JPH0793704A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH0793704A
JPH0793704A JP25921793A JP25921793A JPH0793704A JP H0793704 A JPH0793704 A JP H0793704A JP 25921793 A JP25921793 A JP 25921793A JP 25921793 A JP25921793 A JP 25921793A JP H0793704 A JPH0793704 A JP H0793704A
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magnetic
magnetic head
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Kazuo Aoki
青木  一夫
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勝 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドのケースの加工を高精度にでき、
またコアなどの位置決めを高精度にでき、且つ構成部品
点数を削減する。 【構成】 ケース15は非磁性材料により型成形されて
いる。ケース15には2つの磁気ヘッド部H1とH2を
区分する隔壁16が形成されている。コア21はケース
内面に形成された位置決めリブ19aにガイドされて挿
入され、またコア21の位置決め面21cとケースの位
置決め面18aとが直接当たってコア21の位置決めが
行われている。よってコア21はケース内で高精度に位
置決めされる。隔壁16には弾性片16bが形成され、
コアピース21aと21bはこの弾性片16bにより磁
気ギャップG1において加圧され、適正なインピーダン
スが設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR装置の音声・コ
ントロール用またはオーディオ用などのバルクタイプの
磁気ヘッドに係り、特にケースの加工性を改善し、また
内部部品の削減もできるようにした磁気ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のVTR装置の音声・コ
ントロール用の磁気ヘッドを示す正面図、図11は図1
0に示す磁気ヘッドの平断面図、図12(A)はケース
に収納されたコアおよびコイルなどを示す正面図、図1
2(B)は、同図(A)の底面図である。この磁気ヘッ
ドは、パーマロイなどの磁性体により形成されたシール
ドケース1を有している。このシールドケース1の前面
中央部には、耐摩耗性が優れまた摩擦係数の低い非磁性
材料であるステンレススチールによる前側板4が装着さ
れており、この前側板4の上下に角穴1aと1bが形成
されている。
【0003】シールドケース1内には、音声の記録およ
び再生用のコア2と、コントロール信号の記録および再
生用のコア3とが収納されている。図11は音声用のコ
ア2が収納されている部分を示している。このコア2は
フェライトなどによるコアピース2aと2bとから成
り、その接合部に磁気ギャップG1が形成されている。
両コアピース2aと2bの後部連結部にはボビン5が装
着され、このボビン5にコイル6が巻かれている。そし
てコイル6に導通する端子7,7がシールドケース1の
後面から突出している。コア2はシールドケース1の側
壁内面に設けられた非磁性材料のホルダ10により位置
決め固定されている。そしてコア2の磁気ギャップG1
が形成されている部分は、シールドケース1の前面上部
の角穴1aから露出している。
【0004】図12(A)(B)に示すように、両コア
ピース2aと2bの両側部外方には板ばね8が装着さ
れ、この板ばね8により両コアピース2aと2bが磁気
ギャップG1に向けて加圧されている。この加圧力Fを
与えることにより磁気回路のインピーダンスが所定値以
上となり、所望の特性が得られるようになっている。コ
ントロール信号用のコア3の構造は、上記音声用のコア
2の構造とほぼ同じであり、コアピース3aと3bとの
接合部に磁気ギャップG2が形成され、且つコアピース
3aと3bが板ばね8により加圧されている。そしてこ
のコア3の磁気ギャップG2が形成されている部分が、
シールドケース1の前面下部の角穴1bから露出してい
る。図11に示すように、シールドケース1の内部全体
に樹脂9が充填され、前記コア2と3が固定されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の磁気ヘッドには以下に示す課題がある。 (1)従来のシールドケース1は、プレス加工作業によ
り絞り成形していた。このプレス加工作業では、金型の
構造上から加工できる形状に制約があり、シールドケー
ス1を複雑な形状にすることができない。またプレス後
のスプリングバックによりケース全体の寸法が安定せ
ず、またケースの肉厚寸法にばらつきが生じる。また硬
い材料では絞り加工ができないため、使用できる材料が
パーマロイなどに限られてしまう。
【0006】(2)上記のようにシールドケース1は、
絞り加工が容易なパーマロイなどの軟質な材料により形
成されることになるが、絞り加工が容易な材料は逆に耐
摩耗性に劣ることになり、またパーマロイは添加剤など
の関係で摩擦係数の高いものとなる。そのため図10に
示すように、シールドケース1の前面の磁気テープが摺
動する部分にステンレススチールなどの前側板4を別体
に装着しなければならず、部品点数が多くなりまたケー
スの組立て作業も繁雑になっている。
【0007】(3)絞り加工により形成されるシールド
ケース1は簡単な形状になってしまうため、内部にコア
2と3を位置決めしたり、またはコアどうしに加圧力を
与えるための構造を形作ることができない。これに加え
て従来はシールドケース1がパーマロイなどの磁性材料
で形成されているため、各コア2,3とシールドケース
とを直接接触させることができない。そのためシールド
ケース1内に非磁性材料のホルダ10を別体に設けて、
各コア2と3を位置決めし、また非磁性材料の前側板4
によってコア2と3の図10の上下方向の位置決めをす
る必要があった。さらに図11に示すように、角穴1a
と1bの部分ではコア2,3とシールドケース1とを磁
気的に遮断するための隙間δを設ける必要があった。こ
のような理由からシールドケース1に、前側板4、ホル
ダ10、板ばね8などの部品を設けることが必要になっ
て構成部品数が多くなりコストの高いものとなってい
る。またコア2と3の位置決めのための部品が多いた
め、累積公差によりコア2と3の位置決め精度を高くす
ることが困難である。特にこの種の磁気ヘッドでは、コ
ア2と3をシールドケース1内に固定した後にシールド
ケース前面をコア2と3の前面と共に研磨することにな
るが、コア2と3が正確に位置決めされていないと、こ
の研磨作業により図11に示すギャップデプスdにばら
つきを生じることになり、磁気ヘッドの特性のばらつき
の大きいものとなってしまう。また図11に示す隙間δ
を形成する必要があるため、さらにコア2と3の位置決
め作業が繁雑になっている。また前記隙間δに、磁気テ
ープから剥離した磁粉やゴミなどが詰まりやすく、磁気
テープの摺動走行の信頼性が低下する欠点もある。
【0008】(4)従来はシールドケース1の内部がひ
とつの空間となって、このひとつの空間全域に樹脂9が
充填されているため、樹脂9の体積が大きくなってい
る。樹脂材料が硬化するときの応力は体積に比例するた
め、シールドケース1内のひとつの空間内に体積の大き
な樹脂9が充填されている場合には、その硬化応力によ
りコアとシールドケース1に歪みを与えやすくなる。さ
らにコア2と3およびコイルにも応力が作用することに
なり、この応力により磁気ヘッドの特性に大きな影響を
与えることになる。またシールドケース1内に注入され
る樹脂9の量が多いために、樹脂充填時の熱エネルギー
が多くなり、これによってコア2と3およびコイルによ
る磁気回路の特性が劣化しやすくなる。
【0009】(5)図10に示す音声・コントロール用
の磁気ヘッドは通常消去ヘッドと互いに位置合わせされ
て接合される。また磁気ヘッドによっては多種の磁気ヘ
ッドと同様に組み合わせなければならなかったり、また
は磁気ヘッド以外の部品と位置合わせして接合する必要
がある。また音声・コントロール用の磁気ヘッドやオー
ディオ用の磁気ヘッドでは、磁気ヘッド取付板上に位置
決めして固定する必要がある。しかしながら、プレスに
より絞り加工したシールドケースは形状が単純であるた
め、磁気ヘッドや他の部品との相互の位置決めのための
凹凸部やエンボスを加工することが不可能である。した
がって、従来は磁気ヘッドと磁気ヘッドまたは磁気ヘッ
ドと他の部品、さらには磁気ヘッドと取付板とを固定す
る際に、治具により互いの位置を決め、その後にねじ止
めや溶接などの作業を行うことが必要になり、磁気ヘッ
ドの組み付け作業工程が非常に複雑になっている。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、ケースを非磁性材料により型成形することによ
り、ケースに種々の構造を付加することができ、またコ
アをケースに直接接触することが可能になって、各部品
の位置決めおよび固定が容易に且つ高精度に行えるよう
になり、部品コストと組立てコストを低減させることが
できるようにした磁気ヘッドを提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、コアとコアに
巻かれたコイルとがケース内に収納され、前記コアの磁
気ギャップ形成部が、ケースの穴から露出している磁気
ヘッドにおいて、前記ケースが非磁性材料を型成形した
ものであり、前記コアはケース内に形成された位置決め
部に当接して位置決めされていることを特徴としてい
る。
【0012】また上記において、磁気ギャップにて対向
するコアどうしを加圧する弾性片をケースの壁部に形成
し、またはケースに、その内部に充填される樹脂を区分
する仕切りを一体に形成することが可能である。
【0013】さらに上記手段において、ノイズキャンセ
ルコイルが巻かれた磁性板をケース外側に取付け、前記
磁性板によりコイルが収納されている部分のケース外面
を覆う構造とすることが好ましい。
【0014】
【作用】上記手段では、ケースが非磁性材料により形成
されているため、コアをケースに直接接触させて位置決
めすることが可能になり、従来のように位置決めのため
の部品が不要になり、また位置決め精度も高くなる。ま
た磁気テープ摺動面において、コアとケースの穴周囲の
間に隙間(図11のδ)を設ける必要がないため、この
隙間に磁粉やゴミなどが付着することがない。またケー
スが非磁性材料により型成形されているため、ケースの
材料として耐摩耗性に優れ、且つ摩擦係数の低いものを
使用でき、よって従来の前側板などを別体に設ける必要
がない。またケースが型成形されているため、内部構造
を複雑にでき、よって前記コアの位置決めのための構造
やその他の構造をケースに一体に設けることが可能にな
る。
【0015】また、コアをケースに接触させることがで
き、またケースを弾性係数の高い材料により形成できる
ため、磁気ギャップにて対向するコアどうしを加圧する
弾性片をケースの壁部に一体に形成し、この弾性片の弾
性力により磁気ギャップ部分にてコアどうしを最適な力
により加圧することも可能になる。
【0016】またケース内に樹脂を区分する仕切りを一
体に形成すれば、樹脂の硬化応力を小さくでき、また樹
脂の熱エネルギーも少なくできるようになり、コアやコ
イルへの応力や熱による影響をなくし、磁気ヘッドとし
ての特性の劣化を防止できるようになる。
【0017】また、ケースが非磁性材料により形成さ
れ、ケースそのものはシールド効果を発揮できないが、
ノイズキャンセルコイルを設けることによりノイズの影
響を軽減できる。特にノイズコイルが巻かれた磁性板を
ケース外側に取付け、前記磁性板によりコイルが収納さ
れている部分のケース外面を覆う構造とすることによ
り、内部のコイルおよびコアに対するノイズの影響をき
わめて小さくできることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の第1実施例による磁気ヘッドの分解
斜視図、図2は図1に示す磁気ヘッドをテープ摺動面側
から見た正面図、図3は図1に示す磁気ヘッドの平断面
図である。第1実施例の磁気ヘッドはVTR装置用であ
り、音声・コントロール用の磁気ヘッド部H1と消去用
の磁気ヘッド部H2とが一体に構成されたものである。
符号15は磁気ヘッドのケースである。図1ではこのケ
ース15を透視図として示している。このケース15
は、非磁性材料例えばステンレススチール材料により型
成形したものである。この型成形の具体的な方法として
は、例えば非磁性材料の金属粉末をバインダと共に練
り、これを型に射出して成形し、溶剤や熱によりバイン
ダを除去し、その後に焼結するいわゆるメタル・インジ
ェクション・モールド法が採用できる。
【0019】型成形によるケース15はプレスによる絞
り成形などと異なり型形状により複雑な構造とすること
ができる。したがって、このケース15では、内部のほ
ぼ中央にて上下に延びる隔壁16が一体に形成され、こ
の隔壁16により、音声・コントロール用のヘッド部H
1を構成する空間Aと、消去用のヘッド部H2を構成す
る空間Bとが区分されている。ケース15の材料として
ステンレススチールを使用した場合には、耐摩耗性に優
れ、また摩擦係数も低いため、ケース前面15aを摺動
する磁気テープの走行特性を安定させることができ、ま
た磁気テープの摺動によってケース前面15aが摩耗し
にくくなっている。よって図10の従来例に示されるよ
うな前側板4は不要である。このケース15を形成する
金属材料はステンレススチールに限られず、耐摩耗性に
優れまた摩擦係数の低い非磁性材料であればどのような
ものであっても使用可能である。
【0020】空間Aに対応するケース前面15aには、
上部に角穴17aが下部に角穴17bが開口している。
また空間Bに対応するケース前面15aでは、上部に角
穴17cが開口している。角穴17aと隣接する部分に
は位置決め面18aが形成され、同様に角穴17bと角
穴17cに隣接する部分には位置決め面18bと18c
が形成されている。図3には上記位置決め面18aが示
されているが、同図に示すようにこの位置決め面18a
は左右方向へ水平な面となっている。ケース1の一方の
側壁15bの内面には、前記位置決め面18aを挟んで
平行に延びる位置決めリブ19aが一体に隆起形成され
ている。同様に側壁15bの内面には、位置決め面18
bを挟んで平行に延びる位置決めリブ19bが一体に形
成されている。またケース15の他方の側壁15cの内
面では、前記位置決め面18cを挟んで平行に延びる位
置決めリブ19cが形成されている。
【0021】空間Aの上方には、後方から音声の記録再
生用のコア21が挿入される。このコア21はフェライ
トなどのコアピース21aと21bが組み合わされたも
のであり、両コアピース21aと21bの接合部に磁気
ギャップG1が形成されている。両コアピース21aと
21bの後端の連結部にはボビン22が外挿され、この
ボビン22にコイル23が巻かれている。またボビン2
2からは端子24,24が後方へ延びている。そして一
方のコアピース21bの前端縁部には位置決め面21c
が形成されている。上記コア21、ボビン22、コイル
23の組立体が空間A内に挿入されるときには、一方の
コアピース21bの側面の上下縁部(イ)が、側壁15
bの内面の位置決めリブ19aの間に挟まれる。この位
置決めリブ19aにガイドされてコア21が挿入される
と、コアピース21bの前端の位置決め面21cが、ケ
ース15側の位置決め面18aに当たり、コア21のケ
ース前面方向(Y方向)への挿入位置が決められる(図
3参照)。
【0022】ケース15は非磁性体であるため、コア2
1をケース15に直接接触させることが可能である。そ
のため、前記のように位置決め面18aと位置決め面2
1cを当接させて互いに位置決めすることが可能であ
り、また角穴17aの開口寸法とコア21の先端の外形
寸法とをほぼ一致させ、図2に示すように、コア21の
ギャップG1が形成されている部分を角穴17aに対し
て隙間なくあるいは最小の隙間にて嵌合させることが可
能である。また前述のように位置決め面18aと21c
とが当接することにより、コア21とケース15との図
3に示すY方向の位置決め精度を高くできる。そのた
め、ケース15の前面15aをコア21の先部と共に研
磨したときに、磁気ギャップG1の深さ(ギャップデプ
ス)dにばらつきが生じることを避けて、高精度に仕上
げることが可能である。またコア21の先部と角穴17
aとの間に隙間(図11に示すδ)がほとんど形成され
ないため、この隙間部分に磁気テープの磁粉やゴミなど
が付着せず、よって磁気テープの走行安定性を得ること
ができる。
【0023】図1に示すように、ケース15の中央の隔
壁16には、切欠き16aにて分離された弾性片16b
が形成されている。ケース15の材料がステンレススチ
ールなどである場合には、この弾性片16bは弾性に富
んだものとなる。よって図3に示すように、コア21が
挿入されたときに、コアピース21aの側面21dが弾
性片16bに当たり、この弾性片16bによりコアピー
ス21aと21bとが、磁気ギャップG1の部分で互い
に圧接される。このときの加圧力Fは、磁気回路のイン
ピーダンスに影響を与えさらには磁気ヘッドの特性にも
影響を与えることになるが、この加圧力Fは1.3(k
g)程度が適正である。空間Aの下部には、コントロー
ル信号用のコア31が挿入される。このコア31の形状
は音声用のコア21とほぼ同じであり、コアピース31
aと31bとの接合部に磁気ギャップG2が形成されて
いる。そしてボビン32にコイル33が巻かれ、ボビン
32からは端子34,34が突設している。コア31
は、ケース15内の位置決めリブ19bに挟まれてケー
ス15内に導かれ、位置決め面18bと位置決め面31
cが当たることによりケース15とコア31の相互の位
置決めがなされる。またコア31の先部は角穴17bに
隙間なく嵌合される。またコアピース31aと31bは
隔壁16の下部にて切欠き16cで分離された弾性片1
6dにより加圧される。
【0024】一方、消去ヘッド部H2の空間B内には、
消去用のコア41が挿入される。このコア41はコアピ
ース41aと41bとから成りその接合部に消去用の磁
気ギャップG3が形成されている。またコア41にはコ
イル43が巻かれたボビン42が装着され、またボビン
42からは端子44,44が突出している。このコア4
1も、ケース15の側壁15cの内面の位置決めリブ1
9cにガイドされて挿入され、コアピース41bに形成
された位置決め面41cがケースの位置決め面18cに
当たって位置決めされる。なお、消去用のコア41で
は、コアピース41aと41bとの加圧力を高精度に設
定することは不要である。したがって、隔壁16に形成
された前記弾性片16bは、音声用のコア21に対する
加圧力を設定するものとなっており、消去用のコア41
を加圧する機能は発揮しない。なお音声用のコア21と
消去用のコア41の双方に加圧力を与える必要がある場
合には、側壁15c側に消去用のコア41を加圧するた
めの弾性片を設ければよい。あるいは隔壁16に両コア
21と41をそれぞれ加圧する弾性片を別々に設ければ
よい。
【0025】また、図1の実施例では、それぞれのコア
21,31,41の一方の側面のみが位置決めリブ19
a,19b,19cによりガイドされて位置決めされる
ようになっているが、各コアの両側部が位置決めリブに
よりガイドされるように構成してもよい。磁気ヘッドの
組立て工程では、前述のように各コア21,31および
41をそれぞれの空間AとB内に挿入して位置決めし、
空間Aと空間B内に樹脂を充填して各コアおよびコイル
などを固定した後、ケース15の前面15aを各コア2
1、31,41の前面と一緒に研磨する。前述のように
この研磨により磁気ギャップのデプスdが設定される
が、それぞれのコアはY方向へ正確に位置決めされてい
るため、研磨後のギャップデプスdは高精度に仕上がる
ことになる。
【0026】次に図4は本発明による磁気ヘッドの第2
実施例を示している。この実施例では、音声・コントロ
ール用の磁気ヘッド部H1と、消去ヘッド部H2とが別
体に形成されている。磁気ヘッド部H1のケース51
と、磁気ヘッド部H2のケース52は、共にステンレス
スチールなどの非磁性材料をメタル・インジェクション
・モールド法により成形したものである。ケース51の
側面の上下には嵌合溝51a,51aが形成され、ケー
ス52の側面には嵌合突起52a,52aが形成されて
いる。共に断面がV字形状の嵌合突起52a,52aと
嵌合溝51a,51aとを互いに摺動させて組み合わせ
ることにより、ケース51と52とが連結される。嵌合
溝51a,51aと嵌合突起52a,52aは共に型成
形により高精度に形成されているため、両ケース51と
52、すなわち両磁気ヘッド部H1とH2は、互いに高
精度に且つ簡単な作業にて連結されることになる。
【0027】ケース51の前面の上部には角穴51dが
形成されている。またケース51の両側壁51bと51
cの両内面に位置決めリブ51eと51fが形成されて
いる。音声用のコア21は、その両側面の縁部が両位置
決めリブ51eと51fによりガイドされて空間A内に
挿入されることになる。また図1に示した実施例と同様
に、少なくとも一方のコアピース21a,21bに形成
された位置決め面とケース51の内面に形成された位置
決め面とによりコア21とケース51とのY方向の位置
決めがなされる。ケース51には図1に示したような弾
性片は形成されておらず、コアピース21aと21bを
加圧するための別体の板ばね部材53が設けられてい
る。この板ばね部材53の両側部には、支持片53aが
形成されている。この支持片53aは前記位置決めリブ
51eと51fの上下縁部に嵌合するようになってい
る。そして支持片53aの間に形成された両弾圧片53
b,53bによりコアピース21aと21bが所定の加
圧力Fにより加圧される。またコア21の磁気ギャップ
G1が形成されている部分は、板ばね部材53に形成さ
れた切欠き53c内を経て、角穴51d内に隙間なく嵌
合される。図4では、コントロール信号用のコア31と
消去用のコア41の取付構造が図示されていないが、こ
れらのコア31と41のケース51および52内への取
付構造は、音声用のコア21と同じである。
【0028】図5は本発明の第3実施例による磁気ヘッ
ドを縦断面図にて示している。図5は音声・コントロー
ル用の磁気ヘッド部H1を示しているものである。この
ケース55は前記各実施例と同様にメタル・インジェク
ション・モールド法などの型成形により製造されたもの
であり、ケース55の内部に仕切板55a,55aが一
体に形成されている。ケース55の内部空間は、この仕
切板55a,55aに仕切られてA1,A2,A3に区
分されている。最上部の仕切り空間A1内には、音声用
のコア21、ボビン22などが挿入され、最下部の仕切
り空間A3内には、コントロール信号用のコア31、ボ
ビン32などが挿入されている。それぞれのコア21と
31は、前記各実施例に示したのと同じ位置決めリブな
らびに位置決め面により位置決めされている。
【0029】そして仕切り空間A1とA3内には各コア
21,31などを固定するための樹脂56が充填され、
また中央の仕切り空間A2内にも樹脂56が充填されて
いる。この実施例では各仕切り空間A1,A2,A3内
に充填される樹脂56の体積が分割されて小さいものと
なっている。この樹脂56の硬化時の内部応力は体積に
比例するが、仕切り空間A1,A2,A3内の樹脂が小
体積であるため、硬化応力が従来例および図1と図4に
示す実施例に比べて非常に小さくなる。よって樹脂の硬
化応力がコアやコイル部分に与える影響を小さくなる。
また樹脂56が分散されているため樹脂充填時および硬
化時にて発散される熱エネルギーも一体の空間Aの場合
に比較して少なくなり、コアやコイルが熱による影響を
受けにくくなる。よって、応力や熱による磁気回路の特
性の劣化が生じにくくなる。また、図5において仕切り
空間A1とA3内のみに樹脂を充填し、中央の仕切り空
間A2には樹脂を充填せず空間のままとしてもよい。
【0030】図6は、本発明の第4実施例による磁気ヘ
ッドを斜視図により示している。この実施例では、音声
・コントロール用の磁気ヘッド部H1が単体により構成
された場合を示している。この磁気ヘッド部H1のケー
ス58は前述と同様に型成形されたものであり、この型
成形工程において、ケース58の下面に取付用の複数の
突起58aが一体に突出成形されている。一方、この磁
気ヘッド部H1が取り付けられる取付板59には複数の
取付穴59aが形成されており、前記突起58aが取付
穴59aに挿入されることにより、ケース58と取付板
59は互いに位置決めされる。例えば突起58aを取付
板59の下面にてかしめ、あるいは突起58aと取付板
59とを溶接することなどにより、ケース58と取付板
59とを簡単な作業で固定できる。
【0031】なおケース58には取付用の種々の構造の
突起または凹部を形成でき、例えば電気抵抗溶接のため
のエンボスなども形成できる。あるいはケース58の底
部に、取付板59の穴内に弾性的に嵌合する複数のフッ
ク状の突起を設けることも可能である。上記各実施例で
は、ケースがステンレススチールなどの非磁性材料によ
り型成形されている。したがって、ケースそのものはシ
ールド機能を有しておらず、外部ノイズに対する対策を
別途に講じることが好ましい。
【0032】図7は、ノイズに対する対策としてケース
外部にノイズキャンセルコイルを設置する構造を採用し
たものである。図7では、図1に示すのと同じ構造のケ
ース15が示されている。ケース15の両側壁15bと
15cの外面上縁部には、係合突起15f,15fが一
体に形成されている。そしてケース15の上部には、ノ
イズキャンセルコイルの組立体60が取付けられてい
る。この組立体60には、コイルのコアとなるコの字状
の金属板61が設けられ、この金属板61の両側板61
a,61aに嵌合穴61b,61bが形成されている。
金属板61の中央部にはボビン62が装着され、このボ
ビン62にキャンセルコイル63が巻かれている。また
ボビン62からは端子64,64が突出している。
【0033】両側板61a,61aの弾性力により、嵌
合穴61b,61bと係合突起15f,15fとが嵌合
されることにより、組立体60がケース15の上部に固
定される。この組立体60では、外部ノイズが金属板6
1に導かれることにより、キャンセルコイル63内を通
過するノイズ磁束の密度が高められている。そしてキャ
ンセルコイル63に、音声用のコア21に巻かれたコイ
ル23と逆の起電力が発生し、キャンセルコイル63と
コイル23とでのノイズによる起電力がキャンセルされ
るようになっている。特に図7の実施例では、金属板6
1により、音声用のコア21およびコイル23の上方お
よび両側方の三方が覆われる構造であるため、コア21
およびコイル23に入ろうとする外部ノイズを金属板6
1に導くことができ、有効なノイズ除去を行うことがで
きる。また磁気ヘッドは、外部ノイズに対する固有の指
向性を有しており、例えばある方向からの外部ノイズに
対して弱く、他の方向からの外部ノイズには強いといっ
た特性を有している。そこで、金属板61の両側の側板
61aと61aの面積を互いに異ならせ、前記指向性に
より外部ノイズに対して弱い方向に位置している側板6
1aの面積を大きくすることにより、磁気ヘッド固有の
ノイズに対する指向性に対応できる。
【0034】図8は、上記ノイズキャンセルコイルの組
立体60の組立て工程を示している。コの字形状の金属
板61の中央部61cは幅が細くなっている。またボビ
ン62には、ボビンを上限に区分する割溝62aが形成
されている。この割溝62a内に金属板61の中央部6
1cを挟み込むことにより、金属板61とボビン62と
が組み合わされる。この組み合せが行われた後にボビン
62にキャンセルコイル63が巻かれ、組立体60が完
成する。
【0035】図9は、上記組立体60の他の構造を示し
ている。これにおいては、ボビン62に予めキャンセル
コイル63が巻かれている。またボビン62にはその軸
方向に貫通する角穴62bが形成されている。前記金属
板61は二分されており、それぞれの金属板には、側板
61aと、係合爪61eを有する弾性片61dが一体に
形成されている。両弾性片61dを角穴62bの両端か
ら挿入し、係合爪61eを角穴62bの開口部に係合さ
せることにより、組立体60の組立てが完了する。な
お、キャンセルコイルを、ケースの外部に設けず、ケー
スの内部に設けてもよい。また本発明の磁気ヘッドは、
音声・コントロール用に限られず、オーディオ用やその
他の用途のものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ケースが非磁
性材料により形成されているため、コアをケースに直接
接触させて位置決めすることが可能になり、従来のよう
に位置決めのための部品が不要になって部品点数が削減
でき、しかもコアの位置決め精度が高くなる。またコア
とケースの穴周囲の間に隙間を設ける必要がないため、
この隙間に磁粉やゴミなどが付着することがない。また
ケースが非磁性材料により型成形されているため、ケー
スの材料として、耐摩耗性に優れ且つ摩擦係数の低いも
のを使用でき、よって従来の前側板などを別体に設ける
必要がない。またケースが型成形されているため、内部
構造を複雑にでき、よって前記コアの位置決めのための
構造やその他の構造をケースに一体に設けることが可能
になる。
【0037】請求項2記載の発明では、ケースに一体に
形成された弾性片によりコアを加圧しているため、従来
のようにコアを加圧する板ばねが不要になる。
【0038】請求項3記載の発明では、ケース内に樹脂
を区分する仕切りを一体に形成したため、樹脂の硬化応
力を小さくでき、また樹脂の熱エネルギーも少なくで
き、コアやコイルへの応力や熱による影響をなくして、
磁気ヘッドとしての特性の劣化を防止できるようにな
る。
【0039】請求項4記載の発明では、ノイズキャンセ
ルコイルを設けることによりノイズの影響を軽減でき
る。特にノイズコイルが巻かれた磁性板をケース外側に
取付け、前記磁性板によりコイルが収納されている部分
のケース外面を覆う構造とすることにより、内部のコイ
ルおよびコアに対するノイズの影響をきわめて小さくで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気ヘッドの第1実施例を示す分
解斜視図、
【図2】第1実施例の磁気ヘッドの正面図、
【図3】第1実施例の磁気ヘッドの平断面図、
【図4】本発明による磁気ヘッドの第2実施例を示す分
解斜視図、
【図5】本発明の磁気ヘッドの第3実施例を示す縦断面
図、
【図6】本発明の磁気ヘッドの第4実施例を示す斜視
図、
【図7】第1実施例の磁気ヘッドのケース外部にノイズ
キャンセルコイルが設置される状態を示す分解斜視図、
【図8】ノイズキャンセルコイルの組立体の構造の一例
を示す斜視図、
【図9】ノイズキャンセルコイルの組立体の構造の他の
例を示す斜視図、
【図10】従来の磁気ヘッドの正面図、
【図11】従来の磁気ヘッドの平断面図、
【図12】(A)は従来の磁気ヘッドのコアの加圧構造
を示す正面図、(B)はその底面図、
【符号の説明】
H1 音声・コントロール用の磁気ヘッド部 H2 消去用の磁気ヘッド部 A 磁気ヘッド部H1の空間 B 磁気ヘッド部H2の空間 15 ケース 15a ケース前面 15b,15c ケース側壁 16 隔壁 16b,16d 弾性片 17a,17b,17c 角穴 18a,18b,18c 位置決め面 19a,19b,19c 位置決めリブ 21 音声用のコア 21c 位置決め面 22 ボビン 23 コイル 31 コントロール信号用のコア 31c 位置決め面 32 ボビン 33 コイル 41 消去用のコア 41c 位置決め面 42 ボビン 43 コイル G1,G2,G3 磁気ギャップ 51,52 ケース 51a 嵌合溝 52a 嵌合突起 55 ケース 55a 仕切板 58 ケース 58a 取付け用の突起 60 ノイズキャンセルコイルの組立体 61 金属板 62 ボビン 63 キャンセルコイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとコアに巻かれたコイルとがケース
    内に収納され、前記コアの磁気ギャップ形成部が、ケー
    スの穴から露出している磁気ヘッドにおいて、前記ケー
    スが非磁性材料を型成形したものであり、前記コアはケ
    ース内に形成された位置決め部に当接して位置決めされ
    ていることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 磁気ギャップにて対向するコアどうしを
    加圧する弾性片がケースの壁部に形成されている請求項
    1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 ケースには、その内部に充填される樹脂
    を区分する仕切りが一体に形成されている請求項1記載
    の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 ノイズキャンセルコイルが巻かれた磁性
    板がケース外側に取付けられ、前記磁性板によりコイル
    が収納されている部分のケース外面が覆われている請求
    項1記載の磁気ヘッド。
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