JPH0789858B2 - イチゴの保存方法 - Google Patents
イチゴの保存方法Info
- Publication number
- JPH0789858B2 JPH0789858B2 JP17849286A JP17849286A JPH0789858B2 JP H0789858 B2 JPH0789858 B2 JP H0789858B2 JP 17849286 A JP17849286 A JP 17849286A JP 17849286 A JP17849286 A JP 17849286A JP H0789858 B2 JPH0789858 B2 JP H0789858B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strawberries
- packed
- days
- temperature
- tray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 イチゴは生鮮果物として、また菓子原料等の加工用途に
需要が多いが、傷み易いため保存が難しく市場価格の変
動も激しい。本発明は、イチゴの鮮度を長期間保持して
保存する方法に関するものである。
需要が多いが、傷み易いため保存が難しく市場価格の変
動も激しい。本発明は、イチゴの鮮度を長期間保持して
保存する方法に関するものである。
イチゴの保存には従来3℃〜10℃で冷蔵する方法がとら
れているが、傷み易すく、その保存性は3日〜5日程度
である。
れているが、傷み易すく、その保存性は3日〜5日程度
である。
また最近0℃からイチゴの氷結点までの温度領域で保存
する氷温保存も試みられているが、単に氷温保存するだ
けでは品質低下が著しく鮮度保持が難しいという問題点
があった。
する氷温保存も試みられているが、単に氷温保存するだ
けでは品質低下が著しく鮮度保持が難しいという問題点
があった。
本発明の目的は、従来の冷蔵保存や単なる氷温保存では
成し得ないイチゴの長期間の鮮度保持方法を提供するこ
とにある。
成し得ないイチゴの長期間の鮮度保持方法を提供するこ
とにある。
そして、本発明のイチゴの保存方法は以下の順の工程よ
り成るものである。
り成るものである。
イチゴをトレー状容器に1段詰めする工程 イチゴを1段詰めしたトレー状容器複数個をさらに
箱詰めする工程 箱詰めしたイチゴの保存温度を氷温(0℃からイチ
ゴの氷結点までの温度)まで段階的に低下する工程 氷温で所定期間保存する工提 所定期間保存後氷温から段階的に室温に戻す工程 本発明においてイチゴをトレー状容器に1段詰めするの
は、多段詰すると下段部のイチゴが上段のイチゴの重み
により傷つき、軟化腐敗するため、これを防ぐためであ
る。
箱詰めする工程 箱詰めしたイチゴの保存温度を氷温(0℃からイチ
ゴの氷結点までの温度)まで段階的に低下する工程 氷温で所定期間保存する工提 所定期間保存後氷温から段階的に室温に戻す工程 本発明においてイチゴをトレー状容器に1段詰めするの
は、多段詰すると下段部のイチゴが上段のイチゴの重み
により傷つき、軟化腐敗するため、これを防ぐためであ
る。
イチゴを1段詰めしたトレー状容器を複数個さらに箱詰
めするのは、氷温保存時に冷蔵庫内で冷風に直接当たる
と、イチゴの表面が乾燥したり、またイチゴの氷結点温
度以下の冷風に当たると部分的に凍結して品質低下を引
き起こすので、これを防ぐためである。このときに使用
するトレー状容器および箱の材質は紙、ダンボール、発
泡スチロール等のプラスチック、木等どのような材質の
ものでもよい。
めするのは、氷温保存時に冷蔵庫内で冷風に直接当たる
と、イチゴの表面が乾燥したり、またイチゴの氷結点温
度以下の冷風に当たると部分的に凍結して品質低下を引
き起こすので、これを防ぐためである。このときに使用
するトレー状容器および箱の材質は紙、ダンボール、発
泡スチロール等のプラスチック、木等どのような材質の
ものでもよい。
また箱詰めするときにエチレン吸着剤とともに箱詰めす
ると保存中にイチゴより発生するエチレンを吸着して、
さらにイチゴの老化、鮮度低下を抑制して、長期間保存
が可能となる。エチレン吸着剤としては、活性炭、シリ
カゲル、活性白土、酸性白土、ゼオライト、アルミナ、
活性ボーキサイト、骨炭またはモレキュラーシーブ等を
小袋包装したものを使用できる。
ると保存中にイチゴより発生するエチレンを吸着して、
さらにイチゴの老化、鮮度低下を抑制して、長期間保存
が可能となる。エチレン吸着剤としては、活性炭、シリ
カゲル、活性白土、酸性白土、ゼオライト、アルミナ、
活性ボーキサイト、骨炭またはモレキュラーシーブ等を
小袋包装したものを使用できる。
また、上記物質に過マンガン酸カリウムを添加して小袋
包装したエチレン吸着分解剤が使用できる。
包装したエチレン吸着分解剤が使用できる。
また箱詰めするときに二酸化塩素発生剤とともに箱詰め
すると、長期間イチゴを保存したときに発生するカビを
防止することができる。
すると、長期間イチゴを保存したときに発生するカビを
防止することができる。
二酸化塩素発生剤としては、二酸化塩素ガスまたは水溶
液を支持体に吸着させこれを小袋包装したものが使用で
きる。二酸化塩素発生剤は箱のフタの裏に貼り付ける等
直接イチゴに接触しないようにする必要がある。
液を支持体に吸着させこれを小袋包装したものが使用で
きる。二酸化塩素発生剤は箱のフタの裏に貼り付ける等
直接イチゴに接触しないようにする必要がある。
箱詰めしたイチゴの保存温度を氷温(0℃からイチゴの
氷結点までの温度)まで段階的に低下するのは、イチゴ
に低温障害の発生するのを防止し、この後に続く氷温保
存のために耐寒性を付与するためである。
氷結点までの温度)まで段階的に低下するのは、イチゴ
に低温障害の発生するのを防止し、この後に続く氷温保
存のために耐寒性を付与するためである。
氷温とは0℃からイチゴの氷結点までの温度領域のこと
であるが、冷蔵庫の機械的な温度振幅を考慮してイチゴ
の氷結点+0.2〜1℃で保存するのが望ましい。
であるが、冷蔵庫の機械的な温度振幅を考慮してイチゴ
の氷結点+0.2〜1℃で保存するのが望ましい。
所定期間保存後、氷温から段階的に室温に戻すのは、急
激な温度変化による品質劣化を防ぐためであり、氷温→
3℃〜10℃→室温と戻すのが望ましい。
激な温度変化による品質劣化を防ぐためであり、氷温→
3℃〜10℃→室温と戻すのが望ましい。
本発明のイチゴの保存方法は、1段詰め包装であるため
イチゴが傷つきにくく、冷蔵庫内で直接冷風に当たるこ
ともなく、しかも耐寒性を十分に付与した後で氷温保存
を行ない、氷温から室温に戻すときにも急激な温度変化
を与えないので、長期間イチゴの鮮度を保持できる。
イチゴが傷つきにくく、冷蔵庫内で直接冷風に当たるこ
ともなく、しかも耐寒性を十分に付与した後で氷温保存
を行ない、氷温から室温に戻すときにも急激な温度変化
を与えないので、長期間イチゴの鮮度を保持できる。
実施例1 テストサンプルとしてダナー(品種名)の完熟品を用い
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねてダン
ボール箱に詰めた。
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねてダン
ボール箱に詰めた。
これを下記の温度条件で合計25日間保存した。
2℃×2日→1℃×2日→0.5℃×2日→0℃×2日→
−0.8℃×15日→3℃×1日→6℃×1日→室温 室温に戻した後、開封して官能検査を行なったが、新鮮
が保持されており美味であった。
−0.8℃×15日→3℃×1日→6℃×1日→室温 室温に戻した後、開封して官能検査を行なったが、新鮮
が保持されており美味であった。
実施例2 テストサンプルとしてダナー(品種名)の完熟品を用い
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねて、活
性炭10gを小袋詰めしたエチレン吸着剤とともにダンボ
ール箱詰めした。
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねて、活
性炭10gを小袋詰めしたエチレン吸着剤とともにダンボ
ール箱詰めした。
これを下記の温度条件で合計30日間保存した。
2℃×1日→1℃×1日→0.5℃×2日→0℃×2日→
−0.8℃×23日→6℃×1日→室温 室温に戻した後、開封して官能検査を行なったが、特に
新鮮さがあり、美味であった。また保存前後の糖酸比も
8.6で変化がなかった。
−0.8℃×23日→6℃×1日→室温 室温に戻した後、開封して官能検査を行なったが、特に
新鮮さがあり、美味であった。また保存前後の糖酸比も
8.6で変化がなかった。
実施例3 テストサンプルとしてダナー(品種名)の完熟品を用い
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねて二酸
化塩素水を不織布に含浸させ小袋詰め包装した二酸化塩
素発生剤とともにダンボール箱につめた。このとき二酸
化塩素発生剤がイチゴに接触しないようにした。
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねて二酸
化塩素水を不織布に含浸させ小袋詰め包装した二酸化塩
素発生剤とともにダンボール箱につめた。このとき二酸
化塩素発生剤がイチゴに接触しないようにした。
これを下記の温度条件で合計40日間保存した。
2℃×1日→1℃×1日→0.5℃×2日→0℃×2日→
−0.8℃×32日→5℃×1日→10℃×1日→室温 室温に戻した後、開封して官能検査を行なったが、カビ
は発生しておらず美味であった。
−0.8℃×32日→5℃×1日→10℃×1日→室温 室温に戻した後、開封して官能検査を行なったが、カビ
は発生しておらず美味であった。
比較例1 テストサンプルとしてダナー(品種名)の完熟品を用い
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねてダン
ボール箱に詰めた。
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねてダン
ボール箱に詰めた。
これを5℃で7日間保存した後、開封したところ、カビ
の発生が著しかった。
の発生が著しかった。
比較例2 テストサンプルとしてダナー(品種名)の完熟品を用い
た。160mm×220mm×100mmの紙製のトレー状容器にイチ
ゴ60粒を3段詰めし、このトレー状容器を2段重ねてダ
ンボール箱に詰めた。
た。160mm×220mm×100mmの紙製のトレー状容器にイチ
ゴ60粒を3段詰めし、このトレー状容器を2段重ねてダ
ンボール箱に詰めた。
これを下記の条件で合計20日間保存した。
2℃×2日→1℃×2日→0.5℃×2日→0℃×2日→
−0.8℃×10日→3℃×1日→6℃×1日→室温 室温に戻した後、開封して検査を行なったが、イチゴと
イチゴの接触部が部分的に軟化し、カビ発生が認められ
た。
−0.8℃×10日→3℃×1日→6℃×1日→室温 室温に戻した後、開封して検査を行なったが、イチゴと
イチゴの接触部が部分的に軟化し、カビ発生が認められ
た。
比較例3 テストサンプルとしてダナー(品種名)の完熟品を用い
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねてダン
ボール箱詰めした。
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねてダン
ボール箱詰めした。
これを下記の温度条件で合計20日間保存した。
−0.8℃×18日→3℃×1日→6℃×1日→室温 室温に戻した後開封して検査を行なったが、イチゴは60
%以上が赤褐色に変色し、低温障害を起こしていた。
%以上が赤褐色に変色し、低温障害を起こしていた。
比較例4 テストサンプルとしてダナー(品種名)の完熟品を用い
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねてダン
ボール詰めした。
た。160mm×220mm×40mmの紙製のトレー状容器にイチゴ
20粒を1段詰めし、このトレー状容器を5段重ねてダン
ボール詰めした。
これを下記の温度条件で合計20日間保存した。
2℃×2日→1℃×2日→0.5℃×2日→0℃×2日→
−0.8℃×12日→室温(24℃) 室温に戻した後、開封して検査したが、イチゴは50%以
上が軟化し、表面がぬめぬめしており、−0.8℃→室温
(24℃)の急激な温度変化に耐えられず品質劣化を起こ
していた。
−0.8℃×12日→室温(24℃) 室温に戻した後、開封して検査したが、イチゴは50%以
上が軟化し、表面がぬめぬめしており、−0.8℃→室温
(24℃)の急激な温度変化に耐えられず品質劣化を起こ
していた。
本発明のイチゴの保存方法を用いれば、イチゴの鮮度を
長期間保持することができるので、安定した供給が可能
となり、市場価格の変動もなくなるという効果がある。
長期間保持することができるので、安定した供給が可能
となり、市場価格の変動もなくなるという効果がある。
Claims (3)
- 【請求項1】イチゴを1段詰めしたトレー状容器複数個
を箱詰めした後、該箱詰めしたイチゴの保存温度を氷温
まで段階的に低下させた後、氷温で所定期間保存し、次
に所定期間保存後、氷温から段階的に室温に戻すことを
特徴とするイチゴの保存方法。 - 【請求項2】エチレン吸着剤とともに箱詰めする特許請
求の範囲第1項記載のイチゴの保存方法。 - 【請求項3】二酸化塩素発生剤とともに箱詰めする特許
請求の範囲第1項記載のイチゴの保存方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17849286A JPH0789858B2 (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | イチゴの保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17849286A JPH0789858B2 (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | イチゴの保存方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6336742A JPS6336742A (ja) | 1988-02-17 |
| JPH0789858B2 true JPH0789858B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=16049399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17849286A Expired - Lifetime JPH0789858B2 (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | イチゴの保存方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0789858B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7906165B1 (en) * | 2007-04-17 | 2011-03-15 | Wm. Bolthouse Farms, Inc. | Method for making juice |
| CN103431032A (zh) * | 2013-08-31 | 2013-12-11 | 安徽省农业科学院农产品加工研究所 | 一种树莓高温冷库臭氧保鲜方法 |
-
1986
- 1986-07-29 JP JP17849286A patent/JPH0789858B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6336742A (ja) | 1988-02-17 |
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