JPH0790792A - 抄紙機のストックインレット - Google Patents
抄紙機のストックインレットInfo
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- JPH0790792A JPH0790792A JP23057193A JP23057193A JPH0790792A JP H0790792 A JPH0790792 A JP H0790792A JP 23057193 A JP23057193 A JP 23057193A JP 23057193 A JP23057193 A JP 23057193A JP H0790792 A JPH0790792 A JP H0790792A
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- paper
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- stock inlet
- pulp slurry
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 パルプスラリーSをスライス4よりワイヤー
パートに流出させる抄紙機のストックインレット10に
おいて、スライス4の幅方向両側端にスラリー抜き出し
用のサイドブリード8,8を有すると共に、スライス4
の幅方向中間部にスラリー抜き出し用の中間ブリード9
を備えてなる。 【効果】 抄紙機幅方向に均一で高い縦横比を有し、強
い紙力を持つ紙を抄紙できる。この紙を原紙として得ら
れる紙製品は、原紙幅方向に対応する採取部位が違って
も、湿度や熱による縦横の伸縮性や縦横の紙力等の特性
にばらつきがなく、斜傾現象やカールを生じにくいもの
になる。ストックインレットは、安価に製作でき、既設
のものも利用できる。
パートに流出させる抄紙機のストックインレット10に
おいて、スライス4の幅方向両側端にスラリー抜き出し
用のサイドブリード8,8を有すると共に、スライス4
の幅方向中間部にスラリー抜き出し用の中間ブリード9
を備えてなる。 【効果】 抄紙機幅方向に均一で高い縦横比を有し、強
い紙力を持つ紙を抄紙できる。この紙を原紙として得ら
れる紙製品は、原紙幅方向に対応する採取部位が違って
も、湿度や熱による縦横の伸縮性や縦横の紙力等の特性
にばらつきがなく、斜傾現象やカールを生じにくいもの
になる。ストックインレットは、安価に製作でき、既設
のものも利用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルブスラリーをスラ
イスよりワイヤーパートに流出させる抄紙機のストック
インレットに関する。
イスよりワイヤーパートに流出させる抄紙機のストック
インレットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に抄紙機のストックインレットは、
調整されたパルプスラリーを安定な分散状態を保持しつ
つ、加圧してスリット状のスライスからエンドレス走行
するフォーミングワイヤー上へ安定的に連続吐出するよ
うになされている。しかして、該ワイヤーに載ったパル
プスラリーは移送される過程(ワイヤーパート)で除々
に脱水され、固形分濃度が吐出時の0.3〜1.0重量
%程度のスラリー状態から最終的に固形分20重量%前
後の湿紙層に転化し、次のプレス及びドライヤー工程に
送られる。
調整されたパルプスラリーを安定な分散状態を保持しつ
つ、加圧してスリット状のスライスからエンドレス走行
するフォーミングワイヤー上へ安定的に連続吐出するよ
うになされている。しかして、該ワイヤーに載ったパル
プスラリーは移送される過程(ワイヤーパート)で除々
に脱水され、固形分濃度が吐出時の0.3〜1.0重量
%程度のスラリー状態から最終的に固形分20重量%前
後の湿紙層に転化し、次のプレス及びドライヤー工程に
送られる。
【0003】図4は従来の代表的なストックインレット
を示す。このストックインレットでは、予め調製された
パルプスラリーがディストリビューター1のテーパー型
ヘッダー1aに導入され、マニホールド1b…を介して
幅方向に分配されて加圧セクション2に入り、ここでエ
アー加圧されてラメラセクション3を経て幅方向速度分
布が均一化され、スライス4に導かれてスリット状のス
ライス開口4aよりフォーミングワイヤー5上へ連続吐
出される。なお、ディストリビューター1のテーパー型
ヘッダー1aは、幅方向の圧力分布を均等化するために
該幅方向の片側ほど広くなっており、その広い側に接続
された太径の入口管6aから入ったパルプスラリーの一
部を狭い側に接続された細径の出口管6bから流出させ
ることにより、淀みを防止し、幅方向の流速及び紙料濃
度をできるだけ均一にしてマニホールド1b…へ流入さ
せるように設定している。またラメラセクション3は仕
切り壁により幅方向に並ぶ多数の流路3a…に仕切られ
ており、加圧されたパルプスラリーの流れを安定化させ
てフロック化を防止する整流機能を持つ。
を示す。このストックインレットでは、予め調製された
パルプスラリーがディストリビューター1のテーパー型
ヘッダー1aに導入され、マニホールド1b…を介して
幅方向に分配されて加圧セクション2に入り、ここでエ
アー加圧されてラメラセクション3を経て幅方向速度分
布が均一化され、スライス4に導かれてスリット状のス
ライス開口4aよりフォーミングワイヤー5上へ連続吐
出される。なお、ディストリビューター1のテーパー型
ヘッダー1aは、幅方向の圧力分布を均等化するために
該幅方向の片側ほど広くなっており、その広い側に接続
された太径の入口管6aから入ったパルプスラリーの一
部を狭い側に接続された細径の出口管6bから流出させ
ることにより、淀みを防止し、幅方向の流速及び紙料濃
度をできるだけ均一にしてマニホールド1b…へ流入さ
せるように設定している。またラメラセクション3は仕
切り壁により幅方向に並ぶ多数の流路3a…に仕切られ
ており、加圧されたパルプスラリーの流れを安定化させ
てフロック化を防止する整流機能を持つ。
【0004】ところで、スライス4のスライス開口4a
より吐出されるパルプスラリーは抄紙機幅方向に均一な
流量及び濃度分布であることが望ましいが、実際には壁
面抵抗等により両側部ほど流量が少なく且つ紙料濃度も
低くなる。そこで、従来より、ヘッダー1aからスライ
ス4の両側部へ直接にパルプスラリーを送るエッジフロ
ー管7,7を設けて該両側部の流量を増加させると共
に、スライス4の両側部で且つエッジフロー管7,7よ
りもスライス開口4aに近い位置にサイドブリード8,
8を設け、これらサイドブリード8,8からパルプスラ
リーの一部を抜き出すことにより、紙料成分(パルプ繊
維)を両側部へ誘導して当該両側部での紙料濃度を高め
るようにしている。
より吐出されるパルプスラリーは抄紙機幅方向に均一な
流量及び濃度分布であることが望ましいが、実際には壁
面抵抗等により両側部ほど流量が少なく且つ紙料濃度も
低くなる。そこで、従来より、ヘッダー1aからスライ
ス4の両側部へ直接にパルプスラリーを送るエッジフロ
ー管7,7を設けて該両側部の流量を増加させると共
に、スライス4の両側部で且つエッジフロー管7,7よ
りもスライス開口4aに近い位置にサイドブリード8,
8を設け、これらサイドブリード8,8からパルプスラ
リーの一部を抜き出すことにより、紙料成分(パルプ繊
維)を両側部へ誘導して当該両側部での紙料濃度を高め
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のストックインレットによれば、抄紙された紙の縦横
比つまり原紙の長手方向と幅方向の張力の比が、幅方向
の両側に高く中央側の低いアンバランスな形になるた
め、原紙幅方向に対応する採取部位の違いにより、得ら
れる紙製品の湿度や熱による縦横の伸縮性、縦横の紙力
等の特性にばらつきを生じると共に、紙が湿度や熱で伸
縮した際に菱形等にいびつに変形する斜傾現象やカール
を発生し易いという難点があった。
来のストックインレットによれば、抄紙された紙の縦横
比つまり原紙の長手方向と幅方向の張力の比が、幅方向
の両側に高く中央側の低いアンバランスな形になるた
め、原紙幅方向に対応する採取部位の違いにより、得ら
れる紙製品の湿度や熱による縦横の伸縮性、縦横の紙力
等の特性にばらつきを生じると共に、紙が湿度や熱で伸
縮した際に菱形等にいびつに変形する斜傾現象やカール
を発生し易いという難点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の状況
に鑑み、従来のストックインレットを用いて得られる紙
の縦横比が幅方向にアンバランスな形になる要因につい
て検討した結果、スライス4の両側部ではパルプスラリ
ーの流れがサイドブリード8,8からの抜き出しの影響
で乱流状態になり、パルプ繊維の配向が乱れるために縦
横比が向上するのに対し、スライス4の中央側ほど流れ
に乱れが少なく、流れ方向に配向したパルプ繊維の比率
が高くなるため、縦横比が低くなってしまうことが判明
した。そこで、この知見に基づいて更に検討を重ねた結
果、幅方向に均一で高い縦横比の紙を得るには、スライ
ス4の中央側でも乱流状態を生じさせるのがよく、その
手段として両側部と同様にパルプスラリーの一部を抜き
出す中間ブリードを設けることが最も効果的であること
を見出し、本発明を完成するに至った。
に鑑み、従来のストックインレットを用いて得られる紙
の縦横比が幅方向にアンバランスな形になる要因につい
て検討した結果、スライス4の両側部ではパルプスラリ
ーの流れがサイドブリード8,8からの抜き出しの影響
で乱流状態になり、パルプ繊維の配向が乱れるために縦
横比が向上するのに対し、スライス4の中央側ほど流れ
に乱れが少なく、流れ方向に配向したパルプ繊維の比率
が高くなるため、縦横比が低くなってしまうことが判明
した。そこで、この知見に基づいて更に検討を重ねた結
果、幅方向に均一で高い縦横比の紙を得るには、スライ
ス4の中央側でも乱流状態を生じさせるのがよく、その
手段として両側部と同様にパルプスラリーの一部を抜き
出す中間ブリードを設けることが最も効果的であること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の請求項1は、パルプス
ラリーSをスライス4よりワイヤーパートに流出させる
抄紙機のストックインレット10において、前記スライ
ス4の幅方向両側端にスラリー抜き出し用のサイドブリ
ード8,8を有すると共に、該スライス4の幅方向中間
部にスラリー抜き出し用の中間ブリード9を備えてなる
構成を採用したものである。
ラリーSをスライス4よりワイヤーパートに流出させる
抄紙機のストックインレット10において、前記スライ
ス4の幅方向両側端にスラリー抜き出し用のサイドブリ
ード8,8を有すると共に、該スライス4の幅方向中間
部にスラリー抜き出し用の中間ブリード9を備えてなる
構成を採用したものである。
【0008】また本発明の請求項2は、上記請求項1の
ストックインレット10において、複数本の中間ブリー
ド9…がスライス4の幅方向に沿って所要間隔を置いて
並設されてなる構成を採用したものである。
ストックインレット10において、複数本の中間ブリー
ド9…がスライス4の幅方向に沿って所要間隔を置いて
並設されてなる構成を採用したものである。
【0009】
【作用】スライス4の幅方向中間部の中間ブリード9よ
りパルプスラリーSを抜き出すことにより、この抜き出
しの流れとスライス開口4aへ向かう流れとが干渉し合
うため、スライス4の中央側でも両側部と同様な乱流状
態を生じてパルプ繊維の配向が乱れることになり、パル
プスラリーSは幅方向全体にパルプ繊維の配向度が低い
状態でスライス開口4aから吐出される。そして、この
吐出されたパルプスラリーがワイヤーパートにおいて脱
水される過程で、ランダムな向きのパルプ繊維が相互に
絡み合って紙層を形成するため、抄紙後の紙は、幅方向
のバランスがよく且つ高い縦横比を具備し、しかもパル
プ繊維の絡み合いが強いために大きな紙力を有するもの
となる。
りパルプスラリーSを抜き出すことにより、この抜き出
しの流れとスライス開口4aへ向かう流れとが干渉し合
うため、スライス4の中央側でも両側部と同様な乱流状
態を生じてパルプ繊維の配向が乱れることになり、パル
プスラリーSは幅方向全体にパルプ繊維の配向度が低い
状態でスライス開口4aから吐出される。そして、この
吐出されたパルプスラリーがワイヤーパートにおいて脱
水される過程で、ランダムな向きのパルプ繊維が相互に
絡み合って紙層を形成するため、抄紙後の紙は、幅方向
のバランスがよく且つ高い縦横比を具備し、しかもパル
プ繊維の絡み合いが強いために大きな紙力を有するもの
となる。
【0010】中間ブリード9を複数本として、これらを
スライス4の幅方向に沿って所要間隔を置いて並設する
構成とすれば、スライス4の幅全体により均等な乱流状
態を生じさせることができ、もってパルプスラリーはパ
ルプ繊維が幅方向全体により均一で低い配向度となった
状態でスライス開口4aから吐出されることになり、幅
方向全体により均一化した縦横比の紙が得られる。ま
た、これら中間ブリード9…及びサイドブリード8,8
からの抜き出し量の調整により、パルプスラリーSの紙
料濃度やスライス開口4aからの吐出速度及び吐出量、
ワイヤーパートでのワイヤー走行速度等の抄紙条件に応
じて、パルプ繊維の配向度や紙料濃度がスライス4の幅
方向全体に適切で且つ均等になるように容易に設定でき
る。
スライス4の幅方向に沿って所要間隔を置いて並設する
構成とすれば、スライス4の幅全体により均等な乱流状
態を生じさせることができ、もってパルプスラリーはパ
ルプ繊維が幅方向全体により均一で低い配向度となった
状態でスライス開口4aから吐出されることになり、幅
方向全体により均一化した縦横比の紙が得られる。ま
た、これら中間ブリード9…及びサイドブリード8,8
からの抜き出し量の調整により、パルプスラリーSの紙
料濃度やスライス開口4aからの吐出速度及び吐出量、
ワイヤーパートでのワイヤー走行速度等の抄紙条件に応
じて、パルプ繊維の配向度や紙料濃度がスライス4の幅
方向全体に適切で且つ均等になるように容易に設定でき
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るストックイン
レット10を示す。このストックインレット10の基本
的構成は既述の図4で示す従来のものと同様であり、上
流側より順次、入口管6a及び出口管6bを接続したテ
ーパー型ヘッダー1aとマニホールド1b…とからなる
ディストリビューター1、加圧セクション2、ラメラセ
クション3、スライス4が配置すると共に、ヘッダー1
aからスライス4の両側部へ直接にパルプスラリーSを
送るエッジフロー管7,7と、スライス4の両側部より
パルプスラリーSの一部を抜き出すサイドブリード8,
8とを備えているが、スライス4には同様にパルプスラ
リーSの一部を抜き出す3本の中間ブリード9・・が幅
方向に沿って所要間隔を置いて並設されている。
レット10を示す。このストックインレット10の基本
的構成は既述の図4で示す従来のものと同様であり、上
流側より順次、入口管6a及び出口管6bを接続したテ
ーパー型ヘッダー1aとマニホールド1b…とからなる
ディストリビューター1、加圧セクション2、ラメラセ
クション3、スライス4が配置すると共に、ヘッダー1
aからスライス4の両側部へ直接にパルプスラリーSを
送るエッジフロー管7,7と、スライス4の両側部より
パルプスラリーSの一部を抜き出すサイドブリード8,
8とを備えているが、スライス4には同様にパルプスラ
リーSの一部を抜き出す3本の中間ブリード9・・が幅
方向に沿って所要間隔を置いて並設されている。
【0012】図2に示すように、スライス4は、下面が
傾斜した箱枠状のスライス本体11と、その下方に配置
した水平帯板状の下部リップ12と、左右のサイドプレ
ート13,13とで上下左右を囲まれ、且つ前方へ向か
って上下幅が縮小するチャンバーをなし、後端側がラメ
ラセクション3の流路3a…に連通すると共に、前端に
水平方向に沿うスリット状のスライス開口4aを備えて
いる。このスライス開口4aは、下部リップ12のナイ
フエッジ状をなす前縁と、この前縁の真上に配置してス
ライス本体11の前端下縁より垂下した帯板状の上部リ
ップ14のナイフエッジ状をなす下縁との間で構成され
ている。
傾斜した箱枠状のスライス本体11と、その下方に配置
した水平帯板状の下部リップ12と、左右のサイドプレ
ート13,13とで上下左右を囲まれ、且つ前方へ向か
って上下幅が縮小するチャンバーをなし、後端側がラメ
ラセクション3の流路3a…に連通すると共に、前端に
水平方向に沿うスリット状のスライス開口4aを備えて
いる。このスライス開口4aは、下部リップ12のナイ
フエッジ状をなす前縁と、この前縁の真上に配置してス
ライス本体11の前端下縁より垂下した帯板状の上部リ
ップ14のナイフエッジ状をなす下縁との間で構成され
ている。
【0013】エッジフロー管7及びサイドブリード8は
後者をスライス開口4a側としてサイドプレート13に
接続され、また中間ブリード9・・は下部リップ12に
接続され、いずれもスライス4内に連通している。しか
して、図3に示すように、各中間ブリード9には流量調
整弁9aが介挿されており、それぞれのパルプスラリー
Sの抜き出し量を個別に制御できるようになっている。
なお、図では省略したが、サイドブリード8についても
同様の流量調整弁が設けてある。
後者をスライス開口4a側としてサイドプレート13に
接続され、また中間ブリード9・・は下部リップ12に
接続され、いずれもスライス4内に連通している。しか
して、図3に示すように、各中間ブリード9には流量調
整弁9aが介挿されており、それぞれのパルプスラリー
Sの抜き出し量を個別に制御できるようになっている。
なお、図では省略したが、サイドブリード8についても
同様の流量調整弁が設けてある。
【0014】一方、スライス本体11の前面側にはハン
ドル16a付きの開度調整用ナット15を旋回自在に保
持したブラケット11aが付設され、該ナット15に上
端側を螺挿した垂直ねじ軸16の下端部に支持碗17が
取り付けらている。この支持碗17は、下端に鉤部17
aを有すると共に、コイルスプリング18を介して該鉤
部17aを押圧するクランプレバー17bを備えてお
り、鉤部17aを上部リップ14の溝部に係合すること
により、当該上部リップ14をスライス本体11の前面
に押し付けた状態で保持している。従って、開度調整用
ナット15の旋回操作により垂直ねじ軸16が支持碗1
7と一体に昇降し、これに伴う上部リップ14の上下変
位によってスライス開口4aの開度が変化する。なお、
19はブラケット12aに固着された開度設定用目盛
板、20はスライス本体11の前面側に取り付けられた
飛沫遮蔽板、21はフォーミングワイヤー5を巻き掛け
たブレストロールである。
ドル16a付きの開度調整用ナット15を旋回自在に保
持したブラケット11aが付設され、該ナット15に上
端側を螺挿した垂直ねじ軸16の下端部に支持碗17が
取り付けらている。この支持碗17は、下端に鉤部17
aを有すると共に、コイルスプリング18を介して該鉤
部17aを押圧するクランプレバー17bを備えてお
り、鉤部17aを上部リップ14の溝部に係合すること
により、当該上部リップ14をスライス本体11の前面
に押し付けた状態で保持している。従って、開度調整用
ナット15の旋回操作により垂直ねじ軸16が支持碗1
7と一体に昇降し、これに伴う上部リップ14の上下変
位によってスライス開口4aの開度が変化する。なお、
19はブラケット12aに固着された開度設定用目盛
板、20はスライス本体11の前面側に取り付けられた
飛沫遮蔽板、21はフォーミングワイヤー5を巻き掛け
たブレストロールである。
【0015】上記構成のストックインレット10によれ
ば、従来と同様に、予め調製されたパルプスラリーがデ
ィストリビューター1のテーパー型ヘッダー1aに導入
され、マニホールド1b…を介して幅方向に分配されて
加圧セクション2に入り、ここでエアー加圧されてラメ
ラセクション3を経て幅方向速度分布が均一化され、ス
ライス4に導かれてスリット状のスライス開口4aより
フォーミングワイヤー5上へ連続吐出されるが、スライ
ス4においてはサイドブリード8,8と中間ブリード9
・・とからパルプスラリーSの一部が連続的に抜き出さ
れる。
ば、従来と同様に、予め調製されたパルプスラリーがデ
ィストリビューター1のテーパー型ヘッダー1aに導入
され、マニホールド1b…を介して幅方向に分配されて
加圧セクション2に入り、ここでエアー加圧されてラメ
ラセクション3を経て幅方向速度分布が均一化され、ス
ライス4に導かれてスリット状のスライス開口4aより
フォーミングワイヤー5上へ連続吐出されるが、スライ
ス4においてはサイドブリード8,8と中間ブリード9
・・とからパルプスラリーSの一部が連続的に抜き出さ
れる。
【0016】従って、パルプスラリーSは、上記抜き出
しによる流れの干渉作用により、スライス開口4aの手
前で幅方向の中間部から両側部まで全体にわたり乱流状
態となり、この乱流により全体的にパルプ繊維の配向が
乱れたままでスライス開口4aから吐出されることにな
る。そして、この吐出されたパルプスラリーSがフォー
ミングワイヤー5上に乗って移動しつつ脱水される過程
で、ランダムな向きのパルプ繊維が相互に絡み合って次
第に紙層を形成してゆき、最終的に固形分20重量%前
後の湿紙層に転化して次のプレス及びドライヤー工程に
送られる。
しによる流れの干渉作用により、スライス開口4aの手
前で幅方向の中間部から両側部まで全体にわたり乱流状
態となり、この乱流により全体的にパルプ繊維の配向が
乱れたままでスライス開口4aから吐出されることにな
る。そして、この吐出されたパルプスラリーSがフォー
ミングワイヤー5上に乗って移動しつつ脱水される過程
で、ランダムな向きのパルプ繊維が相互に絡み合って次
第に紙層を形成してゆき、最終的に固形分20重量%前
後の湿紙層に転化して次のプレス及びドライヤー工程に
送られる。
【0017】なお、中間ブリード9…及びサイドブリー
ド8,8からの抜き出し量は、パルプスラリーSの紙料
濃度やスライス開口4aからの吐出速度及び吐出量、フ
ォーミングワイヤー5の走行速度等の抄紙条件に応じ
て、パルプ繊維の配向度や紙料濃度がスライス4の幅方
向全体に適切で且つ均等になるように調整される。
ド8,8からの抜き出し量は、パルプスラリーSの紙料
濃度やスライス開口4aからの吐出速度及び吐出量、フ
ォーミングワイヤー5の走行速度等の抄紙条件に応じ
て、パルプ繊維の配向度や紙料濃度がスライス4の幅方
向全体に適切で且つ均等になるように調整される。
【0018】かくして抄紙された紙は、幅方向全体に均
一で且つ高い縦横比を具備し、しかもパルプ繊維の絡み
合いが強いために大きな紙力を有するものとなる。従っ
て、これを原紙として得られる紙製品は、原紙幅方向に
対応する採取部位が違っても、湿度や熱による縦横の伸
縮性や縦横の紙力等の特性にばらつきがなく、湿度や熱
で伸縮した際にも斜傾現象やカールを生じにくいものと
なる。
一で且つ高い縦横比を具備し、しかもパルプ繊維の絡み
合いが強いために大きな紙力を有するものとなる。従っ
て、これを原紙として得られる紙製品は、原紙幅方向に
対応する採取部位が違っても、湿度や熱による縦横の伸
縮性や縦横の紙力等の特性にばらつきがなく、湿度や熱
で伸縮した際にも斜傾現象やカールを生じにくいものと
なる。
【0019】本発明は、上記実施例のものに限らず、ラ
メラセクション3に代えて多孔ロールや多孔板の如き他
の整流機構を設けたストックインレットを始め、ディス
トリビューター部及びスライス部の構造、スライス開度
の調整機構、その他細部構成が種々異なるたストックイ
ンレットについても同様に適用可能である。しかして、
中間ブリードの数及び配置間隔は、これらストックイン
レットの種類、スライスの幅、パルプスラリーの流量や
流速等に応じて適宜設定すればよい。
メラセクション3に代えて多孔ロールや多孔板の如き他
の整流機構を設けたストックインレットを始め、ディス
トリビューター部及びスライス部の構造、スライス開度
の調整機構、その他細部構成が種々異なるたストックイ
ンレットについても同様に適用可能である。しかして、
中間ブリードの数及び配置間隔は、これらストックイン
レットの種類、スライスの幅、パルプスラリーの流量や
流速等に応じて適宜設定すればよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るストックインレ
ットによれば、抄紙機幅方向に均一で高い縦横比を有し
て且つ強い紙力を持つ紙を抄紙でき、この紙を原紙とし
て得られる紙製品は、原紙幅方向に対応する採取部位が
違っても、湿度や熱による縦横の伸縮性や縦横の紙力等
の特性にばらつきがなく、湿度や熱で伸縮した際にも斜
傾現象やカールを生じにくいものになる。また、このス
トックインレットは、スライスにパルプスラリー抜き出
し用の中間ブリードを設けるだけでよく、従来構成の各
種ストックインレットに対して大幅な設計変更を必要と
しないため、安価に製作可能であり、既設のストックイ
ンレットでも僅かな加工を施すだけで利用できるという
利点がある。
ットによれば、抄紙機幅方向に均一で高い縦横比を有し
て且つ強い紙力を持つ紙を抄紙でき、この紙を原紙とし
て得られる紙製品は、原紙幅方向に対応する採取部位が
違っても、湿度や熱による縦横の伸縮性や縦横の紙力等
の特性にばらつきがなく、湿度や熱で伸縮した際にも斜
傾現象やカールを生じにくいものになる。また、このス
トックインレットは、スライスにパルプスラリー抜き出
し用の中間ブリードを設けるだけでよく、従来構成の各
種ストックインレットに対して大幅な設計変更を必要と
しないため、安価に製作可能であり、既設のストックイ
ンレットでも僅かな加工を施すだけで利用できるという
利点がある。
【0021】本発明の請求項2によれば、上記ストック
インレットとして、抄紙機幅方向の縦横比がより均一な
紙を得ることができ、また種々の抄紙条件に応じてパル
プスラリーのパルプ繊維の配向度や紙料濃度をスライス
の幅方向全体に適切で且つ均等になるように容易に調整
できるものが提供される。
インレットとして、抄紙機幅方向の縦横比がより均一な
紙を得ることができ、また種々の抄紙条件に応じてパル
プスラリーのパルプ繊維の配向度や紙料濃度をスライス
の幅方向全体に適切で且つ均等になるように容易に調整
できるものが提供される。
【図1】 本発明の一実施例に係るストックインレット
を概略的に示す横断平面図。
を概略的に示す横断平面図。
【図2】 同ストックインレットの要部の縦断側面図。
【図3】 同ストックインレットの下部リップの斜視
図。
図。
【図4】 従来のストックインレットを概略的に示す横
断平面図。
断平面図。
1 ディストリビューター 2 加圧セクション 3 ラメラセクション 4 スライス 4a スライス開口 5 フォーミングワイヤー(ワイヤーパート) 6a 入口管 6b 出口管 7 エッジフロー管 8 サイドブリード 9 中間ブリード 10 ストックインレット S パルプスラリー
Claims (2)
- 【請求項1】 パルプスラリーをスライスよりワイヤー
パートに流出させる抄紙機のストックインレットにおい
て、前記スライスの幅方向両側端にスラリー抜き出し用
のサイドブリードを有すると共に、該スライスの幅方向
中間部にスラリー抜き出し用の中間ブリードを備えてな
る抄紙機のストックインレット。 - 【請求項2】 複数本の中間ブリードがスライスの幅方
向に沿って所要間隔を置いて並設されてなる請求項1記
載の抄紙機のストックインレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23057193A JPH0790792A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 抄紙機のストックインレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23057193A JPH0790792A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 抄紙機のストックインレット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0790792A true JPH0790792A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16909844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23057193A Withdrawn JPH0790792A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 抄紙機のストックインレット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790792A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0450580U (ja) * | 1990-09-05 | 1992-04-28 | ||
| CN114921994A (zh) * | 2022-05-30 | 2022-08-19 | 江苏聚源新材料科技有限公司 | 一种复合木浆水刺无纺布加工用流浆箱 |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP23057193A patent/JPH0790792A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0450580U (ja) * | 1990-09-05 | 1992-04-28 | ||
| CN114921994A (zh) * | 2022-05-30 | 2022-08-19 | 江苏聚源新材料科技有限公司 | 一种复合木浆水刺无纺布加工用流浆箱 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |