JPH0793170A - 通信バッファ管理装置 - Google Patents
通信バッファ管理装置Info
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- JPH0793170A JPH0793170A JP5241392A JP24139293A JPH0793170A JP H0793170 A JPH0793170 A JP H0793170A JP 5241392 A JP5241392 A JP 5241392A JP 24139293 A JP24139293 A JP 24139293A JP H0793170 A JPH0793170 A JP H0793170A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 同時に処理を要求する複数の通信リンクに対
し公平な通信サービスを与え、バッファフルによる一時
受信停止後にも受信を再開し、更に通信制御システムの
不具合によるバッファ管理障害の検出が容易な通信バッ
ファ管理装置を得る。 【構成】 利用可能な残存バッファ量を記憶するバッフ
ァ残存量テーブルと、残存バッファ量から各タスク毎に
割りつけられるタスク使用バッファ量を記憶するタスク
使用バッファ量テーブルとを備え、残存バッファ量が所
定の下限値より小さくなるかまたはタスクで使用するバ
ッファ量が別の設定上限値よりも大きくなると上記残存
バッファの使用を停止して要求元のタスクに通知し、残
存バッファ量が所定の下限値より大きくなりかつ各タス
クで使用するバッファ量が別の設定上限値よりも小さく
なると、残存バッファの使用を再開するようにした。
し公平な通信サービスを与え、バッファフルによる一時
受信停止後にも受信を再開し、更に通信制御システムの
不具合によるバッファ管理障害の検出が容易な通信バッ
ファ管理装置を得る。 【構成】 利用可能な残存バッファ量を記憶するバッフ
ァ残存量テーブルと、残存バッファ量から各タスク毎に
割りつけられるタスク使用バッファ量を記憶するタスク
使用バッファ量テーブルとを備え、残存バッファ量が所
定の下限値より小さくなるかまたはタスクで使用するバ
ッファ量が別の設定上限値よりも大きくなると上記残存
バッファの使用を停止して要求元のタスクに通知し、残
存バッファ量が所定の下限値より大きくなりかつ各タス
クで使用するバッファ量が別の設定上限値よりも小さく
なると、残存バッファの使用を再開するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通信制御システムで
の共通バッファの公平で有効な使用と利用性の向上に関
するものである。
の共通バッファの公平で有効な使用と利用性の向上に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】通信バッファの有効利用に関連する従来
技術は以下に述べるものがある。例えば、特開平04−
15842では共に詳細な処理は不明であるが、バッフ
ァプールの使用量監視、及びバッファの枯渇予測に関す
る技術が述べられている。即ち、使用量監視と枯渇予測
をシステム全体と通信リンク単位で行ない、枯渇発生が
予測された場合にはシステム外部への枯渇警告通知、及
び枯渇履歴の採取を行なった後に自動的にシステムのリ
セット/再起動(IPL)を行なっている。また、特開
平05−28037ではバッファ獲得/解放が行なわれ
る度に逐次その履歴を記録領域に記録し、記録領域が一
杯になったら記録を外部記憶装置に書き出させ、この外
部記憶装置に書き出された履歴を参照することで通信制
御システムのバッファ使用状況を監視する。特開昭62
−216060ではバッファの一部にバッファ獲得要求
元及び解放要求元の情報をセットしておき、障害発生時
に各バッファに係わった処理の情報を素早く得られるよ
うにしている。
技術は以下に述べるものがある。例えば、特開平04−
15842では共に詳細な処理は不明であるが、バッフ
ァプールの使用量監視、及びバッファの枯渇予測に関す
る技術が述べられている。即ち、使用量監視と枯渇予測
をシステム全体と通信リンク単位で行ない、枯渇発生が
予測された場合にはシステム外部への枯渇警告通知、及
び枯渇履歴の採取を行なった後に自動的にシステムのリ
セット/再起動(IPL)を行なっている。また、特開
平05−28037ではバッファ獲得/解放が行なわれ
る度に逐次その履歴を記録領域に記録し、記録領域が一
杯になったら記録を外部記憶装置に書き出させ、この外
部記憶装置に書き出された履歴を参照することで通信制
御システムのバッファ使用状況を監視する。特開昭62
−216060ではバッファの一部にバッファ獲得要求
元及び解放要求元の情報をセットしておき、障害発生時
に各バッファに係わった処理の情報を素早く得られるよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は上記のよ
うな目的と構成であり、バッファ枯渇発生時に通信制御
システムが自動的に停止/初期化/再起動されてしまう
システムでは通信業務は全て強制的に中断/異常終了さ
せられてしまう。また、特開平05−28037ではバ
ッファの使用状況が通信制御システム外部に記録される
だけであり、バッファが枯渇した際の制御については特
に決めていない。更に、特開昭62−216060では
バッファ獲得/解放要求元に関する情報は個々のバッフ
ァに記録されるが、バッファ処理に関する障害の発生を
即座に検出することはできないという課題があった。
うな目的と構成であり、バッファ枯渇発生時に通信制御
システムが自動的に停止/初期化/再起動されてしまう
システムでは通信業務は全て強制的に中断/異常終了さ
せられてしまう。また、特開平05−28037ではバ
ッファの使用状況が通信制御システム外部に記録される
だけであり、バッファが枯渇した際の制御については特
に決めていない。更に、特開昭62−216060では
バッファ獲得/解放要求元に関する情報は個々のバッフ
ァに記録されるが、バッファ処理に関する障害の発生を
即座に検出することはできないという課題があった。
【0004】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、通信制御システムのメモリ資源
を有効に使用するために、通信制御システムにおいて使
用するバッファの総量を有限の大きさ以下に保つように
常に制御する。また、複数の通信リンクを同時に扱う場
合、単一の通信リンクが一度に大量のバッファを使用し
て他の通信リンクを圧迫することがないよう、つまり各
通信リンクに提供するデータ伝送サービスを公平にする
ように単一の通信リンクが一度に確保できるバッファ量
を一定の大きさ以下に抑えることを目的とする。更に、
バッファの空き状況に応じて通信リンク毎の通信データ
受信処理の一時停止/再開を制御して通信処理業務を継
続できるようにすることを目的とする。この他に、バッ
ファ処理に障害が発生した場合に即座にその障害を検出
し、通信制御システムの不具合を解析できる様にするこ
とも目的とする。
ためになされたもので、通信制御システムのメモリ資源
を有効に使用するために、通信制御システムにおいて使
用するバッファの総量を有限の大きさ以下に保つように
常に制御する。また、複数の通信リンクを同時に扱う場
合、単一の通信リンクが一度に大量のバッファを使用し
て他の通信リンクを圧迫することがないよう、つまり各
通信リンクに提供するデータ伝送サービスを公平にする
ように単一の通信リンクが一度に確保できるバッファ量
を一定の大きさ以下に抑えることを目的とする。更に、
バッファの空き状況に応じて通信リンク毎の通信データ
受信処理の一時停止/再開を制御して通信処理業務を継
続できるようにすることを目的とする。この他に、バッ
ファ処理に障害が発生した場合に即座にその障害を検出
し、通信制御システムの不具合を解析できる様にするこ
とも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる通信バ
ッファ管理装置は、利用可能な残存バッファ量を記憶す
るバッファ残存量テーブルと、この残存バッファ量から
各タスク毎に割りつけられるタスク使用バッファ量を記
憶するタスク使用バッファ量テーブルとを備え、残存バ
ッファ量が所定の下限値より小さくなるかまたはタスク
で使用するバッファ量が別の設定上限値よりも大きくな
ると上記残存バッファの使用を停止して要求元のタスク
に通知し、上記残存バッファ量が所定の下限値より大き
くなりかつ各タスクで使用するバッファ量が別の設定上
限値よりも小さくなると、残存バッファの使用を再開す
るようにした。また請求項2の通信バッファ管理装置
は、請求項1の装置に更に、各タスクには処理優先度を
設定し、タスク使用バッファ量テーブルは優先度も含め
て記憶し、残存バッファの使用を停止または再開する際
に優先度も参照して決定するようにした。
ッファ管理装置は、利用可能な残存バッファ量を記憶す
るバッファ残存量テーブルと、この残存バッファ量から
各タスク毎に割りつけられるタスク使用バッファ量を記
憶するタスク使用バッファ量テーブルとを備え、残存バ
ッファ量が所定の下限値より小さくなるかまたはタスク
で使用するバッファ量が別の設定上限値よりも大きくな
ると上記残存バッファの使用を停止して要求元のタスク
に通知し、上記残存バッファ量が所定の下限値より大き
くなりかつ各タスクで使用するバッファ量が別の設定上
限値よりも小さくなると、残存バッファの使用を再開す
るようにした。また請求項2の通信バッファ管理装置
は、請求項1の装置に更に、各タスクには処理優先度を
設定し、タスク使用バッファ量テーブルは優先度も含め
て記憶し、残存バッファの使用を停止または再開する際
に優先度も参照して決定するようにした。
【0006】請求項3の通信バッファ管理装置は、請求
項1の装置に更に、各タスクが使用するバッファには使
用バッファサイズとタスクリンク情報とを記載し、また
各バッファの割りつけ・解放を行うバッファ管理モジュ
ールを備え、残存バッファの使用が停止された場合は対
応タスクのリンク情報を蓄積するキュー・バッファをも
備え、残存バッファの使用/停止/再開はバッファ管理
モジュールとキュー・バッファを用いて行うようにし
た。また請求項4の通信バッファ管理装置は、各バッフ
ァの割りつけ・解放を行いまたバッファ解放時の処理を
行う解放処理ルーチンを持つバッファ管理モジュールを
備え、各タスクが使用するバッファには、当該使用バッ
ファを解放する上記解放処理ルーチンのアドレスを記憶
するようにした。
項1の装置に更に、各タスクが使用するバッファには使
用バッファサイズとタスクリンク情報とを記載し、また
各バッファの割りつけ・解放を行うバッファ管理モジュ
ールを備え、残存バッファの使用が停止された場合は対
応タスクのリンク情報を蓄積するキュー・バッファをも
備え、残存バッファの使用/停止/再開はバッファ管理
モジュールとキュー・バッファを用いて行うようにし
た。また請求項4の通信バッファ管理装置は、各バッフ
ァの割りつけ・解放を行いまたバッファ解放時の処理を
行う解放処理ルーチンを持つバッファ管理モジュールを
備え、各タスクが使用するバッファには、当該使用バッ
ファを解放する上記解放処理ルーチンのアドレスを記憶
するようにした。
【0007】
【作用】この発明における通信バッファ管理装置は、残
存バッファの量が相対的に所定の値よりも小さくなる
と、残存バッファの割り付けを要求したタスクにバッフ
ァの使用停止を通知し、残存バッファ量が相対的に所定
値より大きくなると、バッファを割り付けて使用を再開
する。請求項2の装置は、バッファの割り付けまたは再
開に際して各タスクの優先度も参照される。請求項3の
装置は、バッファの管理・割り付けはバッファ管理モジ
ュールが行い、各タスクのバッファの使用/停止はキュ
ー・バッファに蓄積されて管理・実行される。請求項4
の装置は、各タスクが使用するバッファには解放処理ル
ーチンのアドレスが記憶され、従って例えばバッファ管
理が不正になった場合には、処理停止時の履歴が保持さ
れる。
存バッファの量が相対的に所定の値よりも小さくなる
と、残存バッファの割り付けを要求したタスクにバッフ
ァの使用停止を通知し、残存バッファ量が相対的に所定
値より大きくなると、バッファを割り付けて使用を再開
する。請求項2の装置は、バッファの割り付けまたは再
開に際して各タスクの優先度も参照される。請求項3の
装置は、バッファの管理・割り付けはバッファ管理モジ
ュールが行い、各タスクのバッファの使用/停止はキュ
ー・バッファに蓄積されて管理・実行される。請求項4
の装置は、各タスクが使用するバッファには解放処理ル
ーチンのアドレスが記憶され、従って例えばバッファ管
理が不正になった場合には、処理停止時の履歴が保持さ
れる。
【0008】
実施例1.一般のデータ処理用のバッファ・メモリの分
割管理にいわゆるオペレーティング・システムがタスク
間の負荷調整をしてきめ細かく管理しているのに対し、
通信制御用のバッファの管理に関しては共通の通信バッ
ファの管理までは見られなかったのが現状である。そこ
で受信処理に必要なバッファ量を把握し、バッファ管理
手段にあるテーブル部分を用意して、これらの数値から
バッファ管理手段が簡便にバッファ使用を平等化する。
本発明の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明
の一実施例である通信バッファ管理装置を含む通信制御
装置の構成を示す図である。図において、1は通信バッ
ファ全体、2は通信バッファ全体1から切り出されてタ
スク毎に使用されるバッファ、3はディスパッチャ、4
は通信制御システム外部からの通信データを入力する通
信リンクである。5は各通信リンク毎に存在し、通信リ
ンクから通信データを読み込む受信タスク、6は受信タ
スク毎に存在する使用バッファ量を記したTCB(タス
ク制御ブロック)である。7は処理が可能なタスクのT
CBを保持するREADYキュー、8はバッファの割り
付け解放と、受信タスクの起動スケジューリング処理を
担当するバッファ管理モジュール、9はバッファ管理モ
ジュール中のバッファ獲得処理ルーチン、10はバッフ
ァ管理モジュールが管理する通信バッファ残存領域の大
きさを記したBCB(バッファ制御ブロック)、11は
バッファ管理モジュール中のバッファ解放処理ルーチン
である。12はプロトコル処理タスクで、13は個別S
USPENDEDキュー、14は全体SUSPENDE
Dキュー、15は通信リンク毎に存在し、通信リンクへ
通信データを書き出す送信タスク、16は通信制御シス
テムから通信データを外部へ出力する通信リンクであ
る。
割管理にいわゆるオペレーティング・システムがタスク
間の負荷調整をしてきめ細かく管理しているのに対し、
通信制御用のバッファの管理に関しては共通の通信バッ
ファの管理までは見られなかったのが現状である。そこ
で受信処理に必要なバッファ量を把握し、バッファ管理
手段にあるテーブル部分を用意して、これらの数値から
バッファ管理手段が簡便にバッファ使用を平等化する。
本発明の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明
の一実施例である通信バッファ管理装置を含む通信制御
装置の構成を示す図である。図において、1は通信バッ
ファ全体、2は通信バッファ全体1から切り出されてタ
スク毎に使用されるバッファ、3はディスパッチャ、4
は通信制御システム外部からの通信データを入力する通
信リンクである。5は各通信リンク毎に存在し、通信リ
ンクから通信データを読み込む受信タスク、6は受信タ
スク毎に存在する使用バッファ量を記したTCB(タス
ク制御ブロック)である。7は処理が可能なタスクのT
CBを保持するREADYキュー、8はバッファの割り
付け解放と、受信タスクの起動スケジューリング処理を
担当するバッファ管理モジュール、9はバッファ管理モ
ジュール中のバッファ獲得処理ルーチン、10はバッフ
ァ管理モジュールが管理する通信バッファ残存領域の大
きさを記したBCB(バッファ制御ブロック)、11は
バッファ管理モジュール中のバッファ解放処理ルーチン
である。12はプロトコル処理タスクで、13は個別S
USPENDEDキュー、14は全体SUSPENDE
Dキュー、15は通信リンク毎に存在し、通信リンクへ
通信データを書き出す送信タスク、16は通信制御シス
テムから通信データを外部へ出力する通信リンクであ
る。
【0009】図2は各バッファ2の構造を示した図であ
る。図において、2−aはバッファサイズ記録領域、2
−bはTCBアドレス記録領域、2−cはバッファ解放
処理ルーチンアドレス記録領域、2−dは通信データ保
持領域である。図3は各受信タスクが使用するタスク使
用バッファ量を記憶するTCB6の構造を示した図であ
り、図において、6−aはタスク使用バッファ量記憶テ
ーブルである。図4は利用可能な残存バッファ量を記憶
するBCB10の構造を示した図であり、図において、
10−aはシステム全体の通信バッファ残存量記憶テー
ブルである。また、図5はディパッチャの処理を示すフ
ローチャート図、図6は受信タスクの処理を示すフロー
チャート図、図7はバッファ獲得処理ルーチンの処理を
示すフローチャート図、図8はバッファ解放処理ルーチ
ンの処理を示すフローチャート図である。
る。図において、2−aはバッファサイズ記録領域、2
−bはTCBアドレス記録領域、2−cはバッファ解放
処理ルーチンアドレス記録領域、2−dは通信データ保
持領域である。図3は各受信タスクが使用するタスク使
用バッファ量を記憶するTCB6の構造を示した図であ
り、図において、6−aはタスク使用バッファ量記憶テ
ーブルである。図4は利用可能な残存バッファ量を記憶
するBCB10の構造を示した図であり、図において、
10−aはシステム全体の通信バッファ残存量記憶テー
ブルである。また、図5はディパッチャの処理を示すフ
ローチャート図、図6は受信タスクの処理を示すフロー
チャート図、図7はバッファ獲得処理ルーチンの処理を
示すフローチャート図、図8はバッファ解放処理ルーチ
ンの処理を示すフローチャート図である。
【0010】本実施例では、各バッファ2の割り付け・
解放を行うバッファ管理モジュールを別に設けた例を説
明する。更に、バッファ使用停止時のSUSPENDE
Dキュー13、14も設けた例である。通信バッファ1
とバッファ2の使用状況の監視と制御は以下の様にして
行なう。ディスパッチャ3は、図5で示すように受信用
通信リンク4の監視を行なうが、個々の通信リンク4に
対応して存在する受信タスク5は、ステップ3−aで受
信データが到着するまで休止状態にある。通信リンク4
上に受信データが到着すると、ステップ3−bでディス
パッチャ3は当該通信リンク4に対応づけられた受信タ
スク5のTCB6をREADYキュー7に入れる。次に
ディスパッチャ3は、ステップ3−cでREADYキュ
ー7の先頭から一つづつTCB6を取りだし、対応する
受信タスク5に実行を開始させる。この処理は、ステッ
プ3−dとしてREADYキュー7が空になるまで続け
られる。受信処理の結果、ステップ3−eでシステム外
部からシステム停止が指示された場合は終了処理の後シ
ステムは停止する。さもなくば、ディスパッチャ3は再
び受信データの到着を待つ。
解放を行うバッファ管理モジュールを別に設けた例を説
明する。更に、バッファ使用停止時のSUSPENDE
Dキュー13、14も設けた例である。通信バッファ1
とバッファ2の使用状況の監視と制御は以下の様にして
行なう。ディスパッチャ3は、図5で示すように受信用
通信リンク4の監視を行なうが、個々の通信リンク4に
対応して存在する受信タスク5は、ステップ3−aで受
信データが到着するまで休止状態にある。通信リンク4
上に受信データが到着すると、ステップ3−bでディス
パッチャ3は当該通信リンク4に対応づけられた受信タ
スク5のTCB6をREADYキュー7に入れる。次に
ディスパッチャ3は、ステップ3−cでREADYキュ
ー7の先頭から一つづつTCB6を取りだし、対応する
受信タスク5に実行を開始させる。この処理は、ステッ
プ3−dとしてREADYキュー7が空になるまで続け
られる。受信処理の結果、ステップ3−eでシステム外
部からシステム停止が指示された場合は終了処理の後シ
ステムは停止する。さもなくば、ディスパッチャ3は再
び受信データの到着を待つ。
【0011】ディスパッチャ3に実行権を譲渡された受
信タスク5は、図6で受信データを通信リンク4から読
み込んだ後保持するメモリ領域としてバッファ2を使用
するため、ステップ5−aで必要なバッファ2のサイズ
を計算し、バッファ管理モジュール8にステップ5−b
でバッファ獲得を要求する。図7において、バッファ管
理モジュール8のバッファ獲得処理ルーチン9では、ま
ず、ステップ8−aで要求を出した受信タスク5のTC
B6を調べ、また、ステップ8−bとしてその時点での
当該受信タスク5のタスク使用バッファ量6−aと、新
たに要求されたバッファ2の大きさを加えた値が、各通
信リンク4毎に決められている使用上限値を超えるかど
うかを調べる。超える場合にはステップ8−cでバッフ
ァ2を割り付けず、通信リンク4毎のバッファ枯渇状態
発生を要求元である受信タスク5に通知する。また、こ
の上限値を超えない場合、ステップ8−dでBCB10
にある通信バッファ1全体の残存バッファ領域の大きさ
10−aを計算する。そしてステップ8−eで新たに要
求されたバッファ2の大きさを引いた値が予め決められ
ている総バッファ残量下限値よりも小さくなるかどうか
を調べる。この下限値を下回る場合、ステップ8−fで
バッファ2を割り付けず、システム全体のバッファ枯渇
状態発生を要求元である受信タスク5に通知する。
信タスク5は、図6で受信データを通信リンク4から読
み込んだ後保持するメモリ領域としてバッファ2を使用
するため、ステップ5−aで必要なバッファ2のサイズ
を計算し、バッファ管理モジュール8にステップ5−b
でバッファ獲得を要求する。図7において、バッファ管
理モジュール8のバッファ獲得処理ルーチン9では、ま
ず、ステップ8−aで要求を出した受信タスク5のTC
B6を調べ、また、ステップ8−bとしてその時点での
当該受信タスク5のタスク使用バッファ量6−aと、新
たに要求されたバッファ2の大きさを加えた値が、各通
信リンク4毎に決められている使用上限値を超えるかど
うかを調べる。超える場合にはステップ8−cでバッフ
ァ2を割り付けず、通信リンク4毎のバッファ枯渇状態
発生を要求元である受信タスク5に通知する。また、こ
の上限値を超えない場合、ステップ8−dでBCB10
にある通信バッファ1全体の残存バッファ領域の大きさ
10−aを計算する。そしてステップ8−eで新たに要
求されたバッファ2の大きさを引いた値が予め決められ
ている総バッファ残量下限値よりも小さくなるかどうか
を調べる。この下限値を下回る場合、ステップ8−fで
バッファ2を割り付けず、システム全体のバッファ枯渇
状態発生を要求元である受信タスク5に通知する。
【0012】これらの何れの場合にも該当しない場合、
ステップ8−gでバッファ獲得処理ルーチン9は通信バ
ッファ全体1の未使用メモリ領域から必要な大きさのメ
モリ領域を切り出し割り付けてこれを一つのバッファ2
とし、当該バッファ2のヘッダ部分に当該バッファ2全
体の大きさ2−aと、当該バッファ2を獲得した受信タ
スク5のTCB6のアドレス2−bと、解放するための
バッファ解放処理ルーチン11のアドレス2−cを書き
込む。次に8−hで当該バッファ2を獲得した受信タス
ク5のTCB6に記録されている当該受信タスク5のタ
スク使用バッファ量6−aに、割り当てた当該バッファ
2の大きさ2−aを加えた値を新たな当該受信タスク使
用バッファ量6−aとしてTCB6に記録する。ステッ
プ8−iでBCB10に記録されている通信バッファ残
存量10−aから、割り当てた当該バッファ2の大きさ
2−aを引いた値を新たな通信バッファ残存量10−a
としてBCB10に記録する。
ステップ8−gでバッファ獲得処理ルーチン9は通信バ
ッファ全体1の未使用メモリ領域から必要な大きさのメ
モリ領域を切り出し割り付けてこれを一つのバッファ2
とし、当該バッファ2のヘッダ部分に当該バッファ2全
体の大きさ2−aと、当該バッファ2を獲得した受信タ
スク5のTCB6のアドレス2−bと、解放するための
バッファ解放処理ルーチン11のアドレス2−cを書き
込む。次に8−hで当該バッファ2を獲得した受信タス
ク5のTCB6に記録されている当該受信タスク5のタ
スク使用バッファ量6−aに、割り当てた当該バッファ
2の大きさ2−aを加えた値を新たな当該受信タスク使
用バッファ量6−aとしてTCB6に記録する。ステッ
プ8−iでBCB10に記録されている通信バッファ残
存量10−aから、割り当てた当該バッファ2の大きさ
2−aを引いた値を新たな通信バッファ残存量10−a
としてBCB10に記録する。
【0013】バッファ2の獲得に成功した受信タスク5
は、ステップ5−eでデータ受信処理を遂行し、これを
獲得したバッファ2に記録してプロトコル処理タスク1
2に渡した後、次の通信データを受信するため一時ディ
スパッチャ3に制御を戻す。バッファ2の獲得に失敗し
た受信タスク5は後の処理を停止し、ステップ5−fで
獲得の失敗原因が各通信リンク4毎のバッファ使用量超
過であれば自分に割り当てられたTCB6を個別SUS
PENDEDキュー13にキューイングする。また、シ
ステム全体の空きバッファ残量不足であれば、ステップ
5−gで全体SUSPENDEDキュー14にキューイ
ングする。この後受信タスク5は制御をディスパッチャ
3に返すが、受信タスク5は対応するTCB6が個別S
USPENDEDキュー13または全体SUSPEND
EDキュー14から取り出され、READYキュー7に
キューイングされるまでデイスパッチャ3から制御を渡
されない。この間、当該受信タスク5に対応する通信リ
ンク4に対する受信処理は行なわれないので、当該通信
リンク4からの通信データ流入は抑制される。
は、ステップ5−eでデータ受信処理を遂行し、これを
獲得したバッファ2に記録してプロトコル処理タスク1
2に渡した後、次の通信データを受信するため一時ディ
スパッチャ3に制御を戻す。バッファ2の獲得に失敗し
た受信タスク5は後の処理を停止し、ステップ5−fで
獲得の失敗原因が各通信リンク4毎のバッファ使用量超
過であれば自分に割り当てられたTCB6を個別SUS
PENDEDキュー13にキューイングする。また、シ
ステム全体の空きバッファ残量不足であれば、ステップ
5−gで全体SUSPENDEDキュー14にキューイ
ングする。この後受信タスク5は制御をディスパッチャ
3に返すが、受信タスク5は対応するTCB6が個別S
USPENDEDキュー13または全体SUSPEND
EDキュー14から取り出され、READYキュー7に
キューイングされるまでデイスパッチャ3から制御を渡
されない。この間、当該受信タスク5に対応する通信リ
ンク4に対する受信処理は行なわれないので、当該通信
リンク4からの通信データ流入は抑制される。
【0014】プロトコル処理タスク12に渡されたバッ
ファ2は必要なプロトコル処理の後、最終的には送信処
理タスク15に渡され、保持している通信データを送信
用通信リンク16を通して通信制御システム外部に送信
した後に不要となるか、或はプロトコル処理上の理由で
プロトコル処理タスク12に於て不要となる。これらの
タスクは不要になったバッファ2を解放するためにバッ
ファ管理モジュール8に引き渡す。
ファ2は必要なプロトコル処理の後、最終的には送信処
理タスク15に渡され、保持している通信データを送信
用通信リンク16を通して通信制御システム外部に送信
した後に不要となるか、或はプロトコル処理上の理由で
プロトコル処理タスク12に於て不要となる。これらの
タスクは不要になったバッファ2を解放するためにバッ
ファ管理モジュール8に引き渡す。
【0015】バッファ管理モジュール8のバッファ解放
処理ルーチン11では図8のステップ11−aで解放さ
れるバッファ2を通信バッファ全体1に戻して再使用可
能にする。同時に当該バッファヘッダに記録されている
当該バッファ2全体の大きさと、当該バッファ2を獲得
した受信タスク5のTCB6アドレスに基づき、上記T
CB6に記録されている受信タスク5の使用バッファ量
6−aから当該バッファ2の大きさ2−aを引いた値を
新たな受信タスク5の使用バッファ量6−aとしてTC
B6に記録する。この結果、ステップ11−bでTCB
6に記録された当該受信タスク5の使用バッファ量6−
aが予め各通信リンク4毎に決められている使用上限値
を下回り、かつその時点で当該受信タスク5に対応する
TCB6が個別SUSPENDEDキュー13にキュー
イングされているかを判定する。もしそうであれば、ス
テップ11−cで当該TCB6を個別SUSPENDE
Dキュー13から取りだし、READYキュー7にエン
キューし直す。次にステップ11−dでBCB10に記
録されている通信バッファ全体の残存バッファの大きさ
10−aに当該バッファ2の大きさ2−aを加えた値を
新たな通信バッファ全体1の残り空きバッファ領域の大
きさ10−aとしてBCB10に記録する。ステップ1
1−eでBCB10に記録されている通信バッファ1全
体の残存バッファの大きさ10−aが予め決められてい
る総バッファ残量上限値を超え、かつその時点で全体S
USPENDEDキュー14にキューイングされている
TCB6が存在するかを判定する。もしそうであれば、
ステップ11−fでこれらのTCB6を全体SUSPE
NDEDキュー14から取りだし、READYキュー7
にエンキューし直す。
処理ルーチン11では図8のステップ11−aで解放さ
れるバッファ2を通信バッファ全体1に戻して再使用可
能にする。同時に当該バッファヘッダに記録されている
当該バッファ2全体の大きさと、当該バッファ2を獲得
した受信タスク5のTCB6アドレスに基づき、上記T
CB6に記録されている受信タスク5の使用バッファ量
6−aから当該バッファ2の大きさ2−aを引いた値を
新たな受信タスク5の使用バッファ量6−aとしてTC
B6に記録する。この結果、ステップ11−bでTCB
6に記録された当該受信タスク5の使用バッファ量6−
aが予め各通信リンク4毎に決められている使用上限値
を下回り、かつその時点で当該受信タスク5に対応する
TCB6が個別SUSPENDEDキュー13にキュー
イングされているかを判定する。もしそうであれば、ス
テップ11−cで当該TCB6を個別SUSPENDE
Dキュー13から取りだし、READYキュー7にエン
キューし直す。次にステップ11−dでBCB10に記
録されている通信バッファ全体の残存バッファの大きさ
10−aに当該バッファ2の大きさ2−aを加えた値を
新たな通信バッファ全体1の残り空きバッファ領域の大
きさ10−aとしてBCB10に記録する。ステップ1
1−eでBCB10に記録されている通信バッファ1全
体の残存バッファの大きさ10−aが予め決められてい
る総バッファ残量上限値を超え、かつその時点で全体S
USPENDEDキュー14にキューイングされている
TCB6が存在するかを判定する。もしそうであれば、
ステップ11−fでこれらのTCB6を全体SUSPE
NDEDキュー14から取りだし、READYキュー7
にエンキューし直す。
【0016】この後、プロトコル処理タスク12、或は
送信処理タスク15における処理終了に伴い制御がディ
スパッチャ3に戻されると、図5のステップ3−dでデ
ィスパッチャ3は再度READYキュー7を調べ、ステ
ップ3−cでキューイングされているTCB6があれば
一つづつ取り出して逐次制御を渡し受信処理を再開させ
る。このようにして、通信制御システムのバッファ使用
状況を設定上限及び下限値と比較して監視してバッファ
の割り付け使用・停止・再開をするので、通信処理自体
は継続ができる。通信制御のデータは一般のデータ処理
とは異なりデータの処理速度が遅く、また一定のフロー
制御が必要である。またデータの再送がシステムとして
認められているので、バッファ管理手段が入口の受信タ
スクでのデータの流入を抑えて一元的にバッファの使用
を制限しても何らさしつかえない。これらの事情が上記
構成を可能にした大きな理由である。
送信処理タスク15における処理終了に伴い制御がディ
スパッチャ3に戻されると、図5のステップ3−dでデ
ィスパッチャ3は再度READYキュー7を調べ、ステ
ップ3−cでキューイングされているTCB6があれば
一つづつ取り出して逐次制御を渡し受信処理を再開させ
る。このようにして、通信制御システムのバッファ使用
状況を設定上限及び下限値と比較して監視してバッファ
の割り付け使用・停止・再開をするので、通信処理自体
は継続ができる。通信制御のデータは一般のデータ処理
とは異なりデータの処理速度が遅く、また一定のフロー
制御が必要である。またデータの再送がシステムとして
認められているので、バッファ管理手段が入口の受信タ
スクでのデータの流入を抑えて一元的にバッファの使用
を制限しても何らさしつかえない。これらの事情が上記
構成を可能にした大きな理由である。
【0017】実施例2.実施例1では各受信タスクを平
等に扱っていた。本実施例ではこれに優先度を取り入
れ、例えば優先度1の受信タスクは無条件に共通の通信
バッファ1の残存バッファを割りつけられ、優先度2の
タスクは実施例1と同じ条件で残存バッファの割り付け
を受けるとする。この場合には図3のTCBには6−b
の処理優先度レベルの欄を設ける。その動作としては以
下のようになる。バッファ管理モジュール8は、図7の
ステップ8−bで使用量超過を調べる際、TCBの優先
度レベルを参照する。そして優先度レベル1であれば無
条件にNoとする。すなわち通信バッファ1が確保され
てしまう。これ以降の動作は実施例1と同様である。更
に優先度を複数に分け、一方、バッファ獲得処理ルーチ
ン9でも個別の使用量上限値と、全通信バッファ残存量
に対する設定下限値を対応して複数レベル設けるように
してもよい。
等に扱っていた。本実施例ではこれに優先度を取り入
れ、例えば優先度1の受信タスクは無条件に共通の通信
バッファ1の残存バッファを割りつけられ、優先度2の
タスクは実施例1と同じ条件で残存バッファの割り付け
を受けるとする。この場合には図3のTCBには6−b
の処理優先度レベルの欄を設ける。その動作としては以
下のようになる。バッファ管理モジュール8は、図7の
ステップ8−bで使用量超過を調べる際、TCBの優先
度レベルを参照する。そして優先度レベル1であれば無
条件にNoとする。すなわち通信バッファ1が確保され
てしまう。これ以降の動作は実施例1と同様である。更
に優先度を複数に分け、一方、バッファ獲得処理ルーチ
ン9でも個別の使用量上限値と、全通信バッファ残存量
に対する設定下限値を対応して複数レベル設けるように
してもよい。
【0018】実施例3.実施例1では通信バッファの割
り付けに過去の受信タスクが行った処理データは考慮さ
れていなかった。これを受信量が多い時にはそれぞれの
受付処理量を減らして受信サービスを平等にすることを
考える。すなわち図4のBCBに、10−bとして過去
一定時間の使用バッファ量の記録領域を設けておく。そ
の動作は以下のようになる。バッファ管理モジュール8
は、図7のステップ8−bで個別の使用量超過を調べる
際、及び8−eで通信バッファの残存量を調べる際、B
CBの過去の使用バッファ量10−bを参照してYes
−Noを決める。例えば受信が多い場合は受信が少ない
場合の1/2の上限値以下で個別の使用量が超過である
と判断する。また通信バッファ全体1の残存バッファ量
を調べるステップ8−eにおいても、受信が多い場合は
余裕のある内にREADYキューの処理ができるよう比
較基準の下限値を動かす。これらの動作が実施例1、実
施例2同様にオペレーティング・システムの助けなしに
実行できる。なおこの実施例は上記実施例2と組み合わ
せることも可能である。
り付けに過去の受信タスクが行った処理データは考慮さ
れていなかった。これを受信量が多い時にはそれぞれの
受付処理量を減らして受信サービスを平等にすることを
考える。すなわち図4のBCBに、10−bとして過去
一定時間の使用バッファ量の記録領域を設けておく。そ
の動作は以下のようになる。バッファ管理モジュール8
は、図7のステップ8−bで個別の使用量超過を調べる
際、及び8−eで通信バッファの残存量を調べる際、B
CBの過去の使用バッファ量10−bを参照してYes
−Noを決める。例えば受信が多い場合は受信が少ない
場合の1/2の上限値以下で個別の使用量が超過である
と判断する。また通信バッファ全体1の残存バッファ量
を調べるステップ8−eにおいても、受信が多い場合は
余裕のある内にREADYキューの処理ができるよう比
較基準の下限値を動かす。これらの動作が実施例1、実
施例2同様にオペレーティング・システムの助けなしに
実行できる。なおこの実施例は上記実施例2と組み合わ
せることも可能である。
【0019】実施例4.請求項4の発明の通信バッファ
管理装置の実施例を説明する。本実施例では、共通の通
信バッファ1からの各受信タスク対応のバッファ2の切
り出し割り付けに関連して、万一バッファ処理で不具合
が生じた場合に、解放処理ルーチンのアドレス不正によ
って処理が中断し、障害解析ができるようにしておく。
即ち、バッファ管理モジュール8はバッファ2獲得時に
は個々のバッファヘッダに当該バッファ2のバッファ解
放処理ルーチン11アドレスをセットする。このバッフ
ァ2を解放する際には解放するタスクがバッファヘッダ
からこの解放処理ルーチンアドレスを取りだしてこのバ
ッファ解放処理ルーチン11を呼び出す。解放処理ルー
チンアドレスの格納場所2−cは、各バッファ2の先頭
から固定のオフセットを足した部分にセットされること
になっているので、バッファ2のアドレスが決れば単純
計算によって求めることができる。
管理装置の実施例を説明する。本実施例では、共通の通
信バッファ1からの各受信タスク対応のバッファ2の切
り出し割り付けに関連して、万一バッファ処理で不具合
が生じた場合に、解放処理ルーチンのアドレス不正によ
って処理が中断し、障害解析ができるようにしておく。
即ち、バッファ管理モジュール8はバッファ2獲得時に
は個々のバッファヘッダに当該バッファ2のバッファ解
放処理ルーチン11アドレスをセットする。このバッフ
ァ2を解放する際には解放するタスクがバッファヘッダ
からこの解放処理ルーチンアドレスを取りだしてこのバ
ッファ解放処理ルーチン11を呼び出す。解放処理ルー
チンアドレスの格納場所2−cは、各バッファ2の先頭
から固定のオフセットを足した部分にセットされること
になっているので、バッファ2のアドレスが決れば単純
計算によって求めることができる。
【0020】動作は以下の通りである。解放しようとし
たバッファ2のアドレスが正しく、かつバッファ解放処
理ルーチン11のアドレスが破壊されずに保存されてい
た場合は、バッファ管理モジュール8のバッファ解放処
理ルーチン11によるバッファ解放処理が正常に行なわ
れて、バッファヘッダの内容は全て無効化(0にセッ
ト)される。通信制御システムの不具合により、各タス
クが解放しようとして指定するバッファ2のアドレスが
誤っていたり、バッファ2のアドレスは正しいがバッフ
ァ2の使用に誤りがあったためにバッファヘッダの内容
が破壊されていた場合、バッファ解放を行なおうとする
タスクが呼び出す解放処理ルーチン11のアドレスは不
正なアドレスをさす事になる。この結果、バッファ解放
処理ルーチン11呼び出しの瞬間に「マシン命令例
外」、「メモリ保護違反」、「アドレス例外」等の実行
違反が発生(これは既にプログラマブルな一般の計算機
において広く実用化されている技術を流用している)
し、通信制御システムの処理が中断される。このように
して不具合による障害発生が発生し、バッファ管理が不
正になった時点で即座に通信制御システムの処理が中断
される為、障害発生に至る経緯を知るための情報が失わ
れずに残り、不具合の原因を解析することが容易とな
る。
たバッファ2のアドレスが正しく、かつバッファ解放処
理ルーチン11のアドレスが破壊されずに保存されてい
た場合は、バッファ管理モジュール8のバッファ解放処
理ルーチン11によるバッファ解放処理が正常に行なわ
れて、バッファヘッダの内容は全て無効化(0にセッ
ト)される。通信制御システムの不具合により、各タス
クが解放しようとして指定するバッファ2のアドレスが
誤っていたり、バッファ2のアドレスは正しいがバッフ
ァ2の使用に誤りがあったためにバッファヘッダの内容
が破壊されていた場合、バッファ解放を行なおうとする
タスクが呼び出す解放処理ルーチン11のアドレスは不
正なアドレスをさす事になる。この結果、バッファ解放
処理ルーチン11呼び出しの瞬間に「マシン命令例
外」、「メモリ保護違反」、「アドレス例外」等の実行
違反が発生(これは既にプログラマブルな一般の計算機
において広く実用化されている技術を流用している)
し、通信制御システムの処理が中断される。このように
して不具合による障害発生が発生し、バッファ管理が不
正になった時点で即座に通信制御システムの処理が中断
される為、障害発生に至る経緯を知るための情報が失わ
れずに残り、不具合の原因を解析することが容易とな
る。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、バッフ
ァ残存量テーブルと、タスク使用バッファ量テーブルと
を備え、残存バッファ量が所定下限値以下か使用タスク
バッファ量が所定上限値以上でバッファの割り付けを停
止し、元に戻ると割り付けを再開するようにしたので、
通信リンクに対するサービスを公平にし、またたとえ一
時処理が停止されても、再開を容易にする効果がある。
請求項2の発明によれば、更にタスクの優先度に応じて
処理順序を変更でき、きめ細かいサービスが可能になる
効果がある。請求項3の発明によれば、バッファ管理モ
ジュールがバッファの割り付け・解放を行うので、サー
ビスの内容変更が容易で誤りが少ないという効果があ
る。請求項4の発明によれば、バッファ処理に不具合が
生じても、トレース結果から容易に内容を知ることがで
きる効果がある。
ァ残存量テーブルと、タスク使用バッファ量テーブルと
を備え、残存バッファ量が所定下限値以下か使用タスク
バッファ量が所定上限値以上でバッファの割り付けを停
止し、元に戻ると割り付けを再開するようにしたので、
通信リンクに対するサービスを公平にし、またたとえ一
時処理が停止されても、再開を容易にする効果がある。
請求項2の発明によれば、更にタスクの優先度に応じて
処理順序を変更でき、きめ細かいサービスが可能になる
効果がある。請求項3の発明によれば、バッファ管理モ
ジュールがバッファの割り付け・解放を行うので、サー
ビスの内容変更が容易で誤りが少ないという効果があ
る。請求項4の発明によれば、バッファ処理に不具合が
生じても、トレース結果から容易に内容を知ることがで
きる効果がある。
【図1】この発明の一実施例である通信バッファ管理装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例でのバッファの構造を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】この発明の一実施例でのタスク使用バッファ量
を記憶するTCBの構造を示すブロック図である。
を記憶するTCBの構造を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施例での利用可能な総残存バッ
ファ量を記憶するBCBの構造を示すブロック図であ
る。
ファ量を記憶するBCBの構造を示すブロック図であ
る。
【図5】この発明の一実施例におけるディスパッチャの
処理を示す流れ図である。
処理を示す流れ図である。
【図6】この発明の一実施例における受信タスクの処理
を示す流れ図である。
を示す流れ図である。
【図7】この発明の一実施例におけるバッファ獲得処理
ルーチンの処理を示す流れ図である。
ルーチンの処理を示す流れ図である。
【図8】この発明の一実施例におけるバッファ解放処理
ルーチンの処理を示す流れ図である。
ルーチンの処理を示す流れ図である。
1 通信バッファ 2 バッファ 2−c 解放処理ルーチンアドレス 3 ディスパッチャ 5 受信タスク 6 TCB 6−a タスク使用バッファ量テーブル 6−b 処理優先度レベルテーブル 7 READYキュー 8 バッファ管理モジュール 8−b タスク使用バッファ量と設定上限値との比較ス
テップ 8−e 通信バッファ残存量と設定下限値との比較ステ
ップ 9 バッファ獲得処理ルーチン 10 BCB 10−a 通信バッファ残存量テーブル 10−b 過去一定時間使用バッファ量テーブル 11 バッファ解放処理ルーチン 12 プロトコル処理タスク 13 個別SUSPENDEDキュー 14 全体SUSPENDEDキュー 15 送信処理タスク
テップ 8−e 通信バッファ残存量と設定下限値との比較ステ
ップ 9 バッファ獲得処理ルーチン 10 BCB 10−a 通信バッファ残存量テーブル 10−b 過去一定時間使用バッファ量テーブル 11 バッファ解放処理ルーチン 12 プロトコル処理タスク 13 個別SUSPENDEDキュー 14 全体SUSPENDEDキュー 15 送信処理タスク
Claims (4)
- 【請求項1】 利用可能な残存バッファ量を記憶するバ
ッファ残存量テーブルと、 上記残存バッファ量から各タスク毎に割りつけられるタ
スク使用バッファ量を記憶するタスク使用バッファ量テ
ーブルとを備え、 上記残存バッファ量が所定の下限値より小さくなるかま
たはタスクで使用するバッファ量が別の設定上限値より
も大きくなる場合は、上記残存バッファの使用を停止し
て要求元のタスクに通知し、上記残存バッファ量が所定
の下限値より大きくなりかつ各タスクで使用するバッフ
ァ量が別の設定上限値よりも小さくなると、残存バッフ
ァの使用を再開する通信バッファ管理装置。 - 【請求項2】 各タスクには処理優先度を設定し、タス
ク使用バッファ量テーブルは優先度も含めて記憶し、残
存バッファの使用を停止または再開する際に上記優先度
も参照して決定することを特徴とする請求項1記載の通
信バッファ管理装置。 - 【請求項3】 各タスクが使用するバッファには、使用
バッファサイズとタスクリンク情報とを記載し、また各
バッファの割りつけ・解放を行うバッファ管理モジュー
ルを備え、 残存バッファの使用が停止された場合は、対応タスクの
リンク情報を蓄積するキュー・バッファをも備え、残存
バッファの使用/停止/再開は上記バッファ管理モジュ
ールとキュー・バッファを用いて行うことを特徴とする
請求項1記載の通信バッファ管理装置。 - 【請求項4】 各バッファの割りつけ・解放を行い、ま
た上記バッファ解放時の処理を行う解放処理ルーチンを
持つバッファ管理モジュールを備え、 各タスクが使用するバッファには、当該使用バッファを
解放する上記解放処理ルーチンのアドレスを記憶するこ
とを特徴とする請求項1記載の通信バッファ管理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241392A JPH0793170A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 通信バッファ管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241392A JPH0793170A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 通信バッファ管理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0793170A true JPH0793170A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17073605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5241392A Pending JPH0793170A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 通信バッファ管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0793170A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6810457B2 (en) | 2000-07-05 | 2004-10-26 | Nec Corporation | Parallel processing system in which use efficiency of CPU is improved and parallel processing method for the same |
| JP2010134871A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、プログラムおよび情報処理装置の制御方法 |
| JP2015125525A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日本電気株式会社 | バッファを管理する情報処理装置、バッファ管理方法、及びそのためのプログラム |
| US9471374B2 (en) | 2010-05-12 | 2016-10-18 | International Business Machines Corporation | Request processing system, method and program product |
| CN115357183A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-11-18 | 深圳市朗宇芯科技有限公司 | 缓存数据防丢失方法、fifo存储器、计算机可读存储介质及计算机设备 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP5241392A patent/JPH0793170A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6810457B2 (en) | 2000-07-05 | 2004-10-26 | Nec Corporation | Parallel processing system in which use efficiency of CPU is improved and parallel processing method for the same |
| JP2010134871A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、プログラムおよび情報処理装置の制御方法 |
| US9471374B2 (en) | 2010-05-12 | 2016-10-18 | International Business Machines Corporation | Request processing system, method and program product |
| US9489235B2 (en) | 2010-05-12 | 2016-11-08 | International Business Machines Corporation | Request processing system, method and program product |
| JP2015125525A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日本電気株式会社 | バッファを管理する情報処理装置、バッファ管理方法、及びそのためのプログラム |
| CN115357183A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-11-18 | 深圳市朗宇芯科技有限公司 | 缓存数据防丢失方法、fifo存储器、计算机可读存储介质及计算机设备 |
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