JPH0789581B2 - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JPH0789581B2
JPH0789581B2 JP60161835A JP16183585A JPH0789581B2 JP H0789581 B2 JPH0789581 B2 JP H0789581B2 JP 60161835 A JP60161835 A JP 60161835A JP 16183585 A JP16183585 A JP 16183585A JP H0789581 B2 JPH0789581 B2 JP H0789581B2
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正章 中井
恭雄 和田
隆旦 萩原
徹 中村
均 久米
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は固体撮像装置に係り、特に所望の領域を電気的
に分離,シールドするのに好適な装置構造およびその製
造方法に関するものである。
〔発明の背景〕
本発明は所望の領域を分離,シールドする装置構造に関
するものであり、半導体メモリや撮像装置に効果的に適
用できるため、ここでは撮像素子に関連して説明する。
従来の固体撮像装置の構成は特公昭59−17585号公報に
示されているように、第1図,第2図のようになつてい
る。
第1図は固体撮像装置の構成例である。1はホトダイオ
ード101と垂直スイツチングMOSトランジスタ102とから
なる受光部の1絵素である。2,3はそれぞれ垂直,水平
シフトレジスタであり、103は水平スイツチングMOSトラ
ンジスタ、104はビデオ電圧源、4は垂直ゲート線、5
は垂直信号線、6は信号出力線である。
第2図は1絵素の断面構造である。7,8は第1図の4,5に
対応している。9はたとえばP型Si基板(通常、不純物
濃度1015mm-3程度)、10はゲート電極用多結晶Si、11は
フィールド酸化膜、12はゲート絶縁膜、121,122はN+拡
散層(不純物濃度1020cm-3程度イオン打込、熱拡散等に
より形成)、13はP+層(通常、不純物濃度2×1015cm-3
〜1017cm-3程度、イオン打込、熱拡散等により形成)で
ある。なお、30は入射光を示している。この従来例のP+
層13を設ける利点を次に列記する。
N+拡散層121とP型Si基板9よりなるホトダイオー
ドに蓄積された電荷のみを10のゲートを介して、122に
とりこみ、他の領域で光生成された電荷(ブルーミン
グ,スメア現象による)が122に入り込むのを、13のP+
層の障壁を用いて防ぐ事ができる。
P+層13のため、基板内深い所で、光により発生した
電荷および、121からあふれでた電荷が垂直信号線8に
ドレイン領域122を介して入り込む事を防ぐ事が可能で
ある。つまり、スメア電荷をP+層13により抑制する事が
できる。
しかし、この従来例においては次の点について配慮され
ていなかつた。即ち、ドレイン122とP+層13との接合容
量が増加し、垂直信号線8の寄生容量が増加するため、
この垂直信号線をスイツチングする事に伴なうランダム
雑音が増加し、装置のS/N(信号対雑音比)が劣化して
いた。さらに実効的な障壁としてはP+層13の表面濃度で
はなく、それよりも低い、接合付近の濃度で決まるた
め、多量のイオン打ち込み量となつていた(例えばP+深
さを3μm,ドレイン深さを1μmとすると、接合付近の
濃度は表面の約1/2に低下する)。
〔発明の目的〕
本発明の目的は所定の領域をシールドし、かつ寄生容量
の増加等の性能劣化を抑圧した固体撮像装置を提供する
ことにある。
〔発明の概要〕
本発明はドレイン底面(接合面)に隣接する領域内に選
択的に高濃度層を形成し、接合付近の容量増加を抑圧す
るとともに、効率よく高濃度層を形成したものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例を用いて説明する。
第3図は従来のMOS方式の撮像装置の画素構造(第2
図)に対応させたものである。ドレイン122の周辺にの
み本発明の高濃度層113を設けた構造となつている。こ
の図の断面A−A′における不純物濃度分布は第4図に
示すようになつており、本発明の高濃度P+層113は深さx
Pの所にピークを有しており、接合付近(xJ)では、基
板不純物濃度と同程度となつている。この時P+層113はN
+層122に接していても、はなれていてもよく、自由に制
御できるものである。なお、この側面領域は必ずしも設
ける必要はない。この側面領域の有無は他の素子特性制
御の目的に応じて決められるもので、この側面領域が無
くても本発明の効果は変わらない。そのため、接合容量
を大幅に増加させる事なく、濃度差(Δn)による電位
障壁により、ブルーミング,スメア等による疑似信号の
信号線8への混入を防止できる。
次に第3図の装置を実現するための製造方法の一例を第
5図で説明する。例えばP形Si基板9上に形成した厚い
酸化膜130を選択的に除去し、再酸化する事により薄い
酸化膜131を形成する(a)。次に集束イオン線技術
(高エネルギーイオン打ち込み技術)により高電圧(
100keV)で加速したボロンイオンを1μm程度に集束さ
せて、走査し(132)、ボロンイオン133を基板上に打ち
込み、本発明の高濃度層134を形成する(b図まで)。
この時、酸化膜130の打ち込み部周辺135に傾斜をもたせ
る事により、高濃度層134の周辺部135を自己整合的に形
成できる(酸化膜の厚い部分ではボロンが基板9まで到
達しないようにする必要がある)。ここで、酸化膜130
の打ち込み部周辺の傾斜角を変えることにより、高濃度
層134の側面領域の幅を自由に制御できる。例えば、傾
斜角を急峻にすれば、高濃度層134の側面領域を実質的
に無くすことがでる。又、別の方法として、高濃度層周
辺部135ではボロンイオンの加速電圧を制御する事によ
り、高濃度層の周辺部135を形成できる。
次に選択的に酸化膜を除去した後、再酸化し、ゲート酸
化膜136を形成する(c図まで)。以下は通常のMOSトラ
ンジスタの形成法と同様に、ゲート電極となる多結晶Si
138を選択的に形成し、自己整合的にASイオン打ち込み
により、ソース,ドレインとなるN+層137を形成する
(d図まで)。
以下の実施例においても同様に、集束イオン線技術(高
エネルギーイオン打ち込み技術)を用いて製造できるた
め、断面図で本発明を説明する。
第6図はN形基板139上のP形ウエル層140内の素子に第
3図の発明を実施したものである。
ここで高濃度P+層13の底面は基板139に接していても離
れていてもよい。なお、高濃度P+層13の側面領域の有無
は他の素子特性制御の目的に応じて決められるが、この
側面領域の有無によって本発明の効果が左右されること
はない。
第7図はN形基板の実施例であるが、所定の領域(122
と142)をシールドするため、底面は通常のPN接合を逆
バイアスして行ない、周辺は本発明の高濃度層141を設
けている。141は122に接していてもはなれていてもよ
い。又141の底面は基板139に接していても離れていても
よい。
第8図はP形基板9のドレイン周辺のみに高濃度層143
を設けたものであり、側面のシールド効果がある。143
は122に接していても離れていてもよい。
以上の実施例においてはMOS型撮像素子について説明し
たが、ドレイン部分を電荷移送素子のチヤネルとしたCC
D型撮像素子にも本発明は同様に適用できるものであ
る。又、導電形をまつたく逆にしても本発明の効果に変
わりはない。
以下の実施例は所定の領域をCMOS素子のウエル層に実施
したものである。
第9図の150はN形Si基板、151はP形ウエル層であり、
シールドしたい所定のウエル層153内にNチヤネルMOSト
ランジスタ152を集積した半導体装置である。153の周辺
に本発明の高濃度P+層154を形成している。このP+層154
により、他のウエル領域151からの電荷の拡散を防止す
るとともに、実質的なウエル層153の抵抗を下げる事が
でき、ウエル層の電位変動によるMOSトランジスタの誤
動作を防止している。
第10図は153の内部をさらに分離シールドしたものであ
り、MOSトランジスタ間のクロツク等の飛び込みを防止
している。
第11図,第12図は第9図,第10図のウエル層153の底面
を基板との接合により分離シールドしたものである。
さらに第9図〜第12図において、N形基板150の代わり
にP形基板を用い、表面にウエル層151を形成し、本発
明を実施しても効果は同じである。さらにP形基板でウ
エル層を設けないで、本発明を実施しても効果は発揮で
きる。
以上の実施例で導電型を全く逆にしても本発明の効果は
変わらない。
〔発明の効果〕
本発明によれば所定の領域に高濃度層を形成することに
より、不要の拡散電荷等による素子特性の劣化,素子の
誤動作を防止できる効果がある。固体撮像素子の画素部
の出力拡散層(N+層あるいは電荷移送素子のチヤネル)
周辺に実施すると、スメア,ブルーミング等による疑似
信号の混入を防ぐとともに、寄生容量等の増加を抑える
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は撮像素子の回路構成図、第4図は不純物分布を
示す図、第5図は半導体装置の製造方法を示す図、第2
図,第3図,第6〜12図は半導体装置の断面図を示す図
である。 122……ドレイン、113……高濃度層、134,13,141,143,1
54……高濃度層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 徹 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 久米 均 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 実開 昭55−45245(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に、複数のMOSトランジスタ
    のソースとして働く光電変換素子と、該光電変換素子に
    蓄積した光信号電荷を上記複数のMOSトランジスタのゲ
    ートを介して読み出すための上記複数のMOSトランジス
    タのドレインとして働く垂直信号転送素子と、該垂直信
    号転送素子を駆動して上記光信号電荷を垂直方向に転送
    後に上記光信号電荷を水平方向に転送する水平信号転送
    素子とを設けてなる固体撮像装置であって、上記垂直信
    号転送素子は、上記半導体基板上に設けられた第1の半
    導体層と、該第1の半導体層の表面に設けられた上記光
    信号電荷を転送するための上記第1の半導体層とは逆導
    電型の第2の半導体層と、上記第1の半導体層の上記第
    2の半導体層の底面に接する領域内に設けられた上記第
    1の半導体層と同導電型でかつそれよりも不純物濃度の
    高い第3の半導体層とから構成されてなり、該第3の半
    導体層内の不純物濃度は上記第2の半導体層の底面から
    離れた位置にピーク値を有していることを特徴とする固
    体撮像装置。
  2. 【請求項2】半導体基板上に、複数のMOSトランジスタ
    のソースとして働く光電変換素子と、該光電変換素子に
    蓄積した光信号電荷を上記複数のMOSトランジスタのゲ
    ートを介して読み出すための上記複数のMOSトランジス
    タのドレインとして働く垂直信号転送素子と、該垂直信
    号転送素子を駆動して上記光信号電荷を垂直方向に転送
    後に上記光信号電荷を水平方向に転送する水平信号転送
    素子とを設けてなる固体撮像装置の製造方法であって、
    上記垂直信号転送素子を、上記半導体基板上に設けられ
    た第1の半導体層と、該第1の半導体層の表面に設けら
    れた上記光信号電荷を転送するための上記第1の半導体
    層とは逆導電型の第2の半導体層と、上記第1の半導体
    層の上記第2の半導体層の底面に接する領域内に設けら
    れた上記第1の半導体層と同導電型でかつそれよりも不
    純物濃度の高い第3の半導体層とから構成し、該第3の
    半導体層内の不純物濃度が上記第2の半導体層の底面か
    ら離れた位置にピーク値を有するようにするために、上
    記第3の半導体層を集束イオン線を用いたイオン打ち込
    み技術により形成することを特徴とする固体撮像装置の
    製造方法。
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