをN/mドットの画像データ(N
    は2以上の自然数,mは1または2でNの約数)に引き
    伸ばすための手段と、 N/mドットに引き伸ばした画像データを、前記n組の
    発光体の組に分配するための手段と、 前記Nの値を変化させるための手段とを設けて、 プリンタの解像度を最高解像度の1/Nに変化させられ
    るようにしたことを特徴とする、プリンタ。
JP26561693A 1993-09-28 1993-09-28 プリンタ Pending JPH0789132A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6229593B1 (en) 1998-02-03 2001-05-08 Fujitsu Limited Exposure device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6229593B1 (en) 1998-02-03 2001-05-08 Fujitsu Limited Exposure device

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