JPH0796306B2 - 多階調熱記録における通電制御方法 - Google Patents

多階調熱記録における通電制御方法

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JPH0796306B2
JPH0796306B2 JP63187300A JP18730088A JPH0796306B2 JP H0796306 B2 JPH0796306 B2 JP H0796306B2 JP 63187300 A JP63187300 A JP 63187300A JP 18730088 A JP18730088 A JP 18730088A JP H0796306 B2 JPH0796306 B2 JP H0796306B2
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は多階調熱記録における通電制御方法に係り、特
に熱記録装置のサーマルヘッドへ与える階調データの変
換方法と通電時間制御により、高速記録と制御回路の小
規模化を可能にする通電制御方法に関する。
[従来の技術] 最近、ビデオ機器の普及に伴い、ビデオ画像やスチル画
像をフルカラーで記録するカラープリンタの需要が高ま
り、熱転写記録方式を中心とした多階調熱記録式プリン
タの開発が展開されている。
熱転写記録方式の多階調プリンタは、サーマルヘッドの
各発熱抵抗体へ階調データに対応したパルス幅を選択的
に通電することにより、熱昇華型または熱溶融型のイン
クシートへ印加する熱エネルギを制御して、多階調を表
現する方式を採用する。このパルス幅については、一般
的には連続した一個のパルスによる方法が用いられてい
るが、各発熱抵抗体部の熱時定数に対して通電パルス幅
が小さいことに着目し、データ転送時間に余裕をもたせ
るために複数個のパルスの総計による方法も提案されて
いる(特願昭62−306728)。
また、現在のサーマルヘッド部は、第8図に示されるよ
うな構成を有しており、1ラインをNドットで記録する
場合には、ホスト側から転送されてくるNドット分のシ
リアル画素データをデータ変換回路51で各画素データに
対応した通電パルス幅を決定する階調データに変換し、
これらの階調データをNビットのシフトレジスタ52へ転
送した後、シフトレジスタ52に1ライン分入力される毎
に1ラインデータをNビットラッチ53で保持し、各ドラ
イバ54のイネーブル端子を制御してサーマルヘッドの各
発熱抵抗体55へ階調データにより決定された所定のパル
スを通電して熱記録を行うものである。
このため、各発熱抵抗体55に所定の階調表現のためのパ
ルス幅を与えるには、n階調であればシリアルデータを
n回転送し、各発熱抵抗体55の位置に対応する階調デー
タをn回のうち必要パルス幅に対応する回数の間だけ
“ON"のデータとしておき、残りの間を“OFF"のデータ
とすることによっている。
[発明が解決しようとする課題] 前記のような熱記録方式によれば、より多階調の記録を
行うにはそれだけシリアルデータの転送回数を多くしな
ければならず、同一記録時間で多階調化するにはデータ
のシリアル転送をそれだけ速く行わねばならないことに
なる。
一方、現在、サーマルヘッドに用いられているシフトレ
ジスタの転送周波数は4〜5MHzであり、それ以上の高速
転送が要求される場合には、第9図に示すように、シリ
アルデータを分割し、分割されたシフトレジスタ52へ並
列転送することによって対処しているのが現状である。
しかし、このように高次に並列化した構成を採用する
と、当然にデータの制御が複雑化して回路規模が膨大に
なり、必然的にプリンタの大型化とコスト高を招くこと
になる。
そこで、本発明は、従来のように階調ステップの表現と
シリアルデータの転送を一対一の対応関係とせず、記録
の高階調化を非常に少ない転送回数で行い、高階調・高
速記録を小さな回路規模で実現できる通電制御方法を提
供することを目的として創作された。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明は、多階調熱記録
において、発色濃度−通電時間特性における特性曲線を
各区間が直線近似可能な範囲で区分し、各区間内の階調
ステップを表現するために発熱抵抗体に対して時系列的
に印加される各パルス間の最長非通電時間が発熱抵抗体
と記録紙の関係で構成される時定数に対して充分に短く
設定されることを条件に、各区間内の階調ステップを入
力された階調データに対応させて複数の重み付パルスの
内の一のパルスまたはそれらの組合せからなるパルス列
を選択的に印加することにより表現すると共に、低階調
側区間の最終パルスと次の高階調側区間を表現する最初
のパルスの間に、低階調側区間での最終パルスによって
得られている階調ステップを高階調側区間の基準階調ス
テップへ引き上げるために要する熱エネルギを供給する
調整パルスを印加することを特徴とした多階調熱記録に
おける通電制御方法を採用する。
ここに、重み付パルスの重みを如何に設定するかは任意
であるが、一例としてそのパルス幅が1,2,4,8,…となる
2進重み付パルスとすることができる。
また、熱転写記録方式による場合のインクシート等にお
いては、発色開始時までに相当の通電熱エネルギの供給
が必要になるが、その熱エネルギをサーマルヘッドの温
度データに基づて別途にパルス幅が設定された初期パル
スの印加によって供給させることができる。
[作用] 本発明の基本的原理は第1図から第4図を用いて説明す
る。
第1図は熱記録における発色濃度−通電時間特性におけ
る特性曲線を示し、本発明ではその特性曲線を直線近似
が可能な範囲で区分しておく。即ち、通電時間軸をT
(1)〜T(n)に区分し、各区間において特性曲線が
直線近似される。
これにより、n個の線型な階調表現区間ができることに
なるが、このように線型区間が確保させることにより、
その区間の階調ステップを重み付パルスにより表現する
ことが可能になる。
ここでは各区間を2m階調で表現することとし、総計で
(2m×n)階調の表現が可能な通電制御方法について説
明する。
各区間の2m階調表現の手段としては、第2図に示すよう
に、各区間の階調表現のためにm個の重み付パルスP
1(k)〜Pm(k)[但し、(k)は各区間を示す添字]と調
整パルスRPKを用いる。ここに、重み付パルスP1(k)〜P
m(k)のパルス幅は各区間[(k)の値]によって異な
り、各区間内で近似された直線の傾き、即ち、当該区間
内で階調を単位ステップだけ上げるに要する熱エネルギ
に比例してパルス幅が選択されることになる。
ところで、m個の重み付パルスP1(k)〜Pm(k)を用いて表
現できる階調数は、それらの内の一のパルスまたはそれ
らの組合せによる数であり、[2m−1]階調となる。
従って、例えば、階調データが[2m×i]階調目と[2m
×(i+1)]階調目の間の或る階調(G)を記録すべ
きものであった場合には、T(1)〜T(i)の各区間
では調整パルスと全ての重み付パルスを印加させ、調整
パルスRPiを印加させた後、発色濃度を[2m×i]階調
目からG階調目まで上げるに要する熱エネルギ供給する
ための重み付パルスP1(i)〜Pm(i)の内の一のパルスまた
はそれらの組合せからなるパルスを印加することにな
る。
ここで、調整パルスRPkは次のような役割を果たしてい
る。
特性曲線の区間T(i)と区間T(i+1)との連続部
分に着目すると、区間T(i)側では最大発色濃度とし
て[2m×i−1]階調目までしか表現できず、一方、区
間T(i+1)側では[2m×i+1]階調目から上の表
現がなされるため、連続部分に相当する[2m×i]階調
の表現が不可能になる。そこで、この連続部分について
は低階調側区間T(i)での発色濃度変化率(特性曲線
の傾き)を維持するために必要な熱エネルギ、即ち、低
階調側区間T(i)での最終パルスによって得られてい
る階調ステップを高階調側区間T(i+1)の基準階調
ステップへ引き上げるために要する熱エネルギを有した
調整パルスPRiを印加させることにより、特性曲線に沿
った階調表現の連続性を担保させている。
即ち、各区間内の階調ステップを重み付パルスで表現す
る場合には、如何なる重み付方式を採用しても、区間T
(i)内での最高階調ステップを重み付パルスの組合せ
で表現できても次の区間T(i+1)の基準階調ステッ
プを与えることができないため、本発明では調整パルス
PRiによってこれを補償するようにしている。また、本
発明では、各区間を直線的に近似しているが、特性曲線
から明らかなように、それらの各区間に対応して近似さ
れた直線の傾きは区間毎に変化しており、この調整パル
スのPRiのパルス幅は特性曲線における区間T(i)の
位置によって異なる。
尚、重み付パルスの重み付の仕方については、高速記録
を実行するためにコード効率とコードの組合せによる周
波数が高くなるように構成することが望ましいが、2進
重み付、その他のコードによる重み付を選択することが
でき、また、各区間T(1)〜T(i)における重み付
けパルスの印加順序については重み順に限らず、任意に
設定しておくことができる。
この結果、従来技術によれば、特性曲線が非線型である
ことを前提としているため単位階調の表現に対応させて
常に一の階調データをサーマルヘッドへ転送しなければ
ならず、本例に対応させると、最高階調を表現するため
に[2m×n]回のデータ転送が必要になるが、本発明に
よれば、最高階調の表現において、各区間の階調表現を
行うための[m+1]回(重み付きパルスの数+調整パ
ルスの数)の転送をn区間分、即ち、[n(m+1)]
回のデータ転送を行えば足りることになり、極めて少な
いデータ転送回数で足りることになる。
ところで、前記のように重み付パルスP1(k)〜Pm(k)と調
整パルスRPkによって階調表現を行うのはよいが、熱記
録においては発熱抵抗体、インクシート、及び記録紙等
で構成される熱伝達回路の熱時定数との関係が常に問題
となる。
この熱伝達回路の概略的等価回路は第3図に示すような
ものであり、発熱抵抗体の熱伝導度Rh、同熱容量Ch、イ
ンクシートの熱伝導度Ri、同熱容量Ci、記録紙の熱伝導
度Rp、同熱容量Cp等からなる。従って、階調表現のパル
ス列における各パルス間の非通電時間が長くなると熱の
拡散と冷却が生じ、記録部における熱エネルギが単純に
各パルス幅の総和に対応しなくなる。
そこで、本発明で印加されるパルス間の最長非通電時間
が前記の回路における熱時定数より十分に短く設定され
ていることが条件になる。この最長非通電時間は、重み
付パルスP1(k)〜Pm(k)の設定の態様や印加順序により種
々の位置になるが、或る階調表現において重み付パルス
の組合せが選択されて、最長非通電時間がPa(k)とPb(k)
の間に位置した場合は第4図に示すようになり、この場
合にはtmaxが前記の熱時定数より十分に短くなってい
ることが条件とされる。
また、一般的にインクシート等の発色媒体においては、
第1図に示すように、0階調から発色開始までに相当の
熱エネルギを要し、これは温度環境によっても変化す
る。
この問題に関して、本発明においては、前記の調整パル
スの概念を拡張し、発色開始時までの時間toにサーマル
ヘッドの温度を参照しつつ前記の熱エネルギを有した初
期パルスを印加させる方法も採用でき、区間T(1)で
の階調表現のための重み付パルスが印加されると直に発
色が開始されるようにすると共に、区間T(1)での直
線近似を向上させることが可能となる。
[実施例] 以下、本発明を熱転写記録装置に適用した場合の一実施
例を第5図及び第6図を用いて説明する。
本実施例においては、装置に用いられているインクシー
トの発色濃度−通電時間特性が第1図の特性曲線で示さ
れるものである場合に、該特性曲線を16の区間数(n=
16)に区分し、更に各区間T(1)〜T(16)内の階調
ステップを16ステップ(m=4)にとって、256階調の
表現が可能な熱気録装置の通電制御方法について説明す
る。
この場合、各区間内の階調ステップを表現するには調整
パルスと4個の2進重み付パルスが用いられる。即ち、
第5図に示すように、1,2,4,8の比率の各パルス幅を有
した重み付パルスPw1,Pw2,Pw3,Pw4を用いることによ
り、合計パルス幅が1の重み毎に異なる15種類のパルス
列を構成でき、これに調整パルスRPを加えることにより
16ステップを表現する。また、調整パルスRPは低階調側
区間で印加された重み付パルスのパルス列に続いて印加
されているものであり、低階調側区間の発色濃度変化率
を維持するのに必要な熱エネルギ、即ち、低階調側区間
での最終パルスによって得られている階調ステップを次
の高階調側区間の基準階調ステップへ引き上げるために
要する熱エネルギに相当するパルス幅を有している。
尚、これらの重み付パルスPw1,Pw2,Pw3,Pw4と調整パル
スRPのパルス幅は、各区間T(1)〜T(16)によって
異なる。何故なら、特性曲線を直線近似した各区間T
(1)〜T(16)での直線の傾きはそれぞれ異なり、各
区間で階調ステップを与えるための熱エネルギが異なる
ためであり、各区間T(1)〜T(16)毎に重み付パル
スP1(k)〜Pm(k)のパルス幅はその区間の微分的熱特性を
考慮して設定される。
第6図は本実施例における通電制御を実行するためのプ
ロック回路図であり、11は多階調記録のためのシーケン
ス制御を実行する階調制御部、12は何等かの手段により
外部から書込まれる1ライン分のバイナリー表現の画像
データ[上位ビットデータは区間データ(4ビット)、
下位ビットデータは各区間内の階調データ(4ビッ
ト)]を蓄積するラスターメモリ、13はラスターメモリ
12をアクセスして画像データを階調変換回路側へ読出
し、また所定のタイミングでサーマルヘッドへ転送クロ
ックを出力するメモリ読出し制御部、14は階調制御部11
からのSTART信号がある度にカウント値をインクリメン
トし、各区間T(1)〜T(16)内でのパルスの印加数
(0〜5)をカウントするパルスカウント部、15はパル
スカウント部14のキャリーにより+1だけインクリメン
トされ、区間数(0〜15)をカウントする区間カウント
部、16は前記のパルスカウント部14と区間カウント部15
のカウント数が「0」である場合に最初の区間T(1)
であることを階調制御部11へ通知する初期状態検知部、
17は区間カウント部15のカウント数(B)とラスターメ
モリ12が読出された上位ビットデータ(A)とを比較
し、A>Bのときは“1"を後記のOR回路19へ、A=Bの
ときは“1"を後記のデータセレクタ18へ、A<Bのとき
はイネーブル信号を同データセレクタ18へ出力する比較
器、18はパルスカウント部14のカウントデータに対応さ
せて比較器17のA=Bのときの出力“1"(0端子)とラ
スターメモリ12の下位ビッドデータの何れか(1〜m端
子の何れか)をセレクトし、比較器17のイネーブル信号
により“0"出力状態になるデータセレクタ、19はOR回
路、20はサーマルヘッド、21は第7図に示すようなパル
ス幅データフォーマットを格納し、区間カウント部15と
パルスカウント部14のデータでアドレス指定されるRO
M、22はROM21から読出されたパルス幅データにより、サ
ーマルヘッド20へストローブ信号を出力して通電時間を
制御するパルス幅制御部、23はサーマルヘッド20の温度
を検出する温度センサ、23aはA/D変換器、24は区間T
(1)における初期パルスデータを温度データに対応さ
せて格納したROMである。
以下、本回路による通電制御動作を説明する。
ラスターメモリ12に1ライン分の画像データが蓄積され
ると、階調制御部11はメモリ読出し部13へSTART信号を
出力し、その読出しが完了したことによるメモリ読出し
部13のEND信号と、既に前の区間の階調記録を完了した
ことによるパルス幅制御部22のEND信号を確認すること
により、パルスカウント部14とパルス幅制御部22へSTAR
T信号を出力すると共に、サーマルヘッド20へラッチ信
号を出力する。
これにより、サーマルヘッド20のシフトレジスタのデー
タがラッチへ保持され、シフトレジスタが空き状態にな
る。また、パルスカウント部14と区間カウント部15もそ
の時点での条件に従ってインクリメントされ、次に転送
するデータに関する区間とパルスを示す。
このとき、区間カウント部15からEND信号が出力されて
いなければ、階調制御部11は次のデータ転送を行うため
にメモリ読出し部13へSTART信号を出力する。
一方、区間カウント部15からEND信号が出力されていれ
ば、パルス幅制御部22からEND信号が出力されるのを待
ち、そのEND信号が出力された時点で全階調記録が終了
することになる。
ところで、メモリ読出し部13は、前記のSTART信号に基
づいてラスターメモリ12へアドレス指定を行うことによ
り1ライン分の階調データを読出し、その上位ビットデ
ータを比較器17へ、下位ビットデータをデータセレクタ
18(端子1〜m)へ転送する。
ここでは、先ず、既に[16i−1]階調目までのデータ
がサーマルヘッド20で記録されていることとし、[16
i]階調目以降のデータ転送とその変換を行う場合を例
にとって説明する。この場合、階調データが[16i]階
調目より大きいものであるとラスターメモリ12が転送し
ている上位ビットデータ(A)と区間カウント部15のカ
ウント数(B)はそれ以前において常にA>Bの関係に
あり、比較器17はOR回路19を介してサーマルヘッド20へ
“1"を出力しており、パルス幅制御部22は、区間カウン
ト部15とパルスカウント部14による上位・下位アドレス
指定に基づいてROM2から読出されている[16i−1]階
調目までのパルス幅データによって記録を完了してい
る。
一方、この時点では、パルスカウント部14が「5」をカ
ウント後「0」となり、区間カウント部15へキャリー信
号を出力して区間カウント部15のカウント数を+1イン
クリメントするため、そのカウント数が「i」となる。
尚、区間カウント部15はカウント数のインクリメントに
より「16」をカウントすると階調制御部11へEND信号を
出力するが、階調制御部11はこのEND信号が出力されて
いないことを確認した後、パルスカウント部14にSTART
信号を出力する。
ところで、ラスターメモリ12に蓄積された[16i]階調
目から[16(i+1)−1]階調目までの階調データに
おける上位データは「i」としてセットされており、こ
のデータの読出しにより、比較器17での比較結果はA=
Bとなる。
従って、データセレクタ18へは比較器17のA=Bによる
“1"とラスターメモリ12からの下位データがパラレルに
入力されることになり、データセレクタ18は、START信
号によりカウントを行うパルスカウント部14のカウント
データに対応させて、“1"(0端子)→(1〜4端子)
の階調データを順次選択してゆく。即ち、パルスカウン
ト部14は2進で[000]から[100]までをカウントする
が、[000]では“1"を、[001]では端子1のデータ
(画像データのLSB)を、・・、[100]では端子4のデ
ータ(画像データの下位から4ビット目)をというよう
に順次出力させて、OR回路19を介してサーマルヘッド20
へ出力する。
サーマルヘッド20ではこのデータをメモリ読出し制御部
13のクロックに同期させてシフトレジスタへ転送し、階
調制御部11が所定のタイミングで出力するラッチ信号に
よりそのデータをラッチに保持する。
一方、区間カウント部15とパルスカウント部14のカウン
トデータはROM21の読出しアドレスとして用いられ、前
者のデータは上位読出しアドレスとして、後者のデータ
は下位読出しアドレスとしてROM21へ与えられる。
ところで、ROM21は第7図に示すように特性曲線の各区
間T(1)〜T(16)における階調表現のためのパルス
幅データをテーブルとして格納している。即ち、第5図
における調整パルスRPに対応するパルス幅を設定するWO
iと重み付パルスPw1〜Pw4に対応するパルス幅を設定す
るWi1〜Wi4(但し、Wi1:Wi2:Wi3:Wi4=1:2:4:8)が16ス
テップ分別々に格納されている。
そして、ROM21へ与えられる上位読出しアドレスは階調
ステップを指定するものとして、下位読出しアドレスは
その階調ステップ表現のための調整パルスPRと重み付パ
ルスPw1〜Pw4のパルス幅を順次指定してゆくものとして
用いられ、この読出しデータに基づいてパルス幅制御部
22はサーマルヘッド20へSTROBE信号を出力し、第5図に
示した調整パルスPRと15種類のパルス列フォーマットの
選択的印加により、16ステップの階調表現を可能にす
る。
尚、第5図のパルス列フォーマットにおいて、非通電時
間が最長になるものは、8ステップ目である[16i+
8]階調目を表現するフォーマットであるが、この最長
非通電時間tmaxがサーマルヘッド20の発熱抵抗体・記
録紙・インクシート等からなる熱伝達回路の熱時定数よ
り十分に短くなるように予め設定されている。
ところで、1ラインの記録開始時には、インクシート特
性曲線に見るように、発色開始までに他の区間に比較し
て非常に長い通電時間toを必要としている。また、この
通電時間toは温度環境によって大きく変動する。
従って、この通電時間toの制御を前記の制御シーケンス
における調整パルスRPによって行うには無理がある。
そこで、この通電時間については、区間カウント部15と
パルスカウント部14のカウントデータが「0」である状
態では、初期状態検知部16が区間T(1)における記録
開始時であることを検知し、この検知信号に基づいて階
調制御部11が温度センサ23の温度データによって指定さ
れているROM24の初期パルス幅データを読出させて、パ
ルス幅制御部22により初期パルスを印加させるようにな
っている。
第7図におけるWO1に相当するデータがブランクになっ
ているのはこのためであり、初期パルス印加した後の記
録制御は当然に前記のシーケンスにより実行される。
[発明の効果] 本発明は以上の構成を有しているため、次のような効果
を奏する。
請求項(1)の発明: 従来技術では、熱記録における発色濃度−通電時間特性
における特性曲線が非線型であることから、階調ステッ
プ毎に一の階調データをサーマルヘッドへ転送しなけれ
ばならなかったが、本発明では、特性曲線を区分して各
区間を直線近似して線型区間とみなし、各区間の階調ス
テップを複数の重み付パルスの内の一のパルスまたはそ
れらの組合せからなるパルスを印加することにより表現
し、またその重み付パルスによる表現にしたことで不可
避的に発生する各区間の間における階調ステップの欠落
を、適応的なパルス幅で設定された調整パルスで補償す
るようにしたため、データ転送回数を極めて少なくしな
がら、多階調記録を支障なく高品質に行うことができ
る。
その結果、同一時間内であればより多くのデータ転送が
可能になり、記録速度を飛躍的に向上させることができ
る。また、制御系の観点からみれば、シリアルデータの
転送回路の並列度を少なくすることができ、回路規模を
小さくすることにより、プリンタの小型化を図ることが
可能になる。
例えば、サーマルヘッドの1ライン記録ドット数(発熱
抵抗体の数)が1024個、シフトレジスタの転送周波数が
4MHz、256階調の表現を5msecで実行する場合において、
従来技術によれば、1024個のデータを5msecの時間に255
回転送する必要があるので、1ライン分の最高階調を表
現するためには、19.608μsec(=5msec÷255)とな
り、この時間内に4MHzで転送できるデータ数は78個(=
4MHz×19.608μsec)ある。従って、1024個のデータを1
9.608μsec内に転送するには13.12(=1024÷78)、即
ち14並列化された転送回路を構成する必要がある。一
方、本発明において、サーマルヘッドの1ライン記録ド
ット数、シフトレジスタの転送周波数、階調表現数を前
記の場合と同一条件とし、区間をn=16、各区間の重み
付パルスの数をm=4とした場合、256階調を表現する
には調整パルス数も合わせて、80回[=n×(m+
1)]の転送で足りることになる。従って、この場合、
1ラインについて単位階調の表現のために許容される時
間は62.5μsecであり、この時間内に転送できるデータ
数は250個(=4MHz×62.5μsec)となることから、1024
ドットのサーマルヘッドに対しては、4.096(=1024÷2
50)、即ち転送回路を5並列化するだけで十分になる。
逆に、従来方式と同じ転送回数によるものとすれば、よ
り高階調の表現が可能になり、階調数が大きくなると、
特性曲線をそれだけ小さい通電時間による区間に分割で
き、より優れた直線近似ができることになるため、より
忠実な多階調熱記録が可能になる。
請求項(2)の発明: 重み付パルスを2進重み付パルスとすることにより、区
間内の階調表現のためのデータの構成を容易にし、簡単
な通電制御を可能にする。
請求項(3)の発明: 発色濃度−通電時間特性における発色開始時までの時間
が他の区間と比較して非常に長く、且つ温度環境により
変動する問題を、特別に設定された初期パルスを印加す
ることにより解消し、記録開始時の適確な制御を実現す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は横軸に通電時間を、縦軸に発色濃度をとり、熱
記録における発色濃度−通電時間特性を示すグラフ、第
2図は前記のグラフにおける特性曲線を直線近似可能な
範囲で区分した各区間内で印加されるべきパルス列を示
す図、第3図は熱記録部における熱伝達回路の概略的等
価回路、第4図は区間T(k)で印加されるべきパルス
列とその最長非通電時間を示す図、第5図は2進重み付
けパルスにより区間内の階調表現を行う場合のパルス列
の種類を示す図、第6図は実施例における通電制御を実
行するためのシステムブロック回路図、第7図はROM21
の格納状態を示す図、第8図はサーマルヘッド部の回路
構成を示す図、第9図はシリアル転送部を並列化した場
合の回路構成を示す図である。 T(1)〜T(n)……区間 P1(k)〜Pm(k)(但し、(k)は各区間を示す添字)……
重み付パルス RPk……調整パルス tmax……最長非通電時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多階調熱記憶において、発色濃度−通電時
    間特性における特性曲線を各区間が直線近似可能な範囲
    で区分し、各区間内の階調ステップを表現するために発
    熱抵抗体に対して時系列的に印加される各パルス間の最
    長非通電時間が発熱抵抗体と記録紙の関係で構成される
    時定数に対して十分に短く設定されることを条件に、各
    区間内の階調ステップを入力された階調データに対応さ
    せて複数の重み付パルスの内の一のパルスまたはそれら
    の組合せからなるパルス列を選択的に印加することによ
    り表現すると共に、低階調側区間の最終パルスと次の高
    階調側区間を表現する最初のパルスの間に、低階調側区
    間での最終パルスによって得られている階調ステップを
    高階調側区間の基準階調ステップへ引き上げるために要
    する熱エネルギを供給する調整パルスを印加することを
    特徴とした多階調熱記録における通電制御方法。
  2. 【請求項2】重み付パルスが2進重み付パルスである請
    求項(1)記載の多階調熱記録における通電制御方法。
  3. 【請求項3】発色濃度−通電時間特性における特性曲線
    の発色開始時までの熱エネルギを、サーマルヘッドの温
    度データに基づいて設定されるパルス幅を有した初期パ
    ルスを印加させることにより供給することとした請求項
    (1)または(2)記載の多階調熱記録における通電制
    御方法。
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