JPH0794460B2 - 新規ピロロチエノピラジン化合物およびそれらの製造方法 - Google Patents

新規ピロロチエノピラジン化合物およびそれらの製造方法

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JPH0794460B2
JPH0794460B2 JP5134922A JP13492293A JPH0794460B2 JP H0794460 B2 JPH0794460 B2 JP H0794460B2 JP 5134922 A JP5134922 A JP 5134922A JP 13492293 A JP13492293 A JP 13492293A JP H0794460 B2 JPH0794460 B2 JP H0794460B2
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pyrrolo
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ギュアルディオラ − ルメトル ベアトリス
ルナル ピエール
アダム ジェラル
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アディール エ コンパニー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規ピロロチエノピラジン化合
物、それらの製造方法およびそれらを含む医薬組成物に
関するものである。
【0002】出願人は、新規ピロロチエノピラジン化合
物がある種のセロトニン性レセプタに対して極めて強い
アフィニティを有することを見いだした。それらは、他
のセロトニン性レセプタに関して選択的である5−HT
3 レセプタに対して、特に顕著なアフィニティを示す。
【0003】文献中において、4−(4−メチルピペラ
ジニル)−7−(トリフルオロメチル)ピロロ[1,2
−a]キノキサリンが既知であり、これは、5HT−1
Bセロトニン性レセプタの作動薬としてのみ記述されて
いる(Neale R.F.ら、Eur.J.of P
harmacology,1987,136,1−9お
よびMacor J.E.ら、J.Med.Che
m.,1990,33,2087−2093)。
【0004】更に特定的には、本発明は、式(I):
【化24】 式中:−R1 およびR2 は、一緒になって二重結合を形
成し、ならびにR3 は、塩素原子または式:
【0005】
【化25】 式中、R4 およびR5 は、それらと結合する窒素原子と
共に: −ピペラジン、 −置換ピペラジン、 −置換ピペリジン、 −置換ピロリジン、 −1以上のアルキル基により置換されるモルホリン、 −テトラヒドロピリジン、 −チオモルホリン −5〜12個の環構成原子を有するアザスピラン、 −1個以上のアルキル基またはオキソ基により置換さ
れ、5〜12個の環構成原子を有するアザスピラン、 −場合によりその骨格中に、酸素、硫黄および窒素から
選択される1個または2個の付加的なヘテロ原子を含
み、7〜12個の環構成原子を有するアザシクロアルキ
ル、 −場合によりその骨格中に、酸素、硫黄および窒素から
選択される1個または2個の付加的なヘテロ原子を含
み、1以上のアルキル基またはオキソ基により置換さ
れ、7〜12個の環構成原子を有するアザシクロアルキ
ル、 −kが2、3または4の整数を表す−NH−(CH2
k −NH2 基、および −kが2、3または4の整数を表す置換−NH−(CH
2 k −NH2 基、であるか、または
【0006】−R1 は、水素原子を表し、R2 およびR
3 は一緒になってオキソ基を表し、ここにおいて、上記
基、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジンおよび−NH
−(CH2 k −NH2 基に関する「置換」なる用語
は、これらの基がハロゲン原子、ヒドロキシル基、オキ
ソ基、R10基または、基、
【0007】
【化26】 式中、R10は、 −アルキル、 −アルコキシ、 −アルケニル、
【化27】 式中、nは0または1〜5の整数を表し、n’は1〜5
の整数を表し、R11は、フェニル、ベンズヒドリル、チ
エニル、ピロリル、ピロリジニル、フリル、ピリミジニ
ル、ピリジル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニ
ル、ナフチル、キノリニル、イソキノリニル、シクロア
ルキルまたは、ジシクロアルキルメチル基を表し、シク
ロアルキルなる用語は、3〜12個の環構成原子を有す
る単または二環式基を表し、これらのR11基自体は、ハ
ロゲン、トリフルオロメチル、アミノ、ニトロ、ヒドロ
キシル、アルキルおよびアルコキシルから選択される1
個以上の基により置換されていてもよい、ならびに
【0008】− −(CH2 n'−R12、ここでn’
は、上記定義に同じであり、R12はカルボニル、アルコ
キシカルボニル、アミノ、ジアルキルアミノ、−SO2
NR1314および−CONR1314(式中、R13および
14は、独立して水素原子またはアルキル基を表す)か
ら選択される基を表す、から選択される、の1個以上に
より置換されていてもよいことを意味し、
【0009】およびAは、 −式(α):
【化28】 を有し、その結合するヘテロ環系と共に式(I/α):
【0010】
【化29】 式中、R1 、R2 およびR3 は上記定義に同じであり、
6 およびR7 のそれぞれは他から独立して同一または
異なって、 −水素、 −アルキル、 −水素またはヒドロキシル基の1個以上によって置換さ
れるアルキル、 −アシル、 −アルコキシカルボニル、 −ハロゲン、 −ニトロ、 −−(CH2 m −フェニル、−(CH2 m −ナフチ
ルまたは−(CH2 m −ピリジル(ここにおいてmは
0または1〜4の整数を表し、フェニル核は同一または
異なった1個以上のRa基により置換されるかまたは未
置換であって,Raはハロゲン、アルキル、アルコキ
シ、トリフルオロメチルまたはピロリジニルを表す)、
および −式、
【0011】
【化30】 (式中、pは0または1もしくは2の整数を表し、Yは
酸素原子または硫黄原子を表し、Rbは水素原子または
アルキル基を表す)を有する基から選択される基を表
す、を有するピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−
e]ピラジンを形成する基であるか、または
【0012】−式(β):
【化31】 を有し、その結合するヘテロ環系共に式(I/β):
【0013】
【化32】 式中、R1 、R2 およびR3 は上記定義に同じであり、
8 およびR9 は上記に定義されるR6 およびR7 と同
じ意味を有する、を有するピロロ[1,2−a]チエノ
[2,3−e]ピラジンを形成する基を表し、
【0014】但し、R3 が塩素原子を表す場合、または
3 およびR2 が一緒になってオキソ基を形成する場合
にR6 およびR7 、またはR8 およびR9 は、同時に共
に水素原子を表すものではない、を有する化合物、およ
びR3 、R6 、R7 、R8 またはR9 が光学活性基を表
す場合にそれらの純粋な形態または混合物形態の光学異
性体、ならびにそれらの医薬的に許容される酸または塩
基との付加塩(ここにおいて、別途示さない限り、
【0015】−「アルキル」、「アルコキシ」および
「アシル」なる用語は、直鎖または分枝鎖の1〜6個の
単素原子を有する基を表し、また −「アルケニル」なる用語は、不飽和の直鎖または分枝
鎖の2〜6個の単素原子を有する基を表す)、に関する
ものである。
【0016】更に特定的には、本発明は、R1 およびR
2 が一緒になって二重結合を形成し、R3 が式:
【化33】 (式中、R4 およびR5 は、式(I)における定義に同
じであり、例えば、R4 およびR5 が、それらの結合す
る窒素原子と共にピラジン基または置換ピラジン基を形
成する式(I)の化合物について、「置換」なる用語
は、式(I)における定義に同じである)を有する式
(I)の化合物、それらの光学異性体、ならびにそれら
の医薬的に許容される酸または塩基との付加塩に関する
ものである。
【0017】本発明の化合物と共に付加塩を形成するた
めに使用される医薬的に許容される酸は、非限定的な例
として、塩酸、硫酸、リン酸、酒石酸、リンゴ酸、マレ
イン酸、フマル酸、オキサール酸、メタンスルホン酸、
エタンスルホン酸、樟脳酸およびクエン酸がある。
【0018】本発明による化合物を塩に変換するために
使用される医薬的に許容される塩基は、非限定的な例と
して、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチル
アミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、アルギニ
ン、リジンおよびジエタノールアミンがある。
【0019】更に本発明は、式(I)の化合物の製造方
法に関するものであり、該方法は、式(II):
【化34】 式中、Aは式(I)における定義に同じである、の化合
物を、溶媒の存在下または不在下で加熱して、式(I/
a):
【0020】
【化35】 式中、Aは上記定義に同じである、の化合物(これはR
1 が水素原子を表し、R2 およびR3 が一緒になってオ
キソ基を表す式(I)の化合物のうちの特定の場合であ
る)を与え、この式(I/a)の化合物にハロゲン化剤
を作用させて式(I/b):
【0021】
【化36】 式中、Aは上記定義に同じである、の化合物(これはR
1 およびR2 が一緒になって二重結合を形成し、R3
塩素原子を表す式(I)の化合物のうちの特定の場合で
ある)を与え、次いで、これを式(III):
【0022】
【化37】 式中、R4 およびR5 は、式(I)における上記定義に
同じである、のアミンと反応させて、式(I/c):
【化38】 式中、A、R4 およびR5 は、上記定義に同じである、
の化合物(これはR1 およびR2 が一緒になって二重結
合を形成し、R3 が基:
【0023】
【化39】 を表す式(I)の化合物のうちの特定の場合である)を
与え、ここで式(I/a)、(I/b)および(I/
c)の化合物が式(I)の化合物の全体を形成するもの
であり、
【0024】式(I)の化合物が、 −結晶化、シリカゲルカラムによるクロマトグラフィ、
抽出、ろ過、ならびに活性炭および/または樹脂の通過
から選択される1種類以上の精製法により精製され、 −適用可能な場合において、純粋な形態または混合物の
形態で、それらの可能な光学異性体に分離され、あるい
は、 −医薬的に許容される酸または塩基との塩に変換される
ことが可能であることを特徴とする式(I)の化合物の
製造方法である。
【0025】本発明は、更にはR1 およびR2 が一緒に
なって二重結合を形成し、R3 が基:
【化40】 を表す式(I)の化合物の特定の場合である式(I/
c)の化合物の調製方法に関するもので、該方法は、
【0026】式(II):
【化41】 式中、Aは式(I)における定義に同じである、の化合
物を、式(III):
【0027】
【化42】 式中、R4 およびR5 は、式(I)における上記定義に
同じである、のアミンと反応させて、式(V):
【0028】
【化43】 式中、A、R4 およびR5 は、上記定義に同じである、
の化合物を得、次いでこれをハロゲン化剤の作用下で閉
環し、アルカリ処理して式(I/c):
【0029】
【化44】 式中、A、R4 およびR5 は、上記定義に同じである、
の化合物(これはR1 およびR2 が一緒になって二重結
合を形成し、R3 が基:
【0030】
【化45】 を表す式(I)の化合物のうちの特定の場合である)を
与え、式(I/c)の化合物が、
【0031】−結晶化、シリカゲルカラムによるクロマ
トグラフィ、抽出、ろ過、ならびに活性炭および/また
は樹脂の通過から選択される1種類以上の精製法により
精製され、 −適用可能な場合において、純粋な形態または混合物の
形態で、それらの可能な光学異性体に分離され、あるい
は、 −医薬的に許容される酸または塩基との塩に変換される
ことが可能であることを特徴とする式(I/c)の化合
物の製造方法である。
【0032】式(II)の化合物は、式(a):
【化46】 式中、Aは式(I)における定義に同じであり、Rbは
(C1 −C4 )アルキル基を表す、の化合物のアルカリ
処理、または式(b):
【化47】 式中、Aは上記定義に同じである、の化合物の加水分解
によって、式(c):
【0033】
【化48】 式中、Aは上記定義に同じである、の化合物を得、次い
で、式(c)の化合物をアジ化ナトリウムと反応させて
式(II):
【化49】 式中、Aは上記定義に同じである、の対応する化合物を
得ることによって、当業者に容易に入手可能であり、
【0034】式(II)の化合物は、 −結晶化、シリカゲルカラムによるクロマトグラフィ、
抽出、ろ過、ならびに活性炭および/または樹脂の通過
から選択される1種類以上の精製法により精製され、 −適用可能な場合において、純粋な形態または混合物の
形態で、それらの可能な光学異性体に分離され得る。
【0035】上記方法において使用される出発材料は、 −商業的に入手可能であるか、または −文献中に記述されている方法によって、当業者に容易
に入手可能である。
【0036】式(I)の化合物は、極めて有用な薬理学
的性質を有する。本発明の化合物は、特に5−HT3
レセプタに対して極めて有力な選択的リガンドである
(本願の例Aのレセプタ結合研究参照)。
【0037】更には、5−HT3 レセプタに対するそれ
らに強いアフィニティが、インビトロ(NG 108−
15細胞における14C−グアニジンの蓄積の測定、本願
の例2参照)およびインビボ(ベツォルト−ヤーリッシ
ュ反射の測定、本願の例C参照)の両者において示され
た。
【0038】従って本発明の化合物は、不安、うつ、ス
トレス、精神障害、精神分裂症、中枢神経系の障害、片
頭痛、記憶障害、食障害、アルコール症および痛みの治
療および予防、ならびに嘔吐および胃の空腹障害の治療
および予防のために使用され得るものである。
【0039】本発明は、活性成分として式(I)の化合
物またはそれらの医薬的に許容される酸または塩基との
付加塩の少なくとも1種を、医薬的に許容される賦形剤
または担体の少なくとも1種以上との組合わせにおいて
含有する医薬組成物にも関するものである。
【0040】本発明による組成物は、非限定的な例とし
て、経口、非経口、経眼、皮下もしくは経皮、経鼻、直
腸、舌下または呼吸器的投与に適したもの、特には、注
射用調製物、エアロゾル、点眼もしくは点鼻剤、錠剤、
舌下錠、ゼラチンカプセル、カプセル、口内錠、舌錠、
座剤、クリーム、軟膏およびゲル等があげられる。
【0041】かくして得られた調製物は、一般に投与単
位形態中に、治療されるべき疾患ならびに患者の年令お
よび性に依存して、1日中り1〜3回の投与において
0.01〜100mgの活性成分、好ましくは、0.0
1〜5mg、特に0.1〜5mg、例えば1mgを含み
得る。
【0042】
【実施例】以下の例は、本発明を例示するものである
が、何等限定するものではない。
【0043】調製1:3−(ピロール−1−イル)−2
−テノイルアジド 工程A:メチル3−(ピロール−1−イル)−2−テノ
エート 20g(0.127mol)のメチル3−アミノ−2−
テノエートを、400cm3 のジオキサン中の16.8
0g(0.127mol)の2,5−ジメトキシテトラ
ヒドロフランの溶液に、1当量の4−クロロピリジニウ
ムハイドロクロライドの存在下に冷却しつつ少量づつ5
分間で添加した。該溶液を2時間還流し、次いで減圧下
で濃縮した。残渣を200cm3 の水に取り、600c
3 のジエチルエーテルで抽出した。エーテル相を乾燥
させ、動物性活性炭にて脱色し、減圧下で濃縮した。得
られた残渣油状物を、白色結晶の形態で結晶化した。再結晶溶媒 :ジエチルエーテル−ヘキサン(4/1)収率 :60%融点 :60℃スペクトル特性 : 赤外: vCO :1700cm-1 vC=C:1545cm-1
【0044】工程B:3−(ピロール−1−イル)−2
−テニル酸 150cm3 のメタノールおよび100cm3 の6N水
酸化ナトリウム溶液の混合物中において、工程Aにて得
た20g(0.096mol)の化合物の溶液を、還流
しつつ3時間加熱し、次いで減圧下でメタノールを留去
した。該混合物を、酸性化した100cm3 の水で希釈
し、次いで500cm3 のエーテルにて抽出した。エー
テル相を分離し、乾燥させ、次いで減圧下で濃縮した。
残渣をジエチルエーテルから再結晶化して3−(ピロー
ル−1−イル)−2−テニル酸を得た。融点 :170℃収率 :74%スペクトル特性 : 赤外: vCO :1675cm-1 vOH :2980,2520cm-1
【0045】工程C:3−(ピロール−1−イル)−2
−テノイルアジド 18cm3 のトリエチルアミンを、アセトンおよび7.
18cm3 のアセトニトリルの混合物(50/50)中
の工程Bにて得た10g(0.0518mol)の化合
物溶液に0℃にて滴々加えた。30分間の撹拌後、4.
97cm3 のエチルクロロホルメートを温度が0〜5℃
に保たれるように滴々加え、次いで30分間の撹拌後、
30cm3 の水に溶解した4.04g(0.062mo
l)のアジ化ナトリウムを添加した。該反応混合物を0
℃にて2時間撹拌後、1リットルの水に撹拌しつつ注入
した。形成される沈澱を、吸引ろ過し、最小量の水で洗
浄し、室温にて乾燥させた。再結晶溶媒 :ジエチルエーテル−ヘキサン(4/1)収率 :84%融点 :100℃スペクトル特性 : 赤外:vCON3 :2150cm-1 vCO :1670cm-1 v(基準):1420、1220、1000、780お
よび740cm-1
【0046】調製2−7:調製1の方法に従い、工程A
のメチル3−アミノ−2−テノエートを適当なメチルテ
ノエートに代えて、以下の調製による化合物を得た。
【0047】調製2:5−フェニル−3−(ピロール−
1−イル)−2−テノイルアジド再結晶溶媒 :エーテル融点 :64℃
【0048】調製3:5−(4−フルオロフェニル)−
3−(ピロール−1−イル)−2−テノイルアジド再結晶溶媒 :エーテル融点 :108℃
【0049】調製4:4−フェニル−3−(ピロール−
1−イル)−2−テノイルアジド再結晶溶媒 :エーテル融点 :122℃
【0050】調製5:4−(4−メトキシフェニル)−
3−(ピロール−1−イル)−2−テノイルアジド再結晶溶媒 :エーテル融点 :106℃
【0051】調製6:5−フェニル−2−(ピロール−
1−イル)−3−テノイルアジド再結晶溶媒 :エーテル融点 :72℃
【0052】調製7:4,5−ジフェニル−2−(ピロ
ール−1−イル)−2−テノイルアジド融点 :油状物
【0053】調製8:2−(ピロール−1−イル)−3
−テノイルアジド 調製方法は、Rault等のHeterocycle
s,Vol.14,5,1980の文献に記述されてい
る。
【0054】例1: 5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロロ〔1,
2−a〕チエノ〔3,2−e〕ピラジン 工程A:5−オキソ−4,5−ジヒドロ−ピロロ〔1,
2−a〕チエノ〔3,2−e〕ピラジン方法A : 150cm3 のオルト−ジクロロベンゼン中の10gの2
−(ピロロ−1−イル)−3−チエノイルアジドの懸濁
物を、還流下に1時間加熱した。冷却後、沈澱を吸引ろ
過し、ジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥させて5−オ
キソ−4,5−ジヒドロ−ピロロ〔1,2−a〕チエノ
〔3,2−e〕ピラジンを得た。再結晶溶媒 :アセトン(白色結晶)収率 :92%融点 :272℃
【0055】方法B:1gの2−(ピロロ−1−イル)
−3−チエノイルアジドを、乾燥するまで130℃にて
加熱した。気体の発生が停止した後、残渣を減圧下で昇
華させた。収率 :82%
【0056】工程B:5−クロロピロロ[1,2−a]
チエノ[3,2−e]ピラジン 300cm3 のホスホラスオキシクロライドおよび6c
3 のピリジン中の、先の工程で得た5−オキソ−4,
5−ジヒドロ−ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−
e]ピラジン6gの懸濁物を還流下で4時間加熱した。
次いでホスホラスオキシクロライドを減圧下で留去し、
残渣を10%アンモニア溶液で粉砕し、吸引ろ過し、水
にて洗浄し、乾燥させて5−クロロピロロ[1,2−
a]チエノ[3,2−e]ピラジンを得た。再結晶溶媒 :アセトン(淡黄色結晶、0.004mmH
g、120℃にて昇華)収率 :62%融点 :127℃
【0057】工程C:5−(4−メチルピペラジン−1
−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピ
ラジン 0.011molの1−メチルピペラジンおよび0.0
20mol(2.12g)の炭酸ナトリウムを10cm
3 のジメチルホルムアミド中の0.010mol(2.
08g)の5−クロロピロロ[1,2−a]チエノ
[3,2−e]ピラジン溶液に加えた。該反応混合物を
還流下で2時間加熱し、次いで冷却し、100cm3
水を加えた。得られた懸濁物を100cm3 のジエチル
エーテルにて3回抽出した。有機相を合わせ、100c
3 の水にて3回洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥さ
せ、動物性活性炭にて脱色した。溶媒を減圧下で除去
し、得られた残渣油状物を冷却により結晶化して5−
(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,2−
a]チエノ[3,2−e]ピラジンを得た。
【0058】
【化50】 再結晶溶媒:イソプロパノール収率 :79%融点 :82℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:3100、2940および2800c
-1 v(基準):1570、1500、1270、118
0、1140、1010、960、870、785、7
40、710および640cm-1 H NMR (δppm)テトラメチルシラン(TMS)
(DMSO−d6 ):7.73(H8 );7.34(H
2 );7.22(H3 );6.89(H6 );3.57
および2.50(CH2 );2.24(CH3
【0059】例2: 5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,
2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン フマレート 75cm3 の無水アセトン中の0.011mol(1.
2g)のフマル酸溶液を、温めつつ、15cm3 の無水
アセトン中の例1にて得た化合物0.010molの溶
液に添加した。該反応混合物を還流下で15分間加熱
し、次いで室温まで冷却せしめた。所望のフマル酸塩
は、その媒質中で結晶化し、これをろ過により回収し、
次いで乾燥させ、イソプロパノールから再結晶化した。収率 :91%融点 :200℃スペクトル特性 : 赤外:vN+ − :2700cm-1(ブロード) vC−H :3100、2920および2840cm-1 vC=O :1680cm-1 v(基準):1480、1410、1385、128
0、1180、1140、1100、1050、102
5、985、950、740および650cm-1
【0060】例3: 5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,
2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 例1の方法に従い、工程Aの2−(ピロール−1−イ
ル)−3−テノイルアジドに代えて3−(ピロール−1
−イル)−2−テノイルアジドを使用し、以下の工程の
化合物を順次得た:
【0061】工程A:5−オキソ−4,5−ジヒドロ−
ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン収率 :81%融点 :276℃
【0062】工程B:5−クロロピロロ[1,2−a]
チエノ[2,3−e]ピラジン収率 :61%融点 :180℃
【0063】工程C:5−(4−メチルピラジン−1−
イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラ
ジン
【化51】
【0064】再結晶溶媒:イソプロパノール収率 :81%融点 :98℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:3100、2960および2800c
-1 v(基準):1500、1450、1410、136
0、1260、1180、1140、1015、95
0、800および710cm-1 H NMR (δppm)テトラメチルシラン(TMS)
(DMSO−d6 ):7.54(H8 );7.27(H
2 );7.11(H3 );6.76(H7 および
6 );3.75および2.63(CH2 );2.38
(CH3
【0065】例4: 5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,
2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン フマレート 例2の方法に従い、例1の化合物を例3の化合物に代え
て5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン フマレ
ートを得た:収率 :93%融点 :190℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:3100cm-1 v=N−:2700、2300cm-1 vC=O:1680cm-1 v(基準):1600、1450、1350、127
0、1180、1150、1070、980、930、
860、760、720、680および640cm-1
【0066】例5および6:例1および2の方法に従
い、例1の工程Cの1−メチルピペラジンをピペラジン
に代えて以下の例の化合物を順次得た: 例5: 5−(ピペラジン−1−イル)ピロロ[1,2−a]チ
エノ[3,2−e]ピラジン収率 :92%融点 :100℃スペクトル特性 : 赤外:vN−H:3200cm-1 vC−H:2920および2820cm-1 v(基準):1570、1520、1485、142
0、1270、1130、950、890、870、8
10、740および700cm-1
【0067】例6: 5−(ピペラジン−1−イル)ピロロ[1,2−a]チ
エノ[3,2−e]ピラジン フマレート収率 :96%融点 :220℃スペクトル特性 : 赤外:vNH+ −,C−H:3100−2400cm-1 vC=O :1700cm-1 v(基準):1570、1490、1420、138
0、1280、1185、1135、1050、100
0、955、795、740、700および640cm
-1
【0068】例7および8:例1および2の方法に従
い、例1の工程Cの1−メチルピペラジンを1−ブチル
ピペラジンに代えて以下の例の化合物を順次得た: 例7: 5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン収率 :77%融点 :84℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:3100、3030、2940および
2820cm-1 v(基準):1480、1460、1410、137
0、1260、1150、1010、950、820、
800、740および700cm-1
【0069】例8: 5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン フマレ
ート収率 :95%融点 :192℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:3120、3000、2920および
2880cm-1 vN+ − :2680−2400cm-1 vC=O :1700cm-1 v(基準):1640、1570、1490、139
0、1270、1200、1110、990、950、
750、710および650cm-1
【0070】例9および10:例1および2の方法に従
い、工程Cの1−メチルピペラジンを1−[(ピロリジ
ン−1−イル)カルボニルメチル]ピペラジンに代えて
以下の例の化合物を順次得た: 例9: 5−[4−(ピロリジン−1−イルカルボニルメチル)
ピペラジン−1−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ
[3,2−e]ピラジン収率 :69%融点 :70℃
【0071】例10: 5−[4−(ピロリジン−1−イルカルボニルメチル)
ピペラジン−1−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ
[3,2−e]ピラジン フマレート収率 :91%融点 :194℃
【0072】例11および12:例1および2の方法に
従い、例1の工程Cの1−メチルピペラジンを1−(4
−クロロベンズヒドリル)ピペラジンに代えて以下の例
の化合物を順次得た: 例11: 5−{4−[1−(4−クロロフェニル)−1−(フェ
ニル)メチル]ピペラジン−1−イル}ピロロ[1,2
−a]チエノ[3,2−e]ピラジン収率 :65%融点 :140℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:3100、2980、2840および
2800cm-1 v(基準):1480、1410、1370、125
0、1160、1140、1090、1000、95
0、870、760、740、720および700cm
-1
【0073】例12: 5−{4−[1−(4−クロロフェニル)−1−(フェ
ニル)メチル]ピペラジン−1−イル}ピロロ[1,2
−a]チエノ[3,2−e]ピラジン フマレート収率 :91%融点 :176℃
【0074】例13: 5−(1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−1−イ
ル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
ン 例1の方法に従い、例1の工程Cの1−メチルピペラジ
ンを1,2,5,6−テトラヒドロピリジンに代えて5
−(1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−1−イ
ル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
ンを得た:収率 :90%融点 :82℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:3000、2900および2800c
-1 v(基準):1470、1410、1370、135
0、1250、1135、1080、1030、101
0、940、790、700、640および620cm
-1
【0075】例14: 5−(1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−1−イ
ル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
ン ハイドロクロライド 例13の化合物を最小量の熱イソプロパノールに溶解さ
せ、次いで数滴の濃塩酸を添加した。数分後に観察され
た沈澱を、吸引ろ過し、乾燥させ、イソプロパノールか
ら再結晶して5−(1,2,5,6−テトラヒドロピリ
ジン−1−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2
−e]ピラジン ハイドロクロライドを得た。収率 :94%融点 :218℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:3020および2880cm-1 vN+ − :2800−2600cm-1 v(基準):1580、1500、1425、138
0、1350、1260、1090、1030、95
5、930、880、830、700および620cm
-1
【0076】例15〜37:例1の方法に従い、例1の
工程Cの1−メチルピペラジンを、適用可能な場合に適
切なアミンに代え、続いて得られた化合物の医薬的に許
容される塩を調製して以下の例の化合物を得た:
【0077】例15: 5−(1,4−チオモルホリン−4−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン収率 :89%融点 :116℃
【0078】例16: 5−(1,4−チオモルホリン−4−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン ハイド
ロクロライド収率 :93%融点 :238℃
【0079】例17: 5−(4−フェニルピペリジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン収率 :86%融点 :108℃
【0080】例18: 5−(4−フェニルピペリジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン ハイド
ロクロライド収率 :95%融点 :250℃
【0081】例19: 5−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン収率 :83%融点 :140℃
【0082】例20: 5−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン ジハイ
ドロクロライド収率 :96%融点 :248℃
【0083】例21: 5−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラ
ジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2
−e]ピラジン収率 :87%融点 :128℃
【0084】例22: 5−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラ
ジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2
−e]ピラジン ハイドロクロライド収率 :92%融点 :208℃
【0085】例23: 5−[4−(エトキシカルボニル)ピペラジン−1−イ
ル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
収率 :85%融点 :104℃
【0086】例24: 5−[4−(エトキシカルボニル)ピペラジン−1−イ
ル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
ン ハイドロクロライド収率 :93%融点 :194℃
【0087】例25: 5−[4−(ピリド−2−イル)ピペラジン−1−イ
ル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
収率 :68%融点 :118℃スペクトル特性 : 赤外:vC−H:2800cm-1 v(基準):1590、1460、1480、143
0、1310、1250、1140、1040、100
0、950、770、730、700および640cm
-1
【0088】例26: 5−[4−(2,4−ジクロロベンジル)ピペラジン−
1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]
ピラジン収率 :82%融点 :76℃
【0089】例27: 5−[4−(2,4−ジクロロベンジル)ピペラジン−
1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]
ピラジン ハイドロクロライド収率 :92%融点 :198℃
【0090】例28: 5−[4−(3,4−ジクロロベンジル)ピペラジン−
1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]
ピラジン収率 :76%融点 :油状物
【0091】例29: 5−[4−(3,4−ジクロロベンジル)ピペラジン−
1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]
ピラジン フマレート収率 :84%融点 :188℃
【0092】例30: 5−[4−(4−クロロフェニル)ピペラジン−1−イ
ル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
収率 :82%融点 :128℃
【0093】例31: 5−[4−(4−クロロフェニル)ピペラジン−1−イ
ル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
ン ジハイドロクロライド収率 :92%融点 :170℃
【0094】例32: 5−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−
イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラ
ジン収率 :68%融点 :114℃
【0095】例33: 5−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−
イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラ
ジン ジハイドロクロライド収率 :93%融点 :174℃
【0096】例34: 5−(4−プロピルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン収率 :67%融点 :油状物
【0097】例35: 5−(4−プロピルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン ジハイ
ドロクロライド収率 :88%融点 :>260℃
【0098】例36: 5−(4−アリルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,
2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン収率 :78%融点 :油状物
【0099】例37: 5−(4−アリルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,
2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン ジハイドロク
ロライド収率 :94%融点 :254℃
【0100】例38〜41:例1の方法に従い、工程A
の2−(ピロール−1−イル)−3−テノイルアジドを
3−(ピロール−1−イル)−2−テノイルアジドに代
え、かつ工程Cの1−メチルピペラジンを、適切なアミ
ンに代え、以下の例の化合物を順次得た:
【0101】例38: 5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン融点 (トリハイドロクロライド):163℃
【0102】例39: 5−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラ
ジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3
−e]ピラジン融点 (モノハイドロクロライド):195℃
【0103】例40: 5−[4−(3,4−ジクロロベンジル)ピペラジン−
1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]
ピラジン融点 (トリハイドロクロライド):177℃スペクトル特性 : 赤外:v(基準):3400、3080、1590、1
420、1310、940および700cm-1
【0104】例41: 5−{4−[4,4−ビス(4−クロロフェニル)ブチ
ル]ピペラジン−1−イル}ピロロ[1,2−a]チエ
ノ[2,3−e]ピラジン融点 (トリハイドロクロライド):140℃スペクトル特性 : 赤外:v(基準):1590、1495、1210、1
150および825cm-1
【0105】例42: 5−(4−アリルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,
2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン融点 (ジハイドロクロライド):220℃
【0106】例43: 5−[4−(2,3−ジクロロベンジル)ピペラジン−
1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]
ピラジン融点 (ジハイドロクロライド):155℃
【0107】例44:(第2の方法) 5−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラ
ジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3
−e]ピラジン 工程A:N−[3−(ピロール−1−イル)チエン−2
−イル]−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)
ピペラジン−1−イル]カルボキサミド3g(0.01
37mol)の3−(ピロール−1−イル)−2−テノ
イルアジド(調製1にて得たもの)および3.15g
(0.0137mol)の1−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)ピペラジンを、70cm3 のベンゼン中に
て2時間還流させた。冷却後、該ベンゼン溶液を減圧下
で濃縮した。残渣油状物を、ジエチルエーテルの添加に
より結晶化させた(ピンク色の粉体)。収率 :90%融点 :98℃スペクトル特性 : 赤外:vNH:3620cm-1 vCO:1640cm-1
【0108】工程B:5−[4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,2
−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 先の工程にて得た残渣油状物を30cm3 のホスホラス
オキシクロライド中にて撹拌し、次いで2時間還流させ
た。該溶液を減圧下で濃縮し、残渣を150cm3 の炭
酸水素ナトリウム溶液にて希釈し、次いで150cm3
の酢酸エチルにて抽出した。有機相を水で洗浄し、分離
し、乾燥させ次いで減圧下で濃縮して5−[4−(3−
トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル]
ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジンを
得た。5−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)
ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ
[2,3−e]ピラジンの塩酸塩を、標記の化合物を3
0cm3 のイソプロパノールに溶解し、1cm3 の10
N濃塩酸で酸性化することによって得た。10分間撹拌
後、沈澱を吸引ろ過し、ジエチルエーテルにて洗浄し、
乾燥させ、アセトニトリルから再結晶した。融点 :(ジハイドロクロライド):195℃スペクトル特性 : 赤外:v=NH+ −:2720、2420cm-1 vC=C,C=N:1595cm-1
【0109】例45〜69:例44の方法に従い、工程
Aの3−(ピロール−1−イル)−2−テノイルアジド
を適当な置換テノイルアジドに置き換え、工程Aにおい
て適切なアミンを使用して以下の例の化合物を得た:
【0110】例45:(第2の方法) 5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 工程A:N−[3−(ピロール−1−イル)チエン−2
−イル]−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カル
ボキサミド融点 :158℃ 工程B:5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピ
ロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン融点 (トリハイドロクロライド):163℃
【0111】例46:(第2の方法) 2−フェニル−5−[4−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]
チエノ[2,3−e]ピラジン 工程A:N−[5−フェニル−3−(ピロール−1−イ
ル)チエン−2−イル]−[4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ピペラジン−1−イル)カルボキサミド融点 :129℃ 工程B:2−フェニル−5−[4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,
2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 融点 (モノハイドロクロライド):160℃
【0112】例47: 2−フェニル−5−(4−ベンジルピペラジン−1−イ
ル)ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジ
ン 工程A:N−[5−フェニル−3−(ピロール−1−イ
ル)チエン−2−イル]−[4−ベンジルピペラジン−
1−イル]カルボキサミド融点 :160℃ 工程B:2−フェニル−5−(4−ベンジルピペラジン
−1−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−
e]ピラジン融点 (トリハイドロクロライド):182℃
【0113】例48: 2−(4−フルオロフェニル−5−[4−(3−トリフ
ルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル]ピロロ
[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 工程A:N−[5−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピロール−1−イル)チエン−2−イル]−[4−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−
イル]カルボキサミド融点 :134℃ 工程B:2−(4−フルオロフェニル−5−[4−(3
−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イ
ル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジ
融点 (ジハイドロクロライド):212℃
【0114】例49: 1−フェニル−5−[4−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]
チエノ[2,3−e]ピラジン 工程A:N−[4−フェニル−3−(ピロール−1−イ
ル)チエン−2−イル]−[4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ピペラジン−1−イル)カルボキサミド融点 :192℃ 工程B:1−フェニル−5−[4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,
2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 融点 (モノハイドロクロライド):130℃
【0115】例50: 1−フェニル−5−[4−ベンジルピペラジン−1−イ
ル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジ
ン 工程A:N−[4−フェニル−3−(ピロール−1−イ
ル)チエン−2−イル]−[4−ベンジルピペラジン−
1−イル]カルボキサミド融点 :175℃ 工程B:1−フェニル−5−[4−ベンジルピペラジン
−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−
e]ピラジン融点 (トリハイドロクロライド):210℃
【0116】例51: 1−(4−メトキシフェニル)−5−[4−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル]ピロ
ロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 工程A:N−[4−(4−メトキシフェニル)−3−
(ピロール−1−イル)チエン−2−イル]−[4−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−
イル)カルボキサミド融点 :166℃ 工程B:1−(4−メトキシフェニル)−5−[4−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−
イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラ
ジン融点 (モノハイドロクロライド):162℃
【0117】例52: 2−フェニル−5−[4−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]
チエノ[3,2−e]ピラジン 工程A:N−[5−フェニル−2−(ピロール−1−イ
ル)チエン−3−イル]−[4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ピペラジン−1−イル]カルボキサミド融点 :160℃ 工程B:2−フェニル−5−[4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,
2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン 融点 (ジハイドロクロライド):135℃
【0118】例53: 2−フェニル−5−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
ン 工程A:N−[5−フェニル−2−(ピロール−1−イ
ル)チエン−3−イル]−[4−メチルピペラジン−1
−イル]カルボキサミド 褐色油状物 工程B:2−フェニル−5−(4−メチルピペラジン−
1−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]
ピラジン融点 (ジハイドロクロライド):>260℃
【0119】例54: 2−フェニル−5−(4−ベンジルピペラジン−1−イ
ル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジ
ン 工程A:N−[5−フェニル−2−(ピロール−1−イ
ル)チエン−3−イル]−[4−ベンジルピペラジン−
1−イル]カルボキサミド 褐色油状物 工程B:2−フェニル−5−(4−ベンジルピペラジン
−1−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−
e]ピラジン融点 (ジハイドロクロライド):186℃
【0120】例55: 2−フェニル−5−[4−(エトキシカルボニル)ピペ
ラジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,
2−e]ピラジン 工程A:N−[5−フェニル−2−(ピロール−1−イ
ル)チエン−3−イル]−[4−(エトキシカルボニ
ル)ピペラジン−1−イル)カルボキサミド 褐色油状物 工程B:2−フェニル−5−[4−(エトキシカルボニ
ル)ピペラジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエ
ノ[3,2−e]ピラジン融点 :136℃
【0121】例56: 2−フェニル−5−(ピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン 工程A:2−フェニル−5−(ピペラジン−1−イル)
ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン融点 (トリハイドロクロライド):206℃
【0122】例57: 2,3−ジメチル−5−(4−ベンジルピペラジン−1
−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピ
ラジン 工程A:N−[4,5−ジメチル−2−(ピロール−1
−イル)チエン−3−イル]−(4−ベンジルピペラジ
ン−1−イル)カルボキサミド融点 :168℃ 工程B:2,3−ジメチル−5−(4−ベンジルピペラ
ジン−1−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2
−e]ピラジン融点 (トリハイドロクロライド):164℃
【0123】例58: 2−フェニル−5−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジ
融点 (トリハイドロクロライド):196℃
【0124】例59: 5−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン融点 (ハイドロクロライド):185℃
【0125】例60: 5−[4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペラジン−
1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]
ピラジン
【0126】例61: 5−[4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1−
イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラ
ジン
【0127】例62: 5−(2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン
【0128】例63: 5−{[2−(ベンジルアミノ)エチル]アミン}ピロ
ロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン
【0129】例64: 2−フェニル−5−[2,5−ジメチルピペラジン−1
−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピ
ラジン
【0130】例65: 2−フェニル−5−[4−(4−ニトロフェニル)ピペ
ラジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ[3,
2−e]ピラジン
【0131】例66: 5−(3,3,5−トリメチルパーヒドロアゼピン−1
−イル)ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピ
ラジン
【0132】例67: 5−(ホモピペラジン−1−イル)ピロロ[1,2−
a]チエノ[3,2−e]ピラジン
【0133】例68: 5−[4−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシピ
ペラジン−1−イル]ピロロ[1,2−a]チエノ
[3,2−e]ピラジン
【0134】例69: 2−フェニル−5−[4−(4−フルオロフェニル)−
4−ヒドロキシピペラジン−1−イル]ピロロ[1,2
−a]チエノ[3,2−e]ピラジン
【0135】 例70:5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ
−ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 1g(0.0034mol)の4−フェニル−3−(ピ
ロール−1−イル)−2−テノイルアジドを180℃に
加熱した30cm3 のオルト−ジクロロベンゼンに少量
づつ添加した。その温度で5分間置いた後に、溶液を冷
却した。得られた沈澱を吸引ろ過し、ジエチルエーテル
で洗浄し、乾燥させた。収率 :77%融点 :250℃スペクトル特性 : 赤外:vNH:3120、2900cm-1 vCO:1625cm-1
【0136】例71: 5−オキソ−2−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピロロ
[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジン 例70の方法に従い、4−フェニル−3−(ピロール−
1−イル)−2−テノイルアジドを5−フェニル−3−
(ピロール−1−イル)−2−テノイルアジドに置換し
て5−オキソ−2−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピロ
ロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピラジンを得
た。融点 :291℃スペクトル特性 : 赤外:vNH:3120、2800cm-1 vCO:1650cm-1
【0137】例72: 5−オキソ−2−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピロロ
[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン 例70の方法に従い、4−フェニル−3−(ピロール−
1−イル)−2−テノイルアジドを5−フェニル−2−
(ピロール−1−イル)−3−テノイルアジドに置換し
て5−オキソ−2−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピロ
ロ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジンを得
た。収率 :78%融点 :255℃スペクトル特性 : 赤外:vNH:3100、2800cm-1 vCO:1640cm-1
【0138】例73〜78:例1または3の方法に従
い、工程Cの1−メチルピペラジンを適当なアミンに置
き換え、以下の例の化合物を得た:
【0139】例73: 5−[4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−
イル]−4H−ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−
e]ピラジン融点 (ジハイドロクロライド):170℃
【0140】例74: 5−[4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−
イル]−4H−ピロロ[1,2−a]チエノ[3,2−
e]ピラジン融点 (ジハイドロクロライド):180℃
【0141】例75: 5−[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルアミノ]
−4H−ピロロ[1,2−a]チエノ[2,3−e]ピ
ラジン融点 (ジハイドロクロライド):215℃
【0142】例76: 5−[4−(3−フェニルプロプ−2−エン−1−イ
ル)ピペラジン−1−イル]−4H−ピロロ[1,2−
a]チエノ[3,2−e]ピラジン融点 (ジハイドロクロライド):208℃
【0143】例77: 5−{4−[2−(2−トリフルオロメチルフェニル)
エチル]ピペラジン−1−イル}−4H−ピロロ[1,
2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン融点 (ジハイドロクロライド):130℃
【0144】例78: 5−{4−{2−[(メチルアミノ)スルホニル]エチ
ル}ピペラジン−1−イル}−4H−ピロロ[1,2−
a]チエノ[3,2−e]ピラジン
【0145】例79: 3−[4−(4H−ピロロ[1,2−a]チエノ[2,
3−e]ピラジン−5−イル]プロピオン酸
【0146】例80: 2−ベンジルオキシ−5−(4−ベンジルピペラジン−
1−イル)−4H−ピロロ[1,2−a]チエノ[3,
2−e]ピラジン
【0147】本発明の化合物の薬理研究 例A: 本発明の化合物のレセプタ結合研究
【0148】A−1:5−HT3 セロトニン性レセプタ
に対する結合研究 本発明の化合物の5−HT3 レセプタに対する結合を、
3Hザコプライド(5−HT3 レセプタの特異的リガン
ド)の置換をラット最後野ホモジネート中にて測定する
ことにより、各化合物について測定した。プロトコール :膜懸濁物(2.5−5.0 mg蛋白質
/cm3 )の分別量(50−100μl)をトリス−H
Cl緩衝液、25mM、pH7.4中で、0.3−0.
4nMの 3Hザコプライド(83Ci/mmol)の存
在下にインキュベートした(全体積:0.5cm3 )。
試料をワットマンGF/Bフィルタにてろ過することに
より、インキュベーションを停止し、次いでこれを洗浄
し、乾燥させた。最後にフィルタ上に残留する放射能
を、液体媒質(Aquasol)中で分光測定的に計数
した。非特異的結合を、1μMのオンダンセトロン(5
−HT3 拮抗剤)を更に含む試料を使用して、同一条件
下で評価した。試験化合物の5- HT3 に対するアフィ
ニティを測定するために、インキュベーション培地に試
験化合物を濃度を増加させつつ添加することによって得
た置換曲線を分析した。
【0149】A−2:5−HT1A、5−HT1B、5−H
1C、5−HT1Dおよび5- HT2 セロトニン性レセプ
タに対する本発明化合物の結合研究 本発明の化合物の結合(各レセプタについて、6種の異
なる濃度:10-4〜10-9Mに置いて試験した)を測定
した: −5−HT1Aレセプタについては、ラット海馬ホモジネ
ート中での8−OH−DPATの置換による; −5−HT1Bレセプタについては、ラット皮質、線条お
よび淡蒼球ホモジネート中での5−ヒドロキシトリプタ
ミンの置換による; −5−HT1Cレセプタについては、ラット前頭皮質およ
び海馬ホモジネート中でのN−メチルメスレルジンの置
換による; −5−HT1Dレセプタについては、ラット皮質、線条お
よび淡蒼球ホモジネート中での5−OH−トリプタミン
の置換による; −5- HT2 レセプタについては、ラット前頭皮質ホモ
ジネート中でのアミノアイオドケタンセリンの置換によ
る。
【0150】結論 本発明の化合物は、5−TH3 レセプタに対して極めて
強いアフィニティを有するものと思われる。本発明の化
合物は、他のセロトニン性レセプタに比較して5−TH
3 にたいして高い選択性をも示した。
【0151】例B: NG108−15細胞内の14C−グアニジン蓄積の測定 NG108−15細胞内の14C−グアニジン蓄積を測定
して、その蓄積が5-TH3 レセプタの作動薬によって
刺激される知見の下に、試験化合物の5- TH 3 レセプ
タとの相互作用の研究を可能とした。
【0152】ハイブリッドクローン(神経芽腫−神経膠
腫)NG 108−15を37℃にてCO2を富有化さ
せた雰囲気下(7%)で、標準条件(40mMの重炭酸
ナトリウム、1.8mMのL−グルタミン、0.1mM
のヒポキサンチン、1μMのアミノプテリン、16μM
のチミンおよび19%のウシ胎児血清芽添加されたダル
ベッコ培地)の下に培養した。融合の後(直径35mm
の枠内に細胞約3.5x105 個)、培養培地を吸引除
去し、敷き詰められた細胞を、145mMのNaCl、
5.4mMのKCl、1.8mMのCaCl2 、1.0
mMのMgCl 2 および20mMのグルコースを含むp
H7.4のHEPES緩衝溶液、3cm 3 にてすばやく
洗浄した。洗浄溶液の除去後、各培養枠に、10mMの
グアニジンと100−250nCiの14C−グアニジ
ン、10μMの物質Pならびに5-TH3 レセプタ作動
薬を添加した同じ緩衝溶液(但しNaCl濃度を135
mMに低減してある)、1.5cm3 を試験化合物の存
在下、または非存在下で徐々に注入した。インキュベー
ションを37℃にて10分間行った。次いで培地を吸引
除去し、NaClを等モル濃度のコリンクロライドに完
全に置換した3cm3の洗浄緩衝溶液にて、細胞を2回
すばやく洗浄した。最後に敷き詰められた細胞を0.5
cm3 の0.4N水酸化ナトリウム溶液中に取り、蓄積
された放射能を液体培地(Aquasol)中で分光的
に計数した。
【0153】それらの実験条件下において、セロトニ
ン、2−メチル−5−トリプタミンおよびフェニルビグ
アニド等の5- TH3 レセプタ作動薬(10μM−0.
1μM)は、14C−グアニジンの細胞内蓄積を5倍増加
させ、その効果は、10−100nMの選択的5- TH
3 拮抗剤(オンダンセトロン、ザコプライド)によって
完全に消去され得る。この試験によって、本発明の化合
物が、強力な5- TH3 レセプタの拮抗剤であることを
示し得る。
【0154】例C: ベツオルト−ヤーリッシュ徐脈反射 徐脈(ベツオルト−ヤーリッシュ反射)を、ウレタンに
て麻酔処理したラットにおいて、5- TH3 作動薬の静
脈内注射によって誘発させた。その応答は、求心性迷走
神経上の5- TH3 レセプタの刺激によって誘発される
突然であるが遷移性の徐脈からなる。従ってこのモデル
は、5- TH3 レセプタ有能なリガンドである化合物の
作動的または拮抗的効果を明らかにするために全く好適
である。
【0155】プロトコール:動物(雄性の成体ラット−
Sprague−Dawley株、250−300g)
に、最初にウレタン(1,4g/kg i.p.)を用
いて麻酔を施し、次いで気管カヌーレ挿入の為に気管切
開をした。動脈圧および心拍を連続的に記録するため
に、カテーテル(0.3mm)を大腿動脈を通して腹部
大動脈に導入した。薬剤を、そのためにカヌーレ挿入し
た伏在静脈に注射した。30μgのセロトニン、2−メ
チル−5−ヒドロキシトリプタミンまたはフェニルビグ
アニドの静脈内注射は、突然(−80%)、かつ遷移的
な(例えば、約4−5秒間)の心拍数の低下を引き起こ
し、またその効果は、例えば、ザコプライドまたはオン
ダンセトロン(1μg/kgの投与量)等種々の選択的
拮抗剤の先行する投与(i.v.)によって完全に防止
され得た。
【0156】結果:この試験において、本発明の化合物
は、5−HT3 レセプタの強力なリガンドとして挙動
し、また拮抗的もしくは作動的作用のいずれかを有する
ものと思われる。
【0157】例E: 医薬組成物:錠剤 5mgの5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,2−a]チエ ノ[3,2−e]ピラジンを含む錠剤 1000錠用の調剤 5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピロロ [1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン 5 g 小麦デンプン 2.5g とうもろこしデンプン 1.5g ラクトース 8.5g ステアリン酸マグネシウム 0.2g シリカ 0.1g ヒドロキシプロピルセルロース 0.2g
【0158】例F: 医薬組成物:錠剤 1mgの5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピロロ[1,2−a]チエ ノ[3,2−e]ピラジンを含む錠剤 1000錠用の調剤 5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピロロ [1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン 1 g 小麦デンプン 2.5g とうもろこしデンプン 1.5g ラクトース 8.5g ステアリン酸マグネシウム 0.2g シリカ 0.1g ヒドロキシプロピルセルロース 0.2g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/55 AAN ACP (72)発明者 マックス ロバ フランス国パリ,リュ マシロン 4 (72)発明者 ベアトリス ギュアルディオラ − ルメ トル フランス国ニュイリ − スュル − セ ーヌ,リュ エドゥアル ノルチエ 6 (72)発明者 ピエール ルナル フランス国ヴェルサイユ,アヴニュー ド ゥ ヴィルヌーヴ レタング 50 (72)発明者 ジェラル アダム フランス国ル メスニル ル ルワ,クロ デュ メスニル − ルト デュ ペク 9

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 式中: − R1 およびR2 は、一緒になって二重結合を形成
    し、ならびにR3 は、塩素原子または式: 【化2】 式中、R4 およびR5 は、それらと結合する窒素原子と
    共に: − ピペラジン、 − 置換ピペラジン、 − 置換ピペリジン、 − 置換ピロリジン、 − 1以上のアルキル基により置換されるモルホリン、 − テトラヒドロピリジン、 − チオモルホリン − 5〜12個の環構成原子を有するアザスピラン、 − 1個以上のアルキル基またはオキソ基により置換さ
    れ、5〜12個の環構成原子を有するアザスピラン、 − 場合によりその骨格中に、酸素、硫黄および窒素か
    ら選択される1個または2個の付加的なヘテロ原子を含
    み、7〜12個の環構成原子を有するアザシクロアルキ
    ル、 − 場合によりその骨格中に、酸素、硫黄および窒素か
    ら選択される1個または2個の付加的なヘテロ原子を含
    み、1以上のアルキル基またはオキソ基により置換さ
    れ、7〜12個の環構成原子を有するアザシクロアルキ
    ル、 − kが2、3または4の整数を表す−NH−(CH2)
    k −NH2 基、および − kが2、3または4の整数を表す置換−NH−(C
    2)k −NH2 基、から選択される基を形成し、または − R1 は、水素原子を表し、R2 およびR3 は一緒に
    なってオキソ基を表し、ここにおいて、上記基、ピペラ
    ジン、ピペリジン、ピロリジンおよび−NH−(CH2)
    k −NH2 基に関する「置換」なる用語は、これらの基
    がハロゲン原子、ヒドロキシル基、オキソ基、R10基ま
    たは、基、 【化3】 式中、R10は、 − アルキル、 − アルコキシ、 − アルケニル、 【化4】 式中、nは0または1〜5の整数を表し、n′は1〜5
    の整数を表し、R11は、フェニル、ベンズヒドリル、チ
    エニル、ピロリル、ピロリジニル、フリル、ピリミジニ
    ル、ピリジル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニ
    ル、ナフチル、キノリニル、イソキノリニル、シクロア
    ルキルまたは、ジシクロアルキルメチル基を表し、シク
    ロアルキルなる用語は、3〜12個の環構成原子を有す
    る単または二環式基を表し、これらのR11基自体は、ハ
    ロゲン、トリフルオロメチル、アミノ、ニトロ、ヒドロ
    キシル、アルキルおよびアルコキシルから選択される1
    個以上の基により置換されていてもよい、ならびに − −(CH2)n'−R12、ここでn′は、上記定義に同
    じであり、R12はカルボキシ、アルコキシカルボニル、
    アミノ、ジアルキルアミノ、−SO2 NR1314および
    −CONR1314(式中、R13およびR14は、それぞれ
    独立して水素原子またはアルキル基を表す) から選択される、 の1個以上により置換されていてもよいことを意味し、 およびAは、 − 式(α): 【化5】 を有し、その結合するヘテロ環系と共に式(I/α): 【化6】 式中、R1 、R2 およびR3 は上記定義に同じであり、
    6 およびR7 のそれぞれは他から独立して同一または
    異なって、 − 水素、− アルキル、 − 水素、またはヒドロキシル基の1個以上によって置
    換されたアルキル、 − アシル、 − アルコキシカルボニル、 − ハロゲン、 − ニトロ、 − −(CH2)m −フェニル、−(CH2)m −ナフチル
    または−(CH2)m −ピリジル(ここにおいてmは0ま
    たは1〜4の整数を表し、フェニル核は同一または異な
    った1個以上のRa基により置換されるかまたは未置換
    であって、Raはハロゲン、アルキル、アルコキシ、ト
    リフルオロメチルまたはピロリジニルを表す)、および − 式、 【化7】 (式中、pは0または1もしくは2の整数を表し、Yは
    酸素原子または硫黄原子を表し、Rbは水素原子または
    アルキル基を表す)を有する基 から選択される基を表す、 を有するピロロ〔1,2−a〕チエノ〔3,2−e〕ピ
    ラジンを形成する基であるか、または − 式(β): 【化8】 を有し、その結合するヘテロ環系共に式(I/β): 【化9】 式中、R1 、R2 およびR3 は上記定義に同じであり、
    8 およびR9 は上記に定義されるR6 およびR7 と同
    じ意味を有する、 を有するピロロ〔1,2−a〕チエノ〔3,2−e〕ピ
    ラジンを形成する基を表し、 但し、R3 が塩素原子を表す場合、またはR3 およびR
    2 が一緒になってオキソ基を形成する場合にR6 および
    7 、またはR8 およびR9 は、同時に共に水素原子を
    表すものではない、 を有する化合物、または3 、R6 、R7 、R 8 もしく
    9 が光学活性基を表す場合にそれらの純粋な形態ま
    たは混合物形態の光学異性体、またはそれらの医薬的に
    許容される酸もしくは塩基との付加塩(ここにおいて、
    別途示さない限り、 − 「アルキル」、「アルコキシ」および「アシル」な
    る用語は、直鎖または分枝鎖の1〜6個の炭素原子を有
    する基を表し、また − 「アルケニル」なる用語は、不飽和の直鎖または分
    枝鎖の2〜6個の炭素原子を有する基を表す)。
  2. 【請求項2】 R1 およびR2 が一緒になって二重結合
    を形成し、R3 が式: 【化10】 (式中、R4 およびR5 は、請求項1の定義に同じであ
    る) を有する請求項1に記載の式(I)の化合物、それらの
    光学異性体、またはそれらの医薬的に許容される酸もし
    くは塩基との付加塩。
  3. 【請求項3】 R1 およびR2 が一緒になって二重結合
    を形成し、R3 が式: 【化11】 (式中、R4 およびR5 は、それらの結合する窒素原子
    と共にピペラジン基または置換ピペラジン基を形成し、
    「置換」なる用語は、請求項1の定義に同じである) を有する請求項1の記載の式(I)の化合物、それらの
    光学異性体、またはそれらの医薬的に許容される酸もし
    くは塩基との付加塩。
  4. 【請求項4】 5−(4−ベンジルピペラジン−1−イ
    ル)ピロロ〔1,2−a〕チエノ〔3,2−e〕ピラジ
    ンである請求項1に記載の式(I)の化合物、またはそ
    れらの医薬的に許容される酸もしくは塩基との付加塩。
  5. 【請求項5】 5−(ピペラジン−1−イル)ピロロ
    〔1,2−a〕チエノ〔3,2−e〕ピラジンである請
    求項1に記載の式(I)の化合物、またはそれらの医薬
    的に許容される酸もしくは塩基との付加塩。
  6. 【請求項6】 5−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)ピロロ〔1,2−a〕チエノ〔3,2−e〕ピラジ
    ンである請求項1に記載の式(I)の化合物、またはそ
    れらの医薬的に許容される酸もしくは塩基との付加塩。
  7. 【請求項7】 式(II): 【化12】 式中、Aは請求項1に記載の式(I)における定義と同
    じである、 の化合物を、溶媒の存在下または不在下で加熱して、式
    (I/a): 【化13】 式中、Aは上記定義に同じである、 の化合物(これはR1 が水素原子を表し、R2 およびR
    3 が一緒になってオキソ基を表す請求項1に記載の式
    (I)の化合物のうち特定の場合である)を得、この式
    (I/a)の化合物にハロゲン化剤を作用させて式(I
    /b): 【化14】 式中、Aは上記定義に同じである、 の化合物(これはR1 およびR2 が一緒になって二重結
    合を形成し、R3 が塩素原子を表す、請求項1に記載の
    式(I)の化合物のうち特定の場合である)を得、次い
    で、これを式(III): 【化15】 式中、R4 およびR5 は、請求項1に記載の式(I)に
    おける上記定義に同じである、 のアミンと反応させて、式(I/c): 【化16】 式中、A、R4 およびR5 は、上記定義に同じである、 の化合物(これはR1 およびR2 が一緒になって二重結
    合を形成し、R3 が基: 【化17】 を表す、請求項1に記載の式(I)の化合物のうちの特
    定の場合である)を得、ここで式(I/a)、(I/
    b)または(I/c)の化合物を、 − 結晶化、シリカカラムによるクロマトグラフィ、抽
    出、ろ過、ならびに活性炭および/または樹脂の通過か
    ら選択される1種類以上の精製法により精製するか、 − 適切な場合には、純粋な形態または混合物の形態
    で、それらの可能な光学異性体に分離するか、あるい
    は、 − 医薬的に許容される酸又は塩基との塩に変換する ことを特徴とする、 請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 R1 およびR2 が一緒になって二重結合
    を形成し、R3 が基: 【化18】 を表す、請求項1に記載の式(I)の化合物の特定の場
    合である式(I/c)の化合物の製造方法であって、 式(II): 【化19】 式中、Aは請求項1に記載の式(I)における定義に同
    じである、 の化合物を、式(III): 【化20】 式中、R4 およびR5 は、請求項1に記載の式(I)に
    おける上記定義に同じである、 のアミンと反応させて、式(V): 【化21】 式中、A、R4 およびR5 は、上記定義に同じである、 の化合物を得、次いでこれをハロゲン化剤の作用下で閉
    環し、アルカリ処理して式(I/c): 【化22】 式中、A、R4 およびR5 は、上記定義に同じである、 の化合物(これはR1 およびR2 が一緒になって二重結
    合を形成し、R3 が基: 【化23】 を表す、請求項1に記載の式(I)の化合物のうちの特
    定の場合である)を得、式(I/c)の化合物を、 − 結晶化、シリカカラムによるクロマトグラフィ、抽
    出、ろ過、ならびに活性炭および/または樹脂の通過か
    ら選択される1種類以上の精製法により精製するか、 − 適切な場合には、純粋な形態または混合物の形態
    で、それらの可能な光学異性体に分離するか、あるい
    は、 − 医薬的に許容される酸または塩基との塩に変換する ことを特徴とする、 式(I/c)の化合物の製造方法。
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