JPH079233Y2 - テープカセット装着装置 - Google Patents

テープカセット装着装置

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JPH079233Y2
JPH079233Y2 JP7728989U JP7728989U JPH079233Y2 JP H079233 Y2 JPH079233 Y2 JP H079233Y2 JP 7728989 U JP7728989 U JP 7728989U JP 7728989 U JP7728989 U JP 7728989U JP H079233 Y2 JPH079233 Y2 JP H079233Y2
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英生 礒野
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Victor Company of Japan Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テープカセット装着装置に関し、特に、テー
プカセットの挿入されたホルダを所定の装着位置で確実
にロックした後このロック状態を固定することができる
テープカセット装着装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のテープカセット装着装置としては、テープカセッ
トを挿入するホルダの一端側にロック部材が設けられ、
ホルダを支持する支持アームにロックピンが設けられて
いる構成のものが知られている。そして、このテープカ
セット装着装置においてはホルダにテープカセットを挿
入した後にホルダを押し下げて支持アームを回動させ、
ロック部材をロックピンに係合させることにより、ホル
ダをカセット装着位置でロックするようにしている。
ところで、この従来のテープカセット装着装置は、ホル
ダが単に支持アームにて支持されているだけであり、し
かもカメラ一体型VTR(ビデオテープレコーダ)等のよ
うに、軽量化が要求されるものではホルダや支持アーム
が薄肉に形成されている。このため、ホルダや支持アー
ムの機械的強度が劣るので、ホルダに斜め方向より押し
下げ力が加わった場合ホルダ等が変形し、ロック部材が
ロックピンに確実に係合しないことがあった。また、ロ
ック部材及びロックピンにてホルダの片側のみがロック
されるため、ホルダの天板がVTR等の筐体と同一高さ位
置に位置決めされなかったり、天板が筐体に対して傾い
て両者の間で段差が生じることがあった。
更に、ホルダにおいて、ロック部材の設けられていない
反対側が押し下げられると、支持アームが変形してホル
ダが傾いた状態で下動するので、ロック部材がロックピ
ンに確実に係合しないだけでなく、全く係合しないこと
もあった。このため、テープカセットの装着と同時にテ
ープローディング機構が動作を開始するVTRにおいて
は、ロック部材がロックピンに係合しなかった場合テー
プローディング時にホルダがシャーシより離間してイジ
ェクト位置に戻るので、磁気テープが装置内で絡み付
き、損傷してしまう欠点があった。
そこで、本出願人が機械的強度が優れている上にテープ
カセットを装着した場合ホルダを確実にロックすること
ができるテープカセット装着装置を提案した(平成1年
特許願第2558号)。即ち、このテープカセット装着装置
は、対向する支持アームの先端を、ホルダのテープカセ
ット挿入口側に位置する補強シャフトにて相互に連結
し、この補強シャフトをシャーシに接近したカセット装
着位置でロック機構にてロックする構成を備えている。
そして、このように各支持アームの先端を補強シャフト
にて連結すると、支持アームの機械的強度が向上するの
で、ホルダの任意の位置を押し下げてもホルダが筐体に
対して常に平行状態を保持して下動する。また、補強シ
ャフトをロック機構にてロックするので、補強シャフト
を確実にロックすることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、先に提案した上記構成のテープカセット装着装
置では、VTR等の本体を誤って落下させたり周囲の建造
物等に強く打ち付けたりした場合その衝撃でロック機構
が補強シャフトより外れる虞れがあった。従って、衝撃
力が加わった場合テープローディング開始からテープア
ンローディングが終了するまでの間にホルダがイジェク
ト位置に戻って磁気テープが装置内で絡み付いたり損傷
する可能性がある。
本考案はこのような点を解決するためになされたもの
で、テープカセットの装着と同時にロック機構のロック
状態を確実に固定し、かつイジェクト時にはロック状態
を解除することができるテープカセット装着装置を提供
することを目的とする 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、テープカセットが挿入されるホルダと、この
ホルダの両側をシャーシに対して接近及び離間可能に支
持する支持アームと、ホルダのテープカセット挿入口に
位置して支持アームの対向する先端を相互に連結する補
強シャフトと、ホルダがシャーシに接近したカセット装
着位置で補強シャフトをロックするロック機構とを備え
るテープカセット装着装置において、テープカセットの
装着でロック機構をロック状態に固定するロック固定機
構と、このロック固定機構の動作を制御するコントロー
ルカムと、このコントロールカムを所定のモードで回転
駆動する駆動モータとを含み、コントロールカムはロッ
ク固定機構の固定状態をテープローディングからテープ
アンローディングまでの間保持する第1の制御モード
と、イジェクト時に固定状態を解除する第2の制御モー
ドとを有することを特徴としている。
〔作用〕
コントロールカムの第1の制御モードでロック固定機構
は、テープローディングからテープアンローディングま
での間ロック機構をロック状態に固定し、保持する。従
って、VTR等の本体に強い衝撃力が加わってもホルダが
イジェクト位置に戻ることがない。よって、磁気テープ
の絡み付き及び損傷を確実に防止することができる。
また、コントロールカムの第2の制御モードでロック固
定機構は、イジェクト時のみロック機構のロック状態を
解除する。従って、ホルダをイジェクト時のみイジェク
ト位置に戻し、テープカセットの取り出しや交換を行な
うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第3図は本考案に係るテープカセット装着装置の正面
図、第4図は同装置の左側面図、第5図は同装置の一部
を省略して示す右側面図、第6図は同装置の分解斜視図
である。
これらの図において、20はシャーシを示し、シャーシ20
上にはテープカセット2を装置内の所定の装着位置に装
着するための、いわゆるポップアップ形のカセットハウ
ジング21が設けられている。このカセットハウジング21
はテープカセット2の挿入されるホルダ22と、ホルダ22
の両側を支持する各一対の支持アーム23A,23B及び24A,2
4Bとを備えている。一対の支持アーム23A,23Bは、第4
図に示すように、中央が交差した状態で軸25Aにて回動
自在に連結され、他方の一対の支持アーム24A,24Bは、
第5図に示すように、中央が交差した状態で軸25Bにて
回動自在に連結されている。支持アーム23B,24Bの先端2
3b,24bにはピン26a,26bがそれぞれ設けられ、これらピ
ン26a,26bはホルダ22の両側に対向して形成されている
ガイド孔22a,22bにそれぞれ係入されている。支持アー
ム23Bの先端23bより突出する部分にはコイルバネ27の一
端が取り付けられ、コイルバネ27の他端はホルダ22の上
部に設けた折曲片に取り付けられている。また、支持ア
ーム23A,24Aの基部23c,24cには他のピン27a,27bがそれ
ぞれ設けられ、これらのピン27a,27bはガイドプレート2
8A,28B(第6図参照)に対向して形成されているガイド
孔28a,28bにそれぞれ係入されている。両ガイドプレー
ト28A,28Bはシャーシ20にボルト止めされて固定されて
いる。
ホルダ22のテープカセット挿入口側に位置して両側より
対向して平行に突出している腕部22c,22cには補強シャ
フト29の両端が嵌挿しており、このシャフト29の両端に
は支持アーム23A,24Aの先端23a,24aが貫通した状態で取
り付けられ、これにより両支持アーム23A,24Aの各先端2
3a,24aが一体的に連結されている。また、支持アーム23
B,24Bの基部23d,24dは基部補強シャフト30の両端に貫通
した状態で取り付けられ、これにより両基部23d,24dが
一体的に連結されている。基部補強シャフト30の両端側
には支持材31が嵌合され、これら支持材31,31は各ガイ
ドプレート28A,28Bにボルト止めされて固定されてお
り、一方のガイドプレート28Bの折曲片にはコイルバネ6
5の一端が取り付けられ、コイルバネ65の他端は支持ア
ーム24Aの基部24cに突設した突出部分に取り付けられて
いる。
基部補強シャフト30の中央には、第3図及び第6図に示
すように、断面略半円形の回動体32が回動可能に嵌合さ
れている。この回動体32は以下に述べる各部材と共にロ
ック機構を構成しており、後述するロック固定機構1
(第1図及び第2図に参照)にて所定方向(第1図の矢
印a参照)に回動力が付与される。回動体32の両端側に
は凹部が形成され、各凹部には基部補強シャフト30より
回動体32が外れるのを防止するためにクリップ材33,33
が嵌入されている。回転体32の略中央には、第3図及び
第6図に示すように、当接片40が突設されている。この
当接片40の側面は押下ストッパー41の突出部41aに当接
している。押下ストッパー41はシャーシ20より立ち上が
る立上片20aに回動可能に取り付けられ、捩りバネ42を
介して常に第3図で示し位置に保持されている。従っ
て、回動体32の回動は、第8図(A)に示すように、当
接片40が押下ストッパー41の突出部41aに当接している
ので通常は防止されているが、後述するように、補強シ
ャフト29が押下ストッパー41を捩りバネ42の弾性力に抗
して矢印方向(第3図参照)に押し下げると、突出部41
aが当接片40より外れるので、回動体32が回動する。回
動体32の他端にはロックレバー43が一体的に設けられて
いる。このロックレバー43は先端に補強シャフト29に係
止させるための鉤状の係止部43aが形成されている。
ロックレバー43の近傍には一対のモード検出レバー44,4
5が配されている。これらのモード検出レバー44,45は中
央の筒部に貫通されている支持軸46にて回動可能に支持
され、支持軸46の一端はロックレバー43の背面で固定さ
れている。従って、支持軸46が回動体32の上方に位置す
るので、モード検出レバー44,45とロックレバー43との
回動軸線が相違する。一方のモード検出レバー45より伸
長する連結片45aは他方のモード検出レバー44の穴に係
入され、このモード検出レバー44より伸長する連結片44
aはロックレバー43の凹部に係入されている。そして、
各モード検出レバー44,45の上方にはコイルバネ47の一
端が取り付けられ、コイルバネ47の他端はロックレバー
43より伸長する伸長部48に取り付けられている。従っ
て、これらモード検出レバー44,45はコイルバネ47にて
装置内方への引張力が付与されることになるので、ロッ
クレバー43とは連結片44a,45aにて一体的に連結され、
かつロックレバー43の回動で回動する。これらモード検
出レバー44,45の下端には押圧片44b,45bが一体的に形成
されている。これら押圧片44b,45bにはクッション材49
が設けられ、対向する位置にモード検出器としてのマイ
クロスイッチ50a,50bが配されている。これらのマイク
ロスイッチ50a,50bは突出棒が押圧されたか否かにより
それに対応する検出信号を出力する。マイクロスイッチ
50a,50bは基板51に取り付けられている。この基板51は
シャーシ20の下方に配されており、各種の電子部品等が
実装されている。
押下ストッパー41の近傍には他のモード検出レバー52が
配されている。このモード検出レバー52は、第3図及び
第6図に示すように、回動体32より突出する突出部32a
に一端が固定されている支持軸53により回動可能に支持
されている。このモード検出レバー52の上方にはコイル
バネ54の一端が取り付けられ、コイルバネ54の他端は突
出部32aに取り付けられている。突出部32aにはストッパ
ー32bが一体形成され、このストッパー32bにはモード検
出レバー52の側部より突出する突起52bが当接するよう
になっている。従って、このモード検出レバー52にも装
置内方への引張力が付与され、この引張力はストッパー
32bにて規制されることになる。よって、このモード検
出レバー52も回動体32と連動して回動する。モード検出
レバー52の下端の押圧片52aには他のマイクロスイッチ5
0cが対向し、このマイクロスイッチ50cも基板51に取り
付けられている。
ところで、上記したモード検出レバー44はテープカセッ
ト2の種類を検出するために用いられ、標準記録対応の
カセットの場合、マイクロスイッチ50aを押圧し、又、
高画質記録対応のカセットの場合マイクロスイッチ50a
を押圧せず、それぞれ対応する検出信号を出力させる。
また、モード検出レバー45はテープカセット2が装着さ
れているか否かを検出するために用いられ、テープカセ
ット2の所定位置での装着でカセットの背面より押し返
された場合マイクロスイッチ50bを押圧して装着検出信
号を出力させ、マイクロスイッチ50bが押圧されていな
い間は非装着を示す検出信号を出力させる。更に、他の
モード検出レバー52はテープの誤消去防止用に用いら
れ、テープカセット2の装着でカセット2の誤消去防止
用爪にて押し返された場合マイクロスイッチ50cを押圧
して記録可の検出信号を出力させ、又誤消去防止用爪が
折損されて不存在な場合マイクロスイッチ50cを押圧せ
ずに記録消去防止の検出信号を出力させる。
回動体32のロックレバー43の近傍部には下方に突出する
押圧片55が一体的に設けられている。一方、基板51上に
は、第3図及び第5図に示すように、押圧片55と対向し
てロック検出器としてのリーフスイッチ56が取り付けら
れている。このリーフスイッチ56は回動体32の回動に伴
なう押圧片55の押圧で両接片56a,56bが接触してロック
検出信号を出力する。
上記リーフスイッチ56と、テープカセット2の装着の有
無を検出するモード検出レバー45に対応するマイクロス
イッチ50bとは、第13図に示すように、直列に接続され
て制御部60に接続されている。制御部60の出力側にはモ
ータ駆動回路61が接続され、この回路61にはテープロー
ディング用の駆動モータ62が接続されている。
この駆動モータ62は後述するロック固定機構1の駆動に
も用いられる。
ホルダ22の一側には、第5図に示すように、テープカセ
ット2の蓋を開閉するための開閉アーム57が取り付けら
れている。この開閉アーム57は基部が軸57aにて回動可
能にホルダ22の側面に取り付けられ、基部より突出する
ピン58は支持アーム24Bの先端24bに設けたガイド孔59に
係入されている。
第7図(A),(B)にはテープカセット2が示されて
いる。このテープカセット2は磁気テープの巻回されて
いる供給リール2aと、磁気テープを巻き取るための巻取
リール2bとを内蔵し、前面にパスされた磁気テープ部分
63aを保護する蓋2cが回動自在に設けられている。蓋2c
は板バネ2dに押圧された摺動部材2eに当接しているた
め、閉蓋時には閉蓋方向に付勢され、開蓋時には開蓋方
向に付勢される。このテープカセット2は背面に誤消去
防止用爪2fを有し、又この背面には高画質記録対応のカ
セットを示す開口部2gが設けられていない。
即ち、このテープカセット2は標準記録対応のカセット
である。
ここで、本考案のテープカセット装着装置のテープカセ
ット装着動作を先に説明する。
先ず、第7図に示すテープカセット2を、第4図に示す
ように、ホルダ22内に挿入する。
次に、イジェクト装置のホルダ22に押し下げ力を加え、
支持アーム23B,24Bの先端23b,24bのピン26a,26bをガイ
ド孔22a,22bに沿って移動させると共に、支持アーム23
A,24Aの基部23c,24cのピン27a,27bをガイド孔28a,28bに
沿って移動させる。これによって、支持アーム23A,23B
及び24A,24Bがそれぞれ先端を離間させる方向に回動す
るので、ホルダ22が下動する。即ち、ホルダ22がシャー
シ20に接近する。この場合支持アーム23A,24Aの各先端2
3a,24aは補強シャフト29にて連結され、支持アーム23B,
24Bの各基部23d,24dは基部補強シャフト30にて連結され
ている。従って、ホルダ22と支持アーム23A,23B及び24
A,24Bは両シャフト29,30にて機械的強度が補強されてい
るので、ホルダ22の一端側に押し下げ力が加わっても変
形せずに回動する。
更に、ホルダ22に押し下げ力を加えて下動させると、補
強シャフト29が基部補強シャフト30に平行状態を保持し
て接近し、第8図(B)に示すように、補強シャフト29
が押下ストッパー41を押し下げる。従って、第8図
(B)及び第9図に示すように、押下ストッパー41の突
出部41aが当接片40より外れる。よって、回動体32が基
部補強シャフト30上で回動するので、ロックレバー43も
回動し、その係止部43aが補強シャフト29に係止する。
このように、基部補強シャフト30で支持されたロックレ
バー43により補強シャフト29をロックすると、両シャフ
ト29,30のロック状態の間隔が一定となり、これにより
ホルダ22は常に一定位置でロックされることになるの
で、ホルダ22の天板を装置の筐体に一致させることがで
き、又ホルダ22の天板が傾斜するのを防止でき、従っ
て、ホルダ22の筐体間で段差が生じることがなくなる。
また、補強シャフト29をロック位置まで下動させ、この
位置で押下ストッパー41を押し下げるので、回動体32を
回動させてロックレバー43の係止部43aを確実に補強シ
ャフト29に係止させることができる。従って、ホルダ22
を所定の装着位置まで下動させて確実に補強シャフト29
をロックすることができる。
更に、補強シャフト29がロック位置まで下動する間はロ
ックレバー43がロック位置より退避して補強シャフト29
に対して非接触状態に保持されているので、ロックレバ
ー43及び補強シャフト29の摩耗を防止できる。また、回
動体32の回動力でロックレバー43の係止部43aが補強シ
ャフト29に当接して当接音及び当接振動が生じるので、
操作者が補強シャフト29が確実にロックされたことを知
ることができる利点もある。
補強シャフト29がロックされた時点では、第5図及び第
11図に示すように、支持アーム24Bの回動により開閉ア
ーム57のピン58がガイド孔59に案内されるので、開閉ア
ーム57が軸57aを中心として反時計方向に回動する。従
って、開閉アーム57の先端にてテープカセット2の蓋2c
が開蓋され、テープローディングの準備が完了する。
一方、回動体32の回動でロックレバー43が回動すると、
モード検出レバー44,45,52も回動する。この場合ホルダ
22の所定位置にテープカセット2が挿入されていると、
第12図に示すように、カセット有無検出用のモード検出
レバー45が押し返され、マイクロスイッチ50bが閉成さ
れてカセット有を示す検出信号を出力する。また、回動
体32が回動すると、上述したように、押圧片55も回動
し、ロック検出用のリーフスイッチ56が閉成する。従っ
て、第13図に示すように、マイクロスイッチ50b及びリ
ーフスイッチ56の両者が閉成した場合のみ検出信号が制
御部60に供給されるので、テープカセット2が確実に所
定位置に装着され、かつ確実にロックされた場合のみモ
ータ駆動回路61が作動し、テープローディング用の駆動
モータ62が動作する。
尚、テープカセット2は標準記録対応のカセットであ
り、開口部2gを有していない。従って、モード検出レバ
ー44はテープカセット2の背面より押し返されることが
ないので、マイクロスイッチ50aより標準記録カセット
を示す検出信号が出力され、よって、制御部60はテープ
カセット2が標準記録対応のカセットであると判断す
る。
また、テープカセット2は消去防止用爪2fを有してい
る。従って、モード検出レバー52はこの爪2fにて押し返
されるので、マイクロスイッチ50cにより検出信号が出
力され、よって、制御部60は磁気テープ63の記録データ
を消去して記録が可能であると判断する。
ところで、本考案の要部である後述のロック固定機構1
は、コントロールカム3(第1図及び第2図参照)を備
えているが、このコントロールカム3はローディング機
構の一部も構成しているので、先にローディング機構に
ついて説明する。即ち、第14図及び第15図はローディン
グ機構とその駆動部の平面図である。
第14図において、11,12はそれぞれ外レールを示し、こ
れら外レール11,12の内側には内レール13,14が配されて
いる。外レール11と内レール13とは一定間隔を保持して
案内溝15を形成し、他の外レール12と内レール14とは同
様に一定間隔を保持して案内溝16を形成している。案内
溝15及び16のアンローディング位置にはテイクアップポ
ールベース17及びサプライポールベース18がそれぞれ配
され、ローディング位置にはストッパー19がそれぞれ配
されている。両ポールベース17,18は基台10上に回転自
在に支持されているガイドローラ64と、傾斜ガイド66と
を有し、ガイドローラ64の上下端にはテープ規制フラン
ジ部64aが取り付けられている。ストッパー19はガイド
ローラ64の上端の小径部を係入するための凹部19aを有
している。
両ポールベース17,18の各基台10の下面には連結アーム6
7の一端がピンを介して枢支されている。各連結アーム6
7の他端は、第15図に示すように、テイクアップ側のロ
ーディングリング68とサプライ側のローディングリング
69の各連結部68a,69aに枢支されている。これらのロー
ディングリング68,69は同心的に配され、ローディング
リング68側が上方に位置している。ローディングリング
68,69には円弧状の長孔68b,69bが形成され、これら長孔
にはコイルスプリング70が配されている。これらコイル
スプリング70の一端は長孔68b,69bの各縁部に取り付け
られ、その他端にはスライド部材71の一端に取り付けら
れている。各スライド部材71は両端に拡径部71aが設け
られ、他端側の拡径部71aが短尺の長孔68c,69cにそれぞ
れ係合されている。
上方のローディングリング68の外周面には歯68dが設け
られている。これらの歯68dにはアイドラギヤ72が噛み
合っている。下方のローディングリング69の外周面には
歯69dが設けられ、これらの歯69dには他のアイドラギヤ
73が噛み合っている。そして、アイドラギヤ72の軸72a
に取り付けられている下方のドライブギヤ74は他のアイ
ドラギヤ73に噛み合っている。従って、アイドラギヤ73
が回転すると、ドライブギヤ74を介してアイドラギヤ72
が回転するので、ローディングリング68,69が逆方向に
回転する。アイドラギヤ73には更に大径のドライブギヤ
75が噛み合っている。このドライブギヤ75の軸75aには
該ギヤ75の上方に位置してローディングギヤ76が取り付
けられている。このローディングギヤ76はロック固定機
構1を構成しているコントロールカム3の下面に設けた
ギヤ部3aに噛み合っている。コントロールカム3の周面
には歯3bが設けられ、これら歯3bにはドライブギヤ77が
噛み合っている。このドライブギヤ77の軸77aには伝達
用のギヤ78が取り付けられ、このギヤ78には他のギヤ79
が噛み合っている。ギヤ79の軸79aにはプーリ80が取り
付けられ、このプーリ80と小径のプーリ81との間にはベ
ルト82が巻き掛けられている。このプーリ81は駆動モー
タ62のシャフトに取り付けられている。
尚、上記したようにテープカセット2が装着されると、
磁気テープ63のテープパス部分の内側には両ポールベー
ス17,18のガイドローラ64及び傾斜ガイド66とキャプス
タン83とが位置する。また、テンションレギュレータア
ーム84はテープカセット2の供給リール2aの近傍に位置
している。尚、図中、2bは巻取リールである。
以上の構成を有するローディング機構において、駆動モ
ータ62を正転駆動すると、プーリ81及びベルト82を介し
てプーリ80が回転するので、ギヤ79及び78を介してドラ
イブギヤ77が回転し、コントロールカム3を反時計方向
(矢印参照)に回転させる。コントロールカム3が回転
すると、そのギヤ部3aを介してローディングギヤ76が時
計方向に回転するので、ドライブギヤ75を介してアイド
ラギヤ73が反時計方向に回転する。従って、このアイド
ラギヤ73にて下方のローディングリング69が時計方向に
回転する。一方、アイドラギヤ73が回転すると、ドライ
ブギヤ74を介して他のアイドラギヤ72が時計方向に回転
するので、上方のローディングリング68が反時計方向に
回転する。
両ローディングリング68,69が逆方向に回転すると、連
結アーム67,67が牽引されるので、第14図の一点鎖線で
示すように、ポールベース17,18が案内溝15,16によりス
トッパー19,19側にそれぞれ案内されて移動する。従っ
て、磁気テープ63は両ポールベース17,18にて供給リー
ル2aより引き出される。第16図はローディング動作の完
了した状態を示す平面図であり、移動したポールベース
17,18はストッパー19,19に当接した時点で位置が検出さ
れ、第16図のローディング位置で停止,位置決めされ
る。従って、引き出された磁気テープ63は回転ドラム85
に巻き付けられる。また、キャプスタン83にはピンチロ
ーラ86が押し付けられ、A/Cヘッド87は移動して磁気テ
ープ63に押し付けられる。更に、テンションレギュレー
タアーム84が回動してテンションポール84aにて磁気テ
ープ63に所定の張力が付与され、磁気テープ63の記録,
再生等が可能となる。
テープアンローディング時には駆動モータ62を逆転駆動
させてローディング機構を逆動作させるが、この場合に
は磁気テープ63がたるまないように供給リール2aで巻き
取り、巻取リール2bにはブレーキが加わる。
さて、第1図はロック固定機構1の平面図であり、第2
図(A)乃至(D)は同機構1の動作説明図である。こ
のロック固定機構1は第1図及び第3図に示すように、
シャーシ20の下面に設けられており、回動体32の一端に
設けられているセクタ歯車4を有している。このセクタ
歯車4には他のセクタ歯車5が噛み合い、他にセクタ歯
車5は回動部材6の一端に一体的に設けられている。回
動部材6はシャーシ20に固定されている取付片7に軸6a
を介して回動可能に取り付けられ、セクタ歯車4とは反
対位置に案内溝6bが形成されている。この案内溝6bには
ピン8aが係入され、ピン8aは屈曲しているアーム8の一
端に突設されている。アーム8の他端はシャーシ20に軸
8bを介して回動可能に取り付けられている。回動部材6
の案内溝6b側の他端にはコイルバネ9の一端が取り付け
られ、コイルバネ9の他端はシャーシ20の下面より突出
する突起34に取り付けられている。従って、コイルバネ
9の弾性力にて回動部材6には、第1図において反時計
方向の回動力が付与される。よって、セクタ歯車5と噛
み合っているセクタ歯車4を介して回動体32には常時矢
印で示すa方向の回動力が付与されることになる。一
方、ロック固定機構1を構成している上記コントロール
カム3は、下面に所定形状のカム溝35が設けられてい
る。このカム溝35は第2図(A)で示すように、第1の
制御(固定)モードを形成するための円形溝部35aと、
第2の制御(イジェクト)モードを形成するための拡張
溝部35bとから成る。そして、カム溝35にはアーム8の
略中央より上方に突出する係合突起36が係合している。
次に、以上の構成を有するロック固定機構1の動作を説
明する。
先ず、第4図に示すように、ホルダ22がイジェクト位置
にあり、テープカセット2がホルダ22に挿入されただけ
の状態では、第2図(A)に示すように、係合突起36が
カム溝35において拡張溝部5bの外側中央に位置してい
る。この状態において回動部材6には、コイルスプリン
グ9にて反時計方向の回動力が加わっているので、セク
タ歯車5,4を介して回動体32に矢印a方向(第1図参
照)の回動力が付与される。しかるに、第8図(A)に
示すように、当接片40が押下ストッパー41の突出部41a
に当接しているので、回動体32はその回動が防止されて
いる。
次に、上述したように、イジェクト位置のホルダ22を押
し下げると、補強シャフト29が押下ストッパー41を押し
下げ、第8図(B)に示すように、押下ストッパー41の
突出部41aが当接片40より外れる。従って、回動部材6
が第2図(B)に示すように、軸6aを中心として反時計
方向に回動するので、回動体32が矢印a方向に回動し、
ロックレバー43が補強シャフト29をロックする。よっ
て、テープカセット2の装着が終了する。一方、回動部
材6の反時計方向に回動すると、案内溝6bによりピン8a
が押し下げられるので、第2図(B)に示すように、ア
ーム8が若干揺動しながら第2図(B)において下動す
る。従って、係合突起36が拡張溝部35bの内側中央に変
位する。
次いで、テープカセット2が装着されると、上述したよ
うにモータ駆動回路61にて駆動モータ62が正転駆動さ
れ、コントロールカム3が第15図に示すように、反時計
方向に回転を始め、テープローディング動作が開始す
る。従って、第2図(C)においてはコントロールカム
3の下面が表示されているので、このコントロールカム
3が時計方向に回転することになる。そして、コントロ
ールカム3が第2図(C)において時計方向に回転する
と、係合突起36はコントロールカム3の回転中に円形溝
部35aに常に位置することになる。従って、アーム8の
揺動及び回動部材6の回動がコントロールカム3の回転
中この円形溝部35aにて規制されるので、セクタ歯車5
及び4を介して回動体32の回動を完全に防止することが
できる。よって、ロック機構1(回動体32)のロック状
態を確実に固定することができるので、テープローディ
ング動作の開始から終了及び記録、再生が行なわれてい
る間に本考案の装着装置に強い衝撃力が加わってもロッ
ク機構のロック状態を保持することができる。
一方、記録,再生等が終了して駆動モータ62が逆転駆動
され、テープアンローディング動作が開始すると、コン
トロールカム3は反時計方向に回転され、第2図(C)
で示す位置で停止する。この場合にも係合突起36は円形
溝部35aに位置するので、テープアンローディング動作
が終了するまでの間回転体32の回動を完全に防止するこ
とができる。従って、同様に強い衝撃力が加わってもロ
ック機構のロック状態を保持することができる。
この結果、テープローディングからテープアンローディ
ングまでの間にホルダ22がイジェクト位置に戻ることが
ないので、磁気テープ63の絡み付きや損傷を防止するこ
とができる。
テープアンローディング動作が終了し、イジェクトスイ
ッチ(図示せず)が押圧されると、駆動モータ62が更に
逆転駆動されるので、コントロールカム3が反時計方向
に回転し、第2図(D)で示す位置で停止する。従っ
て、係合突起36は拡張溝部35bに案内され、この溝部35b
の端部にて第2図(D)において上方に変位される。よ
って、アーム8が揺動しつつ矢印方向に移動するので、
回動部材6が軸6aを中心としてコイルバネ9の弾性力に
抗して強制的に時計方向に回動される。この結果、セク
タ歯車5及び4を介して回動体32が矢印a方向(第1図
参照)とは逆方向に回動されるので、ロックレバー43が
補強シャフト29より外れ、同時に押下ストッパー41が第
3図で示す位置に戻る。従って、ホルダ22は第4図で示
すように、シャーシ20より離間し、イジェクト位置に保
持される。
イジェクト動作が終了した後には駆動モータ62の正転駆
動でコントロールカム3が若干時計方向に回転され、第
2図(A)で示す位置で停止される。従って、テープカ
セット2の装着が可能となる。
上記実施例では一つの駆動モータ62をローディング機構
及びロック固定機構1の両者の駆動源として用い、かつ
コントロールカム3をこれら両機構に共通の部品として
用いているので、VTR等を小型化することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、テープカセット
が挿入されるホルダを支持する各支持アームの先端を補
強シャフトにて連結し、この補強シャフトをロック機構
にてロックするテープカセット装着装置において、ロッ
ク機構のロック状態をロック固定機構にて固定すると共
に、駆動モータにて駆動されるコントロールカムにより
このロック状態をテープローディングからテープアンロ
ーディングまでの間保持し、かつイジェクト時にこのロ
ック状態を解除するようにしたので、強い衝撃力を受け
てもホルダがイジェクト位置に戻るのを確実に防止する
ことができる。従って、テープローディング時等に磁気
テープが絡み付いたり損傷することのない耐衝撃性の優
れたテープカセット装着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るテープカセット装着装置のロック
固定機構を示す平面図、第2図(A)乃至(D)は同ロ
ック固定機構の動作をそれぞれ示す平面図、第3図は本
考案に係るテープカセット装着装置のイジェクト状態の
正面図、第4図は同装置の左側面図、第5図は同装置の
一部を省略して示す右側面図、第6図は同装置の分解斜
視図、第7図(A),(B)はテープカセットの斜視図
と背面図、第8図(A),(B)は本考案に係る押下ス
トッパーと回動体との関係をそれぞれ示す平面図、第9
図は同装置のロック状態の正面図、第10図及び第11図は
同装置のロック状態の左側面図と一部を省略して示す右
側面図、第12図は装着されたテープカセットとモード検
出レバーとの関係を概略的に示す図、第13図はテープロ
ーディング用の回路構成図を概略的に示す図、第14図及
び第15図はローディング機構の平面図とその駆動部の平
面図、第16図はローディング完了時の状態を示す概略平
面図である。 1……ロック固定機構、2……テープカセット、3……
コントロールカム、4,5……セクタ歯車、6……回動部
材、8……アーム、20……シャーシ、23A,23B,24A,24B
……支持アーム、29……補強シャフト、30……基部補強
シャフト、32……回動体、35……カム溝、35a……円形
溝部、35b……拡張溝部、36……係合突起、40……当接
片、41……押下ストッパー、43……ロックレバー、62…
…駆動モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットが挿入されているホルダ
    と、前記ホルダの両側をシャーシに対して接近及び離間
    可能に支持する支持アームと、前記ホルダのテープカセ
    ット挿入口に位置して前記支持アームの対向する先端を
    相互に連結する補強シャフトと、前記ホルダが前記シャ
    ーシに接近したカセット装着位置で前記補強シャフトを
    ロックするロック機構とを備えるテープカセット装着装
    置において、前記テープカセットの装着で前記ロック機
    構をロック状態に固定するロック固定機構と、前記ロッ
    ク固定機構の動作を制御するコントロールカムと、前記
    コントロールカムを所定のモードで回転駆動する駆動モ
    ータとを含み、前記コントロールカムは前記ロック固定
    機構の固定状態をテープローディングからテープアンロ
    ーディングまでの間保持する第1の制御モードと、イジ
    ェクト時に前記固定状態を解除する第2の制御モードと
    を有することを特徴とするテープカセット装着装置。
JP7728989U 1989-06-30 1989-06-30 テープカセット装着装置 Expired - Lifetime JPH079233Y2 (ja)

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