JPH0792487A - 光変調素子 - Google Patents
光変調素子Info
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- JPH0792487A JPH0792487A JP5256490A JP25649093A JPH0792487A JP H0792487 A JPH0792487 A JP H0792487A JP 5256490 A JP5256490 A JP 5256490A JP 25649093 A JP25649093 A JP 25649093A JP H0792487 A JPH0792487 A JP H0792487A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電圧を印加した際の透過光強度が小さく、閾
値特性が鋭く、コントラスト比の大きな極めて優れた電
気光学特性を有する光変調素子を提供する。 【構成】 透明基板2a上に透明電極3aと液晶配向層
6aとを順次積層し、透明基板2b上に透明電極3bと
光導電層4と光反射層5と液晶配向層6bとを順次積層
する。これら液晶配向層6a,6b間に液晶層7を挟装
し、透明基板2aの外側に位相板9を設ける。液晶層7
は液晶分子のティルト角が0〜10度の範囲内にあるも
のであり、位相板9は、読出し光の波長をλ(μm)と
したとき、液晶層7の厚さd(μm)と屈折率異方性Δ
nとの積Δn・dに対して、その位相差の絶対値が(λ
/2)μm以上(Δn・d−λ/2)μm以下の範囲に
設定されているものである。
値特性が鋭く、コントラスト比の大きな極めて優れた電
気光学特性を有する光変調素子を提供する。 【構成】 透明基板2a上に透明電極3aと液晶配向層
6aとを順次積層し、透明基板2b上に透明電極3bと
光導電層4と光反射層5と液晶配向層6bとを順次積層
する。これら液晶配向層6a,6b間に液晶層7を挟装
し、透明基板2aの外側に位相板9を設ける。液晶層7
は液晶分子のティルト角が0〜10度の範囲内にあるも
のであり、位相板9は、読出し光の波長をλ(μm)と
したとき、液晶層7の厚さd(μm)と屈折率異方性Δ
nとの積Δn・dに対して、その位相差の絶対値が(λ
/2)μm以上(Δn・d−λ/2)μm以下の範囲に
設定されているものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投写型表示装置等に用
いられる電気光学特性の極めて優れた光変調素子に関す
る。
いられる電気光学特性の極めて優れた光変調素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】表示装置には直視型の装置と投写型の装
置とがあり、投写型の装置としては液晶を使った光変調
素子を用いるものが既に実用化されている。図4は光変
調素子を用いた投写型表示装置の原理図である。図4に
おいて、光変調素子10には書込み光学系から発せられ
る書込み光11によって像が書込まれる。一方、光源1
3より発せられた光はコンデンサレンズ14により平行
光とされた後、偏光ビームスプリッタ15に入射し、そ
の入射光の内のS偏光成分は進行方向が接合面で反射し
直角に曲げられることにより、読出し光12として光変
調素子10に入射する。
置とがあり、投写型の装置としては液晶を使った光変調
素子を用いるものが既に実用化されている。図4は光変
調素子を用いた投写型表示装置の原理図である。図4に
おいて、光変調素子10には書込み光学系から発せられ
る書込み光11によって像が書込まれる。一方、光源1
3より発せられた光はコンデンサレンズ14により平行
光とされた後、偏光ビームスプリッタ15に入射し、そ
の入射光の内のS偏光成分は進行方向が接合面で反射し
直角に曲げられることにより、読出し光12として光変
調素子10に入射する。
【0003】ここで、光変調素子10の液晶層に像が描
かれていると、光変調素子10で反射された反射光中に
は液晶層の像の濃淡に応じて変調を受け、P偏光成分が
含まれるようになる。この反射光中のP偏光成分は偏光
ビームスプリッタ15をそのまま通過し、投写レンズ1
6を介してスクリーン17上に像が投写される。従っ
て、光変調素子10に書込まれている像がスクリーン1
7へ投写されることになる。
かれていると、光変調素子10で反射された反射光中に
は液晶層の像の濃淡に応じて変調を受け、P偏光成分が
含まれるようになる。この反射光中のP偏光成分は偏光
ビームスプリッタ15をそのまま通過し、投写レンズ1
6を介してスクリーン17上に像が投写される。従っ
て、光変調素子10に書込まれている像がスクリーン1
7へ投写されることになる。
【0004】図5はこの投写型表示装置に用いられる従
来の光変調素子10の一例の構造を示す図である。図5
において、液晶層7の周りにはスペーサ8a,8bが配
され、液晶層7の両面には液晶配向層6a,6bが設け
られている。液晶配向層6bの外側には誘電体からなる
光反射層5が積層され、この光反射層5の外側には例え
ば非晶質水素化シリコン(a−Si:H)からなる光導
電層4が積層されている。そして、液晶配向層6a及び
光導電層4の外側には酸化スズ(SnO2 )や酸化イン
ジウム(In2 O3 )からなる透明電極3a,3bが配
され、透明基板2a,2bによって封止された構造とな
っている。
来の光変調素子10の一例の構造を示す図である。図5
において、液晶層7の周りにはスペーサ8a,8bが配
され、液晶層7の両面には液晶配向層6a,6bが設け
られている。液晶配向層6bの外側には誘電体からなる
光反射層5が積層され、この光反射層5の外側には例え
ば非晶質水素化シリコン(a−Si:H)からなる光導
電層4が積層されている。そして、液晶配向層6a及び
光導電層4の外側には酸化スズ(SnO2 )や酸化イン
ジウム(In2 O3 )からなる透明電極3a,3bが配
され、透明基板2a,2bによって封止された構造とな
っている。
【0005】このような構造の光変調素子10におい
て、透明電極3a,3b間には交流駆動電圧が印加さ
れ、書込み側から書込み光11が照射されていない状態
での光導電層4の内部インピーダンスを液晶層7のそれ
よりも十分大きい値に設定しておくことにより、駆動電
圧は主に光導電層4に印加されることになる。そして、
書込み光11が照射され、その書込み光11によって光
導電層4上に像を描くときには、光導電層4の内部イン
ピーダンスが像の濃淡に応じて局部的に低下するため、
その低下部分に隣接する液晶層7には透明電極3a,3
b間の駆動電圧が像の濃淡に応じて空間変調されて印加
されるようになって像が書込まれることになる。
て、透明電極3a,3b間には交流駆動電圧が印加さ
れ、書込み側から書込み光11が照射されていない状態
での光導電層4の内部インピーダンスを液晶層7のそれ
よりも十分大きい値に設定しておくことにより、駆動電
圧は主に光導電層4に印加されることになる。そして、
書込み光11が照射され、その書込み光11によって光
導電層4上に像を描くときには、光導電層4の内部イン
ピーダンスが像の濃淡に応じて局部的に低下するため、
その低下部分に隣接する液晶層7には透明電極3a,3
b間の駆動電圧が像の濃淡に応じて空間変調されて印加
されるようになって像が書込まれることになる。
【0006】ここで、従来の光変調素子10に用いられ
る液晶層7の液晶分子の配列方向,読出し光の偏光方向
について、ECB(electrically controlled birefrin
gence )効果を利用して初期の液晶分子配向を垂直配向
あるいは水平配向とした光変調素子が知られている。水
平配向の液晶層7の液晶分子はその分子長軸が基板2
a,2bにわずかなプレティルト角を有し、略平行にな
るよう配列している。さらに、液晶層7の液晶分子は液
晶配向層6a,6b上でそれぞれが平行に配向されてい
る。
る液晶層7の液晶分子の配列方向,読出し光の偏光方向
について、ECB(electrically controlled birefrin
gence )効果を利用して初期の液晶分子配向を垂直配向
あるいは水平配向とした光変調素子が知られている。水
平配向の液晶層7の液晶分子はその分子長軸が基板2
a,2bにわずかなプレティルト角を有し、略平行にな
るよう配列している。さらに、液晶層7の液晶分子は液
晶配向層6a,6b上でそれぞれが平行に配向されてい
る。
【0007】このような水平配向の液晶層7を有する光
変調素子10を図4に示す投写型表示装置に用い、光変
調素子10と読出し光源13との間の偏光ビームスプリ
ッタ15の偏光軸を入射側の液晶層7の液晶分子軸と4
5度をなすように配置すると、直線偏光された入射光は
液晶層7を通過することにより生じる異常光と常光との
間のリタデーション(位相遅れ)Rならびに位相差δ
は、液晶分子の屈折率異方性をΔn、液晶層厚をd、入
射光の波長をλとすると、R=Δn・d、δ=2πR/
λで表され、光反射層5により反射して再び液晶層7を
通過する際に再びリタデーションRならびに位相差δを
生じる。偏光ビームスプリッタ15を透過する透過光強
度Jは、数1で表される。
変調素子10を図4に示す投写型表示装置に用い、光変
調素子10と読出し光源13との間の偏光ビームスプリ
ッタ15の偏光軸を入射側の液晶層7の液晶分子軸と4
5度をなすように配置すると、直線偏光された入射光は
液晶層7を通過することにより生じる異常光と常光との
間のリタデーション(位相遅れ)Rならびに位相差δ
は、液晶分子の屈折率異方性をΔn、液晶層厚をd、入
射光の波長をλとすると、R=Δn・d、δ=2πR/
λで表され、光反射層5により反射して再び液晶層7を
通過する際に再びリタデーションRならびに位相差δを
生じる。偏光ビームスプリッタ15を透過する透過光強
度Jは、数1で表される。
【0008】
【数1】
【0009】これに対し、光変調素子10の透明電極3
a,3b間に電界を印加していくと、正の誘電率異方性
を持つ液晶分子は基板2a,2bに垂直に近づくような
傾斜した配列になる。このように、液晶分子は基板2
a,2bに対して分子軸方向が変化すると共に実効的な
屈折率異方性は変化するので、リタデーションRが変化
する。このことにより、電界によって液晶層7の複屈折
率が変化し、光のP偏光成分とS偏光成分との比を制御
できるので、電界の印加により偏光ビームスプリッタ1
5を透過する光の強度が変化し、スクリーン17上に像
が投写されることとなる。
a,3b間に電界を印加していくと、正の誘電率異方性
を持つ液晶分子は基板2a,2bに垂直に近づくような
傾斜した配列になる。このように、液晶分子は基板2
a,2bに対して分子軸方向が変化すると共に実効的な
屈折率異方性は変化するので、リタデーションRが変化
する。このことにより、電界によって液晶層7の複屈折
率が変化し、光のP偏光成分とS偏光成分との比を制御
できるので、電界の印加により偏光ビームスプリッタ1
5を透過する光の強度が変化し、スクリーン17上に像
が投写されることとなる。
【0010】上述した従来の光変調素子10の一例の条
件を表1に示す。
件を表1に示す。
【表1】
【0011】表1に示す条件の従来の光変調素子10に
電界を印加した際の光学特性を図6に示す。図6におい
て、横軸は印加電圧、縦軸は入射光量(図4中の偏光ビ
ームスプリッタ15に入射する光)と出射光量(図4中
の偏光ビームスプリッタ15を出射する光)との比であ
る出射光量/入射光量を示している。この図6に示す例
では、相対光透過率が1%及び99%に対応する印加電
圧V1 (=1.893)及びV99(=2.028)の範
囲で動作させる。
電界を印加した際の光学特性を図6に示す。図6におい
て、横軸は印加電圧、縦軸は入射光量(図4中の偏光ビ
ームスプリッタ15に入射する光)と出射光量(図4中
の偏光ビームスプリッタ15を出射する光)との比であ
る出射光量/入射光量を示している。この図6に示す例
では、相対光透過率が1%及び99%に対応する印加電
圧V1 (=1.893)及びV99(=2.028)の範
囲で動作させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、光変調
素子10に電界を印加すると、液晶層7の液晶分子は基
板2a,2bとのなす角を増大してある傾斜に達する
が、電界の印加により相対光透過率が最小になる透過光
強度T0 は、図6に示すように、0.0481と大き
く、即ち、書込み光が照射されないときにいわゆる黒浮
きの現象が起こってしまう。この原因は、液晶分子が水
平配向で液晶分子軸と45度で光を入射するとき、実用
範囲では液晶への電界の印加が小さいので、リタデーシ
ョンの値が大きい部分の範囲を用いることにある。相対
光透過率が最大になる透過光強度T100は0.4701
であるので、コントラスト比CRはT100 /T0 より
9.8程度であり、コントラスト比が小さいという問題
点があった。また、相対光透過率が1%及び99%に対
応する印加電圧V1 及びV99を用いて閾(しきい)値特
性の鋭さγは、γ=V99/V1 のように定義して使用さ
れる。図6に示すように、V1 =1.893、V99=
2.028より、γ=1.071程度であり、入射され
る書込み光11による光導電層4の内部インピーダンス
の変化量が小さいと、印加電圧の変化量も小さいため
に、コントラスト比を大きくできないという問題点があ
った。
素子10に電界を印加すると、液晶層7の液晶分子は基
板2a,2bとのなす角を増大してある傾斜に達する
が、電界の印加により相対光透過率が最小になる透過光
強度T0 は、図6に示すように、0.0481と大き
く、即ち、書込み光が照射されないときにいわゆる黒浮
きの現象が起こってしまう。この原因は、液晶分子が水
平配向で液晶分子軸と45度で光を入射するとき、実用
範囲では液晶への電界の印加が小さいので、リタデーシ
ョンの値が大きい部分の範囲を用いることにある。相対
光透過率が最大になる透過光強度T100は0.4701
であるので、コントラスト比CRはT100 /T0 より
9.8程度であり、コントラスト比が小さいという問題
点があった。また、相対光透過率が1%及び99%に対
応する印加電圧V1 及びV99を用いて閾(しきい)値特
性の鋭さγは、γ=V99/V1 のように定義して使用さ
れる。図6に示すように、V1 =1.893、V99=
2.028より、γ=1.071程度であり、入射され
る書込み光11による光導電層4の内部インピーダンス
の変化量が小さいと、印加電圧の変化量も小さいため
に、コントラスト比を大きくできないという問題点があ
った。
【0013】そこで本発明はこのような問題点に鑑み、
従来の光変調素子とは異なった素子構成をとることによ
って電圧を印加した際の透過光強度を極めて小さくで
き、さらに閾値特性が鋭く、コントラスト比の大きな極
めて優れた電気光学特性を有する光変調素子を提供する
ことを目的とする。
従来の光変調素子とは異なった素子構成をとることによ
って電圧を印加した際の透過光強度を極めて小さくで
き、さらに閾値特性が鋭く、コントラスト比の大きな極
めて優れた電気光学特性を有する光変調素子を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、液晶分子の配向状態を書
込み光によって遷移させることにより画像を書込み、こ
の書込まれた画像を読出し光により投写させる光変調素
子において、第1の透明基板上に第1の透明電極と第1
の液晶配向層とを順次積層し、第2の透明基板上に第2
の透明電極と光導電層と光反射層と第2の液晶配向層と
を順次積層し、前記第1及び第2の液晶配向層間に液晶
層を挟装させ、さらに、前記第1の透明基板の外側に位
相板を設けてなり、前記液晶層は、液晶分子を一様に初
期配列させたときに前記第1及び第2の液晶配向層上の
液晶分子のティルト角が0〜10度の範囲内にあるもの
であり、前記位相板は、入射される前記読出し光の波長
をλ(μm)としたとき、前記液晶層の厚さd(μm)
と屈折率異方性Δnとの積Δn・dに対して、その位相
差の絶対値が(λ/2)μm以上(Δn・d−λ/2)
μm以下の範囲に設定されていることを特徴とする光変
調素子を提供するものである。
の技術の課題を解決するため、液晶分子の配向状態を書
込み光によって遷移させることにより画像を書込み、こ
の書込まれた画像を読出し光により投写させる光変調素
子において、第1の透明基板上に第1の透明電極と第1
の液晶配向層とを順次積層し、第2の透明基板上に第2
の透明電極と光導電層と光反射層と第2の液晶配向層と
を順次積層し、前記第1及び第2の液晶配向層間に液晶
層を挟装させ、さらに、前記第1の透明基板の外側に位
相板を設けてなり、前記液晶層は、液晶分子を一様に初
期配列させたときに前記第1及び第2の液晶配向層上の
液晶分子のティルト角が0〜10度の範囲内にあるもの
であり、前記位相板は、入射される前記読出し光の波長
をλ(μm)としたとき、前記液晶層の厚さd(μm)
と屈折率異方性Δnとの積Δn・dに対して、その位相
差の絶対値が(λ/2)μm以上(Δn・d−λ/2)
μm以下の範囲に設定されていることを特徴とする光変
調素子を提供するものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の光変調素子について、添付図
面を参照して説明する。図1は本発明の光変調素子の一
実施例の構造を示す図、図2は本発明の光変調素子にお
ける印加電圧と出射光量/入射光量との関係を示す図、
図3は本発明の光変調素子の作用を説明するための印加
電圧とリタデーションとの関係を示す図である。なお、
図1において、図5と同一部分には同一符号が付してあ
る。
面を参照して説明する。図1は本発明の光変調素子の一
実施例の構造を示す図、図2は本発明の光変調素子にお
ける印加電圧と出射光量/入射光量との関係を示す図、
図3は本発明の光変調素子の作用を説明するための印加
電圧とリタデーションとの関係を示す図である。なお、
図1において、図5と同一部分には同一符号が付してあ
る。
【0016】本発明の光変調素子1は従来の光変調素子
10と構造が異なり、基板2aの外側、読出し光12の
入射側に位相板9を備えている。本発明の光変調素子1
は、図1に示すように、透明な基板2a,2bが略均等
な間隔で平行に対向しており、この基板2aの基板2b
に対向する側には透明電極3aが、基板2bの基板2a
に対向する側には透明電極3bが設けられている。そし
て、この透明電極3b上には、書込み光11の光強度で
比抵抗が変化する光導電層4が積層形成され、さらに、
光導電層4上には光反射層5が積層形成されている。ま
た、透明電極3a上には液晶配向層6aが、光反射層5
上には液晶配向層6bが積層して設けられている。この
ように、基板2aには透明電極3a,液晶分子配向層6
aが積層して設けられ、基板2bには透明電極3b,光
導電層4,光反射層5,液晶配向層6bが積層して設け
られ、これら基板2a,2bの間には液晶層7が挟装さ
れている。なお、8a及び8bは上記と同様、基板2
a,2bの間に所定間隔を保って液晶を封入させるため
のスペーサである。さらに、基板2aの外側、読出し光
12の入射側に位相板9が積層して、あるいは間隙を有
して設けられている。
10と構造が異なり、基板2aの外側、読出し光12の
入射側に位相板9を備えている。本発明の光変調素子1
は、図1に示すように、透明な基板2a,2bが略均等
な間隔で平行に対向しており、この基板2aの基板2b
に対向する側には透明電極3aが、基板2bの基板2a
に対向する側には透明電極3bが設けられている。そし
て、この透明電極3b上には、書込み光11の光強度で
比抵抗が変化する光導電層4が積層形成され、さらに、
光導電層4上には光反射層5が積層形成されている。ま
た、透明電極3a上には液晶配向層6aが、光反射層5
上には液晶配向層6bが積層して設けられている。この
ように、基板2aには透明電極3a,液晶分子配向層6
aが積層して設けられ、基板2bには透明電極3b,光
導電層4,光反射層5,液晶配向層6bが積層して設け
られ、これら基板2a,2bの間には液晶層7が挟装さ
れている。なお、8a及び8bは上記と同様、基板2
a,2bの間に所定間隔を保って液晶を封入させるため
のスペーサである。さらに、基板2aの外側、読出し光
12の入射側に位相板9が積層して、あるいは間隙を有
して設けられている。
【0017】ここで、基板2a,2bは本実施例では例
えば透明なガラス板を用いているが、透明な樹脂板を用
いることもできる。また、透明電極3a,3bは、一般
に酸化インジウム膜または酸化スズ膜等で形成する。透
明電極3b上に形成される光導電層4は、非晶質水素化
シリコン,セレン化カドミウム(CdSe),硫化鉛
(PbS)等の各種の光導電物質を単独に、または複合
化して用いることができる。光導電層4上に積層される
光反射層5は硫化亜鉛(ZnS):フッ化マグネシウム
(MgF2 )多層膜,酸化ケイ素(SiO):二酸化ケ
イ素(SiO2 )多層膜等の誘電体多層膜を用いる。
えば透明なガラス板を用いているが、透明な樹脂板を用
いることもできる。また、透明電極3a,3bは、一般
に酸化インジウム膜または酸化スズ膜等で形成する。透
明電極3b上に形成される光導電層4は、非晶質水素化
シリコン,セレン化カドミウム(CdSe),硫化鉛
(PbS)等の各種の光導電物質を単独に、または複合
化して用いることができる。光導電層4上に積層される
光反射層5は硫化亜鉛(ZnS):フッ化マグネシウム
(MgF2 )多層膜,酸化ケイ素(SiO):二酸化ケ
イ素(SiO2 )多層膜等の誘電体多層膜を用いる。
【0018】さらに、液晶配向層6a,6bは、これま
でに知られている液晶表示素子の液晶配向層を用いるこ
とができ、どのような液晶分子をどのように配列させる
かにより適宜選択して用いればよく、本実施例では液晶
分子が水平配列になるポリイミド,ポリアミドやポリビ
ニル等の高分子膜を用いて形成している。液晶層7の液
晶材料は、正の誘電率異方性を有するネマティック液晶
を用いる。これは、フッソ系,シッフ系,アゾ系,アゾ
キシ系,エステル系,ビフェニル系,ターフェニル系,
シクロヘキサン系,ピリミジン系,ジオキサン系等の各
種の液晶物質を単独に、または混合して用いることがで
きる。
でに知られている液晶表示素子の液晶配向層を用いるこ
とができ、どのような液晶分子をどのように配列させる
かにより適宜選択して用いればよく、本実施例では液晶
分子が水平配列になるポリイミド,ポリアミドやポリビ
ニル等の高分子膜を用いて形成している。液晶層7の液
晶材料は、正の誘電率異方性を有するネマティック液晶
を用いる。これは、フッソ系,シッフ系,アゾ系,アゾ
キシ系,エステル系,ビフェニル系,ターフェニル系,
シクロヘキサン系,ピリミジン系,ジオキサン系等の各
種の液晶物質を単独に、または混合して用いることがで
きる。
【0019】また、基板2aの外側に積層して、あるい
は間隙を有して設けられた位相板9は、その回転角(遅
相軸方向,減速軸方向とも言う)が読出し光12が入射
する基板2a側の液晶分子配向層6a上の液晶分子の軸
方向に対して90度程度をなすようになされている。こ
の位相板9には、例えば液晶層を用いることができ、本
実施例では液晶層7に用いる液晶材料を使用する。そし
て、透明な1対の基板上に液晶配向層を形成し、これら
の間に液晶層を挟装して構成する。この場合、位相板9
に用いる液晶層の液晶分子長(短)軸方向が位相板9の
回転角になる。
は間隙を有して設けられた位相板9は、その回転角(遅
相軸方向,減速軸方向とも言う)が読出し光12が入射
する基板2a側の液晶分子配向層6a上の液晶分子の軸
方向に対して90度程度をなすようになされている。こ
の位相板9には、例えば液晶層を用いることができ、本
実施例では液晶層7に用いる液晶材料を使用する。そし
て、透明な1対の基板上に液晶配向層を形成し、これら
の間に液晶層を挟装して構成する。この場合、位相板9
に用いる液晶層の液晶分子長(短)軸方向が位相板9の
回転角になる。
【0020】このような位相板9を備えた本発明の光変
調素子1による作用を図3を用いて説明する。液晶層7
のリタデーション(位相遅れ)をRLC、位相板9のリタ
デーションをRrとすると、回転角が90度のとき、一
方のリタデーションを正とすると他方のリタデーション
が負に働き、これらの和Rは図3に示すようになる。従
って、従来、即ち位相板9を備えない光変調素子10で
はリタデーションRLCに示すようにリタデーションの値
が大きい部分の範囲を用いなければならなかったが、本
発明の光変調素子1では、実用範囲でリタデーションR
=0となる点を含んでリタデーションの値が小さい部分
の範囲を用いることができる。
調素子1による作用を図3を用いて説明する。液晶層7
のリタデーション(位相遅れ)をRLC、位相板9のリタ
デーションをRrとすると、回転角が90度のとき、一
方のリタデーションを正とすると他方のリタデーション
が負に働き、これらの和Rは図3に示すようになる。従
って、従来、即ち位相板9を備えない光変調素子10で
はリタデーションRLCに示すようにリタデーションの値
が大きい部分の範囲を用いなければならなかったが、本
発明の光変調素子1では、実用範囲でリタデーションR
=0となる点を含んでリタデーションの値が小さい部分
の範囲を用いることができる。
【0021】リタデーションの和Rが読出し光12の波
長λ(μm)に対して1/2の整数倍、即ち、 R=(RLC+Rr)/λ=m/2 となるとき往復で読出し光12の波長λの整数(m)倍
となり、読出し光12の反射光は入射直線偏光と同じ直
線偏光で反射するので暗状態となる。また、特に、リタ
デーションの和Rが電圧の印加により0になる点では、
読出し光12の波長λによらず、反射光は暗状態となる
ことが分かる。
長λ(μm)に対して1/2の整数倍、即ち、 R=(RLC+Rr)/λ=m/2 となるとき往復で読出し光12の波長λの整数(m)倍
となり、読出し光12の反射光は入射直線偏光と同じ直
線偏光で反射するので暗状態となる。また、特に、リタ
デーションの和Rが電圧の印加により0になる点では、
読出し光12の波長λによらず、反射光は暗状態となる
ことが分かる。
【0022】一方、リタデーションの和Rがλ/4の奇
数倍、即ち、 R=(RLC+Rr)/λ=(2m+1)/4 となるとき往復で読出し光12のλ/2の奇数倍とな
り、反射光は入射直線偏光に対し直交偏光になり明状態
となる。
数倍、即ち、 R=(RLC+Rr)/λ=(2m+1)/4 となるとき往復で読出し光12のλ/2の奇数倍とな
り、反射光は入射直線偏光に対し直交偏光になり明状態
となる。
【0023】さらに、液晶層7と位相板9との関係につ
いて考える。液晶層7のリタデーションRLCは液晶層7
の厚さd(μm)と屈折率異方性Δnとの積Δn・dで
表される。位相板9により完全な位相差を持たせるため
の条件は、 λ/2≦Rr であり、また、液晶層7及び位相板9により完全な位相
差を持たせるためには、リタデーションの和R=RLC+
Rr=Δn・d+Rrが、 λ/2≦Δn・d+Rr であることが必要である。従って、位相板9のリタデー
ションRrの絶対値|Rr|は λ/2≦|Rr|≦Δn・d−λ/2 の範囲で設定することが必要である。
いて考える。液晶層7のリタデーションRLCは液晶層7
の厚さd(μm)と屈折率異方性Δnとの積Δn・dで
表される。位相板9により完全な位相差を持たせるため
の条件は、 λ/2≦Rr であり、また、液晶層7及び位相板9により完全な位相
差を持たせるためには、リタデーションの和R=RLC+
Rr=Δn・d+Rrが、 λ/2≦Δn・d+Rr であることが必要である。従って、位相板9のリタデー
ションRrの絶対値|Rr|は λ/2≦|Rr|≦Δn・d−λ/2 の範囲で設定することが必要である。
【0024】このような位相板9を備えた本発明の光変
調素子1は、図4に示すような投写型表示装置の画像作
成要素として利用される。この投写型表示装置において
は、例えばCRT画面から発せられる光を書込み光11
として光変調素子1に入射し画像を書き込む。一方、光
源13より発せられた光はコンデンサレンズ14により
平行光とされた後、偏光ビームスプリッタ15を介して
光変調素子1に照射される。光変調素子1の光反射層5
で反射される空間変調された光は偏光ビームスプリッタ
15を透過し、投写レンズ16を介してスクリーン17
上に結像する。
調素子1は、図4に示すような投写型表示装置の画像作
成要素として利用される。この投写型表示装置において
は、例えばCRT画面から発せられる光を書込み光11
として光変調素子1に入射し画像を書き込む。一方、光
源13より発せられた光はコンデンサレンズ14により
平行光とされた後、偏光ビームスプリッタ15を介して
光変調素子1に照射される。光変調素子1の光反射層5
で反射される空間変調された光は偏光ビームスプリッタ
15を透過し、投写レンズ16を介してスクリーン17
上に結像する。
【0025】ここで、光変調素子1と読出し光源13と
の間の偏光ビームスプリッタ15の偏光軸を位相板9の
回転角と45度になるように配置すると、偏光ビームス
プリッタ15で直線偏光された入射光は、位相板9を通
過することにより偏光を受け、入射光は液晶層7を通過
し、光反射層5により反射して再び液晶層7を通過した
後、円偏光は位相板9を再び通過することにより直線偏
光に変換され、偏光ビームスプリッタ15で透過光強度
Jが最低になるようになされている。
の間の偏光ビームスプリッタ15の偏光軸を位相板9の
回転角と45度になるように配置すると、偏光ビームス
プリッタ15で直線偏光された入射光は、位相板9を通
過することにより偏光を受け、入射光は液晶層7を通過
し、光反射層5により反射して再び液晶層7を通過した
後、円偏光は位相板9を再び通過することにより直線偏
光に変換され、偏光ビームスプリッタ15で透過光強度
Jが最低になるようになされている。
【0026】さらに、本発明の光変調素子1の動作につ
いて説明する。図1において、透明電極3a,3b間に
は図示せぬ外部電源が接続され、最適に設定された交流
駆動電圧が印加される。ここで、書込み側から書込み光
11が照射されていない状態での光導電層4の内部イン
ピーダンスは液晶層7のそれよりも十分大きい値に設定
してあるので、駆動電圧は主に光導電層4に印加される
ことになる。そして、書込み光11が照射され、その書
込み光11によって光導電層4上に像を描くときには、
光導電層4の内部インピーダンスが像の濃淡に応じて局
部的に低下するため、その低下部分に隣接する液晶層7
には透明電極3a,3b間の駆動電圧が像の濃淡に応じ
て空間変調されて印加され、液晶層7における印加され
る電圧が増大した部分の液晶分子は配列状態を変える。
いて説明する。図1において、透明電極3a,3b間に
は図示せぬ外部電源が接続され、最適に設定された交流
駆動電圧が印加される。ここで、書込み側から書込み光
11が照射されていない状態での光導電層4の内部イン
ピーダンスは液晶層7のそれよりも十分大きい値に設定
してあるので、駆動電圧は主に光導電層4に印加される
ことになる。そして、書込み光11が照射され、その書
込み光11によって光導電層4上に像を描くときには、
光導電層4の内部インピーダンスが像の濃淡に応じて局
部的に低下するため、その低下部分に隣接する液晶層7
には透明電極3a,3b間の駆動電圧が像の濃淡に応じ
て空間変調されて印加され、液晶層7における印加され
る電圧が増大した部分の液晶分子は配列状態を変える。
【0027】印加される電圧が増大すると、正の誘電率
異方性を有する液晶分子の長軸方向は、基板2a,2b
に垂直に近付くような傾斜した配列となる。このような
状態での光変調素子1は、液晶分子の軸方向が変化する
と共に実効的な屈折率異方性は変化するので複屈折率は
変化し、位相板9とのリタデーションの和で出射する光
の直線偏光は、ある角度を有する偏光となり、偏光ビー
ムスプリッタ15を透過する光が得られるようになる。
異方性を有する液晶分子の長軸方向は、基板2a,2b
に垂直に近付くような傾斜した配列となる。このような
状態での光変調素子1は、液晶分子の軸方向が変化する
と共に実効的な屈折率異方性は変化するので複屈折率は
変化し、位相板9とのリタデーションの和で出射する光
の直線偏光は、ある角度を有する偏光となり、偏光ビー
ムスプリッタ15を透過する光が得られるようになる。
【0028】そして、この光変調素子1は、入射される
書込み光11による光導電層4の内部インピーダンスの
変化に対応して液晶層7の液晶分子の配列状態が可逆的
に遷移することを利用しているため、書込み光11が照
射されなくなれば自動的に初期の配向状態に戻ることか
ら、蓄積された像は時間遅れを伴って消去される。
書込み光11による光導電層4の内部インピーダンスの
変化に対応して液晶層7の液晶分子の配列状態が可逆的
に遷移することを利用しているため、書込み光11が照
射されなくなれば自動的に初期の配向状態に戻ることか
ら、蓄積された像は時間遅れを伴って消去される。
【0029】表1には従来の光変調素子10の一例の条
件と併せて、本発明の光変調素子1の一例の条件を示し
ている。そして、表1に示す条件の本発明の光変調素子
1に電界を印加した際の光学特性を図2に示す。図2は
図6と同様、横軸は印加電圧、縦軸は縦軸は出射光量/
入射光量である。この図2より、相対光透過率が極大,
極小に対応する透過率は、T100 =0.4975、T0
=0.0041より、コントラスト比CR=121程度
であり、本発明の光変調素子1は著しく急峻な閾値特性
を有している。さらに、相対光透過率が1%及び99%
に対応する印加電圧V99及びV1 を用いた閾値特性の鋭
さγは、V1 =1.903、V99=2.027より、γ
=1.065程度であり、本発明の光変調素子1は著し
く急峻な閾値特性を有していることが分かる。
件と併せて、本発明の光変調素子1の一例の条件を示し
ている。そして、表1に示す条件の本発明の光変調素子
1に電界を印加した際の光学特性を図2に示す。図2は
図6と同様、横軸は印加電圧、縦軸は縦軸は出射光量/
入射光量である。この図2より、相対光透過率が極大,
極小に対応する透過率は、T100 =0.4975、T0
=0.0041より、コントラスト比CR=121程度
であり、本発明の光変調素子1は著しく急峻な閾値特性
を有している。さらに、相対光透過率が1%及び99%
に対応する印加電圧V99及びV1 を用いた閾値特性の鋭
さγは、V1 =1.903、V99=2.027より、γ
=1.065程度であり、本発明の光変調素子1は著し
く急峻な閾値特性を有していることが分かる。
【0030】以上説明した本実施例では、位相板9を液
晶層7に用いる液晶材料によって構成しているが、これ
に限定されることはなく、水晶,雲母等の天然材料やポ
リカーボネイト等の高分子材料を用いてもよい。本発明
では位相板9を備えることによって、読出し光の波長に
依存する光の漏れが少ない黒表示が実現でき、黒純度を
上げることを可能にする。なお、本発明の光変調素子1
は本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施態様を種
々適宜に変更可能である。
晶層7に用いる液晶材料によって構成しているが、これ
に限定されることはなく、水晶,雲母等の天然材料やポ
リカーボネイト等の高分子材料を用いてもよい。本発明
では位相板9を備えることによって、読出し光の波長に
依存する光の漏れが少ない黒表示が実現でき、黒純度を
上げることを可能にする。なお、本発明の光変調素子1
は本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施態様を種
々適宜に変更可能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の光
変調素子は、第1の透明基板上に第1の透明電極と第1
の液晶配向層とを順次積層し、第2の透明基板上に第2
の透明電極と光導電層と光反射層と第2の液晶配向層と
を順次積層し、第1及び第2の液晶配向層間に液晶層を
挟装させ、さらに、第1の透明基板の外側に位相板を設
けて構成し、液晶層として、液晶分子を一様に初期配列
させたときに第1及び第2の液晶配向層上の液晶分子の
ティルト角が0〜10度の範囲内にあるものを用い、ま
た、位相板として、入射される読出し光の波長をλ(μ
m)としたとき、液晶層の厚さd(μm)と屈折率異方
性Δnとの積Δn・dに対して、その位相差の絶対値が
(λ/2)μm以上(Δn・d−λ/2)μm以下の範
囲に設定されているものを用いたので、書込み画像が黒
の場合には読出し光の反射光が極めて小さくなり、コン
トラスト比の著しく向上した画像を安定して得ることで
きる。さらに、優れた閾値特性を有し、これにより光導
電層の内部インピーダンスの変化量が小さくてもよいの
で、光導電層の形成が容易になるという特長も有する。
変調素子は、第1の透明基板上に第1の透明電極と第1
の液晶配向層とを順次積層し、第2の透明基板上に第2
の透明電極と光導電層と光反射層と第2の液晶配向層と
を順次積層し、第1及び第2の液晶配向層間に液晶層を
挟装させ、さらに、第1の透明基板の外側に位相板を設
けて構成し、液晶層として、液晶分子を一様に初期配列
させたときに第1及び第2の液晶配向層上の液晶分子の
ティルト角が0〜10度の範囲内にあるものを用い、ま
た、位相板として、入射される読出し光の波長をλ(μ
m)としたとき、液晶層の厚さd(μm)と屈折率異方
性Δnとの積Δn・dに対して、その位相差の絶対値が
(λ/2)μm以上(Δn・d−λ/2)μm以下の範
囲に設定されているものを用いたので、書込み画像が黒
の場合には読出し光の反射光が極めて小さくなり、コン
トラスト比の著しく向上した画像を安定して得ることで
きる。さらに、優れた閾値特性を有し、これにより光導
電層の内部インピーダンスの変化量が小さくてもよいの
で、光導電層の形成が容易になるという特長も有する。
【図1】本発明の光変調素子の一実施例の構造を示す図
である。
である。
【図2】本発明の光変調素子における印加電圧と出射光
量/入射光量との関係を示す図である。
量/入射光量との関係を示す図である。
【図3】本発明の光変調素子の作用を説明するための印
加電圧とリタデーションとの関係を示す図である。
加電圧とリタデーションとの関係を示す図である。
【図4】光変調素子を用いた投写型表示装置の原理図で
ある。
ある。
【図5】従来の光変調素子の一例の構造を示す図であ
る。
る。
【図6】従来の光変調素子における印加電圧と出射光量
/入射光量との関係を示す図である。
/入射光量との関係を示す図である。
1,10 光変調素子 2a,2b 基板 3a,3b 透明電極 4 光導電層 5 光反射層 6a,6b 液晶配向層 7 液晶層 8a,8b スペーサ 9 位相板 11 書込み光 12 読出し光
Claims (1)
- 【請求項1】液晶分子の配向状態を書込み光によって遷
移させることにより画像を書込み、この書込まれた画像
を読出し光により投写させる光変調素子において、 第1の透明基板上に第1の透明電極と第1の液晶配向層
とを順次積層し、 第2の透明基板上に第2の透明電極と光導電層と光反射
層と第2の液晶配向層とを順次積層し、 前記第1及び第2の液晶配向層間に液晶層を挟装させ、 さらに、前記第1の透明基板の外側に位相板を設けてな
り、 前記液晶層は、液晶分子を一様に初期配列させたときに
前記第1及び第2の液晶配向層上の液晶分子のティルト
角が0〜10度の範囲内にあるものであり、 前記位相板は、入射される前記読出し光の波長をλ(μ
m)としたとき、前記液晶層の厚さd(μm)と屈折率
異方性Δnとの積Δn・dに対して、その位相差の絶対
値が(λ/2)μm以上(Δn・d−λ/2)μm以下
の範囲に設定されていることを特徴とする光変調素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5256490A JPH0792487A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 光変調素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5256490A JPH0792487A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 光変調素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0792487A true JPH0792487A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17293368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5256490A Pending JPH0792487A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 光変調素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0792487A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160045573A (ko) | 2014-10-17 | 2016-04-27 | 히오끼 덴끼 가부시끼가이샤 | 전압 검출 장치 |
| CN107728341A (zh) * | 2016-08-10 | 2018-02-23 | 三星电子株式会社 | 使用相变材料的光学调制器及包括其的三维图像获取设备 |
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1993
- 1993-09-20 JP JP5256490A patent/JPH0792487A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160045573A (ko) | 2014-10-17 | 2016-04-27 | 히오끼 덴끼 가부시끼가이샤 | 전압 검출 장치 |
| CN107728341A (zh) * | 2016-08-10 | 2018-02-23 | 三星电子株式会社 | 使用相变材料的光学调制器及包括其的三维图像获取设备 |
| CN107728341B (zh) * | 2016-08-10 | 2022-06-28 | 三星电子株式会社 | 使用相变材料的光学调制器及包括其的三维图像获取设备 |
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