JPH0796832B2 - 床構造 - Google Patents

床構造

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JPH0796832B2
JPH0796832B2 JP62284827A JP28482787A JPH0796832B2 JP H0796832 B2 JPH0796832 B2 JP H0796832B2 JP 62284827 A JP62284827 A JP 62284827A JP 28482787 A JP28482787 A JP 28482787A JP H0796832 B2 JPH0796832 B2 JP H0796832B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、床構造に関し、特に床下の配線や配管を容易
にした床構造に関するものである。
発明の技術的背景ならびにその問題点 コンクリートの集合住宅等では、床下の断熱性、防湿性
ないし遮音性を図るため、床下地材として断熱板を施工
した床構造が数多く用いられている。このような床構造
を第10図に基づき説明する。
第10図に示す床構造は、いわゆる洋間用の床構造であ
る。このような床構造では、コンクリート床1の表面
に、不陸調整部としてのモルタル団子2が適当な間隔で
配置されている。このモルタル団子2の上には床下地材
としての断熱板3が敷設されている。水道管やガス管等
の住宅設備用各種配管4や図示しない電気配線は、コン
クリート床1上に配置され、これら配管4が配置される
断熱板3下部の切欠き5は作業現場で設けられる。
断熱板3の表面には床板6が敷設されている。この床板
6を固定するために、前記断熱板3内部に設けられた木
製の木ネダ7に釘8等が打ち込まれている。このように
して固定された床板6の表面には、カーペット等の床仕
上材9が敷設されている。
しかしながら、このような従来例に係る床構造にあって
は、住宅設備用各種配管や電気配線が床下地材としての
断熱板3下部に設けられているため、床の構築後に、こ
れら配管もしくは配線の経路を変更することは困難であ
った。
特に近年の家電設備及び器具の高度化ないし多様化によ
り、床構築後に、電気関連の配線ないし配管(コンジッ
ト配管等)の変更の要求が高まってきているが、従来の
床構造にあっては、床構築を最初からやり直さないと、
配線ないし配管変更ができないという不都合を有してい
た。
また、床下の配線変更が比較的容易に行い得る床構造と
して、いわゆるアクセスフロアーが知られているが、こ
のような床を構築するためには、多大の労力と高価な部
材とを必要とするため、一般住宅用の床構造として適用
することは不適当であった。
さらに、近年では、一般住宅用マンションを事務所とし
て使用する場合も多いが、このような場合には、各種OA
機器を数多く使用することから、床下の配線ないし配管
等を簡便に変更したい要求が非常に高まっている。
発明の目的 本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、床
下の配線ないし配管の径路を素人でも簡便に変更するこ
とができると共に、構築価格が安価な断熱床構造を提供
することを目的としている。
発明の概要 このような目的を達成するために、本発明に係る床構造
は、表面に縦方向と横方向と斜め方向とに配線ないし配
管可能な凹部が形成された発泡プラスチック製床下地材
上に、相互に連結手段で連結し、かつ取り外し自在の複
数の床板が上記凹部の開口部を閉塞するように設けられ
ていることを特徴としている。
このような本発明に係る床構造にあっては、床の構築後
であっても、床板を簡便に取り外せると共に、この床板
を取り外して露呈する床下地材の表面に形成された凹部
に沿って配線もしくは配管の径路を簡単に変更できる。
したがって、本発明にあっては、床下地材を取り外すこ
となく、素人でも簡便に配線ないし配管の径路を変更で
きる。また、床下地材が発泡プラスチック製であるため
断熱効果に優れている。
しかも、このような床構造にあっては、従来に比較して
も高価な部材や煩雑な工法を必要としてないことから、
その構築価格が安価である。また、各部材が軽量である
ため、敷設作業が容易である。
さらに、本発明の床構造では、凹部が形成された発泡プ
ラスチック製床下地材上に、相互に連結手段で連結した
床材が凹部の開口部を閉塞するように設けられているの
で、たとえ床板の継ぎ目が開口部上に位置することとな
っても、重量のある機器を置いたり、歩行することによ
り床が陥没することがない。
発明の具体的説明 以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係る床構造の要部断面図、
第2図は第1図に示す断熱板の平面図、第3図は同断熱
板の正面図、第4図(A)〜(C)は同断熱板に形成す
る凹部の変形例を示す要部断面図、第5図は本発明のそ
の他の実施例で用いる断熱板の一部省略正面図、第6〜
9図はそれぞれ本発明のその他の実施例に係る床構造の
要部断面図である。
第1図に示す実施例では、まず、コンクリート床1の上
に、不陸調整部としてのモルタル団子2が配置されてい
る。モルタル団子2は、モルタル材を団子状にしたもの
で、コンクリート床1の不陸を調整し、この上に敷設さ
れる床下地材10の水平を確保するためのものである。本
実施例では、モルタル団子2上に敷設された床下地材10
の裏面には、経済性等の観点から、適当な間隔で凸部17
と凹部18とが形成してあり、凸部17下部にモルタル団子
2が位置するようにしてある。
本発明の一実施例で用いられる床下地材10の表面には、
第2、3図に示すように、配線ないし配管用の凹部11
が、縦方向と横方向と斜め方向とに沿って形成してあ
る。各凹部11の幅及び深さは、住宅用各種小配管ないし
電気配線等が収容される十分な大きさであり、例えば20
mm×20mmであるが、これに限らない。また、各凹部11の
間隔は、複数の床下地材10の各辺を合わせるように敷設
した場合に、各凹部11が隣接する床下地材に形成した凹
部11に連続すると共に、全体的に略等間隔になるような
間隔に設定する。
特に、床下地材10には、全体長方形状のうちの隣接する
2辺に底部突縁12を設けると共に、他の隣接する2辺に
底部凹所13を設け、このような床下地材10を多数敷設す
る際に、一方の床下地材10を設けた底部突縁12が他方の
床下地材10に設けた底部凹所13内に入り込み、相互に密
接に結び付けるようにしてある。
このような床下地材10に形成された各凹部11、底部突縁
12、底部凹所13、凸部17、凹部18は、この床下地材10を
形成する際に一体に形成される。床下地材10の材質とし
ては、断熱材が好ましく、例えば型内成形発泡ポリスチ
レン、押圧発泡ポリスチレン等の発泡スチレン系、ポリ
塩化ビニル系等の発泡プラスチックが好ましい。
このような床下地材10は、第1図に示すように、モルタ
ル団子2上に敷設され、床下地材10の表面に形成された
凹部11を利用して、ガス管4aや電装用配管(コンジット
配管)4b等の小配管もしくは図示しない電気配線等が設
けられている。
この床下地材10の表面には、床下地材10の表面に形成さ
れた凹部11の開口部を閉塞するように床板14が敷設され
ている。床板14は、通常約12mm以上のベニア板、木毛セ
メント板、ケイ酸カルシウム板、ないしチップボード等
で構成され、各側端面の数箇所に連結用凹部15が形成し
てある。この連結用凹部15は、各床板の側端面を突合せ
る際に、隣接する床板の側端面に形成された連結用凹部
15と対向して空間を形成し、この空間に連結手段として
のやとい実16が嵌合するようになっている。このやとい
実16によって、床下地材10上に敷設される床板14相互が
取り外し自在に連結固定される。やとい実の材質として
は、床板の材質と同様なもので良い。
このように敷設される床板14の表面には、カーペット等
の床仕上材9が敷設されて、床構造が完成する。なお本
発明にいう取り外し自在の床板は、既述のごときものに
限定されず、後述のごとき畳やその他の取り外しが出来
る構造の床表面材、もしくは床表面材を敷設するための
中間材等を含むものを意味する。
このような本発明の一実施例に係る床構造にあっては、
床下の電気配線や各種配管径路の変更に要請が生じた場
合には、まず、床仕上材9をめくり上げ、やとい実16と
連結用凹部15との嵌合を解除することによって、各床板
14を簡単に取り外すことができる。床板14を取り外せ
ば、床下地材10の表面が露呈し、この表面に形成された
多数の縦横斜め方向の凹部11に沿って、電気配線や各種
設備配管の径路を簡単に変更することができる。その
後、床板14をやとい実16によって相互に連結固定しなが
ら床下地材10上に敷設し、床仕上材9を元に戻せば、床
下の配線ないし配管の変更が簡便に終了する。しかも、
このような床構造は、従来に比較しても高価な部材や煩
雑な工法を必要とせず、その構築価格が安価である。ま
た、各部材が軽量であるため、敷設作業が容易である。
さらに、このような床構造では、凹部11が形成された床
下地材10上に、相互に連結手段で連結し、床板14が凹部
11の開口部を閉塞するように設けられているので、たと
え床板の継ぎ目が開口部上に位置することとなっても、
重量のある機器を置いたり、歩行することにより凹部11
の上部の床が陥没することがない。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、床下地材10の表面に形成する凹部11の断面形状
は、第4図(A)に示す四角形状に限らず、同図(B)
に示す台形形状の凹部11aであっても良いし、同図
(C)に示す半円形状の凹部11bであっても良い。
また、第5図に示すように、床下地材10aの表面に円柱
ないしその他の形状の突起20を多数一体に形成し、各突
起20間に配線ないし配管用の凹部11cを形成するように
しても良い。なお、第5図中の突起20は、床下地材10の
表面全体に形成してあるが、図示上は一部省略してあ
る。
さらに、床板14相互を連結するための連結手段として
は、やとい実16に限らず、その他一般に用いられる連結
手段であっても良い。
さらにまた、前記床下地材10、10aの裏面に、従来実施
されている如き方眼状の切り込み又は溝を一体に形成し
ておいても良い。このような切り込み又は溝を設けてお
けば、床下地材10、10aの表面に形成された凹部に11、1
1a、11b、11cに入り込まない比較的大径の配管の配置位
置にあたる床下地材10、10aの裏面部分に現場加工にて
きわめて容易に直線状や直角状等の一連の下面へ開放し
た開所を設けることができ、所望の配管用空間を床下地
材10、10a下部でコンクリート床1上に形成することが
できる。しかも、その空間幅も任意に設定することがで
きるので都合が良い。なお、比較的大径の配管等は、床
構築後にその径路を変更することはきわめてまれなの
で、このように床下地材10、10aの下部に位置させても
問題はない。
また、第1図に示す実施例では、コンクリート床1上に
不陸調整部としてモルタル団子2が設けられているが、
もしコンクリート床1の表面の十分な水平が予め達成で
きていれば、このコンクリート床1の表面に接着層を設
け、この接着層を介して断熱板10、10aをコンクリート
床1に接着することも本発明の範囲である。接着層を構
成する接着材としては、エチレン−酢酸ビニル系ないし
酢酸ビニル系等の非溶剤型の接着剤及びエポキシ系の接
着剤等が用いられる。
さらにまた、本発明によれば、第6図に示すように、従
来用いられている一般形状の床下地材としての断熱板3
の表面上に、本発明の他の実施例に係る床下地材1bを敷
設するようにしても良い。この床下地材10bの敷設に際
しては、この床下地材10bと断熱板3とを接着剤等で接
着する。本実施例に用いられる床下地材10bの肉厚t
は、第1図に示す床下地材10の肉厚より薄くしてあり、
例えば30〜50mmの範囲である。
なお、床下地材10bの肉厚を薄くしたことに伴ない、凹
部11の溝幅及び溝深さを第1図に示す実施例のそれより
小さくしても良い。その場合には、凹部11には、ガス管
4aや電装用配管4b等の小配管が入らない虞れがあるが、
配線用電線が入れば十分である。本実施例に係る床下地
材10bにあっても、その表面に前述した実施例と同様な
凹部11が形成してあり、前述した実施例と同様な作用効
果を有する。
また、本発明によれば、第7図に示すように、前記床下
地材10b、床板14および床仕上材9を、アクセスフロア3
0上に敷設して床構造を構築しても良いし、第8図に示
すように、既存の床板6表面に敷設して床構造を構築し
ても良い。
さらにまた、上述した各実施例では、本発明を洋間用床
に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限
らず、第9図に示すように、いわゆる和室用床に適用す
ることも可能である。
第9図に示す実施例では、コンクリート床1の上に不陸
調整用の空練りモルタル2aが設けてあり、このモルタル
2a上に和室用の床下地材10cが敷設されている。和室用
の床下地材10cは洋間用の前記床下地材10、10a、10bと
同様の材質で構成され、底部の形状が多少異なるのみで
あり、その表面に同様な凹部11もしくは11a、11b、11c
が形成してある。
この床下地材10cの表面に、和室用の床材としてのワラ
畳21が取り外し自在に敷設される。
このような床構造にあっても、床材としてのワラ畳21を
取り外せば、床下地材10cの表面が露呈し、この表面に
形成された多数の縦横斜め方向の凹部11に沿って、電気
配線や各種設備配管の経路を簡単に変更することができ
る。その後、ワラ畳21を元に戻せば、床下の配線ないし
配管の変更が簡単に終了する。しかも、このような床構
造は、従来に比較しても高価な部材や煩雑な工法を必要
とせず、その構築価格が安価である。
発明の効果 以上説明してきたように、本発明の床構造は、表面に縦
方向と横方向と斜め方向とに配線ないし配管可能な凹部
が形成された発泡プラスチック製床下地材上に、相互に
連結手段で連結し、かつ取り外し自在の複数の床板が上
記凹部の開口部を閉塞するように設けられているので、
床下の配線ないし配管の径路を素人であっても簡便に変
更することができる。また、床下地材が発泡プラスチッ
ク製であるため断熱効果に優れている。
しかも、このような床構造は、従来に比較して高価な部
材や煩雑な工法を必要としていないため、構築価格が安
価である。また、各部材が軽量であるため、敷設作業が
容易である。さらに、このような床構造は、凹部が形成
された床下地材上に、相互に連結手段で連結し、床板が
凹部の開口部を閉塞するように設けられているので、た
とえ床板の継ぎ目が開口部上に位置することとなって
も、重量のある機器を置いたり、歩行することにより凹
部の上部の床が陥没することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る床構造の要部断面図、
第2図は第1図に示す断熱板の平面図、第3図は同断熱
板の正面図、第4図(A)〜(C)は同断熱板に形成す
る凹部の変形例を示す要部断面図、第5図は本発明のそ
の他の実施例で用いる断熱板の一部省略正面図、第6〜
9図はそれぞれ本発明のその他の実施例に係る床構造の
要部断面図、第10図は従来の床構造の要部断面図であ
る。 1…コンクリート床 2…モルタル団子 10、10a、10b、10c…床下地材 11、11a、11b、11c…凹部 14…床板 16…やとい実

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に縦方向と横方向と斜め方向とに配線
    ないし配管可能な凹部が形成された発泡プラスチック製
    床下地材上に、相互に連結手段で連結し、かつ取り外し
    自在の複数の床板が上記凹部の開口部を閉塞するように
    設けられていることを特徴とする床構造。
  2. 【請求項2】前記床下地材は、コンクリート床の表面に
    形成された不陸調整部または接着層上に敷設されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の床構
    造。
  3. 【請求項3】前記不陸調整部は、コンクリート床上に配
    置されたモルタル団子であることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項に記載の床構造。
  4. 【請求項4】前記床下地材は、一般形状の床下地材上に
    敷設されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の床構造。
  5. 【請求項5】前記床下地材は、既存の床板表面に敷設さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の床構造。
  6. 【請求項6】前記連結手段は、やとい実であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項から第5項のいずれかに
    記載の床構造。
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JP62-158620 1987-06-27
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