JPH079558A - 印刷用版材の製造装置 - Google Patents
印刷用版材の製造装置Info
- Publication number
- JPH079558A JPH079558A JP15744393A JP15744393A JPH079558A JP H079558 A JPH079558 A JP H079558A JP 15744393 A JP15744393 A JP 15744393A JP 15744393 A JP15744393 A JP 15744393A JP H079558 A JPH079558 A JP H079558A
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- roll
- printing plate
- plate material
- die
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気泡の混入のない安定した品質を有する印刷
用版材を得る。 【構成】 押出用ダイ5の樹脂組成物の吐出方向の延長
線上に、ニップロール8のロール8aの回転軸中心が実
質的に位置するように押出用ダイ5が配置され、かつ押
出用ダイ5の吐出口先端とロール8a表面上の支持体7
との距離cが、印刷用版材の樹脂層厚みdと同じか、も
しくはそれ以下に設定されている。
用版材を得る。 【構成】 押出用ダイ5の樹脂組成物の吐出方向の延長
線上に、ニップロール8のロール8aの回転軸中心が実
質的に位置するように押出用ダイ5が配置され、かつ押
出用ダイ5の吐出口先端とロール8a表面上の支持体7
との距離cが、印刷用版材の樹脂層厚みdと同じか、も
しくはそれ以下に設定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性樹脂層を有する
印刷用版材の成型装置に関し、さらに詳しくは、ゴム成
分を含む感光性樹脂組成物をニップロールに通し、その
ロールに巻回された支持体にラミネートして印刷用版材
を成型するときに、感光性樹脂層もしくは該感光性樹脂
層と支持体との間に空気混入のない印刷用版材が得られ
る印刷用版材の製造装置に関するものである。
印刷用版材の成型装置に関し、さらに詳しくは、ゴム成
分を含む感光性樹脂組成物をニップロールに通し、その
ロールに巻回された支持体にラミネートして印刷用版材
を成型するときに、感光性樹脂層もしくは該感光性樹脂
層と支持体との間に空気混入のない印刷用版材が得られ
る印刷用版材の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダンボールなどの包装材料やフイルムな
どの柔軟で変形し易いものに印刷する際に使用されるフ
レキソ印刷用版材には、適正な弾性表面を有することが
必要であり、従来よりゴム成分を含む感光性樹脂組成物
がフレキソ印刷用版材の成形材料として使用されてい
る。例えば、特開平1ー219735号公報には、ガラ
ス転移点が5℃以下の疎水性ポリマーと親水性ポリマー
とをベースとする組成物によって得られる感光性樹脂組
成物が開示されている。
どの柔軟で変形し易いものに印刷する際に使用されるフ
レキソ印刷用版材には、適正な弾性表面を有することが
必要であり、従来よりゴム成分を含む感光性樹脂組成物
がフレキソ印刷用版材の成形材料として使用されてい
る。例えば、特開平1ー219735号公報には、ガラ
ス転移点が5℃以下の疎水性ポリマーと親水性ポリマー
とをベースとする組成物によって得られる感光性樹脂組
成物が開示されている。
【0003】上記樹脂組成物を用いて印刷版材を製造す
るには、該樹脂組成物溶液を水および/または有機溶媒
にて調製したのち、該溶媒を蒸発させ、残存する溶媒が
1重量%以下になるように濃縮した後、押出機より吐出
してシート化し、このシートを上下一対のロールからな
るニップロール間に通す際に、一方のロールに巻回され
た支持体にシートをラミネートして印刷用版材が作成さ
れる。
るには、該樹脂組成物溶液を水および/または有機溶媒
にて調製したのち、該溶媒を蒸発させ、残存する溶媒が
1重量%以下になるように濃縮した後、押出機より吐出
してシート化し、このシートを上下一対のロールからな
るニップロール間に通す際に、一方のロールに巻回され
た支持体にシートをラミネートして印刷用版材が作成さ
れる。
【0004】そして、このような印刷用版材は通常、
0.5mm乃至10mmの厚みに成型され、例えば、以
下のようにしてフレキソ印刷に用いられる。
0.5mm乃至10mmの厚みに成型され、例えば、以
下のようにしてフレキソ印刷に用いられる。
【0005】上記印刷用版材の支持体を剥した後、感光
性樹脂層上に画像を有するネガフィルムを密着し、次い
で水銀灯等の光を一定時間照射することによって、光の
当たった部分を不溶化させた後、現像液にて非照射部の
樹脂を洗い流して現像が行われる。
性樹脂層上に画像を有するネガフィルムを密着し、次い
で水銀灯等の光を一定時間照射することによって、光の
当たった部分を不溶化させた後、現像液にて非照射部の
樹脂を洗い流して現像が行われる。
【0006】ここで、感光性樹脂層に微細な気泡がある
場合には、その起泡部分は樹脂が存在しないためレリー
フが形成されず印刷版材として致命的な欠陥を有するこ
ととなる。
場合には、その起泡部分は樹脂が存在しないためレリー
フが形成されず印刷版材として致命的な欠陥を有するこ
ととなる。
【0007】ところで、押出用ダイを使っての上記のよ
うなラミネート成型は、一般的にはポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂シートの成
型に多く用いられていて、ダイより吐出された樹脂シー
トと支持体との密着性を良くし、かつ気泡の混入を防止
する方法として、押出用ダイからの樹脂吐出方向をニッ
プロールの接線方向とし出来るだけロールに近づけるこ
とが有効であるとされている。
うなラミネート成型は、一般的にはポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂シートの成
型に多く用いられていて、ダイより吐出された樹脂シー
トと支持体との密着性を良くし、かつ気泡の混入を防止
する方法として、押出用ダイからの樹脂吐出方向をニッ
プロールの接線方向とし出来るだけロールに近づけるこ
とが有効であるとされている。
【0008】しかしながら、ゴム成分を含む感光性樹脂
組成物を用いて、上記のようにして印刷用版材を作成す
る場合、該樹脂組成物の粘度は5000ポイズ〜200
00ポイズであるので、支持体との接触時にその樹脂層
もしくは樹脂層と支持体との間に容易に空気を噛み込み
易いのである。
組成物を用いて、上記のようにして印刷用版材を作成す
る場合、該樹脂組成物の粘度は5000ポイズ〜200
00ポイズであるので、支持体との接触時にその樹脂層
もしくは樹脂層と支持体との間に容易に空気を噛み込み
易いのである。
【0009】このような支持体との接触時の空気の噛み
込みを積極的に解消しようとする方法として、例えば特
開平5ー7816号公報には、ビード塗布装置に減圧チ
ャンバーを設置する方法が提案されている。この方法
は、基材に塗布される直前の領域を減圧チャンバーを介
して空気を排除する方法であるが、減圧チャンバーへの
空気の漏れの管理が難しく、安定した生産が行えないと
いう欠点がある。
込みを積極的に解消しようとする方法として、例えば特
開平5ー7816号公報には、ビード塗布装置に減圧チ
ャンバーを設置する方法が提案されている。この方法
は、基材に塗布される直前の領域を減圧チャンバーを介
して空気を排除する方法であるが、減圧チャンバーへの
空気の漏れの管理が難しく、安定した生産が行えないと
いう欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
欠点を解消するためになされたものであり、その目的と
するところは、感光性樹脂組成物を支持体にラミネート
する時の空気の混入を防止した印刷用版材の製造装置を
提供することにある。
欠点を解消するためになされたものであり、その目的と
するところは、感光性樹脂組成物を支持体にラミネート
する時の空気の混入を防止した印刷用版材の製造装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術では解決出来ない、ゴム成分を含む感光性樹脂組成
物を支持体にラミネートする時の空気の混入防止につい
て、鋭意研究努力した結果、本発明を完成するに至っ
た。
技術では解決出来ない、ゴム成分を含む感光性樹脂組成
物を支持体にラミネートする時の空気の混入防止につい
て、鋭意研究努力した結果、本発明を完成するに至っ
た。
【0012】すなわち本発明は、感光性樹脂組成物を吐
出してシート化する押出用ダイ、押出されたシート状物
を押圧しながら通過させる一対のロールからなるニップ
ロール、および該ニップロールによって成型された該印
刷用版材を引取るための引取装置を具備する印刷用版材
の製造装置において、該押出用ダイの樹脂組成物の吐出
方向の延長線上に、該ニップロールの上記ロールの回転
軸中心が実質的に位置するように該押出用ダイが配置さ
れていると共に、該押出用ダイの吐出口先端とロール表
面上の該支持体との距離が、印刷用版材の樹脂層厚みと
同じか、もしくはそれ以下に設定されていることを特徴
とし、そのことにより上記目的が達成される。
出してシート化する押出用ダイ、押出されたシート状物
を押圧しながら通過させる一対のロールからなるニップ
ロール、および該ニップロールによって成型された該印
刷用版材を引取るための引取装置を具備する印刷用版材
の製造装置において、該押出用ダイの樹脂組成物の吐出
方向の延長線上に、該ニップロールの上記ロールの回転
軸中心が実質的に位置するように該押出用ダイが配置さ
れていると共に、該押出用ダイの吐出口先端とロール表
面上の該支持体との距離が、印刷用版材の樹脂層厚みと
同じか、もしくはそれ以下に設定されていることを特徴
とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0013】本発明を図面に基づき更に詳しく説明す
る。
る。
【0014】図1は本発明の印刷用版材の製造装置の一
例を示す概略図である。この装置は、感光性樹脂組成物
を、水および/または有機溶剤にて混合して樹脂組成物
溶液を調製する混合タンク1、混合タンク1より該溶液
を定量移送するポンプ2、水および/または有機溶剤を
ほとんど全量蒸発するための濃縮機3、濃縮後の感光性
樹脂組成物を濃縮機3から定量排出するためのポンプ
4、感光性樹脂組成物を吐出してシート化するための押
出用ダイ5、該感光性樹脂組成物からなるシートを金属
またはフィルムなどの支持体6と、カバーフィルム7
と、によりラミネート成型するニップロール8、および
ラミネートされた印刷用版材11を引き取るための引取
コンベア9、を備えている。
例を示す概略図である。この装置は、感光性樹脂組成物
を、水および/または有機溶剤にて混合して樹脂組成物
溶液を調製する混合タンク1、混合タンク1より該溶液
を定量移送するポンプ2、水および/または有機溶剤を
ほとんど全量蒸発するための濃縮機3、濃縮後の感光性
樹脂組成物を濃縮機3から定量排出するためのポンプ
4、感光性樹脂組成物を吐出してシート化するための押
出用ダイ5、該感光性樹脂組成物からなるシートを金属
またはフィルムなどの支持体6と、カバーフィルム7
と、によりラミネート成型するニップロール8、および
ラミネートされた印刷用版材11を引き取るための引取
コンベア9、を備えている。
【0015】ここで、混合タンク1は該樹脂組成物の混
合、調整を短時間に均一化するために加熱することが効
果的で、通常、加熱された媒体をジャケットとした混合
タンク1を用いる。定量移送ポンプ2としては、スクリ
ューあるいはギアポンプなどが使用できる。濃縮機3は
水および/または有機溶剤をほとんど全量蒸発させるた
めにベント式二軸押出機を用い、かつ真空ポンプ10に
よってベント口より蒸気の排出をすることが効果的であ
る。
合、調整を短時間に均一化するために加熱することが効
果的で、通常、加熱された媒体をジャケットとした混合
タンク1を用いる。定量移送ポンプ2としては、スクリ
ューあるいはギアポンプなどが使用できる。濃縮機3は
水および/または有機溶剤をほとんど全量蒸発させるた
めにベント式二軸押出機を用い、かつ真空ポンプ10に
よってベント口より蒸気の排出をすることが効果的であ
る。
【0016】感光性樹脂組成物を定量押出するためのポ
ンプ4としては、スクリュー、ギアポンプなどが使用で
きる。感光性樹脂組成物をシート状に吐出するためのダ
イ5は、押出成型用として一般的に用いられているTダ
イ、フイッシュテールダイ、コートハンガーダイ、更に
は配分装置付ダイなどのシーティングダイが利用出来
る。
ンプ4としては、スクリュー、ギアポンプなどが使用で
きる。感光性樹脂組成物をシート状に吐出するためのダ
イ5は、押出成型用として一般的に用いられているTダ
イ、フイッシュテールダイ、コートハンガーダイ、更に
は配分装置付ダイなどのシーティングダイが利用出来
る。
【0017】ニップロール8としては、回転精度やロー
ル精度の良い加熱された一対の金属ロールが通常用いら
れる。ニップロール8のうちの一方のロール8aには、
金属またはフィルムなどの支持体6が巻回されている。
感光性樹脂組成物からなる樹脂層の両面にそれぞれ金属
またはフィルムなどの支持体6と、カバーフィルム7と
が積層された印刷用版材を作成する場合には、ニップロ
ール8の他方のロール8bに、カバーフィルムが巻回さ
れる。
ル精度の良い加熱された一対の金属ロールが通常用いら
れる。ニップロール8のうちの一方のロール8aには、
金属またはフィルムなどの支持体6が巻回されている。
感光性樹脂組成物からなる樹脂層の両面にそれぞれ金属
またはフィルムなどの支持体6と、カバーフィルム7と
が積層された印刷用版材を作成する場合には、ニップロ
ール8の他方のロール8bに、カバーフィルムが巻回さ
れる。
【0018】図2は本発明の印刷用版材の製造装置の一
例を示す押出用ダイ5及びニップロール8の部分詳細図
である。
例を示す押出用ダイ5及びニップロール8の部分詳細図
である。
【0019】図2において、上下一対のロール8a、8
bからなるニップロール8のうち、下方のロール8a側
にダイ5が配設されている。ダイ5の樹脂の吐出方向の
延長線上に、その下方のロール8aの回転軸中心が実質
的に位置するようにダイ5とニップロール8との位置関
係が設定されている。ここで、実質的にダイ5の樹脂の
吐出方向の延長線上に、その下方のロール8aの回転軸
中心が位置するとは、本発明の目的を損なわない範囲
で、ダイ5の樹脂の吐出方向の延長線からロール8aの
回転軸中心がやや外れていてもよく、樹脂の特性(粘
度、粘性)や樹脂の押出速度およびニップロール8の寸
法や回転速度および後述の距離cなどによって変化し得
る。
bからなるニップロール8のうち、下方のロール8a側
にダイ5が配設されている。ダイ5の樹脂の吐出方向の
延長線上に、その下方のロール8aの回転軸中心が実質
的に位置するようにダイ5とニップロール8との位置関
係が設定されている。ここで、実質的にダイ5の樹脂の
吐出方向の延長線上に、その下方のロール8aの回転軸
中心が位置するとは、本発明の目的を損なわない範囲
で、ダイ5の樹脂の吐出方向の延長線からロール8aの
回転軸中心がやや外れていてもよく、樹脂の特性(粘
度、粘性)や樹脂の押出速度およびニップロール8の寸
法や回転速度および後述の距離cなどによって変化し得
る。
【0020】樹脂の吐出速度は0.1m/分〜3m/分
が好ましく、さらに好ましくは0.24m/分〜1.1m/
分であり、ニップロール8の回転速度は0.1m/分〜
10m/分が好ましく、さらに好ましくは0.18m/分〜
4.4m/分である。
が好ましく、さらに好ましくは0.24m/分〜1.1m/
分であり、ニップロール8の回転速度は0.1m/分〜
10m/分が好ましく、さらに好ましくは0.18m/分〜
4.4m/分である。
【0021】そして、押出用ダイ5の吐出口先端とロー
ル8a表面上の支持体6との距離cは、ニップロール8
で成型されるシートの樹脂層厚みdと同じか、もしくは
それ以下に設定されている。具体的には、距離cは樹脂
層厚みd〜樹脂層厚みdマイナス0.2mmの範囲が好
ましい。
ル8a表面上の支持体6との距離cは、ニップロール8
で成型されるシートの樹脂層厚みdと同じか、もしくは
それ以下に設定されている。具体的には、距離cは樹脂
層厚みd〜樹脂層厚みdマイナス0.2mmの範囲が好
ましい。
【0022】ダイ5に供給された感光性樹脂組成物は、
その樹脂通路5aを経てダイリップ口5bよりロール8
a軸の中心方向へ吐出される。ロール8a軸中心方向へ
吐出された樹脂は支持体6上において次のように流動す
る。すなわち、大部分の感光性樹脂組成物は支持体6の
移動に伴ってロール8a回転方向へ流動していくが、一
部の感光性樹脂組成物は、ロール8a回転方向とは逆の
方向(図2において、下方)へ流動したのち、支持体6
の移動に沿ってロール8a回転方向へ流動する。
その樹脂通路5aを経てダイリップ口5bよりロール8
a軸の中心方向へ吐出される。ロール8a軸中心方向へ
吐出された樹脂は支持体6上において次のように流動す
る。すなわち、大部分の感光性樹脂組成物は支持体6の
移動に伴ってロール8a回転方向へ流動していくが、一
部の感光性樹脂組成物は、ロール8a回転方向とは逆の
方向(図2において、下方)へ流動したのち、支持体6
の移動に沿ってロール8a回転方向へ流動する。
【0023】押出用ダイ5からの樹脂の吐出方向の延長
線からロール8aの回転軸中心が実質的に外れる場合、
例えば、押出用ダイ5のリップ口5bが上側のロール8
aに近づいた場合には、ロール8aの逆方向への樹脂の
移動がなくなるので、起泡を巻き込むやすい。押出用ダ
イ5の樹脂の吐出方向の延長線が下側のロール8aの回
転軸中心より下側に位置する場合には、ダイ5のリップ
口5bから押し出された樹脂が、ロール8a外側の支持
体6に付着しないで下方へ落下したり、リップ口5bの
下部に付着するおそれがある。
線からロール8aの回転軸中心が実質的に外れる場合、
例えば、押出用ダイ5のリップ口5bが上側のロール8
aに近づいた場合には、ロール8aの逆方向への樹脂の
移動がなくなるので、起泡を巻き込むやすい。押出用ダ
イ5の樹脂の吐出方向の延長線が下側のロール8aの回
転軸中心より下側に位置する場合には、ダイ5のリップ
口5bから押し出された樹脂が、ロール8a外側の支持
体6に付着しないで下方へ落下したり、リップ口5bの
下部に付着するおそれがある。
【0024】上記距離cが、ニップロール8で成型され
るシートの樹脂層厚みdより大きい場合は、ロール8a
の回転逆方向への樹脂の流動はほとんど発生せず、従っ
て、空気の混入防止に効果がない。距離cが樹脂層厚み
dより小さ過ぎる場合は、逆方向への樹脂の流動が大き
くなり、ダイリップの下部に吐出された樹脂が付着する
場合がある。
るシートの樹脂層厚みdより大きい場合は、ロール8a
の回転逆方向への樹脂の流動はほとんど発生せず、従っ
て、空気の混入防止に効果がない。距離cが樹脂層厚み
dより小さ過ぎる場合は、逆方向への樹脂の流動が大き
くなり、ダイリップの下部に吐出された樹脂が付着する
場合がある。
【0025】図3は、本発明によらない、印刷用版材の
製造装置の一例を示すダイ5及びニップロール8の部分
詳細図である。
製造装置の一例を示すダイ5及びニップロール8の部分
詳細図である。
【0026】図3において、押出用ダイ吐出口先端とロ
ール8a表面上の支持体6との距離cは、ニップロール
8で成型されるシートの樹脂層の厚みdより、0.5m
m大きく設定されている。
ール8a表面上の支持体6との距離cは、ニップロール
8で成型されるシートの樹脂層の厚みdより、0.5m
m大きく設定されている。
【0027】ロール8aの回転軸中心方向へ出された樹
脂は、支持体6上において、全ての感光性樹脂組成物が
ロール8a回転方向へ流動していく。その結果、ロール
8a上の支持体6と吐出された感光性樹脂組成物との接
触部eにおいて、支持体6に対する樹脂組成物の接触位
置が不安定となり、支持体6との密着性にもバラツキが
生じて、空気を噛み込む原因となる。
脂は、支持体6上において、全ての感光性樹脂組成物が
ロール8a回転方向へ流動していく。その結果、ロール
8a上の支持体6と吐出された感光性樹脂組成物との接
触部eにおいて、支持体6に対する樹脂組成物の接触位
置が不安定となり、支持体6との密着性にもバラツキが
生じて、空気を噛み込む原因となる。
【0028】
【作用】押出用ダイの樹脂組成物の吐出方向の延長線上
に、ロールの回転軸中心が実質的に位置するように押出
用ダイを配置し、かつ押出用ダイの吐出口先端と支持体
との距離を印刷用版材の樹脂層厚みと同じか、もしくは
それ以下に設定することにより、押出用ダイから吐出さ
れた樹脂の大部分がロール回転方向に流動すると共に、
吐出された一部の樹脂が回転と逆の方向にも流動し、こ
の逆方向の樹脂の流動により樹脂層または樹脂層と支持
体との間への空気の混入が防止される。
に、ロールの回転軸中心が実質的に位置するように押出
用ダイを配置し、かつ押出用ダイの吐出口先端と支持体
との距離を印刷用版材の樹脂層厚みと同じか、もしくは
それ以下に設定することにより、押出用ダイから吐出さ
れた樹脂の大部分がロール回転方向に流動すると共に、
吐出された一部の樹脂が回転と逆の方向にも流動し、こ
の逆方向の樹脂の流動により樹脂層または樹脂層と支持
体との間への空気の混入が防止される。
【0029】つまり、ロールの回転方向とは逆方向に流
動する樹脂の一部の支持体に対する接触角が従来に比べ
て小さくなるために、空気の混入が防止される。
動する樹脂の一部の支持体に対する接触角が従来に比べ
て小さくなるために、空気の混入が防止される。
【0030】上記距離をシートの樹脂層厚みより大きく
して、ニップロールの回転速度を遅くするとことによっ
ても上記と同様な効果が得られるが、この場合にはニッ
プロールにおいて樹脂の溜りが発生するので好ましくな
い。
して、ニップロールの回転速度を遅くするとことによっ
ても上記と同様な効果が得られるが、この場合にはニッ
プロールにおいて樹脂の溜りが発生するので好ましくな
い。
【0031】
【実施例】次に本発明を実施例を用いて具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下の実施例において、「部」は「重量部」を意味
するものとする。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下の実施例において、「部」は「重量部」を意味
するものとする。
【0032】(実施例1)ヘキサメチレンジイソシアネ
ート21.8部、ジメチロールプロピオン酸15.4
部、ポリテトラメチレングリコール7.6部、及びジウ
ラリン酸ジ−n−ブチルスズ1部をテトラヒドロフラン
300部に溶解した溶液を、攪拌機の付いたタンクに入
れ攪拌を続けながらタンクを65℃に加熱し3時間反応
を続けた。
ート21.8部、ジメチロールプロピオン酸15.4
部、ポリテトラメチレングリコール7.6部、及びジウ
ラリン酸ジ−n−ブチルスズ1部をテトラヒドロフラン
300部に溶解した溶液を、攪拌機の付いたタンクに入
れ攪拌を続けながらタンクを65℃に加熱し3時間反応
を続けた。
【0033】別の容器で、末端アミノ基含有アクリロニ
トリル・ブタジエンオリゴマー55.3部をメチルエチ
ルケトン100部に溶解して溶液を調製した。この溶液
を上記のタンク内に室温下で攪拌しながら添加した。得
られたポリマー溶液を減圧乾燥してテトラヒドロフラ
ン、メチルエチルケトンを除去し、平均分子量が21,
000のポリマーを得た。次に、該ポリマー100部を
メチルエチルケトン100部に溶解した溶液に、水酸化
リチウム4.8部をメチルアルコール100部に溶解し
た溶液を室温下で攪拌しながら添加し、更に30分攪拌
することによって親水性ポリマーを得た。
トリル・ブタジエンオリゴマー55.3部をメチルエチ
ルケトン100部に溶解して溶液を調製した。この溶液
を上記のタンク内に室温下で攪拌しながら添加した。得
られたポリマー溶液を減圧乾燥してテトラヒドロフラ
ン、メチルエチルケトンを除去し、平均分子量が21,
000のポリマーを得た。次に、該ポリマー100部を
メチルエチルケトン100部に溶解した溶液に、水酸化
リチウム4.8部をメチルアルコール100部に溶解し
た溶液を室温下で攪拌しながら添加し、更に30分攪拌
することによって親水性ポリマーを得た。
【0034】次に、上記親水性ポリマー5部、疎水性ポ
リマーとして塩素化ポリエチレン20部、スチレンブタ
ジエンゴム5部、ハイドロキノンモノメチルエーテル
0.25部、水、メチルエチルケトンおよびテトラヒド
ロフランの混合溶媒33部を混合し感光性樹脂組成物溶
液を得た。
リマーとして塩素化ポリエチレン20部、スチレンブタ
ジエンゴム5部、ハイドロキノンモノメチルエーテル
0.25部、水、メチルエチルケトンおよびテトラヒド
ロフランの混合溶媒33部を混合し感光性樹脂組成物溶
液を得た。
【0035】次に図1に示す装置を用いて前記組成物溶
液をギアポンプ2にて濃縮機3へ移送し、スクリュー回
転数毎分100回転、真空度10Torrにて、ベント
部より溶剤を蒸発させ感光性樹脂組成物濃度が98重量
%となるように濃縮した。
液をギアポンプ2にて濃縮機3へ移送し、スクリュー回
転数毎分100回転、真空度10Torrにて、ベント
部より溶剤を蒸発させ感光性樹脂組成物濃度が98重量
%となるように濃縮した。
【0036】一方、0.13mmのポリエステルフィル
ムの支持体6と0.1mmのポリエステルフィルムのカ
バーフィルム7とをそれぞれ1対の金属ロール8a、8
bに送り、成型後の印刷用版材のトータル厚みが2.9
4mmとなるように1対の金属ロールの隙間cを2.9
4mmとし、ダイ吐出口先端とロール表面上の支持体6
との距離を2.71mmとした。
ムの支持体6と0.1mmのポリエステルフィルムのカ
バーフィルム7とをそれぞれ1対の金属ロール8a、8
bに送り、成型後の印刷用版材のトータル厚みが2.9
4mmとなるように1対の金属ロールの隙間cを2.9
4mmとし、ダイ吐出口先端とロール表面上の支持体6
との距離を2.71mmとした。
【0037】次に、100℃に加熱したダイ5よりギア
ポンプを用いて吐出し、上記加熱した1対の金属ロール
8a、8b間に通して印刷用版材11を成型した。
ポンプを用いて吐出し、上記加熱した1対の金属ロール
8a、8b間に通して印刷用版材11を成型した。
【0038】成型された印刷用版材について、市販のラ
イトテーブルの上で気泡の検査を目視にて実施した結
果、気泡は観察されなかった。
イトテーブルの上で気泡の検査を目視にて実施した結
果、気泡は観察されなかった。
【0039】(比較例)実施例1と同様に調製した感光
性樹脂組成物を用いて、実施例1と同様に成型後の印刷
用版材のトータル厚みが2.94mmとなるように1対
の金属ロール8a、8bの隙間を調整し、ダイ吐出口先
端とロール表面上の支持体6との距離を2.51mm、
2.61mm、2.81mmと変えて、感光性樹脂組成
物を吐出し印刷用版材11をそれぞれ成型した。
性樹脂組成物を用いて、実施例1と同様に成型後の印刷
用版材のトータル厚みが2.94mmとなるように1対
の金属ロール8a、8bの隙間を調整し、ダイ吐出口先
端とロール表面上の支持体6との距離を2.51mm、
2.61mm、2.81mmと変えて、感光性樹脂組成
物を吐出し印刷用版材11をそれぞれ成型した。
【0040】成型された印刷用版材について、市販のラ
イトテーブルの上で気泡の検査を目視にて実施した結
果、表1が得られた。
イトテーブルの上で気泡の検査を目視にて実施した結
果、表1が得られた。
【0041】ダイ吐出口先端とロール表面上の支持体6
との距離が、2.81mm、2.91mmにて観察され
た気泡の大きさは直径が0.15mm〜0.8mmの範
囲のものであった。
との距離が、2.81mm、2.91mmにて観察され
た気泡の大きさは直径が0.15mm〜0.8mmの範
囲のものであった。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明の装置によれば、印刷用版材とし
ての致命的な欠陥である気泡の混入が防止出来、品質の
安定した印刷用版材を得ることが出来る。
ての致命的な欠陥である気泡の混入が防止出来、品質の
安定した印刷用版材を得ることが出来る。
【図1】図1は本発明装置の一例を示す概略図である。
【図2】図2は図1の装置の要部拡大断面図である。
【図3】図3は本発明によらない装置において、ニップ
ロールとダイとの関係の一例を示す部分拡大図である。
ロールとダイとの関係の一例を示す部分拡大図である。
【符号の説明】 1 混合タンク 2 ポンプ 3 濃縮機 4 ポンプ 5 ダイ 6 支持体 7 カバーフィルム 8 ニップロール 9 引き取りコンベア 10 真空ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 感光性樹脂組成物を吐出してシート化す
る押出用ダイ、押出されたシートを押圧しながら通過さ
せると共に、一方のロールに巻回された支持体に該シー
トをラミネートして印刷用版材に成型するためのニップ
ロール、および成型された該印刷用版材を引取るための
引取装置を具備する印刷用版材の製造装置において、 該押出用ダイの樹脂組成物の吐出方向の延長線上に、該
ニップロールの上記ロールの回転軸中心が実質的に位置
するように該押出用ダイが配置されていると共に、該押
出用ダイの吐出口先端と該ロール表面上にある該支持体
との最短距離が、印刷用版材の樹脂層厚みと同じか、も
しくはそれ以下に設定されていることを特徴とする印刷
用版材の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15744393A JPH079558A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 印刷用版材の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15744393A JPH079558A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 印刷用版材の製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079558A true JPH079558A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15649772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15744393A Pending JPH079558A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 印刷用版材の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079558A (ja) |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP15744393A patent/JPH079558A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030110 |