JPH0790546A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH0790546A JPH0790546A JP23826293A JP23826293A JPH0790546A JP H0790546 A JPH0790546 A JP H0790546A JP 23826293 A JP23826293 A JP 23826293A JP 23826293 A JP23826293 A JP 23826293A JP H0790546 A JPH0790546 A JP H0790546A
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- JP
- Japan
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- copper
- wiring
- gas
- manufacturing
- nitrogen
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 窒素を0.2%〜17%含む銅または銅合金
により形成された配線を有することを特徴とする半導体
装置。 【効果】 比抵抗値を増大させずに、耐酸化性に優れた
銅配線を有する半導体装置を提供することができる。
により形成された配線を有することを特徴とする半導体
装置。 【効果】 比抵抗値を増大させずに、耐酸化性に優れた
銅配線を有する半導体装置を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅を主成分とする薄膜
もしくは配線を有する半導体装置及びその製造方法に関
する。
もしくは配線を有する半導体装置及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSIの配線材料として、アルミ
ニウムまたはアルミニウム合金が用いられている(以
下、特に理由のないかぎり、アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金をアルミニウムと記すことにする)。しかし
近年、LSIの高集積化が進むにつれてアルミニウム配
線にさまざまな問題が生じてきている。中でも、エレク
トロマイグレ−ション、ストレスマイグレ−ション等ア
ルミニウム配線の信頼性が問題となってきている。この
ため、アルミニウムに代わる高信頼性を有する配線材料
が求められている。
ニウムまたはアルミニウム合金が用いられている(以
下、特に理由のないかぎり、アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金をアルミニウムと記すことにする)。しかし
近年、LSIの高集積化が進むにつれてアルミニウム配
線にさまざまな問題が生じてきている。中でも、エレク
トロマイグレ−ション、ストレスマイグレ−ション等ア
ルミニウム配線の信頼性が問題となってきている。この
ため、アルミニウムに代わる高信頼性を有する配線材料
が求められている。
【0003】アルミニウムに代わる配線材料として現在
もっとも有力視されているのは、銅である(月刊NIKKEI
MICRODEVICE 1993 年 2月号 48 頁〜58頁)。配線材料
として銅を用いれば、アルミニウムを用いる場合に比
べ、比抵抗は約1/2 となり、エレクトロマイグレ−ショ
ン耐性は約2桁改善される。しかしながら、配線材料と
して銅を用いる場合にも問題点がある。
もっとも有力視されているのは、銅である(月刊NIKKEI
MICRODEVICE 1993 年 2月号 48 頁〜58頁)。配線材料
として銅を用いれば、アルミニウムを用いる場合に比
べ、比抵抗は約1/2 となり、エレクトロマイグレ−ショ
ン耐性は約2桁改善される。しかしながら、配線材料と
して銅を用いる場合にも問題点がある。
【0004】銅は薄膜中に酸素を取り込み易く、耐酸化
性が悪い。銅薄膜中に酸素が取り込まれると比抵抗値が
上昇する。これに対処することを目的として、銅薄膜に
窒素プラズマ処理を施して表面に窒化層を形成したり
(第51回秋季応用物理学会予稿集 27p-E-16)、自己保
護膜としてNbN膜(第39回春季応用物理学会予稿集
30p-ZH-8)またはTiN膜(信学技報 Vol.89 No.174
25頁〜29頁)を表面に形成したりして銅薄膜の耐酸化性
を改善することが提案されている。
性が悪い。銅薄膜中に酸素が取り込まれると比抵抗値が
上昇する。これに対処することを目的として、銅薄膜に
窒素プラズマ処理を施して表面に窒化層を形成したり
(第51回秋季応用物理学会予稿集 27p-E-16)、自己保
護膜としてNbN膜(第39回春季応用物理学会予稿集
30p-ZH-8)またはTiN膜(信学技報 Vol.89 No.174
25頁〜29頁)を表面に形成したりして銅薄膜の耐酸化性
を改善することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案にお
いても以下のような問題点がある。すなわち、上記窒化
層や自己保護膜を形成するための工程が必要となるとい
う問題がある。また、配線形成時においては、銅薄膜を
エッチング処理して配線パタ−ンを形成するので、エッ
チングされた断面は保護層を有さなくなる。このため、
前記断面から酸素が銅配線中に取り込まれ、銅配線の比
抵抗値が上昇するという問題がある。特に最近では、配
線の形成にCMP(Chemical Mechanical Polishing )
プロセス、すなわち、絶縁層にエッチング等によって所
定のパタ−ンの孔あるいは溝を形成し、この後、この絶
縁層上に銅薄膜を形成し、絶縁層より上の部分にある銅
薄膜を研磨により除去し、配線を形成するプロセスが用
いられようとしており、前記窒化層及び自己保護膜等の
保護層を形成することにより銅配線の酸化を防止すると
いう方法は適用が困難となりつつある。
いても以下のような問題点がある。すなわち、上記窒化
層や自己保護膜を形成するための工程が必要となるとい
う問題がある。また、配線形成時においては、銅薄膜を
エッチング処理して配線パタ−ンを形成するので、エッ
チングされた断面は保護層を有さなくなる。このため、
前記断面から酸素が銅配線中に取り込まれ、銅配線の比
抵抗値が上昇するという問題がある。特に最近では、配
線の形成にCMP(Chemical Mechanical Polishing )
プロセス、すなわち、絶縁層にエッチング等によって所
定のパタ−ンの孔あるいは溝を形成し、この後、この絶
縁層上に銅薄膜を形成し、絶縁層より上の部分にある銅
薄膜を研磨により除去し、配線を形成するプロセスが用
いられようとしており、前記窒化層及び自己保護膜等の
保護層を形成することにより銅配線の酸化を防止すると
いう方法は適用が困難となりつつある。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、耐酸化性の良好な銅配線もしくは銅薄膜を有する半
導体装置及びその製造方法を提供することを目的として
いる。
り、耐酸化性の良好な銅配線もしくは銅薄膜を有する半
導体装置及びその製造方法を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る半導体装置は、窒素を0.2%〜17%
含む銅または銅合金により形成された配線を有すること
を特徴としている。
に本発明に係る半導体装置は、窒素を0.2%〜17%
含む銅または銅合金により形成された配線を有すること
を特徴としている。
【0008】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、銅または銅合金により形成されたタ−ゲットと不活
性ガスと窒素を含有するガスとを用いてスパッタ法によ
って試料上に窒素を含有する銅または銅合金薄膜を形成
することを特徴としている。
は、銅または銅合金により形成されたタ−ゲットと不活
性ガスと窒素を含有するガスとを用いてスパッタ法によ
って試料上に窒素を含有する銅または銅合金薄膜を形成
することを特徴としている。
【0009】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、窒素を含む銅または銅合金により形成されたタ−ゲ
ットを用いてスパッタ法によって試料上に窒素を含有す
る銅または銅合金薄膜を形成することを特徴としてい
る。
は、窒素を含む銅または銅合金により形成されたタ−ゲ
ットを用いてスパッタ法によって試料上に窒素を含有す
る銅または銅合金薄膜を形成することを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】上記構成に係る半導体装置に用いられる配線
は、窒素を0.2%〜17%含む銅または銅合金により
形成されるので、配線そのものが耐酸化性を有する。こ
れにより、エッチング処理で配線の一部が露出しても該
配線の酸化を抑えることが可能になる。
は、窒素を0.2%〜17%含む銅または銅合金により
形成されるので、配線そのものが耐酸化性を有する。こ
れにより、エッチング処理で配線の一部が露出しても該
配線の酸化を抑えることが可能になる。
【0011】従来、銅または銅合金に窒素を含有させる
と比抵抗値が非常に高くなるとされていたが、窒素含有
量を17%以下に抑えておけば、比抵抗値はさほど上昇
しない。むしろ少量の窒素(0.2%以上の窒素)を添
加することで耐酸化性に優れた銅または銅合金による配
線を形成することが可能になる。
と比抵抗値が非常に高くなるとされていたが、窒素含有
量を17%以下に抑えておけば、比抵抗値はさほど上昇
しない。むしろ少量の窒素(0.2%以上の窒素)を添
加することで耐酸化性に優れた銅または銅合金による配
線を形成することが可能になる。
【0012】また、上記方法に係る半導体装置の製造方
法にあっては、銅または銅合金により形成されたタ−ゲ
ットと不活性ガスと窒素を含有するガスとを用いてスパ
ッタ法によって試料上に窒素を含有する銅または銅合金
薄膜を形成するので、不活性ガスと窒素を含有するガス
との流量比を変化させることにより、窒素の添加量を制
御し、耐酸化性に優れた薄膜が形成される。これによ
り、配線を形成する際に前記薄膜がエッチングされてエ
ッチング断面が露出しても、前記薄膜の酸化を抑えるこ
とが可能になる。
法にあっては、銅または銅合金により形成されたタ−ゲ
ットと不活性ガスと窒素を含有するガスとを用いてスパ
ッタ法によって試料上に窒素を含有する銅または銅合金
薄膜を形成するので、不活性ガスと窒素を含有するガス
との流量比を変化させることにより、窒素の添加量を制
御し、耐酸化性に優れた薄膜が形成される。これによ
り、配線を形成する際に前記薄膜がエッチングされてエ
ッチング断面が露出しても、前記薄膜の酸化を抑えるこ
とが可能になる。
【0013】また、上記方法に係る半導体装置の製造方
法において、窒素を含む銅または銅合金により形成され
たタ−ゲットを用いてスパッタ法によって試料上に窒素
を含有する銅または銅合金薄膜を形成する場合も同様
に、耐酸化性に優れた薄膜が形成される。これにより、
配線を形成する際に前記薄膜がエッチングされてエッチ
ング断面が露出しても、前記薄膜の酸化を抑えることが
可能になる。
法において、窒素を含む銅または銅合金により形成され
たタ−ゲットを用いてスパッタ法によって試料上に窒素
を含有する銅または銅合金薄膜を形成する場合も同様
に、耐酸化性に優れた薄膜が形成される。これにより、
配線を形成する際に前記薄膜がエッチングされてエッチ
ング断面が露出しても、前記薄膜の酸化を抑えることが
可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る半導体装置及びその製造
方法に関する実施例を図面に基づいて説明する。最初に
図1に基づいて、本発明に係る半導体装置の製造方法を
実施するための装置を説明する。図1は該装置を示した
模式的縦断面図である。
方法に関する実施例を図面に基づいて説明する。最初に
図1に基づいて、本発明に係る半導体装置の製造方法を
実施するための装置を説明する。図1は該装置を示した
模式的縦断面図である。
【0015】図1において、1はチャンバ(反応室)を
示しており、反応室1は内部にプラズマ発生領域2と反
応領域3とを備えている。プラズマ発生領域2の上部に
は導波管5を介してマイクロ波発生源6が接続されてい
る。プラズマ発生領域2の外周には、図示しない直流電
源に接続された励磁コイル7が周設されている。またプ
ラズマ発生領域2に対するガス導入系8が反応室1上部
に接続されている。
示しており、反応室1は内部にプラズマ発生領域2と反
応領域3とを備えている。プラズマ発生領域2の上部に
は導波管5を介してマイクロ波発生源6が接続されてい
る。プラズマ発生領域2の外周には、図示しない直流電
源に接続された励磁コイル7が周設されている。またプ
ラズマ発生領域2に対するガス導入系8が反応室1上部
に接続されている。
【0016】一方、反応領域3内には、試料台11上に
基板Sが載置されており、基板Sの中心部上方の反応領
域3及び前記プラズマ発生領域2との境界部分にはタ−
ゲット4が配設されており、これに直流電圧電源10が
接続されている。そして反応領域3に対するガス導入系
9が、反応領域3側面部に設けられている。
基板Sが載置されており、基板Sの中心部上方の反応領
域3及び前記プラズマ発生領域2との境界部分にはタ−
ゲット4が配設されており、これに直流電圧電源10が
接続されている。そして反応領域3に対するガス導入系
9が、反応領域3側面部に設けられている。
【0017】このような装置を用いて本発明に係る半導
体装置の製造方法を実施するためには、反応室1内を真
空排気し、Arガスをガス導入系8よりプラズマ発生領域
2に導入して、プラズマ発生領域2内の圧力を1 ×10-3
Torr程度に設定した後、励磁コイル7に直流電流を流
し、プラズマ発生領域2内に電子サイクロトロン共鳴
(ECR)に必要な磁場を発生させる。
体装置の製造方法を実施するためには、反応室1内を真
空排気し、Arガスをガス導入系8よりプラズマ発生領域
2に導入して、プラズマ発生領域2内の圧力を1 ×10-3
Torr程度に設定した後、励磁コイル7に直流電流を流
し、プラズマ発生領域2内に電子サイクロトロン共鳴
(ECR)に必要な磁場を発生させる。
【0018】そして、マイクロ波発生源6からのマイク
ロ波を導波管5を介してプラズマ発生領域2に導入し、
Arプラズマを生成させる。生成させたArプラズマを励磁
コイル7で発生させた発散磁界により反応領域3へ導
き、直流電圧電源10によりタ−ゲット4に負の電圧を
印加し、Arイオンをタ−ゲット4に引き込みタ−ゲット
4をスパッタする。
ロ波を導波管5を介してプラズマ発生領域2に導入し、
Arプラズマを生成させる。生成させたArプラズマを励磁
コイル7で発生させた発散磁界により反応領域3へ導
き、直流電圧電源10によりタ−ゲット4に負の電圧を
印加し、Arイオンをタ−ゲット4に引き込みタ−ゲット
4をスパッタする。
【0019】次に、窒素を含んだ銅薄膜・銅配線の形成
例を、具体的数値を挙げて説明する。 (実施例1)上記方法において、タ−ゲット4として銅
タ−ゲットを用い、基板Sとして表面に絶縁膜層である
SiO2 膜が1000Å形成されたSi基板を用い、ガス導
入系9からN2 ガスを導入することにより、基板Sの前
記絶縁膜上に銅と窒素との反応生成物を堆積させる。ま
ず、反応室1内を真空排気し、ガス導入系8よりArガス
を48sccmの流量でプラズマ発生領域2に導入し、プラズ
マ発生領域2内の圧力を1 ×10-3 Torr に設定した後、
プラズマ発生領域2内に電子サイクロトロン共鳴に必要
な磁場を発生させる。
例を、具体的数値を挙げて説明する。 (実施例1)上記方法において、タ−ゲット4として銅
タ−ゲットを用い、基板Sとして表面に絶縁膜層である
SiO2 膜が1000Å形成されたSi基板を用い、ガス導
入系9からN2 ガスを導入することにより、基板Sの前
記絶縁膜上に銅と窒素との反応生成物を堆積させる。ま
ず、反応室1内を真空排気し、ガス導入系8よりArガス
を48sccmの流量でプラズマ発生領域2に導入し、プラズ
マ発生領域2内の圧力を1 ×10-3 Torr に設定した後、
プラズマ発生領域2内に電子サイクロトロン共鳴に必要
な磁場を発生させる。
【0020】そして、周波数2.45GHz 、パワ−2.0kw の
マイクロ波をプラズマ発生領域2に導入し、電子サイク
ロトロン共鳴を利用して、Arプラズマを発生させる。そ
して、銅タ−ゲット4には直流電圧電源10により−6
00Vの電圧を印加し、ガス導入系9から添加量4 %の
N2 ガスを2sccmの流量で反応室1内に導入して、4000
Åのスパッタ成膜を行なった。さらに、この薄膜にパタ
−ニング及びエッチング処理を施して配線を形成した。
なお、N2 ガス添加量は、[N2 ガス流量/(N2 ガス
流量)+(Arガス流量)]で示される。このようにし
て形成したCuを含有する配線近傍の断面を図2に示
す。図中20はSi基板を示しており、Si基板20上
にはSiO2 膜21が形成され、SiO2 膜21上には
配線パタ−ン22が形成されている。
マイクロ波をプラズマ発生領域2に導入し、電子サイク
ロトロン共鳴を利用して、Arプラズマを発生させる。そ
して、銅タ−ゲット4には直流電圧電源10により−6
00Vの電圧を印加し、ガス導入系9から添加量4 %の
N2 ガスを2sccmの流量で反応室1内に導入して、4000
Åのスパッタ成膜を行なった。さらに、この薄膜にパタ
−ニング及びエッチング処理を施して配線を形成した。
なお、N2 ガス添加量は、[N2 ガス流量/(N2 ガス
流量)+(Arガス流量)]で示される。このようにし
て形成したCuを含有する配線近傍の断面を図2に示
す。図中20はSi基板を示しており、Si基板20上
にはSiO2 膜21が形成され、SiO2 膜21上には
配線パタ−ン22が形成されている。
【0021】上記方法によって絶縁膜上に配線を形成す
るのであるが、絶縁膜がSiO2 であるので、この下地
絶縁膜により配線が酸化されるおそれがある。そこで、
配線の耐酸化性を調べるためにSi基板上に直接配線を
形成した。条件は上記のものと同じである。この方法で
形成された配線に酸素(O2 )雰囲気で300 ℃、30分間
の熱処理を行なった後、2次イオン質量分析(SIMS)に
よる深さ方向の分析を行なった。その結果を図3に示
す。また、図4に窒素Nを含有するガスを添加しない従
来法によって得られた配線に上記と同様の処理を行なっ
た時のSIMS結果を示す。図3および図4において、縦軸
は強度(任意単位)、横軸は深さ(Å)を示しており、
破線は銅Cuの分布、一点鎖線はNの分布、二点鎖線は
Siの分布、実線は酸素の分布をそれぞれ示している。
図3と図4とを比べれば明らかであるように、スパッタ
成膜時にN2 ガスを添加することで配線中への酸素の混
入を防ぐことができ、耐酸化性に優れた配線を形成する
ことができる。
るのであるが、絶縁膜がSiO2 であるので、この下地
絶縁膜により配線が酸化されるおそれがある。そこで、
配線の耐酸化性を調べるためにSi基板上に直接配線を
形成した。条件は上記のものと同じである。この方法で
形成された配線に酸素(O2 )雰囲気で300 ℃、30分間
の熱処理を行なった後、2次イオン質量分析(SIMS)に
よる深さ方向の分析を行なった。その結果を図3に示
す。また、図4に窒素Nを含有するガスを添加しない従
来法によって得られた配線に上記と同様の処理を行なっ
た時のSIMS結果を示す。図3および図4において、縦軸
は強度(任意単位)、横軸は深さ(Å)を示しており、
破線は銅Cuの分布、一点鎖線はNの分布、二点鎖線は
Siの分布、実線は酸素の分布をそれぞれ示している。
図3と図4とを比べれば明らかであるように、スパッタ
成膜時にN2 ガスを添加することで配線中への酸素の混
入を防ぐことができ、耐酸化性に優れた配線を形成する
ことができる。
【0022】また、実施例1におけるN2 ガスの添加量
を変えた時の配線の深さ500 Åにおける酸素濃度(atom
s%)変化の様子及び比抵抗値(μΩcm)の変化の様子を
図5に示す。図5において、破線は比抵抗値を示し、実
線は酸素濃度を示している。図5から、N2 ガスの添加
量が20%以下の時、アルミニウムに比べて低抵抗であ
り、耐酸化性も優れていることが解る。さらに、N2 ガ
スの添加量と配線中のN濃度(atoms %)との関係を図
6に示す。図6から、N2 ガスの添加量を多くすると配
線中のN濃度が増加することが解る。そして、N濃度が
17atoms %以下であれば、図5から膜質に影響を与えな
いことが解る。
を変えた時の配線の深さ500 Åにおける酸素濃度(atom
s%)変化の様子及び比抵抗値(μΩcm)の変化の様子を
図5に示す。図5において、破線は比抵抗値を示し、実
線は酸素濃度を示している。図5から、N2 ガスの添加
量が20%以下の時、アルミニウムに比べて低抵抗であ
り、耐酸化性も優れていることが解る。さらに、N2 ガ
スの添加量と配線中のN濃度(atoms %)との関係を図
6に示す。図6から、N2 ガスの添加量を多くすると配
線中のN濃度が増加することが解る。そして、N濃度が
17atoms %以下であれば、図5から膜質に影響を与えな
いことが解る。
【0023】(実施例2)実施例2に係る半導体装置の
製造方法が上記した実施例1に係る半導体装置の製造方
法と異なっている点は、ガス導入系9から導入されるN
2 ガスの添加量を時間の経過とともに変化させる点であ
る。その他の製造方法はArガスの導入量を含め同一で
ある。実施例2では、図7に示した添加量でN2 ガスが
導入される。このように導入するN2 ガスの添加量を時
間とともに変化させることで、Cuを主成分とし深さ方
向にN含有量が変化している薄膜もしくは配線を形成す
ることができる。このようにして形成したCuを含有す
る配線近傍の断面を図8に示す。図8において、SiO
2 膜21上に配線パタ−ン23が形成されている。配線
パタ−ン23はN含有量が異なった多層構造となってい
る。
製造方法が上記した実施例1に係る半導体装置の製造方
法と異なっている点は、ガス導入系9から導入されるN
2 ガスの添加量を時間の経過とともに変化させる点であ
る。その他の製造方法はArガスの導入量を含め同一で
ある。実施例2では、図7に示した添加量でN2 ガスが
導入される。このように導入するN2 ガスの添加量を時
間とともに変化させることで、Cuを主成分とし深さ方
向にN含有量が変化している薄膜もしくは配線を形成す
ることができる。このようにして形成したCuを含有す
る配線近傍の断面を図8に示す。図8において、SiO
2 膜21上に配線パタ−ン23が形成されている。配線
パタ−ン23はN含有量が異なった多層構造となってい
る。
【0024】ここでも、配線の耐酸化性を調べるため、
Si基板上に直接配線を形成した。条件は上記と同じく
図7に示した添加量でN2 ガスが導入される条件であ
る。この製造方法で形成された配線にO2 雰囲気で300
℃、30分間の熱処理を行なった後、SIMSによる深さ方向
の分析を行なった。その結果を図9に示す。図9におけ
る各グラフの意味は、図3に示した各グラフの意味と同
じである。図9から、実施例2に係る製造方法の場合に
おいても、N2 ガスの添加により配線中への酸素の混入
を防ぐことができ、配線の耐酸化性を向上させることが
できることが解る。
Si基板上に直接配線を形成した。条件は上記と同じく
図7に示した添加量でN2 ガスが導入される条件であ
る。この製造方法で形成された配線にO2 雰囲気で300
℃、30分間の熱処理を行なった後、SIMSによる深さ方向
の分析を行なった。その結果を図9に示す。図9におけ
る各グラフの意味は、図3に示した各グラフの意味と同
じである。図9から、実施例2に係る製造方法の場合に
おいても、N2 ガスの添加により配線中への酸素の混入
を防ぐことができ、配線の耐酸化性を向上させることが
できることが解る。
【0025】(実施例3)実施例3に係る半導体装置の
製造方法が実施例1に係る半導体装置の製造方法と異な
っている点は、タ−ゲット4としてCuを主成分として
Nが含まれているもの、例えば、Cuを主成分としてN
が15atoms %含有されたものを用い、Arイオンで該タ
−ゲット4をスパッタすることで基板S上にスパッタさ
れたCuとNとの反応生成物を堆積させる点である。し
たがって、実施例3の場合、ガス導入系9からN2 ガス
は導入されない。その他の製造方法は同じである。この
ようにして形成したCuを含有する配線の構造は、図2
に示した配線構造と同様である。
製造方法が実施例1に係る半導体装置の製造方法と異な
っている点は、タ−ゲット4としてCuを主成分として
Nが含まれているもの、例えば、Cuを主成分としてN
が15atoms %含有されたものを用い、Arイオンで該タ
−ゲット4をスパッタすることで基板S上にスパッタさ
れたCuとNとの反応生成物を堆積させる点である。し
たがって、実施例3の場合、ガス導入系9からN2 ガス
は導入されない。その他の製造方法は同じである。この
ようにして形成したCuを含有する配線の構造は、図2
に示した配線構造と同様である。
【0026】実施例3に係る製造方法で形成された配線
におけるN濃度とタ−ゲット4中に含まれるN濃度との
関係を図10に示す。図10から、タ−ゲット4中に含
まれているN濃度と配線中に含まれているN濃度とに直
線的相関関係があることが解る。したがって、タ−ゲッ
ト4中に含有されるN濃度を変化させることで配線中に
含有されるN濃度を制御することができる。
におけるN濃度とタ−ゲット4中に含まれるN濃度との
関係を図10に示す。図10から、タ−ゲット4中に含
まれているN濃度と配線中に含まれているN濃度とに直
線的相関関係があることが解る。したがって、タ−ゲッ
ト4中に含有されるN濃度を変化させることで配線中に
含有されるN濃度を制御することができる。
【0027】以上説明したように、実施例1〜実施例3
に係る半導体装置の製造方法を用いれば、配線中に少量
のNを含有させることにより、比抵抗値を増大させずに
Cu配線もしくはCu薄膜の耐酸化性を向上させること
ができる。従来、Cu3 Nは比抵抗値が102 〜103
ΩcmとCuの比抵抗値1.72×10-6Ωcmに比べ
て異常に高く、配線に用いることはできなかった。しか
し、実施例1〜実施例3で示したようにNの含有量を
0.2%〜17%程度に抑えておけば比抵抗値をほとん
ど上昇させなくてすむ。図5に示したように上記範囲内
にNの含有量を抑えておけば、比抵抗値を2.5×10
-6Ωcm以下に抑えることができる。
に係る半導体装置の製造方法を用いれば、配線中に少量
のNを含有させることにより、比抵抗値を増大させずに
Cu配線もしくはCu薄膜の耐酸化性を向上させること
ができる。従来、Cu3 Nは比抵抗値が102 〜103
ΩcmとCuの比抵抗値1.72×10-6Ωcmに比べ
て異常に高く、配線に用いることはできなかった。しか
し、実施例1〜実施例3で示したようにNの含有量を
0.2%〜17%程度に抑えておけば比抵抗値をほとん
ど上昇させなくてすむ。図5に示したように上記範囲内
にNの含有量を抑えておけば、比抵抗値を2.5×10
-6Ωcm以下に抑えることができる。
【0028】なお、上記実施例1〜実施例3をそれぞれ
単独ではなしに、実施例1と実施例3とを組み合わせて
も良いし、実施例2と実施例3とを組み合わせても良
い。いずれも、上記実施例1〜3と同様の効果を得るこ
とができる。
単独ではなしに、実施例1と実施例3とを組み合わせて
も良いし、実施例2と実施例3とを組み合わせても良
い。いずれも、上記実施例1〜3と同様の効果を得るこ
とができる。
【0029】また、上記実施例1及び実施例2において
はNを含有するガスとしてN2 ガスを用いる場合を示し
たが、N2 ガスに限られることはなく、別の実施例で
は、NH2 、NH3 、NO、NO2 、N2 H2 、HN
3 、NF、NOF、FNO3 、N(CH3 )3 、NH
(CH3 )2 、CN、(CN)2 等、Nが含有されてい
るガスであれば良い。また、これらのガスを2種類以上
同時に添加しても良い。
はNを含有するガスとしてN2 ガスを用いる場合を示し
たが、N2 ガスに限られることはなく、別の実施例で
は、NH2 、NH3 、NO、NO2 、N2 H2 、HN
3 、NF、NOF、FNO3 、N(CH3 )3 、NH
(CH3 )2 、CN、(CN)2 等、Nが含有されてい
るガスであれば良い。また、これらのガスを2種類以上
同時に添加しても良い。
【0030】また、上記実施例1〜実施例3においては
ECRスパッタ法を用いたが、別の実施例では、RFス
パッタ法、DCスパッタ法、マグネトロンスパッタ法等
のスパッタ法を用いてもよい。また、スパッタ法だけで
なく蒸着法を用いてもスパッタ法と同様に成膜すること
ができる。
ECRスパッタ法を用いたが、別の実施例では、RFス
パッタ法、DCスパッタ法、マグネトロンスパッタ法等
のスパッタ法を用いてもよい。また、スパッタ法だけで
なく蒸着法を用いてもスパッタ法と同様に成膜すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る半導
体装置にあっては、窒素を0.2%〜17%含む銅また
は銅合金により形成された配線を有しているので、比抵
抗が小さく耐エレクトロマイグレ−ションに優れた配線
とすることができる。また本発明に係る半導体装置の製
造方法を用いれば、比抵抗値を増大させることなく、耐
酸化性に優れた銅配線もしくは銅薄膜を容易にかつ確実
に形成することができる。
体装置にあっては、窒素を0.2%〜17%含む銅また
は銅合金により形成された配線を有しているので、比抵
抗が小さく耐エレクトロマイグレ−ションに優れた配線
とすることができる。また本発明に係る半導体装置の製
造方法を用いれば、比抵抗値を増大させることなく、耐
酸化性に優れた銅配線もしくは銅薄膜を容易にかつ確実
に形成することができる。
【図1】本発明に係る半導体装置の製造方法を実施する
ための装置を模式的に示した縦断面図である。
ための装置を模式的に示した縦断面図である。
【図2】実施例1に係る製造方法によって形成された配
線を概略的に示した断面図である。
線を概略的に示した断面図である。
【図3】実施例1に係る製造方法によって形成された配
線のSIMSによる深さ方向の分析結果を示したグラフ
である。
線のSIMSによる深さ方向の分析結果を示したグラフ
である。
【図4】従来法によって形成された配線のSIMSによ
る深さ方向の分析結果であるを示したグラフである。
る深さ方向の分析結果であるを示したグラフである。
【図5】実施例1に係る製造方法によって形成された配
線のN2 ガス添加量と酸素濃度及び比抵抗値との関係を
示したグラフである。
線のN2 ガス添加量と酸素濃度及び比抵抗値との関係を
示したグラフである。
【図6】実施例1に係る製造方法によって形成された配
線のN2 ガス添加量とN濃度との関係を示したグラフで
ある。
線のN2 ガス添加量とN濃度との関係を示したグラフで
ある。
【図7】実施例2に係る製造方法において、N2 ガスの
添加量の時間的変化を示したグラフである。
添加量の時間的変化を示したグラフである。
【図8】実施例2に係る製造方法によって形成された配
線を概略的に示した断面図である。
線を概略的に示した断面図である。
【図9】実施例2に係る製造方法によって形成された配
線のSIMSによる深さ方向の分析結果を示したグラフ
である。
線のSIMSによる深さ方向の分析結果を示したグラフ
である。
【図10】実施例3に係る製造方法において、タ−ゲッ
ト中のN含有量と配線中のN濃度との関係を示したグラ
フである。
ト中のN含有量と配線中のN濃度との関係を示したグラ
フである。
1 反応室 2 プラズマ発生領域 3 反応領域 4 タ−ゲット 8 ガス導入系 9 ガス導入系 22、23 配線パタ−ン S 基板
Claims (3)
- 【請求項1】 窒素を0.2%〜17%含む銅または銅
合金により形成された配線を有することを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項2】 銅または銅合金により形成されたタ−ゲ
ットと不活性ガスと窒素を含有するガスとを用いてスパ
ッタ法によって試料上に窒素を含有する銅または銅合金
薄膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】 窒素を含む銅または銅合金により形成さ
れたタ−ゲットを用いてスパッタ法によって試料上に窒
素を含有する銅または銅合金薄膜を形成することを特徴
とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23826293A JPH0790546A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23826293A JPH0790546A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0790546A true JPH0790546A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17027573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23826293A Pending JPH0790546A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790546A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007180173A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kobe Steel Ltd | 半導体装置の配線用金属薄膜及び半導体装置用配線、並びにこれらの製造方法 |
| JPWO2008044757A1 (ja) * | 2006-10-12 | 2010-02-18 | 株式会社アルバック | 導電膜形成方法、薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタ付パネル、及び薄膜トランジスタの製造方法 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23826293A patent/JPH0790546A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007180173A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kobe Steel Ltd | 半導体装置の配線用金属薄膜及び半導体装置用配線、並びにこれらの製造方法 |
| JPWO2008044757A1 (ja) * | 2006-10-12 | 2010-02-18 | 株式会社アルバック | 導電膜形成方法、薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタ付パネル、及び薄膜トランジスタの製造方法 |
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