JPH0794356A - 磁場中射出圧縮成形方法とその成形機 - Google Patents
磁場中射出圧縮成形方法とその成形機Info
- Publication number
- JPH0794356A JPH0794356A JP26169893A JP26169893A JPH0794356A JP H0794356 A JPH0794356 A JP H0794356A JP 26169893 A JP26169893 A JP 26169893A JP 26169893 A JP26169893 A JP 26169893A JP H0794356 A JPH0794356 A JP H0794356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- plunger
- magnetic field
- injection
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 45
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims abstract description 35
- 239000012778 molding material Substances 0.000 claims abstract description 35
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 33
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 33
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 12
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims description 10
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 9
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 2
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 abstract description 16
- 238000007906 compression Methods 0.000 abstract description 16
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 abstract description 12
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 10
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 abstract description 8
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 abstract description 6
- 238000012986 modification Methods 0.000 abstract 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 abstract 1
- 239000000499 gel Substances 0.000 description 12
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 6
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 6
- 229920000609 methyl cellulose Polymers 0.000 description 5
- 239000001923 methylcellulose Substances 0.000 description 5
- 235000010981 methylcellulose Nutrition 0.000 description 5
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 4
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 229920001817 Agar Polymers 0.000 description 2
- 239000008272 agar Substances 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000005056 compaction Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 1
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910001172 neodymium magnet Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012188 paraffin wax Substances 0.000 description 1
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
- 229910052723 transition metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000003624 transition metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 R−Fe−B系、Sm−Co系のような希土
類元素を含む磁性粉末材料を所定温度でゾル・ゲル変態
を起こすバインダーと水との混練物にした後、磁場中で
容易に、しかも連続的に射出成形できる低粘度用成形材
料に最適の磁場中射出圧縮成形方法とその成形機を提
供。 【構成】 成形材料をプランジャー11によって一定の
圧力のかかった供給シリンダー10に投入し、上プラン
ジャー3がノズル13より上に位置しているとき、プラ
ンジャー11の圧縮圧力により、成形材料がノズル13
を通って上下プランジャー3,5に挟まれた成形空間2
内に射出供給し、上下プランジャー3,5の間隔を一定
に保ったまま上部シリンダー1からバインダーのゲル化
温度に保持された下部シリンダー4に移動させると、ま
ず上プランジャー3の先端部がノズル13より下になり
ノズル13は自動的に閉じられ、上下プランジャー3,
5で圧縮圧力をかけて、ゲル硬化した成形体を得る。
類元素を含む磁性粉末材料を所定温度でゾル・ゲル変態
を起こすバインダーと水との混練物にした後、磁場中で
容易に、しかも連続的に射出成形できる低粘度用成形材
料に最適の磁場中射出圧縮成形方法とその成形機を提
供。 【構成】 成形材料をプランジャー11によって一定の
圧力のかかった供給シリンダー10に投入し、上プラン
ジャー3がノズル13より上に位置しているとき、プラ
ンジャー11の圧縮圧力により、成形材料がノズル13
を通って上下プランジャー3,5に挟まれた成形空間2
内に射出供給し、上下プランジャー3,5の間隔を一定
に保ったまま上部シリンダー1からバインダーのゲル化
温度に保持された下部シリンダー4に移動させると、ま
ず上プランジャー3の先端部がノズル13より下になり
ノズル13は自動的に閉じられ、上下プランジャー3,
5で圧縮圧力をかけて、ゲル硬化した成形体を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、R−Fe−B系、S
m−Co系のような希土類元素を含む磁性粉末材料に所
定温度でゾル・ゲル変態を起こすバインダーと水を加え
て混練した成形材料を磁場中で射出成形した後、脱バイ
ンダー、焼結して焼結異方性磁石を得る製造方法におけ
る金属射出成形法の改良に係り、2分割型シリンダー内
に嵌入した一対の対向するプランジャー間に所定の成形
空間を形成した成形機の上プランジャーを弁のように機
能させて成形材料を常時圧送可能とし、成形空間に充填
した成形材料に磁場中で圧縮応力を加えて成形し、下プ
ランジャー側から冷却して硬化させ、成形体を取り出し
た後に上プランジャーを上昇させて直ちに次の材料を導
入可能にし、成形体強度を向上させて量産性にすぐれた
磁場中射出圧縮成形方法とその成形機に関する。
m−Co系のような希土類元素を含む磁性粉末材料に所
定温度でゾル・ゲル変態を起こすバインダーと水を加え
て混練した成形材料を磁場中で射出成形した後、脱バイ
ンダー、焼結して焼結異方性磁石を得る製造方法におけ
る金属射出成形法の改良に係り、2分割型シリンダー内
に嵌入した一対の対向するプランジャー間に所定の成形
空間を形成した成形機の上プランジャーを弁のように機
能させて成形材料を常時圧送可能とし、成形空間に充填
した成形材料に磁場中で圧縮応力を加えて成形し、下プ
ランジャー側から冷却して硬化させ、成形体を取り出し
た後に上プランジャーを上昇させて直ちに次の材料を導
入可能にし、成形体強度を向上させて量産性にすぐれた
磁場中射出圧縮成形方法とその成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】複雑な形状の高性能永久磁石を得る方法
として、Sm−Co系磁性材またはR−Fe−B系磁性
材を用いて樹脂バインダー等を混練して機械的に成形す
る希土類系ボンド磁石の製造方法、あるいはR−Fe−
B系合金鋳塊を粉砕して得られた合金粉末と樹脂バイン
ダーを混練して射出成形し、脱バインダー後に焼結する
R−Fe−B系焼結永久磁石の製造方法(特開昭61−
220315号公報、特開昭64−28302号公報、
特開昭64−28303号公報)が提案されている。し
かし、上記のボンド磁石は、所望の形状性がえられるも
のの焼結異方性永久磁石に比べて磁石特性が劣る問題が
ある。
として、Sm−Co系磁性材またはR−Fe−B系磁性
材を用いて樹脂バインダー等を混練して機械的に成形す
る希土類系ボンド磁石の製造方法、あるいはR−Fe−
B系合金鋳塊を粉砕して得られた合金粉末と樹脂バイン
ダーを混練して射出成形し、脱バインダー後に焼結する
R−Fe−B系焼結永久磁石の製造方法(特開昭61−
220315号公報、特開昭64−28302号公報、
特開昭64−28303号公報)が提案されている。し
かし、上記のボンド磁石は、所望の形状性がえられるも
のの焼結異方性永久磁石に比べて磁石特性が劣る問題が
ある。
【0003】一方、R−Fe−B系、Sm−Co系等の
粉末磁性材料を焼結して焼結異方性永久磁石を作製する
ためには、粉末材料をプレス成形によって製品の形状に
まず磁場中あるいは磁場をかけずに圧粉成形し、この圧
粉成形品を所定の温度で焼結して永久磁石を得ていた。
この場合、成形がプレスによって行なわれるので、成形
できる製品の形状が制約され、極めて単純な製品しか作
製できなかった。
粉末磁性材料を焼結して焼結異方性永久磁石を作製する
ためには、粉末材料をプレス成形によって製品の形状に
まず磁場中あるいは磁場をかけずに圧粉成形し、この圧
粉成形品を所定の温度で焼結して永久磁石を得ていた。
この場合、成形がプレスによって行なわれるので、成形
できる製品の形状が制約され、極めて単純な製品しか作
製できなかった。
【0004】そこで、発明者らは、希土類元素を含む磁
性粉末材料を基にして焼結によって製品を得るための成
形技術として、プレス成形に代わって、複雑な形状の製
品を精度良く容易に成形できる金属射出成形(以下MI
Mという)技術を利用し、従来のパラフィン系ワックス
や熱可塑性樹脂からなるバインダーに代えて、メチルセ
ルロース及び/又は寒天と水を主成分とするバインダー
を用い、該バインダーのゾル・ゲル反応を利用して射出
成形することにより、バインダーとR成分との反応を抑
制し、残留酸素、炭素量を低減したR−Fe−B系焼結
磁石の製造方法を提案した。(特願平4−199213
号、特願平5−180644号、特願平5−18064
5号)
性粉末材料を基にして焼結によって製品を得るための成
形技術として、プレス成形に代わって、複雑な形状の製
品を精度良く容易に成形できる金属射出成形(以下MI
Mという)技術を利用し、従来のパラフィン系ワックス
や熱可塑性樹脂からなるバインダーに代えて、メチルセ
ルロース及び/又は寒天と水を主成分とするバインダー
を用い、該バインダーのゾル・ゲル反応を利用して射出
成形することにより、バインダーとR成分との反応を抑
制し、残留酸素、炭素量を低減したR−Fe−B系焼結
磁石の製造方法を提案した。(特願平4−199213
号、特願平5−180644号、特願平5−18064
5号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、希土類元素
を含む磁性粉末のMIMにおいては、遷移金属やセラミ
ックスなどの粉末材料とは異なり、従来の射出成形で一
般的に使用されている熱可塑性のバインダーを使用する
と、比較的高い温度(100〜250℃)での混練、脱
バインダーとなるために、磁性粉末中の希土類元素
(R)がバインダー中の酸素、炭素と反応し、射出成
形、脱バインダー、焼結した後かなりの酸素、炭素が残
留し、特に永久磁石の場合磁器特性の劣化を招く問題が
あった。このR成分とバインダーとの反応を極力抑える
ためには、低温(<100℃)で混練、射出成形、脱脂
(脱水)できるバインダーが必要であり、溶媒として水
を利用したゾル・ゲル変態を起こすバインダーが最適で
ある。
を含む磁性粉末のMIMにおいては、遷移金属やセラミ
ックスなどの粉末材料とは異なり、従来の射出成形で一
般的に使用されている熱可塑性のバインダーを使用する
と、比較的高い温度(100〜250℃)での混練、脱
バインダーとなるために、磁性粉末中の希土類元素
(R)がバインダー中の酸素、炭素と反応し、射出成
形、脱バインダー、焼結した後かなりの酸素、炭素が残
留し、特に永久磁石の場合磁器特性の劣化を招く問題が
あった。このR成分とバインダーとの反応を極力抑える
ためには、低温(<100℃)で混練、射出成形、脱脂
(脱水)できるバインダーが必要であり、溶媒として水
を利用したゾル・ゲル変態を起こすバインダーが最適で
ある。
【0006】しかし、ゾル・ゲル変態用バインダーを用
いた場合の短所として、水を多く含む(10数%)ため
に、急激な応力によりバインダーと粉末粒子が分離し、
成形材料の粘性が急激に高くなる、いわゆるダイラタン
シィの現象を示し、スクリュータイプの射出成形機で
は、このダイラタンシィによりスクリューの摩擦が大き
くなったり、摩耗したり、破壊される現象をおこす。ま
た、プランジャータイプでもプランジャーからの圧力が
ダイラタンシィのために伝播しにくく、成形後金型内シ
ョートショットを起こしたり、成形体の強度が不十分に
なりやすく、特に成形品の取りだし時にスプール、ラン
ナーが金型内に残ったりして連続射出成形が難しいとい
う短所がある。さらに、ゾル・ゲル変態用バインダーを
用いた混練物の多くは、室温で湿潤しているために、ペ
レットになりにくく、ホッパーに投入してもブリッジを
組んだり、またバインダーによっては粘土状であるため
に、乾燥しやすく、ホッパーに投入してもプランジャー
部あるいはスクリュー部への安定連続供給が難しいとい
う問題がある。
いた場合の短所として、水を多く含む(10数%)ため
に、急激な応力によりバインダーと粉末粒子が分離し、
成形材料の粘性が急激に高くなる、いわゆるダイラタン
シィの現象を示し、スクリュータイプの射出成形機で
は、このダイラタンシィによりスクリューの摩擦が大き
くなったり、摩耗したり、破壊される現象をおこす。ま
た、プランジャータイプでもプランジャーからの圧力が
ダイラタンシィのために伝播しにくく、成形後金型内シ
ョートショットを起こしたり、成形体の強度が不十分に
なりやすく、特に成形品の取りだし時にスプール、ラン
ナーが金型内に残ったりして連続射出成形が難しいとい
う短所がある。さらに、ゾル・ゲル変態用バインダーを
用いた混練物の多くは、室温で湿潤しているために、ペ
レットになりにくく、ホッパーに投入してもブリッジを
組んだり、またバインダーによっては粘土状であるため
に、乾燥しやすく、ホッパーに投入してもプランジャー
部あるいはスクリュー部への安定連続供給が難しいとい
う問題がある。
【0007】この発明は、R−Fe−B系、Sm−Co
系のような希土類元素を含む磁性粉末材料を所定温度で
ゾル・ゲル変態を起こすバインダーと水との混練物にし
た後、磁場中で容易に、しかも連続的に射出成形できる
低粘度用成形材料に最適の磁場中射出圧縮成形方法とそ
の成形機を提供することを目的としている。
系のような希土類元素を含む磁性粉末材料を所定温度で
ゾル・ゲル変態を起こすバインダーと水との混練物にし
た後、磁場中で容易に、しかも連続的に射出成形できる
低粘度用成形材料に最適の磁場中射出圧縮成形方法とそ
の成形機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
2分割型となしたシリンダー内に嵌入した一対の対向す
るプランジャー間に所定の成形空間を形成し、該空間に
成形材料を圧送する経路をプランジャーの行程で当該圧
送を遮断可能に一方のシリンダーに配設し、ゾル・ゲル
変態を起こすバインダーを用いた永久磁石用原料粉末か
らなる成形材料を該成形空間へ射出供給し、材料の充填
を完了した後、プランジャーの行程で射出供給を遮断
し、少なくとも該圧送経路を設けないシリンダーをバイ
ンダーのゲル状態を起こす温度に設定し、成形材料に磁
場中で圧縮応力を加えて、成形空間内で成形、硬化させ
ることを特徴とする磁場中射出圧縮成形方法である。
2分割型となしたシリンダー内に嵌入した一対の対向す
るプランジャー間に所定の成形空間を形成し、該空間に
成形材料を圧送する経路をプランジャーの行程で当該圧
送を遮断可能に一方のシリンダーに配設し、ゾル・ゲル
変態を起こすバインダーを用いた永久磁石用原料粉末か
らなる成形材料を該成形空間へ射出供給し、材料の充填
を完了した後、プランジャーの行程で射出供給を遮断
し、少なくとも該圧送経路を設けないシリンダーをバイ
ンダーのゲル状態を起こす温度に設定し、成形材料に磁
場中で圧縮応力を加えて、成形空間内で成形、硬化させ
ることを特徴とする磁場中射出圧縮成形方法である。
【0009】また、この発明は、2分割型となした上下
シリンダー内に嵌入した一対の対向するプランジャー間
に所定の成形空間を有し、シリンダー内の成形材料をプ
ランジャーで圧送する成形材料供給器の配管が該成形空
間に望ませてプランジャーの行程で当該射出供給を遮断
可能に上部シリンダーに配設され、上下シリンダーの外
周に設置した磁場発生用のコイルと、上下シリンダーを
異なる温度に設定する手段を有し、成形材料に磁場中で
圧縮応力を加えて、成形空間内で成形、硬化可能となし
たことを特徴とする磁場中射出圧縮成形機である。ま
た、この発明は、上記の構成において、成形空間の全部
あるいは所要部がプランジャーを嵌入したシリンダーと
は別個のシリンダーで構成された多数分割型シリンダー
を有する磁場中射出圧縮成形機を併せて提案する。
シリンダー内に嵌入した一対の対向するプランジャー間
に所定の成形空間を有し、シリンダー内の成形材料をプ
ランジャーで圧送する成形材料供給器の配管が該成形空
間に望ませてプランジャーの行程で当該射出供給を遮断
可能に上部シリンダーに配設され、上下シリンダーの外
周に設置した磁場発生用のコイルと、上下シリンダーを
異なる温度に設定する手段を有し、成形材料に磁場中で
圧縮応力を加えて、成形空間内で成形、硬化可能となし
たことを特徴とする磁場中射出圧縮成形機である。ま
た、この発明は、上記の構成において、成形空間の全部
あるいは所要部がプランジャーを嵌入したシリンダーと
は別個のシリンダーで構成された多数分割型シリンダー
を有する磁場中射出圧縮成形機を併せて提案する。
【0010】
【作用】この発明による磁場中射出圧縮成形方法を図面
に基づいて詳述する。図1、図2はこの発明による磁場
中射出圧縮成形機の一実施例の構成を示す縦断説明図で
あり、図1は平行磁界、図2は直角磁界を形成する例を
示す。上下2分割型シリンダーは、上プランジャー3が
嵌入されて製品外形形状寸法に合わせた成形空間2をシ
リンダー内下部に有する上部シリンダー1と内に下プラ
ンジャー5が嵌入された下部シリンダー4とからなり、
上下のシリンダー1,5の外周にはコイル6,7が配設
され、さらに、上部シリンダー1には成形材料の供給系
が配設されるが、供給シリンダー10内に収納された成
形材料をプランジャー11で所要圧力を掛けて配管12
を介して上部シリンダー1内の成形空間2に圧送する構
成であり、上部シリンダー1の外周部に貫通配置される
配管12の出口、すなわち射出用ノズル13は、上プラ
ンジャー3が上昇している際は解放され、圧縮成形のた
め下降した際には閉塞されて圧送が中断される構成から
なる。
に基づいて詳述する。図1、図2はこの発明による磁場
中射出圧縮成形機の一実施例の構成を示す縦断説明図で
あり、図1は平行磁界、図2は直角磁界を形成する例を
示す。上下2分割型シリンダーは、上プランジャー3が
嵌入されて製品外形形状寸法に合わせた成形空間2をシ
リンダー内下部に有する上部シリンダー1と内に下プラ
ンジャー5が嵌入された下部シリンダー4とからなり、
上下のシリンダー1,5の外周にはコイル6,7が配設
され、さらに、上部シリンダー1には成形材料の供給系
が配設されるが、供給シリンダー10内に収納された成
形材料をプランジャー11で所要圧力を掛けて配管12
を介して上部シリンダー1内の成形空間2に圧送する構
成であり、上部シリンダー1の外周部に貫通配置される
配管12の出口、すなわち射出用ノズル13は、上プラ
ンジャー3が上昇している際は解放され、圧縮成形のた
め下降した際には閉塞されて圧送が中断される構成から
なる。
【0011】以上の構成からなる磁場中射出圧縮成形機
においては、成形材料の射出供給と圧縮成形を行なう機
能が3つのプランジャーに分かれていて、成形材料の射
出供給は圧縮用の上プランジャー3のストロークによっ
て行なわれる。すなわち、圧縮用の上プランジャー3の
先端部が射出用ノズル13より上に位置した場合に射出
用ノズル13は開の状態になり、上部シリンダー1の成
形空間2中に成形材料が射出供給される。この際、上部
シリンダー1は使用したバインダーのゾル状態を保持す
る温度に、また下部シリンダー4はそのゲル状態の温度
に設定しておき、上下のプランジャー3,5の間隔を一
定に保ったまま、上プランジャー3の先端部が射出用ノ
ズル13より下に位置した場合にはノズルの先端は塞が
れて閉じた状態になる。この状態で上プランジャー3の
先端部が下部シリンダー4側に移動すると同時に、下プ
ランジャー5を上に押し上げると、コイル6,7に通電
して所定の磁場を発生させ、磁場中で成形材料は、先の
射出圧力に加えて圧縮応力が加わった状態で成形されて
ゲル化するために、成形体の生強度は著しく向上する。
においては、成形材料の射出供給と圧縮成形を行なう機
能が3つのプランジャーに分かれていて、成形材料の射
出供給は圧縮用の上プランジャー3のストロークによっ
て行なわれる。すなわち、圧縮用の上プランジャー3の
先端部が射出用ノズル13より上に位置した場合に射出
用ノズル13は開の状態になり、上部シリンダー1の成
形空間2中に成形材料が射出供給される。この際、上部
シリンダー1は使用したバインダーのゾル状態を保持す
る温度に、また下部シリンダー4はそのゲル状態の温度
に設定しておき、上下のプランジャー3,5の間隔を一
定に保ったまま、上プランジャー3の先端部が射出用ノ
ズル13より下に位置した場合にはノズルの先端は塞が
れて閉じた状態になる。この状態で上プランジャー3の
先端部が下部シリンダー4側に移動すると同時に、下プ
ランジャー5を上に押し上げると、コイル6,7に通電
して所定の磁場を発生させ、磁場中で成形材料は、先の
射出圧力に加えて圧縮応力が加わった状態で成形されて
ゲル化するために、成形体の生強度は著しく向上する。
【0012】成形材料供給時に、成形材料がノズルを通
って逆流しないように射出供給用のプランジャー11の
圧縮力を、圧縮用プランジャーの圧力より高く設定して
おく必要がある。射出量は、2つの圧縮用のプランジャ
ー3,5間の空隙の体積で決まるので、焼結後の寸法精
度を良くするためには、プランジャー3,5間の間隔を
精度良く設定しておく必要がある。さらに、この発明で
は圧縮用のプランジャーの圧力と当該プランジャー間隔
を変えることにより、射出量と圧力を調整できるために
非常に調整が容易である利点がある。また、複雑形状品
を作製するには、圧縮用の上部シリンダー1の外周から
種々の形状、寸法のピンを上プランジャー3の動きに合
わせて突出する機構を設けたり、シリンダーの形状及び
上下プランジャーの先端部の面に凹凸を付けることによ
り、ほぼ通常のMIM成形品と同程度の複雑形状品の成
形が可能である。さらには、成形空間の全部あるいは所
要部がプランジャーを嵌入したシリンダーとは別個のシ
リンダーで構成された多数分割型シリンダーを採用する
こともできる。成形材料にかける磁場方向は、図1に示
すごとくコイル6,7にてプランジャー3,5に対して
平行でも、図2に示すようにコイル8,9にてプランジ
ャー3,5に対して垂直でも可能であり、コイルの向き
を製品の形状、寸法に合わせて任意に選択できる。
って逆流しないように射出供給用のプランジャー11の
圧縮力を、圧縮用プランジャーの圧力より高く設定して
おく必要がある。射出量は、2つの圧縮用のプランジャ
ー3,5間の空隙の体積で決まるので、焼結後の寸法精
度を良くするためには、プランジャー3,5間の間隔を
精度良く設定しておく必要がある。さらに、この発明で
は圧縮用のプランジャーの圧力と当該プランジャー間隔
を変えることにより、射出量と圧力を調整できるために
非常に調整が容易である利点がある。また、複雑形状品
を作製するには、圧縮用の上部シリンダー1の外周から
種々の形状、寸法のピンを上プランジャー3の動きに合
わせて突出する機構を設けたり、シリンダーの形状及び
上下プランジャーの先端部の面に凹凸を付けることによ
り、ほぼ通常のMIM成形品と同程度の複雑形状品の成
形が可能である。さらには、成形空間の全部あるいは所
要部がプランジャーを嵌入したシリンダーとは別個のシ
リンダーで構成された多数分割型シリンダーを採用する
こともできる。成形材料にかける磁場方向は、図1に示
すごとくコイル6,7にてプランジャー3,5に対して
平行でも、図2に示すようにコイル8,9にてプランジ
ャー3,5に対して垂直でも可能であり、コイルの向き
を製品の形状、寸法に合わせて任意に選択できる。
【0013】一般にダイラタンシィの大きな成形材料
は、従来の射出成形機では射出圧力が金型内まで伝播し
ないために、金型内で流動性が低下しショートショット
を起こしたり、成形圧力の低下により、特にバインダー
の結合力の弱い成形体では生強度が低下するという問題
があるが、この発明では所定の圧力で射出後、さらに圧
縮用のプランジャーで圧力を加えるために上記の問題は
解消される。換言すれば、この圧縮応力を併用した2段
階圧縮のために、成形材料の流動性、バインダーの結合
力を犠牲にして、水を含めたバインダーを減らすことが
可能であると同時に、成形後の脱水、脱脂時間を大幅に
短縮できる利点がある。
は、従来の射出成形機では射出圧力が金型内まで伝播し
ないために、金型内で流動性が低下しショートショット
を起こしたり、成形圧力の低下により、特にバインダー
の結合力の弱い成形体では生強度が低下するという問題
があるが、この発明では所定の圧力で射出後、さらに圧
縮用のプランジャーで圧力を加えるために上記の問題は
解消される。換言すれば、この圧縮応力を併用した2段
階圧縮のために、成形材料の流動性、バインダーの結合
力を犠牲にして、水を含めたバインダーを減らすことが
可能であると同時に、成形後の脱水、脱脂時間を大幅に
短縮できる利点がある。
【0014】成形後の成形体の取り出しは、シリンダー
の分割形式などにより種々異なるが、例えば図示の構成
では、まず下部シリンダー4を下プランジャー5の先端
部より下に下げ、次に上プランジャー3を上げることに
より下プランジャー5の上に載った成形体を取り出すこ
とができ、量産性に優れている。
の分割形式などにより種々異なるが、例えば図示の構成
では、まず下部シリンダー4を下プランジャー5の先端
部より下に下げ、次に上プランジャー3を上げることに
より下プランジャー5の上に載った成形体を取り出すこ
とができ、量産性に優れている。
【0015】この発明において、ゾル・ゲル変態用のバ
インダーとしては、特に限定しないが、バインダーと希
土類成分との反応を抑制し、残留酸素、炭素量を低減で
きるメチルセルロース及び又は寒天と水を主成分とする
バインダーが好ましい。また一般にゾル・ゲル変態用の
バインダーを用いた場合、圧縮成形圧力は100kg/
cm2以下の圧力で充分であり、通常のプレス成形の数
分の1から数十分の1の圧力で成形できるのでプランジ
ャーとシリンダーとの嵌合に際しての寸法精度も多少緩
やかにでき、またこの嵌合の精度を高くすれば、成形材
料がプランジャーとシリンダーとの隙間に入りにくくな
り、仮に入っても所謂かじりを起こすことがない。
インダーとしては、特に限定しないが、バインダーと希
土類成分との反応を抑制し、残留酸素、炭素量を低減で
きるメチルセルロース及び又は寒天と水を主成分とする
バインダーが好ましい。また一般にゾル・ゲル変態用の
バインダーを用いた場合、圧縮成形圧力は100kg/
cm2以下の圧力で充分であり、通常のプレス成形の数
分の1から数十分の1の圧力で成形できるのでプランジ
ャーとシリンダーとの嵌合に際しての寸法精度も多少緩
やかにでき、またこの嵌合の精度を高くすれば、成形材
料がプランジャーとシリンダーとの隙間に入りにくくな
り、仮に入っても所謂かじりを起こすことがない。
【0016】
【実施例】実施例1 使用するゾル・ゲル変態用のバインダーとしてメチルセ
ルロースを用いた実施例について説明する。メチルセル
ロースは、水に溶解した後、約60℃前後に加熱すると
溶解して弾性のあるゲル状物質となって固化し、約35
℃以下に冷却すると粘性のあるゾル状物質となる。この
バインダーをNd−Fe−B系の磁性材料に添加した成
形実験に基づいて説明する。平均粒径3.2μmのNd
16.5at%−B5.7at%−Fe残部からなるN
d−Fe−B系の磁性材料を用い、原料粉末100に対
してバインダーとしてメチルセルロースを0.30wt
%、滑剤としてマクセロンを0.10wt%、水を1
5.0wt%添加して混練した成形材料を図1、図2に
示すごとく、プランジャー11によって一定の圧力のか
かった供給シリンダー10に投入し、上プランジャー3
をノズル13より上に位置させて、プランジャー11の
圧縮圧力により、成形材料がノズル13を通って上下プ
ランジャー3,5に挟まれた成形空間2内に射出供給し
た。上下プランジャー3,5の間隔を一定に保ったまま
上部シリンダー1から60℃に保温された下部シリンダ
ー4に移動させると、まず上プランジャー3の先端部が
ノズル13より下になるために、ノズル13は自動的に
閉じられ、その後、上下プランジャー3,5で圧縮圧力
をかけて、ゲル硬化した成形体を得た。次いで、下部シ
リンダー4を下プランジャー5の先端部より下に下げ、
次に上プランジャー3を上げることにより、下プランジ
ャー5の上に載った成形体を取り出すことができた。
ルロースを用いた実施例について説明する。メチルセル
ロースは、水に溶解した後、約60℃前後に加熱すると
溶解して弾性のあるゲル状物質となって固化し、約35
℃以下に冷却すると粘性のあるゾル状物質となる。この
バインダーをNd−Fe−B系の磁性材料に添加した成
形実験に基づいて説明する。平均粒径3.2μmのNd
16.5at%−B5.7at%−Fe残部からなるN
d−Fe−B系の磁性材料を用い、原料粉末100に対
してバインダーとしてメチルセルロースを0.30wt
%、滑剤としてマクセロンを0.10wt%、水を1
5.0wt%添加して混練した成形材料を図1、図2に
示すごとく、プランジャー11によって一定の圧力のか
かった供給シリンダー10に投入し、上プランジャー3
をノズル13より上に位置させて、プランジャー11の
圧縮圧力により、成形材料がノズル13を通って上下プ
ランジャー3,5に挟まれた成形空間2内に射出供給し
た。上下プランジャー3,5の間隔を一定に保ったまま
上部シリンダー1から60℃に保温された下部シリンダ
ー4に移動させると、まず上プランジャー3の先端部が
ノズル13より下になるために、ノズル13は自動的に
閉じられ、その後、上下プランジャー3,5で圧縮圧力
をかけて、ゲル硬化した成形体を得た。次いで、下部シ
リンダー4を下プランジャー5の先端部より下に下げ、
次に上プランジャー3を上げることにより、下プランジ
ャー5の上に載った成形体を取り出すことができた。
【0017】上記の成形材料を上記方法で直角磁界と平
行磁界の両方法で金型を変えて成形した。成形体の大き
さは15×15×5mmで、磁場は15kOeで、磁場
方向は5mmの厚み方向である。キャビティ内の圧縮圧
力は20kg/cm2で行なった。また成形材料供給用
の圧縮圧力は30kg/cm2である。この成形体を、
真空中で室温から100℃まで昇温速度100℃/Hで
昇温し、脱バインダーを行なった。さらに加熱して11
00℃で1時間保持して焼結した。焼結完了後にArガ
スを導入して7℃/分の速度で800℃まで冷却し、そ
の後100℃/時間で冷却して550℃、2時間保持す
る時効処理を施した。このような条件下で成形したNd
−Fe−B焼結合金に、ボイド、巣といった製品欠陥は
全く認められず良好な状態であった。また金型からの離
型性も良好で、プランジャー3,5とシリンダー1,4
の隙間に成形材料が入り込むようなこともなかった。
行磁界の両方法で金型を変えて成形した。成形体の大き
さは15×15×5mmで、磁場は15kOeで、磁場
方向は5mmの厚み方向である。キャビティ内の圧縮圧
力は20kg/cm2で行なった。また成形材料供給用
の圧縮圧力は30kg/cm2である。この成形体を、
真空中で室温から100℃まで昇温速度100℃/Hで
昇温し、脱バインダーを行なった。さらに加熱して11
00℃で1時間保持して焼結した。焼結完了後にArガ
スを導入して7℃/分の速度で800℃まで冷却し、そ
の後100℃/時間で冷却して550℃、2時間保持す
る時効処理を施した。このような条件下で成形したNd
−Fe−B焼結合金に、ボイド、巣といった製品欠陥は
全く認められず良好な状態であった。また金型からの離
型性も良好で、プランジャー3,5とシリンダー1,4
の隙間に成形材料が入り込むようなこともなかった。
【0018】また、比較のために、上記原料粉末を磁場
中(11kOe)でプレス圧力(2Ton/cm2)で
プレス成形し、実施例と同一条件で焼結した試料の磁気
特性の測定結果を表1に実施例の測定結果とともに示
す。
中(11kOe)でプレス圧力(2Ton/cm2)で
プレス成形し、実施例と同一条件で焼結した試料の磁気
特性の測定結果を表1に実施例の測定結果とともに示
す。
【0019】
【表1】
【0020】表1の測定結果から明らかなように、本発
明装置による成形体の試料の磁気特性は、通常のプレス
成形による試料のそれより僅かに低いものの、ほぼ同程
度の磁気特性のものが得られることが分かる。また、こ
の装置では磁場方向と圧縮方向でほとんど有意差が認め
られない。これは圧力がほぼ等方的にかかっていること
を表している。特に、従来より圧粉プレス成形ではR−
Fe−B系、Sm−Co系永久磁石の薄板、薄肉リング
の作製が困難であったが、この発明による装置を用いる
と、このような厚み3mm以下の薄物の成形には非常に
適していることがわかる。
明装置による成形体の試料の磁気特性は、通常のプレス
成形による試料のそれより僅かに低いものの、ほぼ同程
度の磁気特性のものが得られることが分かる。また、こ
の装置では磁場方向と圧縮方向でほとんど有意差が認め
られない。これは圧力がほぼ等方的にかかっていること
を表している。特に、従来より圧粉プレス成形ではR−
Fe−B系、Sm−Co系永久磁石の薄板、薄肉リング
の作製が困難であったが、この発明による装置を用いる
と、このような厚み3mm以下の薄物の成形には非常に
適していることがわかる。
【0021】
【発明の効果】この発明による磁場中射出圧縮成形方法
並びに成形機は、従来の射出成形機では、シリンダーと
金型が離れているために、どうしてもスプール、ランナ
ーが発生するが、この装置ではかかる余剰部が発生しな
いために、リサイクルの難しい磁性材料のような材料に
は最も適した方法であり、また大量生産用の装置として
も適した成形機である。以上のように、この発明はダイ
ラタンシィの大きな可塑性をもつ混練物の射出成形に最
適であり、また装置が比較的安価に作製できるために、
比較的形状の単純な磁性材料の磁場中射出成形に適した
成形方法である。
並びに成形機は、従来の射出成形機では、シリンダーと
金型が離れているために、どうしてもスプール、ランナ
ーが発生するが、この装置ではかかる余剰部が発生しな
いために、リサイクルの難しい磁性材料のような材料に
は最も適した方法であり、また大量生産用の装置として
も適した成形機である。以上のように、この発明はダイ
ラタンシィの大きな可塑性をもつ混練物の射出成形に最
適であり、また装置が比較的安価に作製できるために、
比較的形状の単純な磁性材料の磁場中射出成形に適した
成形方法である。
【図1】この発明による磁場中射出圧縮成形機の一実施
例の構成を示す縦断説明図であり、平行磁界を形成する
例を示す。
例の構成を示す縦断説明図であり、平行磁界を形成する
例を示す。
【図2】この発明による磁場中射出圧縮成形機の一実施
例の構成を示す縦断説明図であり、直角磁界を形成する
例を示す。
例の構成を示す縦断説明図であり、直角磁界を形成する
例を示す。
1 上部シリンダー 2 成形空間 3 上プランジャー 4 下部シリンダー 5 下プランジャー 6,7,8,9 コイル 10 供給シリンダー 11 プランジャー 12 配管 13 射出用ノズル
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも2分割型となしたシリンダー
内に嵌入した一対の対向するプランジャー間に所定の成
形空間を形成し、該空間に成形材料を圧送する経路をプ
ランジャーの行程で当該圧送を遮断可能に一方のシリン
ダーに配設し、ゾル・ゲル変態を起こすバインダーを用
いた永久磁石用原料粉末からなる成形材料を該成形空間
へ射出供給し、材料の充填を完了した後、プランジャー
の行程で射出供給を遮断し、少なくとも該圧送経路を設
けないシリンダーをバインダーのゲル状態を起こす温度
に設定し、成形材料に磁場中で圧縮応力を加えて、成形
空間内で成形、硬化させることを特徴とする磁場中射出
圧縮成形方法。 - 【請求項2】 2分割型となした上下シリンダー内に嵌
入した一対の対向するプランジャー間に所定の成形空間
を有し、シリンダー内の成形材料をプランジャーで圧送
する成形材料供給器の配管が該成形空間に望ませてプラ
ンジャーの行程で当該射出供給を遮断可能に上部シリン
ダーに配設され、上下シリンダーの外周に設置した磁場
発生用のコイルと、上下シリンダーを異なる温度に設定
する手段を有し、成形材料に磁場中で圧縮応力を加え
て、成形空間内で成形、硬化可能となしたことを特徴と
する磁場中射出圧縮成形機。 - 【請求項3】 成形空間の全部あるいは所要部がプラン
ジャーを嵌入したシリンダーとは別個のシリンダーで構
成された多数分割型シリンダーを有する請求項2に記載
の磁場中射出圧縮成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26169893A JPH0794356A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 磁場中射出圧縮成形方法とその成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26169893A JPH0794356A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 磁場中射出圧縮成形方法とその成形機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794356A true JPH0794356A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17365477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26169893A Pending JPH0794356A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 磁場中射出圧縮成形方法とその成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794356A (ja) |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP26169893A patent/JPH0794356A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105935766B (zh) | 粉末成型装置及使用该装置制造稀土烧结磁体 | |
| CN104907567A (zh) | 一种制备高密度复杂形状硬质合金零件和刀具的方法 | |
| KR101261099B1 (ko) | 희토류 소결자석 제조방법 | |
| EP3945534B1 (en) | Preparation method of ring-shaped sintered nd-fe-b magnet and its moulding die | |
| WO2019095921A1 (zh) | 一种湿压成形制备高取向度结钕铁硼永磁材料的方法 | |
| JP3554604B2 (ja) | 圧粉体成形方法及び該方法に使用するゴムモールド | |
| EP2571035B1 (en) | SYSTEM FOR PRODUCING NdFeB SYSTEM SINTERED MAGNET | |
| CN107393709A (zh) | 一种冷等静压制备高取向度各向异性粘结磁体的方法 | |
| JP2021190706A (ja) | 異方性結合磁石およびその作製方法 | |
| CN106041062B (zh) | 一种防止钕铁硼烧结磁体变形的制备方法 | |
| JPH10259403A (ja) | 圧縮成形装置および圧縮成形方法 | |
| CN1133764A (zh) | 生产高比重合金制件的方法 | |
| JPH0794356A (ja) | 磁場中射出圧縮成形方法とその成形機 | |
| JP3417633B2 (ja) | 磁場中押出成形方法とその成形機 | |
| JP3675452B2 (ja) | ボンド磁石の製造方法 | |
| JP3883138B2 (ja) | 樹脂ボンド磁石の製造方法 | |
| CN113744946A (zh) | 一种异方性粘结磁体及其制备方法 | |
| CN110064758A (zh) | 用于制造具有软磁特性的构件的方法、粉末压机以及系统 | |
| KR100225497B1 (ko) | RE-TM-B 합금을 기초로 하는 영구자석 제조방법(METHOD FOR MANUFACTURING PERMANENT MAGNET BASED ON Re-TM-B ALLOY) | |
| JPH06314605A (ja) | 希土類ボンド磁石の製造方法 | |
| JP2002237406A (ja) | 磁気異方性樹脂結合型磁石の製造方法 | |
| JP4392605B2 (ja) | 成形装置及び成形方法 | |
| JP2830125B2 (ja) | 異方性希土類磁石の製造方法 | |
| JPH06207202A (ja) | 成形体の製造方法 | |
| JPH0483319A (ja) | 希土類磁石の製造方法 |