JPH0796011B2 - 内視鏡用ビデオプロセッサ - Google Patents

内視鏡用ビデオプロセッサ

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JPH0796011B2
JPH0796011B2 JP1096097A JP9609789A JPH0796011B2 JP H0796011 B2 JPH0796011 B2 JP H0796011B2 JP 1096097 A JP1096097 A JP 1096097A JP 9609789 A JP9609789 A JP 9609789A JP H0796011 B2 JPH0796011 B2 JP H0796011B2
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克行 斉藤
克義 笹川
真司 山下
潤 長谷川
雄大 中川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は観察部位の任意の場所の輪郭を際打たせる輪郭
強調手段を有する内視鏡用ビデオプロセッサに関する。
[従来の技術] 内視鏡から映像信号を形成する手段として、固体撮像素
子を内視鏡先端部に配し、撮像素子の出力から映像信号
を形成する電子内視鏡と内視鏡先端から接眼部まで観察
する為のファイバー束を通したファイバースコープの接
眼部に着脱自在のカメラ(以後内視鏡用外付けカメラと
呼ぶ)を取付け、その出力信号から映像信号を形成する
内視鏡用外付けカメラの2種類の方法が挙げられるが、
従来両方式に於ける輪郭強調は、被写体を撮像する事に
よって得た信号から赤,緑,青のRGB色信号や輝度信号
Y等の映像信号を形成し、その映像信号各々に対して同
じ周波数帯に同量の輪郭強調を行っていた。又、本出願
人により輪郭強調量を各映像信号に対して独立に可変す
る特願昭62−271195号(特開平1−113018号)が出願さ
れているが該出願に於いても強調する周波数帯は一通り
のみであった。
[発明が解決しようとする課題] 内視鏡に於ける被写体の内、特に詳しい観察を要する主
なものに種々の病変部、血管像及び着色液によって通常
とは異なる色相を持った器管内部等があるが、これらの
被写体に含まれる色成分は多岐にわたり、又その特徴を
最も良く現す色成分は各々異なる。従って、従来のよう
に全ての色信号の輪郭強調量を同一にしたのでは、不必
要な色成分まで強調されてしまい着目する色成分の変化
が十分に確認できず、適切な診断効果が得られないとい
う問題点がある。また、内視鏡における被写体を撮像し
た場合その映像信号の周波数帯域は数MHzの広さを持っ
ている。従って、観察する部位によりその部位を特徴づ
ける周波数も一通りではなく、様々である。よって、従
来のように強調する周波数帯が一通りでは、十分に輪郭
強調効果が得られず、適切な診断効果が得られないとい
う問題点がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、輪郭
強調する周波数帯及び輪郭強調量を選択的に設定可能と
することによって被写体の着目する部分を適切に観察で
きる内視鏡用ビデオプロセッサを提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の内視鏡用ビデオプロセッサは、輪郭強調手段に
おいて輪郭強調する周波数帯を設定して輪郭強調手段に
出力する強調周波数帯設定手段と、輪郭強調手段におけ
る輪郭強調量を設定して輪郭強調手段に出力する輪郭強
調量設定手段と、輪郭強調量設定手段に輪郭強調量を設
定させるための制御信号及び強調周波数帯設定手段に周
波数帯を設定させるための制御信号を出力する輪郭強調
制御手段とを備えたものである。
本発明では、輪郭強調制御手段からの制御信号を受けて
輪郭強調量設定手段は輪郭強調量を変化して、この変化
した輪郭強調量を輪郭強調手段に出力し、強調周波数帯
設定手段は周波数帯を変化して、この変化した周波数帯
を輪郭強調手段に出力する。輪郭強調手段は輪郭強調量
と周波数帯とによって映像信号の輪郭強調を行う。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第9図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は電子内視鏡の構成図、第2図は概念的な構成説明
図、第3図は電子内視鏡装置の外観説明図、第4図は輪
郭強調回路を示すブロック図、第5図は輪郭強調量設定
の為の具体例、第6図は輪郭強調回路の動作を示す波形
図、第7図は強調周波数帯を可変にする為の具体例、第
8図及び第9図は強調周波数を変えた場合の水平輪郭強
調回路の周波数特性図である。
第2図において本発明の概念的な説明を行う。
本発明の輪郭強調回路51には映像信号が入力されてい
る。この映像信号に対して輪郭強調を行う。輪郭強調回
路51には輪郭強調周波数設定回路52と輪郭強調量設定回
路53とが接続されている。周波数設定回路52と強調量設
定回路53には輪郭強調制御回路31が接続されている。前
記輪郭強調制御回路31からは制御信号が周波数設定回路
52と強調量設定回路53に出力される。周波数設定回路52
ではこの制御信号によって強調周波数帯を変化させ、こ
の変化した強調周波数帯を輪郭強調回路51に出力する。
また、郭強調量設定回路53では制御信号によって輪郭強
調量を変化させ、この変化した輪郭強調量を輪郭強調回
路51に出力する。輪郭強調回路51では入力された輪郭強
調量と強調周波数帯によって入力された映像信号の輪郭
強調を行う。
次に第1図及び第3図ないし第9図を使用して本発明の
第1実施例を説明する。
第3図において、本実施例の電子内視鏡装置56は電子内
視鏡1と、この電子内視鏡1に接続された制御装置57
と、電子内視鏡1によって得られた内視鏡像を表示する
CRTモニタ30とから構成されている。
前記電子内視鏡1は細長の挿入部58を有し、この挿入部
58の後部には太径の操作部59が連設されている。この操
作部59の側部には後端部にコネクタ62が設けられたユニ
バーサルコード61が延設されており、このコネクタ62は
前記制御装置57に接続されている。また、前記挿入部58
には先端側より先端部63、湾曲部64、軟性部66が順に連
設されている。なお、湾曲部64は操作部59に設けられた
湾曲操作ノブ67によって上下左右方向に湾曲自在にとな
っている。
第1図において、電子内視鏡1は、細長の挿入部58の先
端側に結像用の対物レンズ3が収納され、この対物レン
ズ3の焦点面にドライブ回路5によって駆動される固体
撮像素子4が配設されている。
前記挿入部58内には、照明光伝送手段として、可撓性の
ファイババンドルで形成されたライトガイド6が挿通さ
れている。このライトガイド6の後端は、制御装置57内
に設けられた光源部7に着脱自在に装着できるようにな
っている。前記光源部7内には、光源ランプ8が配設さ
れ、この光源ランプ8の前方には、赤,緑,青の3原色
フィルタが設けられた回転カラーフィルタ9が配設され
ている。また、この回転カラーフィルタ9は、例えばス
テッピングモータ10によって駆動されるようになってい
る。そして、前記光源ランプ8の照明光が前記回転カラ
ーフィルタ9を経て順次赤,緑,青の各波長の色光にさ
れ、集光レンズ11で集光されて前記ライトガイド6の後
端に入射するようになっている。この照明光は、前記ラ
イトガイド6を経て、このライトガイド6の先端から出
射され、配光レンズ12を経て被写体を色面順次で照射す
るようになっている。
前記被写体からの赤,緑,青の各色光に応じた反射光
は、順次対物レンズ3を通して前記固体撮像素子4で受
光される。この固体撮像素子4の各画素に対応した信号
は、前記ドライブ回路5から印加されるクロック信号に
よって、例えば横方向に順次出力されるようになってい
る。この画素信号は、プリアンプ13で増幅され、サンプ
ルホールド回路14で映像信号が抽出され、さらに、γ補
正回路15でγ補正された後、A/D変換器16でディジタル
信号に変換される。この映像信号は、マルチプレクサ17
によって色面順次の照明に同期して切換えられて、順次
赤,緑,青の各色に対応したRフレームメモリ18、Gフ
レームメモリ19、Bフレームメモリ20に記憶される。前
記各フレームメモリ18,19,20は、CRTモニタ30等の表示
装置にマッチングした速度で横方向に同時に読み出さ
れ、それぞれD/A変換器21,22,23でアナログ信号に変換
されて、R,G,B色信号となる。
本実施例では、前記各R,G,B色信号は、それぞれR輪郭
強調回路24、G輪郭強調回路25、B輪郭強調回路26によ
って輪郭強調処理が行われるようになっている。また、
前記各輪郭強調回路24,25,26での輪郭強調量は、それぞ
れR輪郭強調量及び強調周波数帯設定回路27、G輪郭強
調量及び周波数帯設定回路28、B輪郭強調量及び強調周
波数設定回路29によってR,G,Bそれぞれ独立に設定さ
れ、強調周波数帯はR,G,B同一に設定されるようになっ
ている。輪郭強調量及び強調周波数帯の設定状態は輪郭
強調制御回路31によって行なわれる。この輪郭強調制御
回路31は外部からのスイッチ等の入力手段により予め設
定状態を記憶されており、選択的に設定できるようにな
っている。そして、輪郭強調されたR,G,B色信号がCRTモ
ニタ30へ出力され、被写体が画像表示されるようになっ
ている。
次に前記各輪郭強調回路24,25,26及び各輪郭強調量及び
強調周波数帯設定回路27,28,29の具体的な構成を第4図
を参照して説明する。
尚、前記各輪郭強調回路24,25,26は同一の構成であり、
第4図における符号32で示す。また、前記各輪郭強調量
及び強調周波数設定回路27,28,29も同一の構成であり、
第4図における符号45で示す。
なお、符号45で示す輪郭強調量及び強調周波数設定回路
は強調周波数帯設定回路39,40及び輪郭強調設定回路37
とで構成されている。
第4図において映像信号は、この信号を遅延させるため
の輪郭強調回路32内に設けられた第1のディレイライン
33aに入力されると共に加算器34の一方の入力端に入力
される。第1のディレイライン33aの出力端は入力信号
を遅延させるための第2のディレイライン33bの入力端
に接続される。第2のディレイライン33bの出力端は前
記加算器34の他の入力端に接続されており、前記映像信
号と第2のディレイライン33bで遅延された信号とが加
算される。加算器34の出力端は信号を1/2にして反転す
る1/2反転器35に接続されている。1/2反転器35の出力端
は加算器36の一方の入力端に接続されている。加算器36
の他方の入力端には第1及び第2のディレイライン33a,
33bの接続端と接続されており、第1のディレイライン3
3aで遅延された信号と1/2反転器35で反転された信号と
が加算される。加算器36の出力端は、この加算器36の出
力を振幅変換する輪郭強調量設定回路37の入力端に接続
されている。この輪郭強調量設定回路37の出力端は加算
器38の一方の入力端に接続されており、他方の入力端は
第1及び第2のディレイライン33a,33bの接続端と接続
されている。
次に輪郭強調回路32の動作を第6図を参照して説明す
る。
例えば第6図(a)に示すような入力信号は、第1及び
第2のディレイライン33a,33bにより、それぞれ同図
(b),(c)に示すように遅延される。同図(b)に
代って2倍遅延された同図(c)に示される第2のディ
レイライン33aの出力信号と、同図(a)の入力信号と
を加算器34で加算して同図(d)で示される出力信号が
得られる。この加算器34の出力信号を1/2反転器35で反
転して同図(e)で示される出力信号が得られる。そし
て、この1/2反転器35の出力信号と、前記第1のディレ
イライン33aの出力信号とを、加算器36で加算すると、
同図(f)で示される輪郭強調成分が得られる。この輪
郭強調成分は、輪郭強調量設定回路37で信号レベル設定
され、加算器38で前記第1のディレイライン33aの出力
信号(b)と加算され、輪郭強調された同図(g)で示
される出力信号が得られる。
尚、第1,第2のディレイライン33a,33bの遅延時間を数
百nsに設定すれば、輪郭強調回路32は画面水平方向の輪
郭強調を行う水平輪郭強調回路となり、一般に良く使わ
れる1H遅延線等を用いて水平走査線1本分の遅延時間に
設定すれば画面垂直方向の輪郭強調回路となる。本実施
例に於いては、輪郭強調回路32は、水平、垂直両輪郭強
調回路を直列に接続したものを考えており、どちらの回
路が先に来ても良い。
次に輪郭強調量設定回路37を第5図を参照して説明す
る。
電源電圧VccはトランジスタTr1のコレクタに接続される
と共に抵抗R2を介してトランジスタTr2のコレクタと接
続されている。トランジスタTr1のベースには第6図
(f)で示される輪郭強調成分が入力される入力端が接
続され、エミッタにはスイッチSW1の入力端と抵抗R1の
一端が接続されている。スイッチSW1は複数の出力端を
選択して前記入力端と接続できるようになっており、こ
の選択をするための制御信号が前記輪郭強調制御回路31
から入力されるようになっている。複数の出力端には各
々抵抗r1,R2,R3,R4,R5の一端が接続されている。この抵
抗r1,R2,R3,R4,R5の他端はまとめられて1本となってい
る。
前記トランジスタTr2のコレクタには増幅された輪郭強
調成分が出力される出力端が接続されており、ベースに
は電源電圧VA(<Vcc)が接続されている。エミッタに
は前記1本にまとめられた抵抗r1,R2,R3,R4,R5の他端と
抵抗R3の一端が接続されている。抵抗R1と抵抗R3の他端
は共に接地されている。
ところで前述した通り輪郭強調量設定回路37に入力され
る信号は、第6図(f)に示すような輪郭強調信号で回
路の働きは、信号のレベルを輪郭強調制御回路31からの
制御信号に対応して調節するものである。第5図のトラ
ンジスタTr1のベースに入力されたエンハンス成分は、
トランジスタTr1のエミッタとトランジスタTr2のエミッ
タ間に接続された抵抗r1,r2,r3,r4,r5とトランジスタTr
2のコレクタ抵抗R2の比、即ち、第5図ではR2/r1倍に増
幅される。第5図のスイッチSW1を切り換える事により
エンハンス成分の増幅等が自在に設定できる。このスイ
ッチSW1はアナログスイッチ等を用いれば容易に実現で
き、同様の働きをするものであれば何を用いても良い。
続いて第7図ないし第9図を用いて水平輪郭強調回路の
強調周波数帯設定回路39,40の構成を説明する。
強調周波数帯設定回路39,40はタップ式ディレイライン4
9とアナログスイッチSW2とから構成されている。入力端
はマッチング抵抗Rmを介してディレイライン49に接続
されている。ディレイライン49からは遅延時間量の異な
る信号を出力する信号線がアナログスイッチSW2の複数
のタップa,b,c,……l,m,nに各々接続されている。アナ
ログスイッチSW2は輪郭強調制御回路31からの制御信号
が入力されるようになっており、この制御信号によっ
て、タップが選択されるようになっている。アナログス
イッチSW2の出力端は前記第1及び第2のディレイライ
ン33a,33bに接続されている。
次に強調周波数帯設定回路39,40の動作を説明する。
マッチング抵抗Rmを介して入力された信号は、1タッ
プごとに遅延時間量が大きくなる。このタップをアナロ
グスイッチSW2を用いて切り換えて取り出すようにすれ
ば自在に遅延時間を設定できる。画像は細かい部分ほど
その映像信号の周波数は高くなるが遅延時間が短いと言
うことは第6図(a),(b),(c)のずれが小さい
という事で、これは短い時間変化の間に起こった信号レ
ベルの変化即ち高い周波数での輪郭をより強調するとい
うことである。従って、第4図の回路に第8図に示すよ
うに周波数的にフラットな信号を入力したとして、タッ
プをl,m,nに切換えた場合を考えると、l,m,nと遅延時間
が長くなるにつれ、第4図の回路の出力は、第9図に示
したようにより低い周波数を強調するようになる。
又、第7図に於いてタップ式ディレイライン49の代わり
に1水平遅延素子、1/2水平ライン遅延素子等の遅延素
子を用いた信号遅延回路をアナログスイッチで切り換え
るようにすれば垂直輪郭強調回路においても強調する周
波数量を自在に設定可能となる。
次に輪郭強調制御回路31の動作を説明する。輪郭強調制
御回路31の役割は、輪郭強調量及び強調周波数帯設定回
路27,28,29に輪郭強調量及び強調周波数帯の設定を切り
換える為の制御信号を送ることである。この輪郭強調制
御回路31は上記のように外部からのスイッチ等の入力手
段により、輪郭強調量に対応する制御信号を輪郭強調量
設定回路37のスイッチSW1に出力し、強調周波数帯に対
応する制御信号を強調周波数帯設定回路39,40のスイッ
チSW2に出力して、各々のスイッチSW1,SW2を切換えるよ
うになっている。この回路はマイコン制御を用いれば容
易に実現可能である。もちろん同様の働きを持つ回路を
用いても良い。このように本実施例によれば、内視鏡で
観察される被写体の内、特に注目すべき病変部、血管、
染色液で染色された患部等に適切な輪郭強調を与える設
定状態をあらかじめ記憶している為、被写体ごとにスイ
ッチ等の簡便な方法で適切な輪郭強調が得られる。例え
ば、G信号の輪郭強調量を多くすることにより血管を際
立たせたり、B信号の輪郭強調量を多くすることにより
正常なピンク色の粘膜と充血している潰瘍とを見分ける
等のことが容易に行える。又、体内では、器管のひだが
多い部位や細い血管が集まった部位等その部位を特徴づ
ける映像信号の周波数成分は多種多様であるが、本実施
例では様々な部位に対応して解像度を高める効果が得ら
れる為、種々の病変部について最適診断が容易になる。
尚、本実施例では映像信号として、R,G,B色信号を用い
る場合を示したが、色信号はシアン、マゼンタ、イエロ
ーの補色系でも良い。またR,G,B色信号のそれぞれにつ
いて輪郭強調設定回路を設けず、R,G,B色信号のうち1
つあるいは2つの色信号について輪郭強調回路を設ける
ようにしても良い。
第10図は、本発明の第2実施例に係り、電子内視鏡装置
の構成説明図でる。
本実施例は、輪郭強調回路41をγ補正回路15とA/D変換
器16との間に挿入したものである。又、この輪郭強調回
路41での輪郭強調量及び強調周波数帯の設定は、輪郭強
調量及び強調周波数帯設定回路42で行なわれその設定値
は輪郭強調制御回路43からの制御信号により制御され
る。その他の構成は第1実施例と同様である。
本実施例では、前記輪郭強調回路41に、R,G,B色信号が
順次入力されるため、このR,G,B色信号の切り換えに同
期して前記輪郭強調量及び強調周波数帯設定回路42で設
定される輪郭強調量及び強調周波数帯を切り換えること
により、R,G,B色信号同一に設定された強調周波数帯で
輪郭強調でき、又、R,G,B独立な輪郭強調量で輪郭強調
することができる。
一方この回路構成では、強調周波数帯を設定変更した
時、A/D変換器に入力される輪郭強調信号のタイミング
即ち第6図のΔtも変ってしまう。これは垂直輪郭強調
も水平輪郭強調も同じである。従って本実施例の構成を
取る場合は、設定可変幅の一番大きいものを順にして、
強調周波数帯の設定変更に同期して、輪郭強調回路の入
力又は出力を遅延して整合をとりA/D変換器に入力しな
ければならない。
本実施例によれば、輪郭強調回路41及び強調設定回路42
は1回路のみで済む。その他の作用及び効果は第1実施
例と同じである。一方、垂直輪郭強調回路、水平輪郭強
調回路の順序はどちらが先でも構わず、輪郭強調回路は
サンプルホールド回路14とγ補正回路15の間に挿入して
も良い。
第11図は本発明の第3実施例に係り、電子内視鏡装置の
構成説明図である。
本実施例では、第1実施例と第2実施例に於ける輪郭強
調回路の挿入位置に水平輪郭強調回路又は垂直輪郭強調
回路が1回路だけ挿入されており、輪郭強調回路41が水
平輪郭強調回路である場合の輪郭強調回路24,25,26は垂
直輪郭強調回路となり、輪郭強調回路41が垂直輪郭強調
回路となる場合には水平輪郭強調回路となる。A/D変換
器16の入力は、第2実施例に示した如く強調周波数帯が
変更される毎に輪郭強調回路41の入力又は出力を遅延し
て整合を取る事により常に同じタイミングで入力される
ようにしなければならない。
本実施例によれば輪郭強調回路41が1回路で済み、遅延
量の整合も1回路だけ済み、第1実施例に比べ回路数は
少くできる。その他の作用及び効果は第2実施例と同じ
である。
第12図は、本発明の第4実施例に係り、電子内視鏡装置
の構成説明図である。
本実施例は固体撮像素子70の前面に色分離フィルタ71を
配したカラーモザイク式電子内視鏡72を用いた例で、カ
ラーモザイク式電子内視鏡用光源部73を用いたビデオプ
ロセッサ74を構成している。
固体撮像素子70の出力信号は信号処理部75内のプリアン
プ69で増幅され、ローパスフィルタ76,77及びバンドパ
スフィルタ78に入力される。ローパスフィルタ76,77に
よりプリアンプ69の出力はそれぞれ輝度信号YH,YLに変
換される。ここで高域側の輝度信号YH及び低域側の輝
度信号YLはともに2R+3G+2Bである。
輝度信号YHはγ補正回路79でγ補正され、輪郭強調回
路81により輪郭強調される。この輪郭強調回路81の構成
は第1実施例に準ずる。
一方、バンドパスフィルタ78に入力されたプリアンプ69
の出力信号は色信号成分以外はカットされ色復調回路82
に入力される。バンドパスフィルタ78によって得られた
色成分は色復調回路82により2R−G,2B−G信号に復調さ
れる。この色復調回路82の出力2R−G,2B−Gとローパス
フィルタ77の出力、即ちYLは加減算回路83により下記
に示すようにR,B色信号に変換される。
YL−(2B−G)+4(2R−G) =2R+3G+2B−2B+G+8R−4G =10R …… YL−(2R−G)+4(2B−G) =2R+3G+2B−2R+G+8B−4G =10B …… 輝度信号YLからγ補正回路84,85をそれぞれ通したR,B
色信号を減算するのが加減算回路86,87で、これら加減
算回路86,87により色差信号R−Y,B−Yが生成される。
尚、輝度・色差信号生成部を符号80で示す。
前記色差信号R−Y,B−Yはカラーエンコーダ回路88に
よりクロマ信号Cに変換され、複合映像信号回路89に於
いて、上記輝度信号YHと複合され、コンポジットビデ
オ信号に変換される。
尚、光源部73は、光源ランプ8の白色光を集光レンズ11
によって、ライトガイド6の入射端面に照射し、被写体
を白色光で照明する。
本実施例に於いては、輝度信号YHだけに輪郭強調を行
ったが、輝度信号YL、色信号R,Bに輪郭強調を行っても
良い。
第13図は本発明の第5実施例に係り、電子内視鏡装置の
構成説明図である。
本実施例では輝度信号YH、色差信号R−Y,B−Yを各々
輪郭強調回路92a,92b,92cに入力して独立して郭強調を
行えるようにしている。又、この実施例では電子内視鏡
の代りにファイバスコープ95と、このファイバスコープ
95の接眼部96に装着された外付けテレビカメラ97とによ
る電子式内視鏡が用いてある。
上記ファイバスコープ95は、細長の挿入部98内にライト
ガイド99が挿通され、このライトガイド99の入射端側は
操作部101から外部に延出され、図示しない光源部に装
着できるようにしてある。
前記ライトガイド99は、入射端面に供給された照明光を
伝送し、出射端面からさらに配光レンズ102を経て被写
体側に照射光を出射する。また、挿入部98の先端部には
対物レンズ103が配設され、イメージガイド104の入射端
面に被写体像を結ぶ。このイメージガイド104により光
学像は出射端面に伝送され、接眼レンズ105を経て接眼
部96に装着されたテレビカメラ97に伝送される。テレビ
カメラ97側では伝送された光学像は結像レンズ107を介
してCCD108に結像される。このCCD108の撮像面にはモザ
イクカラーフィルタ109が取付けてあり、例えば各画素
毎にR,G,Bに色分解する。
CCD108に結像した光学像は信号処理部91内に設けられた
ドライブ回路5から印加される駆動信号によって読み出
されて信号処理部91内のマトリクス回路116に入力され
る。マトリクス回路116では輝度信号YHと色差信号R−
Y,B−Yとが生成されて各々輪郭強調回路92a,92b,92cに
入力される。
輪郭強調回路92a,92b,92cには第1実施例で述べた強調
周波数帯設定回路39,40と輪郭強調量設定回路37とが接
続されており、強調周波数帯設定回路39,40からは強調
周波数が、輪郭強調量設定回路37からは輪郭強調量が入
力されるようになっている。更に、強調周波数帯設定回
路39,40と輪郭強調量設定回路37には第1実施例で述べ
た輪郭強調制御回路31から制御信号が入力されるように
なっている。
前記輪郭強調制御回路31には選択スイッチ94が接続され
ており、選択スイッチ94を切換ることによって輪郭強調
量及び強調周波数帯を選択できるようになっている。
本実施例における信号処理部91では、輝度信号YH、色
差信号R−Y,B−Yは、それぞれ輪郭強調回路92a,92b,9
2cに入力され、それぞれ輪郭強調された後、逆マトリク
ス回路93に入力され、R,G,B3原色信号が生成され、カラ
ーモニタ側に出力される。前記各輪郭強調回路92a,92b,
92cは例えば水平及び垂直輪郭強調回路で構成され、強
調周波数及び強調量は選択スイッチ94で選択設定できる
ようにしてある。
第14図ないし第18図は、本発明の第6実施例に係り、第
14図は電子内視鏡装置の構成説明図、第15図はコネクタ
の説明図、第16図はスコープ判定回路の回路図、第17図
は制御装置のフロントパネルの説明図、第18図は輪郭強
調回路のブロック図である。
本実施例は第2実施例における輪郭強調制御回路43に入
力される信号をスコープ判別回路110から入力するよう
にしたものである。
内視鏡には観察部位に対応して様々な種類の内視鏡があ
るが、それぞれの内視鏡が対象とする観察部位には、各
々特徴があり最適な輪郭強調の設定も種々異なる。本実
施例はスコープ判別回路110で内視鏡を判別し、その輪
郭強調周波数帯と輪郭強調量の設定を自動的に切り換え
るものである。
以下にその自動判別の仕組みを示す。スコープ判別回路
110および判別のための信号を出力する回路は第15図お
よび第16図のように構成されている。
第15図に示すように各内視鏡149の信号用コネクタ150A,
150B,150Cにはその内視鏡149の種類を検知するための信
号を出力する2つの端子151,151が設けてあり(他の信
号用端子は省略してある。)、制御装置57は2つの端子
151,151間の抵抗値をスコープ判別回路110で判別してそ
の判別した結果を輪郭強調制御回路43に出力するように
なっている。
例えば内視鏡149が3種類ある場合は、内視鏡149Aでは
そのコネクタ150Aの2つの端子151,151が導線152で短絡
してあり、内視鏡149Bのコネクタ150Bでは2つの端子15
1,151は例えば220Ωの抵抗Rで接続され、内視鏡149Cの
コネクタ150Cでは2つの端子151,151間はオープン(開
放)されて、等価的に無限大の抵抗を接続したものにし
てある。一方、スコープ判別回路110は図示しない信号
用コネクタ受けに第16図に示すように入力端153,153を
有し、一方の入力端153は+5Vの電源端に接続され、他
の入力端153はコンパレータ154,155の非反転入力端に接
続されると共に、例えば220Ωの抵抗Rを介して接地さ
れている。
一方、コンパレータ154の反転入力端には、基準電圧源
により、例えば3〜4Vの電圧V1が印加され、他方のコン
パレータ155の反転入力端には基準電圧源により、例え
ば1〜2V電圧V2が印加されている。このように、各コン
パレータ154,155の出力端156,156から出力される2ビッ
トの信号が内視鏡149の種類に対応して出力される制御
信号になる。
この構成では例えば内視鏡149Aのコネクタ150Aが接続さ
れると、制御信号となるコンパレータ154,155の各出力
は“H",“H"になり、内視鏡149Bのコネクタ150Bが接続
されると、コンパレータ154,155の出力は“L",“H"にな
り、内視鏡149Cのコネクタ150Cが接続されるとコンパレ
ータ154,155の出力は“L",“L"になる。
スコープ判別回路110は輪郭強調制御回路43に上記のよ
うな内視鏡の種類を示す制御信号を入力し、輪郭強調制
御回路43は輪郭強調設定及び輪郭強調周波数設定回路42
に輪郭強調設定制御信号を発生する。
これにより、内視鏡ごとに最適な輪郭強調が自動的に設
定される。他の構成、作用及び効果は第2実施例と同様
である。
又、本実施例は他の実施例にも適用可能なことは言うま
でもない。
なお、第17図に示す例えば制御装置57に設けたフロント
パネル161から輪郭強調制御回路31の設定状態を制御す
るようにしても良い。
このフロントパネル161にはR,G,B信号毎に輪郭強調量を
増減できる強調量アップボタン162a,163a,164aと強調量
ダウンボタン162b,163b,164bが設けられている。また、
強調量アップボタン162a,163a,164aと強調量ダウンボタ
ン162b,163b,164bとを使用して設定された強調量を記憶
するためのメモリボタン165と、この記憶された強調量
を呼出すための輪郭強調量プリセットモード呼出しボタ
ン166と、予め設定された強調量を呼出すための輪郭強
調量プリセットモード呼出しボタン167a,167b,167cが設
けられている。更に、フロントパネル161上で設定され
た強調量をノーマルエンハンス状態に戻すためのプリセ
ットOFFボタン168が設けられている。なお、輪郭強調量
プリセットモード呼出しボタン166は術者が独自にプロ
グラムしたモードを呼出すためのものである。
第18図において、フロントパネル161はCPU171に接続さ
れており、各ボタンからの信号が入力されるようになっ
ている。更に、CPU171はR輪郭強調回路172aとG輪郭強
調回路172bとB輪郭強調回路172cとに輪郭強調量を示す
制御信号を出力するようになっている。各輪郭強調回路
172a,172b,172cは入力されたR,G,B信号を加算器173a,17
3b,173cに出力すると共に、CPU171からの制御信号の基
づいて輪郭強調成分を有する輪郭強調信号を生成して、
前記加算器173a,173b,173cに出力する。加算器173a,173
b,173cではR,G,B信号に輪郭強調信号が加算されて輪郭
強調が行なわれる。
ここで、フロントパネル161の操作に付いて説明する。
術者はCRTモニタ30を観察しながら強調量アップボタン1
62a,163a,164aと強調量ダウンボタン162b,163b,164bを
押して強調量の設定を行う。この設定された強調量はCP
U171に出力され、CPU171はこの強調量に対応した制御信
号を各輪郭強調回路172a,172b,172cに出力し、輪郭強調
が行なわれる。この場合、メモリボタン165を押すこと
によって設定されている強調量がCPU171に記憶される。
そして、この記憶された強調量はプリセット呼出しボタ
ン166を押すことで呼出され、この記憶された強調量に
よって輪郭強調が行なわれる。
また、CPU171には予め注目すべき病変部、血管、染色液
で染色された患部等に適切な輪郭強調を与える設定状態
が記憶されており、この記憶された強調量はプリセット
呼出しボタン167a,167b,167cによって呼出されて輪郭強
調が行なわれる。
本発明は、3管カメラ等の撮像管を用いた内視鏡外付け
カメラについても第1ないし第3実施例及び第6実施例
と同様な輪郭強調が実現されるので、本発明は3管カメ
ラを用いた内視鏡用外付けカメラにも適用できる。
一方、画像表示の方法であるがカラーに限らず白黒でも
良い。
尚、光源部7,73等はビデオプロセッサ74あるいは制御装
置57等に内蔵されたものに限らず別体化されたものでも
良い。
尚、上述の各実施例では水平とか垂直方向に関しては強
調する周波数帯が1つであるが、輪郭強調回路を直列的
に複数設け、それぞれ異る周波数帯に対して輪郭強調を
行うようにしても良い。このようにすると、例えば注目
する部分が単一周波数の輪郭のみでなく、複数の周波数
帯にわたるような構造を持つ場合、注目する部分全域を
適切に輪郭強調できる。
尚、本発明の各実施例を組合わせて異なる実施例を構成
することもできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、輪郭強調する周波
数帯及び輪郭強調量を選択的に設定可能とすることによ
って被写体の着目する部分を適切に観察できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図は本発明の第1実施例に係り、第1図
は電子内視鏡の構造図、第2図は概念的な構成説明図、
第3図は電子内視鏡装置の外観説明図、第4図は輪郭強
調回路を示すブロック図、第5図は輪郭強調量設定の為
の具体例、第6図は輪郭強調回路の動作を示す波形図、
第7図は強調周波数帯を可変にする為の具体例、第8図
及び第9図は強調周波数を変えた場合の水平輪郭強調回
路の周波数特性図、第10図は本発明の第2実施例に係
り、電子内視鏡装置の構成説明図、第11図は本発明の第
3実施例に係り、電子内視鏡装置の構成説明図、第12図
は本発明の第4実施例に係り、電子内視鏡装置の構成説
明図、第13図は本発明の第5実施例に係り、電子内視鏡
装置の構成説明図、第14図ないし第18図は、本発明の第
6実施例に係り、第14図は電子内視鏡装置の構成説明
図、第15図はコネクタの説明図、第16図はスコープ判定
回路の回路図、第17図は制御装置のフロントパネルの説
明図、第18図は輪郭強調回路のブロック図である。 1……電子内視鏡、7……光源部 24……R輪郭強調回路、25……G輪郭強調回路 26……B輪郭強調回路 27……R輪郭強調量及び強調周波数帯設定回路 28……G輪郭強調量及び強調周波数帯設定回路 29……B輪郭強調量及び強調周波数帯設定回路 30……CRTモニタ、31……輪郭強調制御回路 56……電子内視鏡装置、57……制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 雅彦 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 克行 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 笹川 克義 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山下 真司 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 長谷川 潤 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中川 雄大 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体撮像装置によって被写体が撮像され、
    これによって得られた映像信号の輪郭を強調する輪郭強
    調手段を有する内視鏡用ビデオプロセッサにおいて、 前記輪郭強調手段において輪郭強調する周波数帯を設定
    して前記輪郭強調手段に出力する強調周波数帯設定手段
    と、 前記輪郭強調手段における輪郭強調量を設定して前記輪
    郭強調手段に出力する輪郭強調量設定手段と、 該輪郭強調量設定手段に前記輪郭強調量を設定させるた
    めの制御信号及び前記強調周波数帯設定手段に前記周波
    数帯を設定させるための制御信号を出力する輪郭強調制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡用ビデオプロセッサ。
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