JPH0794051B2 - 多孔押出型材の製造方法及び製造用ダイス - Google Patents

多孔押出型材の製造方法及び製造用ダイス

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JPH0794051B2
JPH0794051B2 JP13755087A JP13755087A JPH0794051B2 JP H0794051 B2 JPH0794051 B2 JP H0794051B2 JP 13755087 A JP13755087 A JP 13755087A JP 13755087 A JP13755087 A JP 13755087A JP H0794051 B2 JPH0794051 B2 JP H0794051B2
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栄治 杉尾
浩三 道阪
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は多孔押出型材、とくに内外に複数個の中空部
を有するような多孔押出型材の製造方法とそれに用いる
製造用ダイスに関する。
従来の技術と問題点 アルミニウム等の金属押出材のうち、複数個の中空部を
備えたような押出型材の製造は、一般に雌雄両型の組合
わせによるポートホール型のダイスによって押出成形し
ている。
しかしながら、通常のポートホール型ダイスによって
は、それによって成形しうる中空部の大きさ、配列に限
界がある。たとえば多数の角型中空部が横に一列に並ん
だような所謂ハモニカ型の多孔押出型材の製造は上記中
空部がかなり小さい場合でもなんとか可能であるもの
ゝ、第6図に示されるような1辺が5mm程度の小さな中
空部が縦横に複数列に並んで立体をなすような多孔中空
型材の製造は不可能なものであった。
而して、この発明は、上記のような小さな中空部が縦横
に配列されたような複雑な断面形状の多孔押出型材をも
支障なく製造可能とする独自の技術手段を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 この発明は、多孔押出型材をその外部部分と、その内部
を仕切って多数の中空部を形成する内部仕切体の部分と
に分けてそれぞれを親子型の組合わせダイスによって個
別に同時押出成形するものとしたのち、それらを押出直
後に合流させて合着一体化せしめるものとなすことを主
たる特徴とするものである。
即ち、第1の発明は、多孔押出型材の外郭体を成形する
ポートホール型の第1ダイスと、上記外郭体内に仕切壁
を構成して多数個の中空部を形成する内部仕切体を押出
成形する第2ダイスとを組合わせ、第2ダイスで押出成
形した仕切体を第1ダイスの雄型のマンドレル部先端か
ら導出した直後の、それが未だ表面活性を失わない段階
で、第1ダイスから求心方向に縮小挙動を生じさせなが
ら押出した外郭体の内周面に圧接させ溶着一体化せしめ
るものとなすことを特徴とする多孔押出型材の製造方法
を要旨とするものである。
また第2の発明は中空押出材の外郭体を成形するポート
ホール型の第1ダイスと、その雄型内に埋設状態に組付
け装備された中空押出型材の内部仕切体成形用の第2ダ
イスとからなり、第1ダイスの雄型内に第2ダイスから
押出される内部仕切体を該雄型のマンドレル部の先端面
から前方に導出せしめるリリーフ空間部が形成される一
方、第1ダイスはその押出口が求心方向に傾斜され外郭
体を前記仕切体に向けて縮小挙動を生じさせながら押出
成形しうるものとなされていることを特徴とする多孔押
出型材の製造用ダイスを要旨とするものとする。
実施例 以下、この発明を更に図示実施例に基いて説明する。
この発明によって製造しようとする多孔押出型材(1)
は、例えば第6図に示すように多数の小さな中空部
(2)を縦横に複数段複数列に備えたものであって、た
とえば熱交換器用のマルチフロータイプの冷媒流通管の
如き用途に使用されるものである。
第1図に上記多孔押出型材(1)の製造に用いられるダ
イスの構造を示す。該ダイスは、第1ダイス(A)の中
に更に別途小型の第2ダイス(B)が組付けられた親子
ダイスとも称すべき形態のものである。
第1ダイス(A)は、上記押出型材(1)の外周壁を構
成する外郭体(1A)〔第7図(イ)参照〕を押出成形す
るものであり、第2ダイス(B)は上記外郭体(1A)内
を仕切って多数の中空部(2)に区画する所要断面形状
の内部仕切体(1B)〔第7図(ロ)参照〕を押出成形す
るものである。
第1ダイス(A)は、第2図及び第3図に示すように雌
型(11)と雄型(12)との組合わせによるポートホール
型のものであるが、それらのベアリング部間に形成され
る環状の押出口(13)は、求心方向に所定角度傾斜した
ものとなされている。即ち、ダイスの軸線に対し、上記
押出口(13)が押出方向に向って内方に傾斜したものと
なされ、外郭体を形成する環状の押出材を押出直後から
断面を縮小する方向に変形せしめる縮小挙動を生じさせ
ながら押出成形しうるものとなされている。上記押出口
(13)の傾斜角度(θ)は、約5〜45゜の範囲に設定さ
れるものであり、特に一般的には15±5゜程度の範囲に
設定されるものである。
一方、第2ダイス(B)は、これも第4図及び第5図に
示すように雌型(21)と雄型(22)との組合わせからな
るポートホール型のものとして構成されたものである。
そしてこの第2ダイスは第7図(ロ)に示すように複数
個の縦仕切壁(3)と同じく複数個の横仕切壁(4)と
を備えてそれ自体の内部にも横一列に並んだ複数個の中
空部(2)を有する格子状断面の内部仕切体(1B)を押
出成形しうるものとして製作されているものである。図
面では分かり易くするために、雄型(22)のマンドレル
部(22a)を単一の突出部として簡略化して示してある
が、実際には前記形状の内部仕切体(1B)の断面形状に
対応した押出口(23)を雌雄両型(21)(22)のベアリ
ング部間に形成しているものである。
第2ダイス(B)は、第1図に示すように第1ダイス
(A)の雄型(12)の基盤部分の中央部に形成された凹
所(14)に嵌合してそれに組合わせ状態に装備されてい
る。そして、この第2ダイス(B)で押出成形される押
出材、即ち内部仕切体(1B)を、雄型(12)のマンドレ
ル部(12a)内を通じてその先端面中央部から前方に導
出しうるように、雄型(12)内には、一端を上記凹所
(14)に、他端をマンドレル部(12a)の先端面にそれ
ぞれ開口したテーパー状のリリーフ空間部(15)が設け
られている。
なお、図中(16)(24)は第1及び第2ダイス(A)
(B)の雄型(12)(22)に具備する成形材料流入口で
ある。
多孔押出型材(1)は上記の組合わせダイスを用いて次
のようにして押出成形される。
押出機のコンテナ(図示略)内で加熱されたアルミニウ
ム・ビレットによる成形材料は、押出圧によって第1及
び第2ダイス(A)(B)の各流入口(16)(24)に分
かれて流れ込む。そして、第2ダイス(B)によって第
7図(ロ)に示すような内部仕切体(1B)が先ず押出成
形される。この成形された内部仕切体(1B)は、第1ダ
イス(A)の雄型(12)内のリリーフ空間部(15)を通
ってそのマンドレル部(12a)の先端面から前方に向け
て導出される。一方、同時に第1ダイス(A)では、そ
の傾斜状の押出口(13)により、第7図(ロ)に示す外
郭体(1A)に対応する中空体が押出されるが、この押出
体は上記の押出口(13)の傾斜に従って求心方向に向っ
て縮小挙動を生じながら押出される。従って、押出直後
において、その内部に進行している前記内部仕切体(1
B)の外周縁部に当接され、縮小挙動が阻止されて所定
断面形状の外郭体(1A)に成形される。ところが、この
段階において、内部仕切体(1B)及び上記外郭体(1A)
はいずれも未だ押出直後の充分な表面活性状態を保って
いる状態にあるため、相互の当接部が溶着一体化し、第
6図に示されるような複数段多列に小さな中空部(2)
を備えた押出材(1)に製作される。
上記の実施例では、第2ダイス(B)にポートホール型
のものを用いて、内部仕切体(1B)自体にも独自の中空
部(2)を形成せしめるものとしているが、該第2ダイ
ス(B)は平ダイスを用いるものとしても良い。即ち、
第9図(ロ)に示すように1つの横仕切壁(4′)とこ
れと直交する多数の縦仕切壁(3)とを有する内部仕切
体(1B′)を形成しうる平ダイスを用いるものとし、こ
れによる上記内部仕切体(1B′)の外側に第1ダイス
(A)による外郭体(1A′)を溶着接合一体化せしめる
ものとして、第8図に示すように上下2段に、多数個の
小さい中空部(2)を備えた多孔押出材(1′)を得る
ものとしても良い。
発明の効果 この発明によれば、上述のように第1及び第2の2つの
ダイスを相互に組合わせたものとし、多孔押出型材の外
部部分とその内側の内部仕切体部分とを分けてそれぞれ
を上記各ダイスで押出し成形したのち、自動的に両者を
合流溶着させて所要の多孔中空型材に製作するものであ
るから、従来のポートホール型ダイスでは到底不可能で
あったような、比較的小さな中空部を多数個有する複雑
な断面形状の多孔押出型材をも、簡単に支障なく製造す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は組合わ
せ型のダイス全体の縦断面図、第2図はその第1ダイス
部分の縦断面図、第3図はその正面図、第4図は第2ダ
イス部分の縦断面図、第5図はその正面図、第6図は製
造する多孔押出型材の1例を示す横断面図、第7図は
(イ)(ロ)は第1ダイス及び第2ダイスで押出成形さ
れる押出材部分の形状を示す各横断面図、第8図は多孔
押出型材の他の一例を示す横断面図、第9図(イ)
(ロ)はその外郭体と内部仕切体との各部分の横断面図
である。 (A)……第1ダイス、(B)……第2ダイス、(1)
(1′)……多孔押出型材、(1A)……外郭体、(1B)
……内部仕切体、(2)……中空部、(11)(21)……
雌型、(12)(22)雄型、(12a)……マンドレル部、
(13)……押出口、(15)……リリーフ空間部、(23)
……押出口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔押出型材の外郭体を成形するポートホ
    ール型の第1ダイスと、上記外郭体内に仕切壁を構成し
    て多数個の中空部を形成する内部仕切体を押出成形する
    第2ダイスとを組合わせ、第2ダイスで押出成形した仕
    切体を第1ダイスの雄型のマンドレル部先端から導出し
    た直後の、それが未だ表面活性を失わない段階で、第1
    ダイスから求心方向に縮小挙動を生じさせながら押出し
    た外郭体の内周面に圧接させ溶着一体化せしめるものと
    なすことを特徴とする多孔押出型材の製造方法。
  2. 【請求項2】中空押出型材の外郭体を成形するポートホ
    ール型の第1ダイスと、その雄型内に埋設状態に組付け
    装備された中空押出型材の内部仕切体成形用の第2ダイ
    スとからなり、第1ダイスの雄型内に第2ダイスから押
    出される内部仕切体を該雄型のマンドレル部の先端面か
    ら前方に導出せしめるリリーフ空間部が形成される一
    方、第1ダイスはその押出口が求心方向に傾斜され外郭
    体を前記仕切体に向けて縮小挙動を生じさせながら押出
    成形しうるものとなされていることを特徴とする多孔押
    出型材の製造用ダイス。
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