JPH0790102A - ウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

ウレタンフォームの製造方法

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JPH0790102A JP5267697A JP26769793A JPH0790102A JP H0790102 A JPH0790102 A JP H0790102A JP 5267697 A JP5267697 A JP 5267697A JP 26769793 A JP26769793 A JP 26769793A JP H0790102 A JPH0790102 A JP H0790102A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ウレタンフォームの製造方法を提
供することを目的とする。 【構成】 本発明の構成は、非加水分解性の線状シロキ
サン−ポリオキシアルキレン(AB)nブロック共重合
体からなる界面活性剤をウレタンフォームの気泡安定剤
で用いることを特徴とするウレタンフォームの製造方法
である。 【効果】 本発明の特定化学構造の界面活性剤をウレタ
ンフォームの気泡安定剤で用いることを特徴とするウレ
タンフォームの製造方法は、超泡力や細い泡の保持力な
どに優れ、フォーム状態が安定し、収縮、クラックの発
生などがなく、気泡安定効果にバラツキがなく、従来品
より優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレタンフォームの製
造方法に関し、更に詳しくは、本発明は特定化学構造の
界面活性剤をウレタンフォームの気泡安定剤で用いるこ
とを特徴とするウレタンフォームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウレタンフォームには、使用目的によっ
て硬質系、半硬質系、軟質系、インテグラルフォーム、
発泡ポリウレタンエラストマー等様々の種類があるが、
通常は、いずれもイソシアネート、水酸基など活性水素
原子を有する化合物、例えばポリオール、触媒、気泡安
定剤を主成分とし、重合反応によるポリマー生成と共に
発泡を行わせて得られるものである。ウレタンフォーム
の製造において、気泡安定剤を除いた原料は相互に複雑
な化学反応に関して、主としてポリマー構造を支配する
が、気泡安定剤は物理的現象に関与してセル構造を支配
するといわれている。物理的現象とは静的・動的表面張
力、表面粘弾性などによる界面活性効果に関するもので
ある。気泡安定剤として一般的に用いられるものは、ポ
リエーテルとポリシロキサンのブロック共重合体であ
る。この共重合体の化学構造としては、ポリエーテルと
ポリシロキサンがお互いの分子の片末端で結合した線状
タイプのものおよび側鎖に結合した分岐状タイプのもの
や、ポリエーテルとポリシロキサンの結合部分がSi−
O−Cの加水分解タイプのものとSi−Cの非加水分解
タイプのものなど様々である。特に新しい構造として、
特公昭52−24078、特公昭54−1840では線
状タイプで繰返し構造のものが提案されており、特公昭
57−14797では、さらに非加水分解タイプのもの
が提案されており、これらは、従来の気泡安定剤に比
べ、起泡力や細い泡の保持力などに優れるなどの有用性
が注目されていた。
【0003】しかしながら、上述の従来の技術において
は、フォーム状態が安定しないとか、収縮、クラックの
発生などその気泡安定効果にバラツキがあり、より性能
の安定した気泡安定剤が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑み、従来の気泡安定剤をさらに改良した、起泡力
や細い泡の保持力などに優れ、フォーム状態が安定し、
収縮、クラックの発生などがなく、気泡安定効果にバラ
ツキがなく、より性能の安定した気泡安定剤を用いるこ
とを特徴とするウレタンフォームの製造方法を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【問題を解決するための手段とその作用】本発明者等
は、ウレタンフォームの製造時の気泡安定剤成分として
有効なシリコーン化合物とその他成分を見出すため、数
多くの化学構造のシリコーン化合物およびその他成分な
らびにこれらの組合わせについて実験を行い、特定化学
構造の界面活性剤をウレタンフォームの気泡安定剤で用
いることが有効であることを見出し、本発明を完成させ
た。
【0006】すなわち本発明は、一般式
【化2】 (式中、Rは脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基
を表し、nは2ないし4の整数であり、aは少なくとも
6の整数であり、bは少なくとも4の整数であり、cは
少なくとも2の整数であり、Yは炭素−珪素結合によっ
て隣接珪素原子にそして酸素原子によってポリオキシア
ルキレンブロックに結合している2価の有機基を表し、
各シロキサンブロックの平均分子量は約400ないし1
0,000であり、各ポリオキシアルキレンの平均分子
量は200ないし約10,000であり、ポリオキシア
ルキレンブロックはエチレンオキシドを平均して約50
ないし約80重量%含み、シロキサンブロックは共重合
体の約10ないし95重量%を構成し、ポリオキシアル
キレンブロックは共重合体の約90ないし5重量%を構
成し、そしてブロック共重合体は少なくとも約1,20
0の平均分子量を有する)を有する非加水分解性の線状
シロキサン−ポリオキシアルキレン(AB)nブロック
共重合体からなる界面活性剤をウレタンフォームの気泡
安定剤で用いることを特徴とするウレタンフォームの製
造方法である。
【0007】上記式におけるRの例としては、水素基、
アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシ
ル基、ドデシル基、オクタデシル基、エイコシル基な
ど)、アリール基(例えばフェニル基、ナフチル基な
ど)、アラルキル基(例えばベンジル基、フェニルエチ
ル基など)、トリル基、キシリル基、シクロヘキシル
基、ハロゲン化アルキル基(トリフロロプロピル基、ク
ロロプロピル基など)などを挙げることができ、特に好
ましくは、メチル基である。
【0008】基Yは一端が珪素原子に、他端が酸素原子
に結合する2価の有機基、すなわち、隣接珪素原子には
炭素−珪素結合によって結合し、そして隣接酸素原子を
介してポリオキシアルキレンブロックに結合する2価の
有機基であり、例えば次式:−R′−、−R′−CO
−、−R′−NHCO−、−R′−NHCONH−R”
−NHCO−または−R′−OOCNH−R”−NHC
O−(式中、R′は2価のアルキレン基、例えばエチレ
ン基、プロピレン基、ブチレン基などであり、R”は2
価のアルキレン基、例えばR′に対して例示した基また
は2価のアリレン基、例えば−C−、−C
−C−、−C−CH−C−、−C
−CH(CH)−C−などであり、特に
好ましくはフェニレン基を表す)で表される基である。
【0009】基Yの好適な例は以下のものである:−C
CH−、−CHCHCH−、−CHCH
(CH)CH−、−CHCHCHCH−、
−(CHCO−、−(CHNHCO−、−
(CHNHCONHCNHCO−または−
(CHOOCNHCNHCO−。最も好ま
しい基Yは2価のアルキレン基、特に−CHCH
−または−CHCH(CH)CH−である。
【0010】上記線状ポリシロキサン−ポリオキシアル
キレンブロック共重合体は、反応性末端基を有する単独
又は2種以上のポリオキシアルキレン化合物と、該化合
物の反応性末端基と反応する末端基を有する単独又は2
種以上のポリジアルキルシロキサンとを反応させること
により製造することができる。
【0011】本発明において使用される線状ポリシロキ
サン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体は、上記
式(1)で表されるものであり、式中、R、Y、a、
b、cおよびnならびに各ブロックおよび共重合体全体
の分子量等は上で定義した範囲のものを表す。また、式
(1)中のポリオキシアルキレンブロックはエチレンオ
キシドを平均して約50ないし約80重量%含まないと
性能の安定した気泡安定剤が得られない。すなわち、エ
チレンオキシドがこれ以下であるとフォームが形成せ
ず、エチレンオキシドがこれ以上であるとフォームに収
縮、クラックが発生してしまい製品価値が著しく低下す
る。
【0012】本発明において用いるブロック共重合体
は、単独又は水、各種有機溶剤(エタノール、イソプロ
ピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ノナン、デカ
ン、トルエン、キシレン等)に溶解して用いる。
【0013】また、本発明において用いる特定化学構造
の界面活性剤は、更に必要に応じて低級アルコール、
水、酸化防止剤、防腐剤、ポリアルキレングリコール、
有機系界面活性剤、気泡安定剤として用いられている従
来型のポリエーテルとポリシロキサンのブロック共重合
体等を配合することができる。なお、これらは本発明の
目的を損なわない質的、量的条件下で使用されなければ
ならない。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
実施例に先立ち評価法を以下に示す。半硬質ウレタンフォーム試験 ポリオール混合物100重量部、TDI(2,4−トリ
レンジイソシアネート約80重量%及び2,6−トリレ
ンジイソシアネート約20重量%の混合物)22.3重
量部、TMBDA(N,N,N′,N′−テトラメチル
−1,3−ブタンジアミン)0.1重量部、ニッケルア
セチルアセテート0.2重量部、界面活性剤2.0重量
部の割合で容器に入れ、タービン型撹拌機を用い室温で
撹拌し、300mm×300mm×300mmの木製金
型に注入して125℃で10分硬化させフォームを完成
させる。尚、ここでポリオール混合物とは、分子量約3
000及びヒドロキシル数約56を有するグリセロール
出発のプロピレンオキシド付加物トリオール約80重量
%及びアクリロニトリル約20重量%からなり且つヒド
ロキシル数約45を有するグラフト共重合体が55重量
部、分子量約700及びヒドロキシル数約240を有す
るグリセロール出発のプロピレンオキシド付加物トリオ
ールが20重量部、分子量約530及びヒドロキシル数
約212を有するポリ−ε−カプロラクトンジオールが
25重量部からなる。このとき、界面活性剤の種類を変
えて、フォーム保持率およびフォーム密度を測定する。軟質ウレタンフォーム試験 ポリエーテルポリオール100重量部、水5.0重量
部、TEDA−L33(東ソー製、トリエチレンジアミ
ンの33%ジプロピレングリコール溶液)0.3重量
部、オクチル酸錫0.13重量部、界面活性剤1.2重
量部の割合で容器に入れ、タービン型撹拌機を用い35
00rpmで40秒間予備混合した後、TDIを化学量
論量(NCOindex100)加え、5秒間撹拌し、
予め40℃に温調した400(W)×400(L)×1
00(H)mmのアルミニウム製金型に注入してフォー
ム化する。TDIを添加して約100秒後に、金型への
充填を終了する。次いで170℃の熱風オーブンに該金
型を8分間入れてキュアリングを行い、軟質ポリウレタ
ンモールドフォームを得る。このとき、界面活性剤の種
類を変えて、JIS−6401に従いフォーム物性を測
定する。
【0015】線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレ
ンブロック共重合体の合成例 合成例1 機械的撹拌機、凝縮機、温度計および窒素送入口を供え
た1000mlの3つ口フラスコ中に、ジメタアリルポ
リエーテル
【化3】 250g、トルエン350g、および白金含量が20p
pmとなるようにクロル白金酸を入れた。この混合物に
温度を80〜100℃に維持するような速度でジヒドロ
ポリジメチルシロキサン
【化4】 57gを徐々に添加した。この反応の終了はSiHに対
するAgNO試験が負になることで判定した。次に反
応混合物をNaHCOで中和し、濾過し、ロータリー
エバポレーターにより50℃/1mmHgで溶媒を除去
すると次式:
【化5】 で表される分子量45000の線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体292gが得られ
た。
【0016】合成例2 ジメタアリルポリエーテル
【化6】 200g、ジヒドロポリジメチルシロキサン
【化7】 125g、トルエン350g、および白金含量が20p
pmとなるように白金系付加触媒を用いて合成例1と同
様の操作を行うと、次式:
【化8】 で表される分子量53000の線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体309gが得られ
た。
【0017】合成例3 ジメタアリルポリエーテル
【化9】 210g、ジヒドロポリジメチルシロキサン
【化10】 276g、トルエン350g、および白金含量が20p
pmとなるように白金系付加触媒を用いて合成例1と同
様の操作を行うと、次式:
【化11】 で表される分子量69000の線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体283gが得られ
た。
【0018】合成例4 ジメタアリルポリエーテル
【化12】 180g、ジヒドロポリジメチルシロキサン
【化13】 156g、トルエン350g、および白金含量が20p
pmとなるように白金系付加触媒を用いて合成例1と同
様の操作を行うと、次式:
【化14】 で表される分子量46000の線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体318gが得られ
た。
【0019】合成例5 ジメタアリルポリエーテル
【化15】 83.3g、および
【化16】 103.9g、ジヒドロポリジメチルシロキサン
【化17】 118g、トルエン350g、および白金含量が20p
pmとなるように白金系付加触媒を用いて合成例1と同
様の操作を行うと、次式:
【化18】 で表される分子量59000の線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体290gが得られ
た。
【0020】比較例用合成例1 ジメタアリルポリエーテル
【化19】 137g、ジヒドロポリジメチルシロキサン
【化20】 163g、トルエン350g、および白金含量が20p
pmとなるように白金系付加触媒を用いて合成例1と同
様の操作を行うと、次式:
【化21】 で表される分子量47000の線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体280gが得られ
た。
【0021】比較例用合成例2 ジメタアリルポリエーテル
【化22】 200g、ジヒドロポリジメチルシロキサン
【化23】 126g、トルエン350g、および白金含量が20p
pmとなるように白金系付加触媒を用いて合成例1と同
様の操作を行うと、次式:
【化24】 で表される分子量87000の線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体309gが得られ
た。
【0022】比較例用合成例3 ジメタアリルポリエーテル
【化25】 100g、ジヒドロポリジメチルシロキサン
【化26】 43g、トルエン350g、および白金含量が20pp
mとなるように白金付加触媒を用いて合成例1と同様の
操作を行うと、次式:
【化27】 で表される分子量27000の線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体134gが得られ
た。
【0023】実施例1〜5、比較例1〜3 合成例1〜5、比較例用合成例1〜3で得られた界面活
性剤を用いて半硬質ウレタンフォーム試験を行った。結
果を下記表−1に示す。
【表1】 表−1から明らかなように本発明は、フォーム状態が安
定し、クラックの発生などがなく、ウレタンフォームの
製造方法として優れていることがわかる。
【0024】実施例6〜10、比較例4〜6 合成例1〜5、比較例用合成例1〜3で得られた界面活
性剤を用いて軟質ウレタンフォーム試験を行った。結果
を下記表−2に示す。
【表2】 表−2から明らかなように本発明は、起泡力や細い泡の
保持力などに優れ、フォーム状態が安定し、収縮の発生
などがなく、気泡安定効果にバラツキがなく、ウレタン
フォームの製造方法として優れていることがわかる。
【0025】
【発明の効果】本発明の特定化学構造の界面活性剤をウ
レタンフォームの気泡安定剤で用いることを特徴とする
ウレタンフォームの製造方法は、起泡力や細い泡の保持
力などに優れ、フォーム状態が安定し、収縮、クラック
の発生などがなく、気泡安定効果にバラツキがなく、従
来品より優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Rは脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基
    を表し、nは2ないし4の整数であり、aは少なくとも
    6の整数であり、bは少なくとも4の整数であり、cは
    少なくとも2の整数であり、Yは炭素−珪素結合によっ
    て隣接珪素原子にそして酸素原子によってポリオキシア
    ルキレンブロックに結合している2価の有機基を表し、
    各シロキサンブロックの平均分子量は約400ないし1
    0,000であり、各ポリオキシアルキレンの平均分子
    量は200ないし約10,000であり、ポリオキシア
    ルキレンブロックはエチレンオキシドを平均して約50
    ないし約80重量%含み、シロキサンブロックは共重合
    体の約10ないし95重量%を構成し、ポリオキシアル
    キレンブロックは共重合体の約90ないし5重量%を構
    成し、そしてブロック共重合体は少なくとも約1,20
    0の平均分子量を有する)を有する非加水分解性の線状
    シロキサン−ポリオキシアルキレン(AB)nブロック
    共重合体からなる界面活性剤をウレタンフォームの気泡
    安定剤で用いることを特徴とするウレタンフォームの製
    造方法。
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