JPH079019A - ロールポリシング装置の吸引ヘッド構造 - Google Patents

ロールポリシング装置の吸引ヘッド構造

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JPH079019A
JPH079019A JP15247093A JP15247093A JPH079019A JP H079019 A JPH079019 A JP H079019A JP 15247093 A JP15247093 A JP 15247093A JP 15247093 A JP15247093 A JP 15247093A JP H079019 A JPH079019 A JP H079019A
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Haruo Oguro
治男 大黒
Takeshi Tanaga
剛 多名賀
Kazuo Muraoka
一雄 村岡
Shinichi Obara
紳一 小原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールのポリシングに伴う研磨粉など異物の
吸引除去に際して、異物吸引能力の向上を図ることによ
り、表面品質の優れた金属帯板を製造する。 【構成】 ロール周面の異物を吸引除去するロールポリ
シング装置の吸引ヘッド構造であって、該吸引ヘッドは
先端に開口した吸引孔を有し、該吸引孔はロール周面に
沿う周縁とロール周面に沿わない周縁とを有している。
前記吸引孔は、該吸引孔の周縁によって形成された孔面
積Aと該吸引孔のロール周面に沿わない周縁によって形
成された孔面積Bとの比B/Aが0.10〜0.50で
ある。また吸引孔の開口は複数の集合体によって構成さ
れており、且つ吸引ヘッド長手方向の隣接間で吸引領域
の一部が重なるように配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール周面に付着した
異物および異物の除去に伴って発生した研磨粉などの異
物を除去するロールポリシング装置の吸引ヘッド構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属帯板の圧延に際して圧延ロールに異
物が付着すると、この異物が金属帯板に転写して金属帯
板の表面品質を損なう。このため表面品質の優れた金属
帯板を製造するには、圧延ロールに付着した異物を圧延
中に除去する必要がある。圧延ロールに付着した異物を
圧延中に除去し、あるいは圧延ロールを磨くための技術
として、ロールポリシング装置およびその配置方法が特
開平4−266409号公報によって知られている。
【0003】この装置は図6および図7に示すように、
圧延ロールRの軸と平行な方向に長大な吸引ヘッドAが
多数の隙間を有する網状の研磨ベルトBを介して圧延ロ
ールRに当接可能に設けられており、研磨ベルトBの隙
間および吸引ヘッドAに設けられた多数の吸引孔C(図
7)を通して異物Gを吸引除去するように構成されてい
る。
【0004】この装置は、研磨ベルトBと吸引ヘッドA
とが同一箇所であるため、装置がコンパクトであり、設
備費および装置スペースが少なくて済むという長所を持
っている。しかし、この装置は吸引ヘッドAに設けられ
た吸引孔Cの全周縁が圧延ロールRの周面に沿う形状に
形成されているために、吸引ヘッドAを研磨ベルトBを
介してロール周面に当接させたとき、吸引孔Cが研磨ベ
ルトBを介してロール周面によって閉塞されてしまう。
従って吸引空気量が大幅に減少して異物吸引能力が低下
し、結果として圧延された金属帯板の表面品質を損なう
という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はロールのポリ
シングに伴う研磨粉など異物の吸引除去に際して、異物
吸引能力の向上を図ることにより、表面品質の優れた金
属帯板を製造することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、ロール周面の異物を吸引除去するロールポリシン
グ装置の吸引ヘッドであって、該吸引ヘッドは先端部に
開口した吸引孔を有し、該吸引孔はロール周面に沿う周
縁とロール周面に沿わない周縁とを有していることを特
徴とする。
【0007】また、前記吸引孔は、該吸引孔の周縁によ
って形成された孔面積Aと該吸引孔のロール周面に沿わ
ない周縁によって形成された孔面積Bとの比B/Aが
0.10〜0.50であることを特徴とする。
【0008】さらには、前記吸引ヘッドの開口部は複数
の吸引孔の集合体によって構成されており、且つ吸引ヘ
ッド長手方向の隣接間で吸引領域の一部がロール周面回
転方向に重なるように配設されていることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明のロールポリシング装置の吸引ヘッド
は、先端部に開口した吸引孔を有し、該吸引孔はロール
周面に沿う周縁とロール周面に沿わない周縁とを有して
いるので、吸引ヘッドをロール周面に当接させると、ロ
ール周面に沿わない周縁によって空気の吸引通路が形成
されるので、この吸引通路を通して吸引ヘッドとロール
周面との接触部周辺の空気を大量に吸引することで研磨
粉などの異物を効率良く吸引することができる。また吸
引孔の圧延ロールの周面に沿う周縁14Cによって形成
された部分を通して研磨ベルト16に付着した異物を吸
引することができる。
【0010】前記吸引ヘッドの開口部が複数の吸引孔の
集合体によって構成されているので、吸引ヘッドをロー
ル周面に対して密着性のよい、例えば合成樹脂製等、剛
性の低い材料で形成しても吸引負圧によって吸引孔が潰
れて吸引空気量が減少することはない。また吸引孔は吸
引ヘッド長手方向の隣接間で吸引領域の一部がロール周
面回転軸方向に重なるように配設されているので、ロー
ル軸方向全長に亘って異物を吸引することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明例のロールポリシング装置1
の平断面図を示し、ロールポリシング装置1は、ポリシ
ング装置本体2と、ポリシング装置本体2に支持された
吸引ヘッド3とで構成されている。
【0012】ポリシング装置本体2は、圧延機のスタン
ド4,4に圧延ロールRの軸方向と平行な方向にガイド
ビーム5が渡して設けられており、ガイドビーム5にガ
イドブッシュ6が嵌合されている。ガイドビーム5には
モータ7によって回転するスクリューシャフト8が貫挿
されており、スクリューシャフト8には舟型爪9が螺合
されている。舟型爪9の一端はガイドビーム5にあけら
れた長孔10を貫通してガイドブッシュ6と連結されて
いる。従って、モータ7の駆動によって舟型爪9がスク
リューシャフト8に沿ってスライド移動し、ガイドブッ
シュ6がガイドビーム5に沿ってスライド移動すること
で、研磨ベルト16および吸引ヘッド3をロールRの軸
方向へ移動させることができる。
【0013】ガイドブッシュ6には圧延ロールに向かう
方向に伸びた支持体11(図2)が取り付けられてお
り、支持体11にはスライド体12が嵌合され、スライ
ド体12の先端には吸引ヘッド3が取り付けられてい
る。吸引ヘッド3とガイドブッシュ6とはエアシリンダ
ー13によって連結されており、吸引ヘッド3はエアシ
リンダー13によって圧延ロールRに向かう方向を進退
動することで、圧延ロールRに当接および離反する。
【0014】吸引ヘッド3には図3に示すように多数の
吸引孔14が設けられており、吸引孔14には吸引ダク
ト15(図2)が接続されている。図1および図2に示
すように、吸引ヘッド3は多数の隙間を有する網状の研
磨ベルト16で覆われており、研磨ベルト16の両端は
リール17,17に巻かれている。リール17,17は
スライド体12に沿ってスライド移動可能なスライド部
材18に支持されており、スライド部材18はガイドブ
ッシュ6とバネ19,19によって連結されて研磨ベル
ト16に張力が付加されている。研磨ベルト16は、例
えば繊維を網状に形成し、これに砥粒を付着させたもの
で1〜5mmの間隙を有している。20はリールを駆動す
るモーターであり、Sは圧延中の金属帯板を示す。
【0015】吸引ヘッド3は、図3のA部を拡大して示
す図4のように、吸引孔が圧延ロールR(図2)の周面
に沿う周縁14Cと圧延ロールの周面に沿わない周縁1
4Bとを有している。吸引孔14の周縁14Aによって
形成される孔面積Aと圧延ロールの周面に沿わない周縁
14Bとによって形成される孔面積Bとの比A/Bは図
5に示すように、0.10〜0.50が好ましい。A/
Bが0.10未満と小さい場合は、吸引孔14の90%
以上が圧延ロールRとの当接によって閉塞されるため、
吸引孔14を通して吸引する空気量が大幅に減少して吸
引効率が低下する。また比A/Bが0.50を越えて大
きい場合は、吸引ヘッド部3と圧延ロールRとの接触部
から離れた部位からも多量の空気を吸引することになる
ため、共に吸引効率が低くなり、金属帯板の表面疵が多
くなる。
【0016】吸引ヘッド3の材質は圧延ロールRとの当
接に伴う衝撃を吸収し、かつ吸引ヘッド3を圧延ロール
Rと密接させるためにゴム製あるいは合成樹脂製等、剛
性の小さい材料で形成することが好ましい。しかし吸引
ヘッド3に剛性の低い材料を使用し、また吸引孔14の
開口を例えば吸引ヘッド3の全幅に及ぶスリット状に形
成した場合は、吸引に伴う負圧により吸引孔14の形状
維持が困難となり、時として吸引孔14の一部が潰れて
実質的に閉塞状態となり、吸引空気量が減少する。この
ため吸引ヘッド3は、図3に示すように互いに不連続な
開口の集合体として構成されることが吸引効率を高める
うえで好ましい。
【0017】吸引ヘッド3の開口部は複数の吸引孔14
の集合体によって構成されており、吸引孔14は、吸引
ヘッド長手方向の隣接間で吸引領域の一部がロール周面
回転方向に重なるように配設されているので、ロール軸
方向全長に亘って異物を吸引することができる。
【0018】次に本装置の作動を説明する。図1に示
す、エアシリンダー13,13を伸動させて、吸引ヘッ
ド部3および研磨ベルト16を矢印方向へ回転している
圧延ロールRに押し付けると、研磨ベルト16によって
圧延ロール周面の異物Gが拭い取られポリシングされ
る。これに伴って発生した研磨粉などの異物Gがヘッド
部3近傍の圧延ロールRの周面に付着する。このとき、
図2に示す吸引孔の圧延ロールRの周面に沿う周縁14
C(図4)は研磨ベルト16を介して圧延ロールRに当
接して閉塞されるが、圧延ロールRの周面に沿わない周
縁14B(図4)は圧延ロールRに接触しないで外気と
通じている。このため吸引ダクト15を通して吸引する
と、圧延ロールの周面に沿わない周縁14Bによって形
成された吸引通路21を通して圧延ロールの周面に沿う
吸引気流が形成され、この気流によって圧延ロール周面
の異物Gおよび研磨ベルト16に付着した異物Gを吸引
することができる。また吸引孔の圧延ロールの周面に沿
う周縁14Cによって形成された部分を通して研磨ベル
ト16に付着した異物Gを吸引することができる。
【0019】本実施例では、吸引ヘッド3を研磨ベルト
16を介して圧延ロールRに当接させる構成にしたが、
吸引ヘッド3を研磨機能を有する材料で形成した場合
は、研磨ベルト16を介さずに吸引ヘッド3を直接に圧
延ロールRに押し付けて、吸引ヘッド3によってポリシ
ングする等、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の変更
を加えることができる。
【0020】図1に示した吸引型のポリシング装置を用
いて、SUS304ステンレス鋼帯(板厚0.5mm、板
幅1300mm)の調質圧延に際してロールポリシングを
行った場合の吸引空気量とステンレス鋼帯表面の疵発生
状況を表1にまとめて示す。なお表1において、吸引孔
の総面積(A+B)は全て同一であり、吸引空気量比お
よび表面疵発生指数は従来例(No.1)を1.0とす
る指数である。
【0021】表1に示すように、No.1は、吸引孔の
全周縁がロール周面に沿った従来例である。No.2は
吸引孔面積比(B/A)が小さいため吸引空気量が不足
した例であり、No.8は吸引孔面積比が大き過ぎた例
であり、共に吸引効率が低いため表面疵発生指数が高
い。本発明例によれば吸引空気量が約2.5〜5.0倍
になるとともに、ステンレス鋼帯の表面疵が大幅に減少
した。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明のロールポリシング装置によれ
ば、ロール周面に付着した異物およびロールのポリシン
グに伴って発生した研磨粉かどの異物をポリシング位置
において吸引除去することができるので、装置がコンパ
クトである。このため設備費および設置スペースが少な
くて済む。従って、設置用スペースの狭い多段ロールの
場合においては特に効果的である。また圧延中にロール
周面の異物を効率良く吸引除去してロール表面を清浄に
維持することができるので、圧延された金属帯板の表面
疵発生量を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロールポリシング装置の実施例を示す
平断面図である。
【図2】図1のX−X視縦断面図である。
【図3】図2のY−Y視正面図である。
【図4】図3のA部を拡大して示す図である。
【図5】吸引孔面積比と金属帯板の表面疵発生指数との
関係を示す図である。
【図6】従来のロールポリシング装置のヘッド部を示す
縦断面図である。
【図7】図6のZ−Z視縦断面図である。
【符号の説明】 1 本発明のロールポリシング装置 2 ポリシング装置本体 3 吸引ヘッド 4 圧延機のスタンド 5 ガイドビーム 6 ガイドブッシュ 7 スクリューシャフト駆動用のモータ 8 スクリューシャフト 9 舟型爪 10 長孔 11 支持体 12 スライド体 13 エアシリンダー 14 吸引孔 15 吸引ダクト 16 研磨ベルト 17 リール 18 スライド部材 19 バネ 20 リール駆動用のモータ 21 吸引通路 G 異物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 紳一 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール周面の異物を除去するロールポリ
    シング装置の吸引ヘッド構造であって、該吸引ヘッドは
    先端部に開口した吸引孔を有し、該吸引孔はロール周面
    に沿う周縁とロール周面に沿わない周縁とを有している
    ことを特徴とするロールポリシング装置の吸引ヘッド構
    造。
  2. 【請求項2】 前記吸引孔は、該吸引孔の周縁によって
    形成された孔面積Aと該吸引孔のロール周面に沿わない
    周縁によって形成された孔面積Bとの比B/Aが0.1
    0〜0.50であることを特徴とする請求項1に記載の
    ロールポリシング装置の吸引ヘッド構造。
  3. 【請求項3】 前記吸引ヘッドの開口部は複数の前記吸
    引孔の集合体によって構成されており、且つ吸引ヘッド
    長手方向の隣接間で吸引領域の一部がロール周面回転方
    向に重なるように配設されていることを特徴とする請求
    項1に記載のロールポリシング装置の吸引ヘッド構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100743187B1 (ko) * 2001-08-11 2007-07-27 주식회사 포스코 전도롤의 순수 제거장치
KR101037667B1 (ko) * 2011-01-06 2011-05-27 한국엠테크(주) 압연기의 롤 크리닝 장치
KR101161877B1 (ko) * 2005-03-21 2012-07-03 주식회사 포스코 세척기능을 가지는 롤표면 이물질 자동 제거장치
CN112605561A (zh) * 2020-11-30 2021-04-06 江苏优轧机械有限公司 一种具有抛光组件的铜带轧制装置

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