JPH0793930A - 薄膜磁気ヘッドスライダ - Google Patents

薄膜磁気ヘッドスライダ

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JPH0793930A
JPH0793930A JP5239659A JP23965993A JPH0793930A JP H0793930 A JPH0793930 A JP H0793930A JP 5239659 A JP5239659 A JP 5239659A JP 23965993 A JP23965993 A JP 23965993A JP H0793930 A JPH0793930 A JP H0793930A
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JP
Japan
Prior art keywords
thin film
air
bearing surface
air bearing
magnetic head
Prior art date
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Pending
Application number
JP5239659A
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English (en)
Inventor
Mikio Kawasaki
幹雄 川崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低浮上量域で安定に動作する薄膜磁気ヘッド
スライダを提供することを目的とする。 【構成】 磁気ディスク表面に対向する浮上面に、浮上
面の空気流出端から空気流入側に向かって延びる少なく
とも一本の空気ベアリング面(ABS)25,26と、
空気ベアリング面25,26の空気流出端側面に、積層
して形成されたコイル31を含む記録再生素子部30と
を備えた薄膜磁気ヘッドスライダ24において、空気ベ
アリング面25,26の側縁に空気ベアリング面25,
26に対して2〜45°の側テーパ部32〜35を形成
した。 【効果】この構成によりコイル幅W1よりも狭いABS
幅を実現し、低浮上量域で安定に動作する薄膜磁気ヘッ
ドスライダを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスク装置に
用いられる薄膜磁気ヘッドスライダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの外部記憶装置は、
その高速性や大容量性からハードディスク装置の普及が
広まりつつある。コンピュータの高性能化に伴いハード
ディスク装置の小型化、高容量化が要求されており、特
に小型化に伴い、磁気ヘッドと記録媒体間の相対速度が
低下してきている。従って磁気ディスクからデータを読
み出す際に、信号出力が記録媒体との相対速度に依存し
ない薄膜磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下薄膜MR型磁
気ヘッドと称す)の必要性が高くなっている。この薄膜
MR型磁気ヘッドは従来の誘導型の薄膜記録再生素子を
記録専用素子とし、薄膜磁気抵抗素子(以下薄膜MR素
子と称す)を再生専用素子として使用した、いわゆる複
合型薄膜磁気ヘッドである。薄膜MR型磁気ヘッドで
は、薄膜MR素子を再生専用素子として使用しているた
め、読み取り出力が記録媒体との相対速度に依存せず、
原理的には記録媒体が低速でもデータを読み取ることが
できる。
【0003】ところで、上述した薄膜MR型磁気ヘッド
としては、薄膜MR素子の位置により3種類のタイプが
提案されている。その1つは、記録専用素子の磁気回路
の一部に薄膜MR素子を形成したヨーク型、その2は記
録専用素子のエアーギャップの間に薄膜MR素子を形成
したインギャップ型、さらにその3は薄膜MR素子を形
成後、その上に記録専用素子を形成したピギーバック型
がある。近年、ハードディスク用薄膜MR型磁気ヘッド
の主流になっているのはピギーバック型である。
【0004】したがって、薄膜MR型磁気ヘッドのう
ち、特にピギーバック型の薄膜MR型磁気ヘッドについ
て以下に説明する。図4(a)は従来の薄膜MR型磁気
ヘッドの記録再生素子部の拡大断面図であり、図4
(b)は従来の薄膜MR型磁気ヘッドの記録再生素子部
の要部斜視図である。これはピギーバック型である。1
は薄膜磁気誘導型ヘッド等に用いられているAl23
とTiCより形成されたアルチック基板、2はアルミナ
等の絶縁材料からなりアルチック基板1上に積層された
下地絶縁層、3は下地絶縁層2上に積層された下部シー
ルド層、4は下部シールド層3上に積層された再生専用
ヘッドRの下部シールドギャップ層、5は下部シールド
ギャップ層4上に積層された軟磁性バイアス補助層、6
はTa等からなり軟磁性バイアス補助層5上に積層され
た非磁性層、7はパーマロイ等からなり非磁性層6上に
積層される磁気抵抗効果層(以下MR層と略す)、8は
MR層7上に積層された一対の引き出し電極層、9はア
ルミナ膜よりなりMR層7及び引き出し電極層8上に積
層される上部シールドギャップ層、10は上部シールド
ギャップ層9上に積層された記録専用ヘッドWの下部コ
アとなる下部磁性層、11は下部磁性層10上に磁気ギ
ャップ12を介して形成されて記録専用ヘッドWの上部
コアとなる上部磁性層である。図4(b)において、1
3はコイルである。なお、磁気誘導効果型薄膜ヘッド
は、図4(a)に示した薄膜MR型磁気ヘッドの記録専
用ヘッドWのみを用いて記録再生を行う。
【0005】また、小型のハードディスク装置で高容量
を実現するため、記録再生素子と磁気ディスクとの間隙
(以下、浮上量と呼ぶ)をより低くする必要が生じてき
ている。しかしながら、浮上量を低くすると、磁気ディ
スクと薄膜磁気ヘッドスライダ(以下、スライダと称
す)とが接触しやすくなり、磁気ディスクの記録面を破
壊する可能性が高くなる。そのため、これらの浮上面を
有するスライダでは、浮上量を低く一定に維持すること
が望まれる。
【0006】図5は従来の薄膜磁気ヘッドスライダの斜
視図である。これはテーパーフラットスライダと呼ばれ
るタイプであり、製造コストが低いことから、従来一般
的に用いられてきた。スライダ14は、アルチック基板
1に形成された浮上面である2本の空気ベアリング面
(以下ABSと称す)15,16と、このABS15,
16の間にある溝部17と、ABS15,16の前端部
にまたがって形成されたテーパ部18,19で構成され
ており、ABS15の空気流出端側面には記録再生素子
部20およびコイル13が配置されている。なお、溝部
17のABS15,16からの深さDは、浮上面中央部
に余分な浮上力を発生させず、スライダ押圧荷重回りの
圧力モーメントを増加させるため、通常20μm以上に
形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現在、ハードディスク
装置の小型化の要求から、回転形アクチュエータを有す
るハードディスク装置が主流である。図6は従来の回転
形アクチュエータを有するハードディスク装置の模式図
である。スライダ14は、接着剤や合成樹脂などにより
サスペンション21に固定され、さらにサスペンション
21は駆動アーム22にかしめ固定されている。スライ
ダ14は、サスペンション21によって、磁気ディスク
23に対する押圧荷重が加えられている。
【0008】低浮上量を実現する方法としては、(1)
スライダの小型化、(2)荷重を大きくする、(3)A
BS幅を狭くすることが考えられる。しかし、(2)の
荷重を大きくする方法は、磁気ディスク23を回転させ
るために必要なモータ駆動トルクを大きくし、ハードデ
ィスク装置の消費電力の増大を招くため望ましくない。
また、ディスク回転のスタート/ストップ時における磁
気ディスク23とスライダ14の磨耗をも促進し、ハー
ドディスク装置の信頼性を低下させる。一方、(1)の
スライダの小型化は磁気ディスク23のうねりに対する
追従性を向上させ、(3)のABS幅を狭くする方法は
空気膜剛性を向上させるため、通常(1)のスライダの
小型化と(3)のABS幅を狭くする方法を組み合わせ
て低浮上量が実現される。
【0009】ところで、誘導効果型薄膜磁気ヘッドある
いは薄膜MR型磁気ヘッドの場合、ABS15の空気流
出端側面の形成されるコイル13は、インダクタンスを
小さくするため、磁路長が小さくなるABS15近くに
配置されることが望ましい。しかし、この場合のABS
15の最少幅W2は、コイル13の占有する幅W1、A
BS15の加工精度、コイル13の位置ズレ精度によっ
て決定され、通常W2>W1である。そのため、ABS
設計の自由度が小さくなるという問題点がある。例え
ば、適正なABS幅がW2を下回った場合、押圧荷重を
大きくせざるをえず、磁気ディスク23を回転させるた
めに必要なモータ駆動トルクが大きくなりハードディス
ク装置の消費電力が増大する。ディスク回転のスタート
/ストップ時における磁気ディスク23とスライダ14
の摩耗が促進されてハードディスク装置の信頼性が低下
するという問題点が生じる。
【0010】そこで本発明は、コイル幅よりも狭いAB
S幅を実現し、低浮上量域で安定動作できるスライダを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、磁
気ディスク表面に対向する浮上面に、浮上面の空気流出
端から空気流入側に向かって延びる少なくとも一本の空
気ベアリング面と、空気ベアリング面の空気流出端側面
に形成されたコイルを含む記録再生素子部とを備えた薄
膜磁気ヘッドスライダにおいて、空気ベアリング面の側
縁に2〜45°の側テーパ部あるいは5〜10μmの段
差部を形成したものである。
【0012】
【作用】本発明は上記の構成により、コイル幅よりも狭
いABS幅を形成し、低浮上量域で安定に動作する薄膜
磁気ヘッドスライダを得ることができ、ひいては小型、
高容量、高信頼性、低消費電力のハードディスク装置を
実現できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0014】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
における薄膜磁気ヘッドスライダの斜視図である。図1
において、24はスライダ、25,26はABSであ
る。スライダ24の中央部の溝部27は、浮上面中央部
に余分な浮上力を発生させず、スライダ押圧荷重回りの
圧力モーメントを増加させるため、通常20μm以上に
形成される。ABS25,26の空気流入側の前端部に
は各々テーパ部28,29が形成されており、ABS2
5の空気流出端には記録再生素子部30およびコイル3
1が形成されている。またABS25,26の側縁部に
は、側テーパ部32〜35が形成されている。側テーパ
部32〜35は、楕円状に形成されたコイル31に対し
信頼性上の問題が生じない寸法に設定される。
【0015】図5の従来例との比較から明らかなよう
に、コイル形状が同一でコイル31の占有する幅がW1
に等しい場合、本実施例でのABS25の最少幅W3
は、従来例でのABS15の最少幅W2よりも狭く、さ
らにコイル31の占有する幅W1よりも狭くできる。そ
のため本実施例では、コイル31の磁路長を長くするこ
となくABS25の幅を狭くでき、押圧荷重を増加させ
ることなく低浮上量を実現できる。このことは、(1)
空気膜剛性が向上して浮上量が安定する、(2)モータ
駆動トルクを小さく、ハードディスク装置の消費電力を
小さくできる、(3)ディスク回転のスタート/ストッ
プ時における磁気ディスクとスライダの摩耗を抑制して
ハードディスク装置の信頼性を低下させることがない、
といった利点を生じる。
【0016】なお、側テーパ部32〜35のABS2
5,26に対する角度θは2〜45°の角度に形成す
る。何故ならば、角度θが小さく2°以下の場合、側テ
ーパ部32〜35は横方向の流入空気に対して余分な加
圧力を生じ、浮上量が本来の設計値よりも高くなる。し
たがって、横方向の流入空気に対して余分な加圧力を生
じない2°以上の角度が必要である。また、従来スライ
ダ材料として硬度が低いMnZnフェライトを用いたモ
ノリシックヘッドの場合、加工の際に生じるABS側縁
の欠けを除去する目的で、ABS側縁に45°前後の側
テーパを設けることが行われてきた。しかし、ABS側
縁の側テーパ部32〜35はABS25の最少幅W3を
狭くするためのものであるため、角度θを少なくとも4
5°以下の角度とすることが効果的である。なお、薄膜
磁気ヘッドにおいては、スライダ材料として硬度がより
高いアルチックを用いることが一般的であり、ABS側
縁に側テーパを設けることは従来行われていなかった。
【0017】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図面を参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実
施例におけるスライダの斜視図である。図2において、
36はスライダ、37,38はABSであり、スライダ
36の中央部には溝部39が形成されている。ABS3
7,38の空気流入側の前端部には各々テーパ部40,
41が形成されており、ABS37の空気流出端には記
録再生素子部42およびコイル43が形成されている。
ABS37,38の側縁部には、段差部44〜47が形
成されている。段差部44〜47は、楕円状に形成され
たコイル43に対し信頼性上の問題が生じない寸法に設
定される。なお、段差部44〜47を設けたことによる
利点は(実施例1)と同じである。
【0018】段差部44〜47のABS37,38から
の深さD2は5〜10μmに形成する。深さD2が浅く
5μm以下の場合、段差部44〜47は横方向の流入空
気に対して余分な加圧力を生じ、浮上量が本来の設計値
に対して高くなる。そのため、横方向の流入空気に対し
て余分な加圧力を生じない5μm以上の深さが必要であ
る。また、深さD2が深くなると、段差部44〜47と
コイル43との距離を一定に保つために、ABS37の
最少幅W4を大きくせざるをえない。そのため、深さD
2については10μm以下とすることが効果的である。
【0019】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を
図面を参照しながら説明する。図3は本発明の第3の実
施例におけるスライダの斜視図である。図3において、
48はスライダ、49,50はABSであり、スライダ
48の中央部には溝部51が形成されている。ABS4
9,50の空気流入側の前端部には各々テーパ部52,
53が形成されており、ABS49の空気流出端には記
録再生素子部54およびコイル55が形成されている。
ABS49,50の記録再生素子側の側縁部にのみ段差
部56〜59が形成されている。段差部56〜59は、
楕円状に形成されたコイル55に対し信頼性上の問題が
生じない寸法に設定される。なお、段差部56〜59を
設けたことによる利点は(実施例1)と同じである。ま
た、(実施例2)と同様の理由から、段差部56〜59
のABS49,50からの深さD2を5〜10μmに形
成する。
【0020】記録再生素子部54の浮上量は、記録再生
素子部54に近い部分のABS49,50の幅によって
ほぼ決定される。そのため、本実施例のように、ABS
49,50の記録再生素子部54側の側縁部にのみ段差
部56〜59を設けた場合でも、低浮上量を実現するこ
とができ、(実施例1)及び(実施例2)と同様の効果
を得ることができるのである。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、磁気ディス
ク表面に対向する浮上面に、浮上面の空気流出端から流
入側に向かって延びる少なくとも一本の空気ベアリング
面と、空気ベアリング面の空気流出端側面に、積層して
形成されたコイルを含む記録再生素子部とを備えた薄膜
磁気ヘッドスライダにおいて、空気ベアリング面の側縁
に2〜45°の側テーパ部あるいは5〜10μmの段差
部を形成したことによって、コイル幅よりも小さなAB
S幅を実現し、低浮上量域で安定に動作する薄膜磁気ヘ
ッドスライダを得ることができ、小型、高容量、高信頼
性、低消費電力のハードディスク装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における薄膜磁気ヘッド
スライダの斜視図
【図2】本発明の第2の実施例における薄膜磁気ヘッド
スライダの斜視図
【図3】本発明の第3の実施例における薄膜磁気ヘッド
スライダの斜視図
【図4】(a)は従来の薄膜MR型磁気ヘッドの記録再
生素子部の拡大断面図 (b)は従来の薄膜MR型磁気ヘッドの記録再生素子部
の要部斜視図
【図5】従来の薄膜磁気ヘッドスライダの斜視図
【図6】従来の回転形アクチュエータを有するハードデ
ィスク装置の模式図
【符号の説明】
7 磁気抵抗効果層(MR層) 14 薄膜磁気ヘッドスライダ(スライダ) 24 薄膜磁気ヘッドスライダ(スライダ) 25,26 空気ベアリング 30 記録再生素子部 31 コイル 32〜35 側テーパ部 44〜47 段差部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスク表面に対向する浮上面に、こ
    の浮上面の空気流出端から空気流入側に向かって延びる
    少なくとも一本の空気ベアリング面と、この空気ベアリ
    ング面の空気流出端側面に形成されたコイルを含む記録
    再生素子部とを備えた薄膜磁気ヘッドスライダであっ
    て、前記空気ベアリング面の側縁に前記空気ベアリング
    面に対して2〜45°の角度を有する側テーパ部を形成
    したことを特徴とする薄膜磁気ヘッドスライダ。
  2. 【請求項2】磁気ディスク表面に対向する浮上面に、こ
    の浮上面の空気流出端から空気流入側に向かって延びる
    少なくとも一本の空気ベアリング面と、この空気ベアリ
    ング面の空気流出端側面に形成されたコイルを含む記録
    再生素子部とを備えた薄膜磁気ヘッドスライダであっ
    て、前記空気ベアリング面の側縁に前記空気ベアリング
    面からの深さが5〜10μmである段差部を形成したこ
    とを特徴とする薄膜磁気ヘッドスライダ。
JP5239659A 1993-09-27 1993-09-27 薄膜磁気ヘッドスライダ Pending JPH0793930A (ja)

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