JPH07954Y2 - ポジトロンect装置 - Google Patents

ポジトロンect装置

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JPH07954Y2
JPH07954Y2 JP1987195616U JP19561687U JPH07954Y2 JP H07954 Y2 JPH07954 Y2 JP H07954Y2 JP 1987195616 U JP1987195616 U JP 1987195616U JP 19561687 U JP19561687 U JP 19561687U JP H07954 Y2 JPH07954 Y2 JP H07954Y2
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和己 田中
誠一 山本
昌治 天野
佳治 広瀬
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は、核医学診断において人体等の被写体の断層
増を得るために用いるポジトロンECT装置、特にはその
吸収補正用データを収容するための技術に関する。
B.従来技術 ポジトロンECT装置は、生体内で放射された陽電子(ポ
ジトロン)が生体物質を電離および励起することよって
エネルギーを失い、近傍の電子と結合する際に陽電子と
電子とが消滅し、2つの光子が互いに正反対の方向へ放
出される現象を利用したものである。これらの光子は消
滅γ線(消滅放射線)と呼ばれる。
ポジトロンECT装置の構造の一例の概要を第8図ないし
第13図に基づいて説明する。
ガントリ(図示せず)の内部には、第8図の断面図に示
すように、消滅γ線1を可視光に変換するBGO(Bi4Ge3O
12),NaI,BaF2等の結晶を収納したシンチレータ2aと、
その光を電子に変換して増幅する光電子増倍管2bとから
なる検出器2を多数リング状に等配し、かつ、そのよう
にして構成された検出器リング3aを複数層重ねて構成し
た多層検出器リング3が設けられている。
被写体(人体)mに投与したラジオアイソトープ(RI)
がβ+壊変を起こして陽電子を放出し、さらに一対の消
滅γ線1が放出されると、それらは対向する2つの検出
器2によって同時に検出される。これが第9図において
イで示す同時計数ビームである。対向する2つの検出器
2からの出力を同時計数回路4に入力し、2つの検出器
2が同時に消滅γ線1を検出したときのみ同時計数回路
4から出力パルスが得られるようにしている。
しかし、各検出器2には、目的とするスライス以外に存
在する多数のRIからの消滅γ線も同時計数ビームと同時
に入射する。すなわち、第9図においてロ,ハで示す偶
発同時計数と、ニで示す散乱同時計数である。これらの
偶発同時計数,散乱同時計数が外乱となって再構成断層
イメージの画質を劣化させる。
そこで、遅延回路を用いて同時計数をわざとずらせるこ
とにより偶発同時計数を除いたり、第8図に示すよう
に、スライス間シールド5を設けることにより、余分な
領域からの消滅γ線1の入射を遮断して散乱同時計数を
減少させたりする工夫が施されている。
このようにして対向するすべての検出器2の対から得ら
れた同時計数ビームのデータをコンピュータによって収
集し、測定終了後にそれらのデータの並べ換えを行って
第10図(A)に示すように、各測定方向についてのデー
タをまとめて計数率の分布曲線を作成する。これが投影
データD1であるが、この投影データD1に、後述する消滅
γ線の体内吸収の補正,検出器の感度の不均一性の補正
その他の補正を施す。
検出器感度補正用のデータの収集は次のように行う。す
なわち、第11図(A)に示すように、検出器配列円6
(第8図参照)の内側に平板線源7を置き、これを回転
することによって同図(B)に示すようなノーマライズ
データNを得る。そして、1をNで除算することにより
同図(C)に示すような感度補正用データ(1/N)を得
る。
吸収補正用のデータの収集は次のように行う。すなわ
ち、第12図(A)に示すように、検出器配列円6の内側
にリング線源8を置いた(被写体は存在しない)状態
で、同図(B)に示すようなブランクデータBを得る。
また、同図(C)に示すように、リング線源8の内側に
RIを投与しない被写体mを置いた状態で、同図(D)に
示すようなトランスミッションデータTを得る。そし
て、ブランクデータBをトランスミッションデータTで
除算することにより、同図(E)に示すような吸収補正
用データ(B/T)を得る。
次に、第13図(A)に示すように、リング線源8を除
き、RIを投与した被写体mを検出器配列円6の内側に置
いた状態で、同図(B)に示すようなエミッションデー
タEを得る。
補正は、エミッションデータEに、同図(C)に示す感
度補正用データ(1/N)と、同図(D)に示す吸収補正
用データ(B/T)とを乗算することによって行われる。
すなわち、真のRIの分布は、演算、 によって求められ、これが真のラジオアイソトープの分
布となる(同図(E)参照)。
最後に重畳積分法による補正を施して第10図(B)に示
すような最終データD2を得た後、逆投影により断層イメ
ージの再構成を行う。
この考案は、上記の補正のうち吸収補正用データの収集
に関するものである。
吸収補正用データの収集に当たって、前記のリング線源
8を用いる代わりに、検出器配列円6のすぐ内側を一定
の半径をもって回転するラインソース(線状線源)を用
いるようにしたものが従来から知られている。この一例
を第14図に示して以下に説明する。
検出器配列円6の開口部に環状固定板9が配置され、こ
の環状固定板9に複数個の支持ローラ10が等配状態に軸
支されている。これらの支持ローラ10に回転軸線が水平
で視野中心すなわち検出器配列円6の軸線Oと一致する
状態で回転リング11が回転自在に支持されている。回転
リング11の外周面にV形の周溝11aが形成され、モータ1
2の出力軸に取り付けられたプーリー13のV溝と回転リ
ング11の周溝11aとの間に伝動用のVベルト14が掛張さ
れている。
回転リング11には水平方向の貫通孔が形成され、この貫
通孔に対してラインソース15の端部が挿抜自在に装着さ
れるように構成されている。ラインソース15は、68Ge−
68Ga等のラジオアイソトープ(RI)を収納している。
なお、検出器リング列3、ラインソース15ならびにライ
ンソースの回転駆動機構等は、被検体mを挿入する開口
を有する図示しないガントリ内に収容されている。
検出器感度補正用のデータの収集の後、ラインソース15
の端部を回転リング11の貫通孔に挿入し、モータ12を駆
動することによりVベルト14を介して回転リング11を複
数回回転させ、これに伴ってラインソース15を検出器配
列円6のすぐ内側位置において回転させてブランクデー
タBを得る。
次に、RIを投与しない被写体mを置いた状態でラインソ
ース15を同様に回転させてトランスミッションデータT
を得る。
ラインソース15を検出器配列円6のすぐ内側位置で回転
させるのは、被写体のスライス位置が頭部,胸部,腹部
等の種々に変わるが、そのいずれの場合にも対応できる
ようにするためである。
この回転するラインソース15を用いる場合は、リング線
源8(第12図参照)を用いる場合に比べて、データ収集
に時間がかかる反面、非常に高価なRIが著しく少量です
みコストダウンが図れるという利点がある。
C.考案が解決しようとする問題点 ラインソースを用いた上述の吸収補正用データの収集機
構においては、そのラインソース15が、胸部,腹部等の
大きい被写体よりも外側の位置において回転するように
構成され、被写体の大小変化に代わりなく、その回転半
径が常に一定に固定化されているために、次のような問
題を生じていた。
すなわち、頭部や頚部等の小さい被写体を対象とする場
合には、その被写体の大きさに比べてラインソース15の
回転半径が大き過ぎ、目的とする被写体以外の領域から
の無効なデータを多く収集することになって、吸収補正
用データの収集に要する時間が長くなるとともに、前記
の無効なデータが多いことと偶発同時計数の割合が大き
くなることから吸収補正用データに誤差が多く含まれ、
その結果、断層イメージの画質の劣化をもたらすという
問題があった。
具体的には、第15図に示すように、頭部などの小さな被
写体m2を対象とする場合、ラインソース15の回転軌道L
の半径r1は、被写体m2に比べて相当に大きい。
1つの検出器2に着目すると、その検出器2が回転軌道
Lを移動するラインソース15からデータを収集する視野
角度α1は、吸収補正用データの収集に必要な視野角度
α2に比べて相当に大きい。円弧Sは、検出器配列円6
の軸線Oを中心とする円弧で、吸収補正用データ収集に
必要な視野角度α2をつくる線分に接する円弧である。
ラインソース15が回転軌道Lを移動すると、検出器2は
大きな視野角度α1からの放射線を検出してカウントす
る。
吸収補正用データ収集に必要な小さい視野角度α2の内
側に位置する太い実線で示した軌道部分L1,L2での収集
データは有効なデータとなるが、その視野角度α2の外
側に位置する破線で示した軌道部分L3,L4での収集デー
タは無効なデータとなる。
測定時間が所定の一定時間であるとすると、第16図
(B)に示すサイノグラム中の全カウント数はほぼ一定
となるが、視野角度α1が大きいために、同図(A)の
プロファイルに示すように、所定測定時間内でのカウン
ト数は少なくなり、その上、偶発同時計数の割合が大き
くなるので、全体としてS/N比が悪化する。
所定のS/N比を得るためには1つの検出器2におけるカ
ウント数を増加する必要があり、そのためには測定時間
の延長(ラインソース15の回転回数の増加)を行わなけ
ればならない。
なお、サイノグラムにおける横軸Rは、1つの検出器2
において、その検出器2と視野中心Oとを結ぶ線分に対
して直角な方向を表す。また、θは、検出器配列円6上
における多数の検出器2の位置を表す。
この考案は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、吸収補正用データの収集にランンソースを用いこ
のラインソースの検出器配列円内におけるラインソース
の回転半径を被検体の大きさに応じて容易に切り換えら
れるようにし、吸収補正用データの収集に要する時間の
短縮化を図り、断層イメージの画質の向上を図ると共
に、ラインソースの回転半径を切り換える機構の構成が
簡単で、且つ、検出器リング、ラインソースならびにそ
の回転駆動機構を収容するガントリ、特にガントリの軸
方向の長さを短かくし、ガントリを小型化したポジトロ
ンECT装置を提供することを目的とする。
D.問題点を解決するための手段 この考案は、このような目的を達成するために、次のよ
うな構成をとる。
すなわち、この考案のポジトロンECT装置は、検出器配
列円と同軸状に回転リングを配置し、この回転リングに
ラインソース保持具を、装着脱可能で装置時に回転リン
グの内側の半径方向に突出した第1の位置と前記半径方
向に傾動した第2の回動位置とに回動自在に軸支される
ようにし、このラインソース保持具の突出端部側に前記
検出器配列円の軸線とほぼ平行な姿勢でラインソースを
取り付けると共に前記ラインソース保持具を前記回転リ
ングに前記第1と第2の回転位置とに位置決め係止する
係止機構を前記回転リングに設けたものである。
E.作用 この考案に構成による作用は、次のとおりである。
被写体が人体の頭部や頚部等比較的小さいものである場
合には、係止機構によって第1の回動位置に位置決め係
止し、ラインソースの回転半径をその小さな被写体に応
じた大きさに減少させる。この場合に、ラインソースの
回転半径は、ラインソースが被写体に接触せず、かつ、
なるべく被写体に近い位置を回転するような半径とする
のが望ましい。
1つの検出器に着目すると、その検出器がとらえる放射
線のデータは吸収補正用データを収集するのに必要な領
域と同じ大きさの領域、あるいは、それよりもわずかに
大きい領域からのデータとなる。したがって、その検出
器がとらえる放射線データは、吸収補正用データとして
有効な成分が大幅に増加し、無効な成分が著しく減少す
る。
そして、その検出器による単位時間当たりのカウント数
は従来例の場合よりも増加する。また、回転半径が小さ
いために偶発同時計数の割合が低下し、S/N比が向上す
る。
なお、被写体が人体の胸部、腹部等大きなものである場
合には、係止機構によって第2の回動位置に位置決め係
止する。
また、回転リングを使用し、ラインソースの取り付けら
れるラインソース保持具は、回転リングより取り外せる
ので、ガントリに被検体を挿入する開口を貫通開口を形
成できるのでガントリの軸方向の長さを短かくできる。
F.実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図はこの考案の実施例に係り、第1図
の(A)は要部の拡大正面図、(B)はその一部破断の
側面図、第2図はその一部破断の斜視図、第3図は全体
的な概略構成を示す断面図である。
第3図に示すように、従来例と同様に、シンチレータと
光電子増倍管とからなる検出器2を多数リング状に等配
し、かつ、そのようにして構成された検出器リング3aを
複数層重ねて構成した多層検出器リング3が設けられて
いる。
検出器配列円6の開口部に環状固定板9が配置され、こ
の環状固定板9に複数個の支持ローラ10が等配状態に軸
支されている。これらの支持ローラ10に回転軸線Oが水
平で視野中心と一致する状態で回転リング11が回転自在
に支持されている。
回転リング11の外周面にV形の周溝11aが形成され、モ
ータ12の出力軸に取り付けられたプーリー13のV溝と回
転リング11の周溝11aとの間に伝動用のVベルト14が掛
張されている。なお、これらの機構は被検体mを挿入す
る回転軸線O方向に貫通する開口を有する図示しないガ
ントリ内に収容されている。
以上の構成は従来例と同様である。
本実施例は、次の点において従来例と異なっている。
第1図および第2図に示すように、帯板状のラインソー
ス保持具16に、その板面に直角な姿勢でピン17が一体的
に固着突出されており、このピン17が回転リング11に形
成された水平方向の貫通孔11bに対して挿抜自在な状態
で挿通されている。ピン17は、貫通孔11bに挿通した状
態で回動自在である。
ラインソース保持具16は、ピン17を境にして、その外側
部分16aの板面が回転リング11の板面に接触している一
方、内側部分16bは回転リング11の内側に突出し、その
突出端部に円筒状のボス16cを有している。このボス16c
には水平方向の貫通孔が形成され、その貫通孔に対して
ラインソース15の端部の小径部15aが挿抜自在に装着さ
れるように構成されている。ラインソース15は、回転リ
ング11の回転軸線O(検出器配列円6の軸線)に対して
ほぼ平行な姿勢となっている。
ラインソース保持具16にピン17まわりの外力を与える
と、ピン17とともにラインソース保持具16が回転リング
11に対して回動し、これに伴ってラインソース15も回動
し、回転リング11の回転軸線Oとの距離、すなわちライ
ンソース15の回転半径が変化する。
被写体が頭部や頚部等比較的小さい場合には、第1図
(A)において実線で示し、また第2図に示したよう
に、ラインソース保持具16の姿勢を回転軸線Oに向かう
方向とする。この姿勢を第1の回動位置P1とする。この
ときのラインソース15の回転半径は小さい。
また、被写体が胸部や腹部等比較的大きい場合には、ラ
インソース保持具16の姿勢を第1図(A)において一点
鎖線で示すように回転リング11の内周円弧にほぼ沿った
方向とする。この姿勢を第2の回動位置P2とする。この
ときのラインソース15の回転半径は大きい。
ラインソース保持具16の第1の回動位置P1,第2の回動
位置P2の姿勢を安定化し、不測に回動することを防止す
るために、回転リング11に次のような係止機構18が設け
られている。
ラインソース保持具16の外側部分16aを覆うカバー19が
回転リング11に取り付けられている。このカバー19は、
回転リング11の板面と平行な天板19a、2つの側板19b,1
9c、円弧状の外板19d、一方の側板19dから折り曲げられ
たフランジ19e、他方の側板19cから折り曲げられたフラ
ンジ19fおよび外板19dから折り曲げられたフランジ19g
を有している。
天板19aの中央部分には、ラインソース保持具16の外側
部分16aをカバー19に対して出し入れするための開口部1
9hが形成されている。保持具外側部分16aが開口部19hに
位置したときの状態を第1図(A)において二点鎖線で
示してある。この状態を第3の回動位置P3とする。第3
の回動位置P3は、第1の回動位置P1と第2の回動位置P2
との丁度中間に相当する。
天板19aの内面は保持具外側部分16aの板面に接触してい
る。フランジ19e,19f,19gは回転リング11の板面に当接
し、ネジ20で固定されている。
カバー19で覆われた両側2箇所において、回転リング11
に凹所が形成され、各凹所に第1,第2のスプリングプラ
ンジャ21,22が嵌め込まれている。ラインソース保持具1
6が第1の回動位置P1にあるとき、保持具外側部分16a
は、回転リング11の板面よりも突出した第1スプリング
プランジャ21と、カバー19の一方の側板19bとで挟まれ
て位置決め係止され、その不測の回動が防止される。
また、ラインソース保持具16が第2の回動位置P2にある
とき、保持具外側部分16aは、回転リング11の板面より
も突出した第2スプリングプランジャ22と、カバー19の
他方の側板19cとで挟まれて位置決め係止され、その不
測の回動が防止される。
ラインソース保持具16に外力を加えてこれを回動すると
きには、保持具外側部分16aが第1スプリングプランジ
ャ21あるいは第2スプリングプランジャ22をその弾性に
抗して引退させるので、スプリングプランジャ21,22を
乗り越えて回動させることができる。
この実施例では、カバー19、第1,第2のスプリングプラ
ンジャ21,22とで係止機構23を形成している。
第3図に示すように、検出器配列円6の内側において、
第1の回動位置P1にあるラインソース15の回転軌道の内
側でかつ小さな被写体m2の外側相当位置に、円筒状の目
隠しカバー24を出し入れできるように構成してある。
次に、この実施例の動作を説明する。
検出器感度補正用のデータの収集の後、ラインソース保
持具16の外側部分16aをカバー19の中央部の開口部19hに
位置させた状態で、ラインソース保持具16から突出して
いるピン17を回転リング11の貫通孔11bに差し込む。こ
れが第1図(A)において二点鎖線で示す第3の回動位
置P3である。
第4図(A)に示すように、診断対象が胸部,腹部等の
大きな被写体m1である場合には、ラインソース保持具16
の内側部分16bをもってピン17まわりに反時計方向に回
動する。すると、保持具外側部分16aが第2スプリング
プランジャ22を乗り越えてカバー19の側板19cに当接す
る。第2スプリングプランジャ22が元の突出姿勢に弾性
的に復帰し、保持具外側部分16aの抜け出しを防止す
る。
この状態では、ラインソース保持具16は第2の回動位置
P2となり、ラインソース15は大きな被写体m1に対応した
回転半径r1をもつ位置にくる。また、保持具外側部分16
aがカバー19の側板19cと第2スプリングプランジャ22と
に挟まれて位置決め係止されているため、ラインソース
保持具16の不測の回動が規制され、ラインソース保持具
16はその第2の回動位置P2を維持することとなる。
また、第4図(B)に示すように、診断対象が頭部,頚
部等の小さな被写体m2である場合には、ラインソース保
持具16の内側部分16bをもってピン17まわりに時計方向
に回動する。すると、保持具外側部分16aが第1スプリ
ングプランジャ21を乗り越えてカバー19の側板19bに当
接する。第1スプリングプラジャ21が元の突出姿勢に弾
性的に復帰し、保持具外側部分16aの抜け出しを防止す
る。
この状態では、ラインソース保持具16は第1の回動位置
P1となり、ラインソース15は小さな被写体m2に対応した
回転半径r2をもつ位置にくる。また、保持具外側部分16
aがカバー19の側板19bと第1スプリングプランジャ21と
に挟まれて位置決め係止されているため、ラインソース
保持具16の不測の回動が規制され、ラインソース保持具
16はその第1の回動位置P1を維持することとなる。
ラインソース保持具16は、それを大きく回動させること
により、第1の回動位置P1から第2の回動位置P2に、ま
た、その逆に第2の回動位置P2から第1の回動位置P1に
切り換えることができるのはいうまでもない。
なお、小さな被写体m2を検出器配列円6の内側に置く前
に、検出器配列円6の内部に目隠しカバー24をセットし
ておく。
ラインソース15の位置が決まった後に、モータ12を駆動
することによりVベルト14を介して回転リング11と一体
的にラインソース15を複数回回転させてブランクデータ
Bを得る。次に、RIを投与しない被写体を置いた状態で
ラインソース15を同様に回転させてトランスミッション
データTを得る。
診断対象が胸部,腹部等の大きな被写体m1の場合には、
第2の回動位置P2(第1図一点鎖線、第4図(A)参
照)でラインソース15を回転させることになるが、ライ
ンソース15は回転リング11の内側近傍に位置しているた
め、ラインソース15を回転リング11の貫通孔に挿入して
いた従来例に比べて、少しではあるが、吸収補正用デー
タの収集時間が短縮される。
そして、診断対象が頭部,頚部等の小さな被写体m2の場
合には、第1の回動位置P1(第1図実線、第4図(B)
参照)でラインソース15を回転させることになり、その
場合のラインソース15の回転半径r2が小さな被写体m2
対応して小さな半径となっているため、吸収補正用デー
タの収集時間を従来例に比べて大幅に短縮化することが
できる。
具体的には、第5図に示すように、頭部,頚部等の小さ
な被写体m2を対象とする場合、ラインソース15の回転軌
道Lの半径r2は、被写体m2に対応して小さく、ラインソ
ース15は吸収補正用データの収集に必要な視野角度α2
の内側のみにおいて回転する。したがって、1つの検出
器2に着目すると、その検出器2がとらえる放射線のデ
ータは吸収補正用データを収集するのに必要な領域に一
致する領域からのデータとなり、その検出器2がとられ
る放射線データは、吸収補正用データとして有効な成分
が大幅に増加し、無効な成分が著しく減少する。
そして、その検出器2は吸収補正用データ収集に必要な
視野角度α2からの放射線のみを検出してカウントす
る。
ラインソース15の放射線濃度および測定時間を従来例の
場合と同一であるとすると、第6図(B)に示すサイノ
グラム中の全カウント数は従来例の場合と変わらない
が、視野角度α2が小さいために、サイノグラムの両側
部分ではカウントされず、中央側に偏ってカウントが集
中化する。
したがって、第6図(A)のプロファイルに示すよう
に、検出器2における所定測定時間内でのカウント数は
多くなり、その上、回転半径r2が小さいために偶発同時
計数の割合も小さくなり、全体としてS/N比が向上し、
断層イメージの画質が改善される。別の角度から見る
と、所定のS/N比を得るのに必要な測定時間を従来例よ
りも短縮化することができる。
その他の構成は第1実施例と同様であるので、対応また
は相当する部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略
する。
この考案は、次のような構成のものも実施例として含
む。
上記各実施例ではラインソース15の数を1本としたが、
これに限定する必要はなく、複数のラインソース保持具
16を同じ回転リング11に対して取り付けるように構成し
てもよい。この場合、測定時間を一層短くすることがで
きる。
G.考案の効果 この考案によれば、次の効果が発揮される。
頭部や頚部等比較的小さい被写体を対象とする場合に
は、半径切換機構によってラインソースの回転半径をそ
の小さな被写体に応じた大きさに減少させることができ
るため、検出器がとらえる放射線データにおいて無効成
分を著しく減少させ、吸収補正用データとして有効な成
分を大幅に増加させることができる。
したがって、検出器による単位時間当たりのカウント数
を従来例の場合よりも増加させることができ、吸収補正
用データの収集に要する時間を短縮化することができ
る。
また、回転半径が小さいために偶発同時計数の割合が低
下しS/N比が改善されるので、結果として断層イメージ
の画質を向上することができる。
さらに、回転リングを使用し、ラインソースが取り付け
られるラインソース保持具は、回転リングより取り外せ
るので、ガントリの被検体を挿入する開口を貫通開口に
形成できるのでガンドリの軸方向の長さを短かくでき
る。
したがって、被検体に圧迫感を与えることなく、胸、腹
部の検査を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの考案の実施例に係り、第1図
の(A)は要部の拡大正面図、(B)はその一部破断の
側面図、第2図はその一部破断の斜視図、第3図は全体
的な概略構成を示す断面図、第4図は動作説明に供する
正面図、第5図はラインソースの軌道を示す正面図、第
6図の(A)は測定画像のプロファイル、(B)はサイ
ノグラムである。 第7図ないし第12図は一般的なポジトロンECT装置の概
要の説明に係り、第7図は概略断面図、第8図は同時計
数の概要説明図、第9図の(A)は投影データの図、
(B)は逆投影データの図、第10図は感度補正用データ
の求め方を示す図、第11図は吸収補正用データの求め方
を示す図、第12図はエミッションデータおよび真のRI分
布の求め方を示す図である。 第13図ないし第15図は従来例に係り、第13図は全体的な
概略構成を示す断面図、第14図はラインソースの軌道を
示す正面図、第15図の(A)は測定画像のプロファイ
ル、(B)はサイノグラムである。 6……検出器配列円 11……回転リング 15……ラインソース 16……回動式のラインソース保持具 18……係止機構 26……伸縮式のラインソース保持具 P1……第1状態 P2……第2状態
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 広瀬 佳治 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (56)参考文献 特開 昭58−108481(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出器配列円と同軸状に配置された回転リ
    ングと、この回転リングに装着脱可能であって装着時に
    回転リングの内側の半径方向に突出した第1の回動位置
    と前記半径方向に対して傾動した第2の回動位置とに回
    動自在に軸支されるラインソース保持具と、このライン
    ソース保持具の突出端部側に前記検出器配列円の軸線と
    ほぼ平行な姿勢で取り付けられるラインソースと、前記
    ラインソース保持具を前記回転リングに対し前記第1と
    第2の回動位置に位置決め係止する係止機構とを備え、
    この係止機構を前記回転リングに設けたことを特徴とす
    るポジトロンECT装置。
JP1987195616U 1987-12-23 1987-12-23 ポジトロンect装置 Expired - Lifetime JPH07954Y2 (ja)

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