JPH0789426A - 制動力配分制御装置 - Google Patents

制動力配分制御装置

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JPH0789426A
JPH0789426A JP23701693A JP23701693A JPH0789426A JP H0789426 A JPH0789426 A JP H0789426A JP 23701693 A JP23701693 A JP 23701693A JP 23701693 A JP23701693 A JP 23701693A JP H0789426 A JPH0789426 A JP H0789426A
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pressure
wheel
wheel brake
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brake
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JP23701693A
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English (en)
Inventor
Noriaki Hattori
部 憲 明 服
Kenji Toutsu
津 憲 司 十
Jun Mihara
原 純 三
Takayuki Ito
藤 孝 之 伊
Shingo Sugiura
浦 慎 吾 杉
Norio Yamazaki
崎 憲 雄 山
Shiyouji Inagaki
垣 匠 二 稲
Masanori Yamamoto
本 真 規 山
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライバのブレ−キペダル操作が無いときに
も制動力配分制御を実現し、逆に制動力配分制御中のド
ライバのブレ−キペダル操作にも対応する装置を実現す
る。 【構成】 第1圧力を発生するマスタシリンダ(2)およ
び第2圧力を発生するブ−スタ(5);実質上一定高圧の
第3圧力を発生する定圧力源(21,22);第2圧力と第3
圧力の一方を選択する第1切換手段(64,65);第1切換
手段が選択した圧力と第1圧力の一方を選択する第2切
換手段(61〜63);第2切換手段が選択した圧力と低圧を
選択的に、各車輪ブレ−キ(51〜54)に供給するための第
1〜4増減圧手段(312,334,356,378);を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪ブレ−キに与える
ブレ−キ液圧を制御する装置に関し、特に、これに限定
する意図ではないが、ドライバによる制駆動時に、不要
な車輪ロック(制動時),車輪空転(駆動時)が発生し
た場合、これを回避する目的で、車輪速度,車輪スリッ
プ率の信号から、必要により車輪ブレ−キ圧の増減圧を
繰返すアンチスキッド制御とトラクションコントロ−ル
制御(駆動輪のみ)、ならびに、転舵,加減速,路面の
傾斜,凹凸等車両の運転状態あるいは走行状態に応じ
て、それらの変化があるときの走行安定性および操舵性
を確保するための前後左右車輪ブレ−キの制動力配分を
算出しその配分に従って各車輪ブレ−キ圧を個別に増,
減する制動力配分制御、に好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車輪ブレ−キには通常、ドライバが操作
するブレ−キペダルの押込み圧に対応するブレ−キ圧
(第1圧力)が、ブレ−キマスタシリンダから与えられ
る。複数個の車輪の回転速度から車体の移動速度(基準
速度)を推定演算し、基準速度と車輪の回転速度から車
輪のスリップ率あるいは路面の摩擦係数μを算出もしく
は推定し、車体が移動しているにもかかわらず車輪回転
が完全停止(車輪ロック)するのを回避するように車輪
ブレ−キ圧を減圧し、その後制動距離が可及的に短くな
るように増圧し、更に必要に応じて減,増圧を繰返すア
ンチスキッド制御のために、車輪ブレ−キ圧を減,増圧
するための増減圧弁ならびに増減圧弁に第1圧力よりも
高い圧力(第2圧力)を第1圧力ラインに与える、流体
ポンプおよびそれを駆動する電気モ−タでなる圧力源が
備えられ、アンチスキッド制御を実行する電子制御装置
が、車輪ブレ−キ圧の変更(自動介入)が必要と判定す
ると、前記圧力源より第2圧力を増減圧弁に与え、そし
て増減圧弁を使用して車輪ブレ−キを低圧(ドレイン
圧)と第2圧力に選択的に切換える。低圧供給により車
輪ブレ−キ圧は低下し第2圧力供給により車輪ブレ−キ
圧が上昇する。この種のアンチスキッド制御の1つが、
特開平2−38175号公報に提示されている。
【0003】最近は、車両制動時の車輪のスリップ率お
よび制動距離に視点を置いて車輪ブレ−キ圧を制御する
ばかりでなく、車両の運転状態および走行状態ならびに
車両上の荷重分布に応じた、制動中の車両の方向安定性
を確保するための前後左右車輪ブレ−キの制動力配分を
電子制御装置で算出し、この配分を満すように、増減圧
弁を使用して車輪ブレ−キ圧を調整する制動力配分制御
が提案されている。本発明者等は、例えば、特開平5−
85327号公報,特開平5−85340号公報および
特開平5−85336号公報において提示した。また、
上述のアンチスキッド制御および制動力配分制御におい
て、増減圧弁に与える第2圧力を、第1圧力より例えば
20%程度高いハイドロブ−スタ圧とする車輪ブレ−キ
圧系統を特願平4−330062号に提示した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例のいずれ
も、アンチスキッド制御はもとより制動力配分制御はド
ライバのブレ−キペダルの踏込みを条件としており、ア
ンチスキッド制御の場合はブレ−キペダルの踏込みによ
る車輪制動がいわば過制動となるとき一度車輪ブレ−キ
を減圧し、そして望ましい車輪スリップ率となるように
また制動距離が可及的に短くなるように増圧するので、
加えて、ドライバの判断によりブレ−キペダルを介して
ブレ−キ圧が操作されるので、アンチスキッド制御中の
増圧に、ブレ−キペダルの踏込みや緩めに応じた圧力と
なるハイドロブ−スタ圧を用いるのは合理的である。し
かし制動力配分制御の場合は、車両の運転状態および走
行状態ならびに車体上の荷重分布に対応して車両の方向
安定性および操舵性を確保するに有利な車輪ブレ−キ圧
分布(前後左右車輪ブレ−キのそれぞれに対するブレ−
キ圧の割当て)を実現するように各車輪のブレ−キ圧を
調整するので、ハイドロブ−スタ圧では所要の制動力配
分を実現しえない場合もあり得る。例えばブレ−キペダ
ルの踏込圧が低いときにはハイドロブ−スタ圧は低い
が、制動力配分ではそれより高いブレ−キ圧が必要とな
ることもありうる。
【0005】また、ブレ−キペダルを踏まない急発進や
急旋回などでは、車体上の荷重分布が一時的にシフトし
たり、路面の摩擦係数が4輪で各々異なったりし、車両
の方向安定性や操舵性が悪化することがあり、制動力配
分制御があった方が好ましい場合があるが、ブレ−キペ
ダルの踏込みがないのでハイドロブ−スタ圧によって車
輪ブレ−キ圧を高めることはできない。更には、制動力
配分制御では、前後左右4車輪のブレ−キ圧のそれぞれ
を個別に制御しうるのが好ましい。なお、車種(エンジ
ンの位置,運転席の位置,座席分布,前輪駆動/後輪駆
動/全輪駆動,前輪操舵/後輪操舵/前後輪操舵,荷台
の有無)によっては、必ずしも全輪のブレ−キ圧のそれ
ぞれを個別に制御しなくても、特定の1又は数車輪のブ
レ−キ圧の制動力配分制御で、方向安定性および操舵性
を確保しうる。
【0006】本発明は、ドライバの車輪ブレ−キ圧操作
が無いときにも制動力配分制御を実現しうる制動力配分
制御装置を提供することを第1の目的とし、制動力配分
制御中にドライバのブレ−キペダル操作があったときに
も、制御を中断することなく続け、ドライバにも異和感
がない制動力配分制御装置を提供することを第2の目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の制動力配分制御
装置は、ドライバによって操作され、操作力対応の第1
圧力を発生するマスタシリンダ(2)および第1圧力より
高い第2圧力を発生するブ−スタ(5);実質上一定高圧
の第3圧力を発生する定圧力源(21,22);第2圧力と第
3圧力の一方を選択する第1切換手段(64,65);第1切
換手段(64,65)が選択した圧力と第1圧力の一方を選択
する第2切換手段(61〜63);第2切換手段(61〜63)が選
択した圧力と低圧を選択的に、前右車輪ブレ−キ(51)に
供給するための第1増減圧手段(312);前記切換手段(61
〜63)が選択した圧力と低圧を選択的に、前左車輪ブレ
−キ(52)に供給するための第2増減圧手段(334);前記
切換手段(61〜63)が選択した圧力と低圧を選択的に、後
右車輪ブレ−キ(53)に供給するための第3増減圧手段(3
56);および、前記切換手段(61〜63)が選択した圧力と
低圧を選択的に、後左車輪ブレ−キ(54)に供給するため
の第4増減圧手段(378);を備える。なお、カッコ内に
は、理解を容易にするために、図面に示す実施例の対応
要素に付した記号を、参考までに示した。
【0008】
【作用】ドライバの車輪ブレ−キ圧操作による車輪制
動:第2切換手段(61〜63)で第1圧力を選択することに
より、車輪ブレ−キ(51〜54)に第1圧力が供給される。
すなわち、マスタシリンダ(2)が発生する圧力が与えら
れ、ドライバの操作力に対応するブレ−キ圧が車輪ブレ
−キ(51〜54)のそれぞれに加わる。
【0009】アンチスキッド制御:第1切換手段(64,6
5)で第2圧力を選択し、第2切換手段(61〜63)で、第1
切換手段(64,65)が選択した第2圧力を選択する。これ
により増減圧手段(312,334,356,378)に第2圧力すなわ
ちブ−スタ圧が加わる。しかして、増減圧手段(312,33
4,356,378)のそれぞれで、該ブ−スタ圧と低圧(ドレイ
ン)を選択的に、車輪ブレ−キ(51〜54)のそれぞれに個
別に供給することにより、車輪ブレ−キ(51〜54)のそれ
ぞれのブレ−キ圧が個別に定まる。
【0010】トラクション制御:第1切換手段(65)で第
3圧力を選択し、第2切換手段(63)で、第1切換手段(6
5)が選択した圧力、すなわちここでは第3圧力、を選択
する。これにより、増減圧手段(356,378)に第3圧力、
すなわち定圧力源(21,22)が発生する実質上一定の高
圧、が加わる。しかして、増減圧手段(356,378)のそれ
ぞれで、該高圧と低圧を選択的に、車輪ブレ−キ(53,5
4)のそれぞれに個別に供給することにより、車輪ブレ−
キ(53,54)のそれぞれのブレ−キ圧が個別に定まる。
【0011】制動力配分制御:第1切換手段(64,65)で
第3圧力を選択し、第2切換手段(61〜63)で、第1切換
手段(64,65)が選択した圧力、すなわちここでは第3圧
力、を選択する。これにより、増減圧手段(312,334,35
6,378)に第3圧力、すなわち定圧力源(21,22)が発生す
る実質上一定の高圧、が加わる。しかして、増減圧手段
(312,334,356,378)のそれぞれで、該高圧と低圧を選択
的に、車輪ブレ−キ(51〜54)のそれぞれに個別に供給す
ることにより、車輪ブレ−キ(51〜54)のそれぞれのブレ
−キ圧が個別に定まる。
【0012】以上のように、本発明の車輪ブレ−キ圧制
御装置によれば、アンチスキッド制御,トラクション制
御および制動力配分制御を実施しうる。これらの制御の
いずれにおいても、前,後および左,右の、全車輪ブレ
−キのブレ−キ圧を個別に調整しうる。また、特に制動
力配分制御においては、ブ−スタ圧(第2圧力)に代え
て定圧力源(21,22)が発生する実質上一定の高圧(第3
圧力)を車輪ブレ−キのそれぞれに個別に供給しうるの
で、ドライバのブレ−キ操作によるブレ−キ圧が低くて
も、方向安定性および操舵性を確保するためのブレ−キ
圧を、前,後および左,右の、全車輪ブレ−キに供給す
ることができ、より高い方向安定性および操舵性をもた
らすことができる。加えて、ドライバのブレ−キ操作に
よるブレ−キ圧とは別個の、定圧力源(21,22)が発生す
る高圧を増減圧手段(312,334,356,378)に与えるので、
ドライバによるブレ−キ操作がない急発進や急旋回など
でも、方向安定性および操舵性を高く維持するために、
前後左右4車輪のブレ−キ圧のそれぞれを個別に制御し
うる。
【0013】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0014】
【実施例】図1に本発明の一実施例の車輪ブレ−キ圧系
統を示し、図2には該車輪ブレ−キ圧系統の各種電磁弁
およびセンサが接続された、車輪ブレ−キ51〜54の
それぞれの圧力を制御するための電気系統の概要を示
す。
【0015】まず図1を参照すると、ブレ−キペダル3
をドライバ(運転者)が踏込むと、タンデム型のマスタ
シリンダ2が踏込圧対応の前輪ブレ−キ用流体圧(2
a)および後輪ブレ−キ用流体圧(2b)を発生し、図
1に示す状態において、前輪ブレ−キ用流体圧(2a)
は電磁切換弁61および62を通して前右車輪FRの車
輪ブレ−キ51および前左車輪FLの車輪ブレ−キ52
に加わる。後輪ブレ−キ用流体圧(2b)は、比例制御
弁6で調圧され更に電磁切換弁63並びに、増減圧弁ユ
ニット356の増圧用電磁弁35を介して後右車輪RR
の車輪ブレ−キ53に、また増減圧弁ユニット378の
増圧用電磁弁37を介して後左車輪RLの車輪ブレ−キ
54に加わる。これらのブレ−キ液圧を以下、第1圧力
と称する。ポンプ21は電気モ−タ24で駆動されてリ
ザ−バ4のブレ−キ液を吸引してチェックバルブ25を
通してアキュムレ−タ22に供給する。アキュムレ−タ
22の高圧は、ハイドロブ−スタ5ならびに電磁切換弁
64および65に供給される。アキュムレ−タ22のブ
レ−キ液の圧力は圧力センサ46で検出される。フキュ
ム−タ22の圧力が下限値以下に下がると低圧スイッチ
47が閉となる。リザ−バ4とアキュムレ−タ22の間
にはリリ−フバルブ23が介挿されており、アキュムレ
−タ22の圧力が上限値に達するとリリ−フバルブ23
がアキュム−タ22のブレ−キ液を、その圧力が上限値
未満になるまでリザ−バ4に放出する。なお、図2に示
し後述する電子制御装置10が、低圧スイッチ47の開
(圧力が下限値を越えた)/閉(圧力が下限値以下)を
監視しかつ圧力センサ46の検出圧を読んで、低圧スイ
ッチ47が閉(圧力が下限値以下)のときには電気モ−
タ24を駆動し、圧力センサ46の検出圧が低圧スイッ
チ47の上限値より低い設定値に達すると電気モ−タ2
4を止めて、アキュムレ−タ22の圧力を実質上一定圧
(下限値と設定値の間の範囲)に維持する。この、アキ
ュムレ−タ22のブレ−キ液圧を以下、第3圧力と称す
る。
【0016】アキュムレ−タ22の圧力(第3圧力)は
ハイドロブ−スタ5に印加され、ハイドロブ−スタ5
は、該圧力を、ブレ−キペダル3の押し込み力に比例す
る圧力に調圧して、電磁切換弁64および65に与え
る。これがブ−スタ圧であり、ブレ−キマスタシリンダ
2から出力する圧力の約120%程度の圧力となる。こ
のブ−スタ圧を以下、第2圧力と称する。
【0017】電磁切換弁64および65には、アキュム
レ−タ圧(第3圧力)とブ−スタ圧(第2圧力)が与え
られる。電磁切換弁64は、その電気コイルに通電がな
いときには図1に示すように、ブ−スタ圧(第2圧力)
を、前右車輪ブレ−キ51の調圧用の増減圧弁ユニット
312の増圧用電磁弁31ならびに前左車輪ブレ−キ5
2の調圧用の増減圧弁ユニット334の増圧用電磁弁3
3、の入力ポ−トに与えるが、電気コイルに通電がある
と、ブ−スタ圧(第2圧力)に代えてアキュムレ−タ圧
(第3圧力)を増圧用電磁弁31および33の入力ポ−
トに与える。電磁切換弁65は、その電気コイルに通電
がないときには図1に示すように、ブ−スタ圧(第2圧
力)を、電磁切換弁63に与えるが、電気コイルに通電
があると、ブ−スタ圧(第2圧力)に代えてアキュムレ
−タ圧(第3圧力)を電磁切換弁63に与える。
【0018】電磁切換弁61および62は、その電気コ
イルに通電がないときには図1に示すように、ブレ−キ
マスタシリンダ2の出力圧(第1圧力)を前右車輪ブレ
−キ51および前左車輪ブレ−キ52に与えるが、電気
コイルに通電があると、前右車輪ブレ−キ51の調圧用
の増減圧弁ユニット312の出力ポ−ト(増圧用電磁弁
31の出力ポ−ト)および前左車輪ブレ−キ52の調圧
用の増減圧弁ユニット334の出力ポ−ト(増圧用電磁
弁33の出力ポ−ト)に、前右車輪ブレ−キ51および
前左車輪ブレ−キ52を接続する。
【0019】電磁切換弁63は、その電気コイルに通電
がないときには図1に示すように、ブレ−キマスタシリ
ンダ2の出力圧を比例制御弁6が調圧した圧力(第1圧
力)を、後右車輪ブレ−キ53の調圧用の増減圧弁ユニ
ット356の入力ポ−ト(増圧用電磁弁35の入力ポ−
ト)および後左車輪ブレ−キ54の調圧用の増減圧弁ユ
ニット378の入力ポ−ト(増圧用電磁弁37の入力ポ
−ト)に与えるが、電気コイルに通電があるときには、
ユニット356および378の入力ポ−トに電磁切換弁
65の出力圧(第2圧力又は第3圧力)を与える。
【0020】前右車輪ブレ−キ51の調圧用の増減圧弁
ユニット312の出力ポ−ト(増圧用電磁弁31の出力
ポ−ト)および前左車輪ブレ−キ52の調圧用の増減圧
弁ユニット334の出力ポ−ト(増圧用電磁弁33の出
力ポ−ト)と、前輪系第1圧力ライン(マスタシリンダ
2の出力ポ−ト)の間にはそれぞれ、電磁開閉弁HSV
1およびHSV2が介挿されている。また、後輪系第1
圧力ライン(比例制御弁6の出力ポ−ト)と後右車輪ブ
レ−キ53および後左車輪ブレ−キ54との間にはそれ
ぞれ電磁開閉HSV3およびHSV4が介挿されてい
る。これらの電磁開閉HSV1〜HSV4は、電気コイ
ルに通電がないときには図1に示すように弁閉(遮断)
であり、電気コイルに通電があると弁開(通流)とな
る。弁開のときHSV1〜HSV4内部のチェックバル
ブにより、第1圧力が車輪ブレ−キ圧より高いときには
第1圧力が車輪ブレ−キに加わるが、第1圧力が車輪ブ
レ−キ圧より低いときには、車輪ブレ−キ圧は、第1圧
力によっては変化しない(第1圧力は実質上車輪ブレ−
キに加わらない)。
【0021】なお、ブレ−キペダル踏込み時の制動力配
分制御で、各電磁弁の切換え制御法によっては、必ずし
もHSV1〜4は必要ではない。
【0022】図1に示すブレ−キ圧系統の、ブレ−キマ
スタシリンダ2の出力圧のみを車輪ブレ−キに与えるブ
レ−キ圧伝達系,アンチスキッド制御中のブレ−キ圧伝
達系,トラクション制御中のブレ−キ圧伝達系,制動力
配分制御中のブレ−キ圧伝達系、ならびに、制動力配分
制御による圧力とブレ−キマスタシリンダ2の出力圧と
を合せて車輪ブレ−キに加えるブレ−キ圧伝達系、のそ
れぞれを構成する要素を、各車輪ブレ−キ別で、表1お
よび表2に示す。なおこれらの表において、各伝達系を
構成する要素は、車輪ブレ−キを出発点にしてブレ−キ
圧源に向かう方向に摘出し表示した。また、表1および
表2ならびに図面においては、「アンチスキッド制御」
を「ABS制御」と、「トラクション制御」を「TRC
制御」と表記した。本書では「ABS」は「アンチスキ
ッド」を意味し、「TRC」は「トラクションコントロ
−ル」を意味する。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】表1および表2の「アンチスキッド制御圧
系」,「トラクション制御圧系」,「制動力配分制御圧
系」および「フットブレ−キ圧+制動力配分制御圧系」
の各欄中で、増減圧弁ユニット312,334,356
および378は、電子制御装置10(図2)により増,
減圧制御される。すなわち、減圧要のときには、それら
のユニットの中の増圧用電磁開閉弁31,33,35お
よび37はそれらの電気コイルへの通電により弁閉に、
減圧用電磁開閉弁32,34,36および38はそれら
の電気コイルへの通電により弁開にされ、増圧要のとき
には、増圧用電磁開閉弁31,33,35および37は
それらの電気コイルの非通電により弁開に、減圧用電磁
開閉弁32,34,36および38はそれらの電気コイ
ルの非通電により弁閉にされる。また、ホ−ルド(現在
の圧力をそのまま維持)要のときには、増圧用電磁開閉
弁31,33,35および37はそれらの電気コイルへ
の通電により弁閉に、減圧用電磁開閉弁32,34,3
6および38はそれらの電気コイルの非通電により弁閉
にされる。
【0026】なお、図1の例では、圧力系の電磁切換弁
の入り方が前輪系,後輪系で異なっているが、例えば後
輪系を前輪系と同一の油圧回路にするなども可能であ
る。
【0027】図2を参照する。電子制御装置10の主体
はマイクロコンピュ−タ11であり、このマイクロコン
ピュ−タ11の主要素はCPU14,ROM15,RA
M16およびタイマ17である。電子制御装置10に
は、更に、センサを付勢(通電)し検出信号を発生する
信号処理回路18a〜18m,検出信号あるいは操作ボ
−ド100の入力をマイクロコンピュ−タ11に与える
ための電気回路すなわち入力インタ−フェイス12,モ
−タドライバおよびソレノイドドライバ19a〜19
r、および、マイクロコンピュ−タ11の制御信号をド
ライバ19a〜19rに与えるための電気回路すなわち
出力インタ−フェイス13がある。
【0028】前右,前左,後右および後左の車輪51〜
54それぞれの回転速度を車輪速度センサ41〜44の
それぞれが検知し、各車輪速度を表わす電気信号(車輪
速度信号)を信号処理回路18a〜18dが発生して入
力インタ−フェイス12に与える。ブレ−キペダル3の
踏込み中閉となるストップスイッチ45の開(ペダル3
の踏込みなし:オフ)/閉(ペダル3の踏込みあり:オ
ン)を表わす電気信号を信号処理回路18eが発生して
入力インタ−フェイス12に与える。圧力センサ46が
アキュムレ−タ22の液圧を検知し、信号処理回路18
fが、検知圧を表わす電気信号(圧力信号)を発生して
入力インタ−フェイス12に与える。アキュムレ−タ2
2の液圧が下限値以下のとき閉となる低圧スイッチ47
の開(下限値を越える圧力:オフ)/閉(下限値以下:
オン)を表わす電気信号を信号処理回路18gが発生し
て入力インタ−フェイス12に与える。ハイドロブ−ス
タ5の出力圧(ブレ−キマスタシリンダ2の出力圧の1
20%)が実質上車輪ブレ−キが制動力を発生する所定
低圧対応値以上のとき閉となるパワ−圧スイッチ48の
開(車輪制動なし:オフ)/閉(車輪制動あり:オン)
を表わす電気信号を信号処理回路18hが発生して入力
インタ−フェイス12に与える。
【0029】車体のヨ−レ−トをヨ−レ−トセンサYA
が検知し、信号処理回路18iが、ヨ−レ−ト(実ヨ−
レ−ト)を表わす電気信号を発生して入力インタ−フェ
イス12に与える。ステアリングホイ−ルの回転角度を
前輪舵角センサθFが検知し信号処理回路18jが、前
輪舵角を表わす電気信号を発生して入力インタ−フェイ
ス12に与える。後輪の舵角は後輪舵角センサθRが検
知し信号処理回路18kが、後輪舵角を表わす電気信号
を発生して入力インタ−フェイス12に与える。車体の
前後加速度を加速度センサ(GXセンサ)が検知し信号
処理回路18lが、前後加速度を表わす電気信号を発生
して入力インタ−フェイス12に与える。車体の横加速
度を加速度センサ(GYセンサ)が検知し信号処理回路
18mが、横加速度を表わす電気信号を発生して入力イ
ンタ−フェイス12に与える。
【0030】図3に、図2に示すマイクロコンピュ−タ
11の処理機能の概要を示す。車両上のエンジンが起動
され、車両上電気系統の電源が投入され該系統の電圧が
安定した後に電子制御装置10に動作電圧が印加される
(図3のステップ1;以下、カッコ内ではステップとい
う語を省略して、ステップNo.数字のみを記す)。動
作電圧が加わるとマイクロコンピュ−タ11は、内部レ
ジスタ,入出力ポ−トおよび内部タイマを初期状態に設
定し、入,出力インタ−フェイス12,13を、待機時
の入力読取接続および出力信号レベルに設定する
(2)。そして、モ−タドライバ19aに電気モ−タ2
4(ポンプ21)の駆動を指示して、アキュムレ−タ2
2の液圧制御を開始すると共に、この液圧制御と併行し
て、実質上所定周期で、「センサ読取り」(3)から
「電磁弁制御」(8)までの処理すなわち車輪ブレ−キ
圧制御を、実質上所定周期で繰返し実行する。なお、ア
キュムレ−タの液圧制御では、圧力センサ46による検
出圧が上限値に達すると電気モ−タ24(ポンプ21)
を停止し、低圧スイッチ47が閉(液圧が下限値以下)
になると電気モ−タ24(ポンプ21)を駆動する。
【0031】実質上所定周期で繰返す、「センサ読取
り」(3)から「電磁弁制御」(8)までの処理すなわ
ち車輪ブレ−キ圧制御の中の、「センサ読取り」(3)
では、まず、入力インタ−フェイス12に接続された入
力手段(センサ,スイッチ等)のすべての情報を読込
み、そして、ABS制御,TRC制御および制動力配分
制御の実行要否の判定,車輪ブレ−キ圧の減,増圧要否
ならびに継続時間の判定,終了要否の判定等に参照する
情報を生成する。本実施例での参照情報のうちの主たる
ものは次の通りである。
【0032】 情報 情報源 実ヨ−レ−トγ ヨ−レ−トセンサYAによる検出値 車輪速度VwFR 車輪速度センサ41による検出値 車輪速度VwFL 車輪速度センサ42による検出値 車輪速度VwRR 車輪速度センサ43による検出値 車輪速度VwRL 車輪速度センサ44による検出値 前後加速度gx 前後加速度センサGXによる検出値 横加速度gy 横加速度センサGYによる検出値 前輪舵角θf 舵角センサθFによる検出値 後輪舵角θr 舵角センサθRによる検出値 車輪制動有/無 ストップスイッチ45のオン/オフ 車輪加速度dVwFR 車輪速度センサ41による過去および現在の 検出値より算出 車輪加速度dVwFL 車輪速度センサ42による過去および現在の 検出値より算出 車輪加速度dVwRR 車輪速度センサ43による過去および現在の 検出値より算出 車輪加速度dVwRL 車輪速度センサ44による過去および現在の 検出値より算出 推定車速Vso VwFR〜VwRLおよび過去の推定車速 に基づいて算出 車両の加速度dVs 推定車速Vsoおよび過去の推定車速 に基づいて算出 車輪スリップ率SwFR VwFRとVsoに基づいて算出 車輪スリップ率SwFL VwFLとVsoに基づいて算出 車輪スリップ率SwRR VwRRとVsoに基づいて算出 車輪スリップ率SwRL VwRLとVsoに基づいて算出。
【0033】マイクロコンピュ−タ11は、これらの情
報の読取りおよび演算を行なうと、順次、ABS制御処
理(4),制動力配分制御処理(5)およびTRC制御
処理(6)を行なう。なおこれらの処理ブロックでは、
実質上制御を実行していない(制御フラグがない)とき
には制御の要否を判定し、制御を開始するとき各制御フ
ラグを立てる。実質上制御を実行している(制御フラグ
がある)ときには、制御の終了の要否を判定し、終了条
件が成立すると終了処理を行なってこの終了処理が終わ
ったときに制御フラグを降ろす。ABS制御処理
(4),制動力配分制御処理(5)およびTRC制御処
理(6)のいずれも制御を行なっていない(制御フラグ
がない)ときには、「非制御処理」(7)に進む。AB
S制御処理(4),制動力配分制御処理(5),TRC
制御処理(6)および「非制御処理」(7)はいずれ
も、ブレ−キ圧系の接続モ−ド,電磁弁のオン/オフ,
その時間等の情報(制御情報)を設定するものであり、
「電磁弁制御」(8)で、設定された制御情報に基づい
て電磁弁のオン/オフを行なう。
【0034】I. ABS制御処理(4):各輪において
車輪速度および車輪加速度(正確には減速度)から、車
輪ロック抑制のための車輪ブレ−キの減圧要否を判定す
る。この判定結果が減圧不要であると、次の制動力配分
制御処理(5)に進む。減圧要と判定した場合には、A
BS制御フラグが立っていないときには、ABS制御フ
ラグを立てて、そして偏差に対応する減圧速度(弁開閉
デュ−ティ=通電デュ−ティ)をマップ検索により算出
する。そして減圧要と判定した車輪ブレ−キを減圧とす
るための電磁弁オン/オフ情報(ブレ−キ圧系の接続モ
−ド)および算出した通電デュ−ティを制御情報として
出力レジスタに設定する。なお、実際の通電,非通電あ
るいはその切換えは先に説明したように「電磁弁制御」
(8)で行なう。これにより、減圧要と判定した車輪ブ
レ−キは、表1および表2に示す「フットブレ−キ圧
系」の接続から「ABS制御圧系」の接続に切換えら
れ、減圧要と判定した車輪ブレ−キに接続された増減圧
弁ユニット(312,334,356,378)の、減
圧弁(32,34,36,38)に、算出した通電デュ
−ティで通電が行なわれる(初期減圧)。
【0035】減圧をすでに開始していた(すでにABS
制御フラグがあった)場合には、今回進入した「ABS
制御処理」(4)では、減圧を開始した車輪ブレ−キ
の、増圧,減圧,ホ−ルドの要否を、目標スリップ率に
対する実スリップ率の偏差ならびに車輪加速度(車輪速
度の変化傾向)に基づいて判定し、かつ増,減圧速度
(通電デュ−ティ)を算出して、増圧要と判定すると増
減圧弁ユニット(312,334,356,378)の
減圧弁(32,34,36,38)の通電は遮断し増圧
弁(31,33,35,37)に算出した通電デュ−テ
ィで通電を行なう制御情報を設定する。減圧と判定した
場合は上述の初期減圧のときと同様な処置を行なう。ホ
−ルドと判定したときには、増圧弁に連続通電して増圧
弁を弁閉にし、減圧弁は非通電にして弁閉にする制御情
報を設定する。ABS制御終了条件が成立すると、AB
S制御フラグを降ろす。ABSフラグを降ろすと、他の
制御(5,6)による電磁弁のオン/オフがない限り、
「非制御処理」(7)で、車輪ブレ−キを、表1および
表2に示す「フットブレ−キ圧系」の接続にする制御情
報が設定され、「電磁弁制御」(8)で、「フットブレ
−キ圧系」の接続(全電磁弁非通電)が確立される。
【0036】II. 制動力配分制御処理(5):制動力配
分制御処理(5)の内容を図4に示す。ここではまず
「ヨ−レ−ト偏差演算」(51)を実行する。その内容
を図5に示す。目標ヨ−レ−トγ*を、前輪操舵角θ
f,横加速度gyおよび推定車体速Vsoに基づいて算出
し(511)、ヨ−レ−ト偏差γ*−γを算出する(5
12)。そしてヨ−レ−ト偏差γ*−γに基づいて4輪
全体としての制御量を算出する(513)。次に「制御
輪選択」(52)を実行する。その内容を図6に示す。
「制御輪選択」(52)では、車両の旋回方向DIRを
実ヨ−レ−トγ,横加速度gy,および前輪操舵角θf
で判定し(521)、スピン/ドリフトフラグをヨ−レ
−ト偏差γ*−γおよび実ヨ−レ−トγに基づいて算出
し(522)、そして各輪の制動力配分制御量を算出す
る(523FR〜RL)。各輪の制動力配分制御量は、
増減圧弁の増圧弁の通電デュ−ティ(時系列平均の開
度)および減圧弁の通電デュ−ティ(時系列平均の開
度)で表現される。なお、減圧は、すでに増圧していた
場合のブレ−キ圧の抜きに意味がある。
【0037】そして、いずれかの車輪ブレ−キの制動力
配分制御量(プラスが増圧,マイナスが減圧であるの
で、それらの絶対値)が設定値以上であると制動力配分
制御フラグを立てて、該設定値以上の車輪ブレ−キを表
1および表2に示す「制動力配分制御圧系」の接続とし
かつ算出した通電デュ−ディで増,減圧するための電磁
弁オン,オフ情報および通電デュ−ティ(制御情報)を
設定する。なお、実際の通電,非通電あるいはその切換
えは先に説明したように「電磁弁制御」(8)で行な
う。これにより、車輪ブレ−キ圧系は、表1および表2
に示す「フットブレ−キ圧系」の接続から「制動力配分
制御圧系」の接続に切換えられ、増,減圧要と判定した
車輪ブレ−キに接続された増減圧弁ユニット(312,
334,356,378)の増,減圧弁に、算出したデ
ュ−ティで通電が行なわれる(正確には、減圧の場合は
減圧弁にデュ−ティ通電および増圧弁には連続通電。増
圧の場合には増圧弁に算出したデュ−ティで通電および
減圧弁は連続非通電)。いずれの車輪ブレ−キの制御量
も設定値未満であると制動力配分制御フラグを降ろす。
該フラグを降ろした場合は、他の制御(6)による電磁
弁のオン/オフがない限り、「非制御処理」(7)で、
車輪ブレ−キを、表1および表2に示す「フットブレ−
キ圧系」の接続にする制御情報が設定され、「電磁弁制
御」(8)で、「フットブレ−キ圧系」の接続(全電磁
弁非通電)が確立される。
【0038】なお、「制御輪選択」(52)で車輪ブレ
−キを表1および表2に示す「制動力配分制御圧系」の
接続としかつ算出した制御量対応の値とするための電磁
弁オン,オフ情報等を設定した場合でも、ドライバがブ
レ−キペダルを踏込んでストップスイッチ45がオンに
なると、「非制御処理」(図4の54)で制動力配分制
御フラグを降ろす。すると「非制御処理」(図3の7)
に進み、そこで車輪ブレ−キを表1および表2に示す
「フットブレ−キ圧系」に設定する制御情報が設定さ
れ、「電磁弁制御」(8)で、「フットブレ−キ圧系」
の接続(全電磁弁非通電)が確立される。これにより、
ドライバの制動操作が制動力配分制御より優先される。
【0039】制動力配分制御処理(5)による制御情報
の設定と該制御情報に基づいた「電磁弁制御」(図3の
8;内容は図7)による電磁弁のオン/オフと、それに
よってもたらされる車輪ブレ−キ圧を、図8に示す。
【0040】III. TRC制御処理(6):ここでは、
駆動輪(本実施例では後輪RR,RL)の車輪スリップ
率および車輪加速度(正しく加速度)から、駆動輪の加
速スリップ抑制のための車輪制動の要否および要の場合
には車輪スリップ率および車輪加速度に対応する車輪ブ
レ−キ圧増圧速度(増減圧弁の通電デュ−ティ)を算出
する。そして車輪制動要と判定したときにはTRC制御
フラグを立てて、後輪車輪ブレ−キ圧系を表2に示す
「TRC制御圧系」の接続とする電磁弁オン/オフおよ
び増減圧弁の通電デュ−ティ(制御情報)を設定する。
車輪制動不要と判定するとTRC制御フラグを降ろす。
このようなTRC制御処理(6)による制御情報の設定
と該制御情報に基づいた「電磁弁制御」(図3の8;内
容は図7)による電磁弁のオン/オフ制御により、駆動
輪の車輪スリップ率および車輪加速度に応じて駆動輪ブ
レ−キ圧の増減が繰り返されて、加速スリップが抑制さ
れる。
【0041】IV. 非制御処理(7):ここでは全車輪ブ
レ−キを表1および表2に示す「フットブレ−キ圧系」
の接続に設定する制御情報(この実施例では全電磁弁を
非通電=フットブレ−キ圧系接続)を生成する。
【0042】V. 電磁弁制御(8):上述の制御情報を
電磁弁制御指令として図1に示す各種電磁弁の通電/非
通電を行なう。その内容を図7に示す。増減圧弁312
(増圧弁31+減圧弁32),334,356および3
78を除く電磁弁に関しては単に制御情報に示されたオ
ン(通電)又はオフ(非通電)を行なうだけである(図
7の81〜85)。なお、図7の82〜85の内容は、
81の内容の中の電磁弁61を、それぞれ電磁弁62,
電磁弁63,電磁弁64および電磁弁65と置換したも
のとなっている。
【0043】しかし、増減圧弁312,334,356
および378は、基本的に増圧速度および減圧速度を通
電デュ−ティで制御するものであって、加えて、増圧弁
(31)と減圧弁(32)の両者の同時の閉(液路遮
断)によりブレ−キ圧を現圧に維持(ホ−ルド)するも
のでもあるので、増減圧弁312,334,356およ
び378(それぞれ2個=増圧弁+減圧弁)に関して
は、増圧モ−ド(増圧弁の開閉+減圧弁の連続閉)/減
圧モ−ド(減圧弁の開閉+増圧弁の連続閉)およびホ−
ルドモ−ド(増圧弁の閉+減圧弁の閉)の通電制御が必
要である。
【0044】そこで、増減圧弁312の制御(86)で
は、ホ−ルドモ−ドが指定されていると、増圧弁31は
通電して弁閉とし減圧弁32は非通電により弁閉とす
る。増圧モ−ド又は減圧モ−ドが指定されているとき
は、それに通電デュ−ティデ−タ(一定周期Tの中の弁
開時間dt)が付加されているので、フロ−チャ−トに
は示していないが、通電デュ−ティデ−タが設定される
と、Tタイマをスタ−トして「開(増圧の場合は増圧弁
非通電/減圧の場合は減圧弁通電)区間」情報を生成し
かつdtタイマをスタ−トし、dtタイマがタイムオ−
バすると該情報を「閉(増圧の場合は増圧弁通電/減圧
の場合は減圧弁非通電)区間」情報に変更する。そして
Tタイマがタイムオ−バするとTタイマを再スタ−トし
て「開区間」情報を生成しかつdtタイマを再スタ−ト
する。制御情報が変更されるまでこれを繰返す。しか
も、開区間情報がある間は、増圧モ−ドが指定されてい
ると増圧弁31は非通電(弁開)、減圧弁32も非通電
(弁閉)とし、減圧モ−ドが指定されていると増圧弁3
1は通電(弁閉)、減圧弁32は通電(弁開)とする。
閉区間情報がある間は、「ホ−ルドモ−ド」が指定され
ているときと同様に、増圧弁31は通電(弁閉)、減圧
弁32は非通電(弁閉)とする。なお、図7の87〜8
9の内容は、86の内容の中の増減圧弁312の増圧弁
31および減圧弁32を、それぞれ増減圧弁334,3
56および378の増圧弁および減圧弁に読み替えた内
容となっている。
【0045】以上に説明した実施例では、マイクロコン
ピュ−タ11が、図4に示す制動力配分制御処理を実行
するので、すなわち、ブレ−キペダル3の踏込みに連動
したストップスイッチ45のオンに応答して全車輪ブレ
−キを表1および表2に示す「フットブレ−キ圧系」の
接続に切換える(すなわち制動力配分制御を終了する)
ので、全車輪ブレ−キの圧力は、図8に示すように、ス
トップスイッチ45がオンになった時刻t1以降では、
ドライバのブレ−キペダル3の踏込み対応のものとな
る。
【0046】〈第1変形例〉この変形例は、上述の実施
例の内、図4に示す「制動力配分制御処理」(5)を図
9に示すものに変更したものであり、他は上述の実施例
と同じである。図9に示す「制動力配分制御処理」
(5)の中の「制御輪選択」(52)までの処理は、図
4に示すものと同じである。しかしこの第1変形例で
は、「制御輪選択」(52)で各輪の制動力配分制御量
を算出(図6)すると、「非制御輪選択」(55)で、
制御量の絶対値が最小の車輪ブレ−キを非制御に選択し
て該車輪ブレ−キに関しては、「フットブレ−キ圧系」
の接続を行なう制御情報を設定し、他の車輪ブレ−キに
関しては、「制御輪選択」(52)で算出した制御量
に、非制御車輪の実スリップ率から算出した制動力を上
載せした制御量を割り当てて制御情報を設定する。これ
によりこの第1変形例では、制動力配分制御に関して常
時少くとも1つの車輪ブレ−キが非制御となり、この輪
を基準として、ドライバのブレ−キ操作量を確保しつ
つ、制動力配分制御が両立する。この第1変形例の制動
力配分制御による電磁弁のオン/オフと、それによって
もたらされる車輪ブレ−キ圧を、図10に示す。
【0047】〈第2変形例〉この変形例は、上述の実施
例の内、図4に示す「制動力配分制御処理」(5)を図
11に示すものに変更したものであり、他は上述の実施
例と同じである。図11に示す「制動力配分制御処理」
(5)の中の「制御輪選択」(52)までの処理ならび
にストップスイッチ45のオンに応答して、制御量が最
低の車輪ブレ−キの制動力配分制御を終了する点は、図
4に示すものと同じである。しかしこの第2変形例で
は、ストップスイッチ45がオンになっても他の3車輪
ブレ−キの制動力配分制御は続行する。また、上述の実
施例の「非制御処理」(54)が「徐変処理」(56)
に置換されている。すなわち第2変形例では、ストップ
スイッチ45のオンに応答して、制御量が最低の車輪ブ
レ−キの制動力配分制御を終了するとき「徐変処理」
(56)を実行する。この内容を図12に示す。
【0048】図12に示す「徐変処理」(56)におい
ては、まず最初にこれに進んだときには一定時間をタイ
マに設定してタイマをスタ−トし制御量が最小の車輪ブ
レ−キを、最初は通電デュ−ティが小さい(時系列の減
圧弁開度が低い)減圧モ−ドとする制御情報を設定す
る。その後はこの「徐変処理」(56)に進む毎に通電
デュ−ティを順次に大きく更新する(562〜564,
565A)。そしてタイマがタイムオ−バ(一定時間が
経過)すると、制御量が最小の車輪ブレ−キを「フット
ブレ−キ圧系」の接続に設定する制御情報を設定する
(566)。この第2変形例によれば、ブレ−キペダル
3が踏込まれストップスイッチ45がオンになると1つ
の車輪ブレ−キの制動力配分制御が徐々に停止し、この
輪を基準として、ドライバのブレ−キ操作量を確保しつ
つ、制動力配分制御が両立する。この第2変形例の制動
力配分制御による電磁弁のオン/オフと、それによって
もたらされる車輪ブレ−キ圧を、図13に示す。この例
では図13に示すように、制動力配分制御を停止する車
輪ブレ−キの圧力は一定時間の間に滑らかに低下し、車
輪ブレ−キ圧の切換わり時のブレ−キ圧変動が小さい。
【0049】〈第3変形例〉第3変形例は、、図12に
示す「制御量最小輪の減圧開時間をインクリメント」
(565A)を、該図中に2点鎖線ブロックで示す「制
御量最小輪の増圧時間をインクリメント」(565B)
に変更したものであり、他は上述の第2変形例と同じで
ある。この第3変形例では、ストップスイッチ45のオ
ンに応答し制御量が最低の車輪ブレ−キの制動力配分制
御を終了するとき「徐変処理」(56)を実行するが、
この「徐変処理」(56)においては、まず最初にこれ
に進んだときには一定時間をタイマに設定してタイマを
スタ−トし制御量が最小の車輪ブレ−キを、最初は通電
デュ−ティが大きい(時系列の増圧弁開度が低い)増圧
モ−ドとする制御情報を設定する。その後はこの「徐変
処理」(56)に進む毎に通電デュ−ティを順次に小さ
く更新する(562〜564,565B)。そしてタイ
マがタイムオ−バ(一定時間が経過)すると、制御量が
最小の車輪ブレ−キを「フットブレ−キ圧系」の接続に
設定する制御情報を設定する(566)。この第3変形
例によれば、ブレ−キペダル3が踏込まれストップスイ
ッチ45がオンになると1つの車輪ブレ−キの制動力配
分制御が徐々に停止し、この輪を基準として、ドライバ
のブレ−キ操作量を確保しつつ、制動力配分制御が両立
する。この第3変形例の制動力配分制御による電磁弁の
オン/オフと、それによってもたらされる車輪ブレ−キ
圧を、図14に示す。この例では図14に示すように、
制動力配分制御を停止する車輪ブレ−キの圧力は一定時
間の間に滑らかに上昇し、車輪ブレ−キ圧の切換わり時
のブレ−キ圧変動が小さい。なお、この第3変形例の徐
変処理は制御量最小の車輪の対称車輪(図14の例では
FL輪に対してFR輪)がホ−ルドの時に行うものとす
る。
【0050】〈第4変形例〉この変形例は、上述の実施
例の内、図4に示す「制動力配分制御処理」(5)を図
15に示すものに変更したものであり、他は上述の実施
例と同じである。図15に示す「制動力配分制御処理」
(5)の中の「制御輪選択」(52)までの処理は、図
4に示すものと同じである。この第4実施例では、スト
ップスイッチ45のオン,オフ(ブレ−キペダル踏込有
り,無し)に係わらず「制御輪選択」(52)に従って
最大4輪に対して制御を継続する。ただし、制動力配分
制御の制御フラグがある場合はHSV1〜4をオンにす
る(57)ため、ドライバのブレ−キペダル操作によっ
てマスタシリンダ圧が、制御量最小の車輪制御圧と同一
になったときに、HSVの働きによってその輪のみ自動
的にフットブレ−キ圧系に切り替わる。他の車輪ブレ−
キに関しては、「制御輪選択」(52)で算出した制御
量に、フットブレ−キ圧系に切り替わった車輪の実スリ
ップ率から算出した制動力を上載せした制御量を割り当
てて制御情報を設定する。これによりこの第4変形例で
は、制動力配分制御に関して最大4輪を制御し、ドライ
バのブレ−キ操作があり制御圧を上回った時には、ドラ
イバ操作量を加算した制御圧となる。この第4変形例の
制動力配分制御による電磁弁のオン/オフと、それによ
ってもたらされる車輪ブレ−キ圧を、図16に示す。
【0051】なお、図8(実施例),図10(第1変形
例),図13(第2変形例),図14(第3変形例)お
よび図16(第4変形例)に示す車輪ブレ−キ圧は、制
動力配分制御量が一定のままであり、時刻t1にストッ
プスイッチ45がオンになりそこからマスタシリンダM
/Cのブレ−キ圧が一定速度で上昇していく場合の変化
を模式的に表現したものである。実際には、制動力配分
制御量が時間経過に従って遂次変化するので時刻t1
での車輪ブレ−キ圧は一定とは限らない。しかも、マス
タシリンダM/Cのブレ−キ圧も一定速度で上昇する場
合の他に上昇速度が変化する場合や下降する場合もある
ので、時刻t1以降の車輪ブレ−キ圧は直線状に上昇す
るとは限らない。
【0052】以上に説明した実施例,第1変形例,第2
変形例および第3変形例においては、電磁開閉弁HSV
1〜4は制御しないので、省略してよいものである。第
4変形例では、ストップスイッチ45のオン/オフに連
動して電磁開閉弁HSV1〜4を弁開/閉と制御するの
で必要不可欠である。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明の制動力配分制御
装置によれば、アンチスキッド(ABS)制御,トラク
ションコントロ−ル(TRC)制御および制動力配分制
御を実施しうる。これらの制御のいずれにおいても、
前,後および左,右の、全車輪ブレ−キのブレ−キ圧を
個別に調整しうる。また、特に制動力配分制御において
は、ブ−スタ圧(第2圧力)に代えて定圧力源(21,22)
が発生する実質上一定の高圧(第3圧力)を車輪ブレ−
キのそれぞれに個別に供給しうるので、ドライバのブレ
−キ操作によるブレ−キ圧が低くても、方向安定性およ
び操舵性を確保するためのブレ−キ圧を、前,後および
左,右の、全車輪ブレ−キに供給することができ、より
高い方向安定性および操舵性をもたらすことができる。
加えて、ドライバのブレ−キ操作によるブレ−キ圧とは
別個の、定圧力源(21,22)が発生する高圧を増減圧手段
(312,334,356,378)に与えるので、ドライバによるブレ
−キ操作がない急発進や急旋回などでも、方向安定性お
よび操舵性を高く維持するために、前後左右4車輪のブ
レ−キ圧のそれぞれを個別に制御しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 図1に示す車輪ブレ−キ圧系統の電磁弁等の
通電を制御する電子制御装置の構成概要を示すブロック
図である。
【図3】 図2に示すマイクロコンピュ−タ11の車輪
ブレ−キ圧制御の内容の概要を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図4】 図3に示す「制動力配分制御処理」(5)の
内容を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図4に示す「ヨ−レ−ト偏差演算」(51)
の内容を示すフロ−篠ャ−トである。
【図6】 図4に示す「制御輪選択」(52)の内容を
示すフロ−チャ−トである。
【図7】 図3に示す「電磁弁制御」(8)の内容を示
すフロ−チャ−トである。
【図8】 図4に示す「制動力配分制御処理」(5)に
よる図1に示す各種電磁弁のオン/オフタイミングおよ
びそれによって現われる車輪ブレ−キ圧を模式的に示す
タイムチャ−トである。
【図9】 上記実施例の第1変形例の、「制動力配分制
御処理」(5)の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図10】 図9に示す「制動力配分制御処理」(5)
による図1に示す各種電磁弁のオン/オフタイミングお
よびそれによって現われる車輪ブレ−キ圧を模式的に示
すタイムチャ−トである。
【図11】 上記実施例の第2変形例の、「制動力配分
制御処理」(5)の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図12】 図11に示す「徐変処理」(56)の内容
を示すフロ−チャ−トである。
【図13】 図11に示す「制動力配分制御処理」
(5)による図1に示す各種電磁弁のオン/オフタイミ
ングおよびそれによって現われる車輪ブレ−キ圧を模式
的に示すタイムチャ−トである。
【図14】 図12に示す「制御量最小輪の減圧時間を
インクリメント」(565A」を同図に示す「制御量最
小輪の増圧時間をインクリメント」(565B)に置換
した第3変形例による、図1に示す各種電磁弁のオン/
オフタイミングおよびそれによって現われる車輪ブレ−
キ圧を模式的に示すタイムチャ−トである。
【図15】 上記実施例の第4変形例の、「制動力配分
制御処理」(5)の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図16】 図15に示す「制動力配分制御処理」
(5)による図1に示す各種電磁弁のオン/オフタイミ
ングおよびそれによって現われる車輪ブレ−キ圧を模式
的に示すタイムチャ−トである。
【符号の説明】
2:ブレ−キマスタシリンダ 3:ブレ−
キペダル 4:ブレ−キ液リザ−バ 5:ハイド
ロブ−スタ 6:比例制御弁 10:電子
制御装置 11:マイクロコンピュ−タ 12:入力
インタ−フェイス 13:出力インタ−フェイス 14:CP
U 15:ROM 16:RA
M 17:タイマ 18a〜1
8m:信号処理回路 19a〜19r:モ−タドライバおよびソレノイドドラ
イバ 20:高圧力源 21:ポン
プ 22:アキュムレ−タ 23:リリ
−フバルブ 24:電気モ−タ 25:チェ
ックバルブ 31,33,35,37:増圧用電磁弁 32,34,36,38:減圧用電磁弁 312,334,356,378:増減圧弁ユニット 41〜44:車輪速度センサ 45:スト
ップスイッチ 46:圧力センサ 47:低圧
スイッチ 48:パワ−圧スイッチ YA:ヨ−
レ−トセンサ θF:前輪舵角センサ θR:後輪
舵角センサ GX:前後加速度センサ GY:横加
速度センサ 51〜54:車輪ブレ−キ 61〜6
5:電磁切換弁 HSV1〜4:開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三 原 純 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 伊 藤 孝 之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 杉 浦 慎 吾 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 山 崎 憲 雄 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 稲 垣 匠 二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山 本 真 規 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライバによって操作され、操作力対応の
    第1圧力を発生するマスタシリンダ(2)および第1圧力
    より高い第2圧力を発生するブ−スタ(5);実質上一定
    高圧の第3圧力を発生する定圧力源(21,22);第2圧力
    と第3圧力の一方を選択する第1切換手段(64,65);第
    1切換手段(64,65)が選択した圧力と第1圧力の一方を
    選択する第2切換手段(61〜63);第2切換手段(61〜63)
    が選択した圧力と低圧を選択的に、前右車輪ブレ−キ(5
    1)に供給するための第1増減圧手段(312);前記切換手
    段(61〜63)が選択した圧力と低圧を選択的に、前左車輪
    ブレ−キ(52)に供給するための第2増減圧手段(334);
    前記切換手段(61〜63)が選択した圧力と低圧を選択的
    に、後右車輪ブレ−キ(53)に供給するための第3増減圧
    手段(356);および、 前記切換手段(61〜63)が選択した圧力と低圧を選択的
    に、後左車輪ブレ−キ(54)に供給するための第4増減圧
    手段(378);を備える制動力配分制御装置。
  2. 【請求項2】更に、車輪ブレ−キから圧力が抜ける方向
    の流体の通流は阻止しかつ第1圧力を車輪ブレ−キに供
    給する弁開と、この供給を遮断する弁閉を選択的に行な
    う開閉手段(HSV1〜4)を、第1圧力ラインと車輪ブレ−
    キ圧ラインの間に介挿した、請求項1記載の制動力配分
    制御装置。
  3. 【請求項3】ドライバによって操作され、操作力対応の
    第1圧力を発生するマスタシリンダ(2)および第1圧力
    より高い第2圧力を発生するブ−スタ(5);実質上一定
    高圧の第3圧力を発生する定圧力源(21,22);第2圧力
    と第3圧力の一方を選択する第1切換手段(64,65);第
    1切換手段(64,65)が選択した圧力と第1圧力の一方を
    選択する第2切換手段(61〜63);第2切換手段(61〜63)
    が選択した圧力と低圧を選択的に、前右車輪ブレ−キ(5
    1)に供給するための第1増減圧手段(312);前記切換手
    段(61〜63)が選択した圧力と低圧を選択的に、前左車輪
    ブレ−キ(52)に供給するための第2増減圧手段(334);
    前記切換手段(61〜63)が選択した圧力と低圧を選択的
    に、後右車輪ブレ−キ(53)に供給するための第3増減圧
    手段(356);前記切換手段(61〜63)が選択した圧力と低
    圧を選択的に、後左車輪ブレ−キ(54)に供給するための
    第4増減圧手段(378);車輪の回転速度を検出する車輪
    速度検出手段(41〜44);車両のステアリング角度を検出
    する角度検出手段(θF,θR);車両のヨ−レ−トを検出
    するヨ−レ−ト検出手段(YA);車体の前後加速度および
    横加速度を検出する加速度検出手段(GX,GY);前記車輪
    速度検出手段(41〜44)が検出する速度に基づいて、車輪
    スリップ率を所定範囲内とするための各車輪ブレ−キの
    増,減圧の要否を判定し、要と判定したとき、第2切換
    手段(61〜63)を第1切換手段(64,65)が選択した圧力の
    選択、に切換え、増減圧手段(312,334,356,378)を介し
    て車輪ブレ−キ圧を増,減圧するアンチスキッド制御手
    段(10);および、 前記ステアリング角度,ヨ−レ−ト,前後加速度および
    横加速度に基づいて、車両の走行安定性を確保するため
    の各車輪ブレ−キの目標制動力配分を演算し、少くとも
    一車輪ブレ−キの制動要のときには、第1切換手段(64,
    65)を第3圧力の選択に切換え、かつ第2切換手段(61〜
    63)を第1切換手段(64,65)が選択した圧力の選択に切換
    え、増減圧手段(312,334,356,378)を介して車輪ブレ−
    キ圧を増,減圧する制動力配分制御手段(10);を備える
    制動力配分制御装置。
  4. 【請求項4】ドライバによって操作され、操作力対応の
    第1圧力を発生するマスタシリンダ(2)および第1圧力
    より高い第2圧力を発生するブ−スタ(5);実質上一定
    高圧の第3圧力を発生する定圧力源(21,22);第2圧力
    と第3圧力の一方を選択する第1切換手段(64,65);第
    1切換手段(64,65)が選択した圧力と第1圧力の一方を
    選択する第2切換手段(61〜63);第2切換手段(61〜63)
    が選択した圧力と低圧を選択的に、前右車輪ブレ−キ(5
    1)に供給するための第1増減圧手段(312);前記切換手
    段(61〜63)が選択した圧力と低圧を選択的に、前左車輪
    ブレ−キ(52)に供給するための第2増減圧手段(334);
    前記切換手段(61〜63)が選択した圧力と低圧を選択的
    に、後右車輪ブレ−キ(53)に供給するための第3増減圧
    手段(356);前記切換手段(61〜63)が選択した圧力と低
    圧を選択的に、後左車輪ブレ−キ(54)に供給するための
    第4増減圧手段(378);前記第1圧力および第2圧力を
    発生するドライバの操作を検知するブレ−キ操作検知手
    段(45);第1圧力ラインと車輪ブレ−キ圧ラインの間に
    介挿され、車輪ブレ−キから圧力が抜ける方向の流体の
    通流は阻止しかつ第1圧力を車輪ブレ−キに供給する弁
    開と、この供給を遮断する弁閉を選択的に行なう開閉手
    段(HSV1〜4);前記第1圧力および第2圧力を発生する
    ドライバの操作を検知するブレ−キ操作検知手段(45);
    車輪の回転速度を検出する車輪速度検出手段(41〜44);
    車両のステアリング角度を検出する角度検出手段(θF,
    θR);車両のヨ−レ−トを検出するヨ−レ−ト検出手段
    (YA);車体の前後加速度および横加速度を検出する加速
    度検出手段(GX,GY);前記車輪速度検出手段(41〜44)が
    検出する速度に基づいて、車輪スリップを所定範囲内と
    するための各車輪ブレ−キの増,減圧の要否を判定し、
    要と判定したとき、第2切換手段(61〜63)を第1切換手
    段(64,65)が選択した圧力の選択、に切換え、増減圧手
    段(312,334,356,378)を介して車輪ブレ−キ圧を増,減
    圧するアンチスキッド制御手段(10);および、 前記ステアリング角度,ヨ−レ−ト,前後加速度および
    横加速度に基づいて、車両の走行安定性を確保するため
    の各車輪ブレ−キの目標制動力配分を演算し、少くとも
    一車輪ブレ−キの制動要のときには、第1切換手段(64,
    65)を第3圧力の選択に切換え、かつ第2切換手段(61〜
    63)を第1切換手段(64,65)が選択した圧力の選択に切換
    え、増減圧手段(312,334,356,378)を介して車輪ブレ−
    キ圧を増,減圧し、ブレ−キ操作検知手段(45)のドライ
    バの操作の検知に応答して前記開閉手段(HSV1〜4)を弁
    開に切換える制動力配分制御手段(10);を備える制動力
    配分制御装置。
JP23701693A 1993-09-22 1993-09-24 制動力配分制御装置 Pending JPH0789426A (ja)

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DE69431862T DE69431862T2 (de) 1993-09-22 1994-09-20 Radbremsdrucksteuergerät
EP94114776A EP0644093B1 (en) 1993-09-22 1994-09-20 Apparatus for controlling brake pressure to wheels
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09193776A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Toyota Motor Corp 車輌の挙動制御装置
JPH09301148A (ja) * 1996-05-20 1997-11-25 Denso Corp アンチスキッド制御装置
JPH10194101A (ja) * 1997-01-08 1998-07-28 Mitsubishi Motors Corp 車両の旋回制御装置
JP2002160617A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Aisin Seiki Co Ltd 車両の運動制御装置
JP2010076623A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Toyota Motor Corp 自動車両制動装置

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