JPH0793551A - 画像パターン認識処理装置 - Google Patents

画像パターン認識処理装置

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JPH0793551A
JPH0793551A JP24129693A JP24129693A JPH0793551A JP H0793551 A JPH0793551 A JP H0793551A JP 24129693 A JP24129693 A JP 24129693A JP 24129693 A JP24129693 A JP 24129693A JP H0793551 A JPH0793551 A JP H0793551A
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image pattern
pattern
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Koichi Arimura
浩一 有村
Norihiro Hagita
紀博 萩田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の数量が増加しても学習データの作成に
多くの人手を不要にする。 【構成】 画像パターン記憶回路1に記憶された画像パ
ターンは濃淡レベル補正回路2で濃淡レベルが設定され
た範囲に補正され、観測窓設定回路3で観測窓が設定さ
れたのち、マスク演算処理回路4で、予め設定されたマ
スクパターンとの間で演算が実行され、演算後の画像パ
ターンに対して認識処理回路6での画像空間フィルタを
作成し、画像パターンと画像空間フィルタとの相関値を
計算し、該相関値をもとに認識対象クラスに類似してい
ると分類された画像パターンに対して変換テーブルを作
成し、変換テーブルをもとに特徴ベクトルを作成し、該
特徴ベクトルから、認識対象クラス別に標準パターンを
作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2値または多値からな
る画像パターンを認識処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視覚ロボットや自動監視システム
では2値または多値画像から認識に有効だと思われる物
体の輪郭線や、物体のしめる領域を直線成分、曲線、記
号などを予め与えられた特徴抽出手法に基づいて認識す
る方法が知られている(たとえば、白井良明編:パター
ン理解、オーム社、1987年)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像認識処理装
置は認識対象に応じて予め与えられた特徴抽出手法に基
づいた認識方式が実行されていたため、1種類の認識方
式では認識対象の範囲が限られていた。たとえば、地図
などの多値画像認識に用いた特徴抽出手法を、ビデオカ
メラから撮った顔画像の認識や同定に用いることができ
なかった。また、大量の画像データから一部の認識対象
クラスだけを認識したい場合、たとえば、大量の顔画像
から目と口だけを認識するような場合、人手によって画
像の中から目と口の部分を切り出し、それらの学習デー
タから目や口の標準パターンを作成する方法が知られて
いる(たとえば、M. Turk and A.Pentland:Eigenfaces
forrecognition. Journal of Cognitive Neuroscienc
e, Vol.3, No.1, PP.71-86,1991)。この方式では、顔
画像の数量が増加すると人手で学習データを作成するこ
とはかなりの負担となり、利用者にとって不便な認識装
置になるという欠点がある。
【0004】以上説明したように、従来の画像認識処理
装置または方式では、利用者ごとに扱う認識対象が異な
る場合、特徴抽出手段をその都度に変更できる手段、あ
るいは、標準パターン作成にともない、各クラスの学習
データを効率よく作成する作業を自動化する有効な手段
がなかった。
【0005】本発明の目的は、入力画像に応じて画像の
形状特徴を自動的に獲得できるだけでなく、大量の画像
データから認識対象クラスの学習データを半自動的に作
成できる、適用範囲の広い画像パターン認識処理装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像パターン認
識処理装置は、画像パターンに対して濃淡レベルを予め
設定した範囲に補正する濃淡レベル補正手段と、該濃淡
レベル補正手段により濃淡レベルが補正された画像パタ
ーンに対して、1つ以上の観測窓を設定する観測窓設定
手段と、前記観測窓が設定された画像パターンと、予め
設定されたマスクパターンとの間で、マスク演算を実行
するマスク演算処理手段と、該マスク演算処理手段によ
って得られた画像パターンに対して、1つ以上の画像空
間フィルタを作成する画像空間フィルタ作成手段とを有
する。
【0007】前記マスク演算処理手段によって得られた
画像パターンに対して、前記画像空間フィルタによって
作成された画像空間フィルタとの相関値を計算し、該相
関値をもとに認識対象クラスに類似しているか否かを分
類する信号・雑音分類手段と、該信号・雑音分類手段に
よって認識対象クラスに類似すると分類された画像パタ
ーンに対して、各認識対象クラス別に特徴ベクトルのた
めの変換テーブルを作成する変換ーテーブル作成手段と
を有するものを含む。
【0008】前記信号・雑音分類手段によって認識対象
クラスに類似すると分類された画像パターンに対して、
前記変換テーブル手段が作成した変換テーブルを用いて
前記画像パターンに対する特徴ベクトルを作成する特徴
ベクトル作成手段と、該特徴ベクトル作成手段によって
得られた入力画像パターンの特徴ベクトルを利用して、
各認識対象クラスの標準パターンを作成する標準パター
ン作成手段とを有するものを含む。
【0009】前記特徴ベクトル作成手段によって得られ
た入力画像パターンの特徴ベクトルを利用して、前記各
認識対象クラスの標準パターンとの間で照合して、画像
パターンを分類する手段とを有するものを含む。
【0010】
【作用】入力画像の画像空間フィルタが作成されるの
で、認識対象クラスに類似した画像パターンか否かの選
択を高速で行なうことができる。
【0011】また、信号・雑音分類手段の分類結果か
ら、認識対象クラス別の特徴ベクトル作成に必要な変換
テーブルが作成されるので、ノイズに強い特徴抽出が多
くの人手を要せずにできる。
【0012】また、前記変換テーブルが作成され、特徴
ベクトル作成手段によって得られた入力画像パターンの
特徴ベクトルを利用して各認識対象クラスの標準パター
ンが作成されるので、ノイズに影響されずに多くの人手
を要せずに標準パターンを設計することができる。
【0013】さらに、前記変換テーブルが作成され、前
記入力画像パターンの特徴ベクトルを利用して、各クラ
スの標準パターンとの間で照合し、分類されるので、ノ
イズに強く、処理速度の速い画像パターンの認識処理が
多くの人手を要せずにできる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は本発明の画像パターン認識処理装置
の一実施例の構成ブロック図、図2は図1の認識処理回
路6の構成ブロック図、図3,4,5,6はそれぞれ図
1の画像パターン認識処理装置の処理のフローチャート
である。
【0016】この画像パターン認識処理装置は画像パタ
ーン記憶回路1と濃淡レベル補正回路2と観測窓設定回
路3とマスク演算処理回路4と画像入出力装置5と認識
処理回路6とから構成されている。
【0017】画像パターン記憶回路1は入力されたN×
Nメッシュの2値または多値からなる画像パターンを記
憶する。濃淡レベル補正回路2は画像パターン記憶回路
1から取り出したN×Nメッシュの2値または多値画像
パターンを入力し、画素の濃淡レベルを予め設定された
一定範囲に規準化する。観測窓設定回路3は濃淡レベル
補正回路2によって得られた画像パターンを入力し、位
置と大きさの異なる複数の観測窓をその画像パターンに
設定する。マスク演算処理回路4は観測窓設定回路3が
設定した画像パターンの各観測窓を入力し、予め設定さ
れているマスクパターンにより乗算等のマスク演算処理
を行う。画像入出力装置5は、後述する認識処理回路6
から出力される文字クラスや画像クラス番号、識別関数
値、分類結果の情報を入力し、該情報を表示し、また外
部からたとえば、キーボードやマウスなどによって画像
情報を入力し、表示するとともに、濃淡レベル補正回路
2に濃淡レベル補正に関する情報を、観測窓設定回路3
に観測窓設定に関する情報を、マスク演算処理回路4に
マスクパターンの情報を、信号・雑音分類回路8に相関
値に関する情報をそれぞれ適宜入力させる。
【0018】認識処理回路6は図2に示すように、画像
空間フィルタ作成回路7と信号・雑音分類回路8と画像
空間フィルタ記憶回路9と変換テーブル作成回路10と
変換テーブル記憶回路11と特徴ベクトル作成回路12
と標準パターン作成回路13と標準パターン記憶回路1
4と照合処理回路15で構成されている。ここで、画像
空間フィルタ作成回路7はマスク演算処理回路4で得ら
れた画像パターンを入力し、画像空間フィルタを作成
し、この画像空間フィルタを画像空間フィルタ記憶回路
9に記憶させる。信号・雑音分類回路8は、マスク演算
処理回路4から得られる画像パターンを入力し、画像空
間フィルタ記憶回路9の1つ以上の画像フィルタと照合
して、相関値を求め、その相関値をもとに認識クラスに
類似する画像パターンか否かを分類し、分類結果とその
画像パターンを変換テーブル作成回路10に送る。
【0019】変換テーブル作成回路10は、信号・雑音
分類回路8の分類結果とその分類結果に該当する画像パ
ターンを入力し、認識クラスの特徴ベクトルを作成す
る。変換テーブル記憶回路11は変換テーブル作成回路
10の出力である特徴ベクトルに関する変換テーブルを
記憶する。特徴ベクトル作成回路12は、信号・雑音分
類回路8の分類結果とその分類結果に該当する画像パタ
ーンを入力し、変換テーブル記憶回路11に記憶されて
いる変換テーブルの1つ以上の項目と照合して、画像パ
ターンの属性情報を変換テーブル照合値(複数でも可
能)へ変換する。標準パターン作成回路13は、各認識
クラスの特徴ベクトルをもとに標準パターンを作成し、
標準パターン記憶回路14に記憶させる。照合処理回路
15は、特徴ベクトル作成回路12の出力である特徴ベ
クトルを入力し、標準パターン記憶回路13に記憶され
た各クラスの標準パターンと公知の識別関数で照合し、
分類結果を画像入出力装置5に出力する。
【0020】以下、画像パターン認識処理装置の処理を
図3,4,5,6を参照して説明する。
【0021】図3は画像空間フィルタを作成する際のフ
ロー、図4,5は変換テーブルを作成する際のフロー、
図6は、原画像より切り出した画像パターンのうち、画
像空間フィルタをもちいた分類処理により信号部分に分
類された画像パターンの特徴ベクトルを変換テーブルか
ら計算し、特徴ベクトルで画像パターンを認識、分類す
る際のフローを示している。
【0022】この画像パターン認識処理装置は、画像空
間フィルタを作成する処理では、図3に示すように、ま
ず、処理対象となる原画像I(x,y)を入力する(ス
テップ102)。そして、この原画像I(x,y)の濃
淡レベルを補正して、濃淡レベル補正画像F(x,y)
を作成する(ステップ103)。濃淡レベル補正画像F
(x,y)から画像パターンを切り出すために、観測窓
数を設定する(ステップ104)。画像パターンの切り
出しに先立ち、観測窓の位置、大きさなどの切り出しパ
ラメータを設定する(ステップ105)。そして、この
切り出しパラメータに基づき、濃淡レベル補正画像F
(x,y)から画像パターンを切り出し(ステップ10
6)、大きさなどを正規化した正規化画像パターンIW
(x,y)を作成する(ステップ107)。この正規化
画像パターンIW (x,y)に対して、たとえば2次元
ガウス関数g(x,y)をマスクパターンとマスク演算
処理を行う(ステップ108)。マスク演算処理した画
像パターンIS (x,y)の枚数が、あらかじめステッ
プ104にて設定した観測窓数に達した場合、濃淡レベ
ル補正画像F(x,y)に対する処理を終了し、新規の
原画像を入力する(ステップ109)。切り出しパラメ
ータにしたがい、1枚以上の原画像からマスク演算処理
した画像パターンIS (x,y)を作成するまでの一連
の処理が終了した後に(ステップ110)、マスク演算
処理した画像パターンIS (x,y)から共分散行列V
を求め、共分散行列Vの固定値λj と、λj に対応した
固有ベクトルΦj (j=1,2,・・・・,n)を求める
(ステップ112)。そして、この固有ベクトルΦj
(j=1,2・・・、n)を画像空間フィルタとして記
憶し、画像空間フィルタ作成処理を終了する(ステップ
113)。
【0023】次に、変換テーブルを作成する処理は、図
4,5に示すように、はじめに、処理対象となる原画像
I(x,y)を入力する(ステップ202)。ついで、
この原画像I(x,y)の濃淡レベルを補正して、濃淡
レベル補正画像F(x,y)を作成する(ステップ20
3)。この濃淡レベル補正画像F(x,y)から画像パ
ターンを切り出すために、観測窓の枚数を設定する(ス
テップ204)。濃淡レベル補正画像F(x,y)から
の画像パターンの切り出しに先立ち、観測窓の位置、大
きさなどの切り出し計画を作成する(ステップ20
5)。そして、この切り出しパラメータに基づき、濃淡
レベル補正画像F(x,y)から画像パターンを切り出
し(ステップ206)、大きさなどを正規化した正規化
画像パターンIW (x,y)を作成する(ステップ20
7)。この正規化画像パターンIW (x,y)に対し
て、たとえば2次元ガウス関数g(x,y)をマスクパ
ターンとしたマスク演算処理を行い1枚の画像パターン
S (x,y)の切り出し処理を終了する(ステップ2
08)。ついで、この画像パターンIS (x,y)と固
有ベクトルΦj (j=1,2,・・・・,n)との相関値S
j (j=1,2,・・・・,n)を計算する(ステップ20
9)。この相関値Sj (j=1,2,・・・・,n)をあら
かじめ設定したしきい値θj (j=1,2,・・・・,n)
との判定結果により、画像パターンIS (x,y)を信
号部分もしくは識別対象クラス外のいずれかに分類する
(ステップ210)。この分類処理で、たとえば、相関
値Sj がしきい値θj よりも大きいために、画像パター
ンIS (x,y)が識別対象クラス外に分類された場合
には一連の切り出し処理を繰り返し(ステップ21
0)、画像パターンIS (x,y)が識別対象クラスに
分類された場合には、交換テーブル作成処理の対象と画
像パターンIS (x,y)を記憶する(ステップ21
1)。濃淡レベル補正画像F(x,y)からの画像パタ
ーンIS (x,y)の切り出しの回数をあらかじめ設定
した回数に達するまで、ステップ204へもどり、画像
パターンIS (x,y)を切り出すための上記切り出し
処理を繰り返す(ステップ212)。切り出し回数が設
定数に達した場合、濃淡レベル補正画像F(x,y)に
対する処理を終了し、次の原画像を入力する(ステップ
213)。切り出しパラメータにしたがい、1枚以上の
濃淡レベル補正画像F(x,y)からの画像パターン切
り出し終了した後に(ステップ213)、収集した画像
パターンI S (x,y)から共分散行列Wを求める。次
に、共分散行列Wの固定値γj (j=1,2,・・・・,
n)と、γj に対応した固有ベクトルΨj =(ψ1j,ψ
2j,・・・・,ψmj,・・・・,ψnjT を求める(ステップ2
14)。この中の1個以上のm個の固有ベクトルΨj
(m≦n)を特徴ベクトルとして変換テーブルに記憶す
る(ステップ215)。
【0024】次に、原画像から切り出した1枚の画像パ
ターンのうち、分類処理により信号部分に分類された画
像パターンの特徴ベクトルを変換テーブルから計算し、
この特徴ベクトルで画像パターンを認識、分類する処理
は図6に示すように、最初に、処理対象となる原画像I
(x,y)を入力する(ステップ302)。ついで、こ
の原画像I(x,y)の濃淡レベルを補正して、濃淡レ
ベル補正画像F(x,y)を作成する(ステップ30
3)。濃淡レベル補正画像F(x,y)からの画像パタ
ーンの切り出しに先立ち、観測窓の位置、大きさなどの
切り出しパラメータを設定する(ステップ304)。こ
の切り出しパラメータに基づき、濃淡レベル補正画像F
(x,y)から画像パターンの切り出し(ステップ30
5)、大きさなどを正規化した正規化画像パターンIW
(x,y)を作成する(ステップ306)。この正規化
画像パターンIW (x,y)に対して、たとえば2次元
ガウス関数g(x,y)をマスクパターンとしたマスク
演算処理を行ない、1枚の画像パターンIS (x,y)
の切り出し処理を終了する(ステップ307)。つい
で、画像パターンIS (x,y)と固有ベクトルΦj
(j=1,2,・・・・,n)との相関値Sj (j=1,
2,・・・・,n)を計算する(ステップ308)。この相
関値Sj (j=1,2,・・・・,n)をあらかじめ設定し
たしきい値θj (j=1,2,・・・・,n)との判定結果
により、画像パターンIS (x,y)を信号部分もしく
は雑音部分のいずれかに分類する(ステップ309)。
たとえば、相関値Sj がしきい値θj よりも大きいため
に、画像パターンIS (x,y)が分類処理で雑音部分
に分類された場合には、一連の切り出し処理を繰り返す
(ステップ309)。この分類処理で画像パターンIS
(x,y)が信号部分に分類された場合、画像パターン
S (x,y)の特徴ベクトルY=(y1 ,y 2 ,・・・
・,ymT 、(ただしm≦n)を変換テーブルに記憶
した特徴ベクトルΨj (j=1,2,・・・・,m、ただし
m≦n)を用いて計算する(ステップ310)。
【0025】画像パターンIS (x,y)の識別処理
は、特徴ベクトルYで行い(ステップ311)、その結
果を出力する(ステップ312)。
【0026】次に、画像パターン認識処理装置の動作例
を説明する。
【0027】はじめに、その第1の動作例として、画像
空間ファイルの作成処理を中心に、画像パターンが入力
し、画像パターン記憶回路1に記憶され、濃淡レベル補
正回路2、観測窓設定回路3、マスク演算処理回路4、
画像空間フィルタ作成回路7、画像空間フィルタ記憶回
路9が動作する場合、すなわち入力画像パターンから認
識対象クラスに類似した画像パターン(信号部分)と類
似していない画像パターン(雑音部分)を自動的に分類
するための画像空間フィルタを作成する場合を例にとっ
て説明する。
【0028】まず、画像パターン記憶回路1に格納され
た入力のN×N画素の画像I(x,y)(Imin <I
(x,y)<Imax ;x=1,2,・・・・,N、y=1,
2,・・・・,N)が濃淡レベル補正回路2に入力される。
ここで、Imin は入力画像の濃淡レベルの最小値を、I
max は入力画像の濃淡レベルの最大値を表す。
【0029】次に濃淡レベル補正回路2では、入力画像
N×N画素の画像I(x,y)の濃淡ヒストグラムをN
×Nの全画素について求め、濃淡値のヒストグラムがI
(x,y)=Imin =Imax の場合、またはI(x,
y)がImax とImin (ただしImax ≠Imin )との2
種類の値しか得られなかった場合に入力画像を2値画像
と判定し、次式のように濃淡レベルを補正し、補正画像
F(x,y)を出力する。
【0030】Imax ≠Imin の場合: F(x,y)=I0 ×(I(x,y)−Imin )/(I
max −Imin ) Imax =Imin の場合: F(x,y)=0 ここで、I0 は予め設定された濃淡レベルの最大値。
【0031】また、前述の濃淡ヒストグラムの分布が少
なくとも3つの濃淡レベルで頻度がとれた場合には入力
画像が多値画像であると判定する。次に濃淡ヒストグラ
ムの谷部(濃淡値IV )を検出し、次式のように濃淡レ
ベルと補正し、補正画像F(x,y)を出力する。谷部
が検出されない場合はIV =(Imax +Imin )/2と
する。
【0032】I(x,y)<IV の場合: F(x,y)=I0 ×(IV −I(x,y))/(IV
−Imin ) I(x,y)≧IV の場合: F(x,y)=0 ここで、I0 は予め設定された濃淡レベルの最大値。
【0033】次に、観測窓設定回路3では、前述の濃淡
レベル補正処理により得られた補正画像F(x,y)を
入力し、この補正画像に対して観測窓の位置とサイズが
異なる複数の観測窓を設定する。各観測窓について、大
きさの正規化処理を行い、観測窓のサイズを一定にす
る。
【0034】次に、マスク演算処理回路4では、観測窓
設定回路3で観測サイズがw×w(w<N)画素に正規
化された画像パターンIW (x,y)を入力する。この
画像パターンIW (x,y)に対して、ガウス関数g
(x,y)をマスクパターンとして、次式のように各画
素(x,y)ごとに乗ずる。
【0035】
【数1】 その結果得られる画像パターンIS (x,y)は次のよ
うに表される。
【0036】 IS(x,y)=IW(x,y)×g(x,y) 次に,画像空間フィルタ作成回路7がマスク演算処理回
路4からL個のIS (x,y)を入力して、画像空間フ
ィルタを作成する。いま、マスク演算処理後の画像パタ
ーンIS (x,y)の画像位置を(x,y)の代わりに
画像位置iとナンバリングし直し、マスク演算処理後の
画像パターンをn次元(n=N×N)のベクトルX〔X
=(x1 ,x2 ,・・・・,xi ,・・・・,xnT 〕とお
く。認識対象クラスに含まれない画像パターンをL個選
び、このL個のベクトルXから共分散行列Vを求める。
次に、共分散行列Vの固定値λj と、λj に対応した固
有ベクトルΦj =(ψ1j,ψ2j,・・・・,ψnjT、(j
=1,2,・・・・,n)を求める。
【0037】ここで、λ1 ≧λ2 ・・・・≧λj ≧・・・・≧λ
n、Tは行列の転置を表す。
【0038】各固有ベクトルΦj が画像空間フィルタと
なる。画像空間フィルタ作成回路7で作成された画像空
間フィルタは、画像空間フィルタ記憶回路9へ送られ記
憶される。
【0039】次に、第2の動作例として、第1の動作例
で作成された画像空間フィルタを用いて、マスク演算処
理回路4、信号・雑音分類回路8、画像空間フィルタ記
憶回路9が動作する場合、すなわち、マスク演算処理回
路4から出力される画像パターンの中で認識対象クラス
に類似した画像パターンが、類似していない画像パター
ンかを判定して、前者を信号部分、後者を雑音部分とし
て分類する場合を例にとって説明する。
【0040】まず、マスク演算処理回路4の出力画像パ
ターンXが信号・雑音分類回路8に入力されると、画像
空間フィルタ記憶回路9に記憶されている各画像フィル
タΦ j との間で相関値Sj を次のように計算する。
【0041】Sj =Φj TX もちろん、この計算式による相関値は一例であり、マス
ク演算処理回路4から出力される画像パターンの判定に
他計算式による結果が適用できることはいうまでもな
い。
【0042】今、画像パターンXが認識対象クラスでな
い場合について、予め画像フィルタΦj が作成されてい
るとすると、たとえば、相関値Sj がしきい値θj より
も大きい場合は認識対象でないクラスに類似していると
判定し、θj よりも小さい場合は認識対象クラスに類似
していない画像パターンと判定する。
【0043】次に、第3の動作例として、信号・雑音分
類回路8、変換テーブル作成回路10、変換テーブル記
憶回路11が動作する場合、すなわち、信号・雑音分類
回路8の出力画像パターンXから、認識対象クラスの各
クラスの特徴ペクトルを作成するために必要となる変換
テーブルを作成する場合を例に詳細に説明する。
【0044】まず、認識対象クラスとして、クラスC1
とクラスC2 の2クラスの場合を考える。これらのクラ
スに含まれるL個の画像パターンXが信号・雑音分類回
路8で認識対象クラスに類似すると分類された場合、変
換テーブル作成回路10は、L個のベクトルXから共分
散行列Wを求める。次に、共分散行列Wの固有値γ
j(j=1,2,・・・・,n)と、γj に対応した固有ベ
クトルΨj =(ψ1j,ψ2j,・・・・,ψnjT を求める。
ここで、γ1 ≧γ2 ≧・・・・≧γm ・・・・≧γn 、Tは行列
の転置を表す。この中で、たとえば、m個の固有ベクト
ルΨ1 ,Ψ2 ,・・・・,Ψm を変換テーブル記憶回路11
に記憶する。
【0045】次に、第4の動作例として、信号・雑音分
類回路8、変換テーブル記憶回路11、特徴ベクトル作
成回路12、標準パターン記憶回路14、照合処理回路
15、画像入出力装置5が動作する場合、すなわち、信
号・雑音分類回路8の出力画像パターンXに対して変換
テーブル記憶回路11に記憶されたm個の固有ベクトル
Ψ1 ,Ψ2 ,・・・・,Ψm の中で1つ以上の固有ベクトル
を用いて特徴ベクトルY=(y1 ,y2 ,・・・・,ym
T を作成し、この特徴ベクトルYを用いて照合処理回路
15で信号・雑音分類回路8の出力画像パターンXを分
類する場合の例を説明する。
【0046】まず、信号・雑音分類回路8の出力画像パ
ターンXが特徴ベクトル作成回路12に入力されると、
変換テーブル記憶回路11に記憶されている固有ベクト
ルΨ j で特徴ベクトルYの要素yj を次のように計算す
る。
【0047】yj =Ψj TX もちろん、この計算式は特徴ベクトルの計算式の一例で
あり、画像パターンXに関する特徴ベクトル計算に他計
算式による結果が適用できることはいうまでもない。
【0048】特徴ベクトル作成回路12から出力される
特徴ベクトルYが照合処理回路15に入力される。照合
処理回路15では、あらかじめ標準パターン記憶回路1
4に記憶された各クラスの標準パターンと特徴ベクトル
Yとを公知の識別関数を用いて分類する。この分類結果
が照合処理回路15から出力され、画像入出力装置5に
送られ、表示される。
【0049】また、第2,第3および第4の動作例にお
いて、画像入出力装置5から、認識結果に応じて適宜、
信号・雑音分類回路8のしきい値θj を変更することで
各回路の動作を調整することも可能である。
【0050】このように、上記第1,第2,第3および
第4の動作例によれば、認識処理回路6内に画像空間フ
ィルタ作成回路7、信号・雑音分類回路8、画像空間フ
ィルタ記憶回路9、変換テーブル作成回路10、変換テ
ーブル記憶回路11、特徴ベクトル作成回路12、標準
パターン作成回路13、標準パターン記憶回路14、照
合処理回路15を備えるようにしたので、入力画像パタ
ーンの中で認識対象クラスと類似しない画像パターンを
加えずに済むので、ノイズの影響を受けずに特徴ベクト
ルを作成できる。また、未知の画像パターンに対して
も、認識対象クラスと類似しない画像が入力されても、
信号・雑音分類回路8の分類結果だけで判定でき、照合
処理が不要になり、認識速度および認識精度において性
能の高い画像パターンの認識処理装置を実現できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1の発
明は入力画像の画像空間フィルタを作成することによ
り、認識対象クラスに類似した画像パターンか否かの選
択を多くの人手に要せずに高速で行うことが可能となる
効果がある。
【0052】第2の発明は、信号・雑音分類手段の分類
結果から、識別対象クラス別の特徴ベクトルに必要な変
換テーブルを作成することにより、多くの人手に要せず
にノイズに強い特徴抽出が可能となる効果がある。
【0053】また、第3の発明は、特徴ベクトル作成手
段において得られた入力画像パターンの特徴ベクトルを
利用して各認識対象クラスの標準パターンを作成するこ
とにより、ノイズに影響されずに多くの人手に要せずに
標準パターンを設計することが可能となる効果がある。
【0054】さらに、第4の発明は、前記入力画像パタ
ーンの特徴ベクトルを利用して、各認識対象クラスの標
準パターンとの間で照合し、分類することにより、ノイ
ズに強く処理速度の速い画像パターンの認識処理が多く
の人手に要せずに可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像パターン認識処理装置の一実施例
の構成ブロック図である。
【図2】図1の認識処理回路6の構成ブロック図であ
る。
【図3】図1の画像パターン認識処理装置の画像空間フ
ィルタを作成する処理のフローチャートである。
【図4】図1の画像パターン認識処理装置の変換テーブ
ルを作成する処理のフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに続く処理のフローチャ
ートである。
【図6】図1の画像パターン認識処理装置の、原画像よ
り切り出した1枚の画像パターンのうち、分類処理によ
り信号部分に分類された画像パターンの特徴ベクトルを
変換テーブルから計算し、特徴ベクトルで画像パターン
を認識、分類する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像パターン記憶回路 2 濃淡レベル補正回路 3 観測窓設定回路 4 マスク演算処理回路 5 画像入出力装置 6 認識処理回路 7 画像フィルタ作成回路 8 信号・雑音分類回路 9 画像空間フィルタ記憶回路 10 変換テーブル作成回路 11 変換テーブル記憶回路 12 特徴ベクトル作成回路 13 標準パターン作成回路 14 標準パターン記憶回路 15 照合処理回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値または多値からなる画像パターンを
    入力して認識処理を行う画像パターン認識処理装置にお
    いて、 前記画像パターンに対して濃淡レベルを予め設定した範
    囲に補正する濃淡レベル補正手段と、 該濃淡レベル補正手段により濃淡レベルが補正された画
    像パターンに対して、1つ以上の観測窓を設定する観測
    窓設定手段と、 前記観測窓が設定された画像パターンと、予め設定され
    たマスクパターンとの間で、マスク演算を実行するマス
    ク演算処理手段と、 該マスク演算処理手段によって得られた画像パターンに
    対して、1つ以上の画像空間フィルタを作成する画像空
    間フィルタ作成手段とを有することを特徴とする画像パ
    ターン認識処理装置。
  2. 【請求項2】 前記マスク演算処理手段によって得られ
    た画像パターンに対して、前記画像空間フィルタによっ
    て作成された画像空間フィルタとの相関値を計算し、該
    相関値をもとに認識対象クラスに類似しているか否かを
    分類する信号・雑音分類手段と、 該信号・雑音分類手段によって認識対象クラスに類似す
    ると分類された画像パターンに対して、各認識対象クラ
    ス別に特徴ベクトルのための変換テーブルを作成する変
    換ーテーブル作成手段とを有することを特徴とする請求
    項1に記載の画像パターン認識処理装置。
  3. 【請求項3】 前記信号・雑音分類手段によって認識対
    象クラスに類似すると分類された画像パターンに対し
    て、前記変換テーブル手段が作成した変換テーブルを用
    いて前記画像パターンに対する特徴ベクトルを作成する
    特徴ベクトル作成手段と、 該特徴ベクトル作成手段によって得られた入力画像パタ
    ーンの特徴ベクトルを利用して、各認識対象クラスの標
    準パターンを作成する標準パターン作成手段とを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像パターン認識処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記特徴ベクトル作成手段によって得ら
    れた入力画像パターンの特徴ベクトルを利用して、前記
    各認識対象クラスの標準パターンとの間で照合して、画
    像パターンを分類する手段とを有することを特徴とする
    請求項3に記載の画像パターン認識処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09330407A (ja) * 1996-06-13 1997-12-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像パターン認識装置

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