JPH079639A - 土木用止水シート - Google Patents
土木用止水シートInfo
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- JPH079639A JPH079639A JP5158701A JP15870193A JPH079639A JP H079639 A JPH079639 A JP H079639A JP 5158701 A JP5158701 A JP 5158701A JP 15870193 A JP15870193 A JP 15870193A JP H079639 A JPH079639 A JP H079639A
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- JP
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- sheet
- composition
- weight
- ethylene
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Abstract
(57)【要約】
【構成】中間層と両外層から成る3層構成の多層シート
であり、中間層が密度0.940〜0.965g/cm
3のポリエチレン(1)90重量%以下とねじり剛性率
(JIS K6730)400kgf/cm2以下の熱
可塑性樹脂(2)10重量%以上とを配合した組成物
(A)からなり、両外層が密度0.940〜0.965
g/cm3のポリエチレン(3)10〜30重量%とね
じり剛性率(JIS K6730)400kgf/cm
2以下の熱可塑性樹脂(4)70〜90重量%とを配合
した組成物(B)からなり、30kgf/cm以上のシ
ート破壊荷重を有する土木用止水シート。 【効果】耐候性、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、破壊荷
重、シール性、柔軟性、耐久性、施工時の作業性に優れ
る。
であり、中間層が密度0.940〜0.965g/cm
3のポリエチレン(1)90重量%以下とねじり剛性率
(JIS K6730)400kgf/cm2以下の熱
可塑性樹脂(2)10重量%以上とを配合した組成物
(A)からなり、両外層が密度0.940〜0.965
g/cm3のポリエチレン(3)10〜30重量%とね
じり剛性率(JIS K6730)400kgf/cm
2以下の熱可塑性樹脂(4)70〜90重量%とを配合
した組成物(B)からなり、30kgf/cm以上のシ
ート破壊荷重を有する土木用止水シート。 【効果】耐候性、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、破壊荷
重、シール性、柔軟性、耐久性、施工時の作業性に優れ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は層間接着性、機械的性質
および施工性に優れた土木用止水シートに関する。
および施工性に優れた土木用止水シートに関する。
【0002】
【従来の技術】治水・河岸工事、貯水池、プール、廃棄
物埋立処理場等の止水の目的に用いられる止水シートの
材料としては、エチレンプロピレンゴム、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、高密度ポリエチレ
ン等が単層の形で従来用いられている。
物埋立処理場等の止水の目的に用いられる止水シートの
材料としては、エチレンプロピレンゴム、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、高密度ポリエチレ
ン等が単層の形で従来用いられている。
【0003】止水シートには、長期間の風雨や日光の暴
露に耐え得る耐候性、酸・アルカリ等に耐え得る耐薬品
性、環境温度変化に耐え得る耐熱性・耐寒性、大きな破
壊荷重、現場でのシート端部の接合の際のシール性、施
工する地面形状に追随する柔軟性等の性質が要求され
る。またシートは土木工事に用いられるものであり、安
価であること密度が小さく施工時の作業性の良いことが
要求される。
露に耐え得る耐候性、酸・アルカリ等に耐え得る耐薬品
性、環境温度変化に耐え得る耐熱性・耐寒性、大きな破
壊荷重、現場でのシート端部の接合の際のシール性、施
工する地面形状に追随する柔軟性等の性質が要求され
る。またシートは土木工事に用いられるものであり、安
価であること密度が小さく施工時の作業性の良いことが
要求される。
【0004】しかし従来の止水シートは上記の必要条件
を充分に具備しているとは言えなかった。
を充分に具備しているとは言えなかった。
【0005】たとえばポリ塩化ビニルは密度が大きいた
め現場施工時の作業性が悪く、長期間の日光暴露により
可塑剤が揮散し柔軟性を失い、耐候性が低下するととも
に、加熱シールした界面に可塑剤がブルーミングするこ
とにより経時でシール力が低下する。
め現場施工時の作業性が悪く、長期間の日光暴露により
可塑剤が揮散し柔軟性を失い、耐候性が低下するととも
に、加熱シールした界面に可塑剤がブルーミングするこ
とにより経時でシール力が低下する。
【0006】エチレンプロピレンゴムは接着剤による接
合のためシール性に劣り、シール部よりの漏水事故が多
い。またシート製造時に、ゴム成分と無機充填剤やカー
ボンブラック等の添加剤との混練工程、カレンダー成形
によるシート成形工程、更に加硫工程というように一連
の多くの工程を必要とするためシートは高価である。ポ
リオレフィン系樹脂は密度が小さく現場施工時の作業性
に優れ、耐薬品性、シール性、シート加工性に優れ、可
塑剤を配合していないため耐久性に優れるなど多くの利
点を有している。しかしエチレン−酢酸ビニル共重合体
は耐寒性、柔軟性、耐候性に優れるものの耐熱性に劣
る。高密度ポリエチレンは耐熱性に優れ、大きなシート
破壊荷重を有するものの柔軟性がなく地面形状の追随性
に劣る。
合のためシール性に劣り、シール部よりの漏水事故が多
い。またシート製造時に、ゴム成分と無機充填剤やカー
ボンブラック等の添加剤との混練工程、カレンダー成形
によるシート成形工程、更に加硫工程というように一連
の多くの工程を必要とするためシートは高価である。ポ
リオレフィン系樹脂は密度が小さく現場施工時の作業性
に優れ、耐薬品性、シール性、シート加工性に優れ、可
塑剤を配合していないため耐久性に優れるなど多くの利
点を有している。しかしエチレン−酢酸ビニル共重合体
は耐寒性、柔軟性、耐候性に優れるものの耐熱性に劣
る。高密度ポリエチレンは耐熱性に優れ、大きなシート
破壊荷重を有するものの柔軟性がなく地面形状の追随性
に劣る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記従
来の単層止水シートの欠点を改良し、層間接着性、機械
的性質および施工性に優れた止水シートを提供すること
にある。
来の単層止水シートの欠点を改良し、層間接着性、機械
的性質および施工性に優れた止水シートを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため本
発明者らが鋭意検討を重ねた結果、特定の範囲の密度を
有するポリエチレンとねじり剛性率が400kgf/c
m2以下の熱可塑性樹脂との組成物を用いて3層構成シ
ートとし、その中間層と両外層とのポリエチレンと熱可
塑性樹脂の配合比率を変えることによって、上記の課題
を解決できることを見いだし本発明を完成するに至っ
た。
発明者らが鋭意検討を重ねた結果、特定の範囲の密度を
有するポリエチレンとねじり剛性率が400kgf/c
m2以下の熱可塑性樹脂との組成物を用いて3層構成シ
ートとし、その中間層と両外層とのポリエチレンと熱可
塑性樹脂の配合比率を変えることによって、上記の課題
を解決できることを見いだし本発明を完成するに至っ
た。
【0009】即ち本発明は中間層と両外層から成る3層
構成の多層シートであり、中間層が密度0.940〜
0.965g/cm3のポリエチレン(1)90重量%
以下とねじり剛性率(JIS K6730)400kg
f/cm2以下の熱可塑性樹脂(2)10重量%以上と
を配合した組成物(A)からなり、両外層が密度0.9
40〜0.965g/cm3のポリエチレン(3)10
〜30重量%とねじり剛性率(JIS K6730)4
00kgf/cm2以下の熱可塑性樹脂(4)70〜9
0重量%とを配合した組成物(B)からなり、30kg
f/cm以上のシート破壊荷重を有する土木用止水シー
トに関するものである。以下、本発明を詳細に説明す
る。
構成の多層シートであり、中間層が密度0.940〜
0.965g/cm3のポリエチレン(1)90重量%
以下とねじり剛性率(JIS K6730)400kg
f/cm2以下の熱可塑性樹脂(2)10重量%以上と
を配合した組成物(A)からなり、両外層が密度0.9
40〜0.965g/cm3のポリエチレン(3)10
〜30重量%とねじり剛性率(JIS K6730)4
00kgf/cm2以下の熱可塑性樹脂(4)70〜9
0重量%とを配合した組成物(B)からなり、30kg
f/cm以上のシート破壊荷重を有する土木用止水シー
トに関するものである。以下、本発明を詳細に説明す
る。
【0010】本発明のシートにおいて(1)および
(3)成分として用いられるポリエチレンは、エチレン
の単独重合体またはエチレンと1−ブテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デ
セン等のα−オレフィンとの共重合体である。その密度
(JIS K6760)は0.940〜0.965g/
cm3である。密度がこの範囲未満ではシート破壊荷重
が充分ではなく、密度がこの範囲を超えると、止水シー
トが柔軟性に欠けるため施工時の地面追随性が悪くな
る。ポリエチレンのメルトフローレート(JIS K7
210に準拠し190℃、荷重2160gの条件、以下
「MFR」と略すことがある。)は特に限定するもので
はないが0.1〜5.0g/10分が好ましい。この範
囲外ではシート加工性に劣ることがあり、この範囲を超
えるとシート破壊荷重が小さくなるおそれがある。なお
シート破壊荷重とは本発明の多層シートをJIS K7
127に準じ、シートをJIS3号ダンベルで打ち抜き
3号試験片を速度200mm/分で引張りシートが破断
するときの荷重であり、本発明のシートは30kgf/
cm以上であれば充分である。
(3)成分として用いられるポリエチレンは、エチレン
の単独重合体またはエチレンと1−ブテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デ
セン等のα−オレフィンとの共重合体である。その密度
(JIS K6760)は0.940〜0.965g/
cm3である。密度がこの範囲未満ではシート破壊荷重
が充分ではなく、密度がこの範囲を超えると、止水シー
トが柔軟性に欠けるため施工時の地面追随性が悪くな
る。ポリエチレンのメルトフローレート(JIS K7
210に準拠し190℃、荷重2160gの条件、以下
「MFR」と略すことがある。)は特に限定するもので
はないが0.1〜5.0g/10分が好ましい。この範
囲外ではシート加工性に劣ることがあり、この範囲を超
えるとシート破壊荷重が小さくなるおそれがある。なお
シート破壊荷重とは本発明の多層シートをJIS K7
127に準じ、シートをJIS3号ダンベルで打ち抜き
3号試験片を速度200mm/分で引張りシートが破断
するときの荷重であり、本発明のシートは30kgf/
cm以上であれば充分である。
【0011】本発明のシートにおいて(2)および
(4)成分として用いられる熱可塑性樹脂は、JIS
K6730によるねじり剛性率が400kgf/cm2
以下、好ましくは300kgf/cm2以下である。ね
じり剛性率が400kgf/cm2を超えると、多層止
水シートが柔軟性に欠けるため施工時の地面追随性が悪
くなる。熱可塑性樹脂のMFR(JIS K7210に
準拠し190℃、荷重2160gの条件)は特に限定す
るものではないが1.0〜5.0g/10分が好まし
い。この範囲外ではシート加工性に劣ることがあり、こ
の範囲を超えるとシート破壊荷重が小さくなるおそれが
ある。この熱可塑性樹脂はねじり剛性率が400kgf
/cm2以下であればその種類を限定するものではない
が、エチレン系共重合体およびその変性体、スチレン
系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、エステル系、
アミド系等の各種熱可塑性エラストマー等の単独または
それらの混合物が好適に用いられる。これら熱可塑性樹
脂の中では、他の樹脂と混合することなく単独で使用で
き、多層共押出しシート加工性、層間接着性および施工
時の地面追随性に優れることから、エチレン系共重合体
およびその変性体が好適に使用される。
(4)成分として用いられる熱可塑性樹脂は、JIS
K6730によるねじり剛性率が400kgf/cm2
以下、好ましくは300kgf/cm2以下である。ね
じり剛性率が400kgf/cm2を超えると、多層止
水シートが柔軟性に欠けるため施工時の地面追随性が悪
くなる。熱可塑性樹脂のMFR(JIS K7210に
準拠し190℃、荷重2160gの条件)は特に限定す
るものではないが1.0〜5.0g/10分が好まし
い。この範囲外ではシート加工性に劣ることがあり、こ
の範囲を超えるとシート破壊荷重が小さくなるおそれが
ある。この熱可塑性樹脂はねじり剛性率が400kgf
/cm2以下であればその種類を限定するものではない
が、エチレン系共重合体およびその変性体、スチレン
系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、エステル系、
アミド系等の各種熱可塑性エラストマー等の単独または
それらの混合物が好適に用いられる。これら熱可塑性樹
脂の中では、他の樹脂と混合することなく単独で使用で
き、多層共押出しシート加工性、層間接着性および施工
時の地面追随性に優れることから、エチレン系共重合体
およびその変性体が好適に使用される。
【0012】エチレン系共重合体およびその変性体を具
体的に例示すると、エチレンと酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエステルとの共重
合体、エチレンとアクリル酸またはメタクリル酸のメチ
ル、エチル、n−ブチル、イソブチルエステル等の不飽
和カルボン酸エステルとの共重合体、エチレンとプロピ
レン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ
キセン等のα−オレフィンとの共重合体、エチレンとア
クリル酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン酸との共重
合体およびその金属塩、エチレン/ビニルエステル/一
酸化炭素共重合体、エチレン/不飽和カルボン酸エステ
ル/一酸化炭素共重合体、エチレン/不飽和カルボン酸
エステル/不飽和カルボン酸共重合体およびその金属
塩、エチレン/ビニルエステル/不飽和カルボン酸共重
合体およびその金属塩、エチレン/メチルアクリレート
/モノエチルマレエート、エチレン/酢酸ビニル/モノ
エチルマレエート、ケン化エチレン/酢酸ビニル共重合
体、更に上記各樹脂のカルボン酸変性、シラン変性等の
変性体が挙げられる。
体的に例示すると、エチレンと酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエステルとの共重
合体、エチレンとアクリル酸またはメタクリル酸のメチ
ル、エチル、n−ブチル、イソブチルエステル等の不飽
和カルボン酸エステルとの共重合体、エチレンとプロピ
レン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ
キセン等のα−オレフィンとの共重合体、エチレンとア
クリル酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン酸との共重
合体およびその金属塩、エチレン/ビニルエステル/一
酸化炭素共重合体、エチレン/不飽和カルボン酸エステ
ル/一酸化炭素共重合体、エチレン/不飽和カルボン酸
エステル/不飽和カルボン酸共重合体およびその金属
塩、エチレン/ビニルエステル/不飽和カルボン酸共重
合体およびその金属塩、エチレン/メチルアクリレート
/モノエチルマレエート、エチレン/酢酸ビニル/モノ
エチルマレエート、ケン化エチレン/酢酸ビニル共重合
体、更に上記各樹脂のカルボン酸変性、シラン変性等の
変性体が挙げられる。
【0013】上記エチレン系共重合体のうちでは、止水
シートに要求されるシール性、耐熱性、柔軟性、耐寒
性、破壊荷重、伸び等のバランスを考慮すると、密度
(JISK7112)が0.850〜0.905g/c
m3、差動走査熱量測定で示される最大ピーク温度(T
m)が100℃以上のエチレンと炭素数4以上のα−オ
レフィンとの共重合体が特に好ましい。なお、熱可塑性
樹脂として上記のエチレン共重合体を用いる場合、密度
が0.850g/cm3未満のものを用いると工業的な
製造が困難となり組成物ペレットのブロッキングが発生
しやすくなり、密度が0.905g/cm3を超えるも
のはねじり剛性率が400kgf/cm2を超えてしま
うことがあり、その結果シートの柔軟性が乏しくなるお
それがある。また、差動走査熱量測定で示される最大ピ
ーク温度(Tm)が100℃未満では、柔軟性には優れ
るもののシートの破壊荷重が小さくなるおそれがある。
シートに要求されるシール性、耐熱性、柔軟性、耐寒
性、破壊荷重、伸び等のバランスを考慮すると、密度
(JISK7112)が0.850〜0.905g/c
m3、差動走査熱量測定で示される最大ピーク温度(T
m)が100℃以上のエチレンと炭素数4以上のα−オ
レフィンとの共重合体が特に好ましい。なお、熱可塑性
樹脂として上記のエチレン共重合体を用いる場合、密度
が0.850g/cm3未満のものを用いると工業的な
製造が困難となり組成物ペレットのブロッキングが発生
しやすくなり、密度が0.905g/cm3を超えるも
のはねじり剛性率が400kgf/cm2を超えてしま
うことがあり、その結果シートの柔軟性が乏しくなるお
それがある。また、差動走査熱量測定で示される最大ピ
ーク温度(Tm)が100℃未満では、柔軟性には優れ
るもののシートの破壊荷重が小さくなるおそれがある。
【0014】なお、差動走査熱量測定装置によるTmの
測定方法は次のとうりである。
測定方法は次のとうりである。
【0015】〔差動走査熱量測定装置によるTmの測定
方法〕熱プレス成形した厚みが約100μmのフィルム
から約5mgの試料を秤量し、80℃から80℃/分の
昇温速度で230℃まで昇温し5分間保持する。10℃
/分の速度で−10℃まで降温し−10℃で5分間保持
する。次に再び10℃/分の速度で230℃まで昇温
し、昇温中に現れたピークのうち最大のピークの頂点の
位置の温度(℃)をTmとする。
方法〕熱プレス成形した厚みが約100μmのフィルム
から約5mgの試料を秤量し、80℃から80℃/分の
昇温速度で230℃まで昇温し5分間保持する。10℃
/分の速度で−10℃まで降温し−10℃で5分間保持
する。次に再び10℃/分の速度で230℃まで昇温
し、昇温中に現れたピークのうち最大のピークの頂点の
位置の温度(℃)をTmとする。
【0016】本発明の中間層を構成する樹脂組成物
(A)中の(1)成分は、90重量%以下、(2)成分
は10重量%以上である。(1)成分が90重量%を超
える((2)成分が10重量%未満)と、本発明の多層
シートの好適な製造方法である共押出し成形後のシート
の中間層/両外層間の層間接着性が劣るため好ましくな
い。(2)成分の添加量の上限は特に限定するものでは
なく、用いる熱可塑性樹脂の種類に応じ、本発明の多層
シートの破壊荷重が30kgf/cm以上となるように
適宜選択される。
(A)中の(1)成分は、90重量%以下、(2)成分
は10重量%以上である。(1)成分が90重量%を超
える((2)成分が10重量%未満)と、本発明の多層
シートの好適な製造方法である共押出し成形後のシート
の中間層/両外層間の層間接着性が劣るため好ましくな
い。(2)成分の添加量の上限は特に限定するものでは
なく、用いる熱可塑性樹脂の種類に応じ、本発明の多層
シートの破壊荷重が30kgf/cm以上となるように
適宜選択される。
【0017】本発明の両外層を構成する樹脂組成物
(B)中の(3)成分は10〜30重量%、好ましくは
15〜25重量%、(4)成分は70〜90重量%、好
ましくは75〜85重量%である。(3)成分が30重
量%を超える((4)成分が70重量%未満)と、止水
シートが柔軟性に欠けるためシート施工時の地面追随性
が悪くなる。また(3)成分が10重量%未満((4)
成分が90重量%を超える)では、本発明の多層シート
の好適な製造方法である共押出し成形後のシートの中間
層/両外層間の層間接着性が劣る。
(B)中の(3)成分は10〜30重量%、好ましくは
15〜25重量%、(4)成分は70〜90重量%、好
ましくは75〜85重量%である。(3)成分が30重
量%を超える((4)成分が70重量%未満)と、止水
シートが柔軟性に欠けるためシート施工時の地面追随性
が悪くなる。また(3)成分が10重量%未満((4)
成分が90重量%を超える)では、本発明の多層シート
の好適な製造方法である共押出し成形後のシートの中間
層/両外層間の層間接着性が劣る。
【0018】(2)成分と(4)成分は同一種類の樹脂
でも異なる種類の樹脂であっても良いが、本発明の多層
シートの好適な製造方法である共押出し成形後のシート
に充分な中間層/両外層間の層間接着性を付与するた
め、同一種類の樹脂であることが好ましい。例えば
(2)成分としてエチレン/酢酸ビニル共重合体を用い
たなら、(4)成分もエチレン/酢酸ビニル共重合体を
用いた方がシートの層間接着性が優れる。
でも異なる種類の樹脂であっても良いが、本発明の多層
シートの好適な製造方法である共押出し成形後のシート
に充分な中間層/両外層間の層間接着性を付与するた
め、同一種類の樹脂であることが好ましい。例えば
(2)成分としてエチレン/酢酸ビニル共重合体を用い
たなら、(4)成分もエチレン/酢酸ビニル共重合体を
用いた方がシートの層間接着性が優れる。
【0019】(1)成分と(3)成分は同一種類のポリ
エチレンであるので、その密度、MFR等が異なっても
層間接着性には影響しない。
エチレンであるので、その密度、MFR等が異なっても
層間接着性には影響しない。
【0020】本発明の多層止水シートの厚みは特に限定
するものではないが、0.8〜3mmが好ましい。厚み
が0.8mm未満では止水シートの破壊荷重が小さくな
る傾向が見られ、厚みが3mmを超えるとコストアップ
となり、また重くなるためシート施工時の作業性が悪く
なる。多層止水シートを構成する中間層の厚みは特に限
定するものではなく、(2)および(4)成分として用
いる熱可塑性樹脂の種類に応じ、本発明の多層シートの
破壊荷重が30kgf/cm以上となるように適宜選択
される。
するものではないが、0.8〜3mmが好ましい。厚み
が0.8mm未満では止水シートの破壊荷重が小さくな
る傾向が見られ、厚みが3mmを超えるとコストアップ
となり、また重くなるためシート施工時の作業性が悪く
なる。多層止水シートを構成する中間層の厚みは特に限
定するものではなく、(2)および(4)成分として用
いる熱可塑性樹脂の種類に応じ、本発明の多層シートの
破壊荷重が30kgf/cm以上となるように適宜選択
される。
【0021】本発明のポリエチレン(1)、(3)並び
に熱可塑性樹脂(2)、(4)には、本発明の効果を損
なわない程度の範囲内で、必要に応じ酸化防止剤、帯電
防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、無機・有機充填剤、造核剤、透明化剤、着色
剤、有機過酸化物、触媒中和剤、可塑剤等の一般に熱可
塑性プラスチックに用いられる添加剤を使用しても良
い。このうち、止水シートの耐候性を強化する目的で紫
外線吸収剤、光安定剤、カーボンブラック等を各層に添
加することが好ましい。紫外線吸収剤および光安定剤と
しては、例えばサリシレート系、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、ヒンダー
ドアミン系、有機ニッケル系等が挙げられる。
に熱可塑性樹脂(2)、(4)には、本発明の効果を損
なわない程度の範囲内で、必要に応じ酸化防止剤、帯電
防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、無機・有機充填剤、造核剤、透明化剤、着色
剤、有機過酸化物、触媒中和剤、可塑剤等の一般に熱可
塑性プラスチックに用いられる添加剤を使用しても良
い。このうち、止水シートの耐候性を強化する目的で紫
外線吸収剤、光安定剤、カーボンブラック等を各層に添
加することが好ましい。紫外線吸収剤および光安定剤と
しては、例えばサリシレート系、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、ヒンダー
ドアミン系、有機ニッケル系等が挙げられる。
【0022】本発明の多層止水シートは破壊荷重が30
kgf/cm以上である。30kgf/cm未満では地
面突起物や人間の力によって施工時にシートが破壊され
たり、施工後のシート上に投入される産業廃棄物や水の
重みでシートが破壊されるため実用に供し得ない。
kgf/cm以上である。30kgf/cm未満では地
面突起物や人間の力によって施工時にシートが破壊され
たり、施工後のシート上に投入される産業廃棄物や水の
重みでシートが破壊されるため実用に供し得ない。
【0023】本発明の多層止水シートを製造する方法は
特に限定するものではないが、中間層および外層を形成
する樹脂組成物(A)および(B)をそれぞれ別個の押
出し機に供給し、溶融混練後三層構造のダイに送り共押
出しシート成形する方法、予め外層シートを成形した後
中間層を形成する樹脂組成物を用いて両外層シートをサ
ンドイッチラミネートする方法、中間層と一方の外層と
の貼りあわせシートに外層を形成する樹脂組成物を押出
しラミネートする方法等が挙げられる。これらの方法の
うち、中間層および外層を形成する樹脂組成物を三層共
押出し成形する方法が生産性の点から最も好ましい。
特に限定するものではないが、中間層および外層を形成
する樹脂組成物(A)および(B)をそれぞれ別個の押
出し機に供給し、溶融混練後三層構造のダイに送り共押
出しシート成形する方法、予め外層シートを成形した後
中間層を形成する樹脂組成物を用いて両外層シートをサ
ンドイッチラミネートする方法、中間層と一方の外層と
の貼りあわせシートに外層を形成する樹脂組成物を押出
しラミネートする方法等が挙げられる。これらの方法の
うち、中間層および外層を形成する樹脂組成物を三層共
押出し成形する方法が生産性の点から最も好ましい。
【0024】本発明の両外層の更に外側および/または
外層と中間層の間に、本発明の効果を損なわない範囲
で、必要に応じポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ゴム、エラストマー等の樹脂層を設けてもよい。
外層と中間層の間に、本発明の効果を損なわない範囲
で、必要に応じポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ゴム、エラストマー等の樹脂層を設けてもよい。
【0025】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。実施例および比較例中の%は重量%を示す。また
実施例における物性は下記の方法により測定した。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。実施例および比較例中の%は重量%を示す。また
実施例における物性は下記の方法により測定した。
【0026】シート破壊荷重 JIS K7127に準じ、シートをJIS3号ダンベ
ルで打ち抜き、3号試験片を速度200mm/分で引張
り、シートが破断したときの引張荷重を測定した。30
kgf/cm以上であれば充分である。
ルで打ち抜き、3号試験片を速度200mm/分で引張
り、シートが破断したときの引張荷重を測定した。30
kgf/cm以上であれば充分である。
【0027】ねじり剛性率 JIS K6730に準じて測定した。
【0028】柔軟性(地面追随性) 図1に示す形状の木の上からシートを被せたときのシー
トの形状追随性を目視で観察し次のように評価した。 ○;形状追随性に優れる。 ×;形状追随性が悪い。
トの形状追随性を目視で観察し次のように評価した。 ○;形状追随性に優れる。 ×;形状追随性が悪い。
【0029】層間接着性 のシート引張試験時に中間層/両外層間の層間剥離が
あるかどうか目視で観察し次のように評価した。 ○;層間剥離しない。 △;やや層間剥離が見られる。 ×;層間剥離が著しい。
あるかどうか目視で観察し次のように評価した。 ○;層間剥離しない。 △;やや層間剥離が見られる。 ×;層間剥離が著しい。
【0030】実施例1〜3 成分(1)および成分(3)として密度が0.956g
/cm3、MFRが0.45g/10分のポリエチレン
を、成分(2)および成分(4)として密度が0.90
0g/cm3、MFRが2g/10分、ねじり剛性率が
200kgf/cm2のエチレン/1−ブテン共重合体
を表1の割合で配合し、更に中間層および両外層樹脂共
にカーボンブラックを2%添加し、二軸押出し機を用い
溶融混練し組成物ペレットを作製した。
/cm3、MFRが0.45g/10分のポリエチレン
を、成分(2)および成分(4)として密度が0.90
0g/cm3、MFRが2g/10分、ねじり剛性率が
200kgf/cm2のエチレン/1−ブテン共重合体
を表1の割合で配合し、更に中間層および両外層樹脂共
にカーボンブラックを2%添加し、二軸押出し機を用い
溶融混練し組成物ペレットを作製した。
【0031】この組成物ペレットを中間層用樹脂(A)
は50mm径、外層用樹脂(B)は65mm径の押出し
機に供給し、3層Tダイを通して中間層は220℃、両
外層は200℃の樹脂温度、加工速度1.5m/分、表
1の厚みで共押出しし多層シートを作製した。
は50mm径、外層用樹脂(B)は65mm径の押出し
機に供給し、3層Tダイを通して中間層は220℃、両
外層は200℃の樹脂温度、加工速度1.5m/分、表
1の厚みで共押出しし多層シートを作製した。
【0032】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示すが、このシートは破壊荷重、柔軟性および層間
接着性に優れ、止水シートとし良好な性質を備えてい
た。
1に示すが、このシートは破壊荷重、柔軟性および層間
接着性に優れ、止水シートとし良好な性質を備えてい
た。
【0033】実施例4 成分(1)および成分(3)として密度が0.953g
/cm3、MFRが1g/10分のポリエチレンを、成
分(2)および成分(4)としてMFRが3g/10
分、酢酸ビニル含量が10重量%、ねじり剛性率が25
0kgf/cm2のエチレン/酢酸ビニル共重合体を表
1の割合で配合し、更に中間層および両外層樹脂共にカ
ーボンブラックを2%添加し、二軸押出し機を用い溶融
混練し組成物ペレットを作製した。
/cm3、MFRが1g/10分のポリエチレンを、成
分(2)および成分(4)としてMFRが3g/10
分、酢酸ビニル含量が10重量%、ねじり剛性率が25
0kgf/cm2のエチレン/酢酸ビニル共重合体を表
1の割合で配合し、更に中間層および両外層樹脂共にカ
ーボンブラックを2%添加し、二軸押出し機を用い溶融
混練し組成物ペレットを作製した。
【0034】この組成物ペレットを用い実施例1と同一
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
【0035】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示すが、このシートは破壊荷重、柔軟性および層間
接着性に優れ、止水シートとし良好な性質を備えてい
た。
1に示すが、このシートは破壊荷重、柔軟性および層間
接着性に優れ、止水シートとし良好な性質を備えてい
た。
【0036】実施例5 成分(1)および成分(3)として密度が0.958g
/cm3、MFRが0.85g/10分のポリエチレン
を、成分(2)および成分(4)としてMFRが1.5
g/10分、エチルアクリレート含量が15重量%、ね
じり剛性率が180kgf/cm2のエチレン/エチル
アクリレート共重合体を表1の割合で配合し、更に中間
層および両外層樹脂共にカーボンブラックを2%添加
し、二軸押出し機を用い溶融混練し組成物ペレットを作
製した。
/cm3、MFRが0.85g/10分のポリエチレン
を、成分(2)および成分(4)としてMFRが1.5
g/10分、エチルアクリレート含量が15重量%、ね
じり剛性率が180kgf/cm2のエチレン/エチル
アクリレート共重合体を表1の割合で配合し、更に中間
層および両外層樹脂共にカーボンブラックを2%添加
し、二軸押出し機を用い溶融混練し組成物ペレットを作
製した。
【0037】この組成物ペレットを用い実施例1と同一
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
【0038】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示すが、このシートは破壊荷重、柔軟性および層間
接着性に優れ、止水シートとし良好な性質を備えてい
た。
1に示すが、このシートは破壊荷重、柔軟性および層間
接着性に優れ、止水シートとし良好な性質を備えてい
た。
【0039】実施例6 中間層用樹脂組成物(A)として実施例1で用いたポリ
エチレン79%、実施例4で用いたエチレン/酢酸ビニ
ル共重合体19%にカーボンブラック2%を添加、両外
層用樹脂組成物(B)として実施例2で用いたポリエチ
レン19%、実施例5で用いたエチレン/エチルアクリ
レート共重合体79%にカーボンブラック2%を添加
し、二軸押出し機を用い溶融混練し組成物ペレットを作
製した。
エチレン79%、実施例4で用いたエチレン/酢酸ビニ
ル共重合体19%にカーボンブラック2%を添加、両外
層用樹脂組成物(B)として実施例2で用いたポリエチ
レン19%、実施例5で用いたエチレン/エチルアクリ
レート共重合体79%にカーボンブラック2%を添加
し、二軸押出し機を用い溶融混練し組成物ペレットを作
製した。
【0040】この組成物ペレットを用い実施例1と同一
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
【0041】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示す。成分(2)と成分(4)に異なる種類の樹脂
を用いた本シートは、柔軟性および破壊荷重に優れるが
層間接着性にやや欠ける点がみられた。
1に示す。成分(2)と成分(4)に異なる種類の樹脂
を用いた本シートは、柔軟性および破壊荷重に優れるが
層間接着性にやや欠ける点がみられた。
【0042】実施例7 中間層用樹脂組成物として実施例1で用いたポリエチレ
ン79%、実施例4で用いたエチレン/酢酸ビニル共重
合体15%、密度が0.88g/cm3、MFRが3g
/10分、ねじり剛性率が10kgf/cm2のエチレ
ン/プロピレン共重合体(商標名;タフマーP028
0,三井石油化学工業(株)製)4%にカーボンブラッ
ク2%を添加、両外層用樹脂組成物として実施例5で用
いたポリエチレン19%、実施例5で用いたエチレン/
エチルアクリレート共重合体79%にカーボンブラック
2%を添加し、二軸押出し機を用い溶融混練し組成物ペ
レットを作製した。
ン79%、実施例4で用いたエチレン/酢酸ビニル共重
合体15%、密度が0.88g/cm3、MFRが3g
/10分、ねじり剛性率が10kgf/cm2のエチレ
ン/プロピレン共重合体(商標名;タフマーP028
0,三井石油化学工業(株)製)4%にカーボンブラッ
ク2%を添加、両外層用樹脂組成物として実施例5で用
いたポリエチレン19%、実施例5で用いたエチレン/
エチルアクリレート共重合体79%にカーボンブラック
2%を添加し、二軸押出し機を用い溶融混練し組成物ペ
レットを作製した。
【0043】この組成物ペレットを用い実施例1と同一
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
【0044】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示す。成分(2)と成分(4)に異なる種類の樹脂
を用いた本シートは、破壊荷重および柔軟性に優れる
が、やや層間接着性に欠ける点が見られた。
1に示す。成分(2)と成分(4)に異なる種類の樹脂
を用いた本シートは、破壊荷重および柔軟性に優れる
が、やや層間接着性に欠ける点が見られた。
【0045】比較例1 中間層用樹脂組成物(A)として実施例1で用いたポリ
エチレン98%にカーボンブラックを2%添加、両外層
用樹脂組成物(B)として実施例1で用いたエチレン/
1ーブテン共重合体98%にカーボンブラック2%を添
加し、二軸押出し機を用い溶融混練し組成物ペレットを
作製した。
エチレン98%にカーボンブラックを2%添加、両外層
用樹脂組成物(B)として実施例1で用いたエチレン/
1ーブテン共重合体98%にカーボンブラック2%を添
加し、二軸押出し機を用い溶融混練し組成物ペレットを
作製した。
【0046】この組成物ペレットを用い実施例1と同一
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
【0047】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示す。組成物(A)が(1)成分のみ、組成物
(B)が(4)成分のみから成る本シートは、柔軟性に
優れるものの層間接着性に欠け、その結果破断荷重も小
さかった。
1に示す。組成物(A)が(1)成分のみ、組成物
(B)が(4)成分のみから成る本シートは、柔軟性に
優れるものの層間接着性に欠け、その結果破断荷重も小
さかった。
【0048】比較例2 実施例1で使用したポリエチレン98%にカーボンブラ
ックを2%添加し、実施例1と同様に組成物ペレットを
作製した。Tダイを備えた90mm径のキャスト成形機
により、樹脂温度220℃、加工速度1.5m/分で厚
み1.5mmの単層シートを作製した。
ックを2%添加し、実施例1と同様に組成物ペレットを
作製した。Tダイを備えた90mm径のキャスト成形機
により、樹脂温度220℃、加工速度1.5m/分で厚
み1.5mmの単層シートを作製した。
【0049】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示すが、このポリエチレン単層シートは破壊荷重は
充分であるが柔軟性に乏しかった。
1に示すが、このポリエチレン単層シートは破壊荷重は
充分であるが柔軟性に乏しかった。
【0050】比較例3 成分(1)および成分(3)として実施例1で使用した
ポリエチレンを、成分(2)および成分(4)としてM
FRが1.6g/10分、密度が0.920g/10
分、ねじり剛性率が500kgf/cm2の低密度ポリ
エチレンを表1の割合で配合し、更に中間層および両外
層樹脂共にカーボンブラックを2%添加し、二軸押出し
機を用い溶融混練し組成物ペレットを作製した。
ポリエチレンを、成分(2)および成分(4)としてM
FRが1.6g/10分、密度が0.920g/10
分、ねじり剛性率が500kgf/cm2の低密度ポリ
エチレンを表1の割合で配合し、更に中間層および両外
層樹脂共にカーボンブラックを2%添加し、二軸押出し
機を用い溶融混練し組成物ペレットを作製した。
【0051】この組成物ペレットを用い実施例1と同一
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
【0052】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示す。成分(2)および成分(4)にねじり剛性率
が400kgf/cm2を超える熱可塑性樹脂を用いた
本シートは、破壊荷重は充分であるが柔軟性に乏しかっ
た。
1に示す。成分(2)および成分(4)にねじり剛性率
が400kgf/cm2を超える熱可塑性樹脂を用いた
本シートは、破壊荷重は充分であるが柔軟性に乏しかっ
た。
【0053】比較例4 成分(1)および成分(3)として実施例1で使用した
ポリエチレンを、成分(2)および成分(4)として実
施例1で使用したエチレン/1−ブテン共重合体を表1
の割合で配合し、更に中間層および両外層樹脂共にカー
ボンブラックを2%添加し、二軸押出し機を用い溶融混
練し組成物ペレットを作製した。
ポリエチレンを、成分(2)および成分(4)として実
施例1で使用したエチレン/1−ブテン共重合体を表1
の割合で配合し、更に中間層および両外層樹脂共にカー
ボンブラックを2%添加し、二軸押出し機を用い溶融混
練し組成物ペレットを作製した。
【0054】この組成物ペレットを用い実施例1と同一
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
【0055】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示す。組成物(B)中の成分(4)が70重量%未
満のこのシートは破壊荷重は充分であるが柔軟性に乏し
かった。
1に示す。組成物(B)中の成分(4)が70重量%未
満のこのシートは破壊荷重は充分であるが柔軟性に乏し
かった。
【0056】比較例5 成分(1)および成分(3)として実施例4で使用した
ポリエチレンを、成分(2)および成分(4)として実
施例4で使用したエチレン/酢酸ビニル共重合体を表1
の割合で配合し、更に中間層および両外層樹脂共にカー
ボンブラックを2%添加し、二軸押出し機を用い溶融混
練し組成物ペレットを作製した。
ポリエチレンを、成分(2)および成分(4)として実
施例4で使用したエチレン/酢酸ビニル共重合体を表1
の割合で配合し、更に中間層および両外層樹脂共にカー
ボンブラックを2%添加し、二軸押出し機を用い溶融混
練し組成物ペレットを作製した。
【0057】この組成物ペレットを用い実施例1と同一
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
条件で、表1の厚みで共押出しし多層シートを作製し
た。
【0058】このシートの各種物性を測定した結果を表
1に示す。このシートは柔軟性に優れるものの破壊荷重
が不足していた。
1に示す。このシートは柔軟性に優れるものの破壊荷重
が不足していた。
【0059】実施例9(現場施工試験) 実施例4と比較例5のシートを用い現場施工試験を行っ
た。緩やかな斜面に沿ってシートを置きシート端部を重
ねあわせシートの上からローラで圧着しつつ熱風ガンで
350℃以上の熱風を吹きつけシート同志を熱融着し
た。この作業中に比較例5のシートは地面突起物に当た
った箇所で破損が見られた。一方実施例4のシートは施
工時のシートの破損は見られなかった。
た。緩やかな斜面に沿ってシートを置きシート端部を重
ねあわせシートの上からローラで圧着しつつ熱風ガンで
350℃以上の熱風を吹きつけシート同志を熱融着し
た。この作業中に比較例5のシートは地面突起物に当た
った箇所で破損が見られた。一方実施例4のシートは施
工時のシートの破損は見られなかった。
【0060】
【表1】
【0061】
【発明の効果】本発明の多層シートは耐候性、耐薬品
性、耐熱性、耐寒性、破壊荷重、シール性、柔軟性、耐
久性、施工時の作業性に優れ、治水・河岸工事、貯水
池、プール、廃棄物埋立処理場等の止水の目的に用いら
れる止水シートとして好適に利用される。
性、耐熱性、耐寒性、破壊荷重、シール性、柔軟性、耐
久性、施工時の作業性に優れ、治水・河岸工事、貯水
池、プール、廃棄物埋立処理場等の止水の目的に用いら
れる止水シートとして好適に利用される。
【図1】本発明の実施例および比較例において柔軟性を
測定するために用いた柔軟性試験器具の斜視図である。
測定するために用いた柔軟性試験器具の斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】中間層と両外層から成る3層構成の多層シ
ートであり、中間層が密度0.940〜0.965g/
cm3のポリエチレン(1)90重量%以下とねじり剛
性率(JIS K6730)400kgf/cm2以下
の熱可塑性樹脂(2)10重量%以上とを配合した組成
物(A)からなり、両外層が密度0.940〜0.96
5g/cm3のポリエチレン(3)10〜30重量%と
ねじり剛性率(JIS K6730)400kgf/c
m2以下の熱可塑性樹脂(4)70〜90重量%とを配
合した組成物(B)からなり、30kgf/cm以上の
シート破壊荷重を有する土木用止水シート。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂(2)と熱可塑性樹脂(4)
が同一種類の樹脂である請求項1に記載の土木用止水シ
ート。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂(2)および熱可塑性樹脂
(4)がエチレン系共重合体である請求項1又は2に記
載の土木用止水シート。 - 【請求項4】エチレン系共重合体が密度0.850〜
0.905g/cm3、差動走査熱量測定で示される最
大ピーク温度(Tm)が100℃以上のエチレンと他の
1種以上のα−オレフィンとの共重合体である請求項3
に記載の土木用止水シート。 - 【請求項5】組成物(A)と組成物(B)とを、組成物
(A)を中間層、組成物(B)を両外層として3層共押
出しすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の土木用止水シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15870193A JP3286862B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 土木用止水シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15870193A JP3286862B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 土木用止水シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079639A true JPH079639A (ja) | 1995-01-13 |
| JP3286862B2 JP3286862B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=15677476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15870193A Expired - Fee Related JP3286862B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 土木用止水シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3286862B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15870193A patent/JP3286862B2/ja not_active Expired - Fee Related
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