JPH0792103B2 - ボルト類の共回り防止装置 - Google Patents
ボルト類の共回り防止装置Info
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- JPH0792103B2 JPH0792103B2 JP2533491A JP2533491A JPH0792103B2 JP H0792103 B2 JPH0792103 B2 JP H0792103B2 JP 2533491 A JP2533491 A JP 2533491A JP 2533491 A JP2533491 A JP 2533491A JP H0792103 B2 JPH0792103 B2 JP H0792103B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルト類の共回り防止
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被締結部材に非円形の孔を形成
し、ボルトの胴部に非円形の孔の隅部等と係合する係合
部を設けて共回りを防止したものがある。
し、ボルトの胴部に非円形の孔の隅部等と係合する係合
部を設けて共回りを防止したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】被締結部材に非円形の
孔を形成する方式は、孔加工が容易でなく、プレスの打
抜き加工が採用できる場合は少ない。一般に、ボルトを
挿通する孔は、ドリルであけているのが殆どである。し
かし、ドリルであけ得る孔は円形であるため、ボルトの
胴部に係合部を形成しておいても、係合部が係合されな
いため、ボルトの共回りが防止できない。そのため、従
来では、ボルトの頭部をスパナで固定しながらナットを
回して締結しなければならなかった。この作業は、不安
定な建築現場や片手だけしか使用できない場所等では、
非常に危険であり、困難をともなっていた。
孔を形成する方式は、孔加工が容易でなく、プレスの打
抜き加工が採用できる場合は少ない。一般に、ボルトを
挿通する孔は、ドリルであけているのが殆どである。し
かし、ドリルであけ得る孔は円形であるため、ボルトの
胴部に係合部を形成しておいても、係合部が係合されな
いため、ボルトの共回りが防止できない。そのため、従
来では、ボルトの頭部をスパナで固定しながらナットを
回して締結しなければならなかった。この作業は、不安
定な建築現場や片手だけしか使用できない場所等では、
非常に危険であり、困難をともなっていた。
【0004】本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みて
提案されたもので、その目的とするところは、円形の孔
に使用することができる共回りを確実に防止し得るボル
ト類の共回り防止装置を提供しようとするものである。
提案されたもので、その目的とするところは、円形の孔
に使用することができる共回りを確実に防止し得るボル
ト類の共回り防止装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ボルト又はナットへの係合部を
有し、内周の1個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部
との隙間内に挿入される凸部を有する可動ワッシャと、
内周の2個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙
間内に挿入される凸部を有する固定ワッシャとからな
り、可動ワッシャの凸部を固定ワッシャの凸部間に位置
させて組合せ使用するものである。
め、請求項1の発明は、ボルト又はナットへの係合部を
有し、内周の1個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部
との隙間内に挿入される凸部を有する可動ワッシャと、
内周の2個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙
間内に挿入される凸部を有する固定ワッシャとからな
り、可動ワッシャの凸部を固定ワッシャの凸部間に位置
させて組合せ使用するものである。
【0006】請求項2の発明は、ボルト又はナットの係
合部を上面に有し、内周の1個所に被締結部材の円形孔
とボルト胴部との隙間内に挿入される凸部を有する可動
ワッシャと、内周の1個所に被締結部材への円形孔とボ
ルト胴部との隙間内に挿入される凸部を有する固定ワッ
シャとからなり、可動ワッシャの凸部と固定ワッシャの
凸部とを軸方向に離間させて組合せ使用するものであ
る。
合部を上面に有し、内周の1個所に被締結部材の円形孔
とボルト胴部との隙間内に挿入される凸部を有する可動
ワッシャと、内周の1個所に被締結部材への円形孔とボ
ルト胴部との隙間内に挿入される凸部を有する固定ワッ
シャとからなり、可動ワッシャの凸部と固定ワッシャの
凸部とを軸方向に離間させて組合せ使用するものであ
る。
【0007】請求項3の発明は、被締結部材の円形孔と
ボルト胴部との隙間内へ挿入される凸部を胴部の一部に
形成したボルトと、ナットへの係合部を有し、内周の1
個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間に挿入
される凸部を有する可動ワッシャとからなり、ボルト凸
部と可動ワッシャの凸部とを軸方向に離間させて組合せ
使用するものである。
ボルト胴部との隙間内へ挿入される凸部を胴部の一部に
形成したボルトと、ナットへの係合部を有し、内周の1
個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間に挿入
される凸部を有する可動ワッシャとからなり、ボルト凸
部と可動ワッシャの凸部とを軸方向に離間させて組合せ
使用するものである。
【0008】請求項4の発明は、被締結部材にあけた円
形孔に挿通して被締結部材を両面からボルト頭部とナッ
トとで挾持締結するものにおいて、ボルトの胴部もしく
はボルトへの係合部を有する可動ワッシャの一部に、被
締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間に挿入され、上
記円形孔の半径と上記ボルト胴部の半径との差より大き
く、該差の2倍より小さい高さの凸部を形成し、上記ボ
ルト等と組合せ使用される固定ワッシャの内周の1個所
に、被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間内に挿入
される凸部を、上記ボルト等の凸部と締付時に係合可能
な位置に形成したものである。
形孔に挿通して被締結部材を両面からボルト頭部とナッ
トとで挾持締結するものにおいて、ボルトの胴部もしく
はボルトへの係合部を有する可動ワッシャの一部に、被
締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間に挿入され、上
記円形孔の半径と上記ボルト胴部の半径との差より大き
く、該差の2倍より小さい高さの凸部を形成し、上記ボ
ルト等と組合せ使用される固定ワッシャの内周の1個所
に、被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間内に挿入
される凸部を、上記ボルト等の凸部と締付時に係合可能
な位置に形成したものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、ボルト又はナットを
時計方向に回し始めると、可動ワッシャが固定ワッシャ
に対して時計方向に回動するため、図4に示すように、
可動ワッシャの凸部(A)が固定ワッシャの左側の凸部
(B)から遠ざかり、被締結部材の円形孔内で、図5に
示すように、上記(A)点および(B)点と、この
(A)と(B)との間のボルトの外周の1点(D)の3
点で接触し、可動ワッシャの凸部(A)は三日月形の隙
間にクサビを打ち込むように作用してボルトが円形孔に
固定される。したがって、ボルトとナットの螺子部に大
きな摩擦抵抗が働いてもボルトは回転せず、共回りが防
止される。
時計方向に回し始めると、可動ワッシャが固定ワッシャ
に対して時計方向に回動するため、図4に示すように、
可動ワッシャの凸部(A)が固定ワッシャの左側の凸部
(B)から遠ざかり、被締結部材の円形孔内で、図5に
示すように、上記(A)点および(B)点と、この
(A)と(B)との間のボルトの外周の1点(D)の3
点で接触し、可動ワッシャの凸部(A)は三日月形の隙
間にクサビを打ち込むように作用してボルトが円形孔に
固定される。したがって、ボルトとナットの螺子部に大
きな摩擦抵抗が働いてもボルトは回転せず、共回りが防
止される。
【0010】ボルト又はナットを反時計方向に回し始め
ると、図6に示すように、可動ワッシャの凸部(A)が
固定ワッシャの右側の凸部(C)から遠ざかり、被締結
部材の円形孔内で、上記(A)点および(C)点と、こ
れら(A)と(C)との間のボルト外周の一点(D’)
の3点で接触し、これ以上は回転せず、共回り防止とな
る。このように本発明による共回り防止作用は、上記
(A)点および(B)もしくは(C)点と、これら
(A)と(B)もしくは(C)との間のボルトの外周の
1点が必ず被締結部材の円形孔の内壁に接触して行なわ
れるため、ボルトは、その軸線が円形孔の中心軸線と平
行に保持されることになり、ボルトの傾きが防止され
る。
ると、図6に示すように、可動ワッシャの凸部(A)が
固定ワッシャの右側の凸部(C)から遠ざかり、被締結
部材の円形孔内で、上記(A)点および(C)点と、こ
れら(A)と(C)との間のボルト外周の一点(D’)
の3点で接触し、これ以上は回転せず、共回り防止とな
る。このように本発明による共回り防止作用は、上記
(A)点および(B)もしくは(C)点と、これら
(A)と(B)もしくは(C)との間のボルトの外周の
1点が必ず被締結部材の円形孔の内壁に接触して行なわ
れるため、ボルトは、その軸線が円形孔の中心軸線と平
行に保持されることになり、ボルトの傾きが防止され
る。
【0011】請求項2の発明は、可動ワッシャおよび固
定ワッシャの内周の1個所に凸部(A)(E)を夫々形
成したもので、作用に関しては、請求項1の発明と略同
一となるのでその説明は省略する。
定ワッシャの内周の1個所に凸部(A)(E)を夫々形
成したもので、作用に関しては、請求項1の発明と略同
一となるのでその説明は省略する。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の固定ワッシ
ャを省略し、ボルトに1つの凸部(E)を直接形成した
もので、作用に関しては、請求項1の発明と略同一とな
るのでその説明は省略する。
ャを省略し、ボルトに1つの凸部(E)を直接形成した
もので、作用に関しては、請求項1の発明と略同一とな
るのでその説明は省略する。
【0013】請求項4の発明によれば、図15〜図17
に示すように、凸部(F)の為にボルト(3)は円形孔
(7)の片方に偏心せしめられているため、締付時にお
ける共回りによってボルト(3)に締付方向へ回転させ
ようとする力が加わると、凸部(F)の一部が、固定ワ
ッシャ(2)の凸部(E)に当って押圧すると共に、上
記凸部(F)もしくは凸部(E)のいずれか一方が、円
形孔(7)の内壁もしくはボルト(3)の胴部に当って
ボルトが回らなくなる。更に力が加わってボルト(3)
を回そうとすると、例えば、凸部(F)が円形孔(7)
の内壁に当っていると、ボルトの中心点(Y)は
(Y’)に移動し、凸部(F)の内壁との接点(P)は
(P’)に、ボルト(3)と内壁との接点(Q)は
(Q’)に摺動しながら移動していく。こうしてボルト
(3)の中心点(Y)は円形孔の中心点(X)の回りを
自転しながら回転する。したがって、ボルト(3)の頭
部座面(G)は、横方向に移動し、ボルト(3)の座面
以上の面積を摺動することになって摩擦抵抗も中心点
(X)が移動しないときより増大する。
に示すように、凸部(F)の為にボルト(3)は円形孔
(7)の片方に偏心せしめられているため、締付時にお
ける共回りによってボルト(3)に締付方向へ回転させ
ようとする力が加わると、凸部(F)の一部が、固定ワ
ッシャ(2)の凸部(E)に当って押圧すると共に、上
記凸部(F)もしくは凸部(E)のいずれか一方が、円
形孔(7)の内壁もしくはボルト(3)の胴部に当って
ボルトが回らなくなる。更に力が加わってボルト(3)
を回そうとすると、例えば、凸部(F)が円形孔(7)
の内壁に当っていると、ボルトの中心点(Y)は
(Y’)に移動し、凸部(F)の内壁との接点(P)は
(P’)に、ボルト(3)と内壁との接点(Q)は
(Q’)に摺動しながら移動していく。こうしてボルト
(3)の中心点(Y)は円形孔の中心点(X)の回りを
自転しながら回転する。したがって、ボルト(3)の頭
部座面(G)は、横方向に移動し、ボルト(3)の座面
以上の面積を摺動することになって摩擦抵抗も中心点
(X)が移動しないときより増大する。
【0014】又、ナットが強く締付けられると、座面
(G)の摩擦抵抗もそれにつれて大きくなり、この動き
にくくなった座面(G)の為、凸部(F)と円形孔
(7)の摩擦抵抗も大きくなる。従って、ナットをいく
ら強く締めても共回りは起こらない。
(G)の摩擦抵抗もそれにつれて大きくなり、この動き
にくくなった座面(G)の為、凸部(F)と円形孔
(7)の摩擦抵抗も大きくなる。従って、ナットをいく
ら強く締めても共回りは起こらない。
【0015】以上のように共回りを防ぐ側の摩擦抵抗
は、摺動面積の増えた座面(G)の他にP点、Q点の摩
擦抵抗も加わるので、従来のボルトを使用するときより
大幅に増大する。一方、螺子部(H)における摩擦抵抗
は、従来のボルトと変わらないので、共回りを防止する
側の摩擦抵抗の方が常に相対的に大きくなり、共回りを
防止することができる。
は、摺動面積の増えた座面(G)の他にP点、Q点の摩
擦抵抗も加わるので、従来のボルトを使用するときより
大幅に増大する。一方、螺子部(H)における摩擦抵抗
は、従来のボルトと変わらないので、共回りを防止する
側の摩擦抵抗の方が常に相対的に大きくなり、共回りを
防止することができる。
【0016】緩回時における作用に関しては、請求項1
の発明と略同一となるのでその説明は省略する。
の発明と略同一となるのでその説明は省略する。
【0017】
【実施例】以下本発明装置の実施例を図1〜図3を参照
しながら説明すると次の通りである。図1〜図3は本発
明の第1の実施例を示すもので、(1)は可動ワッシ
ャ、(2)は固定ワッシャ、(3)はボルト、(4)は
ナット、(5)(6)は被締結部材、(7)は被締結部
材(5)(6)の円形孔を示している。
しながら説明すると次の通りである。図1〜図3は本発
明の第1の実施例を示すもので、(1)は可動ワッシ
ャ、(2)は固定ワッシャ、(3)はボルト、(4)は
ナット、(5)(6)は被締結部材、(7)は被締結部
材(5)(6)の円形孔を示している。
【0018】可動ワッシャ(1)は、図2に示すよう
に、ボルト(3)又はナット(4)の角形頭部への係合
部(8)を外周に有し、内周の1個所に被締結部材
(5)(6)の円形孔(7)とボルト(3)の胴部
(9)との隙間内へ挿入される凸部(A)を有してい
る。この凸部(A)は、可動ワッシャ(1)の1個所に
だけ形成したので、2個所に形成する場合に比べて、厚
肉となって剛性が高く、捩れに対して強い。
に、ボルト(3)又はナット(4)の角形頭部への係合
部(8)を外周に有し、内周の1個所に被締結部材
(5)(6)の円形孔(7)とボルト(3)の胴部
(9)との隙間内へ挿入される凸部(A)を有してい
る。この凸部(A)は、可動ワッシャ(1)の1個所に
だけ形成したので、2個所に形成する場合に比べて、厚
肉となって剛性が高く、捩れに対して強い。
【0019】固定ワッシャ(2)は、図3に示すよう
に、内周の2個所に被締結部材(5)(6)の円形孔
(7)とボルト(3)の胴部(9)との隙間内へ挿入さ
れる凸部(B)(C)を有している。
に、内周の2個所に被締結部材(5)(6)の円形孔
(7)とボルト(3)の胴部(9)との隙間内へ挿入さ
れる凸部(B)(C)を有している。
【0020】両ワッシャ(1)(2)は、図1に示すよ
うに、相対的に回転可能な状態に重ね合わせて使用する
もので、可動ワッシャ(1)の凸部(A)を固定ワッシ
ャ(2)の凸部(B)(C)間に位置させて組合せるも
のである。尚、固定ワッシャ(2)の両凸部(B)
(C)は、中心角180゜以内であればよいが、120
゜とするのが最も良い。また、固定ワッシャ(2)の両
凸部(B)(C)の一方の高さと、可動ワッシャ(1)
の凸部(A)の高さとの和は、被締結部材(5)(6)
の円形孔(7)とボルト(3)の胴部(9)との隙間よ
りも大きく設定し、しかして、各凸部(A)(B)
(C)の高さは、上記隙間より小さく設定するものであ
る。
うに、相対的に回転可能な状態に重ね合わせて使用する
もので、可動ワッシャ(1)の凸部(A)を固定ワッシ
ャ(2)の凸部(B)(C)間に位置させて組合せるも
のである。尚、固定ワッシャ(2)の両凸部(B)
(C)は、中心角180゜以内であればよいが、120
゜とするのが最も良い。また、固定ワッシャ(2)の両
凸部(B)(C)の一方の高さと、可動ワッシャ(1)
の凸部(A)の高さとの和は、被締結部材(5)(6)
の円形孔(7)とボルト(3)の胴部(9)との隙間よ
りも大きく設定し、しかして、各凸部(A)(B)
(C)の高さは、上記隙間より小さく設定するものであ
る。
【0021】次に、本発明の第1実施例の動作を図4〜
図6で説明する。先ず、ボルト(3)は可動ワッシャ
(1)および固定ワッシャ(2)の凸部(A)(B)
(C)が図4に示す状態のとき、被締結部材(5)
(6)の円形孔(7)内に挿入することができる。この
状態でナット(4)を時計方向に回転させ、ボルト
(3)が共回りを始めると、係合部(8)の存在で、可
動ワッシャ(1)が固定ワッシャ(2)に対して時計方
向に回動するため、可動ワッシャ(1)の凸部(A)が
固定ワッシャ(2)の左側の凸部(B)から遠ざかり、
図5に示すように、被締結部材(5)(6)の円形孔
(7)内で、上記(A)点および(B)点と、これら
(A)と(B)との間のボルト(3)の外周1点(D)
の3点で接触し、可動ワッシャ(1)の凸部(A)が三
日月形の隙間にクサビを打ち込むように作用してボルト
(3)が円形孔(7)に固定され、これ以上は時計方向
に回転せず、共回り防止となる。このとき固定ワッシャ
(2)の右側の凸部(C)は、ボルト(3)の外周面に
対して非接触である。
図6で説明する。先ず、ボルト(3)は可動ワッシャ
(1)および固定ワッシャ(2)の凸部(A)(B)
(C)が図4に示す状態のとき、被締結部材(5)
(6)の円形孔(7)内に挿入することができる。この
状態でナット(4)を時計方向に回転させ、ボルト
(3)が共回りを始めると、係合部(8)の存在で、可
動ワッシャ(1)が固定ワッシャ(2)に対して時計方
向に回動するため、可動ワッシャ(1)の凸部(A)が
固定ワッシャ(2)の左側の凸部(B)から遠ざかり、
図5に示すように、被締結部材(5)(6)の円形孔
(7)内で、上記(A)点および(B)点と、これら
(A)と(B)との間のボルト(3)の外周1点(D)
の3点で接触し、可動ワッシャ(1)の凸部(A)が三
日月形の隙間にクサビを打ち込むように作用してボルト
(3)が円形孔(7)に固定され、これ以上は時計方向
に回転せず、共回り防止となる。このとき固定ワッシャ
(2)の右側の凸部(C)は、ボルト(3)の外周面に
対して非接触である。
【0022】ボルト(3)を反時計方向に回し始める
と、可動ワッシャ(1)の凸部(A)が固定ワッシャ
(2)の右側の凸部(C)から遠ざかり、図6に示すよ
うに被締結部材(5)(6)の円形孔(7)内で上記
(A)点および(C)点と、これら(A)と(C)との
間のボルト(3)の外周1点(D’)の3点で接触し、
凸部(A)が三日月形の隙間にクサビを打ち込むように
作用して、ボルト(3)はこれ以上は反時計方向に回転
せず、共回り防止となる。
と、可動ワッシャ(1)の凸部(A)が固定ワッシャ
(2)の右側の凸部(C)から遠ざかり、図6に示すよ
うに被締結部材(5)(6)の円形孔(7)内で上記
(A)点および(C)点と、これら(A)と(C)との
間のボルト(3)の外周1点(D’)の3点で接触し、
凸部(A)が三日月形の隙間にクサビを打ち込むように
作用して、ボルト(3)はこれ以上は反時計方向に回転
せず、共回り防止となる。
【0023】上記の現象によって、ボルト(3)又はナ
ット(4)の締付けを行なう時、外すときのいずれの場
合にも共回りを防止させることができる。
ット(4)の締付けを行なう時、外すときのいずれの場
合にも共回りを防止させることができる。
【0024】図7〜図9は、可動ワッシャ(1)の係合
部(8)の変形例を示すもので、図2ではボルト(3)
又はナット(4)の角形頭部に適合する完全六角形の周
壁とした場合を示しているが、図7は、可動ワッシャ
(1)の外周3個所に切目(10a)を入れ、この切目
(10a)間を起立させて係合部(8)とする場合を示
している。また、図8および図9は、可動ワッシャ
(1)の中心点(O)を介して凸部(A)と対峙する板
幅内の位置の1箇所に接線状の切目(10b)を入れ、
かつ、この切目(10b)の位置から凸部(A)の突出
方向と反対方向の上面側へ半球状に突出させて係合部
(8)を形成した場合を示している。このように可動ワ
ッシャ(1)の中心点(O)を介して対峙する位置に凸
部(A)と係合部(8)とを反対方向に向けて形成して
あるので、例えば、この可動ワッシャ(1)をボルト
(3)の頭部側に配置すると、ボルト頭部が係合部
(8)で図9の矢印方向に押圧され、その結果、凸部
(A)がボルト胴部(9)に押付けられて、ボルト胴部
(9)と凸部(A)との間に隙間が生じることがなく、
凸部(A)は確実にクサビ作用を発揮する。
部(8)の変形例を示すもので、図2ではボルト(3)
又はナット(4)の角形頭部に適合する完全六角形の周
壁とした場合を示しているが、図7は、可動ワッシャ
(1)の外周3個所に切目(10a)を入れ、この切目
(10a)間を起立させて係合部(8)とする場合を示
している。また、図8および図9は、可動ワッシャ
(1)の中心点(O)を介して凸部(A)と対峙する板
幅内の位置の1箇所に接線状の切目(10b)を入れ、
かつ、この切目(10b)の位置から凸部(A)の突出
方向と反対方向の上面側へ半球状に突出させて係合部
(8)を形成した場合を示している。このように可動ワ
ッシャ(1)の中心点(O)を介して対峙する位置に凸
部(A)と係合部(8)とを反対方向に向けて形成して
あるので、例えば、この可動ワッシャ(1)をボルト
(3)の頭部側に配置すると、ボルト頭部が係合部
(8)で図9の矢印方向に押圧され、その結果、凸部
(A)がボルト胴部(9)に押付けられて、ボルト胴部
(9)と凸部(A)との間に隙間が生じることがなく、
凸部(A)は確実にクサビ作用を発揮する。
【0025】図10は第2の実施例を示すもので、固定
ワッシャ(2)の内周1個所に、被締結部材(5)
(6)の円形孔(7)とボルト(3)の胴部(9)との
隙間内へ挿入される凸部(E)を形成したもので、ボル
ト(3)の頭部側に固定ワッシャ(2)をナット側に可
動ワッシャ(1)を配置して組合せ使用する。尚、可動
ワッシャ(1)の凸部(A)と固定ワッシャ(2)の凸
部(E)の高さの和は、被締結部材(5)(6)の円形
孔(7)とボルト(3)の胴部(9)との隙間よりも大
きく設定し、各凸部(A)(E)の高さは、上記隙間よ
り小さく設定する。
ワッシャ(2)の内周1個所に、被締結部材(5)
(6)の円形孔(7)とボルト(3)の胴部(9)との
隙間内へ挿入される凸部(E)を形成したもので、ボル
ト(3)の頭部側に固定ワッシャ(2)をナット側に可
動ワッシャ(1)を配置して組合せ使用する。尚、可動
ワッシャ(1)の凸部(A)と固定ワッシャ(2)の凸
部(E)の高さの和は、被締結部材(5)(6)の円形
孔(7)とボルト(3)の胴部(9)との隙間よりも大
きく設定し、各凸部(A)(E)の高さは、上記隙間よ
り小さく設定する。
【0026】そして、上記ボルト(3)は、可動ワッシ
ャ(1)および固定ワッシャ(2)の凸部(A)(E)
が図11に示す状態のとき、被締結部材(5)(6)の
円形孔(7)内に挿入することができる。この状態でナ
ット(4)を時計方向に回転させると、係合部(8)の
存在で、可動ワッシャ(1)が固定ワッシャ(2)に対
して時計方向に回動するため、可動ワッシャ(1)の凸
部(A)が固定ワッシャ(2)の凸部(E)から周方向
に遠ざかり、図12に示すように、被締結部材(5)
(6)の円形孔(7)内で、上記(A)点および(E)
点と、これら(A)と(E)との間のボルト(3)の外
周1点(D”)の3点で接触し、これ以上は時計方向に
回転せず、共回り防止となる。
ャ(1)および固定ワッシャ(2)の凸部(A)(E)
が図11に示す状態のとき、被締結部材(5)(6)の
円形孔(7)内に挿入することができる。この状態でナ
ット(4)を時計方向に回転させると、係合部(8)の
存在で、可動ワッシャ(1)が固定ワッシャ(2)に対
して時計方向に回動するため、可動ワッシャ(1)の凸
部(A)が固定ワッシャ(2)の凸部(E)から周方向
に遠ざかり、図12に示すように、被締結部材(5)
(6)の円形孔(7)内で、上記(A)点および(E)
点と、これら(A)と(E)との間のボルト(3)の外
周1点(D”)の3点で接触し、これ以上は時計方向に
回転せず、共回り防止となる。
【0027】上記ボルト(3)またはナット(4)を反
時計方向に回し始めると、可動ワッシャ(1)の凸部
(A)が、固定ワッシャ(2)の凸部(E)とすれ違っ
たのち図13に示すように、凸部(E)から遠ざかり、
被締結部材(5)(6)の円形孔(7)内で(A)点お
よび(E)点と、これら(A)と(E)との間のボルト
(3)の外周1点(D''')の3点で接触し、これ以上
は反時計方向に回転せず共回りとなる。
時計方向に回し始めると、可動ワッシャ(1)の凸部
(A)が、固定ワッシャ(2)の凸部(E)とすれ違っ
たのち図13に示すように、凸部(E)から遠ざかり、
被締結部材(5)(6)の円形孔(7)内で(A)点お
よび(E)点と、これら(A)と(E)との間のボルト
(3)の外周1点(D''')の3点で接触し、これ以上
は反時計方向に回転せず共回りとなる。
【0028】図14は第3の実施例を示すもので、固定
ワッシャ(2)の凸部(E)を、ボルト(3)の胴部
(9)に直接形成し、固定ワッシャ(2)を省略したも
ので、図10に示した可動ワッシャ(1)と組合せて使
用するものである。この場合、ボルト(3)の凸部
(E)と可動ワッシャ(1)の凸部(A)の形成条件
は、第2の実施例と同一であり、また、ボルト(3)の
凸部(E)は、ボルト(3)と可動ワッシャ(1)の組
合せ時に、可動ワッシャ(1)の凸部(A)と干渉する
のを防止するため、図14の1点鎖線もしくは2点鎖線
で示すように、軸方向に離間させて胴部(9)の所定部
位に形成し、被締付部材(5)もしくは(6)の円形孔
(7)内に配置する。尚、ボルト等の共回り防止動作
は、第2の実施例と同一であり、説明を省略する。
ワッシャ(2)の凸部(E)を、ボルト(3)の胴部
(9)に直接形成し、固定ワッシャ(2)を省略したも
ので、図10に示した可動ワッシャ(1)と組合せて使
用するものである。この場合、ボルト(3)の凸部
(E)と可動ワッシャ(1)の凸部(A)の形成条件
は、第2の実施例と同一であり、また、ボルト(3)の
凸部(E)は、ボルト(3)と可動ワッシャ(1)の組
合せ時に、可動ワッシャ(1)の凸部(A)と干渉する
のを防止するため、図14の1点鎖線もしくは2点鎖線
で示すように、軸方向に離間させて胴部(9)の所定部
位に形成し、被締付部材(5)もしくは(6)の円形孔
(7)内に配置する。尚、ボルト等の共回り防止動作
は、第2の実施例と同一であり、説明を省略する。
【0029】図15〜図17は本発明の第4実施例を示
すもので、ボルト(3)の胴部(9)に凸部(F)を固
定ワッシャ(2)の凸部(E)の一部と当接可能に形成
したものである。上記凸部(F)の高さ(h)は、円形
孔(7)の半径(r1)とボルト(3)の胴部(9)の
半径(r2)との差より大きく、その差の2倍よりも小
さい範囲で任意で選択することができる。すなわち、
(r1−r2)<h<2(r1−r2)、その理由は、(r
1−r2)より小さい高さの凸部(F)を設けた場合、そ
のボルトの中心(Y)が円形孔(7)の中心点(X)に
置かれたときは、凸部(F)は円形孔(7)の内壁に接
触することなく回転してしまうことになるため、共回り
を防止できない。また、2(r1−r2)以上の高さの凸
部を設けると、円形孔(7)に挿通できない。
すもので、ボルト(3)の胴部(9)に凸部(F)を固
定ワッシャ(2)の凸部(E)の一部と当接可能に形成
したものである。上記凸部(F)の高さ(h)は、円形
孔(7)の半径(r1)とボルト(3)の胴部(9)の
半径(r2)との差より大きく、その差の2倍よりも小
さい範囲で任意で選択することができる。すなわち、
(r1−r2)<h<2(r1−r2)、その理由は、(r
1−r2)より小さい高さの凸部(F)を設けた場合、そ
のボルトの中心(Y)が円形孔(7)の中心点(X)に
置かれたときは、凸部(F)は円形孔(7)の内壁に接
触することなく回転してしまうことになるため、共回り
を防止できない。また、2(r1−r2)以上の高さの凸
部を設けると、円形孔(7)に挿通できない。
【0030】そして、図15に示す状態で、ボルト
(3)を被締結部材(5)(6)の円形孔(7)に挿入
したのち、ナット(4)を時計方向に回転させると、ボ
ルト(3)が共回りを始め、ボルト(3)の凸部(F)
の一部が固定ワッシャ(2)の凸部(E)に当って、固
定ワッシャ(2)はボルト(3)と共に回転する。その
後、上記ボルト(3)は、円形孔(7)の片方に偏心さ
せてあるため、ボルト(3)の回転により、凸部(F)
もしくは凸部(E)のいずれか一方が被締結部材(5)
(6)の円形孔(7)の内壁もしくはボルト(3)の胴
部に当って回らなくなる。更に力を加えてボルト(3)
を回そうとした場合、例えば、図16に示すように、凸
部(F)が円形孔(7)の内壁に当っていると、ボルト
(3)の中心点(Y)は(Y’)に移動し、凸部(F)
と円形孔(7)の内壁との接点(P)は(P’)に、又
ボルト(3)と上記内壁との接点(Q)は(Q’)に摺
動しながら移動し、ボルト(3)の中心点(Y)は円形
孔(7)の中心点(X)の回りを自転しながら回転し、
(P)点および(Q)点の摩擦抵抗が増大する。また、
ボルト(3)の頭部座面においては、ボルト(3)の中
心点(Y)が横に移動するため、ボルト(3)の座面
(G)は、ボルト(3)の座面以上の面積を摺動し、摩
擦抵抗が増大する。こうしてボルト(3)と被締結部材
(5)(6)との間の共回り防止用の摩擦抵抗が螺子部
(H)における摩擦抵抗により大きくなると、ボルト
(3)はそれ以上は時計方向に回転せず、共回り防止と
なる。
(3)を被締結部材(5)(6)の円形孔(7)に挿入
したのち、ナット(4)を時計方向に回転させると、ボ
ルト(3)が共回りを始め、ボルト(3)の凸部(F)
の一部が固定ワッシャ(2)の凸部(E)に当って、固
定ワッシャ(2)はボルト(3)と共に回転する。その
後、上記ボルト(3)は、円形孔(7)の片方に偏心さ
せてあるため、ボルト(3)の回転により、凸部(F)
もしくは凸部(E)のいずれか一方が被締結部材(5)
(6)の円形孔(7)の内壁もしくはボルト(3)の胴
部に当って回らなくなる。更に力を加えてボルト(3)
を回そうとした場合、例えば、図16に示すように、凸
部(F)が円形孔(7)の内壁に当っていると、ボルト
(3)の中心点(Y)は(Y’)に移動し、凸部(F)
と円形孔(7)の内壁との接点(P)は(P’)に、又
ボルト(3)と上記内壁との接点(Q)は(Q’)に摺
動しながら移動し、ボルト(3)の中心点(Y)は円形
孔(7)の中心点(X)の回りを自転しながら回転し、
(P)点および(Q)点の摩擦抵抗が増大する。また、
ボルト(3)の頭部座面においては、ボルト(3)の中
心点(Y)が横に移動するため、ボルト(3)の座面
(G)は、ボルト(3)の座面以上の面積を摺動し、摩
擦抵抗が増大する。こうしてボルト(3)と被締結部材
(5)(6)との間の共回り防止用の摩擦抵抗が螺子部
(H)における摩擦抵抗により大きくなると、ボルト
(3)はそれ以上は時計方向に回転せず、共回り防止と
なる。
【0031】ナット(4)を反時計方向に回し始める
と、螺子部(H)における摩擦抵抗が、ボルト(3)と
被締付部材(5)(6)との間の共回り防止用の摩擦抵
抗より大きくなり、ボルト(3)が共回りを始める。上
記ボルト(3)がさらに反時計方向に回転すると、第2
の実施例における図12に示すのと同じ要領で共回りが
防止される。
と、螺子部(H)における摩擦抵抗が、ボルト(3)と
被締付部材(5)(6)との間の共回り防止用の摩擦抵
抗より大きくなり、ボルト(3)が共回りを始める。上
記ボルト(3)がさらに反時計方向に回転すると、第2
の実施例における図12に示すのと同じ要領で共回りが
防止される。
【0032】図18および図19は固定ワッシャ(2)
のさらに他の変形例を示すもので、両側対称部位に弾性
片(11)(11)を延設形成し、かつ、弾性片(1
1)(11)を凸部(E)の突出方向に向けて僅かに折
曲形成したもので、ボルト(3)又はナット(4)の締
付時、上記弾性片(11)(11)が被締結部材(5)
(6)に圧接し、その摩擦力を利用して固定ワッシャ
(2)が共回りするのを防止する。すなわち、回転トル
クは、外周の接触点までの回転半径とその接線方向の作
用力の大きさとなるため、ボルト(3)に比べて固定ワ
ッシャ(2)の外形を大きくすることにより、回転半径
差に相当した回転トルク差が生じ、これによって回転ワ
ッシャ(2)が回転しなくなる。
のさらに他の変形例を示すもので、両側対称部位に弾性
片(11)(11)を延設形成し、かつ、弾性片(1
1)(11)を凸部(E)の突出方向に向けて僅かに折
曲形成したもので、ボルト(3)又はナット(4)の締
付時、上記弾性片(11)(11)が被締結部材(5)
(6)に圧接し、その摩擦力を利用して固定ワッシャ
(2)が共回りするのを防止する。すなわち、回転トル
クは、外周の接触点までの回転半径とその接線方向の作
用力の大きさとなるため、ボルト(3)に比べて固定ワ
ッシャ(2)の外形を大きくすることにより、回転半径
差に相当した回転トルク差が生じ、これによって回転ワ
ッシャ(2)が回転しなくなる。
【0033】上記固定ワッシャ(2)の凸部(B)
(C)(E)は、図20に示すような形状としてもよ
い。即ち、固定ワッシャ(2)の凸部(B)(C)
(E)の先端に、被締付部材(5)(6)の円形孔
(7)の内周面に当接する厚肉部(12)を形成し、か
つ、凸部(B)(C)(E)の基端部(13)に凹部を
形成し、円形孔(7)への固定ワッシャ(2)の凸部
(B)(C)(E)の挿入時、凸部(B)(C)(E)
の基端部(13)が円形孔(7)の内壁の角部(5a)
に当接しないようにしたものであり、凸部(B)(C)
(E)の基端部(13)と円形孔(7)の内壁の角部
(5a)とを非接触とすることにより、凸部(B)
(C)(E)が円形孔(7)から迫り出して固定ワッシ
ャ(2)が被締結部材(5)から離反するのを防止す
る。
(C)(E)は、図20に示すような形状としてもよ
い。即ち、固定ワッシャ(2)の凸部(B)(C)
(E)の先端に、被締付部材(5)(6)の円形孔
(7)の内周面に当接する厚肉部(12)を形成し、か
つ、凸部(B)(C)(E)の基端部(13)に凹部を
形成し、円形孔(7)への固定ワッシャ(2)の凸部
(B)(C)(E)の挿入時、凸部(B)(C)(E)
の基端部(13)が円形孔(7)の内壁の角部(5a)
に当接しないようにしたものであり、凸部(B)(C)
(E)の基端部(13)と円形孔(7)の内壁の角部
(5a)とを非接触とすることにより、凸部(B)
(C)(E)が円形孔(7)から迫り出して固定ワッシ
ャ(2)が被締結部材(5)から離反するのを防止す
る。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、係合部の存在
によってボルト又はナットと可動ワッシャとを一体的に
回転させることができ、その結果、ボルト又はナットを
回転させるとき、可動ワッシャの凸部と、固定ワッシャ
の凸部の一方と、ボルトの一部との3点で被締付部材の
円形孔内に接触し、共回りを確実に防止することがでる
と共に、ボルトの軸線を被締結部材の円形孔の軸線と常
に平行に保持させ得る。また、ボルトは一般市販品を使
用でき、被締結部材には単純な円形孔を形成すればよ
く、コストが安い。
によってボルト又はナットと可動ワッシャとを一体的に
回転させることができ、その結果、ボルト又はナットを
回転させるとき、可動ワッシャの凸部と、固定ワッシャ
の凸部の一方と、ボルトの一部との3点で被締付部材の
円形孔内に接触し、共回りを確実に防止することがでる
と共に、ボルトの軸線を被締結部材の円形孔の軸線と常
に平行に保持させ得る。また、ボルトは一般市販品を使
用でき、被締結部材には単純な円形孔を形成すればよ
く、コストが安い。
【0035】請求項2の発明によれば、可動ワッシャお
よび固定ワッシャに夫々1個の凸部を形成するだけでよ
いので製作が容易で、コストが安く、しかも、凸部を2
個形成する場合に比べて厚肉に形成することができ、剛
性の向上を図り得る。また、凸部のクサビ作用で、ボル
トの共回りを確実に防止することができると共に、請求
項1の発明と同様に、可動ワッシャの強度の向上を図り
得る。
よび固定ワッシャに夫々1個の凸部を形成するだけでよ
いので製作が容易で、コストが安く、しかも、凸部を2
個形成する場合に比べて厚肉に形成することができ、剛
性の向上を図り得る。また、凸部のクサビ作用で、ボル
トの共回りを確実に防止することができると共に、請求
項1の発明と同様に、可動ワッシャの強度の向上を図り
得る。
【0036】請求項3の発明によれば、可動ワッシャを
廃止し得るので、部品点数が減少し、、ボルトの締付作
業を簡単、かつ、容易に行なうことができ、しかも、ボ
ルトの共回りを確実に防止し得る。
廃止し得るので、部品点数が減少し、、ボルトの締付作
業を簡単、かつ、容易に行なうことができ、しかも、ボ
ルトの共回りを確実に防止し得る。
【0037】請求項4の発明によれば、ボルトは、凸部
の存在により円形孔に偏心状態で挿通され、かつ、回動
させることとなるため、締付時、ボルト座面側の摩擦抵
抗が増大し、共回りを確実に防止し得る。また、緩回
時、凸部のクサビ作用で、共回りを確実に防止し得る。
の存在により円形孔に偏心状態で挿通され、かつ、回動
させることとなるため、締付時、ボルト座面側の摩擦抵
抗が増大し、共回りを確実に防止し得る。また、緩回
時、凸部のクサビ作用で、共回りを確実に防止し得る。
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図である。
【図2】可動ワッシャの斜視図である。
【図3】固定ワッシャの斜視図である。
【図4〜6】第1の実施例の共回り防止作用の説明用平
面図である。
面図である。
【図7】可動ワッシャの変形例を示す平面図である。
【図8】可動ワッシャの更に別の変形例を示す平面図で
ある。
ある。
【図9】図8に示した可動ワッシャをボルトに嵌め込ん
だ状態を示す断面説明図である。
だ状態を示す断面説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図11〜13】第2の実施例の共回り防止用の説明用
平面図である。
平面図である。
【図14】本発明の第3の実施例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図15】本発明の第4の実施例を示す概略平面図であ
る。
る。
【図16】第4の実施例の締付時における共回り防止原
理を説明するためのボルトと円形孔との関係を示す横断
平面図である。
理を説明するためのボルトと円形孔との関係を示す横断
平面図である。
【図17】図16の縦断側面図である。
【図18】固定ワッシャの変形例を示す平面図である。
【図19】図18のA−A線断面図である。
【図20】固定ワッシャの更に他の変形例を示す縦断面
図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ボルト又はナットへの係合部を有し、内
周の1個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間
内に挿入される凸部を有する可動ワッシャと、内周の2
個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間内に挿
入される凸部を有する固定ワッシャとからなり、可動ワ
ッシャの凸部を固定ワッシャの凸部間に位置させて組合
せ使用することを特徴とするボルト類の共回り防止装
置。 - 【請求項2】 ボルト又はナットへの係合部を有し、内
周の1個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間
内に挿入される凸部を有する可動ワッシャと、内周の1
個所に被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙間内に挿
入される凸部を有する固定ワッシャとからなり、可動ワ
ッシャの凸部と固定ワッシャの凸部とを軸方向に離間さ
せて組合せ使用することを特徴とするボルト類の共回り
防止装置。 - 【請求項3】 被締結部材の円形孔とボルト胴部との隙
間内へ挿入される凸部を胴部の一部に形成したボルト
と、ナットへの係合部を有し、内周の1個所に被締結部
材の円形孔とボルト胴部との隙間に挿入される凸部を有
する可動ワッシャとからなり、ボルトの凸部と可動ワッ
シャの凸部とを軸方向に離間させて組合せ使用すること
を特徴とするボルト類の共回り防止装置。 - 【請求項4】 被締結部材にあけた円形孔に挿通して被
締結部材を両面からボルト頭部とナットとで挾持締結す
るものにおいて、ボルトの胴部もしくはボルトへの係合
部を有する可動ワッシャの一部に、被締結部材の円形孔
とボルト胴部との隙間に挿入され、上記円形孔の半径と
上記ボルト胴部の半径との差より大きく、該差の2倍よ
り小さい高さの凸部を形成し、上記ボルト等と組合せ使
用される固定ワッシャの内周の1個所に、被締結部材の
円形孔とボルト胴部との隙間内に挿入される凸部を、上
記ボルト等の凸部と締付時に係合可能な位置に形成した
ことを特徴とするボルト類の共回り防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2533491A JPH0792103B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | ボルト類の共回り防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2533491A JPH0792103B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | ボルト類の共回り防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04244616A JPH04244616A (ja) | 1992-09-01 |
| JPH0792103B2 true JPH0792103B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12163028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2533491A Expired - Fee Related JPH0792103B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | ボルト類の共回り防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0792103B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2375212A1 (en) * | 2000-05-19 | 2001-11-22 | Eisuke Ishida | Structure for preventing loosening of threaded fasteners |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP2533491A patent/JPH0792103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04244616A (ja) | 1992-09-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |